IBM テクノロジー : IBM SNA ネットワーキング

APPN とは

2002 年 6 月 1 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2005 年 9 月 9 日) | フィードバック

目次


図 6

概要

Advanced Peer-to-Peer Networking(APPN;拡張分散ネットワーク機能)とは、第 2 世代の SNA です。これは次の要件を満たすために IBM によって開発されました。

  • SNA トラフィックをネイティブに、かつほかのプロトコルと同時にフローさせることができる効果的なルーティング プロトコルを提供する

  • メインフレームの介入なしで、エンド ユーザ間にセッションを確立できるようにする

  • リソースおよびパスを予測する過度な要件を減少させる

  • サービス クラスを維持し、SNA トラフィック内でプライオリティを設定する

  • レガシーおよび APPN トラフィックの両方をサポートする環境を提供する

APPN の定義

  • APPN は、リソースおよびルートを動的に検出および定義することにより、ピアツーピア ネットワーキングを提供します。メインフレームの介入なしで、ネットワーク内の 2 つの論理ユニット間にセッションを確立できます。

  • ディレクトリ サービスは分散されているため、ネットワーク ノードはそのサービスを使用するリソースを記憶するだけですみます。ただし、Virtual Telecommunications Access Method(VTAM)では、ディレクトリ サービスが集中化される可能性があります。

  • 各 APPN ルータは、すべてのネットワーク ノード(ルータ)およびリンクを含むネットワーク トポロジ全体のマップを保持します。これによって、各ルータは、サービス クラスに基づいて、任意の時にネットワークを通じて最適なパスを選択できます。トポロジは、ネットワークの変更が発生するたびに更新されます。

  • Class of service(COS;サービス クラス)は、レガシー SNA から移植および改善されました。APPN で、実際上 COS は、レガシー SNA の場合のように front-end processor(FEP;フロントエンド プロセッサ)間だけではなく、ネットワーク内のエンド ノードまで拡張されます。また、COS は、回線速度、コスト、およびその他の特性を明示的に定義することにより、より詳細なレベルで定義できるようになりました。

APPN 用語

図 7

  • Transmission Group(TG;トランスミッション グループ)は、APPN 用語で、レガシー SNA の場合と同様に、2 つの隣接ノードを接続する回線のセットを示します。相違点は、現在の APPN アーキテクチャが TG を単一のリンクに制限しているのに対して、今後はマルチリンク TG の実装が予想されていることです。トポロジ データベースには、ネットワーク ノードとトランスミッション グループ(ネットワーク ノードを接続するリンク)が含まれます。

  • 従属型 LU とは、タイプ 0、1、2、3 などのレガシー Logical Unit(LU;論理ユニット)です。従属型 LU には、VTAM の介入なしでセッションを開始する機能と、ピアツーピア セッションの開始に積極的に参加する機能が欠けています。

  • PU 2.1 は、ピアツーピア処理用の物理ユニット タイプです。

  • control point(CP;制御点)とは、APPN ノードのメイン コンポーネントです。制御点は、APPN ノードの管理を行います。これは隣接ノードへのリンクをアクティブにし、ほかのノードとの CP-CP セッションをアクティブにし、ネットワーク リソースを検出し、トポロジ情報を収集して、ほかのノードと交換します。

APPN ノードのタイプ

図 8:

図 8

  • Network Node(NN;ネットワーク ノード)とは、APPN ネットワークのルータです。その他のリソースは、セッションのアクティベーションとリソースの検出が要求されたときに、NN に移動します。

  • End Node(EN;エンド ノード)は、ネットワーク ノード サーバを通じてネットワークにアクセスするアプリケーション ホストと見なすことができます。EN には、ネットワーク トポロジ、保守、およびルーティングなどの機能を除き、APPN 機能のサブセットが含まれます。

  • Low Entry Node(LEN)とは、IBM が AS/400 および S/36 用に定義したオリジナル ピア ノードです。これは、VTAM の介入によって、2 つのノード間の通信を可能にしました。残念ながら、即時ルーティングに対応していなかったため、リレー アプリケーションまたは直接接続が必要でした。APPN ノードは、追加の機能を提供するために LEN ノードに追加される拡張です。LEN ノードは、NN サーバを通じて APPN ネットワークにアクセスできますが、リソースを事前に定義する必要があります。

  • 複合ネットワーク ノードは、VTAM および Network Control Program(NCP;ネットワーク制御プログラム)で実装される APPN 機能を記述するために開発されました。VTAM はスタンドアロン NN にすることができますが、NCP ではできません。したがって、互いに連係して、単一の NN にすることができます。

  • Branch Network Node(BrNN)は、アップストリーム NN からはエンド ノード(EN)と見なされますが、ダウンストリーム EN および LEN ノードに NN サービスを提供します。この BrNN のサポートは、一般に Branch Extender(BX)とも呼ばれます。BX 機能は、ネットワーク内の APPN NN と SNA アプリケーション ホスト間の APPN トポロジおよび APPN ブロードキャスト サーチ フローをなくし、APPN ネットワークをよりスケーラブルにします。シスコの現在の APPN 実装、SNASwitch は、12.1 からレガシー APPN 実装に取って代わり、Branch Extender を使用しています。

ネットワーク接続

図 9:

図 9

接続の前にすべてを定義しなくても、EN は NN に接続でき、2 つの NN は動的に接続できます。このプロセスには、3 つのステップがあります。

  1. 物理接続が確立されると、2 つのノードは Exchange ID vector(XID)タイプ 3 を使用して、名前、ノード タイプ、ペーシングのサポートなどの基本情報を交換します。

  2. この交換の後で、2 つのノードの制御点間に、パラレル LU 6.2 セッションを確立できます。これは EN と NN サーバ間では必須で、NN 間ではオプションです。このセッションは、いったん確立されると、ノード間のトポロジ更新などの制御情報を送信するために使用されます。

  3. CP-CP セッションが確立されると、トポロジはネットワーク インターフェイスを越えてフローします。ネットワークの変更が発生するたびに、更新は継続的にフローします。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 12235