スイッチ : Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ

Catalyst 4500 シリーズ スイッチのハイ アベイラビリティおよび冗長性

2008 年 4 月 23 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2009 年 10 月 19 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
スーパーバイザの冗長性
      スタンバイへのスイッチオーバーの原因
      Route Processor Redundancy
      Stateful Switchover
      スタンバイ側スーパーバイザへのアクセス
スーパーバイザ アップリンクの冗長性
      スーパーバイザ II-Plus またはスーパーバイザ IV
      スーパーバイザ V
      スーパーバイザ II Plus 10GE またはスーパーバイザ V 10GE
      FAQ
      冗長スーパーバイザ シャーシ内のアクティブ側スーパーバイザを取り外す場合の一般的な考慮事項
電源モジュールの冗長性
      設定
      確認
HSRP
ポート チャネル
要約
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントでは、Catalyst 4500 シリーズ スイッチで使用できるハイ アベイラビリティ機能および冗長性機能に関する情報を提供します。 このドキュメントでは特に、リダンダント モードのスーパーバイザ II+、IV、V の各モジュールが搭載された Catalyst 4507R および Catalyst 4510R を取り上げます。 一部のセクションはすべての 4500 シャーシ(4503、4506、4507R、および 4510R)に適用され、その旨が注記されています。

今日、ハイ アベイラビリティは大部分のネットワークにとって重大な要件です。 ネットワーク内で最大の生産性を実現するには、スイッチのダウンタイムを最小限にする必要があります。 この目標を達成するために、Catalyst 4500 シリーズ スイッチには数多くの機能が用意されています。

Catalyst 4500 シリーズ スイッチのハイ アベイラビリティおよび冗長性は、次の機能によって達成されます。

  • スーパーバイザの冗長性:Route Processor Redundancy(RPR)および Stateful Switchover(SSO)

  • スーパーバイザ アップリンクの冗長性

  • 電源モジュールの冗長性

  • Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイ ルータ プロトコル)

  • ポート チャネル

このドキュメントでは、これらの各機能について、このプラットフォームに固有の詳細情報を取り上げています。 このドキュメントでは、これらの機能を説明するシナリオまたは設定の例も提供しています。

前提条件

要件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

  • 2 つのスーパーバイザ IV モジュールを搭載した Catalyst 4507R

  • RPR 設定用の Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 12.1(13)EW

  • SSO 設定用の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(31)SG

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

スーパーバイザの冗長性

Catalyst 4500 シリーズ スイッチは、4507R シャーシおよび 4510R シャーシでのみ冗長スーパーバイザ エンジンをサポートします。 冗長性は、初期のスーパーバイザ モジュール(スーパーバイザ I/II/III)ではサポートされません。 2 つのスーパーバイザは、スロット 1 および 2 にのみ挿入される必要があります。

シャーシ サポートされる冗長スーパーバイザ エンジン

Catalyst 4507R(WS-C4507R)

  • スーパーバイザ エンジン II-Plus(WS-X4013+)

  • スーパーバイザ エンジン II-Plus-10GE(WS-X4013+10GE)

  • スーパーバイザ エンジン IV(WS-X4515)

  • スーパーバイザ エンジン V(WS-X4516)

  • スーパーバイザ エンジン V-10GE(WS-X4516-10GE)

Catalyst 4510R(WS-C4510R)

  • スーパーバイザ エンジン V(WS-X4516)

  • スーパーバイザ エンジン V-10GE(WS-X4516-10GE)


Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、アクティブ側スーパーバイザ エンジンに障害が発生した場合、冗長スーパーバイザ エンジンで機能を引き継ぐことが可能です。 ソフトウェアでは、冗長スーパーバイザ エンジンを RPR または SSO 動作モードで実行することで、スーパーバイザ エンジンの冗長性が有効になります。

RPR と SSO のリダンダント モードでは、シャーシ内のどちらのスーパーバイザ エンジンも同じモデルであり、同じ Cisco IOS ソフトウェア イメージを使用する必要があります。

スーパーバイザ エンジンの冗長性が有効になっていると、アクティブ側スーパーバイザ エンジンに障害が発生したり、手動のスイッチオーバーが実行された場合に、冗長スーパーバイザ エンジンがアクティブ側スーパーバイザ エンジンになります。 冗長スーパーバイザ エンジンは、アクティブ側スーパーバイザ エンジンのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを使用して、自動的に初期化されます。 これにより、構成によっては RPR モードでスイッチオーバー時間が 30 秒以上短縮され、SSO モードでは 1 秒未満のスイッチオーバーが可能になります。

スイッチオーバー時間の短縮に加え、スーパーバイザ エンジンの冗長性では次のものがサポートされます。

  • 冗長スーパーバイザ エンジンの Online Insertion and Removal(OIR; ホットスワップ)。

    スーパーバイザ エンジンの冗長性により、メンテナンスのために冗長スーパーバイザ エンジンの OIR が可能になります。 冗長スーパーバイザ エンジンが挿入されると、アクティブ側スーパーバイザ エンジンによってそれが検出されます。 冗長スーパーバイザ エンジンがブートすると、RPR モードでは部分的に初期化された状態になり、SSO モードでは完全に初期化された状態になります。

  • ソフトウェア アップグレード

    冗長スーパーバイザ エンジンに新しいイメージをロードし、スイッチオーバーを実行します。 これによって、スーパーバイザ エンジンでのソフトウェア変更中のダウンタイムが最小化されます。

スイッチに初めて電源が供給されると、最初にブートするスーパーバイザ エンジンがアクティブ側スーパーバイザ エンジンとなり、スイッチオーバーが発生するまでアクティブのままとなります。

スタンバイへのスイッチオーバーの原因

アクティブ側スーパーバイザとスタンバイ側スーパーバイザの間でフェールオーバーをトリガーする可能性がある潜在的な原因には、次のものが存在します。

  • 管理要求によるアクティブ側スーパーバイザのリロード(reload コマンドの発行)

  • アクティブ側スーパーバイザのソフトウェア/ハードウェア強制クラッシュ

  • アクティブ側スーパーバイザの取り外し(OIR)

  • アクティブ側スーパーバイザとスタンバイ側スーパーバイザの間で維持されているキープアライブに対して、アクティブ側スーパーバイザが応答しない

  • 同期プロセス中にアクティブ側でハードウェア診断の障害が検出される(Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(13)EW 以降)

reload コマンドでは、アクティブ側スーパーバイザのみがリロードされます。 このため、スタンバイ側スーパーバイザが存在する場合、スタンバイ側スーパーバイザへのスイッチオーバーが発生します。 この動作は、reload コマンドによって全システムのリセットが発生する、現在の Catalyst 6500 統合 Cisco IOS の動作とは異なります。

Route Processor Redundancy

Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(12c)EW 以降では、RPR がサポートされています。 このモードでは、1 つのスーパーバイザがアクティブになります。 もう 1 つのスーパーバイザはスタンバイ モードであり、スイッチの動作を引き継いで維持できるように、アクティブ側スーパーバイザに障害が発生するまで待機します。 2 番目のスーパーバイザはブートアップ シーケンス中に停止し、スタンバイ モードで保持されます。 そのため、このモードの間はコーンソールにアクセスできません。 2 番目のスーパーバイザは部分的に初期化された状態で起動し、アクティブ側スーパーバイザ エンジンの固定コンフィギュレーションと同期されます。

同期されるもの

アクティブ側スーパーバイザとスタンバイ側スーパーバイザの間では次のものが同期されます。

  • スタートアップ コンフィギュレーション(write memory コマンドの発行)

  • ブート変数

  • コンフィギュレーション レジスタ

  • カレンダー

  • VLAN データベース

スタンバイ ブートアップの一部として、アクティブ側スーパーバイザとスタンバイ側スーパーバイザによって Power On Self Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)ステータスが交換されます。 アクティブ側の POST が失敗したことがスタンバイ側によって検出されると、スタンバイ側が引き継ぎを行います。 スタンバイ側スーパーバイザの POST が失敗したことがアクティブ側スーパーバイザによって検出されると、スタンバイ側スーパーバイザの show module status コマンドの出力フィールドに表示されます(12.1(13)EW 以降)。

同期されないもの

アクティブ側スーパーバイザとスタンバイ側スーパーバイザの間では次のものが同期されません

  • 実行コンフィギュレーション

  • ルーティング テーブルおよび転送ショートカット

  • MAC アドレス テーブル

  • DHCP データベースなどのダイナミック プロトコル

スイッチオーバー中に発生する実際の動作

上述のいずれかの理由によってスタンバイ側が動作を引き継ぐと、そのスタンバイ側によって次の機能が実行されます。

  • ブーティング シーケンスの実行

  • 自己診断を実行できるようにするためのモジュールのリセット

  • 設定の解析

  • モジュールがオンラインになり、リンクが確立されるまで待機

  • ルーティング テーブル、MAC アドレス テーブル、および他のダイナミック プロトコルの構築

テーブルの構築中にパケットが転送されます。 一般的なスイッチオーバー時間は 1 分未満です。

設定

RPR リダンダント モードでは、スタンバイ側スーパーバイザが検出されると自動的に設定が有効になります。 追加設定は必要ありません。 Cisco では、次のデフォルト設定をお勧めしています。

Switch#show running-config 
Building configuration...

Current configuration : 5592 bytes
!
version 12.1


!--- 出力を省略。


!
redundancy
 mode rpr
 main-cpu
  auto-sync standard
!

冗長性の確認

これらのコマンドによって、Catalyst 4500 のスーパーバイザの冗長性が確認されます。

  • show module コマンドを使用すると、冗長構成のスーパーバイザ モジュールが存在するかどうか、およびそれがスタンバイ モードであるかどうかを確認できます。 この出力では、スロット 2 のスーパーバイザがアクティブであり、スロット 1 のスーパーバイザがスタンバイです。

    Switch#show module 
    
    Mod  Ports Card Type                              Model             Serial No.
    ----+-----+--------------------------------------+-----------------+-----------
     1      2  1000BaseX (GBIC) Supervisor(standby)   WS-X4515          JAB062604LE 
     2      2  1000BaseX (GBIC) Supervisor(active)    WS-X4515          JAB062408TV 
     3     48  10/100/1000BaseTX (RJ45)                WS-X4448-GB-RJ45  JAB053606AG 
     4     48  10/100BaseTX (RJ45)V                    WS-X4148-RJ45V    JAE060800BL 
    
     M MAC addresses                    Hw  Fw           Sw               Status
    --+--------------------------------+---+------------+----------------+---------
     1 0009.e845.6300 to 0009.e845.6301 0.5 12.1(13r)EW( 12.1(13)EW,      Ok       
     2 0009.e845.6302 to 0009.e845.6303 0.4 12.1(12r)EW( 12.1(13)EW, EARL Ok       
     3 0001.6443.dd20 to 0001.6443.dd4f 0.0                               Ok       
     4 0008.2138.d900 to 0008.2138.d92f 1.6                               Ok
    

    スタンバイ側スーパーバイザが ROM Monitor(ROMmon)の場合、この出力は次のように表示されます。

    Switch#show module
    
    Mod  Ports Card Type                              Model             Serial No.
    ----+-----+--------------------------------------+-----------------+-----------
     1         Standby Supervisor
     2      2  1000BaseX (GBIC) Supervisor(active)   WS-X4515          JAB062408TV 
     3     48  10/100/1000BaseTX (RJ45)               WS-X4448-GB-RJ45  JAB053606AG 
     4     48  10/100BaseTX (RJ45)V                   WS-X4148-RJ45V    JAE060800BL 
    
     M MAC addresses                    Hw  Fw           Sw               Status
    --+--------------------------------+---+------------+----------------+---------
     1 Unknown                        Unknown    Unknown        Other
     2 0009.e845.6302 to 0009.e845.6303 0.4 12.1(12r)EW( 12.1(13)EW, EARL Ok       
     3 0001.6443.dd20 to 0001.6443.dd4f 0.0                               Ok       
     4 0008.2138.d900 to 0008.2138.d92f 1.6
    
  • show redundancy state コマンドを使用すると、冗長スーパーバイザが正常なリダンダント モードであるかどうかを確認できます。

    Switch#show redundancy states 
           my state = 13 -ACTIVE 
         peer state = 4  -STANDBY COLD
    
    !--- RPR モードを示しています。
    
               Mode = Duplex
    
    !--- セカンダリが存在し、冗長状態であることを示しています。
    
               Unit = Primary
    
    !--- これは RPR モードであるため、常にプライマリです。
    
            Unit ID = 2
    
    !--- アクティブ側のスロット番号です。
    
    
    Redundancy Mode (Operational) = RPR
    
    !--- リダンダント モードを示しています。
    
    Redundancy Mode (Configured)  = RPR
         Split Mode = Disabled
       Manual Swact = Enabled
     Communications = Up
    
       client count = 4
     client_notification_TMR = 60000 milliseconds
              keep_alive TMR = 9000 milliseconds
            keep_alive count = 0 
        keep_alive threshold = 18 
               RF debug mask = 0x0
    

    ROMmon の状態であることやその他の原因のためにスタンバイ側モジュールが稼働していない場合、またはスタンバイ側モジュールが存在しない場合、この出力は次のように表示されます。

    Switch#show redundancy states
           my state = 13 -ACTIVE 
         peer state = 1  -DISABLED
    
    !--- スタンバイ側スーパーバイザが稼働していないか、存在しません。
    
               Mode = Simplex
    
    !--- 冗長ではありません。
    
               Unit = Primary
            Unit ID = 2
    
    Redundancy Mode (Operational) = RPR
    Redundancy Mode (Configured)  = RPR
         Split Mode = Disabled
       Manual Swact = Disabled  Reason: Simplex mode
     Communications = Down      Reason: Simplex mode
    
       client count = 4
     client_notification_TMR = 60000 milliseconds
              keep_alive TMR = 9000 milliseconds
            keep_alive count = 0 
        keep_alive threshold = 18 
               RF debug mask = 0x0
    

手動スイッチオーバー コマンド

これらのコマンドを使用して、手動スイッチオーバーまたはスーパーバイザの電源のオフ/オンを実行できます。

  • reload:スタンバイ側へのスイッチオーバーを実行するために、現在アクティブなスーパーバイザがリロードされます。

    Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11)EX または 12.1(13)E 以降が実行されている Catalyst 6500 では、reload コマンドによってシャーシ全体がリロードされます。

  • redundancy reload peer:スタンバイ側スーパーバイザがリロードされます。 このコマンドは、両方のスーパーバイザのアップグレードを実行するときに、ダウンタイムを最小限にするために使用されます。 新しい IOS を両方のスーパーバイザ ブートフラッシュにダウンロードし、ブート変数を変更して新しいイメージをロードします。 新しい IOS を使用して起動するように、このコマンドを使用してスタンバイ側をリロードします。 reload コマンドを発行すると、アクティブ側スーパーバイザをリロードするためにスタンバイ側へフェールオーバーします。 現在アクティブなスーパーバイザでは新しい IOS がロードされ、スタンバイ モードに戻ります。 どちらのスーパーバイザでも IOS の新しいリリースが実行されます。

  • redundancy reload shelf:シェルフ全体またはシャーシ全体がリロードされます。 統合 Cisco IOS が実行される Catalyst 6500 とは異なり、現在アクティブなスーパーバイザがブート プロセス後もアクティブのままであることは保証されません。

Stateful Switchover

SSO は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(20)EWA 以降でサポートされています。 冗長スーパーバイザ エンジンは、SSO モードで実行されている場合、完全に初期化された状態で起動し、アクティブ側スーパーバイザ エンジンの固定コンフィギュレーションと実行コンフィギュレーションに同期されます。 その後、プロトコル上での状態が維持され、SSO をサポートする機能のハードウェアおよびソフトウェアの状態におけるすべての変更が同期されます。 したがって、冗長スーパーバイザ エンジン設定でのレイヤ 2 セッションには中断が発生しません。

冗長スーパーバイザ エンジンでは、各リンクのハードウェア リンク状態が認識されるため、スイッチオーバー以前にアクティブであったポートはアクティブのままになります。 これにはアップリンク ポートが含まれます。 ただし、アップリンク ポートは物理的にスーパーバイザ エンジン上にあるため、スーパーバイザ エンジンが取り外されるとそれらの接続は解除されます。

アクティブ側スーパーバイザ エンジンに障害が発生すると、冗長スーパーバイザ エンジンがアクティブになります。 この新たにアクティブになったスーパーバイザ エンジンでは、トラフィックを引き続き転送するために存在するレイヤ 2 スイッチング情報が使用されます。 レイヤ 3 転送は、新たにアクティブになったスーパーバイザ エンジン内でルーティング テーブルに再度データが入力されるまで遅延します。

同期されるもの

SSO ではこれらのレイヤ 2 機能もサポートされます。 これらの機能の状態は、アクティブ側スーパーバイザ エンジンと冗長スーパーバイザ エンジンの間で保持されます。

  • 802.3

  • 802.3u

  • 802.3x(フロー制御)

  • 802.3ab(Gigabit Ethernet(GE; ギガビット イーサネット))

  • 802.3z(Coarse Wave Division Multiplexing(CWDM; 低密度波長分割多重)などの GE)

  • 802.3ad(Link Aggregation Control Protocol(LACP))

  • 802.1p(レイヤ 2 QoS)

  • 802.1q

  • 802.1X(認証)

  • 802.1D(Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル))

  • 802.3af(インライン パワー)

  • Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)

  • Virtual Terminal Protocol(VTP; 仮想端末プロトコル)

  • ダイナミック Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)検査

  • DHCP スヌーピング

  • IP ソース ガード

  • Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)のスヌーピング(バージョン 1 および 2)

  • Distributed Diagnostics and Service Network(DDSN)Transfer Protocol(DTP)(802.1q および Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク))

  • 多重スパニング ツリー(MST)

  • VLAN 別のスパニング ツリー(PVST+)

  • Rapid-PVST

  • PortFast/UplinkFast/BackboneFast

  • Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)のガードおよびフィルタリング

  • 音声 VLAN

  • ポート セキュリティ

  • ユニキャスト MAC フィルタリング

  • Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)(VLAN Access Control List(VACLS; VLAN アクセス コントロール リスト)、Port Access Control List(PACLS; ポート アクセス コントロール リスト)、Receive Access Control List(RACLS; 受信アクセス コントロール リスト))

  • QoS(Dynamic Buffer Limiting(DBL))

  • マルチキャスト ストーム制御/ブロードキャスト ストーム制御

同期されないもの

アクティブ側スーパーバイザとスタンバイ側スーパーバイザの間では次のものが同期されません。

  • Catalyst 4500 シリーズ スイッチでのすべてのレイヤ 3 プロトコル(スイッチ仮想インターフェイス)

Cisco NonStop Forwarding(NSF)は SSO で動作し、IP パケットを引き続き転送することによって、スーパーバイザ エンジンのスイッチオーバー後にレイヤ 3 ネットワークが使用できない時間を最小限にします。 レイヤ 3 ルーティング プロトコル(Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP; Enhanced IGRP)、Open Shortest Path First(OSPF)バージョン 2、および Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS))の再コンバージェンスは、ユーザに対して透過的に行われ、バックグラウンドで自動的に発生します。 ルーティング プロトコルは、隣接するデバイスからルーティング情報を回収し、Cisco Express Forwarding (CEF; シスコ エクスプレス フォワーディング)テーブルを再構築します。 詳細については、『SSO スーパーバイザ エンジンの冗長性を使用した NSF の設定』を参照してください。

SSO はここにリストされている機能と互換性があります。 ただし、これらの機能のプロトコル データベースは、冗長スーパーバイザ エンジンとアクティブ側スーパーバイザ エンジンとの間では同期されません。

  • レイヤ 2 プロトコル トンネリングを使用した 802.1Q トンネリング

  • ベビー ジャイアント

  • ジャンボ フレームのサポート

  • Cisco Discovery Protocol(CDP)

  • フラッド ブロッキング

  • UniDirectional Link Detection Protocol(UDLD; 単方向リンク検出プロトコル)

  • Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)/Remote Switch Port Analyzer (RSPAN; リモート スイッチド ポート アナライザ)

  • NetFlow

設定

SSO モードで冗長性を設定するには、次のコマンドを発行します。

Switch#configure terminal
Switch(config)#redundancy 
Switch(config-red)#mode sso

冗長性の確認

これらのコマンドによって、Catalyst 4500 シリーズ スイッチでのスーパーバイザの冗長性が確認されます。

  • show module:冗長スーパーバイザ モジュールが存在するかどうか、およびそれがスタンバイ モードであるかどうかが確認されます。

  • show redundancy:冗長ファシリティ情報が確認されます。

    Switch#show redundancy
    Redundant System Information :
    ------------------------------
           Available system uptime = 2 days, 2 hours, 39 minutes
    Switchovers system experienced = 0
                  Standby failures = 0
            Last switchover reason = none
    
                     Hardware Mode = Duplex
        Configured Redundancy Mode = Stateful Switchover
         Operating Redundancy Mode = Stateful Switchover
                  Maintenance Mode = Disabled
                    Communications = Up
    
    Current Processor Information :
    -------------------------------
                   Active Location = slot 1
            Current Software state = ACTIVE
           Uptime in current state = 2 days, 2 hours, 39 minutes
                     Image Version = Cisco Internetwork Operating System Software
    IOS (tm) Catalyst 4000 L3 Switch Software (cat4000-I5S-M), Version 12.2(20)EWA(3
    .92), CISCO INTERNAL USE ONLY ENHANCED PRODUCTION VERSION
    Copyright (c) 1986-2004 by cisco Systems, Inc.
    Compiled Wed 14-Jul-04 04:42 by esi
                              BOOT = bootflash:cat4000-i5s-mz.122_20_EWA_392,1
            Configuration register = 0x2002
    
    Peer Processor Information :
    ----------------------------
                  Standby Location = slot 2
            Current Software state = STANDBY HOT
           Uptime in current state = 2 days, 2 hours, 39 minutes
                     Image Version = Cisco Internetwork Operating System Software
    IOS (tm) Catalyst 4000 L3 Switch Software (cat4000-I5S-M), Version 12.2(20)EWA(3
    .92), CISCO INTERNAL USE ONLY ENHANCED PRODUCTION VERSION
    Copyright (c) 1986-2004 by cisco Systems, Inc.
    Compiled Wed 14-Jul-04 0
                              BOOT = bootflash:cat4000-i5s-mz.122_20_EWA_392,1
            Configuration register = 0x2002
    
  • show redundancy states:冗長スーパーバイザが正常なリダンダント モードであるかどうかを確認するために使用できます。

    Switch#show redundancy states
    my state = 13 -ACTIVE
         peer state = 8  -STANDBY HOT
               Mode = Duplex
               Unit = Primary
            Unit ID = 2
    Redundancy Mode (Operational) = Stateful Switchover
    Redundancy Mode (Configured)  = Stateful Switchover
         Split Mode = Disabled
       Manual Swact = Enabled
     Communications = Up
    
       client count = 21
     client_notification_TMR = 240000 milliseconds
              keep_alive TMR = 9000 milliseconds
            keep_alive count = 0
        keep_alive threshold = 18
               RF debug mask = 0x0
    

手動スイッチオーバー コマンド

手動スイッチオーバー コマンドを使用して、アクティブ側スーパーバイザから冗長スーパーバイザ エンジンへ手動スイッチオーバーを実行できます。

冗長スーパーバイザ エンジンの状態がスタンバイ ホットの場合にだけ、redundancy force-switchover コマンドによってスイッチオーバーが開始されます。 状態がスタンバイ ホットではない場合、コマンドによる処理は行われません。 スイッチオーバーを開始するには、reload コマンドではなく redundancy force-switchover コマンドを発行します。 redundancy force-switchover コマンドによって、冗長スーパーバイザ エンジンが正常な状態であることが最初に確認されます。 reload コマンドを発行して、ステータスがスタンバイ ホットではない場合、reload コマンドでは現在のスーパーバイザ エンジンがリセットされるだけです。

スタンバイ側スーパーバイザへのアクセス

4507R の Catalyst 4500 スーパーバイザ IV を使用すると、アクティブ側スーパーバイザがスタンバイ側スーパーバイザ デバイス上でアクティビティを実行できるようになります。 この表では、共通アクティビティの一部を説明します。

コマンド 説明

dir slavebootflash:

または

dir slaveslot0:

スタンバイ側の bootflash: デバイスまたは slot0 の内容を一覧表示するために使用されます。

delete slavebootflash:<filename >

または

delete slaveslot0:<filename>

スタンバイ側デバイスから特定のファイル名を削除するために使用されます。

squeeze slavebootlflash:

または

squeeze slaveslot0:

削除後にスペースを解放する機能を実行して、デバイス空間を回復するために使用されます。

format slavebootflash:

または

format slaveslot0:

スタンバイ側デバイスをフォーマットするために使用されます。

copy <source> slavebootflash:

または

copy <source> slaveslot0:

スタンバイ側デバイスにファイルをコピーするために使用されます。 コピー元デバイスは TFTP かアクティブ側スーパーバイザ デバイスです。


スタンバイ側スーパーバイザの電源投入診断にアクセスするには、show diagnostics power-on standby コマンドを発行します。

スーパーバイザ アップリンクの冗長性

Catalyst 4500 シリーズでは、スーパーバイザの冗長性が設定されている場合、特定のアップリンク ポートだけがアクティブであり、アップリンク接続に使用できます。 他のアップリンク ポートを設定しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

Cat4500(config)#interface GigabitEthernet1/2
% WARNING: Interface GigabitEthernet1/2 is usable/operational
% only when this is the only supervisor present.

アップリンクに使用可能なポートを確認するには、次のセクションを参照してください。

スーパーバイザ II-Plus またはスーパーバイザ IV

Catalyst 4500 スーパーバイザ II-Plus(WS-X4013+)またはスーパーバイザ IV(WS-X4515)には、スーパーバイザごとに 2 つの GE アップリンク インターフェイスが搭載されています。 この表では、スーパーバイザ スロット内の 2 つのスーパーバイザのさまざまな組み合わせによって、4507R シャーシにどのような冗長性がアップリンクによって提供されるのかを説明しています。

アップリンク インターフェイス スロット 1:スーパーバイザ II-Plus または IV

スロット 2:空
スロット 1:空

スロット 2:スーパーバイザ II-Plus または IV
スロット 1:スーパーバイザ II-Plus または IV

スロット 2:スーパーバイザ II-Plus または IV

GE 1/1

アクティブ

N/A

アクティブ

GE 1/2

アクティブ

N/A

非アクティブ

GE 2/1

N/A

アクティブ

アクティブ

GE 2/2

N/A

アクティブ

非アクティブ


インターフェイス 1/1 および 2/1 は、両方のスーパーバイザが存在し、リダンダント モードで動作している場合にアクティブです。

GE ポート 2/1 は、2 番目のスーパーバイザが ROMmon モードであっても、正常に動作します。 Cisco では、冗長性を実行できるように、スタンバイ側スーパーバイザを通常モードにすることをお勧めします。

冗長性を確保するには、シャーシ内のスーパーバイザ エンジンがどちらも同じモデルであり、同じ Cisco IOS ソフトウェア イメージを使用していることが必要になります。

スーパーバイザ V

Catalyst 4500 スーパーバイザ V(WS-X4516)には、スーパーバイザごとに 2 つの GE アップリンク インターフェイスが搭載されています。 この表では、スーパーバイザ スロット内の 2 つのスーパーバイザのさまざまな組み合わせによって、4507R または 4510R シャーシにどのような冗長性がアップリンクによって提供されるのかを説明しています。

アップリンク インターフェイス スロット 1:スーパーバイザ V

スロット 2:空
スロット 1:空

スロット 2:スーパーバイザ V
スロット 1:スーパーバイザ V

スロット 2:スーパーバイザ V

GE 1/1

アクティブ

N/A

アクティブ

GE 1/2

アクティブ

N/A

アクティブ

GE 2/1

N/A

アクティブ

アクティブ

GE 2/2

N/A

アクティブ

アクティブ


スーパーバイザ II Plus 10GE またはスーパーバイザ V 10GE

Catalyst 4500 スーパーバイザ II Plus 10GE(WS-X4013+10GE)またはスーパーバイザ V 10GE(WS-X4516-10GE)には、スーパーバイザごとに 4 つの GE アップリンク インターフェイスと 2 つの 10 GE アップリンク インターフェイスが搭載されています。 この表では、スーパーバイザ スロット内の 2 つのスーパーバイザのさまざまな組み合わせによって、4507R または 4510R シャーシにどのような冗長性がアップリンクによって提供されるのかを説明しています。

Catalyst 4507R シリーズ スイッチに搭載された Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(25)SG 以降では、10GE および GE アップリンクをスーパーバイザ エンジン V-10GE(WS-X4516-10GE)およびスーパーバイザ エンジン II+10GE(WS-4013+10GE)で同時に使用することができます。 12.2(25)SG よりも前の Cisco IOS ソフトウェア リリースでは、hw-module uplink select 設定コマンドを発行して、10GE または GE のどちらかのアップリンクを選択する必要があります。

Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(25)SG 以降では、Catalyst 4510R シリーズ スイッチでスーパーバイザ エンジン V-10GE(WS-X4516-10GE)を使用する場合、10GE および GE の両方のアップリンクの同時使用を選択できますが、その場合、スロット 10 では WS-X4302-GB のみを使用できます。 10GE または GE のどちらかのアップリンクが選択されると、スロット 10 では任意のラインカードが許可されます。 hw-module uplink select 設定コマンドを発行して、アップリンクを選択します。 12.2(25)SG よりも前の Cisco IOS ソフトウェア リリースでは、10GE と GE のアップリンクを同時に使用できません。 Cisco Catalyst 4000 NetFlow サービス カード(WS-F4531)は、Catalyst 4000/4500 スーパーバイザ エンジン IV またはスーパーバイザ エンジン V のオプションのドーター カードです。 スーパーバイザ エンジン V-10GE では、NetFlow 機能がスーパーバイザ エンジン自体に組み込まれています。 この機能によって、スーパーバイザ エンジンの転送のパフォーマンス レートに影響を与えずに、NetFlow 統計情報および Virtual LAN(VLAN)統計情報が収集されるため、スーパーバイザ エンジンの機能が拡張されます。 Catalyst 4500 シリーズ スイッチでは、10GigE スーパーバイザを使用している場合にのみ、同じブロードキャスト ドメインでトラフィックを監視する機能がサポートされます。 この機能は、スーパーバイザ エンジン I、II、または III ではサポートされません。

冗長性を確保するには、シャーシ内のスーパーバイザ エンジンがどちらも同じモデルであり、同じ Cisco IOS ソフトウェア イメージを使用していることが必要になります。

アップリンクに 10GE ポートだけが選択されている場合は次のようになります。

アップリンク インターフェイス スロット 1:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

スロット 2:空
スロット 1:空

スロット 2:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE
スロット 1:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

スロット 2:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

10GE 1/1

アクティブ

N/A

アクティブ

10GE 1/2

アクティブ

N/A

非アクティブ

10GE 2/1

N/A

アクティブ

アクティブ

10GE 2/2

N/A

アクティブ

非アクティブ


アップリンクに GE ポートだけが選択されている場合は次のようになります。

アップリンク インターフェイス スロット 1:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

スロット 2:空
スロット 1:空

スロット 2:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE
スロット 1:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

スロット 2:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

GE 1/3

アクティブ

N/A

アクティブ

GE 1/4

アクティブ

N/A

アクティブ

GE 1/5

アクティブ

N/A

非アクティブ

GE 1/6

アクティブ

N/A

非アクティブ

GE 2/3

N/A

アクティブ

アクティブ

GE 2/4

N/A

アクティブ

アクティブ

GE 2/5

N/A

アクティブ

非アクティブ

GE 2/6

N/A

アクティブ

非アクティブ


アップリンクに 10GE ポートおよび GE ポートの両方が選択されている場合は次のようになります。

アップリンク インターフェイス スロット 1:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

スロット 2:空
スロット 1:空

スロット 2:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE
スロット 1:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

スロット 2:スーパーバイザ II Plus 10GE または V 10 GE

10GE 1/1

アクティブ

N/A

アクティブ

10GE 1/2

アクティブ

N/A

非アクティブ

10GE 2/1

N/A

アクティブ

アクティブ

10GE 2/2

N/A

アクティブ

非アクティブ

GE 1/3

アクティブ

N/A

アクティブ

GE 1/4

アクティブ

N/A

アクティブ

GE 1/5

アクティブ

N/A

非アクティブ

GE 1/6

アクティブ

N/A

非アクティブ

GE 2/3

N/A

アクティブ

アクティブ

GE 2/4

N/A

アクティブ

アクティブ

GE 2/5

N/A

アクティブ

非アクティブ

GE 2/6

N/A

アクティブ

非アクティブ


FAQ

  • スーパーバイザ II Plus、スーパーバイザ II Plus 10GE、スーパーバイザ IV、およびスーパーバイザ V 10GE には一部のアップリンクだけが使用されるという制約事項があります。 スーパーバイザの将来のソフトウェア リリースでは、これが修正されますか。

    いいえ、修正されません。一部のアップリンクだけが使用されるという制約事項は、スーパーバイザのハードウェア設計が原因です。 そのため、新たなソフトウェア リリースでは修正されません。

  • スタンバイ側スーパーバイザは完全にはブートされません。 搭載されているアップリンク ポートはどのように使用できますか。

    スタンバイ側スーパーバイザのハードウェアは、実際にはアクティブ側スーパーバイザ エンジンによって制御されるように設計されています。 したがって、アップリンク ポートは使用可能です。 スタンバイ側スーパーバイザのポートは、スタンバイ側スーパーバイザが ROMmon モードであっても動作します。

  • リンクが稼働していて、STP forwarding 状態であっても、スタンバイ側スーパーバイザのアップリンク ポートがオレンジ色です。 これは正常な状態ですか。

    Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(12c)EW および 12.1(13)EW の場合、この動作は正常です。 Cisco Bug ID CSCea34258登録ユーザ専用)で、この問題が取り上げられています。 これは表面的な問題であり、スイッチのパフォーマンスへの影響はありません。 この問題は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(19)EW 以降で解決されています。
    一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

  • アクティブ側スーパーバイザに障害が発生し、スイッチオーバーが発生しました。 このイベントは syslog サーバによって報告されますか。

    syslog サーバが設定されていると、アクティブ側スーパーバイザに障害が発生した場合に報告が行われ、スタンバイ側スーパーバイザがアクティブ側を引き継いだことも報告されます。 冗長スーパーバイザが用意されている場合、フェールオーバーが発生すると、syslog サーバによってフェールオーバー情報および詳細なイベントが取得されます。

    このシナリオは、アクティブ側スーパーバイザが物理的に取り外されたり、ソフトウェア強制クラッシュが発生したりして、スタンバイ側がアクティブ側スーパーバイザを引き継ぐ必要があった場合に適用されます。


冗長スーパーバイザ シャーシ内のアクティブ側スーパーバイザを取り外す場合の一般的な考慮事項

2 つのスーパーバイザが存在する状況でアクティブ側スーパーバイザを取り外す場合は、慎重に行う必要があります。 2 つのスーパーバイザがあり、スロット 1 内のスーパーバイザがアクティブであるとします。 上述のセクションに基づくと、Gigabits 1/1 と 2/1 がアクティブです。 この時点では、スタートアップ コンフィギュレーションには、Gigabits 1/1 と 2/1 の両方の設定が保存されています。

アクティブ側スーパーバイザが取り外されると、スタンバイ側スーパーバイザがアクティブになり、オンラインになります。 スタンバイ側スーパーバイザによってスタートアップ コンフィギュレーションが解析され、スロット 1 内のスーパーバイザが存在しないことが認識されます。 スタンバイ側スーパーバイザによって、GE 1/1 が存在しないというエラー メッセージが表示されます。

スロット 1 にスーパーバイザを再度挿入する場合、このスーパーバイザが認識されてスタンバイ モードになります。 ただし、現在アクティブなスーパーバイザ上の実行コンフィギュレーションには、Gigabits 1/1 または 1/2 に固有の設定が含まれません。

回避策は、スタートアップ コンフィギュレーションを実行コンフィギュレーションにコピーするために copy start-config running-configuration コマンドを発行することです。

スタートアップ コンフィギュレーションを実行コンフィギュレーションにコピーするまでは、write memory コマンドを発行しないでください。 これを発行すると、Gigabits 1/1 と 1/2 のデフォルト設定がスタートアップ コンフィギュレーションに書き込まれることになります。

ラインカードが物理的にシャーシから取り外され、スーパーバイザにスイッチオーバーが行われる場合にも同様の動作が発生します。 新たにアクティブになったスーパーバイザでも、欠落したラインカードのエラー メッセージが表示されます。 シャーシにラインカードが再度挿入されたら、copy start run コマンドを発行します。

電源モジュールの冗長性

Catalyst 4500 シリーズ スイッチの電源モジュールでは、1+1 の冗長性を取ることができます。 組み合わせた電源をシャーシが供給できるように、電源モジュールはコンバインド モードでも稼動できます。 すべての 4500 シャーシでは、この電源モジュールの冗長性機能がサポートされます。

Catalyst 4500 では、ワット数とタイプ(AC/DC)が一致する電源モジュール間でのみ電源モジュールの冗長性が提供されます。 電源モジュールの混在はサポートされていません。 認識された 2 番目の電源モジュールは、err-disable モードになります。

設定の各変更による影響については、この表を参照してください。

設定変更内容 影響

リダンダント モードからコンバインド モード(同じワット数/タイプの電源モジュールが搭載されている場合)

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電力は、2 つの電力供給量の合計にはなりません。 P+ (P * 比率) となります。 詳細については、製品ドキュメントの「Catalyst 4500 シリーズ スイッチのパワーサプライで使用可能な電力」セクションを参照してください。

  • 電力供給量が十分な場合は、show module コマンド出力のステータス フィールドに power-deny とマークされていたモジュールが起動します。

コンバインド モードから リダンダント モード(同じワット数/タイプの電源モジュールが搭載されている場合)

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電力は、単一の電源モジュールの電力供給量になります。 最初に認識される電源モジュールが電源を供給する電源モジュールです。

  • あらかじめ電源がオンになっているモジュールに対する電力供給が十分でない場合、一部のモジュールの電源がオフになり、show module コマンド出力のステータス フィールドに power-deny とマークされます。

リダンダント モードが有効で、同じワット数の電源モジュールを挿入する場合

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電力は、すでに動作している一方の電源モジュールの電力供給量と同じになります。

  • 電力供給量に変化はないため、モジュールのステータスは変化しません。

コンバインド モードが有効(リダンダント モードが無効)で、同じワット数の電源モジュールを挿入する場合

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電力は、2 つの電力供給量の合計にはなりません。 P+ (P * 比率) となります。 詳細については、製品ドキュメントの「Catalyst 4500 シリーズ スイッチのパワーサプライで使用可能な電力」セクションを参照してください。

  • 電力供給量が十分な場合は、show module コマンド出力のステータス フィールドに power-deny とマークされたモジュールが起動します。

ワット数の異なる電源モジュールを挿入する場合

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電源に変化はありません。

  • 新たに挿入された電源モジュールは、err-disabled モードのままになります。

  • 電力供給量に変化はないため、モジュールのステータスは変化しません。

異なるタイプ(AC/DC)の電源モジュールが挿入される場合

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電源に変化はありません。

  • 新たに挿入された電源モジュールは、err-disabled モードのままになります。

  • 電力供給量に変化はないため、モジュールのステータスは変化しません。

リダンダント モードが有効で、電源装置を 1 つ取り外す場合

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • 電力供給量に変化はないため、モジュールのステータスは変化しません。

コンバインド モードが有効(リダンダント モードが無効)で、電源モジュールが取り外される場合

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電力は、残された方の電源装置の電力供給量にまで低下します。

  • あらかじめ電源がオンになっているモジュールに対する電力供給が十分でない場合、一部のモジュールの電源がオフになり、show module コマンド出力のステータス フィールドに power-deny とマークされます。

リダンダント モードが有効であるかコンバインド モードが有効で、ワット数またはタイプが異なる電源モジュールが取り付けられており、システムがブートされた場合

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電力は、最初に認識された電源モジュールに等しくなります。

  • 2 番目に認識された電源モジュールは、err-disabled モードとなります。

コンバインド モード(リダンダント モードが無効)で、ワット数およびタイプが同じ電源モジュールが取り付けられており、システムがブートされた場合

  • システム ログおよび syslog メッセージが生成されます。

  • システムの電力は、2 つの電力供給量の合計にはなりません。 P+ (P * 比率) となります。 詳細については、製品ドキュメントの「Catalyst 4500 シリーズ スイッチのパワーサプライ で使用可能な電力」セクションを参照してください。

  • この合計の電力供給量で使用可能な数のモジュールの電源がオンにされます。


設定

デフォルトの電源管理モードでは、リダンダント モードが使用されます。モードをコンバインド モードに変更するには、次のコマンドを発行します。

Switch (config)#power redundancy-mode combined

モードをリダンダント モードに変更するには、次のコマンドを発行します。

Switch (config)#power redundancy-mode redundant

確認

show power コマンドを発行して、電源管理モードを確認し、電源のステータスをチェックします。

C4507-A#show power
Power                                             Fan     Inline
Supply  Model No          Type       Status       Sensor  Status
------  ----------------  ---------  -----------  ------  ------
PS1     PWR-C45-1400AC    AC 1400W   good         good    n.a.  
PS2     none              --         --           --      --     

Power Summary                               
 (in Watts)    Available   Used   Remaining 
-------------  ---------  ------  --------- 
System Power     1360       220     1140
Inline Power        0         0        0
Maximum Power    1400       220     1180

Power supplies needed by system : 1 

!--- リダンダント モードで動作している事を示しています。


Catalyst 4500 では、同じシャーシ内にワット数やタイプ(AC/DC)の異なる電源モジュールを混在させることはできません。 2 番目に認識された電源モジュールは、err-disabled モードとなります。

4507#show power
Power                                             Fan     Inline
Supply  Model No          Type       Status       Sensor  Status
------  ----------------  ---------  -----------  ------  ------
PS1     PWR-C45-2800AC    AC 2800W   good         good    good  
PS2     PWR-C45-1000AC    AC 1000W   err-disable  good    n.a.  

!--- 2 番目に認識された電源モジュールは、err-disabled モードとなります。


*** Power Supplies of different type have been detected***      

!--- 電源モジュールの混在はサポートされていません。


Power Supply    Max     Min     Max     Min     Absolute
(Nos in Watts)  Inline  Inline  System  System  Maximum
--------------  ------  ------  ------  ------  --------
PS1             1400    1400    1360    1360    2800
PS2                0       0       0       0       0    

!--- 2 番目の電源モジュールからは電源が供給されません。


Power Summary                               
 (in Watts)    Available   Used   Remaining 
-------------  ---------  ------  --------- 
System Power     1360       450      910
Inline Power     1400        18     1382
Maximum Power    2800       468     2332

Power supplies needed by system : 1     

!--- リダンダント モードに設定されています。


                         Power Used  Power Used
Mod   Model               (online)   (in Reset)
----  -----------------  ----------  ----------
 1    WS-X4515               110           110
 2    WS-X4515               110           110
 3    WS-X4448-GB-RJ45       120            72
 4    WS-X4148-RJ45V          60            50

電源モジュールがオンではない場合、ステータスが bad として報告される場合があります。 syslog によって、電源モジュールに障害が発生していることが示されます。 障害が発生した電源モジュールに対するトラブルシューティングを行う前に、電源モジュールが実際にオンであることを確認してください。

電源の冗長性の詳細については、製品ドキュメントの「電源管理」セクションを参照してください。

HSRP

HSRP では、サブネット内のホストのバーチャル ゲートウェイを使用して、IP ネットワークのネットワーク冗長性が提供されます。 サブネットでは、HSRP が 2 つのルーティング デバイス上で有効になっています。 ルーティング デバイスは、サブネット内のホスト上でデフォルト ゲートウェイ IP アドレスとして使用できる単一の仮想 IP アドレスを提供します。 ルーティング デバイスでは、アクティブおよびスタンバイのルータが選出され、アクティブ側ルータによってそのサブネットからのパケット転送が実行されます。 アクティブ側の HSRP ルータに障害が発生すると、スタンバイ側がアクティブ側ルータとなり、同じ IP アドレスを使用したゲートウェイ サービスが継続されます。 ホスト ゲートウェイ設定の変更は必要ありません。

Catalyst 4500 スーパーバイザ IV では HSRP および M-HSRP がサポートされます。 この図に示すように、HSRP を 2 つの異なるシャーシ上の 4500 スーパーバイザ間に設定する必要があります。

highavailibility-redundancy-cat4500-1.gif

4500 スーパーバイザ間の設定
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

この図に示すように、4500 スーパーバイザでは、もう 1 つの外部スイッチやルータを使用して HSRP を構成することもできます。 スタンバイ側スーパーバイザが停止モードであるため、スーパーバイザでは同じシャーシ内で HSRP を構成することができません。

highavailibility-redundancy-cat4500-2.gif

4500 スーパーバイザとルータの間の設定
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

スーパーバイザ IV では、0 〜 255 の範囲で最大 256 個の HSRP グループ ID がサポートされます。

HSRP 設定は IOS ルータに似ています。 詳細については、『ホットスタンバイ ルータ プロトコルの特長と機能』および『Catalyst スイッチ ネットワークにおける HSRP 問題の理解とトラブルシューティング』を参照してください。

ポート チャネル

EtherChannel 機能は、最大 8 個のリンクをバンドルすることで、スイッチ間、スイッチからルータ、スイッチからサーバ接続への冗長性を提供します。 チャネル内のいずれかのリンクに障害が発生した場合、デバイス間の通信は残りのリンクを介して維持されます。 FastEthernet または GE のポートをバンドルできます。 EtherChannel は、より大きな帯域幅接続も提供します。 たとえば、8 ポートの Gigabit EtherChannel(GEC)は、スイッチ間に最大 8 GB の全二重方式帯域幅を提供します。

次の図は、EtherChannel がどのようにリンク障害を防止し、デバイス間での接続を維持するのかを説明します。

highavailibility-redundancy-cat4500-3.gif

EtherChannel による保護
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

highavailibility-redundancy-cat4500-4.gif

デバイス間でのリンク障害
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

Catalyst 4500 スーパーバイザ IV では、PAgP および LACP(12.1(13)EW 以降)EtherChannel プロトコルがサポートされます。 803.2ad である LACP は IEEE 標準であり、Catalyst 4500 と他のベンダーのデバイス間でのチャネリングを可能にします。 PAgP は Cisco デバイス間のチャネリングに使用されます。 スーパーバイザは、レイヤ 2 およびレイヤ 3 の EtherChannel 設定もサポートします。 詳細については、『EtherChannel の説明と設定』を参照してください。

要約

スーパーバイザ IV が搭載された Catalyst 4500 では、ネットワーク内でのこれらのスイッチの可用性を強化する数多くの機能が提供されます。 これらの機能によって、スーパーバイザ、アップリンク、および電源モジュールの冗長性が提供されます。 また、HSRP およびポート チャネルなどの冗長機能もサポートされます。 このドキュメントでは、これらの機能に対する警告と制限事項の一部を説明しました。 Catalyst 4500 は進化するプラットフォームであり、将来のソフトウェアおよびハードウェア リリースでは多くの機能が拡張されます。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 29803