LAN スイッチング : EtherChannel

Cisco IOS が稼働する Cisco Catalyst スイッチとワークステーションまたはサーバ間の EtherChannel の設定例

2008 年 4 月 7 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2007 年 8 月 9 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      関連製品
      表記法
背景説明
      設計ガイドライン
      EtherChannel ネゴシエーション プロトコル
設定
      ネットワーク ダイアグラム
      スイッチの設定
      サーバの設定
確認
トラブルシューティング
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この設定例では、Cisco IOS ソフトウェアが稼働する Cisco Catalyst スイッチとワークステーションまたはサーバ間に EtherChannel を確立する方法について説明しています。

Catalyst OS が稼働する Cisco Catalyst スイッチについては、『CatOS が稼動する Catalyst スイッチとワークステーションまたはサーバ間の EtherChannel の設定』を参照してください。

EtherChannel では、複数の物理的なイーサネット リンクを 1 つの論理チャネルに統合できます。これにより、チャネル内のリンク間でのトラフィックのロード シェアリングや、チャネル内の 1 つか複数のリンクで障害が発生するようなイベントでの冗長構成が可能になります。

EtherChannel の使用により、Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイストペア線)による配線またはシングルモードおよびマルチモード ファイバを経由して、LAN スイッチ、ルータ、サーバ、およびクライアントを相互接続できます。 このドキュメントでは、Fast EtherChannel、Gigabit EtherChannel、ポート チャネル、チャネル グループ、およびポート グループをすべて EtherChannel という 1 つの用語で呼んでいます。このドキュメントの情報は、これらすべての EtherChannel に適用されます。

このドキュメントでは、Catalyst スイッチとサーバ間のレイヤ 2 EtherChannel の設定について説明します。

前提条件

要件

この設定を開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。

  • EtherChannel を実装するためのシステム要件を満たす Cisco Catalyst スイッチ。 詳細については、『Catalyst スイッチに EtherChannel を実装する場合のシステム要件』を参照してください。

    次のコマンドを使用して、スイッチまたはモジュールが EtherChannel をサポートしているかどうかを判別します。

    Switch#show interfaces Gi2/0/23 capabilities
    GigabitEthernet2/0/23
      Model:                 WS-C3750G-24T
      Type:                  10/100/1000BaseTX
      Speed:                 10,100,1000,auto
      Duplex:                half,full,auto
      Trunk encap. type:     802.1Q,ISL
      Trunk mode:            on,off,desirable,nonegotiate
      Channel:               yes
      Broadcast suppression: percentage(0-100)
      Flowcontrol:           rx-(off,on,desired),tx-(none)
      Fast Start:            yes
      QoS scheduling:        rx-(not configurable on per port basis),tx-(4q2t)
      CoS rewrite:           yes
      ToS rewrite:           yes
      UDLD:                  yes
      Inline power:          no
      SPAN:                  source/destination
      PortSecure:            yes
      Dot1x:                 yes
    Switch#
    
  • Cisco Catalyst スイッチと相互運用可能な NIC カードを装備したワークステーションまたはサーバ。 詳細は、NIC ベンダーのドキュメントを参照してください。

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

  • Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(25) SEC2 が稼働する Cisco Catalyst 3750 シリーズ スイッチ

  • HP Dual Port ProLiant ネットワーク アダプタを搭載した、Windows OS バージョン 5.00.2195 が稼働する Windows 2000 Server

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

関連製品

この設定例は、Cisco IOS ソフトウェアが稼働する Cisco Catalyst スイッチにも使用できます。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

背景説明

設計ガイドライン

EtherChannel は、1 つのデバイスから開始して、他の 1 つのデバイスで終了させる必要があります。 このデバイスは、スイッチ、スイッチ スタック、ワークステーションやサーバの場合があります。

  • 1 つのスイッチ シャーシ内で、異なるモジュール上での EtherChannel の開始や終了が可能です。 この設定は、Cisco Catalyst 4000、4500、6000 および 6500 スイッチに適用されます。

  • 1 つのスイッチ スタック内で、異なるスタック メンバ上での EtherChannel の開始や終了が可能です。 詳細については、『Catalyst 3750 スイッチでのスタック間 EtherChannel の設定例』を参照してください。

EtherChannel ネゴシエーション プロトコル

  • PAgP(Cisco 独自の機能)

  • LACP(IEEE 802.3ad)

EtherChannel ネゴシエーション プロトコルのサポートの詳細については、NIC のマニュアルを参照してください。

スイッチでの EtherChannel モード:

モード ネゴシエーション
プロトコル
説明

On

なし

無条件に EtherChannel をイネーブルに設定。

ワークステーションやサーバで、どのネゴシエーション プロトコルもサポートされていない場合に推奨。

Off

なし

無条件に EtherChannel をディセーブルに設定。

Active

LACP

LACP パケットの送信によってネゴシエーションを開始。

ワークステーションやサーバで LACP がサポートされている場合に推奨。

Passive

LACP

リモート エンドから LACP パケットが送信されると、ネゴシエーションを開始。

Desirable

PAgP

PAgP パケットの送信によってネゴシエーションを開始。

ワークステーションやサーバで PAgP がサポートされている場合に推奨。

Auto

PAgP

リモート エンドから PAgP パケットが送信されると、ネゴシエーションを開始。


NIC アダプタでサポートされているネゴシエーション プロトコルに応じて、適切なモードを使用してください。

注:このドキュメントでは、LACP をサポートする NIC アダプタを使用しています。

設定

このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するための情報を提供します。

注:このドキュメントで使用されているコマンドの詳細を調べるには、Command Lookup Tool登録ユーザ専用)を使用してください。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

ネットワーク ダイアグラム

このドキュメントでは、次のネットワーク構成を使用しています。

ios_etherchannel_00.gif

ネットワーク ダイアグラム

スイッチの設定

スイッチを設定するには、次の手順を実行します。

  1. ネットワーク ダイアグラムごとに、グループ化するポートを選択します。

    • Gi 2/0/23

    • Gi2/0/24

  2. リストされた各ポートで、次の手順を実行します。

    1. ポートをレイヤ 2 スイッチポートとして設定します。

      注:この手順が必要なのは、スイッチでレイヤ 2 スイッチポートとレイヤ 3 インターフェイスの両方がサポートされている場合だけです。

      Switch#conf t
      Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
      Switch(config)#int Gi2/0/23
      
      Switch(config-if)#switchport
      Switch(config-if)#
      
    2. ポートをアクセス ポートとして設定し、適切な VLAN を割り当てます。

      Switch(config-if)#switchport mode access
      Switch(config-if)#switchport access vlan 100
      
      Switch(config-if)#
      
    3. スパニングツリー PortFast にポートを設定します。

      Switch(config-if)#spanning-tree portfast
      %Warning: portfast should only be enabled on ports connected to a single
       host. Connecting hubs, concentrators, switches, bridges, etc... to this
       interface  when portfast is enabled, can cause temporary bridging loops.
       Use with CAUTION
      
      %Portfast has been configured on GigabitEthernet2/0/23 but will only
       have effect when the interface is in a non-trunking mode.
      Switch(config-if)#
      
    4. 適切なモードで、EtherChannel にポートを設定します。

      Switch(config-if)#channel-group 1 mode active
      
      Creating a port-channel interface Port-channel 1
      
      Switch(config-if)#
      
  3. EtherChannel ロード バランシングを設定します。 この設定は、このスイッチで設定されるすべての EtherChannel に適用されます。

    Switch(config)#port-channel load-balance ?
      dst-ip       Dst IP Addr
      dst-mac      Dst Mac Addr
      src-dst-ip   Src XOR Dst IP Addr
      src-dst-mac  Src XOR Dst Mac Addr
      src-ip       Src IP Addr
      src-mac      Src Mac Addr
    
    Switch(config)#port-channel load-balance src-mac
    
    Switch(config)#
    

サーバの設定

サーバを設定するには、次の手順を実行します。

  1. NIC Configuration Utility を起動します。

    注:この例では、HP Network Configuration Utility 7 を使用しています。HP Network Configuration Utility を使用するには、Windows 2000 のシステム トレイにあるアイコンを探すか、Start > Settings > Control Panel > HP Network の順にクリックします。

    ios_etherchannel_01.gif

    HP Network Configuration Utility 7 Properties 画面の HP Network Configuration Utility 7 タブ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

  2. 両方の NIC を強調表示して、Team をクリックします。

    ios_etherchannel_02.gif

    HP Network Configuration Utility 7 Properties 画面の HP Network Configuration Utility 7 タブ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

    NIC チームが作成されます。

  3. Properties をクリックします。

    ios_etherchannel_03.gif

    HP Network Configuration Utility 7 Properties 画面の HP Network Configuration Utility 7 タブ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

  4. Team Properties ウインドウでは、適切な Team Type Selection を選択します。

    注:この例は、LACP でスイッチを設定しているため、IEEE 802.3ad でオプションを選択してください。

    ios_etherchannel_04.gif

    Team Properties 画面の Teaming Controls タブ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

  5. Transmit Load Balancing Method ドロップダウン リストから必要な方式を選択し、OK をクリックします。

    ios_etherchannel_05.gif

    Team Properties 画面の Teaming Controls タブ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

  6. Team Properties ウィンドウで OK をクリックし、確認のウィンドウが表示されたら、Yes をクリックして続行します。

    ios_etherchannel_06.gif

    確認画面
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

    プロセスのステータスを示すダイアログボックスが表示されます。

    ios_etherchannel_07.gif

    プロセスのステータスを示すダイアログボックス

  7. サーバをリブートするようにプロンプト表示されたら、Yes をクリックします。

    ios_etherchannel_08.gif

    サーバをリブートするようにとのプロンプト表示
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

  8. サーバがリブートされたら、チーム ステータスを確認するために、Network Configuration Utility を開きます。

    ios_etherchannel_09.gif

    HP Network Configuration Utility 7 Properties 画面の HP Network Configuration Utility 7 タブ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

  9. My Network Places を右クリックします。 追加ネットワーク カードの Local Area Connection 3 がウィンドウに表示されます。

    ios_etherchannel_10.gif

    Network and Dial-up Connections 画面
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

  10. スタティック IP アドレス、デフォルト ゲートウェイ、および DNS/WINS 設定で接続を設定するか、またはダイナミック コンフィギュレーション用に接続を設定します。

確認

ここでは、設定が正常に動作していることを確認します。

特定の show コマンドが、アウトプットインタープリタ登録ユーザ専用)(OIT)でサポートされています。OIT を使用して、show コマンド出力の解析を表示できます。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

  • show etherchannel summary:チャネル グループごとに、要約が 1 行で表示されます。

    Switch#show etherchannel 1 summary
    Flags:  D - down        P - in port-channel
            I - stand-alone s - suspended
            H - Hot-standby (LACP only)
            R - Layer3      S - Layer2
            U - in use      f - failed to allocate aggregator
            u - unsuitable for bundling
            w - waiting to be aggregated
            d - default port
    
    
    Number of channel-groups in use: 1
    Number of aggregators:           1
    
    Group  Port-channel  Protocol    Ports
    ------+-------------+-----------+-----------------------------
    1      Po1(SU)         LACP      Gi2/0/23(P) Gi2/0/24(P)
    
    Switch#
    
  • show spanningtree interface:指定されたインターフェイスのスパニング ツリー情報を表示します。

    Switch#show spanning-tree interface port-channel 1
    
    
    Vlan             Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
    ---------------- ---- --- --------- -------- ---------
    VLAN0100         Desg FWD 3         128.616  P2p
    Switch#
    
  • show etherchannel load-balance:ポート チャネル内のポートでのロードバランスやフレーム分散スキームを表示します。

    Switch#show etherchannel load-balance
    EtherChannel Load-Balancing Operational State (src-mac):
    Non-IP: Source MAC address
      IPv4: Source MAC address
      IPv6: Source IP address
    Switch#
    

トラブルシューティング

現在のところ、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。


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関連情報


Document ID: 98469