ワイヤレス / モビリティ : ワイヤレス LAN(WLAN)

Lightweight Cisco Aironet アクセス ポイント用 DHCP オプション 43 の設定例

2010 年 9 月 23 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2011 年 10 月 21 日) | フィードバック


概要

シスコの Wireless Unified Architecture が展開されている場合、Lightweight Cisco Aironet Access Point(AP; アクセス ポイント)では、Wireless LAN Controller(WLC; ワイヤレス LAN コントローラ)がその LAP とは別のサブネットにある場合でも、ベンダー固有の Dynamic Host Control Protocol(DHCP)オプション 43 を使用して、特定の WLC に加入できます。このドキュメントでは、DHCP オプション 43 の使用方法を説明し、Lightweight Cisco Aironet(AP)での下記の各 DHCP サーバ用 DHCP オプション 43 の設定例を紹介しています。

  • Microsoft Windows 2003 Enterprise DHCP サーバ

  • Cisco IOS DHCP サーバ

  • Linux ISC DHCP サーバ

  • Cisco Network Registrar DHCP サーバ

  • Lucent QIP DHCP サーバ

WLC に加入するように AP を設定する方法については、『Wireless LAN Controller と Lightweight アクセス ポイントの基本設定例』および『ワイヤレス LAN コントローラ(WLC)への Lightweight AP(LAP)の登録』を参照してください。



前提条件

要件

次の項目に関する知識があることが推奨されます。

  • Cisco Unified Wireless Network(CUWN)についての基本的な知識

  • DHCP に関する基礎知識



使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。



表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。



ベンダー固有の DHCP オプション

RFC 2132 では、ベンダー固有のオプションに関する DHCP オプションが 2 つ定義されています。オプション 60 とオプション 43 がこれにあたり、DHCP オプション 60 は Vendor Class Identifier(VCI; ベンダー クラス識別子)です。VCI は、ベンダー デバイスのタイプを一意に識別するテキスト形式のストリングです。表 1 に、Cisco のアクセス ポイントで使用される VCI をリストします。

表 1

アクセス ポイント ベンダー クラス識別子(VCI)
Cisco Aironet 1000 シリーズ Airespace.AP1200
Cisco Aironet 1100 シリーズ Cisco AP c1100
Cisco Aironet 1130 シリーズ Cisco AP c1130
Cisco Aironet 1140 シリーズ Cisco AP c1140
Cisco Aironet 1200 シリーズ Cisco AP c1200
Cisco Aironet 1230 シリーズ Cisco AP c1200
Cisco Aironet 1240 シリーズ Cisco AP c1240
Cisco Aironet 1250 シリーズ Cisco AP c1250
Cisco Aironet 1260 シリーズ Cisco AP c1260
Cisco Aironet 1300 シリーズ Cisco AP c1310
Cisco Aironet 1500 シリーズ Cisco AP c15001 Cisco AP.OAP15002 Cisco AP.LAP15053 Cisco AP.LAP15104 Cisco AP c1520 Airespace.AP12005
Cisco 3201 Lightweight Access Point Cisco Bridge/AP/WGB c3201
Cisco 521 Wireless Express Access Point Cisco AP c520
AP801(86x/88x シリーズ ISR に組み込み) Cisco AP801
Cisco Aironet 3500 シリーズ Cisco AP c3500

14.1 ソフトウェアが稼働する任意の 1500 シリーズ AP

24.0 ソフトウェアが稼働する 1500 OAP AP

34.0 ソフトウェアが稼働する 1505 Model AP

44.0 ソフトウェアが稼働する 1510 Model AP

53.2 ソフトウェアが稼働する任意の 1500 シリーズ AP

IP アドレスの検索で DHCP クライアントがブロードキャストする最初の DHCP discover メッセージには、オプション 60 が取り込まれています。DHCP クライアント(この場合は LAP)は、このオプション 60 を使用することにより、DHCP サーバに識別されます。

DHCP オプション 43 を使用する WLAN コントローラの AP 検出を促進するために、AP の VCI に基づく WLAN コントローラ管理インターフェイスの IP アドレスが 1 つ以上返されるように DHCP サーバがプログラムされている必要があります。これを行うには、各アクセス ポイントのタイプ用の VCI を認識するように DHCP サーバをプログラムしたうえで、ベンダー固有の情報を定義します。

DHCP サーバでは、ベンダー固有の情報が VCI テキスト ストリングにマッピングされています。DHCP クライアントからの DHCP discover の中にある認識可能な VCI が DHCP サーバで認識されると、DHCP サーバからは、DHCP offer にマッピングされたベンダー固有の情報がクライアントに対して DHCP オプション 43 で返されます。DHCP サーバで、オプション 43 は LAP に IP アドレスを提供する各 DHCP プール(スコープ)で定義されています。

RFC 2132 では、DHCP サーバがベンダー固有の情報を DHCP オプション 43 で返す必要があると定義されています。この RFC では、カプセル化ベンダー固有サブオプション コードを 0 〜 255 の範囲で定義できることになっています。このサブオプションは、オプション 43 に組み込まれた Type-Length-Value(TLV; タイプ、長さ、値)ブロックとして、DHCP オファーにすべて取り込まれています。サブオプション コードとその関連メッセージ形式の定義はベンダーに任されています。

Cisco 1000 シリーズ AP の IP アドレスをオプション 43 で WLAN コントローラにオファーするように DHCP サーバがプログラムされている場合、サブオプション TLV ブロックの定義は次のようになります。

  • Type:0x66(10 進数では 102)

  • Length:Value フィールドの ASCII ストリングの文字数。複数のコントローラが指定されている場合は、長さにはカンマが含まれますが、ゼロ終端はありません。

  • Value:カンマで区切られたコントローラのリストでゼロ終端ではない ASCII ストリング。このリストにはスペースは取り込まれません。

その他の Cisco Aironet LAP の IP アドレスをオプション 43 で WLAN コントローラにオファーするように DHCP サーバがプログラムされている場合、サブオプション TLV ブロックの定義は次のようになります。

  • Type:0xf1(10 進数では 241)

  • Length:コントローラの IP アドレスの数 * 4

  • Value:WLC 管理インターフェイスのリストで、通常は 16 進数値に変換されています。

DHCP サーバ設定の意味は、DHCP サーバのベンダーにより異なります。このドキュメントで紹介しているのは、Microsoft DHCP サーバ、Cisco IOS DHCP サーバ、Linux ISC DHCP サーバ、Cisco Network Registrar DHCP サーバ、および Lucent QIP DHCP サーバでの一部のインストラクションです。これ以外の DHCP サーバ製品については、ベンダー特定のオプションに関するベンダーのインストラクションの資料を参照してください。



Microsoft DHCP サーバ

このセクションでは、WLAN コントローラ検出に DHCP オプション 43 を使用するうえで必要な Microsoft DHCP サーバでの設定を説明しています。



Cisco 1000 シリーズ AP

このセクションでは、Cisco 1000 AP にベンダー固有の情報を返すための Windows DHCP サーバの設定方法を説明しています。下記の情報を知っている必要があります。

  • Vendor Class Identifier(VCI; ベンダー クラス識別子)

  • オプション 43 サブオプション コード

  • WLAN コントローラの管理 IP アドレス(1 つ以上)

Cisco 1000 シリーズ AP の VCI は常に Airespace.AP1200 です。前述のように、Cisco 1000 シリーズ アクセス ポイントのオプション 43 サブオプション コードはタイプ 102(0x66)です。この設定例では、Microsoft Management Console(MMC; Microsoft 管理コンソール)ユーティリティが使用されています。DHCP サーバ ユーティリティを使用することもできます。手順は実質的には同じです。

  1. VCI Airespace.AP1200 を認識するように DHCP サーバをプログラムするために、新規のベンダー クラスを作成します。MMC で、DHCP サーバのアイコンを右クリックして、[Define Vendor Classes] を選択します。

    dhcp-option-43-01.gif

  2. 新しいクラスを作成するために、[Add] をクリックします。

    dhcp-option-43-02.gif

  3. [Display Name] に値を入力します。この例では、表示名に Airespace が使用されています。さらに、[Description] フィールドにそのベンダー クラスの短い説明を付記します。Vendor Class Identifier(VCI; ベンダー クラス識別子)のストリングを付記しますが、これには [ASCII] フィールドをクリックして、適切な値を入力します。この場合は、Airespace.AP1200 です。[OK] をクリックします。

    dhcp-option-43-03.gif

  4. 新しいクラスが作成されました。[Close] をクリックします。

    dhcp-option-43-04.gif

  5. 新しく作成されたベンダー クラスの既定オプションに、WLAN コントローラ サブオプションのエントリを追加します。ここで、ベンダー固有の情報を AP に配信するために使用されるサブオプションのコード タイプとデータ形式を定義します。既定オプションを作成するには、サーバのアイコンを右クリックして、[Set Predefined Options] を選択します。

    dhcp-option-43-05.gif

  6. 新しいウィンドウが開きます。[Option class] に、ベンダー クラスで設定した値を設定します。この例では、Airespace です。オプション コードを定義するために、[Add] をクリックします。

    dhcp-option-43-06.gif

  7. [Option Type] ボックスが表示されます。[Name] フィールドに、たとえば Airespace IP provision など、意味がわかるようなストリング値を入力します。[Data Type] として [Binary] を選択します。[Code] フィールドにサブオプション値 102 を入力します。必要な場合は、[Description] に説明を入力します。[OK] をクリックします。

    dhcp-option-43-07.gif

  8. 新しい既定オプションが表示されます。[OK] をクリックします。これで、コントローラ検出をサポートするために必要なベンダー クラスとサブオプション タイプの作成が完了します。

  9. [DHCP] スコープの下の [Server Options] フォルダを右クリックし、[Configure Options] を選択します。

    dhcp-option-43-08.gif

  10. そのスコープのオプション ボックスが表示されます。[Advanced] タブをクリックします。使用する予定のベンダー クラスを選択します。この場合は Airespace です。

  11. このスコープに割り当てる既定の 102 サブオプションを選択します。[Data Entry] エリアで、AP に返されるコントローラ管理 IP アドレスを [ASCII] セクションに入力します。これはカンマで区切られたリストになります。最初の空欄状態の [Data Entry] エリアには、ピリオド(.)が表示されています。[Data Entry] エリアに追加した IP アドレスのリストから、このピリオドを削除することを忘れないようにしてください。

    dhcp-option-43-09.gif

  12. 次に、結果の例を示します。

    dhcp-option-43-10.gif

  13. この手順を完了すると、DHCP オプション 43 が設定されます。この DHCP オプションは、DHCP サーバで設定されているすべての DHCP スコープで使用できます。このため、LAP が IP アドレスを要求すると、DHCP サーバは LAP にもオプション 43 を送信します。

    注: Creating Scopes on Microsoft 2003 serverleavingcisco.com を参照すると、WLC で DHCP スコープを作成する方法の詳細について確認できます。



その他の Cisco Lightweight Access Point(LAP; Lightweight アクセス ポイント)

このセクションでは、他の Lightweight Cisco Aironet シリーズ AP にベンダー固有の情報を返すための Windows DHCP サーバの設定方法を説明しています。下記の情報を知っている必要があります。

  • Vendor Class Identifier(VCI; ベンダー クラス識別子)

  • オプション 43 サブオプション コード

  • WLAN コントローラの管理 IP アドレス(1 つ以上)

Lightweight Cisco Aironet シリーズのアクセス ポイント用の VCI は、各モデル タイプで固有です。複数の AP モデルをサポートするには、各モデル タイプに対してベンダー クラスを作成する必要があります。Cisco Aironet シリーズ アクセス ポイントのオプション 43 サブオプション コードはタイプ 241(0xf1)です。

  1. Windows DHCP サーバでこれらのオプションを設定するには、DHCP サーバ管理ツールあるいは MMC を開きます。DHCP のルートのアイコンを右クリックして、[Define Vendor Classes] を選択します。

    dhcp-option-43-01.gif

  2. [DHCP Vendor Classes] ユーティリティが表示されます。[Add] をクリックします。

    dhcp-option-43-11a.gif

  3. [New Class] 構成ボックスが表示されます。[Display Name] フィールドに、たとえば Cisco Aironet 1130 AP のような値を入力し、さらに適切な説明を入力します。[ASCII] セクションをクリックして、ベンダー クラス識別子として適切なストリング値を入力します。[OK] をクリックします。次に [DHCP Vendor Classes] ウィンドウで [Close] をクリックします。

    dhcp-option-43-11.gif

  4. ベンダー クラスに設定された既定のオプションとして WLAN コントローラ サブタイプのエントリを追加します。DHCP サーバのルートを右クリックして、[Set Predefined Options] を選択します。

  5. [Option class] フィールドで新しく作成されたベンダー オプション クラスを選択し、[Add] をクリックします。

  6. [Option Type] ボックスが表示されます。[Name] フィールドに、Option 43 などのストリング値を入力します。[Data Type] として [IP Address] を選択します。[Array] チェックボックスにチェックマークを付けます。[Code] フィールドにサブオプション コード値 241(0xf1)を入力します。必要な場合は、[Description] に説明を入力します。[OK] をクリックします。

    dhcp-option-43-13.gif

  7. これで、DHCP サーバにベンダー クラスとサブオプションがプログラムされています。ここで、AP DHCP スコープにベンダー固有の情報を定義する必要があります。適切な DHCP スコープを選択します。選択したスコープのオプションを右クリックして、[Configure Options] を選択します。

  8. [Advanced] タブをクリックします。前もって定義したベンダー クラスを選択します。[241 Option 43] チェックボックスにチェック マークを付け、各 WLC 管理インターフェイスの IP アドレスを入力します。[Apply] をクリックします。

    dhcp-option-43-14.gif

  9. この手順を完了すると、DHCP オプション 43 が設定されます。この DHCP オプションは IP アドレスです。DHCP サーバはオプション 43 を LAP にも送信します。

    注: ベンダー クラスとサブオプションは、各タイプの Lightweight Cisco Aironet AP に定義する必要があります。



Cisco IOS DHCP サーバ

Cisco Aironet 1000 シリーズ AP

組み込み Cisco IOS DHCP サーバで Lightweight Cisco Aironet アクセス ポイントに DHCP オプション 43 を設定するには、次の手順を実行します。

  1. Cisco IOS の CLI で、コンフィギュレーション モードに入ります。

  2. デフォルト ルータやサーバ名などの必要パラメータが含まれた DHCP プールを作成します。次に DHCP スコープの例を示します。

    ip dhcp pool <pool name>
    network <ip network> <netmask>
    default-router <default-router IP address>
    dns-server <dns server IP address>
  3. Option 43 の行に次の構文を追加します。

    option 43 ascii "Comma separated IP address list"

    注: 引用符も含まれます。Cisco 1000 シリーズのアクセス ポイントでは、Cisco IOS DHCP サーバにサブオプション値を定義する必要はありません。

    たとえば、Cisco 1000 シリーズ AP のオプション 43 にコントローラ IP 管理の IP アドレス 192.168.10.5 と 192.168.10.20 を定義する場合は、Cisco IOS の CLI で DHCP プールに次の行を追加します。

    option 43 ascii "192.168.10.5,192.168.10.20"

注: WLAN コントローラの管理インターフェイスを使用する必要があります。



その他の Cisco Lightweight Access Point(LAP; Lightweight アクセス ポイント)

組み込み Cisco IOS DHCP サーバで Lightweight Cisco Aironet アクセス ポイントに DHCP オプション 43 を設定するには、次の手順を実行します。

  1. Cisco IOS の CLI で、コンフィギュレーション モードに入ります。

  2. デフォルト ルータやサーバ名などの必要パラメータが含まれた DHCP プールを作成します。次に DHCP スコープの例を示します。

    ip dhcp pool <pool name>
    network <ip network> <netmask>
    default-router <default-router IP address>
    dns-server <dns server IP address>
  3. Option 43 の行に次の構文を追加します。

    option 43 hex <hexadecimal string> 

    手順 3 での 16 進数ストリングは、オプション 43 のサブオプションの TLV 値の順序で次のように並べられています。Type + Length + Value。Type は常にサブオプション コードの 0xf1 です。Length はコントローラの管理 IP アドレスの数の 4 倍の 16 進数表記です。Value は順番にリストされたコントローラの IP アドレスの 16 進数表記です。

    たとえば、管理インターフェイス IP アドレス 192.168.10.5 と 192.168.10.20 を持つ 2 台のコントローラがあるとします。Type は 0xf1 です。Length は 2 * 4 = 8 = 0x08 になります。各 IP アドレスは c0a80a05(192.168.10.5)と c0a80a14(192.168.10.20)に変換されます。このストリングが並べられると、f108c0a80a05c0a80a14 になります。DHCP スコープには次の Cisco IOS コマンドが追加されます。

    option 43 hex f108c0a80a05c0a80a14


Linux ISC DHCP サーバ

このセクションでは、ベンダー固有の情報を Lightweight Cisco Aironet シリーズ AP に返すための Linux ISC サーバの設定方法を説明しています。この例では、ベンダー固有の情報を 1140、1200、1130、1240 シリーズの Lightweight AP に返すように Linux ISC サーバを設定します。この設定を変更して他の LAP に適用することもできます。

ddns-update-style interim;
     allow bootp;
     option space Cisco_LWAPP_AP;
     option Cisco_LWAPP_AP.server-address code 241 = array of ip-address;
     subnet 192.168.247.0 netmask 255.255.255.0 {
     authoritative;
     option routers 192.168.247.1;
     option subnet-mask 255.255.255.0;
     option domain-name "cisco.com";
     option domain-name-servers 192.168.247.2, 192.168.247.3;
     range dynamic-bootp 192.168.247.11 192.168.247.254;
     default-lease-time 300;

class "Cisco-AP-c1140" {

       match if option vendor-class-identifier = "Cisco AP c1140";
       option vendor-class-identifier "Cisco AP c1140";
       vendor-option-space Cisco_LWAPP_AP;
       option Cisco_LWAPP_AP.server-address 192.168.247.5; }

 class "Cisco AP c1200" {

   match if option vendor-class-identifier = "Cisco AP c1200";
   option vendor-class-identifier "Cisco AP c1200";
   vendor-option-space Cisco_LWAPP_AP;
   option Cisco_LWAPP_AP.server-address 192.168.247.55; }

  
 class "Cisco AP c1130" {

   match if option vendor-class-identifier = "Cisco AP c1130";
   option vendor-class-identifier "Cisco AP c1130";
   vendor-option-space Cisco_LWAPP_AP;
   option Cisco_LWAPP_AP.server-address 192.168.247.5; }

  
 class "Cisco AP c1240" {

   match if option vendor-class-identifier = "Cisco AP c1240";
   option vendor-class-identifier "Cisco AP c1240";
   vendor-option-space Cisco_LWAPP_AP;
   option Cisco_LWAPP_AP.server-address 192.168.247.5; }
   
 }


Cisco Network Registrar DHCP サーバ

Cisco Network Registrar DHCP サーバでは、ベンダー固有の属性がサポートされています。ところが、GUI ではこれらの属性の設定はできません。この設定には CLI を使用する必要があります。

DHCP オプション 43 での L3-LWAPP ディスカバリをサポートするには、次の設定手順を実行します。

注: CLI コマンド ツールは次のネットワーク レジストラ ディレクトリにあります。C:\Program Files\Network Registrar\BIN\ nrcmd.bat

  1. DHCP サーバにログインします。次の手順を実行します。

    username: admin
    password:
    100 Ok
    session:
        cluster = localhost
        default-format = user
        user-name = admin
        visibility = 5
    nrcmd>
  2. 次の手順で、Cisco AP1000 シリーズ AP 用のベンダー クラス識別子を作成します。

    nrcmd> vendor-option airespace create Airespace.AP1200
    100 Ok
    airespace:
        name = airespace
        read-only = disabled
        vendor-class-id = Airespace.AP1200

    次の手順で、Cisco AP1200 シリーズ AP 用のベンダー クラス識別子を作成します。

    nrcmd> vendor-option aironet1200 create "Cisco AP c1200"
    100 Ok
    aironet1200:
        name = aironet
        read-only = disabled
        vendor-class-id = “Cisco AP c1200”

    注: LAP の他のモデルに関しては、表 1 からの特定の VCI ストリングで vendor-class-id パラメータを置き換えます。

  3. DHCP サーバが Airespace.AP1200 に対するオプション 60 による要求を受け取った場合に、DHCP オファーで送出できる値を関連付けます。DHCP オプション 43 では、同じオプション 43 のフィールドで複数の値をサポートできます。これらのオプションは、サブタイプで個々に識別される必要があります。

    この場合は、値が 1 つだけ必要で、サブタイプは不要です。ところが、CNR の設定では次のようにサブタイプを作成する必要があります。

    Cisco AP1000 シリーズ AP の場合:

    nrcmd>vendor-option airespace definesuboption controller_ip 1 BYTE_ARRAY 
    no-suboption-opcode,no-suboption-len
    100 Ok
        controller_ip(1) : byte_array(no-suboption-opcode,no-suboption-len)

    Cisco AP1200 シリーズ AP の場合:

    nrcmd>vendor-option aironet1200 definesuboption controller_ip 241 IPADDR_ARRAY
    100 Ok
        Controller_ip(241) : ipaddr_array
    100 Ok
    vendor-option aironet1200 enable read-only
    100 Ok
    read-only=enabled
    nrcmd>policy system_default_policy setVendorOption aironet1200 
    controller_ip 1.2.3.4,2.3.4.5
    100 Ok
    aironet1200 controller_ip[0](241) IPADDR_ARRAY(1) = 1.2.3.4,2.3.4.5
  4. 一方で、サブタイプ機能を隠蔽して、IP 値を伴う元のストリング(BYTE_ARRAY)だけを送信するために、CNR では、サブタイプの ID と長さを削除する特定のフラグがサポートされています。no-suboption-opcode と no-suboption-len がこれらのフラグです。

    Cisco AP1000 シリーズ AP の場合:

    nrcmd>vendor-option list
    100 Ok
    airespace:
        name = airespace
        read-only = disabled
        vendor-class-id = Airespace.AP1200
    
    nrcmd> vendor-option airespace listsuboptions
    100 Ok
        controller_ip(241) : byte_array(no-suboption-opcode,no-suboption-len)

    Cisco AP1200 シリーズ AP の場合:

    nrcmd>vendor-option list
    100 Ok
    airespace:
        name = aironet1200
        read-only = enabled
        vendor-class-id = aironet1200
    
    nrcmd>vendor-option aironet1200 listsuboptions
    100 Ok
        controller_ip(241) : ipaddr_array(no-suboption-opcode,no-suboption-len)
  5. 次のように、DHCP プールに基づいて値を関連付けます。

    Cisco AP1000 シリーズ AP の場合:

    nrcmd>policy VLAN-52 setvendoroption airespace controller_ip 
    31:30:2E:31:35:30:2E:31:2E:31:35:2C:31:30:2E:31:35:30:2E:35:30:2E:31:35:2C
    100 Ok
    airespace controller_ip[0](1) BYTE_ARRAY(1) = 
    31:30:2e:31:35:30:2e:31:2e:31:35:2c:31:30:2e:31:35:30:2e:35:30:2e:31:35:2c

    Cisco AP1200 シリーズ AP の場合:

    nrcmd>policy system_default_policy setVendorOption aironet1200 
    controller_ip 1.2.3.4,2.3.4.5
    100 Ok
    aironet1200 controller_ip[0](241) IPADDR_ARRAY(1) = 1.2.3.4,2.3.4.5

    この例では、Airespace.AP1200 デバイスからの要求を受け取った際に、CNR で GUI により定義済みの VLAN-52 という名前の DHCP プールが、オプション 43 10.150.1.15,10.150.50.15 で設定されています。

    注: 31:30:2e:31:35:30:2e:31:2e:31:35:2c:31:30:2e:31:35:30:2e:35:30:2e:31:35:2c は、ストリング 10.150.1.15,10.150.50.15 の 16 進数表記です。

  6. 最後に、DHCP 設定を保存して、リロードします。

    nrcmd>save
    100 Ok
    nrcmd>dhcp reload
    100 Ok
    nrcmd>exit
    

Cisco CNR DHCP サーバでの Vendor-Options の設定の詳細は、「詳細な DHCP サーバ プロパティの管理」を参照してください。



Lucent QIP DHCP サーバ

このセクションでは、Lightweight Cisco Aironet シリーズ AP にベンダー固有の情報を返すための Lucent QIP DHCP サーバの設定方法に関するヒントをいくつか紹介しています。

注: 包括的な情報と関連手順については、ベンダーが提供する資料を参照してください。

DHCP オプション 43 には、任意のベンダー固有情報を取り込むことができます。DHCP サーバからは、この情報は 16 進数ストリングの形式で、DHCP オファーを受け取るクライアントに渡されます。

Lucent QIP DHCP サーバでは、ベンダー固有情報は、[DHCP Option Template- Modify] ページで提供されます。この画面の右側に [Active Options] が表示されています。次のように、[Vendor Specific Options] を選択して、[Value] フィールドに情報を入力します。

Lucent-DHCP.gif

DHCP オプション 43 メッセージにコントローラの IP アドレスを取り込むには、単一の 16 進数値として QIP の DHCP Option テンプレートに情報を入力します。([ip hex])

DHCP オプション 43 で IP アドレスを複数送信するには、QIP の DHCP オプションテンプレートに単一の 16 進数値([ip hex],[ip hex] ではなく、[ip hex ip hex])として情報を入力します。この場合、DHCP では、QIP から渡されるストリングの解析で中間のカンマにより問題が発生します。

たとえば、管理インターフェイス IP アドレス 192.168.10.5 と 192.168.10.20 を持つ 2 台のコントローラがあるとします。Type は 0xf1 です。Length は 2 * 4 = 8 = 0x08 になります。各 IP アドレスは c0a80a05(192.168.10.5)と c0a80a14(192.168.10.20)に変換されます。このストリングが並べられると、f108c0a80a05c0a80a14 になります。Lucent QIP DHCP サーバでは、DHCP スコープに追加される必要のある 16 進数ストリングは次のようになります。

[f108c0a80a05c0a80a14]

16 進数ストリングは大カッコで囲まれている必要があります。この大カッコは必須です。DHCP オプション 43 がこの値を反映するように修正されると、LAP ではコントローラの検出と登録が可能になります。



確認

このセクションでは、設定の確認について説明します。

コンソール ポートを持つ 1130 /1200/1230/1240 シリーズ LAP を使用している場合、DHCP IP アドレスの割り当て中に WLC IP アドレスが提供されることを確認できます。次の例は Cisco 1230 シリーズ LAP からのサンプル出力です。

*Mar  1 00:00:17.497: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface 
      Dot11Radio1, changed state to down
*Mar  1 00:00:17.898: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface 
      Dot11Radio0, changed state to down
*Mar  1 00:00:25.352: %DOT11-6-FREQ_USED: Interface Dot11Radio0, frequency 
      2447 selected
*Mar  1 00:00:25.353: %LINK-3-UPDOWN: Interface Dot11Radio0, changed state 
      to up
*Mar  1 00:00:26.352: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface 
      Dot11Radio0, changed state to up
*Mar  1 00:00:29.440: %LWAPP-5-CHANGED: LWAPP changed state to DISCOVERY
*Mar  1 00:00:29.475: %LINK-5-CHANGED: Interface Dot11Radio0, changed state 
      to reset
*Mar  1 00:00:29.704: %LINK-3-UPDOWN: Interface Dot11Radio1, changed state 
      to up
*Mar  1 00:00:30.121: Logging LWAPP message to 255.255.255.255.

%SYS-6-LOGGINGHOST_STARTSTOP: Logging to host 255.255.255.255 started - CLI 
      initiated
%LINK-3-UPDOWN: Interface Dot11Radio0, changed state to up
%LINK-5-CHANGED: Interface Dot11Radio1, changed state to reset
%LINK-3-UPDOWN: Interface Dot11Radio1, changed state to up
%LINK-5-CHANGED: Interface Dot11Radio0, changed state to reset
%LINK-3-UPDOWN: Interface Dot11Radio0, changed state to up
%LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Dot11Radio1, changed state 
      to up
Translating "CISCO-LWAPP-CONTROLLER"...domain server (255.255.255.255)
%DHCP-6-ADDRESS_ASSIGN: Interface FastEthernet0 assigned DHCP address 
      20.0.0.6, mask 255.0.0.0, hostname AP001b.d4e3.a81b
%LWAPP-3-CLIENTEVENTLOG: Controller address 192.168.10.5 obtained through DHCP
%LWAPP-3-CLIENTEVENTLOG: Controller address 192.168.10.5 obtained through DHCP

Cisco IOS の DHCP サーバを使用している場合、DHCP クライアントに割り当てられた DHCP アドレスのリストを表示するには、show ip dhcp binding コマンドを発行します。次に例を示します。

2800-ISR-TSWEB#show ip dhcp binding

Bindings from all pools not associated with VRF:
IP address          Client-ID/              Lease expiration        Type
                    Hardware address/
                    User name
192.168.25.1        000b.855b.fbd0          Jun 29 2007 11:49 AM    Automatic

WLC CLI で、show ap summary コマンドを発行して、AP が WLC に登録されたことを確認できます。次に例を示します。

    ((Cisco Controller) >show ap summary

    AP Name        Slots  AP Model   Ethernet MAC       Location          Port
    -------------  -----  ---------  -----------------  ----------------  ----
    ap:5b:fb:d0    2      AP1010     00:0b:85:5b:fb:d0  default_location  1

ワイヤレス LAN が設定されている場合、show client summary コマンドを発行して、WLC に登録されているクライアントを表示できます。

(Cisco Controller) >show client summary

    Number of Clients................................ 1

    MAC Address        AP Name        Status         WLAN  Auth  Protocol  Port
    -----------------  -------------  -------------  ----  ----  --------  ----
    00:40:96:a1:45:42  ap:64:a3:a0    Associated     4     Yes   802.11a   1


トラブルシューティング

このセクションでは、設定のトラブルシューティングについて説明します。

DHCP サーバとクライアント間で発生したイベントの順序を表示するには、WLC で debug dhcp message enable コマンドを発行します。次に例を示します。

(Cisco Controller) >Thu Jun 28 17:07:53 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 
      dhcp option len, 
    including the magic cookie = 38
Thu Jun 28 17:07:53 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: 
      received DHCP DISCOVER msg
Thu Jun 28 17:07:53 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: 
      skipping option 57, len 2
Thu Jun 28 17:07:53 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: 
      skipping option 55, len 6
Thu Jun 28 17:07:53 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: 
    vendor class id = Airespace.AP1200 (len 16)
Thu Jun 28 17:07:53 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcpParseOptions: options end, 
    len 38, actual 64
Thu Jun 28 17:07:53 2007: dhcpd: sending 300 bytes raw   
    0.0.0.0:68 -> 10.77.244.212:1067
Thu Jun 28 17:07:53 2007: dhcpd: Received 300 byte dhcp packet 
    from 0xd4f44d0a 10.77.244.212:68
Thu Jun 28 17:07:58 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option len, including 
    the magic cookie = 50
Thu Jun 28 17:07:58 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: received DHCP 
      REQUEST msg
Thu Jun 28 17:07:58 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: requested ip = 
      192.168.25.1
Thu Jun 28 17:07:58 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: server id = 
      192.168.25.10
Thu Jun 28 17:07:58 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: skipping option 57, 
      len 2
Thu Jun 28 17:07:58 2007: 00:0b:85:5b:fb:d0 dhcp option: skipping option 55, 
      len 6

WLC の IP アドレスを検出するためのディスカバリ方法として DHCP オプション 43 が使用されていたことを示す WLC からの debug lwapp packet enable コマンドの出力を次に示します。

Thu Jun 28 17:51:47 2007: Received LWAPP DISCOVERY REQUEST from AP 
      00:0b:85:5b:fb:d0 
    to 00:0b:85:33:84:a0 on port '1'
Thu Jun 28 17:51:47 2007: Successful transmission of LWAPP Discovery-Response 
    to AP 00:0b:85:5b:fb:d0 on Port 1
Thu Jun 28 19:22:39 2007: Start of Packet
Thu Jun 28 19:22:39 2007: Ethernet Source MAC (LRAD):      00:D0:58:AD:AE:CB
Thu Jun 28 19:22:39 2007: Msg Type       :
Thu Jun 28 19:22:39 2007:    DISCOVERY_REQUEST
Thu Jun 28 19:22:39 2007: Msg Length     :   31
Thu Jun 28 19:22:39 2007: Msg SeqNum     :   0
Thu Jun 28 19:22:39 2007: 
    	IE            :   UNKNOWN IE 58
Thu Jun 28 19:22:39 2007: 	IE Length     :   1
Thu Jun 28 19:22:39 2007: 	Decode routine not available, Printing Hex Dump
Thu Jun 28 19:22:39 2007: 00000000: 03                                                .
Thu Jun 28 19:22:39 2007: 

IE 58 パラメータの値は、ディスカバリ タイプを示しています。DCHP オプション 43 の場合は 3 になります。

Cisco IOS の DHCP サーバをルータで使用している場合は、DHCP クライアントとサーバの動作を表示するために、debug dhcp detail コマンドと debug ip dhcp server events コマンドを発行できます。debug ip dhcp server events コマンドによる例を次に示します。

*Jun 28 11:49:33.107: DHCPD: Sending notification of DISCOVER:
*Jun 28 11:49:33.107:   DHCPD: htype 1 chaddr 000b.855b.fbd0
*Jun 28 11:49:33.107:   DHCPD: remote id 020a0000c0a8190a01000000
*Jun 28 11:49:33.107:   DHCPD: circuit id 00000000
*Jun 28 11:49:33.107: DHCPD: Seeing if there is an internally specified 
      pool class:
*Jun 28 11:49:33.107:   DHCPD: htype 1 chaddr 000b.855b.fbd0
*Jun 28 11:49:33.107:   DHCPD: remote id 020a0000c0a8190a01000000
*Jun 28 11:49:33.107:   DHCPD: circuit id 00000000
*Jun 28 11:49:38.603: DHCPD: Sending notification of ASSIGNMENT:
*Jun 28 11:49:38.603:  DHCPD: address 192.168.25.1 mask 255.255.255.0
*Jun 28 11:49:38.603:   DHCPD: htype 1 chaddr 000b.855b.fbd0
*Jun 28 11:49:38.603:   DHCPD: lease time remaining (secs) = 86400
*Jun 28 11:49:38.607: DHCPD: Sending notification of ASSIGNMENT:
*Jun 28 11:49:38.607:  DHCPD: address 192.168.25.1 mask 255.255.255.0
*Jun 28 11:49:38.607:   DHCPD: htype 1 chaddr 000b.855b.fbd0
*Jun 28 11:49:38.607:   DHCPD: lease time remaining (secs) = 86400

DHCP クライアントに割り当てられた DHCP アドレスのリストを表示するには、show ip dhcp binding コマンドを発行します。

2800-ISR-TSWEB#show ip dhcp binding

Bindings from all pools not associated with VRF:
IP address          Client-ID/              Lease expiration        Type
                    Hardware address/
                    User name
192.168.25.1        000b.855b.fbd0          Jun 29 2007 11:49 AM    Automatic 



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