スイッチ : Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ

Catalyst 6500/6000 スイッチでの CatOS から Cisco IOS へのシステム ソフトウェアの変更

2009 年 10 月 29 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2009 年 4 月 22 日) | フィードバック

目次


概要

このドキュメントは、Cisco Catalyst 6500/6000 シリーズ スイッチのシステム ソフトウェアを、スーパーバイザ エンジンで Catalyst OS(CatOS)を使用し、Multilayer Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)で Cisco IOS(R) ソフトウェアを使用する構成から、スーパーバイザ エンジンと MSFC の両方で Cisco IOS ソフトウェアを使用する構成に変更する方法を説明しています。

システム ソフトウェアを CatOS から Cisco IOS に変更するために変換ユーティリティを使用する方法についての情報は、『変換ユーティリティを使用して Catalyst 6500/6000 スーパーバイザ エンジンをハイブリッド モード(CatOS)からネイティブ モード(IOS)に変換する方法』を参照してください。

CatOS のコンフィギュレーション ファイルを Cisco IOS のコンフィギュレーション ファイルに変換する方法についての情報は、『Cisco EDI CatOS から IOS への設定変換ツール』を参照してください。

このドキュメントでは、システム ソフトウェアを Cisco IOS ソフトウェアから CatOS に変更する方法については説明していません。この情報は、『Catalyst 6500/6000 スイッチでの Cisco IOS から CatOS へのシステム ソフトウェアの変更』を参照してください。



前提条件

要件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。



使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

  • Cisco Catalyst 6500/6000 シリーズ スイッチ

  • Cisco CatOS ソフトウェアが稼働するスーパーバイザ モジュール

  • Cisco IOS ソフトウェアが稼働する Multilayer Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)



表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。



CatOS と Cisco IOS システム ソフトウェアの違い

スーパーバイザ エンジン上の CatOS と MSFC 上の Cisco IOS ソフトウェアの場合(ハイブリッド):CatOS イメージは、Catalyst 6500/6000 スイッチ上でスーパーバイザ エンジンを稼働させるためのシステム ソフトウェアとして使用されます。MSFC がインストールされている場合、ルーティング モジュールの動作には、Cisco IOS ソフトウェア イメージが別に使用されます。

スーパーバイザ エンジンと MSFC の両方で Cisco IOS ソフトウェアを使用する場合(ネイティブ):1 つの Cisco IOS ソフトウェア イメージをシステム ソフトウェアとして使用して、Catalyst 6500/6000 スイッチ上でスーパーバイザ エンジンと MSFC の両方が動作します。

詳細は、『Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチのための Cisco Catalyst オペレーティング システムと Cisco IOS オペレーティング システムの比較』を参照してください。



CatOS と Cisco IOS ソフトウェア イメージの命名規則

スーパーバイザ エンジン上の CatOS と MSFC 上の Cisco IOS ソフトウェア

このセクションでは、Supervisor Engine 1、2、720、32 用の CatOS イメージの命名規則と、MSFC1、MSFC2、MSFC2A、MSFC3 用の Cisco IOS ソフトウェア イメージの命名規則について説明しています。

  • Supervisor Engine 1、1A、2、720、32 用の CatOS の命名規則

    • cat6000-sup:Supervisor Engine 1 および 1A

    • cat6000-sup2:Supervisor Engine 2

    • cat6000-sup720:Supervisor Engine 720

    • cat6000-sup32:Supervisor Engine 32

  • MSFC1、MSFC2、MSFC2A、MSFC3 用の Cisco IOS ソフトウェアの命名規則

    • c6msfc:MSFC1

    • c6msfc2:MSFC2

    • c6msfc2a:MSFC2A

    • c6msfc3:MSFC3

    • c6msfc-boot:MSFC1 ブート イメージ

    • c6msfc2-boot:MSFC2 ブート イメージ

  • スーパーバイザ エンジン用の CatOS イメージと MSFC 用の Cisco IOS ソフトウェア イメージの例

    • cat6000-supk8.8-1-1.bin は、Catalyst 6500/6000 Supervisor Engine 1 および 1A の CatOS イメージのバージョン 8.1(1) です。

    • cat6000-sup720k8.8-1-1.bin は、Catalyst 6500/6000 Supervisor Engine 720 の CatOS イメージのバージョン 8.1(1) です。

    • cat6000-sup32pfc3k8.8-4-1.bin は、Catalyst 6500/6000 Supervisor Engine 32 の CatOS イメージのバージョン 8.4 です。

    • c6msfc-boot-mz.121-19.E は、Catalyst 6500/6000 MSFC1 の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(19)E のブート イメージです。

    • c6msfc-ds-mz.121-19.E は、Catalyst 6500/6000 MSFC1 の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(19)E のイメージです。

    • c6msfc2-jsv-mz.121-19.E は、Catalyst 6500/6000 MSFC2 の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(19)E のイメージです。

    • c6msfc2a-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF は、Catalyst 6500/6000 MSFC2A の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(18)SXF のイメージです。

    • c6msfc3-jsv-mz.122-14.SX2 は、Catalyst 6500 MSFC3 の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(14)SX2 のイメージです。

スーパーバイザ エンジンと MSFC の両方用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ

  • MSFC1 または MSFC2 搭載の Supervisor Engine 1A および 2 用の Cisco IOS ソフトウェアの命名規則

    c6supxy は、イメージが稼働するスーパーバイザ エンジンと MSFC の組み合せを示しています。x はスーパーバイザ エンジンのバージョンで、y は MSFC のバージョンです。次のリストでは、これらのバージョンを太字で表しています。

    • c6sup:Cisco IOS ソフトウェア イメージのオリジナル名です。このイメージは、Supervisor Engine 1 と MSFC 1 で稼働します。

    • c6sup11:Supervisor Engine 1、MSFC1

    • c6sup12:Supervisor Engine 1、MSFC2

    • c6sup22:Supervisor Engine 2、MSFC2

    MSFC1 または MSFC2 搭載の Supervisor Engine 1 および 2 用の Cisco IOS ソフトウェア イメージの例を次に示します。

    • c6sup-is-mz.120-7.XE1 は、Catalyst 6500/6000(Supervisor Engine 1 と MSFC1 搭載)の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(7)XE1 イメージです。

    • c6sup11-dsv-mz.121-19.E1 は、Catalyst 6500/6000(Supervisor Engine 1 と MSFC1 搭載)の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(19)E1 イメージです。

    • c6sup12-js-mz.121-13.E9 は、Catalyst 6500/6000(Supervisor Engine 1 と MSFC2 搭載)の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(13)E9 イメージです。

    • c6sup22-psv-mz.121-11b.EX1 は、Catalyst 6500(Supervisor Engine 2 と MSFC2 搭載)の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11b)EX1 イメージです。

  • Supervisor Engine 720 用の Cisco IOS ソフトウェアの命名規則

    s720xy は、Supervisor Engine 720 での MSFC とポリシー フィーチャ カード(PFC)の組み合せを表しています。x は MSFC のバージョンで、y は PFC のバージョンです。次のリストでは、これらのバージョンを太字で表しています。

    • s72033:MSFC3、PFC3

    Supervisor Engine 720 用の Cisco IOS ソフトウェアの命名規則の例を次に示します。

    • s72033-jk9s-mz.122-14.SX は、Catalyst 6500 Supervisor Engine 720 の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(14)SX のイメージです(Supervisor Engine 720/MSFC3/PFC3a)。

  • Supervisor Engine 32 用の Cisco IOS ソフトウェアの命名規則

    s32xy は、Supervisor Engine 32 での MSFC と PFC の組み合せを表しています。x は MSFC のバージョンで、y は PFC のバージョンです。次のリストでは、これらのバージョンを太字で表しています。

    • s3223:MSFC2、PFC3

    Supervisor Engine 32 用の Cisco IOS ソフトウェアの命名規則の例を次に示します。

    • s3223-ipbasek9_wan-mz.122-18.SXF は、Catalyst 6500 Supervisor Engine 32 の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(18)SXF のイメージです(Supervisor Engine 32/MSFC2A/PFC3B)。

  • 注:このセクションで説明したイメージはすべて、他の多くのイメージと同様にダウンロードできます。ダウンロード - スイッチ登録ユーザ専用)の LAN スイッチのセクションを参照してください。
    一部のツールについて、ゲスト登録のお客様はアクセスできない場合があることをあらかじめご了承ください。



DRAM、ブート ROM、ブートフラッシュ、および PC カード(PCMCIA)に関する要件

Supervisor Engine 1A、2、720、32 用の DRAM およびブート ROM(ROM モニタ(ROMmon))に関する要件

使用中のバージョンの CatOS や Cisco IOS ソフトウェアに関する DRAM とブート ROM(ROMmon)の要件についての情報は、『Catalyst 6500 シリーズのリリース ノート』を参照してください。DRAM や ROMmon(システム ブートストラップ)のバージョンを確認するには、show version コマンドを発行します。

DRAM やブート ROM の物理的なアップグレードが必要なことが判明した場合には、使用しているハードウェアのアップグレードの説明を参照してください。手順の指示は、『Catalyst 6500 シリーズ コンフィギュレーション ノート』の「モジュール アップグレード ノート」セクションを参照してください。

Supervisor Engine 1A および 2 用のブートフラッシュおよび PC カード(PCMCIA)に関する要件

  • スーパーバイザ エンジンのブートフラッシュと PC カード(PCMCIA)を使用する

    Supervisor Engine 1 および 1A は、16 MB のブートフラッシュ搭載で出荷されています。Supervisor Engine 2 は、32 MB のブートフラッシュ搭載で出荷されています。Supervisor Engine 1、1A、2 では、スーパーバイザ エンジンのブートフラッシュのアップグレードはできません。

    CatOS イメージ(cat6000*)は、多くの場合、スーパーバイザ エンジンのブートフラッシュに保存されます。複数の CatOS イメージを保存する場合は、PC カードを使用する必要がある場合があります。これが必要かどうかは、スーパーバイザ エンジンとイメージのサイズによって決まります。

    注:このドキュメントでは、該当するイメージ名すべてを示すのにアスタリスク(*)を使用しています。

    Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)は、多くの場合、スーパーバイザ エンジンのブートフラッシュに保存されます。Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11b)E 以降では、サイズが大きくなったイメージがあり、Supervisor Engine 1A の 16 MB のブートフラッシュには収まらなくなっています。大きなサイズのイメージの場合、Supervisor Engine 2 がスーパーバイザ エンジンのブートフラッシュに保存できるのは 1 つのイメージだけです。1 つかそれ以上の c6sup* イメージを保存するには、PC カードを使用しなくてはならない場合があります。これが必要かどうかは、イメージのサイズによって決まります。

    PCMCIA(フラッシュ PC)カードには、次のいずれかを保存できます。

    • CatOS イメージ(cat6000*)

    • Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)

    • MSFC 用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6msfc*)

    Supervisor Engine 1、1A、および 2 の場合は、16、24、64 MB の PC カードを使用できます。

  • MSFC のブートフラッシュと PC カード(PCMCIA)を使用する

    Supervisor Engine 1A および 2 の MSFC には、ブートフラッシュが内蔵されています。MSFC1 には、16 MB のブートフラッシュが搭載されています。MSFC2 には、16 〜 32 MB のブートフラッシュが搭載されています。ブートフラッシュの容量は、出荷時期によって異なります。

    MSFC 用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6msfc*)は、多くの場合、MSFC のブートフラッシュに保存されます。MSFC1 および MSFC2 用の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11b)E 以降では、サイズが大きくなったイメージがあり、MSFC のブートフラッシュには収まらなくなっています。

    MSFC2 用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6msfc2*)の場合、内蔵の MSFC ブートフラッシュ SIMM に大きなサイズの c6msfc2* イメージやブート イメージ(c6msfc2-boot*)1 つかそれ以上保存するときには、16 MB の SIMM から 32 MB の SIMM へアップグレードするか PC カードを使用します。Supervisor Engine 1A と 2 での内部 MSFC2 ブートフラッシュの 16 MB から 32 MB へのアップグレードの方法についての情報は、『Catalyst 6000 ファミリ MSFC2 ブートフラッシュ デバイス アップグレードのインストール ノート』を参照してください。

    MSFC1 用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6msfc*)の場合は、内蔵のブートフラッシュをアップグレードすることはできません。大きなサイズのイメージを保存するには、PC カードが必要です。

    PCMCIA(フラッシュ PC)カードには、次のいずれかを保存できます。

    • CatOS イメージ(cat6000*)

    • Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)

    • MSFC 用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6msfc*)

    Supervisor Engine 1、1A、および 2 の場合は、16、24、64 MB のフラッシュ PC カードを使用できます。

    注:Supervisor Engine 2 ROMMON バージョン 7.1(1) 以降は、MEM-C6K-ATA-1-64M=(64 MB)PCMCIA ATA フラッシュディスク デバイスをサポートしています。詳細は、『Catalyst 6000 ファミリ Supervisor Engine 2 ROMMON ソフトウェア リリース ノート』の「ROMMON イメージの概要」セクションを参照してください。

Supervisor Engine 720 用のブートフラッシュおよび PC カード(PCMCIA)に関する要件

Supervisor Engine 720 は、64 MB のスーパーバイザ エンジンのブートフラッシュと、64 MB の MSFC ブートフラッシュ搭載で出荷されています。ストレージを追加するための CF Type II カード(ディスク 0 およびディスク 1)用スロットは 2 つあります。Supervisor Engine 720 用の CF カードには、64、128、256、512 MB の各サイズがあります。1 GB の MicroDrive も使用できます。

Supervisor Engine 720(s720xx*)イメージについては、現在はフラッシュ メモリに関する制限はありません。Supervisor Engine 720 のフラッシュ カードやマイクロドライブのインストール方法についての情報は、『Catalyst 6500 シリーズおよび Cisco 7600 シリーズでの Supervisor Engine 720 の CF メモリ カードのインストール ノート』を参照してください。

注:Supervisor Engine 720 用の最新のソフトウェア イメージの中には、ブートフラッシュ デバイスの容量よりもサイズが大きいものがあります。この場合は CF カードを使用してください。

Catalyst スイッチ プラットフォームで使用可能な最小および最大のメモリについての情報は、『Catalyst スイッチ プラットフォームでサポートされるメモリおよびフラッシュ サイズ』を参照してください。

Supervisor Engine 32 用のブートフラッシュおよび PC カード(PCMCIA)に関する要件

Supervisor Engine 32 は、256 MB のスーパーバイザ エンジンのブートフラッシュと、256 MB の MSFC ブートフラッシュ搭載で出荷されています。Supervisor Engine 32 には、外付けの CF Type II スロットが 1 つと、256 MB の内蔵 CF フラッシュ メモリが搭載されています。CLI では bootdisk: で参照される内部 CF は 512 MB および 1 GB にアップグレードできます。CF Type II スロットでは、CF Type II カードと IBM MicroDrive カードをサポートしています。Supervisor Engine 32 用の CF カードには、64、128、256 MB の各サイズがあります。Supervisor Engine 32 のハードウェアは、512 MB および 1 GB の CF Type II フラッシュ メモリをサポートしています。外付けの CF メモリのキーワードは disk0: です。内蔵の CF メモリのキーワードは bootdisk: です。



冗長スーパーバイザ エンジンの変更

スーパーバイザ エンジンを、インストールされている他のスーパーバイザ エンジンと同時には変更しないようにしてください。変更手順は、このような変更に対応するようには作成されていません。

冗長スーパーバイザ エンジンを変更する場合には、次の手順を実行してください。

  1. スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンを取り外します。

  2. アクティブなスーパーバイザ エンジンに対して適切な変更手順を実行して、その確認をします。

    注:この手順については、このドキュメントの「CatOS から Cisco IOS システム ソフトウェアへの変更手順」のセクションを参照してください。

  3. アクティブなスーパーバイザ エンジンを取り外します。

  4. スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンを取り付け、同じ手順で変更と確認を行います。

  5. もう一方のスーパーバイザ エンジンを冗長構成用に取り付けます。

冗長スーパーバイザ装備の Catalyst 6500/6000 スイッチでさまざまな冗長モードが異なるシステム ソフトウェアで動作するしくみについての包括的な情報は、『冗長スーパーバイザ エンジン装備の Catalyst 6000/6500 シリーズ スイッチでのソフトウェア イメージ アップグレード設定例』の「スーパーバイザの冗長性」セクションを参照してください。



CatOS から Cisco IOS システム ソフトウェアへの変更手順

このセクションでは、Catalyst 6500/6000 シリーズ スイッチのソフトウェア構成を、ハイブリッド構成(MSFC で Cisco IOS ソフトウェアが稼働し、スーパーバイザ エンジンで CatOS が稼働する構成)からネイティブ構成(スーパーバイザ エンジンと MSFC の両方で Cisco IOS ソフトウェアが稼働する構成)に変更する手順について説明しています。このセクションでは、次の 4 つの手順を説明しています。使用しているハードウェアに対応する手順を実行してください。



MSFC1 搭載のスーパーバイザ エンジンの場合の変更

このセクションでは、スーパーバイザ エンジンに MSFC1 が搭載されている場合に、Catalyst 6500/6000 シリーズ スイッチで稼働しているシステム ソフトウェアを CatOS から Cisco IOS ソフトウェアに変更する方法について説明しています。

このセクションでは、次の用語を使用しています。

  • スイッチ プロセッサ(SP):システムまたはスーパーバイザ エンジンのスイッチ コンポーネントです。

  • ルート プロセッサ(RP):システムまたは MSFC1 のルータ コンポーネントです。

注:このドキュメントで使用しているイメージは、単に例として掲載しているものです。このイメージを、お客様のスイッチの環境で使用するイメージに置き換えてください。メモリと ROMmon の要件について、必ず『Catalyst 6500 シリーズのリリース ノート』を参照してください。



ステップ 1

SP とのコンソール接続を確立します。

ベスト プラクティスとしては、コンソール セッションのログを取ってください。ログとしてセッションの記録を取っておくと、トラブルシューティングが必要になったときに、このドキュメントに書かれている手順と比較できます。たとえば、Windows の HyperTerminal で Transfer > Capture Text の順に選択して、コンソール セッションをログを行います。詳細は、『Catalyst スイッチのコンソール ポートに端末を接続する方法』を参照してください。



ステップ 2

スーパーバイザ エンジンから CatOS のコンフィギュレーションを、また MSFC1 から Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーションをバックアップしておきます。

システム ソフトウェアを Cisco IOS ソフトウェアに変更した後、スイッチを再設定する必要があります。これは変更処理によってコンフィギュレーションが失われるためです。これらの設定ファイルをバックアップしておけば、変更が終了した後の参照用として、または再度 CatOS へ戻すことにしたときのバックアップとして使用できます。これらのコンフィギュレーションをバックアップするには、スーパーバイザ エンジンで copy config tftp を発行し、MSFC1 で copy start tftp コマンドを発行します。

コンフィギュレーション ファイルのバックアップのための copy config tftp コマンドと copy start tftp コマンドの使用方法についての詳細は、『Catalyst スイッチにおけるソフトウェア イメージの管理とコンフィギュレーション ファイルの操作』を参照してください。



ステップ 3

show module コマンドを発行して、PFC と MSFC1 がスイッチに取り付けられていることを確認します。

注:PFC や MSFC が取り付けられていない状態では、Cisco IOS ソフトウェアのイメージ(c6sup11*)は実行できません。

Console> (enable) show module
Mod Slot Ports Module-Type               Model               Sub Status
--- ---- ----- ------------------------- ------------------- --- --------
1   1    2     1000BaseX Supervisor      WS-X6K-SUP1A-2GE    yes ok
15  1    1     Multilayer Switch Feature WS-F6K-MSFC         no  ok

!--- この場合、スロット 1 の SP は Supervisor Engine 1A で
!--- RP あるいは MSFC1 が装備されています。

3   3    48    10/100BaseTX Ethernet     WS-X6348-RJ-45      no  ok
Mod Module-Name          Serial-Num
--- -------------------- -----------
1                        SAD040905LF
15                       SAD040701C4
3                        SAL0547ENL8
Mod MAC-Address(es)                        Hw     Fw         Sw
--- -------------------------------------- ------ ---------- -----------------
1   00-d0-bc-f7-75-96 to 00-d0-bc-f7-75-97 3.2    5.3(1)     8.1(1)

!--- これは SP 上で稼働中の CatOS ソフトウェアのバージョンです。

    00-d0-bc-f7-75-94 to 00-d0-bc-f7-75-95
    00-02-7e-02-a0-00 to 00-02-7e-02-a3-ff
15  00-d0-bc-f7-75-98 to 00-d0-bc-f7-75-d7 1.4    12.1(19)E1 12.1(19)E1a

!--- これは RP 上で稼働中の Cisco IOS ソフトウェア リリースです。

3   00-05-74-0a-32-70 to 00-05-74-0a-32-9f 6.1    5.4(2)     8.1(1)
Mod Sub-Type                Sub-Model           Sub-Serial  Sub-Hw Sub-Sw
--- ----------------------- ------------------- ----------- ------ ------
1   L3 Switching Engine     WS-F6K-PFC          SAD040906A9 1.0

!--- これは PFC です。

Console> (enable)


ステップ 4

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)が、スーパーバイザ エンジン モジュールの SP ブートフラッシュまたは slot0 の PC カードにあることを確認します。

注:Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)を保存する場所は、スーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスの容量とイメージのサイズによって決まります。

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)の保存場所を確認するには、dir コマンドを発行します。

Console> (enable) dir bootflash:
-#- -length- -----date/time------ name
  1 10965886 Nov 02 2003 23:09:53 cat6000-supk8.8-1-1.bin

!--- これは、SP ブートフラッシュと SP で稼働中の
!--- 現在の CatOS ソフトウェア バージョンのロケーションです。

5024768 bytes available (10966016 bytes used)
Console> (enable)

Console> (enable) dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
  1 17160908 Nov 03 2003 00:53:41 c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a

!--- これは、名前が slot0: の PCMCIA あるいはフラッシュ PC デバイスです。
!--- これは、この変更用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)のリリースです。

7611572 bytes available (17161036 bytes used)
Console> (enable)

bootflash: と slot0: のどちらにも Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)がない場合は、イメージをダウンロードします。ステップ 5 ではこの手順について説明しています。イメージがある場合は、ステップ 6 に進んでください。



ステップ 5(オプション)

注:このステップを実行するのは、bootflash: と slot0: のどちらにも Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)がない場合だけです。この手順を実行する必要があるかどうかを判断するには、ステップ 4 を参照してください。

copy tftp bootflash: コマンドか copy tftp slot0: コマンドを発行して、SP のブートフラッシュか slot0 にある PC カードのいずれかにイメージをダウンロードします。

注:一度も使用されていない PC カードや、Cisco IOS ソフトウェア アルゴリズムでフォーマットされた PC カードを使用する場合は、カードのフォーマットが必要になる場合があります。format slot0: コマンドか format slot1: コマンド、あるいはその両方を使用して、Supervisor Engine 1、1A あるいは 2 上の PC カードをフォーマットします。

注:必要に応じて、フラッシュ デバイス上のスペースを解放できます。delete bootflash: コマンドか delete slot0:filename コマンドを発行して、ファイルを削除します。次に、squeeze bootflash: コマンドか squeeze slot0: コマンドを発行して、削除したファイルをすべてデバイスから消去します。

Console> (enable) copy tftp slot0:
IP address or name of remote host []? 10.1.1.2
Name of file to copy from []? c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a
24772480 bytes available on device slot0, proceed (y/n) [n]? y
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
File has been copied successfully.
Console> (enable)

!--- イメージのロケーションを確認します。

Console> (enable) dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
  1 17160908 Nov 03 2003 00:53:41 c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a
7611572 bytes available (17161036 bytes used)
Console> (enable)


ステップ 6

switch console コマンドか session module コマンドのいずれかを発行して、RP にアクセスします。

Console> (enable) switch console
Trying Router-15...
Connected to Router-15.
Type ^C^C^C to switch back...
Router>

!--- enable コマンドを発行して、特権 EXEC モードに入ります。

Router>enable
Router#


ステップ 7

dir bootflash: コマンドを発行して、MSFC1 のブート イメージが RP のブートフラッシュにあることを確認します。

MSFC1 のブート イメージ(c6msfc-boot)は必須であり、RP のブートフラッシュにある必要があります。

Router#dir bootflash:
Directory of bootflash:/
    1  -rw-     1879040   Nov 02 2003 22:29:32  c6msfc-boot-mz.121-19.E1a
15990784 bytes total (14111616 bytes free)
Router#

c6msfc-boot イメージが RP のブートフラッシュにない場合は、イメージをダウンロードしてください。ステップ 8 ではこの手順について説明しています。イメージがある場合は、ステップ 9 に進んでください。



ステップ 8(オプション)

注:この手順は、c6msfc-boot イメージが RP のブートフラッシュにない場合のみ実行してください。この手順を実行する必要があるかどうかを判断するには、ステップ 7 を参照してください。

RP のブートフラッシュにイメージをダウンロードするために、copy tftp bootflash: コマンドを発行します。

注:必要に応じて、RP ブートフラッシュの領域を空けることができます。ファイルを削除するには、delete bootflash:filename コマンドを発行します。次に、squeeze bootflash: コマンドを発行して、削除したファイルをすべてデバイスから消去します。

Router#copy tftp bootflash:
Address or name of remote host []? 10.1.1.2
Source filename []? c6msfc-boot-mz.121-19.E1a
Destination filename [c6msfc-boot-mz.121-19.E1a]?
Accessing tftp://10.1.1.2/c6msfc-boot-mz.121-19.E1a...
Loading c6msfc-boot-mz.121-19.E1a from 10.1.1.2 (via Vlan1): !!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 1879040 bytes]
1879040 bytes copied in 28.848 secs (65136 bytes/sec)
Verifying compressed IOS image checksum...
Verified compressed IOS image checksum for bootflash:/c6msfc-boot-mz.121-19.E1a
Router#

!--- イメージのロケーションを確認します。

Router#dir bootflash:
Directory of bootflash:/
    1  -rw-     1879040   Nov 03 2003 01:36:45  c6msfc-boot-mz.121-19.E1a
15990784 bytes total (14111616 bytes free)
Router#


ステップ 9

BOOTLDR variable 設定で、RP のブートフラッシュ内の c6msfc-boot イメージが指定されていて、コンフィギュレーション レジスタが 0x2102 に設定されていることを確認します。このように設定されていると、MSFC1 では自動的にブートが行われます。

show bootvar コマンドを発行して、BOOTLDR variable とコンフィギュレーション レジスタの設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = sup-slot0:c6msfc-jsv-mz.121-19.E1a,1
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable = bootflash:c6msfc-boot-mz.121-19.E1a

!--- MSFC1 に対して BOOTLDR 変数の設定は適切に行われています。 

Configuration register is 0x2102

!--- コンフィギュレーション レジスタは 0x2102 に設定されており、適切です。

Router#

BOOTLDR variable 設定やコンフィギュレーション レジスタが正しく設定されていない場合は、ステップ 10 を実行して設定を変更してください。両方の設定が正しい場合は、ステップ 11 に進んでください。



ステップ 10(オプション)

注:このステップは、BOOTLDR variable 設定やコンフィギュレーション レジスタが正しく設定されていない場合のみ実行してください。この手順を実行する必要があるかどうかを判断するには、ステップ 9 を参照してください。

下記のコマンドを発行して、BOOTLDR variable 設定と、コンフィギュレーション レジスタの設定変更を行います。


!--- ブート イメージの名前を確認します。

Router#dir bootflash:
Directory of bootflash:/
    1  -rw-     1879040   Nov 03 2003 01:36:45  c6msfc-boot-mz.121-19.E1a
15990784 bytes total (14111616 bytes free)
Router#

!--- BOOTLDR 変数を設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#boot bootldr bootflash:c6msfc-boot-mz.121-19.E1a

!--- MSFC1 が自動的にブートされるように、コンフィギュレーション レジスタを設定します。

Router(config)#config-register 0x2102
Router(config)#end
Router#

!--- 変更を保存します。

Router#write memory
Building configuration...
[OK]

!--- BOOTLDR 変数とコンフィギュレーション レジスタの設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = sup-slot0:c6msfc-jsv-mz.121-19.E1a,1
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable = bootflash:c6msfc-boot-mz.121-19.E1a
Configuration register is 0x2102
Router#


ステップ 11

SP に戻るには、RP で Ctrl-C を 3 回押します。

注:session module コマンドを発行して RP にアクセスした場合は、Ctrl-C の代わりに exit コマンドを発行する必要があります。


!--- Ctrl-C を 3 回押します。

Router#^C
Router#^C
Router#^C
Console> (enable)

!--- これは SP のコンソールのプロンプトです。



ステップ 12

SP のコンフィギュレーション レジスタの設定を変更して、スイッチが CatOS のブートを行わずに ROMmon に移行するようにします。

Console> (enable) set boot config-register 0x0
Configuration register is 0x0
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring, overwrite, sync disabled
console baud: 9600
boot: the ROM monitor
Console> (enable)


ステップ 13

スイッチをリセットして ROMmon モードに入ります。

Console> (enable) reset
This command will reset the system.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
2003 Nov 03 02:00:26 %SYS-5-SYS_RESET:System reset from Console//
Powering OFF all existing linecards
Console> (enable) 2003 Nov 03 02:00:26 %SPANTREE-2-RX_1QNONTRUNK: Rcved 1Q-BPDU
on non-trunk port 3/1 vlan 1
2003 Nov 03 02:00:27 %ETHC-5-PORTFROMSTP:Port 3/1 left bridge port 3/1
System Bootstrap, Version 5.3(1)

!--- これは SP の ROMmon イメージのバージョンです。

Copyright (c) 1994-1999 by cisco Systems, Inc.
c6k_sup1 processor with 131072 Kbytes of main memory

!--- このメッセージが表示された後に、ルータは SP ROMmon に移行します。

注:このドキュメントでは、SP と RP の ROMmon プロンプトを識別するために、コメントを青い太字で表してあります。

rommon 1 >

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。



ステップ 14

ROMmon プロンプトで set コマンドを発行して、環境変数を確認します。

注:現在は、スイッチが CatOS イメージでブートするように設定されています。

rommon 1 > set

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。
!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

PS1=rommon ! >
BOOTLDR=
SLOTCACHE=cards;
RET_2_RTS=22:54:02 UTC Sun Nov 2 2003
RET_2_RUTC=1067813642
?=0
CONFIG_FILE=bootflash:switch.cfg
BOOT=bootflash:cat6000-supk8.8-1-1.bin,1;
rommon 2

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。

Cisco IOS ソフトウェアでは、CONFIG_FILE 環境変数を使用しないため、この変数によって問題が生じる場合があります。環境設定から bootflash:switch.cfg または slot0:switch.cfg を削除して、この問題を回避します。次のコマンドを発行します。

rommon 2 > CONFIG_FILE=

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。
!--- CONFIG_FILE 設定では大文字と小文字が区別され、すべて大文字になります。

rommon 3 > BOOT=

!--- BOOT 設定では大文字と小文字が区別され、すべて大文字になります。

rommon 4 > confreg 0x2102



You must reset or power cycle for new config to take effect

!--- コンフィギュレーション レジスタを 0x2102 に設定すると、SP ではいったん自動ブートが行われ、
!--- ネイティブ IOS モードに移行した後で、BOOT 変数が 
!--- 正しい IOS イメージ ファイル名に設定されます。

rommon 5 > sync

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。
!--- sync コマンドにより、新しい環境変数の設定が NVRAM に書き込まれます。

rommon 6 > reset

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。
!--- 何らかの環境変数の変更を行った後には、reset コマンドが必須です。

System Bootstrap, Version 5.3(1)
Copyright (c) 1994-1999 by cisco Systems, Inc.
c6k_sup1 processor with 131072 Kbytes of main memory

Autoboot: failed, BOOT string is empty
rommon 1 >

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。
!--- リセット後も、SP ROMmon のままです。



ステップ 15

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)を使用してスイッチをブートします。

dir bootflash: コマンドか dir slot0: コマンドのいずれかを発行します。Cisco IOS ソフトウェア イメージをダウンロードしたデバイスに対応するコマンドを使用してください。次に、boot bootflash: コマンドか boot slot0:filename コマンドを発行して、ブートアップ シーケンスを開始します。

rommon 1 > dir slot0:

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。

         File size           Checksum   File name
  17160908 bytes (0x105dacc)  0x283e970    c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a

!--- この場合、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)はslot0: にあります。
!--- これは、この手順でのイメージのブート元のデバイスです。


rommon 2 > boot slot0:c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a

!--- 注:このプロンプトは SP ROMmon です。

Self decompressing the image : #################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
############################### [OK]

!--- 出力を省略。 

00:00:02: %PFREDUN-6-ACTIVE: Initializing as ACTIVE processor
00:00:05: %OIR-SP-6-CONSOLE: Changing console ownership to route processor
System Bootstrap, Version 12.0(3)XE, RELEASE SOFTWARE

!--- これは RP の ROMmon イメージのリリースです。

Copyright (c) 1998 by cisco Systems, Inc.
Cat6k-MSFC platform with 131072 Kbytes of main memory

Download Start
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
 Download Completed! Booting the image.
 Self decompressing the image : #################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
########################################## [OK]

!--- 出力を省略。

Press RETURN to get started!

!--- 出力を省略。

Router>


ステップ 16

この時点で、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)は正しく起動されていますが、スーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスは、以前の CatOS のアルゴリズムでフォーマットされたままです。したがって、Cisco IOS ソフトウェアでは sup-bootflash:slot0: への書き込みが正しく行えません。このため、これらのフラッシュ デバイスを再フォーマットして、そのデバイス上にあるイメージを置き換える必要があります。

format コマンドを発行して、スーパーバイザ エンジンのブートフラッシュと slot0 フラッシュ デバイスをフォーマットします。

Router>enable
Router#format sup-bootflash:
Format operation may take a while. Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format operation will destroy all data in "sup-bootflash:".  Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。


Format of sup-bootflash complete
Router#

Router#format slot0:
Format operation may take a while. Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format operation will destroy all data in "slot0:".  Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Enter volume ID (up to 64 chars)[default slot0]:

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format of slot0 complete
Router#


ステップ 17

ステップ 16 でスーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスをフォーマットする際に、スーパーバイザ エンジンのブートに使用される Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)は、デバイス上の他のすべてのデータとともに削除されます。したがって、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)を再度コピーする必要があります。

注:変更によってコンフィギュレーションが失われることに注意してください。IP アドレスや、場合によってはスタティック ルーティングおよびダイナミック ルーティングを設定して、TFTP サーバへの接続を再確立する必要があります。スイッチから TFTP サーバへ PING を送ることができるか、確認してください。

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)を sup-bootflash: または slot0: のフラッシュ デバイスのいずれかにコピーするには、copy tftp コマンドを発行します。

Router#copy tftp slot0:

!--- この場合、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)はslot0: にコピーされます。

Address or name of remote host []? 10.1.1.2
Source filename []? c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a
Destination filename [c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a]?
Accessing tftp://10.1.1.2/c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a...
Loading c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a from 10.1.1.2 (via FastEthernet3/1): !!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

!--- 出力を省略。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 17160908 bytes]
17160908 bytes copied in 859.292 secs (19971 bytes/sec)
Verifying compressed IOS image checksum...
Verified compressed IOS image checksum for slot0:/c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a
Router#


ステップ 18

sup-bootflash: か slot0: にある Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)からブートするように、ブート変数を設定します。


!--- 現在のブート変数の設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = sup-slot0:c6msfc-jsv-mz.121-19.E1a,1

!--- BOOT 変数は誤って古い MSFC イメージをポイントしています。

CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable = bootflash:c6msfc-boot-mz.121-19.E1a
Configuration register is 0x2102
Standby is not up.
Router#

!--- Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup11*)でブートするようにブート変数を設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#boot system flash slot0:c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a
Router(config)#end
Router#

!--- 変更を保存します。

Router#write memory
Building configuration...
[OK]
Router#


ステップ 19

コンフィギュレーション レジスタが 0x2102 に設定されているか確認します。そのようになっていない場合は、コンフィギュレーション レジスタを正しい値の 0x2102 に修正します。

Router#show bootvar
BOOT variable = slot0:c6sup11-jsv-mz.121-19.E1a,1
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable = bootflash:c6msfc-boot-mz.121-19.E1a
Configuration register is 0x2102
Standby is not up.
Router#


ステップ 20

スイッチをリロードします。

Router#reload
Proceed with reload? [confirm]

!--- 出力を省略。



MSFC2 搭載のスーパーバイザ エンジンの場合の変更

このセクションでは、スーパーバイザ エンジンに MSFC2 が搭載されている場合に、Catalyst 6500/6000 シリーズ スイッチで稼働しているシステム ソフトウェアを、CatOS から Cisco IOS ソフトウェアに変更する方法について説明しています。

このセクションでは、次の用語を使用しています。

  • スイッチ プロセッサ(SP):システムまたはスーパーバイザ エンジンのスイッチ コンポーネントです。

  • ルート プロセッサ(RP):システムまたは MSFC2 のルータ コンポーネントです。

注:このドキュメントで使用しているイメージは、単に例として掲載しているものです。このイメージを、お客様のスイッチの環境で使用するイメージに置き換えてください。メモリと ROMmon の要件について、必ず『Catalyst 6500 シリーズのリリース ノート』を参照してください。



ステップ 1

SP とのコンソール接続を確立します。

ベスト プラクティスとしては、コンソール セッションのログを取ってください。ログとしてセッションの記録を取っておくと、トラブルシューティングが必要になったときに、このドキュメントに書かれている手順と比較できます。たとえば、HyperTerminal で Transfer > Capture Text の順に選択して、コンソール セッションのログを記録します。詳細は、『Catalyst スイッチのコンソール ポートに端末を接続する方法』を参照してください。



ステップ 2

スーパーバイザ エンジンから CatOS のコンフィギュレーションを、また MSFC2 から Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーションをバックアップしておきます。

システム ソフトウェアを Cisco IOS ソフトウェアに変更した後、スイッチを再設定する必要があります。これは変更処理によってコンフィギュレーションが失われるためです。これらの設定ファイルをバックアップしておけば、変更が終了した後の参照用として、または再度 CatOS へ戻すことにしたときのバックアップとして使用できます。これらのコンフィギュレーションをバックアップするには、スーパーバイザ エンジンで copy config tftp を発行し、MSFC2 で copy start tftp コマンドを発行します。

コンフィギュレーション ファイルのバックアップのための copy config tftp コマンドと copy start tftp コマンドの使用方法についての詳細は、『Catalyst スイッチにおけるソフトウェア イメージの管理とコンフィギュレーション ファイルの操作』を参照してください。



ステップ 3

show module コマンドを発行して、PFC または PFC2 と、MSFC2 がスイッチに取り付けられていることを確認します。

注:PFC や MSFC が取り付けられていない状態では、Cisco IOS ソフトウェアのイメージ(c6sup*)は実行できません。

Console> (enable) show module
Mod Slot Ports Module-Type               Model               Sub Status
--- ---- ----- ------------------------- ------------------- --- --------
1   1    2     1000BaseX Supervisor      WS-X6K-S2U-MSFC2    yes ok
15  1    1     Multilayer Switch Feature WS-F6K-MSFC2        no  ok

!--- この場合、スロット 1 の SP は Supervisor Engine 2 で
!--- RP あるいは MSFC2 が装備されています。

3   3    48    10/100BaseTX Ethernet     WS-X6548-RJ-45      no  ok
5   5    0     Switch Fabric Module 2    WS-X6500-SFM2       no  ok
Mod Module-Name          Serial-Num
--- -------------------- -----------
1                        SAD060302XM
15                       SAD060102KP
3                        SAL0701B2S0
5                        SAD061506MD
Mod MAC-Address(es)                        Hw     Fw         Sw
--- -------------------------------------- ------ ---------- -----------------
1   00-01-c9-da-ee-d2 to 00-01-c9-da-ee-d3 3.5    7.1(1)     8.1(1)

!--- これは SP 上で稼働中の CatOS ソフトウェアのバージョンです。

    00-01-c9-da-ee-d0 to 00-01-c9-da-ee-d1
    00-04-9b-bd-c0-00 to 00-04-9b-bd-c3-ff
15  00-08-7c-a1-cf-80 to 00-08-7c-a1-cf-bf 1.3    12.1(19)E1 12.1(19)E1a

!--- これは RP 上で稼働中の Cisco IOS ソフトウェア リリースです。

3   00-09-11-f3-88-48 to 00-09-11-f3-88-77 5.1    6.3(1)     8.1(1)
5   00-01-00-02-00-03                      1.2    6.1(3)     8.1(1)
Mod Sub-Type                Sub-Model           Sub-Serial  Sub-Hw Sub-Sw
--- ----------------------- ------------------- ----------- ------ ------
1   L3 Switching Engine II  WS-F6K-PFC2         SAD054104B3 3.0

!--- この場合は、スイッチに PFC2 が取り付けられています。

Console> (enable)


ステップ 4

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)が、SP ブートフラッシュまたは slot0 の PC カードにあることを確認します。

注:Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)を保存する場所は、スーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスの容量とイメージのサイズによって決まります。

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)の場所を確認するには、dir コマンドを使用します。

Console> (enable) dir bootflash:
-#- -length- -----date/time------ name
  1  8040396 Oct 30 2003 23:17:13 cat6000-sup2k8.8-1-1.bin

!--- これは、SP ブートフラッシュと SP で稼働中の
!--- 現在の CatOS ソフトウェア バージョンのロケーションです。

23941044 bytes available (8040524 bytes used)
Console> (enable)

Console> (enable) dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
  1 19769600 Oct 31 2003 00:39:30 c6sup22-js-mz.121-19.E1a

!--- これは、名前が slot0: の PCMCIA あるいはフラッシュ PC デバイスです。
!--- これは、この変更用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)のリリースです。

5002880 bytes available (19769728 bytes used)
Console> (enable)

bootflash: と slot0: のどちらにも Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)がない場合は、イメージをダウンロードします。ステップ 5 ではこの手順について説明しています。イメージがある場合は、ステップ 6 に進んでください。



ステップ 5(オプション)

注:このステップを実行するのは、bootflash: と slot0: のどちらにも Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)がない場合だけです。この手順を実行する必要があるかどうかを判断するには、ステップ 4 を参照してください。

copy tftp bootflash: コマンドか copy tftp slot0: コマンドを発行して、SP のブートフラッシュか slot0 にある PC カードのいずれかにイメージをダウンロードします。

注:一度も使用されていない PC カードや、Cisco IOS ソフトウェア アルゴリズムでフォーマットされた PC カードを使用する場合は、カードのフォーマットが必要になる場合があります。format slot0: コマンドか format slot1: コマンド、あるいはその両方を使用して、Supervisor Engine 1、1A あるいは 2 上の PC カードをフォーマットします。

注:必要に応じて、フラッシュ デバイス上のスペースを解放できます。delete bootflash: コマンドか delete slot0:filename コマンドを発行して、ファイルを削除します。次に、squeeze bootflash: コマンドか squeeze slot0: コマンドを発行して、削除したファイルをすべてデバイスから消去します。

Console> (enable) copy tftp slot0:
IP address or name of remote host []? 10.1.1.2
Name of file to copy from []? c6sup22-js-mz.121-19.E1a
24772480 bytes available on device slot0, proceed (y/n) [n]? y
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
File has been copied successfully.
Console> (enable)

!--- イメージのロケーションを確認します。

Console> (enable) dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
  1 19769600 Oct 31 2003 21:37:39 c6sup22-js-mz.121-19.E1a
5002880 bytes available (19769728 bytes used)
Console> (enable)


ステップ 6

switch console コマンドか session module コマンドのいずれかを発行して、RP にアクセスします。

Console> (enable) switch console
Trying Router-15...
Connected to Router-15.
Type ^C^C^C to switch back...
Router>

!--- enable コマンドを発行して、特権 EXEC モードに入ります。

Router>enable
Router#


ステップ 7

dir bootflash: コマンドを発行して、MSFC2 のブート イメージ(c6msfc2-boot)が RP のブートフラッシュにあることを確認します。

重要: MSFC2 では、ブート イメージは必須ではありません。ただし、Cisco では、この手順に従ってブート イメージを使用することを推奨しています。ブート イメージは、システム イメージを非常に小さくしたバージョンです。ブート イメージを使用すると、メインのシステム イメージが破損または失われた場合に TFTP によるイメージの転送を行うことができます。MSFC2 ブート イメージを使用する場合には、これを RP のブートフラッシュに保存する必要があります。

Router#dir bootflash:
Directory of bootflash:/
    1  -rw-     1820676   Aug 20 2003 18:13:11  c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a
15204352 bytes total (13383548 bytes free)

c6msfc2-boot イメージが RP のブートフラッシュにない場合は、イメージをダウンロードしてください。ステップ 8 は、この手順を説明しています。イメージが存在する場合は、ステップ 9 に進みます。



ステップ 8(オプション)

注:この手順は、c6msfc2-boot イメージが RP のブートフラッシュにない場合のみ実行してください。この手順を実行する必要があるかどうかを判断するには、ステップ 7 を参照してください。

copy tftp bootflash: コマンドを発行して、RP のブートフラッシュにイメージをダウンロードします。

注:必要に応じて、RP ブートフラッシュに領域を空けることができます。ファイルを削除するには、delete bootflash:filename コマンドを発行します。次に、squeeze bootflash: コマンドを発行して、削除したファイルをすべてデバイスから消去します。

Router#copy tftp bootflash:
Address or name of remote host []? 10.1.1.2
Source filename []? c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a
Destination filename [c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a]?
Accessing tftp://10.1.1.2/c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a...
Loading c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a from 10.1.1.2 (via Vlan1): !!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 1820676 bytes]
1820676 bytes copied in 18.800 secs (96844 bytes/sec)
Verifying compressed IOS image checksum...
Verified compressed IOS image checksum for bootflash:/c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a

!--- イメージのロケーションを確認します。

Router#dir bootflash:
Directory of bootflash:/
    1  -rw-     1820676   Nov 01 2003 00:37:41  c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a
15204352 bytes total (13383548 bytes free)
Router#


ステップ 9

BOOTLDR variable 設定が RP のブートフラッシュ内の c6msfc2-boot イメージをポイントしていて、コンフィギュレーション レジスタが 0x2102 に設定されていることを確認します。

show bootvar コマンドを発行して、BOOTLDR variable とコンフィギュレーション レジスタの設定を確認します。

注:BOOTLDR variable 設定は、MSFC2 の場合は必須ではありません。ただし、Cisco では、この手順に従って BOOTLDR variable 設定を使用することを推奨しています。

Router#show bootvar
BOOT variable = sup-slot0:c6msfc2-jsv-mz.121-19.E1a,1
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable = bootflash:c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a

!--- BOOTLDR 変数設定は MSFC2 用に正しく設定されています。

Configuration register is 0x2102

!--- コンフィギュレーション レジスタは 0x2102 に設定されており、適切です。

Router#

BOOTLDR variable 設定やコンフィギュレーション レジスタが正しく設定されていない場合は、ステップ 10 を実行して設定を変更してください。両方の設定が正しい場合は、ステップ 11 に進んでください。



ステップ 10(オプション)

注:このステップは、BOOTLDR variable 設定やコンフィギュレーション レジスタが正しく設定されていない場合のみ実行してください。この手順を実行する必要があるかどうかを判断するには、ステップ 9 を参照してください。

下記のコマンドを発行して、BOOTLDR variable 設定と、コンフィギュレーション レジスタの設定変更を行います。


!--- ブート イメージの名前を確認します。

Router#dir bootflash:
Directory of bootflash:/
    1  -rw-     1820676   Nov 01 2003 00:37:41  c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a
15204352 bytes total (13383548 bytes free)
Router#

!--- BOOTLDR 変数を設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#boot bootldr bootflash:c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a
Router(config)#end
Router#

!--- MSFC2 が自動的にブートされるように、コンフィギュレーション レジスタを設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#config-register 0x2102
Router(config)#end
Router#

!--- 変更を保存します。

Router#write memory
Building configuration...
[OK]

!--- BOOTLDR 変数とコンフィギュレーション レジスタの設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = sup-slot0:c6msfc2-jsv-mz.121-19.E1a,1
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable = bootflash:c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a
Configuration register is 0x2102
Router#


ステップ 11

SP に戻るには、RP で Ctrl-C を 3 回押します。

注:session module コマンドを発行して RP にアクセスした場合は、Ctrl-C の代わりに exit コマンドを発行する必要があります。


!--- Ctrl-C を 3 回押します。

Router#^C
Router#^C
Router#^C
Console> (enable)

!--- これは SP のコンソールのプロンプトです。



ステップ 12

SP のコンフィギュレーション レジスタの設定を変更して、スイッチが CatOS のブートを行わずに ROMmon に移行するようにします。

Console> (enable) set boot config-register 0x0
Configuration register is 0x0
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring, overwrite, sync disabled
console baud: 9600
boot: the ROM monitor
Console> (enable)

!--- 設定を確認します。

Console> (enable) show boot
BOOT variable = bootflash:cat6000-sup2k8.8-1-1.bin,1;
CONFIG_FILE variable = bootflash:switch.cfg
Configuration register is 0x0
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring, overwrite, sync disabled
console baud: 9600
boot: the ROM monitor
Console> (enable)


ステップ 13

スイッチをリセットして ROMmon モードに入ります。

Console> (enable) reset
This command will reset the system.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
2003 Nov 01 03:44:12 %SYS-5-SYS_RESET:System reset from Console//
Powering OFF all existing linecards
2003 Nov 01 03:44:12 %ETHC-5-PORTFROMSTP:Port 3/1 left bridge port 3/1
System Bootstrap, Version 7.1(1)

!--- これは SP の ROMmon イメージのバージョンです。

Copyright (c) 1994-2001 by cisco Systems, Inc.
c6k_sup2 processor with 262144 Kbytes of main memory

!--- このメッセージが表示された後に、ルータは SP ROMmon に移行します。

rommon 1


ステップ 14

ROMmon プロンプトで set コマンドを発行して、環境変数を確認します。

注:現在は、スイッチが CatOS イメージでブートするように設定されています。

rommon 1 > set

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

PS1=rommon ! >
BOOTLDR=
SLOTCACHE=cards;
RET_2_RTS=22:35:52 UTC Thu Oct 30 2003
RET_2_RUTC=1067553353
?=0
BOOT=bootflash:cat6000-sup2k8.8-1-1.bin,1;
CONFIG_FILE=bootflash:switch.cfg
rommon 2

Cisco IOS ソフトウェアでは、CONFIG_FILE 環境変数を使用しないため、この変数によって問題が生じる場合があります。環境設定から bootflash:switch.cfg または slot0:switch.cfg を削除して、この問題を回避します。次のコマンドを発行します。

rommon 2 > CONFIG_FILE=

!--- CONFIG_FILE 設定では大文字と小文字が区別され、すべて大文字になります。

rommon 3 > BOOT=

!--- BOOT 設定では大文字と小文字が区別され、すべて大文字になります。

rommon 4 > confreg 0x2102



You must reset or power cycle for new config to take effect

!--- コンフィギュレーション レジスタを 0x2102 に設定すると、SP ではいったん自動ブートが行われ、
!--- ネイティブ IOS モードに移行した後で、BOOT 変数が 
!--- 正しい IOS イメージ ファイル名に設定されます。

rommon 5 > sync

!--- sync コマンドにより、新しい環境変数の設定が NVRAM に書き込まれます。

rommon 6 > reset

!--- 何らかの環境変数の変更を行った後には、reset コマンドが必須です。

System Bootstrap, Version 7.1(1)
Copyright (c) 1994-2001 by cisco Systems, Inc.
c6k_sup2 processor with 262144 Kbytes of main memory

Autoboot: failed, BOOT string is empty
rommon 1 >

!--- リセット後も依然として SP ROMmon モードのままです。



ステップ 15

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)を使用してスイッチをブートします。

dir bootflash: コマンドか dir slot0: コマンドのいずれかを発行します。Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)をダウンロードしたデバイスに対応するコマンドを使用してください。次に、boot bootflash: コマンドか boot slot0:filename コマンドを発行して、ブートアップ シーケンスを開始します。

rommon 1 > dir slot0:
         File size           Checksum   File name
  19769600 bytes (0x12da900)  0x4dbcb14a    c6sup22-js-mz.121-19.E1a

!--- この場合、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)はslot0: にあります。
!--- これは、この手順でのイメージのブート元のデバイスです。


rommon 2 > boot slot0:c6sup22-js-mz.121-19.E1a
Self decompressing the image : #################################################
################################################################################
################################################################################
############################################################################ [OK]


!--- 出力を省略。

00:00:02: %PFREDUN-6-ACTIVE: Initializing as ACTIVE processor
00:00:05: %OIR-SP-6-CONSOLE: Changing console ownership to route processor
System Bootstrap, Version 12.1(4r)E, RELEASE SOFTWARE (fc1)

!--- これは RP の ROMmon イメージのリリースです。
Copyright (c) 2000 by cisco Systems, Inc.
Cat6k-MSFC2 platform with 262144 Kbytes of main memory




Download Start
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 
 Download Completed! Booting the image.
 Self decompressing the image : #################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
#################################################################################
########################################## [OK]

!--- 出力を省略。

Press RETURN to get started!

!--- 出力を省略。

Router>


ステップ 16

この時点で、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)は正しく起動されていますが、スーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスは、以前の CatOS のアルゴリズムでフォーマットされたままです。したがって、Cisco IOS ソフトウェアでは sup-bootflash:slot0: への書き込みが正しく行えません。このため、これらのフラッシュ デバイスを再フォーマットして、そのデバイス上にあるイメージを置き換える必要があります。

format コマンドを発行して、スーパーバイザ エンジンのブートフラッシュと slot0 フラッシュ デバイスをフォーマットします。

Router>enable
Router#format sup-bootflash:
Format operation may take a while. Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format operation will destroy all data in "sup-bootflash:".  Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。


Format of sup-bootflash complete
Router#

Router#format slot0:
Format operation may take a while. Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format operation will destroy all data in "slot0:".  Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Enter volume ID (up to 64 chars)[default slot0]:

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format of slot0 complete
Router#


ステップ 17

ステップ 16 でスーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスをフォーマットする際に、スーパーバイザ エンジンのブートに使用される Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)は、デバイス上の他のすべてのデータとともに削除されます。したがって、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)を再度コピーする必要があります。

注:変更によってコンフィギュレーションが失われることに注意してください。IP アドレスや、場合によってはスタティック ルーティングおよびダイナミック ルーティングを設定して、TFTP サーバへの接続を再確立する必要があります。スイッチから TFTP サーバへ PING を送ることができるか、確認してください。

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)を sup-bootflash: または slot0: のフラッシュ デバイスのいずれかにコピーするには、copy tftp コマンドを発行します。

Router#copy tftp slot0:

!--- この場合、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)はslot0: にコピーされます。

Address or name of remote host []? 10.1.1.2
Source filename []? c6sup22-js-mz.121-19.E1a
Destination filename [c6sup22-js-mz.121-19.E1a]?
Accessing tftp://10.1.1.2/c6sup22-js-mz.121-19.E1a...
Loading c6sup22-js-mz.121-19.E1a from 10.1.1.2 (via FastEthernet3/1): !!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 19769600 bytes]
19769600 bytes copied in 290.032 secs (68164 bytes/sec)
Verifying compressed IOS image checksum...
Verified compressed IOS image checksum for slot0:/c6sup22-js-mz.121-19.E1a
Router#


ステップ 18

sup-bootflash: か slot0: にある Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)からブートするように、ブート変数を設定します。


!--- 現在のブート変数の設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = sup-slot0:c6msfc2-jsv-mz.121-19.E1a,1

!--- BOOT 変数は誤って古い MSFC イメージをポイントしています。

CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable = bootflash:c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a
Configuration register is 0x2102
Standby is not up.
Router#

!--- Cisco IOS ソフトウェア イメージ(c6sup*)を使用してブートするよう、変数を設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#boot system flash slot0:c6sup22-js-mz.121-19.E1a
Router(config)# 

!--- 変更を保存します。

Router#write memory
Building configuration...
[OK]
Router#


ステップ 19

コンフィギュレーション レジスタが 0x2102 に設定されているか確認します。そのようになっていない場合は、コンフィギュレーション レジスタを正しい値の 0x2102 にアップデートします。

Router#show bootvar
BOOT variable = slot0:c6sup22-js-mz.121-19.E1a,1
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable = bootflash:c6msfc2-boot-mz.121-19.E1a
Configuration register is 0x2102
Standby is not up.


ステップ 20

スイッチをリロードします。

Router#reload
Proceed with reload? [confirm]

!--- 出力を省略。



Supervisor Engine 720 の場合の変更

このセクションでは、次の用語を使用しています。

  • スイッチ プロセッサ(SP):システムまたはスーパーバイザ エンジンのスイッチ コンポーネントです。

  • ルート プロセッサ(RP):システムまたは MSFC3 のルータ コンポーネントです。

注:このドキュメントで使用しているイメージは、単に例として掲載しているものです。このイメージを、お客様のスイッチの環境で使用するイメージに置き換えてください。メモリと ROMmon の要件について、必ず『Catalyst 6500 シリーズのリリース ノート』を参照してください。



ステップ 1

SP とのコンソール接続を確立します。

ベスト プラクティスとしては、コンソール セッションのログを取ってください。ログとしてセッションの記録を取っておくと、トラブルシューティングが必要になったときに、このドキュメントに書かれている手順と比較できます。たとえば、HyperTerminal で Transfer > Capture Text の順に選択して、コンソール セッションのログを記録します。詳細は、『Catalyst スイッチのコンソール ポートに端末を接続する方法』を参照してください。



ステップ 2

スーパーバイザ エンジンから CatOS のコンフィギュレーションを、また MSFC3 から Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーションをバックアップしておきます。

システム ソフトウェアを Cisco IOS ソフトウェアに変更した後、スイッチを再設定する必要があります。これは変更処理によってコンフィギュレーションが失われるためです。これらの設定ファイルをバックアップしておけば、変更が終了した後の参照用として、または再度 CatOS へ戻すことにしたときのバックアップとして使用できます。スーパーバイザ エンジンで copy config tftp コマンドを発行し、MSFC3 で copy start tftp コマンドを発行して、これらのコンフィギュレーションをバックアップします。

コンフィギュレーション ファイルのバックアップのための copy config tftp コマンドと copy start tftp コマンドの使用方法についての詳細は、『Catalyst スイッチにおけるソフトウェア イメージの管理とコンフィギュレーション ファイルの操作』を参照してください。



ステップ 3

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)が、SP のブートフラッシュまたは disk0 または disk1 の CF カードにあることを確認します。

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)の保存場所を確認するには、dir コマンドを発行します。

Console> (enable) dir bootflash:
-#- -length- -----date/time------ name
  1 13389508 Jul 11 2003 15:46:45 cat6000-sup720k8.8-1-1.bin

!--- これは、SP ブートフラッシュと SP で稼働中の
!--- 現在の CatOS ソフトウェア バージョンのロケーションです。
   
52059424 bytes available (13476576 bytes used)

Console> (enable) dir disk0:
  2   -rw-  32983632    Nov 01 2003 14:33:05 s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin

!--- これは、名前が disk0: の CF Type II デバイスです。
!--- これは、この変更用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)のリリースです。

95641600 bytes available (32985088 bytes used)
Console> (enable)

bootflash:、disk0:、disk1: のいずれにも Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)がない場合は、イメージをダウンロードします。ステップ 4 ではこの手順について説明しています。イメージがある場合は、ステップ 5 に進んでください。



ステップ 4(オプション)

この手順は、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)が SP の bootflash: にも slot0: の PC カードにもない場合のみ実行してください。この手順を実行する必要があるかどうかを判断するには、ステップ 3 を参照してください。

SP のブートフラッシュかフラッシュ カードのいずれかにイメージをダウンロードするには、copy tftp bootflash: コマンドか copy tftp disk0: コマンドか copy tftp disk1: コマンドを発行します。

注:一度も使用されていない CF や、Cisco IOS ソフトウェア アルゴリズムでフォーマットされた CF を使用する場合は、CF のフォーマットが必要になる場合があります。Supervisor Engine 720 上の CF をフォーマットするには、format disk0: コマンドか format disk1: コマンド、あるいはその両方を使用します。

注:必要に応じて、いずれのデバイス上のスペースも解放できます。ファイルを削除するには、delete bootflash: コマンドか delete disk0: コマンドか delete disk1:filename コマンドを発行します。squeeze bootflash: コマンドか squeeze disk0: コマンドか squeeze disk1: コマンドを発行して、削除したファイルをすべてデバイスから消去します。

Console> (enable) copy tftp disk0:
IP address or name of remote host []? 10.1.1.2
Name of file to copy from []? s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin
128626688 bytes available on device disk0, proceed (y/n) [n]? y
/
File has been copied successfully.
Console> (enable)

!--- イメージのロケーションを確認します。

Console> (enable) dir disk0:
      2   -rw-  32983632    Nov 01 2003 14:33:05 s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin
95641600 bytes available (32985088 bytes used)
Console> (enable)


ステップ 5

switch console コマンドか session module コマンドのいずれかを発行して、RP にアクセスします。

Console> (enable) switch console
Trying Router-15...
Connected to Router-15.
Type ^C^C^C to switch back...
Router>

!--- enable コマンドを発行して、特権 EXEC モードに入ります。

Router>enable
Router#


ステップ 6

コンフィギュレーション レジスタの設定を変更して、リロード時にスイッチが ROMmon モードになるようにします。

show bootvar コマンドを発行して、現在のコンフィギュレーション レジスタの設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = bootflash:c6msfc3-jsv-mz.122-14.SX2,1
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x2102

!--- これは現在のコンフィギュレーション レジスタの値です。

Router#
Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#config-register 0x0

!--- これでルータのコンフィギュレーション レジスタの値が変更されます。

Router(config)#end
Router#

新しいコンフィギュレーション レジスタの設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = bootflash:c6msfc3-jsv-mz.122-14.SX2,1
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x2102(will be 0x0 at next reload)
Router#

次に、ルータをリロードします。

Router#reload

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。
!--- これによりルータがリロードされます。

System configuration has been modified. Save? [yes/no]: no

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。


Proceed with reload? [confirm]


!--- Enter キーまたは Return キーを押します。


System Bootstrap, Version 12.2(17r)S2, RELEASE SOFTWARE (fc1)
TAC Support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Cat6k-Sup720/RP platform with 524288 Kbytes of main memory

!--- この手順が完了すると、スイッチが RP ROMmon モードになります。

rommon 1 >


ステップ 7

CatOS システム ソフトウェア領域のために NVRAM を消去して、変更作業の間に破損したファイルが渡されないようにします。この後、コンフィギュレーション レジスタの値をデフォルトに戻します。

rommon 1 > priv

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。
!--- ROMmon 特権モードに入っています。
!--- 出力には次のように表示されます。

You now have access to the full set of monitor commands.
Warning: some commands will allow you to destroy your
configuration and/or system images and could render
the machine unbootable.

!--- ROMmon 特権モードで fill コマンドを発行します。

rommon 2 > fill

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。
!--- パラメータは次に示すように正確に入力してください。


Enter in hex the start address [0x0]: be000000

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Enter in hex the test size or length in bytes [0x0]: 80000

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Enter in hex the pattern to be written [0x0]: ffff

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Enter the operation size 'l'ong, 'w'ord, or 'b'yte []: l

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。
!--- NVRAM の消去が完了したら、reset コマンドを発行します。

rommom 3 > reset

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

rommon 1 > confreg 0x2102

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。



ステップ 8

SP に戻るには、Ctrl-C を 3 回押します。


!--- Ctrl-C を 3 回押します。

rommon 2 > ^C
rommon 2 > ^C
rommon 2 > ^C
Console> (enable) 

!--- これは SP のコンソールのプロンプトです。
 


ステップ 9

SP のコンフィギュレーション レジスタの設定を変更して、スイッチが CatOS のブートを行わずに ROMmon に移行するようにします。

Console> (enable) set boot config-register 0x0
Configuration register is 0x0
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring, overwrite, sync disabled
console baud: 9600
boot: the ROM monitor
Console> (enable)

!--- 設定を確認します。

Console> (enable) show boot
BOOT variable = bootflash:cat6000-sup720k8.8-1-1.bin,1;
CONFIG_FILE variable = bootflash:switch.cfg
Configuration register is 0x0
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring, overwrite, sync disabled
console baud: 9600
boot: the ROM monitor
Console> (enable)


ステップ 10

スイッチをリセットして ROMmon モードに入ります。

Console> (enable) reset
This command will reset the system.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
2003 Nov 01 16:08:31 %SYS-5-SYS_RESET:System reset from Console//
Powering OFF all existing linecards
2003 Nov 01 16:08:31 %ETHC-5-PORTFROMSTP:Port 1/1 left bridge port 1/1
Console> (enable)
System Bootstrap, Version 7.7(1)

!--- これは SP の ROMmon イメージのバージョンです。

Copyright (c) 1994-2003 by cisco Systems, Inc.
Cat6k-Sup720/SP processor with 524288 Kbytes of main memory

!--- このメッセージが表示された後に、ルータは SP ROMmon に移行します。

rommon 1 >


ステップ 11

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)を使用してスイッチをブートします。

dir bootflash: コマンドか dir disk0: コマンドか dir disk1: コマンドを発行します。Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)をダウンロードしたデバイスに対応するコマンドを使用してください。次に、boot bootflash: コマンドか boot disk0: コマンドか boot disk1:filename コマンドを発行して、ブートアップ シーケンスを開始します。

rommon 1 > dir disk0:
Directory of disk0:
    2      32983632  -rw-     s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin

!--- この場合、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)はdisk0: にあります。
!--- これは、この手順でのイメージのブート元のデバイスです。

rommon 2 > boot disk0:s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin
Self decompressing the image : #################################################
################################################################################
################################################################################
############ [OK]

!--- 出力を省略。

System Bootstrap, Version 12.2(14r)S9, RELEASE SOFTWARE (fc1)
TAC Support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2003 by cisco Systems, Inc.
Cat6k-Sup720/RP platform with 524288 Kbytes of main memory
Download Start
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!
Download Completed! Booting the image.
Self decompressing the image : #################################################
######################################################################### [OK]

!--- 出力を省略。

Press RETURN to get started!

!--- 出力を省略。

Router>


ステップ 12

この時点で、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)は正しく起動されていますが、スーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスは、以前の CatOS のアルゴリズムでフォーマットされたままです。したがって、Cisco IOS ソフトウェアでは sup-bootflash:disk0:、または disk1: への書き込みが正しく行えません。このため、これらのフラッシュ デバイスを再フォーマットして、そのデバイス上にあるイメージを置き換える必要があります。

format コマンドを発行して、フラッシュ デバイスをフォーマットします。

Router#format sup-bootflash:
Format operation may take a while. Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format operation will destroy all data in "sup-bootflash:".  Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format of sup-bootflash complete
Router#

Router#format disk0:

!--- 存在する場合は、disk1: にあるCF カードもフォーマットします。

Format operation may take a while. Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format operation will destroy all data in "disk0:".  Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format: Drive communication & 1st Sector Write OK...
Writing Monlib sectors..........................................................
..................................................
Monlib write complete
Format: All system sectors written. OK...
Format: Total sectors in formatted partition: 251616
Format: Total bytes in formatted partition: 128827392
Format: Operation completed successfully.
Format of disk0 complete
Router#


ステップ 13

ステップ 12 でスーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスをフォーマットすると、スーパーバイザ エンジンのブートに使用する Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)を含め、そのデバイス上にあるすべてのデータが消去されてしまいます。したがって、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)を再度コピーする必要があります。

注:変更によってコンフィギュレーションが失われることに注意してください。IP アドレスや、場合によってはスタティック ルーティングおよびダイナミック ルーティングを設定して、TFTP サーバへの接続を再確立する必要があります。スイッチから TFTP サーバへ PING を送ることができるか、確認してください。

copy tftp コマンドを発行して、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)を sup-bootflash: または disk0:disk1: のフラッシュ デバイスのいずれかにコピーします。

Router#copy tftp sup-bootflash:

!--- この場合、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)は SP のブートフラッシュ(sup-bootflash:)に 
!--- コピーされます。

Address or name of remote host []? 10.1.1.2
Source filename []? s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin
Destination filename [s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin]?
Accessing tftp://10.1.1.2/s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin...
Loading s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin from 10.1.1.2 (via FastEthernet1/1): !
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

!--- 出力を省略。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 32983632 bytes]
32983632 bytes copied in 382.524 secs (86226 bytes/sec)
Verifying compressed IOS image checksum...
Verified compressed IOS image checksum for sup-bootflash:/s72033-psv-mz.122-14.S
X1.bin
Router#

!--- SP のブートフラッシュ内のイメージの場所を確認します。

Router#dir sup-bootflash:
Directory of sup-bootflash:/
    1  -rw-    32983632   Nov 01 2003 20:38:05  s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin
65536000 bytes total (32552240 bytes free)
Router#
Router#


ステップ 14

ブート変数を設定して、sup-bootflash: または disk0:disk1: にある Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)からブートします。


!--- 現在のブート変数の設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = bootflash:c6msfc3-jsv-mz.122-14.SX2,1

!--- BOOT 変数は古い MSFC3 イメージをブートするように設定されています。

CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x2102
Standby is not up.
Router#

!--- Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s720xy*)でブートするようにブート変数を設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#boot system flash sup-bootflash:s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin
Router(config)#end

!--- 変更を保存します。

Router#write memory
Building configuration...
[OK]
Router#


ステップ 15

SP のコンフィギュレーション レジスタを 0x0 から 0x2102 に変更します。これを行わないと、リロードした際に、ルータが SP の ROMmon モードになってしまいます。show bootvar コマンドを再度発行します。

Router#show bootvar
BOOT variable = sup-bootflash:s72033-psv-mz.122-14.SX1.bin,1
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x2102

この出力では、すべての変数が設定されており、スイッチは自動的にブートできるように見えます。しかし、この時点でルータをリロードすると、SP の ROMmon モードで起動してしまいます。これは、SP に対するコンフィギュレーション レジスタの設定が、ステップ 9 で設定した 0x0 のままであるためです。remote command switch show bootvar コマンドを発行して、この設定を確認します。このコマンドは、SP 上の現在の環境変数の設定を表示します。

Router#remote command switch show bootvar
BOOT variable = bootflash:s72033-psv-mz.122-14.SX1,1
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable =
Configuration register is 0x0

RP で次のコマンドを発行して、SP のコンフィギュレーション レジスタの設定を変更します。


!--- コンフィギュレーション レジスタを設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#config-register 0x2102
Router(config)#end

!--- 変更を保存します。

Router#write memory
Building configuration...
[OK]

!--- SP の設定を確認します。

Router#remote command switch show bootvar
BOOT variable = bootflash:s72033-psv-mz.122-14.SX1,12
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable =
Configuration register is 0x0 (will be 0x2102 at next reload)


ステップ 16

スイッチをリロードします。

Router#reload
Proceed with reload? [confirm]

!--- 出力を省略。



Supervisor Engine 32 の場合の変更

このセクションでは、次の用語を使用しています。

  • スイッチ プロセッサ(SP):システムまたはスーパーバイザ エンジンのスイッチ コンポーネントです。

  • ルート プロセッサ(RP):システムまたは MSFC2A のルータ コンポーネントです。

注:このドキュメントで使用しているイメージは、単に例として掲載しているものです。このイメージを、お客様のスイッチの環境で使用するイメージに置き換えてください。メモリと ROMmon の要件について、必ず『Catalyst 6500 シリーズのリリース ノート』を参照してください。



ステップ 1

SP とのコンソール接続を確立します。

ベスト プラクティスとしては、コンソール セッションのログを取ってください。ログとしてセッションの記録を取っておくと、トラブルシューティングが必要になったときに、このドキュメントに書かれている手順と比較できます。たとえば、HyperTerminal で Transfer > Capture Text の順に選択して、コンソール セッションのログを記録します。詳細は、『Catalyst スイッチのコンソール ポートに端末を接続する方法』を参照してください。



ステップ 2

スーパーバイザ エンジンから CatOS のコンフィギュレーションを、また MSFC2A から Cisco IOS ソフトウェアのコンフィギュレーションをバックアップしておきます。

システム ソフトウェアを Cisco IOS ソフトウェアに変更した後、スイッチを再設定する必要があります。これは変更処理によってコンフィギュレーションが失われるためです。これらの設定ファイルをバックアップしておけば、変更が終了した後の参照用として、または再度 CatOS へ戻すことにしたときのバックアップとして使用できます。スーパーバイザ エンジンで copy config tftp コマンドを発行し、MSFC2A で copy start tftp コマンドを発行して、これらのコンフィギュレーションをバックアップします。

コンフィギュレーション ファイルのバックアップのための copy config tftp コマンドと copy start tftp コマンドの使用方法についての詳細は、『Catalyst スイッチにおけるソフトウェア イメージの管理とコンフィギュレーション ファイルの操作』を参照してください。



ステップ 3

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)が、SP のブートディスクまたは disk0 の CF カードで使用できることを確認します。

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)の場所を確認するには、dir コマンドを発行します。

Console> (enable) dir bootdisk:
-#- -length- -----date/time------ name
  1 13389508 Oct 11 2005 15:46:45 s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin

!--- これは、SP ブートディスクと SP で稼働中の
!--- 現在の CatOS ソフトウェア バージョンのロケーションです。
    
245784576 bytes available (47114308 bytes used)

Console> (enable) dir disk0:
  2   -rw-  47114308   Oct 11 2005 14:33:05 s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin

!--- これは、名前が disk0: の CF Type II デバイスです。
!--- これは、この変更用の Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)のリリースです。

95641600 bytes available (47114308 bytes used)
Console> (enable)

bootdisk: と disk0: のどちらにも Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)がない場合は、イメージをダウンロードします。ステップ 4 ではこの手順について説明しています。イメージがある場合は、ステップ 5 に進んでください。



ステップ 4(オプション)

この手順は、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)が SP のブートディスクにも slot0 の PC カードにもない場合のみ実行してください。この手順を実行する必要があるかどうかを判断するには、ステップ 3 を参照してください。

copy tftp bootdisk: コマンドか copy tftp disk0: コマンドを発行して、SP のブートディスクかいずれかのフラッシュ カードにイメージをダウンロードします。

注:一度も使用されていない CF や、Cisco IOS ソフトウェア アルゴリズムでフォーマットされた CF を使用する場合は、CF のフォーマットが必要になる場合があります。format disk0: コマンドを発行して、Supervisor Engine 32 の CF をフォーマットします。

注:必要に応じて、いずれのデバイス上のスペースも解放できます。delete bootdisk: コマンドか delete disk0:filename コマンドを発行して、ファイルを削除します。このデバイスから削除されたファイルを消去するためにコマンドを発行する必要はありません。

Console> (enable) copy tftp disk0:
IP address or name of remote host []? 10.1.1.2
Name of file to copy from []?s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin
128626688 bytes available on device disk0, proceed (y/n) [n]? y
/
File has been copied successfully.
Console> (enable)


!--- イメージのロケーションを確認します。

Console> (enable) dir disk0:
      2   -rw-  32983632    Oct 04 2005 19:33:05 s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.
 bin
95641600 bytes available (32985088 bytes used)
Console> (enable)


ステップ 5

switch console コマンドか session module コマンドのいずれかを発行して、RP にアクセスします。

Console> (enable) switch console
Trying Router-15...
Connected to Router-15.
Type ^C^C^C to switch back...
Router>

!--- enable コマンドを発行して、特権 EXEC モードに入ります。

Router>enable
Router#


ステップ 6

コンフィギュレーション レジスタの設定を変更して、リロード時にスイッチが ROMmon モードになるようにします。

show bootvar コマンドを発行して、現在のコンフィギュレーション レジスタの設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = bootflash: c6msfc2a-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin,1
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x2102

!--- これは現在のコンフィギュレーション レジスタの値です。

Router#
Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#config-register 0x0


!--- これで RP のコンフィギュレーション レジスタの値が変更されます。

Router(config)#end
Router#

新しいコンフィギュレーション レジスタの設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = bootflash: c6msfc2a-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin,1
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x2102(will be 0x0 at next reload)
Router#

次に、ルータをリロードします。

Router#reload


!--- Enter キーまたは Return キーを押します。
!--- これによりルータがリロードされます。

System configuration has been modified. Save? [yes/no]: no

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Proceed with reload? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

System Bootstrap, Version 12.2(17r)SX3, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Cat6k-MSFC2A platform with 524288 Kbytes of main memory

!--- この手順が完了すると、スイッチが RP ROMmon モードになります。

rommon 1 >


ステップ 7

CatOS システム ソフトウェア領域のために NVRAM を消去して、変更作業の間に破損したファイルが渡されないようにします。この後、コンフィギュレーション レジスタの値をデフォルトに戻します。

rommon 1 > priv

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。
!--- ROMmon 特権モードに入っています。
!--- 出力には次のように表示されます。

You now have access to the full set of monitor commands.
Warning: some commands allow you to destroy your
configuration and/or system images and could render
the machine unbootable.

!--- ROMmon 特権モードで fill コマンドを発行します。

rommon 2 > fill

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。
!--- パラメータは次に示すように正確に入力してください。


Enter in hex the start address [0x0]: be000000

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Enter in hex the test size or length in bytes [0x0]: 80000

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Enter in hex the pattern to be written [0x0]: ffff

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Enter the operation size 'l'ong, 'w'ord, or 'b'yte []: l

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。
!--- NVRAM の消去が完了したら、reset コマンドを発行します。

rommon 3 > reset

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

rommon 1 > confreg 0x2102

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。



ステップ 8

SP に戻るには、Ctrl-C を 3 回押します。

注:session module コマンドを発行して RP にアクセスした場合は、Ctrl-C の代わりに exit コマンドを発行する必要があります。


!--- Ctrl-C を 3 回押します。

rommon 2 > ^C
rommon 2 > ^C
rommon 2 > ^C
Console> (enable)

!--- これは SP のコンソールのプロンプトです。
 


ステップ 9

SP のコンフィギュレーション レジスタの設定を変更して、スイッチが CatOS のブートを行わずに ROMmon に移行するようにします。

Console> (enable) set boot config-register 0x0
Configuration register is 0x0
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring, overwrite, sync disabled
console baud: 9600
boot: the ROM monitor
Console> (enable)

!--- 設定を確認します。

Console> (enable) show boot
BOOT variable = bootdisk:cat6000-sup32pfc3k8.8-5-1.bin,1;
CONFIG_FILE variable = bootdisk:switch.cfg

Configuration register is 0x0
ignore-config: disabled
auto-config: non-recurring, overwrite, sync disabled
ROMmon console baud: 9600
boot: image specified by the boot system commands

Image auto sync is enabled
Image auto sync timer is 120 seconds


ステップ 10

スイッチをリセットして ROMmon モードに入ります。

Console> (enable) reset
This command will reset the system.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
2005 Oct 14 17:21:18 %SYS-5-SYS_RESET:System reset from Console//
Powering OFF all existing linecards
2005 Oct 14 17:21:18 %ETHC-5-PORTFROMSTP:Port 2/1 left bridge port 2/1
Console> (enable)
System Bootstrap, Version 12.2(18r)SX2

!--- これは SP の ROMmon イメージのリリースです。

Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Cat6k-Sup32 platform with 1048576 Kbytes of main memory

!--- このメッセージの後で、ルータが SP ROMmon モードになります。

rommon 1 >


ステップ 11

Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)を使用してスイッチをブートします。

dir bootdisk: コマンドか dir disk0: コマンドを発行します。Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)をダウンロードしたデバイスに対応するコマンドを使用してください。次に、boot bootdisk: コマンドか boot disk0:filename コマンドを発行して、ブートアップ シーケンスを開始します。

rommon 1 > dir disk0:
Directory of disk0:
    2      47114308  -rw-     s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin

!--- この場合、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)はdisk0: にあります。
!--- これは、この手順でのイメージのブート元のデバイスです。

rommon 2 > boot disk0:s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin
Self decompressing the image : 
##################################################################################
##################################################################################
######################################################### [OK]

!--- 出力を省略。

System Bootstrap, Version 12.2(17r)SX3, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
Cat6k-MSFC2A platform with 524288 Kbytes of main memory
Download Start
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Download Completed! Booting the image.
Self decompressing the image : 
######################################################################
#################################################### [OK]

!--- 出力を省略。

Press RETURN to get started!

!--- 出力を省略。

Router>


ステップ 12

この時点で、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(3223*)は正しく起動されていますが、スーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスは、以前の CatOS のアルゴリズムでフォーマットされたままです。したがって、Cisco IOS ソフトウェアでは sup-bootdisk:disk0: への書き込みが正しく行えません。このため、これらのフラッシュ デバイスを再フォーマットして、そのデバイス上にあるイメージを置き換える必要があります。

format コマンドを発行して、フラッシュ デバイスをフォーマットします。

Router#format sup-bootdisk:
Format operation may take a while. Continue? [confirm]

!--- Press Enter or Return.

Format operation will destroy all data in "sup-bootdisk:".  Continue? [confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format of sup-bootflash complete
Router#

Router#format disk0:

!--- 存在する場合は、disk1: にあるCF カードもフォーマットします。

Format operation may take a while.Continue?[confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format operation will destroy all data in "disk0:".Continue?[confirm]

!--- Enter キーまたは Return キーを押します。

Format:Drive communication & 1st Sector Write OK...
Writing Monlib sectors...................
...........................................................................
Monlib write complete
Format:All system sectors written.OK...
Format:Total sectors in formatted partition: 251616
Format:Total bytes in formatted partition: 128827392
Format:Operation completed successfully.
Format of disk0 complete
Router#


ステップ 13

ステップ 12 でスーパーバイザ エンジンのフラッシュ デバイスをフォーマットすると、スーパーバイザ エンジンのブートに使用する Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)を含め、そのデバイス上にあるすべてのデータが消去されてしまいます。したがって、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)を再度コピーする必要があります。

注:変更によってコンフィギュレーションが失われることに注意してください。IP アドレスや、場合によってはスタティック ルーティングおよびダイナミック ルーティングを設定して、TFTP サーバへの接続を再確立する必要があります。スイッチから TFTP サーバへ PING を送ることができるか、確認してください。

copy tftp コマンドを発行して、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)を sup-bootdisk: または disk0: のフラッシュ デバイスのいずれかにコピーします。

Router#copy tftp sup-bootdisk:

!--- この場合、Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)は SP のブートフラッシュ(sup-bootdisk:)に 
!--- コピーされます。

Address or name of remote host []? 10.1.1.2
Source filename []?s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin
Destination filename [s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin]?
Accessing tftp://10.1.1.2/s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin...
Loading s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin (via FastEthernet3/1): !!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

!--- 出力を省略。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 32983632 bytes]
32983632 bytes copied in 382.524 secs (86226 bytes/sec)
Verifying compressed IOS image checksum...
Verified compressed IOS image checksum for sup-bootdisk:/s3223-adventerprisek9_wan-mz.
 122-18.SXF.bin 
Router#

!--- SP のブートフラッシュ内のイメージの場所を確認します。

Router#dir sup-bootdisk:
Directory of sup-bootdisk:/
 
    1  -rw-    47114308  Sep 30 2005 00:58:36 +00:00  s3223-adventerprisek9_wan-mz.
 122-18.SXF.bin
 
255954944 bytes total (208837504 bytes free)
Router#
Router#


ステップ 14

sup-bootdisk: または disk0: にある Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)からブートするように、ブート変数を設定します。


!--- 現在のブート変数の設定を確認します。

Router#show bootvar
BOOT variable = bootflash: c6msfc2a-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin,1

!--- BOOT 変数は古い MSFC2A イメージをブートするように設定されています。

CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x2102
Standby is not up.
Router#

!--- Cisco IOS ソフトウェア イメージ(s3223*)でブートするようにブート変数を設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#boot system flash sup-bootdisk: s3223-adventerprisek9_wan-mz.
 122-18.SXF.bin

!--- このコマンドは 1 行に収める必要があります。

Router(config)#end

!--- 変更を保存します。

Router#write memory
Building configuration...
[OK]
Router#


ステップ 15

SP のコンフィギュレーション レジスタを 0x0 から 0x2102 に変更します。これを行わないと、リロードした際に、ルータが SP の ROMmon モードになってしまいます。show bootvar コマンドを再度発行します。

Router#show bootvar
BOOT variable = sup-bootdisk: s3223-adventerprisek9_wan-mz.122-18.SXF.bin,1
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable =
Configuration register is 0x2102

この出力では、すべての変数が設定されており、スイッチは自動的にブートできるように見えます。しかし、この時点でルータをリロードすると、SP の ROMmon モードで起動してしまいます。これは、SP に対するコンフィギュレーション レジスタの設定が、ステップ 9 で設定した 0x0 のままであるためです。remote command switch show bootvar コマンドを発行して、この設定を確認します。このコマンドは、SP 上の現在の環境変数の設定を表示します。

Router# #remote command switch show bootvar
BOOT variable =
CONFIG_FILE variable does not exist
BOOTLDR variable does not exist
Configuration register is 0x0

RP で次のコマンドを発行して、SP のコンフィギュレーション レジスタの設定を変更します。


!--- コンフィギュレーション レジスタを設定します。

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#config-register 0x2102
Router(config)#end

!--- 変更を保存します。

Router#write memory
Building configuration...
[OK]

!--- SP の設定を確認します。

Router# #remote command switch show bootvar
BOOT variable = 
CONFIG_FILE variable =
BOOTLDR variable =
Configuration register is 0x0 (will be 0x2102 at next reload)


ステップ 16

スイッチをリロードします。

Router#reload
Proceed with reload? [confirm]

!--- 出力を省略。



システム ソフトウェアの変更に関するトラブルシューティング

このセクションでは、システム ソフトウェアを変更するとき発生する一般的な問題のトラブルシューティング方法について説明しています。



CatOS から Cisco IOS に変更する際に Cisco IOS ソフトウェアでブートできない

変更作業中に disk0 または slot0 から Cisco IOS ソフトウェアをブートしようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

*** TLB (Store) Exception ***
Access address = 0x10000403
PC = 0x8000fd60, Cause = 0xc, Status Reg = 0x30419003
 
monitor: command "boot" aborted due to exception

このエラー メッセージはハードウェアまたはソフトウェアに関連し、ブート ループが発生しているか、スイッチが ROM モニタ(ROMmon)モードのままになっていることを示しています。

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. この問題は、ソフトウェア イメージのチェックサムが正しくないために発生する場合があります。Cisco IOS ソフトウェア イメージを TFTP サーバから再度ダウンロードしてください。

  2. 再度ダウンロードしても問題が解決しない場合は、フラッシュ カードをフォーマットしてから、もう一度 Cisco IOS ソフトウェア イメージをダウンロードしてください。

    フラッシュの消去方法については、『PCMCIA ファイル システムの互換性マトリクスとファイル システム情報』を参照してください。

  3. この問題はハードウェアの障害によって引き起こされる場合もありますが、エラー メッセージにはどのハードウェア コンポーネントが問題を引き起こしてるかは表示されません。別のフラッシュ カードを使用して Cisco IOS ソフトウェアをブートしてみてください。



スタンバイ状態のスーパーバイザ エンジン モジュールがオンラインにならない、またはステータスが unknown と表示される

このセクションでは、スタンバイ状態のスーパーバイザ エンジン モジュールがオンラインにならない一般的な原因と、各問題の解決方法について説明しています。スーパーバイザ エンジン モジュールがオンラインになっていないことは、次のいずれかの方法で確認できます。

  • show module コマンドの出力で、ステータスが other または faulty と表示される。

  • ステータス LED がオレンジ色で点灯している。

一般的な原因とソリューション

  • スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンにコンソール インして、ROMmon モードまたは連続リブート状態になっていないかどうかを確認します。スーパーバイザ エンジンがこれらのいずれかのステートになっている場合は、『Cisco IOS システム ソフトウェアが稼働している Catalyst 6500 または 6000 でのブート ローダー イメージの破損や欠落あるいは ROMmon モードからの回復』を参照してください。

    注:アクティブ側のスーパーバイザ エンジンとスタンバイ側のスーパーバイザ エンジンで同じ Cisco IOS ソフトウェア リリースが稼働していない場合は、スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンがオンラインにならないことがあります。たとえば、次のような状況では、スーパーバイザ エンジンがオンラインにならない場合があります。

    • アクティブ状態のスーパーバイザ エンジンが、Route Processor Redundancy Plus(RPR+)モードで稼働している場合。RPR+ モードは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11)EX 以降で使用できます。

    • スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンで、RPR/RPR+ モードを使用できないソフトウェア バージョン(Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(8b)E9 など)が稼働している場合。

    この場合、2 番目のスーパーバイザ エンジンはオンラインになりません。これは、デフォルトの冗長モードが Enhanced High System Availability(EHSA)になっているからです。したがって、スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンは、アクティブ側のスーパーバイザ エンジンとネゴシエーションを行えません。両方のスーパーバイザ エンジンで、同じレベルの Cisco IOS ソフトウェアが稼働していることを確認してください。

    次の出力は、スロット 2 のスーパーバイザ エンジンが ROMmon モードで稼働していることを示しています。このモードから回復するためには、スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンにコンソール インする必要があります。回復手順についての情報は、『Cisco IOS システム ソフトウェアが稼働している Catalyst 6500 または 6000 でのブート ローダー イメージの破損や欠落あるいは ROMmon モードからの回復』を参照してください。

    6513_01#show module
    Mod Ports Card Type                              Model              Serial No.
    --- ----- -------------------------------------- ------------------ -----------
      1    2  Catalyst 6000 supervisor 2 (Active)    WS-X6K-S2U-MSFC2   SAD0628035C
      2    0  Supervisor-Other                       unknown            unknown
      3   16  Pure SFM-mode 16 port 1000mb GBIC      WS-X6816-GBIC      SAL061218K3
      4   16  Pure SFM-mode 16 port 1000mb GBIC      WS-X6816-GBIC      SAL061218K8
      5    0  Switching Fabric Module-136 (Active)   WS-X6500-SFM2      SAD061701YC
      6    1  1 port 10-Gigabit Ethernet Module      WS-X6502-10GE      SAD062003CM
    
    Mod MAC addresses                       Hw    Fw           Sw           Status
    --- ---------------------------------- ------ ------------ ------------ -------
      1  0001.6416.0342 to 0001.6416.0343   3.9   6.1(3)       7.5(0.6)HUB9 Ok      
      2  0000.0000.0000 to 0000.0000.0000   0.0   Unknown      Unknown      Unknown 
      3  0005.7485.9518 to 0005.7485.9527   1.3   12.1(5r)E1   12.1(13)E3,  Ok      
      4  0005.7485.9548 to 0005.7485.9557   1.3   12.1(5r)E1   12.1(13)E3,  Ok      
      5  0001.0002.0003 to 0001.0002.0003   1.2   6.1(3)       7.5(0.6)HUB9 Ok      
      6  0002.7ec2.95f2 to 0002.7ec2.95f2   1.0   6.3(1)       7.5(0.6)HUB9 Ok      
    
    Mod Sub-Module                  Model           Serial           Hw     Status 
    --- --------------------------- --------------- --------------- ------- -------
      1 Policy Feature Card 2       WS-F6K-PFC2     SAD062802AV      3.2    Ok     
      1 Cat6k MSFC 2 daughterboard  WS-F6K-MSFC2    SAD062803TX      2.5    Ok     
      3 Distributed Forwarding Card WS-F6K-DFC      SAL06121A19      2.1    Ok     
      4 Distributed Forwarding Card WS-F6K-DFC      SAL06121A46      2.1    Ok     
      6 Distributed Forwarding Card WS-F6K-DFC      SAL06261R0A      2.3    Ok     
      6 10GBASE-LR Serial 1310nm lo WS-G6488        SAD062201BN      1.1    Ok
    
  • スーパーバイザ エンジン モジュールがバックプレーン コネクタに正しく装着されていることを確認します。また、スーパーバイザ エンジンの取り付けネジが完全に締められていることを確認します。詳細は、『Catalyst 6500 シリーズ スイッチ モジュールのインストール ノート』を参照してください。

  • スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンで障害が発生しているかどうかを確認するには、アクティブ側のスーパーバイザ エンジンから redundancy reload peer コマンドを発行します。ハードウェア障害がないかどうかを確認するには、スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンに接続されたコンソールでブート シーケンスを観察します。

    スタンバイ側のスーパーバイザ エンジンがオンラインにならないままの場合は、さらにトラブルシューティングを行うために Cisco テクニカルサポートでサービス リクエストを作成します。サービス リクエストをオープンする際には、スイッチから収集した出力ログを提供し、これまでに実行したトラブルシューティング手順を伝えてください。



Error: Compressed image checksum is incorrect

変更プロセス中に Cisco IOS ソフトウェアのブートを試みると、次のようなメッセージが返される場合があります。

Error : compressed image checksum is incorrect 0x64479A4B
        Expected a checksum of 0x72A42935

*** System received a Software forced crash ***
signal= 0x17, code= 0x5, context= 0x800267c0
PC = 0x800200d4, Cause = 0x20, Status Reg = 0x3041c003

このエラー メッセージはハードウェアに関連する場合とソフトウェアに関連する場合があり、ブート ループが引き起こされたり、スイッチが ROM Monitor(ROMmon)モードのままになる可能性があります。

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. この問題は、ソフトウェア イメージのチェックサムが正しくないために発生する場合があります。Cisco IOS ソフトウェア イメージを TFTP サーバから再度ダウンロードしてください。

  2. 再度ダウンロードしても問題が解決しない場合は、フラッシュ カードをフォーマットしてから、もう一度 Cisco IOS ソフトウェア イメージをダウンロードしてください。

    フラッシュの消去方法については、『PCMCIA ファイル システムの互換性マトリクスとファイル システム情報』を参照してください。

  3. この問題はハードウェアの障害によって引き起こされる場合もありますが、エラー メッセージにはどのハードウェア コンポーネントが問題を引き起こしてるかは表示されません。別のフラッシュ カードを使用して Cisco IOS ソフトウェアをブートしてみてください。



システム ソフトウェアの変更後、設定を保存できない

下記のものに類したエラー メッセージが、変更直後に、メモリへの書き込みコマンドを発行した際に表示される場合があります。

Warning: Attempting to overwrite an NVRAM configuration previously written
by a different version of the system image.
Overwrite the previous NVRAM configuration?[confirm]
startup-config file open failed (Bad device info block)

または

Warning: Attempting to overwrite an NVRAM configuration previously written
by a different version of the system image.
Overwrite the previous NVRAM configuration?[confirm]
startup-config file open failed (No such device)

この問題を解決するには、下記の選択肢があります。

  • erase nvram: コマンドを実行して、コンフィギュレーションの保存を試みる。

  • boot config nvram:startup-config コマンドを実行して、コンフィギュレーションの保存を試みる。




関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報




Document ID: 12031