LAN スイッチング : EtherChannel

Catalyst 2900XL/3500XL スイッチと CatOS スイッチ間の EtherChannel の設定

2005 年 8 月 30 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2008 年 9 月 18 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
背景説明
設定
      ネットワーク ダイアグラム
      設定例
確認
show コマンドの出力例
      Catalyst 2900XL/3500XL スイッチ
      Catalyst 6506 スイッチ
トラブルシューティング
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この設定例では、Catalyst OS(CatOS)が稼働する Cisco Catalyst 6500 と Catalyst 3500XL スイッチの間に EtherChannel を設定しています。 EtherChannel は、Fast EtherChannel(FEC)、または Gigabit EtherChannel(GEC)とも呼ばれます。 この名前は、EtherChannel を形成するために使用されるインターフェイスまたはポートの速度に依存します。 このシナリオでは、次のスイッチのどれを使用しても同じ結果が得られます。

  • CatOS が稼働する Catalyst 4500/4000、5500/5000、または 6500/6000 シリーズ スイッチ

  • Catalyst Layer 2(L2)固定構成 2900XL または 3500XL シリーズ スイッチ

このドキュメントでは、各スイッチの 2 つの Fast Ethernet ポートが FEC にバンドルされています。 このドキュメントでは、「FEC」、「GEC」、「ポート チャネル」、「チャネル」、および「ポート グループ」という用語は、すべて EtherChannel に対して使用されています。

前提条件

要件

この設定を開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

  • Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 12.0(5)WC9 が稼働する Catalyst 3500XL スイッチ(モデル WS-C3524-PWR-XL-EN)

  • CatOS ソフトウェア バージョン 8.2.1 が稼働する Catalyst 6500 スイッチ(スーパーバイザ エンジン II を搭載するモデル 6506)

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

背景説明

Catalyst 2900XL/3500XL スイッチでは Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)がサポートされないため、EtherChannel を手動で作成する必要があります。CatOS スイッチでは、PAgP はサポートされています。 PAgP では、FEC と GEC の自動作成が容易になります。 PAgP の詳細については、ドキュメント『Catalyst 6500 シリーズ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、8.2』の「EtherChannel の設定」セクションを参照してください。

次のステップの順序で、ポート チャネルを作成します。

注:この順序でステップを実行すると、設定プロセス中に発生する可能性がある Spanning Tree Protocol(STP)に関する問題が回避されます。 XL スイッチをチャネルとして設定する前に CatOS スイッチをチャネルとして設定する場合、STP により Catalyst 6500 上で errdisable ステータスのポートをシャットダウンできます。

  1. set port disable module/port コマンドを CatOS スイッチで発行します。

    このコマンドにより、ポート チャネリングで使用するポートがディセーブル モードに設定されます。

  2. XL スイッチで、ポート チャネル(ポート グループ)を作成します。

  3. CatOS スイッチで、ポート チャネルを作成します。

    注:チャネル モードが「オン」に設定されていることを確認します。 この設定は、ポートの PAgP をディセーブルにして、強制的にポートにチャネルを形成させるために必要です。

  4. set port enable module/port コマンドを CatOS スイッチで発行します。

    このコマンドにより、以前にディセーブルにされたポートが再度イネーブルにされます。

設定

このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するための情報を提供します。

注:このドキュメントで使用されているコマンドの詳細を調べるには、Command Lookup Tool登録ユーザ専用)を使用してください。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

ネットワーク ダイアグラム

このドキュメントでは、次のネットワーク構成を使用しています。

44-a.gif

ネットワーク ダイアグラム
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

設定例

このドキュメントでは、次の設定を使用します。

Catalyst 3524XL
 Current configuration:
 !
 version 12.0
 no service pad
 service timestamps debug uptime
 service timestamps log uptime
 no service password-encryption
 !
 hostname cat3500
 !
 enable password mysecret
 
 !--- この例で使用している特権モードのパスワードです。
 
 !
 !
 !
 !
 !
 ip subnet-zero
 !
 !
 !
 interface FastEthernet0/1
  port group 1
 
 !--- port group <group-number> コマンドにより
 !--- このインターフェイスはチャネル グループ 1 のメンバになります。
 
 
 !
 interface FastEthernet0/2
  port group 1
 
 !--- このインターフェイスもチャネル グループ 1 のメンバです。
 
 
 !
 interface VLAN1
  ip address 10.10.10.2 255.255.255.0
 
 !--- 管理用の IP アドレスです。
 
  no ip directed-broadcast
  no ip route-cache
 !
 !
 line con 0
  transport input none
  stopbits 1
 line vty 0 4
  password mysecret
 
 !--- この例で使用している Telnet のパスワードです。
 
  login
 line vty 5 15
  login
 !
 end
 
 cat3500#
 

Catalyst 6506
 begin
 !
 # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
 !
 !
 #time: Sun Feb 1 2004, 14:03:48
 !
 #version 8.2(1)
 !
 
 !--- 出力を省略。
 
 !
 #ip
 set interface sc0 1 10.10.10.3/255.255.255.0 10.10.10.255
 
 !--- 管理用の IP アドレスです。
 
 !
 
 !--- 出力を省略。
 
 !
 #port channel
 set port channel 2/1-2 15
 
 !--- set port channel <module/port> コマンドにより
 !--- CatOS が稼働するスイッチで EtherChannel が作成されます。
 !--- 管理グループ(この場合は 15)は設定されていません。
 !--- しかし、これはシステムがランダムに割り当てる番号です。
 
 # default port status is enable
 !
 !
 #module 1 : 2-port 1000BaseX Supervisor
 !
 #module 2 : 48-port 10/100BaseTX Ethernet
 set port channel 2/1-2 mode on
 
 !--- set port channel <module/port> mode on コマンドにより、PAgP がディセーブルにされます。
 !--- このディセーブル化によって、PAgP をサポートしない XL スイッチで
 !--- ポートに強制的にチャネルを作成させます。
 
 !
 #module 3 empty
 !
 #module 4 empty
 !
 #module 5 empty
 !
 #module 6 empty
 !
 #module 15 : 1-port Multilayer Switch Feature Card
 !
 #module 16 empty
 end
 cat6506> (enable)
 

確認

このセクションを使用して、設定が正しく動作していることを確認します。

特定の show コマンドが、アウトプットインタープリタ登録ユーザ専用)(OIT)でサポートされています。OIT を使用して、show コマンド出力の解析を表示できます。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

  • Catalyst 2900XL/3500XL スイッチのポート チャネルの確認には次のコマンドを使用します。

    • show port group

    • show port group group-number

  • Catalyst 2900XL/3500XL スイッチのスパニング ツリーのステータスの確認には次のコマンドを使用します。

    • show spanning-tree

  • CatOS スイッチのポート チャネルの確認には次のコマンドを使用します。

    • show port capabilities module

    • show port channel

    • show port channel module/port

    • show port channel info

  • CatOS スイッチのスパニング ツリーのステータスの確認には次のコマンドを使用します。

    • show spantree

    • show spantree vlan

    • show spantree module/port

show コマンドの出力例

Catalyst 2900XL/3500XL スイッチ

  • show port group

     cat3500# show port group
     Group       Interface           Transmit Distribution
     -----   ---------------------   ---------------------
     1       FastEthernet0/1         source address
     1       FastEthernet0/2         source address
     cat3500#
     
  • show spanning-tree

     cat3500# show spanning-tree 
     
     Spanning tree 1 is executing the IEEE compatible Spanning Tree protocol
       Bridge Identifier has priority 32768, address 00d0.5868.f180
       Configured hello time 2, max age 20, forward delay 15
       Current root has priority 32768, address 00d0.020e.2c00
       Root port is 1, cost of root path is 12
       Topology change flag not set, detected flag not set, changes 10
       Times:  hold 1, topology change 35, notification 2
               hello 2, max age 20, forward delay 15 
       Timers: hello 0, topology change 0, notification 0
     
     Interface Fa0/1 (port 1) in Spanning tree 1 is FORWARDING
        Port path cost 12, Port priority 128
        Designated root has priority 32768, address 00d0.020e.2c00
        Designated bridge has priority 32768, address 00d0.020e.2c00
        Designated port is 33, path cost 0
        Timers: message age 2, forward delay 0, hold 0
        BPDU: sent 4, received 633
     
     Interface Fa0/3 (port 15) in Spanning tree 1 is down
        Port path cost 100, Port priority 128
        Designated root has priority 32768, address 00d0.020e.2c00
        Designated bridge has priority 32768, address 00d0.5868.f180
      
     !--- 出力を省略。
     
     

    注:インターフェイス Fa0/2 は、ポート チャネルの Fa0/1 でバンドルされているため、この出力には表示されません。 出力の (port 1) を参照してください。

Catalyst 6506 スイッチ

  • show port capabilities module - モジュールで EtherChannel がサポートされているかどうかを確認するには、このコマンドを使用します。

     cat6506> (enable) show port capabilities 2
     Model                    WS-X6348-RJ-45
     Port                     2/1
     Type                     10/100BaseTX
     Speed                    auto,10,100
     Duplex                   half,full
     Trunk encap type         802.1Q,ISL
     Trunk mode               on,off,desirable,auto,nonegotiate
     Channel                  yes
     Broadcast suppression    percentage(0-100)
     Flow control             receive-(off,on),send-(off)
     Security                 yes
     Membership               static,dynamic
     Fast start               yes
     QOS scheduling           rx-(1q4t),tx-(2q2t)
     CoS rewrite              yes
     ToS rewrite              DSCP
     UDLD                     yes
     Inline power             auto,off
     AuxiliaryVlan            1..1000,1025..4094,untagged,dot1p,none
     SPAN                     source,destination
     COPS port group          2/1-48
     Link debounce timer      yes
     Dot1q-all-tagged         yes
     --------------------------------------------------------------
     Model                    WS-X6348-RJ-45
     Port                     2/2
     Type                     10/100BaseTX
     Speed                    auto,10,100
     Duplex                   half,full
     Trunk encap type         802.1Q,ISL
     Trunk mode               on,off,desirable,auto,nonegotiate
     Channel                  yes
     Broadcast suppression    percentage(0-100)
     Flow control             receive-(off,on),send-(off)
     Security                 yes
     Membership               static,dynamic
     Fast start               yes
     QOS scheduling           rx-(1q4t),TX(2q2t)
     COs rewrite              yes
     ToS rewrite              DSCP
     UDLD                     yes
     Inline power             auto,off
     AuxiliaryVlan            1..1000,1025..4094,untagged,dot1p,none
     SPAN                     source,destination
     COPS port group          2/1-48
     Link debounce timer      yes
     Dot1q-all-tagged         yes
     --------------------------------------------------------------
     
     !--- 出力を省略。
     
     
  • show port channel

     cat6506> (enable) show port channel
     Port  Status     Channel              Admin Ch
                      Mode                 Group Id
     ----- ---------- -------------------- ----- -----
      2/1  connected  on                      15  1762
      2/2  connected  on                      15  1762
     
     Port  Device-ID                       Port-ID                   Platform
     ----- ------------------------------- ------------------------- ----------------
     
      2/1  cat3500                     FastEthernet0/1      cisco WS-C3524-PWR-XL
      2/2  cat3500                     FastEthernet0/2      cisco WS-C3524-PWR-XL
     cat6506> (enable)
     
  • show port channel info

     cat6506> (enable) show port channel info
     Switch Frame Distribution Method: ip both
     
     Port  Status     Channel              Admin Channel Speed Duplex Vlan
                      mode                 group id
     ----- ---------- -------------------- ----- ------- ----- ------ ----
      2/1  connected  on                      15    1762 a-100 a-full    1
      2/2  connected  on                      15    1762 a-100 a-full    1
     
     Port  Channel Oper-group Neighbor   Oper-Distribution PortSecurity/
           ifIndex            Oper-group Method            Dynamic port
     ----- ------- ---------- ---------- ----------------- -------------
      2/1  67             241            ip both
      2/2  67             241            ip both
     
     Port  Device-ID                       Port-ID                   Platform
     ----- ------------------------------- ------------------------- ----------------
      2/1  cat3500                     FastEthernet0/1      cisco WS-C3524-PWR-XL
      2/2  cat3500                     FastEthernet0/2      cisco WS-C3524-PWR-XL
     
     !--- 出力を省略。
     
     
  • show spantree vlan

     cat6506> (enable) show spantree 1
     VLAN 1
     Spanning tree mode          RAPID-PVST+
     Spanning tree type          ieee
     Spanning tree enabled
     
     Designated Root             00-04-9b-bf-04-00
     Designated Root Priority    32768
     Designated Root Cost        0
     Designated Root Port        1/0
     Root Max Age   20 sec   Hello Time 2  sec   Forward Delay 15 sec
     
     Bridge ID MAC ADDR          00-04-9b-bf-04-00
     Bridge ID Priority          32768
     Bridge Max Age 20 sec   Hello Time 2  sec   Forward Delay 15 sec
     
     Port                     State         Role Cost      Prio Type
     ------------------------ ------------- ---- --------- ---- --------------------
      1/1                     not-connected  -           4   32
      1/2                     not-connected  -           4   32
     2/1-2                forwarding    DESG    12   32 P2P, PEER(STP)
      2/3                     not-connected  -         100   32
      2/4                     not-connected  -         100   32
      2/5                     not-connected  -         100   32
      2/6                     not-connected  -         100   32
     
     !--- 出力を省略。
     
     
  • show spantree module/port

     cat6506> (enable) show spantree 2/1
     Edge Port:          No, (Configured) Default
     Link Type:         P2P, (Configured) Auto
     Port Guard:    Default
     Port                     Vlan State         Role Cost      Prio Type
     ------------------------ ---- ------------- ---- --------- ---- -----------------
     2/1-2                 1    forwarding    DESG     12   32 P2P, PEER(STP)
     cat6506> (enable)
     
     cat6506> (enable) show spantree 2/2
     Edge Port:          No, (Configured) Default
     Link Type:         P2P, (Configured) Auto
     Port Guard:    Default
     Port                     Vlan State         Role Cost      Prio Type
     ------------------------ ---- ------------- ---- --------- ---- -----------------
     2/1-2                 1    forwarding    DESG     12   32 P2P, PEER(STP)
     cat6506> (enable)
     

    注:ポート 2/1 と 2/2 での show spantree module/port コマンドの出力には、これらのポートが 1 つのチャネルにグループ化されているため、同じ結果が表示されます。

トラブルシューティング

現在のところ、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。


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