IBM テクノロジー : IBM ネットワーキング

DLSw+ の回線接続のトラブルシューティング

2006 年 9 月 7 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2008 年 1 月 28 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
回線ステータスのチェック
      Circuit Start
      Circuit Established
      Connected
      DLSw の一般的な問題
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントでは、データリンク スイッチング プラス(DLSw+)の回線接続のトラブルシューティングについて説明します。

前提条件

要件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

回線ステータスのチェック

このセクションでは、DLSw の回線ステータス、DLSw の回線が特定の状態のまま変化しなくなる理由、回線の接続を実現するためのトラブルシューティングの手順について説明します。 また、このセクションでは、回線確立状態と show dlsw circuit コマンドの出力も、図示して説明します。 最後に、次のような最も一般的な DLSw の問題のいくつかについても説明します。

  • BADSSPHDR エラー メッセージの原因。

  • ファイアウォールの通過時に、DLSw バージョン 2 の回線接続に失敗する場合がある理由。

  • Multilayer Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)または Multilayer Switch Feature Card 2(MSFC2)で DLSw を実行したときに発生する問題。

  • DLSw+ への 802.1q トランクの直接 LAN 接続。

dlswts4_a.gif

DLSw+ の回線確立状態

注:回線が CKT_ESTABLISHED 状態のままになる最も一般的な原因は、ホストの Virtual Telecommunications Access Method(VTAM; バーチャル テレコミュニケーションズ アクセス メソッド)の交換メジャー ノードがアクティブでないためです。

Circuit Start

Circuit Start は、ICANREACH_CS メッセージによって解決された CANUREACH_CS メッセージ(ヌル Exchange Identification(XID; 交換識別子))に対して未処理の応答があることを示す、過渡的な状態です。 回線が CKT_START 状態のままになるという問題がある場合は、DLSw ピア ルータに内部的な問題が発生しています。 MAC または Service Access Point(SAP; サービス アクセスポイント)のペアがクリーンアップされていないか、状態遷移を完了するために必要なリソース(メモリなど)が使用できないかのどちらかです。

CKT_START の問題をトラブルシューティングするには、テスト ポールとヌル XID が両方ともピア パートナーに到達していることを確認し、さらにピア パートナーが正しく応答したことを確認します。 ホストへのネットワーク トポロジを把握する必要があります。一般的には、Front End Processor(FEP; フロントエンド プロセッサ)または 7xxx ルータ内の Channel Interface Processor(CIP; チャネル インターフェイス プロセッサ)カード経由のチャネル接続のどちらかです。

FEP 接続の場合、FEP に対するルータのインターフェイスが起動していて正常に動作していることを確認します。 関連する LINE および Physical Unit(PU; 物理ユニット)の FEP 上の定義をネットワーク オペレータに表示してもらって(または自分で表示して)、それらがアクティブになっていることを確認します。 PU がプレースホルダの役割を果たす交換メジャー ノードがアクティブであることを確認します。

CIP カードを使用していて、ホストへの接続を確認済みの場合は、VTAM External Communications Adapter(XCA)メジャー ノードに問題がある可能性があります。 最も一般的な問題を次に示します。

  • XCA メジャー ノードがアクティブ状態ではない。

  • チャネル ユニット アドレスと呼ばれる VTAM から外側へのパスがオンラインでないか、チャネル サブシステムに搭載されていない。

XCA メジャー ノード配下に、VTAM CONNECT-IN が PU を割り当てられる空きの論理回線があることを確認します。 最近のバージョン(CIP22.38、CIP24.15、CIP25.14、CIP26.10、および CIP27.4)の CIP マイクロコードでは、それ以上使用可能な論理回線がない場合、CIP アダプタがテスト ポールに応答しません。

show extended channel x/2 max-llc2-sessions コマンドを発行して、Logical Link Control(LLC; 論理リンク制御)セッションの最大数に達していないことを確認します。 デフォルトでは 256 です。

使用中の SAP 値に問題がある場合もあります。 CIP アダプタは、一意の SAP をリッスンします。 XCA メジャー ノード定義内の VTAM にすべての内部 CIP アダプタを定義する必要があります。 XCA メジャー ノードのアダプタ番号(ADAPNO)値は、ルータ内の内部アダプタを VTAM が参照するために使用されます。 CIP に設定されている各内部アダプタには、メディア タイプごとに一意の ADAPNO が必要です。 各内部アダプタ用にどの SAP をオープンするかは、XCA メジャー ノードの定義に設定します。

テスト ポールとヌル XID によって、XCA メジャー ノードと CIP アダプタが正しい SAP をリッスンしていることを確認できます。 CIP の MAC アダプタがオープンされていて、少なくとも 1 つの SAP がオープンされている場合には、テストが VTAM に転送されずに応答されます。 テスト フレームには、DSAP 04 と SSAP 00 が設定されて送信されます。次のコマンドを使用して、端末、CIP ルータ、XCA メジャー ノードの間で使用されている SAP 値を確認します。

 NCCF     TME 10 NetView   CNM01 OPER6   03/31/00 13:56:01
 C CNM01  DISPLAY NET,ID=DKAPPN,SCOPE=ALL
   CNM01  IST097I  DISPLAY  ACCEPTED
 ' CNM01
 IST075I  NAME= DKAPPN , TYPE= XCA MAJOR NODE
 IST486I  STATUS= ACTIV , DESIRED STATE= ACTIV
 IST1021I MEDIUM=RING , ADAPTNO=1 , CUA=0401 , SNA SAP=4
 IST654I  I/O TRACE= OFF, BUFFER TRACE= OFF
 IST1656I VTAMTOPO= REPORT, NODE REPORTED= YES
 IST170I  LINES:
 IST232I  L0401000 ACTIV
 IST232I  L0401001 ACTIV
 IST232I  L0401002 ACTIV
 IST232I  L0401003 ACTIV
 IST232I  L0401004 ACTIV
 IST232I  L0401005 ACTIV
 IST232I  L0401006 ACTIV
 IST232I  L0401007 ACTIV
 IST232I  L0401008 ACTIV
 IST232I  L0401009 ACTIV
 IST232I  L040100A ACTIV
 IST232I  L040100B ACTIV
 IST232I  L040100C ACTIV
 IST232I  L040100D ACTIV
 IST232I  L040100E ACTIV
 IST232I  L040100F ACTIV
 IST314I  END
 
 # show dlsw circuit details
 
 Index  local addr (lsap)    remote addr (dsap)    state    uptime
 194    0800.5a9b.b3b2 (04)  0800.5ac1.302d (04) CONNECTED  00:00:13
        PCEP: 995AA4         UCEP: A52274
        Port: To0/0          peer  172.18.15.166 (2065)
        Flow-Control-Tx SQ CW: 20, permitted: 28; Rx CW: 22, Granted: 25
 Op:
 IWO
        Congestion: LOW(02) , Flow OP: Half: 12/5 Reset 1/0
        RIF = 0680.0011.0640
 

XCA メジャー ノードの定義を確認するときには、次の出力例と注記を参考にしてください。

 NCCF     TME 10 NetView   CNM01 OPER6   03/31/00 13:56:01
 C CNM01  DISPLAY NET,ID=DKAPPN,SCOPE=ALL
 
 !--- NetView は DIS DKAPPN という短縮形を受け付けて、
 !--- 完全な D NET,ID=DKAPPN,SCOPE=ALL コマンドの形式に変換します。
 
 
   CNM01  IST097I  DISPLAY  ACCEPTED
 ' CNM01
 IST075I  NAME= DKAPPN , TYPE= XCA MAJOR NODE
 
 !--- XCA メジャー ノードの名前が正しいこと、および 
 !--- それが実際に XCA MAJOR NODE であることを確認します。
 
 
 IST486I  STATUS= ACTIV , DESIRED STATE= ACTIV
 
 !--- XCA メジャー ノードが ACTIV ステータスであることを確認します。
 !--- 他のステータスはすべてエラー状態になります(このエラーの訂正方法については、
 !--- その論理回線の後のコメントを参照してください)。
 
 
 IST1021I MEDIUM=RING , ADAPTNO=1 , CUA=0401 , SNA SAP=4
 
 !--- アダプタ番号が正しく、ルータの CIP 定義に使用されている番号と
 !--- 一致していることを確認します。
 
 
 !--- また、チャネル ユニット アドレス(CUA)が正しいことも確認します。
 !--- 次のコマンドを実行してオンライン(O)か、使用中の場合は、
 !--- 割り当て済み(A)のどちらかのステータスであることを確認します。
 
 
 !--- 最後に、XCA メジャー ノードに設定されている SAP 番号が 
 !--- CIP ルータの定義の ADAPTER 文に設定されている 
 !--- SAP 番号と一致することを確認します。
 
 
 IST654I  I/O TRACE= OFF, BUFFER TRACE= OFF
 IST1656I VTAMTOPO= REPORT, NODE REPORTED= YES
 IST170I  LINES:
 IST232I  L0401000 ACTIV
 
 !--- 論理回線が ACTIV ステータスであることを確認します。
 !--- 他のステータスはすべてエラー状態です。
 
 !--- システム プログラマまたはネットワーク オペレータに連絡して、
 !--- CYCLE、INACT、ACT の順に実行してもらうか、他の処置をしてもらって、
 !--- その論理回線と XCA メジャー ノードを ACTIV ステータスにします。
 
 
 IST232I  L0401001 ACTIV
 IST232I  L0401002 ACTIV
 IST232I  L0401003 ACTIV
 IST232I  L0401004 ACTIV
 IST232I  L0401005 ACTIV
 IST232I  L0401006 ACTIV
 IST232I  L0401007 ACTIV
 IST232I  L0401008 ACTIV
 IST232I  L0401009 ACTIV
 IST232I  L040100A ACTIV
 IST232I  L040100B ACTIV
 IST232I  L040100C ACTIV
 IST232I  L040100D ACTIV
 IST232I  L040100E ACTIV
 IST232I  L040100F ACTIV
 
 !--- VTAM CONNECTIN で PU を割り当てるための 
 !--- 論理回線の空きが残っていることを確認します。
 
 
 IST314I  END
 

NetView のプロンプトで、mvs d u,,,xxx,2 コマンドを実行します。xxx にはチャネル ユニット アドレスを指定します。 次のように、CUA がオンライン(O)か割り当て済み(A)のステータスであることを確認します。

 NCCF     TME 10 NetView   CNM01 OPER6   03/31/00 16:08:27
 * CNM01  MVS D U,,,401,2
 " CNM01
 IEE457I 16.07.29 UNIT STATUS 076
 UNIT TYPE STATUS     VOLSER    VOLSTATE
 0401 CTC  A
 0402 CTC  A-BSY
 

次に、CIP の設定例を示します。仮想インターフェイス、CIP VLAN、source-bridge 文および XCA メジャー ノードの ADAPNO と一致する内部アダプタ番号が設定されており、CIP では、XCA メジャー ノードから LSAP=04 を受け取ることが想定されています。

 
 !--- CIP の設定例
 
 interface Channel4/2
  lan TokenRing 0
  source-bridge 88 1 100
  adapter 1 4000.7507.ffff
 
 !--- XCA メジャー ノードの設定例
 
    VBUILD TYPE=XCA
 *
 APPNPRT PORT ADAPNO=1,
         CUADDR=401,        DEFAULT TABLE ENTRY
         MEDIUM=RING,       MODE TABLE FOR MODEL 3
         SAPADDR=4,         3270 DISPLAY TERMINAL
 
 !--- この SAP 番号に対して、XCA メジャー ノードはリッスンします。
 !--- この値が端末と一致しない場合、端末の XID は 
 !--- 応答を受信しません。
 
 
 
         TIMER=20
 *
 APPNGRP GROUP DIAL=YES,    CU ADDRESS  PORT A01
         ANSWER=ON,         DEFAULT TABLE ENTRY
         DYNPU=YES,         MODE TABLE FOR MODEL 4
         AUTOGEN=(16,L,P),  INITIAL ACTIVE
 
 !--- この設定では、L という文字で始まる 16 回線の論理回線と 
 !--- P という文字で始まる 16 個の PU が自動的に 
 !--- 生成されます。
 !--- この設定は、前述の DISPLAY NET の出力に表示されています。
 
         CALL=INOUT         3270 DISPLAY TERMINAL
 

Circuit Established

CKT_ESTABLISHED 状態は、ルータでは回線が正しく設定されているが、その回線を経由するセッションを端末がまだ開始していないことを示しています。 この場合がそれに該当することを確認するには、確立されている Logical Link Control, type 2(LLC2; 論理リンク制御タイプ 2)セッションを調べます。

 router# show llc2
 
 LLC2 Connections: total of 3 connections
 Vitual-TokenRing0 DTE: 4000.7507.fff 4000.7507.0099 04 04 state NORMAL
 
 !--- Vitual-TokenRing0 は、セッションが確立されているインターフェイスの 
 !--- 名前です。
 !--- 4000.7507.fff と 4000.7507.0099 は、発信元と宛先の MAC アドレスです。
 !--- このアドレスのインターフェイスに、接続が確立されています。
 !--- NORMAL は、LLC2 セッションの現在の状態が、完全に確立されて 
 !--- 通常の通信が行われている状態であることを示しています。
 
 
  V(S)=15, V(R)=15, Last N(R)=15, Local window=7, Remote Window=127
  akmax=3, n2=10,
  xid-retry timer  0/0     ack timer   0/1000
  p timer          0/1000  idle timer  1220/10000
  rej timer        0/3200  busy timer  0/9600
  akdelay timer    0/100   txQ count   0/200
  RIF: 0830.0141.0641.0580
 

この状態の回線では、XID の交換に関する問題や、VTAM でデバイスが「vary on」されていないなどのさまざまな問題が発生している可能性があります。 Fast Sequenced Transport(FST)のピア(またはローカル ACK を使用していない直接カプセル化ピア)では、セッションがローカルに終端されていません。 トークン リングの場合の Routing Information Field(RIF; ルーティング情報フィールド)は終端されていますが、セッションは完全にパススルーです。 従って、DLSw+ FST または直接ピアを通過するセッション用に確立された回線は、(フレームリレーのローカル ACK 以外)表示されません。 XID の交換に関してよく発生する別の問題は、IDBLK/IDNUMCPNAME の値が間違っていることです。

 NCCF     TME 10 NetView   CNM01 OPER6   03/31/00 13:59:43
 C CNM01  DISPLAY NET,ID=DKTN3270,SCOPE=ALL
 
 !--- NetView は DIS DKTN3270 という短縮形を受け付けて、
 !--- 完全な D NET,ID=DKTN3270,SCOPE=ALL コマンドの形式に変換します。
 
 
   CNM01  IST097I DISPLAY ACCEPTED
 ' CNM01
 IST075I NAME = DKTN3270    , TYPE = SW SNA MAJOR NODE
 IST486I STATUS = ACTIV     , DESIRED STATE = ACTIV
 IST1656I VTAMTOPO = REPORT , NODE REPORTED - YES
 IST084I NETWORK RESOURCES:
 IST089I DK3270DY TYPE = PU_T2.1       , ACTIV
 
 !--- PU が ACTIV ステータスであることを確認します。
 !--- PU が INACT または INOP ステータスの場合は、システム プログラマ 
 !--- またはネットワーク オペレータにアクティブにするように依頼します。
 !--- PU が CONNECT ステータスの場合は、定義エラーの場合があります。
 !--- 交換メジャー ノードの定義を確認するようにシステム プログラマに依頼します。
 !--- PU が ACTIV ステータスでも、セッションを確立できない場合は、
 !--- 別の端末が同じ PU を使用していないことを確認します。
 
 
 IST089I DKDYLU0A TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU0B TYPE = LOGICAL UNIT  , ACT/S---X-
 IST089I DKDYLU1A TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU19 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACT/S---X-
 IST089I DKDYLU18 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACT/S---X-
 IST089I DKDYLU17 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACT/S---X-
 IST089I DKDYLU16 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACT/S---X-
 IST089I DKDYLU15 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACT/S---X-
 IST089I DKDYLU09 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU08 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU07 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU06 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU05 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU04 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU03 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU02 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DKDYLU01 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV---X-
 IST089I DK3270ST TYPE = PU_T2         , CONCT
 IST089I DKSTLU01 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKSTLU02 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKSTLU03 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKSTLU04 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKSTLU05 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKSTLU06 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKSTLU07 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKSTLU08 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKSTLU09 TYPE = LOGICAL UNIT  , CONCT
 IST089I DKDLUR32 TYPE = PU_T2.1       , ACTIV--L--
 IST089I DKDLDYPU TYPE = PU_T2.1       , ACTIV
 IST089I DKDLSTPU TYPE = PU_T2.1       , ACTIV
 IST089I DKDLST01 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV
 IST089I DKDLST02 TYPE = LOGICAL UNIT  , ACTIV
 ??? ***
 
    VBUILD TYPE=SWNET
 *
 * TN3270 DYNAMIC LU BUILD
 *
 DK3270DY PU  ADDR=01,
          IDBLK=05D,
          IDNUM=03270,
 
 !--- 正しい IDBLK と IDNUM の値が、端末で使用されていることを確認します。
 
          PUTYPE=2,
          LUGROUP=BXLLUGRP,LUSEED=DKDYLU##
 *        LUGROUP=BXLLUGRP,LUSEED=DKDYLU##
 *
 *
 * TN3270 CP DEF FOR DLUR EN ON CIP
 *
 DKDLUR32 PU  ADDR=01,
          CPNAME=DK3270CP,
 
 !--- 正しい CPNAME の価が、端末で使用されていることを確認します。
 
          ISTATUS=ACTIVE,
          PUTYPE=2,
          CPCP=YES,
          NETID=NETA
 

Connected

CONNECTED 状態は、DLSw 回線が正しく接続されたときの正常な状態です。

show dlsw circuit — DLSw 回線のステータスの問題をトラブルシューティングする際には、次の show dlsw circuits 特権 EXEC コマンドを発行します。

 show dlsw circuits [detail] 
 [mac-address address | sap-value value | circuit id]
 
  • detail —(オプション)拡張フォーマットで、回線状態の情報が表示されます。

  • mac-address address —(オプション)回線検索で使用する MAC アドレスを指定します。

  • sap-value value —(オプション)回線検索で使用する SAP を指定します。

  • circuit id —(オプション)回線インデックスの回線 ID を指定します。

このコマンドの出力を理解するには、『DLSw+ 設定コマンド』と次の図を参照してください。

dlswts4_b.gif

コマンドの出力
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

DLSw の一般的な問題

BADSSPHDR エラー メッセージ

一部の DLSw ルータでは、次のエラー メッセージが表示される場合があります。

 %DLSWC-3-BADSSPHDR: bad ssp hdr in proc ssp - received remote correlator from
 different peer  = 0x200004B
 
 -Traceback= 606FCD68 606FD008 606ED364 606F2B2C 6026B118 601F6438 601CAA10
 6020F6B0 6020E350 6020E484 601B3048 601B3034
 Nov 23 06:10:33: %DLSWC-3-RECVSSP: SSP OP = 4( ICR ) received from peer x.x.x.x(2065)
 Nov 23 06:10:33: %DLSWC-3-RECVSSP: SSP OP = 4( ICR ) expected from peer y.y.y.y(2065)
 
 !--- x.x.x.x と y.y.y.y は 2 つの異なるリモート DLSw ピアを表しています。
 
 

これらのメッセージは情報提供用のメッセージで、このセクションでは、メッセージが表示される理由を説明します。

アドレスの解決(CANUREACH_EX)中には、複数の応答(ICANREACH_EX)がルータに返される場合があります。 アドレス解決を開始したルータでは、回線の起動時にすべての応答がキャッシュされます。 アドレス解決時に応答したリモート ルータの中の 1 台に宛てて、CANUREACH メッセージが発信元のルータから送信されます。 発信元のルータでは、タイマーが実行されて、ICANREACH が待機されます。 ICANREACH がタイムアウトの前に受信されない場合は、アドレス解決中に応答した他のリモート ルータの中の 1 台に宛てて、CANUREACH が送信されます。 輻輳、低速リンクなど、何らかの理由で、最初のリモート ルータからの ICANREACH が 2 番目のリモート ルータの ICANREACH の後に到着した場合は、前述のエラー メッセージが表示されます。 ルータでは IP アドレス x.x.x.x からの ICANREACH が受信されますが、想定されていたのは、IP アドレス y.y.y.y からの ICANREACH です。 接続の問題が発生していない場合は、これらのメッセージは情報として表示されるだけで、DLSw は設計どおり動作していると見なすことができます。 詳細については、Cisco Bug ID CSCdp50163登録ユーザ専用)を参照してください。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

ただし、DLSw ネットワークで接続の問題が発生している場合は、このメッセージに重大な意味があるので、さらに調査をする必要があります。 WAN の大幅な遅延、ネットワーク内の DLSw ピアの間欠的なタイムアウトのどちらか、または両方が発生していないかどうかを調べます。 さらに、Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)が接続性の問題の原因になる場合があるため、ピアの間で NAT が使用されているかどうかを判断します。 User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)エクスプローラをオフにして、これらのエラー メッセージが表示されなくなるかどうかを調べるのが有効な場合もあります。 Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 11.2 F 以降で提供されている dlsw udp-disable コマンドを発行します。この方法が使用できない場合は、ピアの間の Transmission Control Protocol(TCP)フローの WAN トレースが最も役に立ちます。

注:Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2 より前のリリースでは、前述のエラー メッセージも正しく表示されません。 そのため、11.2 以降のリリースを実行することが重要です。

DLSw バージョン 2 とファイアウォール

Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(6)F では Cisco DLSw UDP ユニキャスト機能が導入されたので、探索フレームとアンナンバード インフォメーション フレームが TCP ではなく UDP ユニキャストで送信されるようになりました。 DLSw バージョン 2 より前のバージョンでは、このユニキャスト機能を使用するためには、UDP でパケットが送信される前に、TCP 接続が存在していることが必要でした。 しかし、DLSw バージョン 2 では、UDP/IP マルチキャストおよびユニキャストは TCP 接続が存在する前に送信されます。 アドレス解決パケット(CANUREACH_EXNETBIOS_NQ_ex など)ではマルチキャスト サービスが使用されますが、応答(ICANREACH_exNAME_RECOGNIZED_ex)は UDP ユニキャストで返信されます。

一般的なシナリオでは、DLSw のピアの間にファイアウォールが設定されています。 その結果、DLSw 回線は、ファイアウォールを通過して確立される必要があります。 RFC 2166 leavingcisco.com(DLSw v2.0 Enhancements)では、UDP の発信元ポートには任意の値を設定できることになっています。 Cisco DLSw ルータでは、発信元ポート 0 が使用されています。しかし、ファイアウォールでは、通常ポート 0 をフィルタで除外するように設定されているので、DLSw 回線がファイアウォールを通過するときに問題が発生して、DLSw 回線を接続できません。 回避策として、dlsw udp-disable グローバル設定コマンドを有効にします。 dlsw udp-disable コマンドが設定されていると、DLSw は UDP ユニキャストでパケットを送信せず、機能交換メッセージで UDP ユニキャストのサポートをアドバタイズしません。

詳細については、『UDP/IP マルチキャスト サービス』および『DLSw+ の UDP ユニキャスト機能の概要について』を参照してください。

MSFC と DLSw の問題

Multilayer Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)または Multilayer Switch Feature Card 2(MSFC2)で DLSw を実行すると、多くの問題が発生する可能性があります。 DLSw および MSFC に関する包括的な情報については、『DLSw+ および MSFC に関する FAQ』を参照してください。

802.1q トランクの DLSw+ 接続

802.1q でカプセル化されたトランクの LLC2 の DLSw への接続は、Cisco Bug ID CSCdv26715登録ユーザ専用)による DLSw TCP ピアおよびトランスペアレント ブリッジングで最初にサポートされています。 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(6) 以降では、802.1q と DLSw が動作します。

さらに、DLSw 用の次の DDTS によるサポートによって、イーサネットの冗長化とネイティブ VLAN を使用した dot1Q のカプセル化が使用できるようになります。 リリース ノートおよび次の DDTS レポートの First Fixed-in Version のフィールドを参照してください。

  • Cisco Bug ID CSCdv26715登録ユーザ専用) — TCP のカプセル化だけを使用した 802.1q サポートが DLSw で実現されています。

  • Cisco Bug ID CSCdy09469登録ユーザ専用) — LAN インターフェイスが 802.1q のカプセル化およびネイティブ VLAN 用に設定されたファーストイーサネットのときに DLSw が動作しない不具合が修正されています。

     interface FastEthernet0/0.500
          encapsulation dot1Q 500 native
          bridge-group 1
     
  • Cisco Bug ID CSCdw65810登録ユーザ専用) — DLSw イーサネットの冗長性および 802.1q のカプセル化トランクの使用に関する修正が提供されています。 802.1q を使用した DLSw FST はまだサポートされていません。

一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(13.4) 以降で TCP カプセル化を使用した DLSw を選択した場合は、native キーワードが指定されていてもいなくても、802.1q でカプセル化されたトランクからの LLC2 が DLSw のイーサネット冗長化機能でサポートされます。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報