WAN : T1/E1 と T3/E3

T1 アラームに関するトラブルシューティング

2005 年 9 月 9 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2010 年 2 月 4 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
アラームの識別
アラームのトラブルシューティング
      Receive Alarm Indication Signal(青)
      Receive Remote Alarm Indication(黄)
      Transmit Sending Remote Alarm(赤)
      Transmit Remote Alarm Indication(黄)
      Transmit Alarm Indication Signal(青)
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントでは、T1 の動作中に表示される可能性のある、一般的なアラーム タイプについて説明します。 アラームに関する説明、および一般的なトラブルシューティング手法が記載されています。 このドキュメントは、『トラブルシューティング:T1 エラーイベント』および『インターネットワーク トラブルシューティング ガイド』とあわせて使用してください。

このドキュメントで使用する用語の詳細については、『DS1、T1 および E1 用語集』を参照してください。

前提条件

要件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

アラームの識別

show controller t1 コマンドを使用すると、そのコントローラ ハードウェアに関するコントローラ ステータスが表示されます。 この情報は、テクニカル サポートのスタッフが診断タスクを行う際に使用します。 Network Processor Module(NPM; ネットワーク プロセッサ モジュール)または MultiChannel Interface Processor(MIP; マルチチャネル インターフェイス プロセッサ)は、ポートアダプタに問い合せて、現行ステータスを確認します。

show controller t1 EXEC コマンドは、次の情報も提供します。

  • T1 リンクに関する統計情報。 スロットとポート番号を指定すると、15 分ごとの統計情報が表示されます。

  • 物理層とデータリンク層の障害をトラブルシューティングするための情報

  • T1 回線上のローカル アラームまたはリモート アラームの情報(ある場合)

show controller コマンドを使用して、コントローラに表示されているアラームやエラーがないかどうかを確認します。 フレーミング、ライン コーディング、スリップ秒のエラー カウンタが増加しているかどうかを確認するには、show controller t1 コマンドを繰り返し実行してください。 現行インターバルのカウンタの値を書き留めてください。

フレーミングおよびライン コーディングの設定については、サービス プロバイダーに問い合せてください。 binary 8-zero substitution(B8ZS)ライン コーディングを Extended Superframe(ESF; 拡張スーパー フレーム)と、alternate mark inversion(AMI)ライン コーディングを Super Frame(SF; スーパー フレーム)と使用するのが一般的です。 show controller t1 の出力に Clock Source is Line Primary という記述があるかどうかを探して、クロック ソースがネットワークから導出されていることを確認してください。

アラームのトラブルシューティング

このセクションでは、アラームとその修正手順について説明します。 各ステップの終了後に show controller t1 コマンドを実行して、アラームが発生しているかどうかを確認してください。

Receive Alarm Indication Signal(青)

receive(Rx)alarm indication signal(AIS)は、ポートに接続する機器からアップストリームの回線で、アラームが発生していることを示しています。 AIS 障害は、入力側で AIS 不良が検知されると宣言され、Loss Of Frame(LOF; フレーム同期損失)障害(「all-ones」信号がフレーミングされていないことが原因)が宣言された後も依然として存在します。 AIS 障害は、LOF 障害がクリアされた時点でクリアされます。

Rx AIS エラーを修正するには、次のステップを最後まで実行します。

  1. show controller t1 [slot/port] コマンドの出力を参照して、ポートに対して設定されたフレーミング フォーマットが、回線のフレーミング フォーマットと一致しているかどうかを確認します。 一致しない場合は、コントローラのフレーミング フォーマットを変更して、回線に一致させます。

    フレーミング フォーマットを変更するには、コントローラ設定モードで framing {SF | ESF} コマンドを実行します。 次に、例を示します。

     maui-nas-03#configure terminal
     Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. 
     maui-nas-03(config)#controller t1 0
     maui-nas-03(config-controlle)#framing esf 
     
  2. サービス プロバイダーに連絡して、電話会社内に誤った設定がないか確認してください。

Receive Remote Alarm Indication(黄)

receive remote alarm indication(RAI)は、遠端機器がアップストリーム機器から受信している信号に、問題があることを示しています。

SF リンクでは、すべてのチャネルのビット 6 が少なくとも 335 ミリ秒の間ゼロであった場合に、遠端アラーム障害が宣言されます。この障害は、少なくとも 1 つのチャネルのビット 6 が一定時間(通常は 1 秒以内、長くても 5 秒以内)ゼロでなくなるとクリアされます。 Loss of Signal(LOS; 信号消失)が検知された場合、SF リンクには遠端アラーム障害は宣言されません。

ESF リンクでは、切れ目ない 16 ビット パターンのインターバル 10 回のうち少なくとも 7 回イエロー アラーム信号パターンが発生した場合に、遠端アラーム障害が宣言されます。 切れ目ない 16 ビット信号パターンのインターバル 10 回で、イエロー アラーム信号パターンが発生しなかった場合、障害はクリアされます。

Rx RAI エラーを修正するには、次のステップを最後まで実行します。

  1. 外部ループバック ケーブルをポートに挿入します。 次の手順で、ループバック プラグを作成します。

    1. コネクタ付きで長さ 12.7 cm(5 インチ)の作業中の RJ-45/48 ケーブルを、ワイヤー カッターで切断します。

    2. ワイヤーの被覆をはがします。

    3. ピン 1 とピン 4 のワイヤーをより合せます。

    4. ピン 2 とピン 5 のワイヤーをより合せます。

      RJ-45 と RJ-48 のジャックのピンには、1 から 8 までの番号が付いています。金属ピンを正面にして、最も左側のピンが 1 番です。 RJ-45 ジャックのピン番号の図を次に示します。

      T1_pins.gif

      RJ-45 ジャックのピン番号

  2. show controller t1 EXEC コマンドを使用して、アラームがないかどうかを確認します。 アラームが表示されていなければ、ローカルのハードウェアは正常な状態にあります。 この場合、次のステップを最後まで実行します。

    1. 配線を確認します。 T1 サービス プロバイダーの機器または T1 の終端機器と、インターフェイス ポートを結ぶケーブルが、適切に接続されているか確認します。 ケーブルが正しいポートに接続しているか確認します。 必要に応じてケーブル接続を修正します。

    2. ケーブルに切れ目、その他の物理的な異常がないか調べて、ケーブルの完全性を確認します。 ピン配置の設定が正しいか確認します。 必要に応じてケーブルを交換します。

    3. リモート エンドで設定を確認し、ポート設定と一致するか確認します。

      問題が続くようであれば、サービス プロバイダーに問い合せてください。

  3. ループバック プラグを取りはずして、T1 回線に再接続します。

  4. 配線を確認します。

  5. ルータの電源のオフ/オンを行います。

  6. T1 回線を別のポートに接続します。回線と同じ設定で、ポートを設定します。 問題が続かない場合は、障害はポートにあります。 その場合は、次のステップを最後まで実行します。

    1. T1 回線を元のポートに再接続します。

    2. ハードウェアのループ テストを実行します。 詳細については、『T1/56K 回線のループバック テスト』を参照してください。

Transmit Sending Remote Alarm(赤)

Channel Service Unit(CSU; チャネル サービス ユニット)が、T1 回線のフレーミング パターンと同期しない場合、赤いアラームが宣言されます。

送信側がリモート アラームを送信しないように修正するには、次のステップを最後まで実行します。

  1. ポートに設定されているフレーミング フォーマットが、回線のフレーミング フォーマットと一致するか確認します。一致しない場合は、コントローラのフレーミング フォーマットを変更して、回線フォーマットに一致させます。

  2. リモート エンドの設定を確認し、ポート設定に一致するか確認します。

  3. サービス プロバイダーに連絡してください。

Transmit Remote Alarm Indication(黄)

DS1 インターフェイスの transmit(Tx)remote alarm indication(RAI)は、インターフェイスが遠端機器から受信している信号に、問題があることを示しています。

Tx RAI エラーを修正するには、次の手順を実行します。

  1. リモート エンドの設定を確認し、ポート設定に一致するか確認します。

  2. Tx RAI が発生すると、別のアラームも発生します。 このアラームは、T1 ポートまたは T1 カードが、遠端機器からの信号により生じている問題を通知します。 Tx RAI エラーを解決するために、この状況のトラブルシューティングを行います。

Transmit Alarm Indication Signal(青)

Tx AIS エラーを修正するには、次の手順を実行します。

  1. ポートに設定されているフレーミング フォーマットが、回線のフレーミング フォーマットと一致するか確認します。一致しない場合は、コントローラのフレーミング フォーマットを変更して、回線フォーマットに一致させます。

  2. ルータの電源のオフ/オンを行います。

  3. T1 回線を別のポートに接続します。回線と同じ設定で、ポートを設定します。 問題が続くようであれば、次のステップを最後まで実行します。

    1. ハードウェアのループ テストを実行します。 詳細については、『T1/56K 回線のループバック テスト』を参照してください。

    2. T1 コントローラ カードを交換します。

    3. 発生している問題について、シスコ Technical Assistance Center(TAC)に連絡してください。


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