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目次概要前提条件 要件 使用するコンポーネント 表記法 背景説明 スタッキング テクノロジー StackWise ポート、ケーブル、および接続タイプ Cisco Catalyst 3750 スタックの作成と管理 スタック メンバ番号 プライオリティ値 スタック マスターの選定 ハードウェアの互換性 ソフトウェアの互換性 2 つの独立したスタックからのスイッチ スタックの作成 それぞれ 2 つのメンバを持つ 2 つのスタックからのスイッチ スタックの作成 スイッチをスレーブとしてスタックに追加する上でのヒント スイッチをマスターとしてスタックに追加する上でのヒント スタックからのメンバの削除 スイッチ スタックへのプロビジョニング済みスイッチの追加 スタックからのプロビジョニング済みスイッチの削除 確認 トラブルシューティング トラブルシューティングのためのコマンド Cisco サポート コミュニティ - 特集対話 関連情報 概要このドキュメントでは、Cisco StackWise 機能を使用して Cisco Catalyst 3750 スイッチのスタックを作成し、管理する手順について説明しています。 前提条件要件このドキュメントに関する特別な要件はありません。 使用するコンポーネントこのドキュメントの情報は、Cisco Catalyst 3750 シリーズ スイッチに基づくものです。 このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定から作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。 表記法ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。 背景説明スタッキング テクノロジーCisco Catalyst スイッチは、2 つの機能を使用してスタック化することができます。
StackWise ポート、ケーブル、および接続タイプポート 次の図は、Cisco Catalyst 3750-24TS、3750G-24T、3750G-12S、3750G-16TD、および 3750-48TS の背面パネルを示しています。
注:ファン排気口、AC 電源コネクタ、RPS コネクタの位置と、ファン排気口の数は、Cisco Catalyst 3750 スイッチのモデルによって異なります。 ケーブル 承認されているケーブルのみを使用し、同様の Cisco 製機器にのみ接続してください。承認されていない Cisco 製ケーブルや機器に接続すると、機器が破損するおそれがあります。
接続タイプ 全帯域幅接続 次の図は、複数の Catalyst 3750 スイッチで構成され、全帯域幅接続と StackWise 冗長ケーブル接続を提供するスタックの例を示しています。
いずれかのケーブルで障害が発生した場合、このスタックは半帯域幅接続で稼働します。
スイッチをスタックに接続するために使用されるスタック ポートを探すには、show switch stack-ports コマンドを発行します。
3750-Stk#show switch stack-ports
Switch # Port 1 Port 2
-------- ------ ------
1 Ok Ok
2 Ok Ok
3 Ok Ok
または、show switch neighbors コマンドを発行して、各ポートの近隣のスイッチを探します。
3750-Stk# show switch neighbors
Switch # Port 1 Port 2
-------- ------ ------
1 2 3
2 1 3
3 2 1
次の図は、Cisco EtherSwitch サービス モジュールと Catalyst 3750 スイッチで構成され、全帯域幅接続と冗長接続を提供するスタックを示しています。
半帯域幅接続 次の図は、複数の Catalyst 3750 スイッチで構成され、StackWise ケーブル接続が不完全なスタックの例を示しています。このスタックは半分の帯域幅しか提供せず、冗長接続がありません。
いずれかのケーブルで障害が発生した場合、このスタックは 2 つのスタックに分割されます。
3750-Stk# show switch stack-ports
Switch # Port 1 Port 2
-------- ------ ------
1 Ok Down
2 Ok Ok
3 Ok Down
3750-Stk# show switch neighbors
Switch # Port 1 Port 2
-------- ------ ------
1 2 None
2 1 3
3 2 None
Cisco Catalyst 3750 スタックの作成と管理このセクションでは、このドキュメントで説明している StackWise スタックを設定するために必要な情報を提供します。 注:このセクションで使用されているコマンドの詳細を調べるには、Command Lookup Tool(登録ユーザ専用)を使用してください。 スタック メンバ番号スタック メンバ番号(1 〜 9)により、スイッチ スタック内の各メンバが識別されます。メンバ番号は、各スタック メンバが使用するインターフェイスレベル設定も判別します。スタック メンバ番号を表示するには、ユーザ EXEC モード コマンド show switch を使用します。
3750-Stk>show switch
Current
Switch# Role Mac Address Priority State
--------------------------------------------------------
1 Slave 0016.4748.dc80 5 Ready
*2 Master 0016.9d59.db00 1 Ready
3750 スイッチのデフォルトのスタック メンバ番号は 1 です。このスイッチがスイッチ スタックに加わる場合、デフォルトのスタック メンバ番号は、スタック内で利用可能な最小のメンバ番号に変更されます。同じスイッチ スタック内のスタック メンバは、同じスタック メンバ番号を持つことはできません。すべてのスタック メンバ(スタンドアロン スイッチを含む)では、手動で番号を変更するか、スタック内の別のメンバによってすでにその番号が使用されていない限り、それぞれのメンバ番号が維持されます。 メンバ番号を手動で変更する方法
スタック メンバを別のスイッチ スタックに移動した場合、移動先スタックの別のメンバによって同じ番号が使用されていなければ、そのスタック メンバは元のメンバ番号を使用し続けます。スタック内の別のメンバが同じ番号を使用していた場合は、スタック内で利用可能な最小の番号が選択されます。各スイッチでは、スタック メンバ番号は環境変数として保持されます。ブートローダの switch: プロンプトからコマンド set SWITCH_NUMBER stack-member-number でスイッチの番号を変更することもできます。 複数のスイッチ スタックを 1 つにマージすると、新しいスタック マスターのスイッチ スタックに追加されたスイッチは、スタック内で利用可能な最小の番号を選択します。 プライオリティ値プライオリティ値が高いスタック メンバほど、スタック マスターに選定される可能性が高くなり、スタック メンバ番号を維持し続ける可能性も高くなります。プライオリティ値は 1 〜 15 に設定できます。デフォルトのプライオリティ値は 1 です。スタック メンバのプライオリティ値は、ユーザ EXEC モード コマンド show switch で表示できます。
3750-Stk>show switch
Current
Switch# Role Mac Address Priority State
--------------------------------------------------------
1 Slave 0016.4748.dc80 1 Ready
*2 Master 0016.9d59.db00 5 Ready
Cisco では、スタック マスターにしたいスイッチに、最も高いプライオリティ値を割り当てることを推奨しています。そうすることで、スタック マスターの再選定が発生したときに、そのスイッチが再びマスターに選定されます。 プライオリティ値を変更する方法
プライオリティ値はすぐにメンバに適用されますが、現在のスタック マスターの状態には影響しません。新しいプライオリティ値は、次回のスタック マスター選定時に利用されます。 スタック マスターの選定スタック マスターが選定されるしくみ スタック内のどのユニットがマスターに選定されるかを決定するために、次のルールが定義されています。スイッチが追加された場合や、スタックがマージされた場合は、次のルールがここに記載されている順序どおりに適用されて、マスターが選定されます。
注:スタック マスター選定の間もデータ転送には影響ありません。 スタック マスターの選定が行われる状況
1 このような場合は、現在のスタック マスターが再選される可能性が高くなります。 ハードウェアの互換性Cisco Catalyst 3750 シリーズ スイッチは、Switch Database Management(SDM; スイッチ データベース管理)テンプレートを使用し、ネットワーク内で各スイッチがどのように使用されているかに応じて、特定の機能向けにシステム リソースを最適化します。SDM テンプレートには、Desktop と Aggregator の 2 つのバージョンがあります。両方のテンプレートをサポートしているのは 3750-12S スイッチだけです。3750 シリーズ スイッチの他のモデルは、Desktop バージョンだけをサポートしています。 3750-12S と他のモデルで構成される Cisco Catalyst 3750 スイッチ スタックの場合は、Desktop バージョンの SDM テンプレートのみを使用するようにしてください。SDM のバージョンが統一されていない場合の show switch コマンドの出力例を次に示します。
3750-Stk# show switch
Current
Switch# Role Mac Address Priority State
------------------------------------------------------------
*2 Master 000a.fdfd.0100 5 Ready
4 Member 0003.fd63.9c00 5 SDM Mismatch
3750-12S の SDM テンプレートを Desktop バージョンに変更するには、次の手順を実行します。 3750-Stk# conf t 3750-Stk(config)# sdm prefer routing desktop 3750-Stk(config)# exit 3750-Stk# reload SDM テンプレートについての詳細は、『SDM テンプレートの設定』を参照してください。 ソフトウェアの互換性スタック メンバ間のソフトウェアの互換性は、スタック プロトコル バージョン番号によって決定されます。スイッチ スタックのスタック プロトコル バージョンを表示するには、show platform stack-manager all コマンドを発行します。
3750-Stk# show platform stack-manager all
Current
Switch# Role Mac Address Priority State
--------------------------------------------------------
1 Slave 0016.4748.dc80 5 Ready
*2 Master 0016.9d59.db00 1 Ready
!--- 出力の一部を省略
Stack State Machine View
==============================================================
Switch Master/ Mac Address Version Uptime Current
Number Slave (maj.min) State
---------------------------------------------------------------------
1 Slave 0016.4748.dc80 1.11 8724 Ready
2 Master 0016.9d59.db00 1.11 8803 Ready
!--- 残りの出力を省略
同じバージョンの Cisco IOS ソフトウェアを使用しているスイッチ間では、スタック プロトコル バージョンも同じになります。これらのスイッチは完全に互換性があり、スイッチ スタック全体ですべての機能が適切に動作します。スタック マスターと同じバージョンの Cisco IOS ソフトウェアを使用しているスイッチは、即座にスイッチ スタックに参加します。 非互換性が存在する場合は、完全に機能するスタック メンバが、特定のスタック メンバの非互換性の原因を説明するシステム メッセージを生成します。スタック マスターは、そのメッセージをすべてのスタック メンバに送信します。 異なるバージョンの Cisco IOS ソフトウェアを使用しているスイッチ間では、スタック プロトコル バージョンも異なる可能性が高くなります。メジャー バージョン番号が異なるスイッチ間には互換性がなく、同じスイッチ スタック内に共存できません。
3750-Stk# show switch
Current
Switch# Role Mac Address Priority State
--------------------------------------------------------
1 Member 0015.c6f5.6000 1 Version Mismatch
*2 Master 0015.63f6.b700 15 Ready
3 Member 0015.c6c1.3000 5 Ready
スタック マスターとメジャー バージョン番号が同じでマイナー バージョン番号が異なるスイッチは、部分的に互換性があると見なされます。部分的に互換性があるスイッチは、スイッチ スタックに接続されると Version-Mismatch(VM; バージョン ミスマッチ)モードになり、完全に機能するメンバとしてスタックに参加することはできません。ソフトウェアはバージョンが一致しないソフトウェアを検出すると、スイッチ スタックのイメージまたはスイッチ スタックのフラッシュ メモリ内にある tar ファイル イメージを使用して、VM モードのスイッチのアップグレード(またはダウングレード)を試みます。このプロセスには、自動アップグレード機能と自動アドバイス機能が使用されます。 スタック マスターで実行されているソフトウェア リリースが VM モードのスイッチと互換性があり、かつ現在のイメージの tar ファイルがスタック メンバのいずれかで利用可能な場合は、自動アップグレードが実行されます。現在のイメージの tar ファイルが利用できない場合は、自動アドバイス機能により、必要なコマンドを使用して互換性のあるイメージをダウンロードするようにアドバイスされます。スイッチ マスターと VM モードのスイッチの間で異なる機能セットやパッケージング レベル(IP サービスと IP ベース)が実行されていると、自動アップグレード機能と自動アドバイス機能は動作しませんが、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(35)SE 以降は、同じパッケージング レベルの暗号化イメージと非暗号化イメージの間でのアップグレードが、自動アップグレードによってサポートされます。 注:バージョン ミスマッチ エラーを示しているスイッチで、自動アップグレードが動作しない場合は、TFTP を使用して手動でスイッチをアップグレードしてください。 2 つの独立したスタックからのスイッチ スタックの作成次の例は、2 つの独立したスタックからスイッチ スタックを作成する方法を示しています。
それぞれ 2 つのメンバを持つ 2 つのスタックからのスイッチ スタックの作成次の例は、2 つのスイッチ スタックをマージして 1 つのスタックを作成する方法を示しています。
スイッチをスレーブとしてスタックに追加する上でのヒントスイッチをスレーブとしてスタックに追加するには、次の手順を実行します。 注:スタックに追加するスイッチの IOS バージョンが、スタック内のスイッチと同じであることを確認してください。Catalyst 3750 スイッチの IOS をアップグレードするには、『コマンドライン インターフェイスを使用した、スタック構成の Catalyst 3750 のソフトウェア アップグレード』を参照してください。
スイッチをマスターとしてスタックに追加する上でのヒントスイッチをマスターとしてスタックに追加するには、次の手順を実行します。 注:スタックに追加するスイッチの IOS バージョンが、スタック内のスイッチと同じであることを確認してください。Catalyst 3750 スイッチの IOS をアップグレードするには、『コマンドライン インターフェイスを使用した、スタック構成の Catalyst 3750 のソフトウェア アップグレード』を参照してください。
スタックからのメンバの削除スタックからメンバを削除するには、次の手順を実行します。
スイッチ スタックへのプロビジョニング済みスイッチの追加スイッチ スタックにプロビジョニング済みのスイッチを追加する場合、スタックにはプロビジョニング済み設定かデフォルト設定のどちらかが適用されます。 電源の切断されたスイッチ スタックに、プロビジョニング済み設定で指定されたものと異なるタイプのプロビジョニング済みスイッチを追加して電源を投入すると、スイッチ スタックでは、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルにある(不適切な)switch stack-member-number provision type グローバル設定コマンドが拒否されます。スタックの初期化中、(誤ったタイプの可能性のある)プロビジョニング済みインターフェイスのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにある非デフォルトのインターフェイス設定情報が実行されます。事前にプロビジョニング済みのスイッチ タイプと実際のスイッチ タイプがどのように異なるかによって、一部のコマンドは拒否され、一部のコマンドは受け入れられます。 オフライン設定機能を使用すると、新しいスイッチがスイッチ スタックに追加される前にそのスイッチのプロビジョニング(設定の提供)を行うことができます。現在スタックに含まれていないスイッチに関連付けるスタック メンバ番号、スイッチ タイプ、およびインターフェイスを事前に設定できます。スイッチ スタック上に作成する設定をプロビジョニング済み設定と呼びます。スイッチ スタックに追加され、この設定を受け取ったスイッチをプロビジョニング済みスイッチと呼びます。 プロビジョニング済み設定は、switch stack-member-number provision type グローバル設定コマンドで手動で作成します。また、Cisco IOS Release 12.2(20)SE 以降が稼働している場合は、スイッチ スタックにスイッチを追加する際に、プロビジョニング済み設定が存在しない場合は自動的に作成されます。 プロビジョニング済みスイッチに関連付けられたインターフェイスを、たとえば VLAN の一部として設定を行うと、スイッチ スタックでその設定が受け入れられ、その情報が実行コンフィギュレーションに表示されます。プロビジョニング済みスイッチに関連付けられたインターフェイスはアクティブではなく、管理上シャットダウンされているかのように機能します。no shutdown インターフェイス設定コマンドでは、そのインターフェイスはアクティブなサービスに戻りません。プロビジョニング済みスイッチに関連付けられたインターフェイスは、特定の機能の表示、たとえば show vlan ユーザ EXEC コマンドの出力には表示されません。 プロビジョニング済みスイッチがスタックの一部であるかどうかにかかわらず、プロビジョニング済みの設定はスイッチ スタックの実行コンフィギュレーションに保持されます。 copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、プロビジョニング済み設定をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存できます。スタートアップ コンフィギュレーション ファイルにより、スイッチ スタックはプロビジョニング済みスイッチがスタックの一部であるかどうかにかかわらず、保存された情報をリロードし、使用することができます。 注:プロビジョニング済みスイッチでは、switch current-stack-member-number renumber new-stack-member-number グローバル設定コマンドを使用できません。使用すると、コマンドは拒否されます。 スタックからのプロビジョニング済みスイッチの削除Cisco IOS Release 12.2(20)SE 以降が稼働しているスイッチ スタックでは、プロビジョニング済みスイッチをスイッチ スタックから削除した場合、削除されたスタック メンバに関連付けられた設定はプロビジョニング済み情報として実行コンフィギュレーションに残ります。削除したスイッチ(スタックから離脱したスタック メンバ)に関連付けられたすべての設定情報を削除するには、no switch provision コマンドをグローバル コンフィギュレーション モードで適用します。 次の例では、スイッチ番号 2 がスタックから削除されています。スイッチのモデル番号は、WS-C3750-48TS です。 3750(config)# no switch 2 provision ws-c3750-48ts 3750(config)# exit 3750# write memory 注:エラー メッセージを回避するには、指定されたスイッチをスイッチ スタックから削除してから、このコマンドの no 形式を使用してプロビジョニング済み設定を削除する必要があります。 確認ここでは、設定が正常に動作していることを確認します。 特定の show コマンドが、アウトプットインタープリタ(登録ユーザ専用)(OIT)でサポートされています。OIT を使用して、show コマンド出力の解析を表示できます。
トラブルシューティングトラブルシューティングのためのコマンド注:debug コマンドを使用する前に、『debug コマンドの重要な情報』を参照してください。
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