オプティカル : 同期光ネットワーク(SONET)

Cisco 12000 シリーズ POS インターフェイスでのフレームリレー カプセル化の設定

2005 年 6 月 1 日 - ライター翻訳版
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目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
背景説明
      IP Over Frame Relay
設定
      ネットワーク ダイアグラム
      設定例
      ポイントツーポイント インターフェイスとマルチポイント インターフェイス
確認
      フレームリレーのスイッチング
トラブルシューティング
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントでは、Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータの Packet Over SONET(POS)インターフェイス上でのフレームリレー カプセル化の設定例を示します。

前提条件

要件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、すべてのコマンドによる潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

背景説明

Cisco POS インターフェイスは 3 種類のレイヤ 2 カプセル化をサポートしています。 Point to Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)、High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク コントロール)、およびフレームリレーの 3 つです。 フレームリレー カプセル化は Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)の RFC 1490 に準拠しています。Cisco 12000 シリーズの POS ラインカードは、IP over Frame Relay およびフレームリレー スイッチングの両方をサポートしています。

注:シスコシステムズ製の他の POS インターフェイス カードやラインカードでも、POS インターフェイスでのフレームリレー カプセル化がサポートされています。 たとえば、Cisco 10000 シリーズの OC-12 POS ラインカードおよび 6 ポートの OC-3 POS ラインカードでもフレームリレーのカプセル化がサポートされています。 このようなインターフェイスでのフレームリレー カプセル化は Parallel Express Forwarding(PXF)パスでサポートされます。 『Cisco IOS リリース 12.0 ST のリリース ノート』を参照してください。 また、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(11b)E では、Cisco 7600 シリーズ インターネット ルータ内の POS Optical Services Module(OSM; オプティカル サービス モジュール)の WAN ポートでフレームリレー カプセル化がサポートされるようになりました。 『Catalyst 6000 および Cisco 7600 スーパーバイザ エンジンおよび MSFC 用 Cisco IOS リリース 12.1E のリリース ノート』を参照してください。

IP Over Frame Relay

Cisco 12000 シリーズの POS ラインカードは、IP over Frame Relay の Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)をサポートしています。 また、次の機能もサポートしています。

  • 最大 300 のサブインターフェイス。

  • フレームリレー User-Network Interface(UNI; ユーザネットワーク インターフェイス)Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)またはフレームリレー UNI Data Communications Equipment(DCE; データ通信装置)機能、および Network-to-Network Interface(NNI; ネットワーク間インターフェイス)機能(LMI DCE、NNI、および LMI DTE)をサポートしています。

  • ネットワーク管理のための、フレームリレー Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)(RFC 1315)および Cisco Frame Relay MIB。 Cisco Frame Relay MIB は、リンクレベルおよび Virtual Circuit(VC; 仮想回線)レベルの情報と統計情報を付加することにより標準のフレームリレー MIB を補完します。これらの情報は、show frame-relay lmishow frame-relay pvc、および show frame-relay map などの show frame-relay コマンドでサポートされています。

  • Inverse ARP(RFC1490/2427)または静的フレームリレー アドレス解決。

設定

このセクションでは、このドキュメントに記載されている機能を設定するための情報を示します。

注:このドキュメントで使用されているコマンドの詳細を調べるには、Command Lookup Tool登録ユーザ専用)を使用してください。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

ネットワーク ダイアグラム

このドキュメントでは、次のネットワーク構成を使用しています。

frame_19180.gif

ネットワーク構成

設定例

このドキュメントでは、次の設定を使用します。

ルータ 12410-2
  interface pos 8/0  
    no ip address  
    encapsulation frame-relay  
    no keepalive  
  
   !--- このコマンドは、LMI プロセスをディセーブルにします。  
  
   !  
   interface pos 8/0.1 point-to-point  
  
   !--- ポイントツーポイント サブインターフェイスが作成されました。  
  
   ip address 172.16.1.1 255.255.255.0  
   frame-relay interface-dlci 101  
  
   !--- DLCI 101 がこのインターフェイスに割り当てられました。
  
  

ルータ 12008
   interface pos 1/0 
    no ip address  
    encapsulation frame-relay  
    no keepalive  
  
   !--- このコマンドは、LMI プロセスをディセーブルにします。  
  
   !  
   interface pos1/0.1 point-to-point  
  
   !--- ポイントツーポイント サブインターフェイスが作成されました。 
   
    ip address 172.16.1.2 255.255.255.0  
    frame-relay interface-dlci 101  
  
   !--- DLCI 101 がこのインターフェイスに割り当てられました。
  

ポイントツーポイント インターフェイスとマルチポイント インターフェイス

フレームリレーでは 2 種類のインターフェイスがサポートされています。 ポイントツーポイントとマルチポイントのインターフェイスです。 どちらを選択するかによって、IP アドレスと Data-Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)のマッピングを行う設定コマンドを実行する必要があるかどうかが決まります。 PVC 自体の設定が終了したら、使用する PVC をルータに指示して、特定の宛先に到達できるようにする必要があります。 これらのオプションについて説明します。

  • ポイントツーポイント サブインターフェイス - ポイントツーポイント サブインターフェイスでは、ルータの各ペアにそれぞれサブネットがあります。 ポイントツーポイント サブインターフェイスに PVC を設定した場合、ルータは、サブインターフェイスに 1 つのポイントツーポイント PVC しか設定されていないものと見なします。 そのため、同じサブネット内の宛先 IP アドレスを持つ IP パケットはすべて、この VC で転送されます。 これはマッピングを設定するのに最も簡単な方法であるため、この方法が推奨されています。 frame-relay interface-dlci コマンドを使用して、特定のフレームリレー サブインターフェイスに DLCI を割り当てます。

  • マルチポイント ネットワーク - マルチポイント ネットワークでは、同じサブネット内に 3 つ以上のルータが存在します。 ポイントツーマルチポイント サブインターフェイスまたはメイン インターフェイス(デフォルトでマルチポイント)に PVC を設定した場合は、静的マッピングを設定するか、動的マッピング用に Inverse ARP をイネーブルにする必要があります。

確認

このセクションでは、設定が正常に動作しているかどうかを確認する際に役立つ情報を示します。

特定の show コマンドは、アウトプットインタープリタ登録ユーザ専用)でサポートされています。このツールを使用すると、show コマンドの出力を分析できます。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

  • show frame-relay map - マップ エントリおよび接続に関する情報を表示します。 ポイントツーポイント インターフェイスでは静的マップ文は不要です。ルータ 12008 では、次のような出力が得られます。

      Router12008#show frame-relay map 
      POS1/0.1 (up): point-to-point dlci, dlci 101(0x65,0x1850), broadcast
      
  • show frame-relay pvc - フレームリレー インターフェイスの PVC に関する統計情報が表示されます。 このドキュメントの上記の設定では、no keepalive が発行された時点で、両方のルータで Local Management Interface(LMI; ローカル管理インターフェイス)プロセスがディセーブルにされます。 LMI メッセージが交換されないと、PVC の状態が「static」になりますが、DTE ケーブル側または Data Terminal Ready(DTR; データ ターミナル レディ)でクロッキングが失われ、DCE ケーブル側で Request To Send(RTS; 送信要求)が失われない限り、インターフェイスは up/up のままになります。 次の例は、ルータ 12008 で取得した show frame pvc コマンドの出力です。

      Router12008#show frame-relay pvc 
      PVC Statistics for interface POS1/0 (Frame Relay DTE) 
                    Active     Inactive      Deleted       Static 
        Local          0            0            0            1 
        Switched       0            0            0            0 
        Unused         0            0            0            0 
      DLCI = 101, DLCI USAGE = LOCAL, PVC STATUS = STATIC, INTERFACE = POS1/0.1 
        input pkts 3             output pkts 6            in bytes 1152 
        out bytes 2061           dropped pkts 0           in FECN pkts 0 
        in BECN pkts 0           out FECN pkts 0          out BECN pkts 0 
        in DE pkts 0             out DE pkts 0 
        out bcast pkts 6         out bcast bytes 2061 
        pvc create time 00:05:30, last time pvc status changed 00:03:30
      

フレームリレーのスイッチング

Cisco 12000 シリーズの Packet Over SONET(POS)ラインカードでは、フレームリレーのスイッチングもサポートされています。 フレームリレーのスイッチングには、次の付加機能が備わっています。

  • フレームリレー スイッチングの診断およびトラブルシューティング

  • FRF2.1 Annex 1

  • フレームリレー拡張アドレッシング

  • フレームリレー トラフィック ポリシング

  • 64 ビットの Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)カウンタ

フレームリレー スイッチングの診断およびトラブルシューティング

フレームリレー スイッチングの診断およびトラブルシューティング機能は、スイッチド フレームリレー ネットワークの問題を診断するツールを提供することでフレームリレーのスイッチング機能を強化します。 show frame-relay pvc コマンドが強化され、スイッチド PVC でパケットがドロップされた理由を詳細に表示するようになりました。 このコマンドではローカル PVC の状態、NNI PVC の状態、および PVC 全体の状態も表示されます。 ネットワーク問題が確認された場合、debug frame-relay switching コマンドを使用すると、スイッチド PVC 上のパケットの状態を一定の間隔で表示させることが可能です。 デバッグ コマンドでは、スイッチされたパケット数、パケットがドロップされた理由、物理リンクおよび PVC の状態変更などの情報が表示されます。

FRF2.1 Annex 1

イベント ドリブン型プロシージャのための FRF2.1 Annex 1 機能は、フレームリレー スイッチング ネットワークにおける NNI での PVC モニタリング用に、シグナリング プロトコルを提供するものです。 FRF2.1 Annex 1 は、状態を変更するイベントの発生時に通知を生成するもので、イベントが発生した際には即座に通知が生成されます。 この機能により、複数のスイッチング ノードが含まれるフレームリレー スイッチング ネットワーク内での PVC の状態(追加、削除、可用性など)が、より早期に通知されるようになります。 通知のタイミングが早まることで、より適切なネットワーク管理が可能になり、インターフェイスごとの PVC スケーラビリティを高めることができます。これは、各 NNI ノードでネットワーク内の各 PVC についての LMI プロシージャが不要になるからです。

FRF2.1 Annex 1 により、企業のフレームリレー ネットワークにイベント ドリブン型プロシージャが付加されます。 これにより高速なコンバージェンスが可能になり、フレームリレー ネットワーク内の変更に迅速に対応できるようになります。

フレームリレー拡張アドレッシング

フレームリレー拡張アドレッシング機能により、NNI では 23 ビットの DLCI が実装されます。 23 ビットの DLCI では 16 〜 8388607 の値がサポートされています。

フレームリレー トラフィック ポリシング

フレームリレー トラフィック ポリシング機能は、「リーキー バケット」の実装により、スイッチド PVC 上でパケットのレート制限を行うメカニズムです。 この機能を有効にすると、トラフィック ポリシングにより、指定されたトラフィック パラメータを超過するパケットが廃棄されたり、Discard Eligible(DE; 廃棄適性)ビットが設定されるため、トラフィック輻輳を防止できます。 トラフィック ポリシング パラメータは、マップ クラス メカニズムを使用して、DCE インターフェイスまたはスイッチド PVC ごとに指定できます。

フレームリレー トラフィック ポリシングでは、トラフィックを認定または超過のいずれかとして扱うことにより、トラフィック輻輳を防止します。 認定トラフィックは、特定の時間間隔内で許可される認定バーストに収まるトラフィックです。 超過トラフィックは、特定の時間間隔内で許可される認定バーストに収まらないトラフィックです。

注:一部の超過トラフィックは許可されるように設定することが可能です。

64 ビットの SNMP カウンタ

Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 12.0(17)S では、フレームリレー インターフェイスで 64 ビットの SNMP カウンタがサポートされるようになりました。 show frame-relay pvc [interface] [dlci] [64-bit] コマンドを使用すると、それらのカウンタを表示できます。

次の表に、Frame Relay over POS での SNMP カウンタに関する既知の問題を示します。

Cisco Bug ID 説明

CSCdr43764

POS インターフェイスで、フレームリレー サブインターフェイスの 64 ビット SNMP カウンタの抽出ができない場合があります。 この状況は、関連する IF-MIB カウンタと CISCO-C12000-IF-HC-COUNTERS-MIB の Cisco 固有の 2 x 32 ビット カウンタの両方に該当し、POS インターフェイスにフレームリレー カプセル化インターフェイスが追加されている場合のフレームリレー 64 ビット PVC カウンタだけに関連します。 メインの POS カプセル化サブインターフェイスのカウンタは影響を受けず、正しく機能します。

回避策: IF-MIB での同等の 32 ビット SNMP カウンタを取得するポーリング サイクルが十分に速く、各ポーリング間でカウンタがラップされることのないことが確実であれば、64 ビットの SNMP カウンタは不要です。 また、この修正を含むイメージにアップグレードする方法もあります。

CSCds30986

サブインターフェイスで Packet-over-SONET フレームリレー カプセル化を使用しているとき、2x32 ビットのカウンタと 64 ビットのカウンタが両方とも正しくありません。

CSCdt34120

エンジンの 0 POS ラインカードで show interface コマンドを実行すると、インターフェイスの回線レートよりも高い入力レートが表示されます。 この問題は 64 ビット SNMP カウンタのサポートに伴い発生するようになりました。

CSCdt49757

4xOC12 POS ラインカードで、最大転送パフォーマンスを確保するためのフレームリレー PVC ごとの入力統計情報が保持されません。

CSCdt51551

エンジン 0 POS ラインカードが Multicast Broader Gateway Protocol(MBGP)および neighbor peer-group コマンドで設定されている場合、回線プロトコルの状態がダウンになることがあります。


トラブルシューティング

現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。


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