オプティカル ネットワーキング : Cisco ONS 15454 Series Multiservice Provisioning Platforms

Cisco ONS 15454 XC と XC-VT スイッチ マトリクスについて

2006 年 5 月 15 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 5 月 15 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
背景説明
VT1.5 トラフィックに対するラインカードのキャパシティ
ラインカードの特性
      表の注意事項
ラインカードのアーキテクチャ
      XC のアーキテクチャ
      XC-VT および XC10G のアーキテクチャ
      アーキテクチャの概要
BLSR、UPSR およびリニア 1+1 の各設定における VT 1.5 の帯域幅
      BLSR
      UPSR およびリニア 1+1
ポイントツーマルチポイント回線
回線の作成例
      正しいプロビジョニング: STS-1 回線上の VT1.5 接続のグルーミング
      誤ったプロビジョニング: 複数の STS-1 回線上の VT1.5 接続による VTX 帯域幅の超過
クロス コネクト ウォールチャート
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

Cisco Optical Networking System(ONS)15454 には、Virtual Tributary レベル 1.5 (VT1.5; 仮想トリビュタリ レベル 1.5)回線を最大 336 回線までスイッチングできる能力があります。 ただし、Unidirectional Path Switched Ring(UPSR; 単方向パス スイッチ型リング)またはリニア 1+1 を使用している場合は、この最大値に到達しない場合があります。これらのアーキテクチャを横断する場合、スイッチング キャパシティは低くなり、最大 224 回線の VT1.5 回線までとなります。 このドキュメントでは、これらの値を達成するために VT1.5 回線をプロビジョニング(またはグルーミング)する方法を説明し、これらの最大値に到達する前に Cisco ONS 15454 のユーザが VT1.5 回線不足になる場合がある理由を例示します。

注:任意のポートまたはカードから他の任意のポートまたはカードへの最初の VT 接続では、VT Cross Connection(VTX)マトリクス上の 2 つの Synchronous Transport Signal レベル 1(STS-1; 同期転送信号レベル 1)ポート(STS Cross Connection(STSX)マトリクスから VTX マトリクスへのポートと VTX マトリクスから STSX マトリクスへのポート)が使用されます。 その回線の終端の 1 つが、UPSR またはリニア 1+1 で保護された光ラインカードの場合は、さらにもう 1 つのポートが VTX マトリクスから STSX マトリクスに対して使用されます。 ポートまたはカードが VTX マトリクス上の STS-1 ポートに接続された場合は、帯域幅を減少させずに(つまり、VTX マトリクス上の追加の STS-1 ポートを使用せずに)最大 28 回線の VT1.5 を接続できます。

前提条件

要件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

表記法

ドキュメントの表記法の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

背景説明

特にこのドキュメントでは、個々のラインカードの VT1.5 スイッチング機能、VT1.5 回線のスイッチングを行う Cisco ONS 15454 Cross Connect(XC)カードおよびクロス コネクト VT(XC-VT および XC10G)カードのアーキテクチャ、およびこれらのカードが Bidirectional Line Switched Ring(BLSR; 双方向ライン スイッチ型リング)、UPSR、リニア 1+1、および標準 STS-1 の各接続でどのように動作するかについて説明します。 設定例では、最大のスイッチング能力を利用する方法、さらに、この上限に達する前にマトリクス(VTX が頻繁に多くの図で使用されています)上での使用可能な STS-1 ポートが使い切られてしまうしくみを示しています。

VT1.5 トラフィックに対するラインカードのキャパシティ

次の表は、XC-VT と XC10G で VT1.5 トラフィックのスイッチングに使用できる Cisco ONS 15454 ラインカードを示しています。また、それぞれのカードに設定できる VT1.5 回線の最大数も示しています。

カード タイプ DS-1 DS-3 拡張型 DS-3 PM EC-1 DS-3 TMUX* OC-3 OC-12 OC-48 OC-48 ELR ITU LS OC-48 IR LS OC-48 LR OC 192 LR 10/100 イーサネット ギガビット イーサネット
DS-1

14

   

14

14

14

14

14

14

14

14

14

   
DS-3                            
拡張型 DS-3 PM                            
EC-1

14

   

336

168

336

336

336

336

336

336

336

   
DS-3 XM-6/TMUX

14

   

168

168

168

168

168

168

168

168

168

   
OC-3

14

   

336

168

336

336

336

336

336

336

336

   
OC-12

14

   

336

168

336

336

336

336

336

336

336

   
OC-48

14

   

336

168

336

336

336

336

336

336

336

   
OC-48 ELR ITU

14

   

336

168

336

336

336

336

336

336

336

   
LS OC-48 IR

14

   

336

168

336

336

336

336

336

336

336

   
LS OC-48 LR

14

   

336

168

336

336

336

336

336

336

336

   
OC 192 LR

14

   

336

168

336

336

336

336

336

336

336

   
10/100 イーサネット                            
ギガビット イーサネット                            

* TMUX = Transport Multiplexing Protocol

注:この表には各カードのすべてのバージョンが示されているわけではありませんが、大きな違いはありません。

ラインカードの特性

次の表は、Cisco ONS 15454 ラインカードの I/O 形式、内部 SONET マッピング、およびポート能力を示しています。 内部形式が同じカードはクロス コネクト可能です。

注:内部的には、Digital Signal Level 3(DS-3)と DS-3 TMUX はクロス コネクトできません。DS-3 カードは DS-3 でマッピングされているのに対し、DS-3 TMUX カードは VT1.5 でマッピングされているためです。 ただし、両方とも M13 でマッピングされている場合は、これらのカードを I/O ポートで接続できます。

カード タイプ I/O 形式 I/O ポート 内部 SONET マッピング STS ポート
DS-1

DS-1

14

STS にマッピングされた VT1.5

1

DS-3

DS-31

12

class="td-content-center"

STS にマッピングされた DS-3

12

拡張型 DS-3 PM

DS-3

12

STS にマッピングされた DS-3

12

EC-1

DS-3 がマッピングされた STS、VT1.5 がマッピングされた STS またはクリア チャネル STS(電気)1

12

STS または STS-1 にマッピングされた DS-3 と VT1.5

12

DS-3 TMUX

M13 でマッピングされた DS-3

6

STS にマッピングされた VT1.5

6

*OC-3

DS-3 でマッピングされた STS、VT1.5 でマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)

4

STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.52

123

OC-12

DS-3 でマッピングされた STS、VT1.5 でマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1

1

STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.52

124

OC-48

DS-3 でマッピングされた STS、VT1.5 でマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1

1

STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.52

485

OC-48 ELR ITU

200 GHz 間隔基準の 18 OC-48 IYU カードは赤色帯域と青色帯域で動作します。1

1

STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.52

485

LS OC-48 IR

DS-3 でマッピングされた STS、VT1.5 でマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1

1

STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.52

485

LS OC-48 LR

DS-3 でマッピングされた STS、VT1.5 でマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1

1

STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.52

485

OC-192 LR

DS-3 でマッピングされた STS、VT1.5 でマッピングされた STS、クリア チャネル STS または OC-nc ATM(光)1

1

STS または STS-n/nc にマッピングされた DS-3 と VT1.52

192

10/100 イーサネット

イーサネット(電気)

12

STS-nc にマッピングされた *HDLC によるイーサネット

124

ギガビット イーサネット

イーサネット(電気)

2

STS-nc にマッピングされた HDLC によるイーサネット

124

* OC = Optical Carrier(オプティカル キャリア)

* HDLC = High-Level Data Link Control(ハイレベル データリンク コントロール)

表の注意事項

1 このカードでは、任意のタイプの DS-3 マッピング、M13、M23、クリア チャネル、DS-3 ATM を使用できます。

2 このカードの SONET マッピングには、DS-3 でマッピングされた STS または VT1.5 でマッピングされた STS を使用できます。 ただし、2 つの異なるマッピングの変換は行いません。

3 4 つの STS ストリームのそれぞれは、STS-1 または STS-3c の倍数単位で設定できます。

4 STS ストリームは、STS-1、STS-3c、STS-6c、または STS-12c の倍数単位で設定できます。

5 STS ストリームは、STS-1、STS-3c、STS-6c、STS-12c、または STS-48 の倍数単位で設定できます。

ラインカードのアーキテクチャ

注:このドキュメントの回路図を調べるには、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートをダウンロードしてください。

XC のアーキテクチャ

XC カードでは、Cisco ONS 15454 トラフィック カード間での STS-1 レベルのトラフィックがすべてスイッチングされます。 XC カードを通過してもトラフィックの損失または劣化は発生しませんが、通過するトラフィックにより、使用可能な STS-1 回線の一部が使用されます。 たとえば、OC-12 では STS が 12 ポート、12 ポートの DS-3 では STS が 12 ポート、14 ポートの DS-1 では STS が 1 ポート使用されます。

次に示すように、XC カードは 2 つの STS 特定用途向け集積回路(ASIC)で構成されています。

15454-cross-connect-1.gif

XC のアーキテクチャ

各 XC カードには、12 の入力ポートと 12 の出力ポートの合計 24 のポートがあります。 1 つの入力ポートと 1 つの出力ポートは、Cisco ONS 15454 のシェルフで使用可能な各ラインカード スロットを表しています。 STS-48 の回線レートで動作可能な入力ポートと出力ポートの 4 つのペアは、5、6、12、および 13 の高速スロットに対応しています。残りの入力ポートと出力ポートの 8 つのペアは、STS-12 の最大回線レートで動作します。 従って、最大帯域幅は、(4 x 48) + (8 x 12) つまり 288 回線の STS-1 回線になります。 しかし、接続ごとに 2 回線が必要になります。そのため、XC カードを通過できる STS-1 接続の実効同時接続数は 144 になります。 任意の入力ポートの STS-1 を任意の出力ポートにマッピングできます。 XC カードは、ノンブロッキングな設計になっています。つまり、144 の STS-1 接続すべてを同時に最大キャパシティまで使用できます。

XC-VT および XC10G のアーキテクチャ

XC-VT カードは、XC カードと同じ機能を提供します。 さらに、VTX マトリクスというサブマトリクスとのインターフェイス機能を備えた 24 の STS-1 レベル ポートも追加されています。 この機能を使用すれば、STS-1 レベルより下位の VT1.5 レベルで回線をクロス コネクトできます。 XC10G カードは機能的には XC-VT カードと同じですが、XC カードと XC-VT カードの両方に対して一部機能拡張されています。 これらの機能拡張により、STS-1 レベルの接続の処理能力が向上しています。 XC10G の最大帯域幅は、(4 x 192) + ( 8 x 48) つまり 1152 回線の STS-1 回線です。この場合も、STS-1 では STSX マトリクスに対して入出力両方に対応します。 従って、XC10G カードを通過できる STS-1 の実効同時接続数は 576 になります

XC-VT と XC10G の両方で、多くの場合、VT1.5 回線の最大数を VT 単位のクロス コネクトと考えて、合計 336 回線の VT であると考えます。 しかし、この場合は、VT ではなく VTX マトリクスに接続される 24 の STS-1 ポートに関連付けるのが最善です。 このプロセスを理解するためには、この制限を念頭に置くことが重要です。

任意のポートまたはカードから任意の他のポートまたはカードへの最初の VT 接続では、VTX マトリクス上で 2 つの STS-1 ポート(STSX マトリクスから VTX マトリクスへのポートと VTX マトリクスから STSX マトリクスへのポート)が使用されます。 その回線の終端の 1 つが、UPSR またはリニア 1+1 で保護された光ラインカードの場合は、さらにもう 1 つのポートが VTX マトリクスから STSX マトリクスに対して使用されます。 ポートまたはカードが VTX マトリクス上の STS-1 ポートに接続された場合は、帯域幅を減少させずに(つまり、VTX マトリクス上の追加の STS-1 ポートを使用せずに)最大 28 回線の VT1.5 を接続できます。

次に示すように、XC-VT カードや XC10G カードには、第 3 の VTX ASIC が搭載されています。

15454-cross-connect-2.gif

XC-VT および XC10G のアーキテクチャ
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

前述のとおり、VTX ASIC は 24 回線の STS-1 回線を提供し、それぞれが最大 28 回線の VT1.5 回線をグルーミングできます。 この機能では、理論上 VT1.5 回線 672 回線分の帯域幅が実現されますが、VT1.5 接続ごとに最低 2 回線が必要になるので、XC-VT カードまたは XC10G カードを通過できる VT1.5 の同時接続数は 336 になります

注:XC10G の拡張機能は STSX マトリクスのみに対して有効です。 VTX マトリクスは XC-VT カードと同じで、336 回線の VT1.5 に制限されています。

任意の VTX 入力ポートの VT1.5 を、任意の VTX 出力ポートにマッピングできます。 XC-VT/XC10G カードは、ノンブロッキングな設計になっています。つまり、336 の VT1.5 接続すべてを同時に最大キャパシティまで使用できます。 STS-1 が部分的に使用されている場合でも、STS-1 のすべての VT1.5 は VTX で終端されます。 STS のすべての VT1.5 が使用され、さらに VTX ASIC の STS-1 ポートがすべて使用されても、VTX には、終端された各 STS でのそれぞれの VT1.5 をスイッチングするのに十分なキャパシティがあります。 そのため、VT1.5 の終端ではなく、VTX 上の STS-1 の終端の数を考慮してください。

つまり、XC-VT カードや XC10G カードでは、VT1.5 トラフィックに対して双方向の STS-12 相当の機能が提供されます。 VT1.5 レベルの信号は、クロス コネクト、廃棄、または再配置が可能です。 Timing Communications and Control(TCC)カードでは、STS-1 ベースまたは VT1.5 ベースで各スロットに帯域幅が割り当てられます。 VTX ASIC 上の STS-1 の 24 のポートがすべて使用されると、それ以上の VT1.5 回線は VTX マトリクスにアクセスできなくなります。

アーキテクチャの概要

ここでは、XC および XC-VT ラインカードの回線アーキテクチャとキャパシティの概要を説明します。

  • XC または XC-VT カードを同時に通過できる STS-1 回線の最大数は 144 です。

  • XC または XC-VT カード上の 144 の STS-1 回線は、すべて最大キャパシティまで使用できます。

  • XC10G カードを同時に通過できる STS-1 回線の最大数は 576 です。

  • XC10G カード上の 576 の STS-1 回線は、すべて最大キャパシティまで使用できます。

  • XC-VT カードまたは XC10G カードを通過できる VT1.5 接続の最大数は 336 です。

  • XC-VT または XC10G カード上の 336 の VT1.5 接続は、すべて最大キャパシティまで同時に使用できます。

  • VTX ASIC のキャパシティを計算するときには、VTX ASIC で終端される STS-1 回線の数を考慮します。

  • VTX ASIC 上の STS-1 ポートの最大数は 24 です。24 のポートがすべて使用されると、VT1.5 回線はそれ以上作成できなくなります。

  • XC カードでは、STS と STS の間のスイッチングのみが行われます。 VT レベルではスイッチングは行われませんが、STS-1 回線を介した VT1.5 のトンネリングは可能です。

  • VT1.5 回線のトンネリングを行う場合、XC カードでは直接マッピングが行われ、STS フロー内の着信 VT と発信 VT の間の Time Slot Interchange(TSI; タイムスロット交換)は行われません。

  • XC-VT または XC10G カードでは、1 つの STS からの VT1.5 接続を複数の STS にマッピングしたり、VT 1.5 に対して TSI を実行したりできます。

  • XC-VT または XC10G カードを介して VT1.5 がトンネリングされる場合は、VTX ASIC を通過したり、24 の STS-1 の帯域幅を使用したりすることはありません。

BLSR、UPSR およびリニア 1+1 の各設定における VT 1.5 の帯域幅

BLSR

BLSR を使用する場合の動作は、VTX ASIC 上で通常の STS-1 接続を作成する場合と同じです。 発信側の STSX ASIC 1 から VTX に終端されるすべての STS-1 回線ごとに、VTX から宛先 STSX ASIC 2 への 2 つ目の STS-1 が必要になります。

このことから、最大 336 回線のスイッチング キャパシティを実現できることがわかります。つまり、12 の STS-1 回線に、それぞれが 24 ポートを使用する VT1.5 を最大 28 割り当てた場合、合計 336 回線(12 x 28 = 336)になります。

15454-cross-connect-3.gif

BLSR
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

注:VTX マトリクスに対して STS-1 を使用する場合は、ノードごとに 1 つではないことに注意してください。 VT1.5 回線がプロビジョニングされるすべてのノードごとに STS-1 接続が 2 つ使用されます。

UPSR およびリニア 1+1

UPSR またはリニア 1+1 を使用する場合、スイッチング能力が低下し、最大 224 回線の VT1.5 までとなります。 発信側の STSX ASIC 1 から VTX に終端されるすべての STS-1 接続ごとに、VTX から宛先 STSX ASIC 2 へさらに 2 つの(動作中で保護された)STS-1 接続が必要になります。

このことから、最大 224 回線のスイッチング キャパシティを実現できることがわかります。つまり、8 つの STS-1 回線に、それぞれが 24 ポートを使用する VT1.5 を最大 28 割り当てた場合、合計 224 回線(8 x 28 = 224)になります。

15454-cross-connect-4.gif

UPSR およびリニア 1+1
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

注:VTX マトリクスに対して STS-1 を使用する場合は、ノードごとに 1 つではないことに注意してください。 VT1.5 回線がプロビジョニングされるすべてのノードごとに STS-1 接続が 2 つ使用されます。 VT 1.5 が使用されるノードでは 3 つ使用され、1 つの UPSR リングから別のリングに横断するときには 4 つ使用される場合もあります。

ポイントツーマルチポイント回線

ポイントツーマルチポイント接続では、ポートと接続の比率はポイントツーポイント接続の場合のように 2 対 1 にはなりません。 回線接続数ではなく、終端される物理的な STS-1 ポートの数を考慮することが重要です。 ポイントツーマルチポイント接続は、ブロードキャスト ビデオ(単方向)および UPSR/BLSR マッチド ノードのドロップ & コンティニュー サイトで使用されます。

スロット 1/ポート 3/STS 2(1/3/2)からスロット 2/ポート 2/STS 4(2/2/4)へのポイントツーポイント接続 A を作成するときには、ポートが 2 つ使用されます。 4/4/4 と 5/5/5 にマッピングされた 2/2/2 のポイントツーマルチポイント接続 B が作成されると、ポートが 3 つ使用されます。 接続 A と接続 B の合計(5 ポート)を使用可能なポートの合計数 288 から差し引くと、STSX に残っている論理ポートは 283 になります。 これらが単方向のフローである場合、接続 A は 1 ポートを使用し、接続 B は 1.5 ポートを使用します。

注:単方向接続は、0.5 単位で増加するように数えます。クロス コネクトされたカードでは、双方向のフローは 2 つの単方向の接続とみなされるからです。 ラインカードのキャパシティ特性の表では、双方向の場合の制限が示されています。

STSX はノンブロッキングなので、現在はこのような計算をする必要はありません。 STSX には、すべてのポートまたは STS をすべてのポートまたは STS にスイッチングするキャパシティがあります。

回線の作成例

これまでに説明した概念の多くを次の例で説明します。 最初の例は、VT1.5 接続を STS-1 回線上に正しくプロビジョニングする方法を示しています。 2 番目の例は、プロビジョニングが正しくない場合に、どのように使用可能な帯域幅を超過してエラーが発生するかを示しています。

正しいプロビジョニング: STS-1 回線上の VT1.5 接続のグルーミング

この例では、次の図に示されているように、2 枚の EC(Electrical Card)-1 カードが物理スロット 4 と 17 にインストールされています。 各 EC-1 カードには、STS-1 ポートが 12 あります。 物理スロット 4 にある発信元 EC-1 カードのポート 1 は物理スロット 17 にある宛先 EC-1 カードのポート 1 に接続されています。この場合は、STS-1 の 2 回線(発信元 1 回線と宛先 1 回線)が VTX ASIC で終端される必要があるので、VTX ASIC で使用可能な帯域幅が 24 の STS-1 ポートから 22 の STS-1 ポートに減ります。

この例では、VTX ASIC 上の 2 つの STS-1 ポート(発信元と宛先)に複数の VT1.5 接続をプロビジョニングする方法を示しています。 グルーミングと呼ばれるこのプロセスを適用すれば、VTX ASIC 上の 24 の STS-1 ポートそれぞれで使用可能な 28 回線の VT1.5 をすべて使用できるようになります。 この方法では合計 672 回線(28 x 24)の帯域幅が使用可能になりますが、各 VT1.5 接続には発信元回線と宛先回線が必要なので、XC-VT 上で使用可能な VT1.5 接続の最大数は 336 になります。

15454-cross-connect-5.gif

STS-1 回線上の VT1.5 接続のグルーミング
※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

VT1.5 回線のプロビジョニングを行うには、次の手順に従ってください。

  1. Circuit Creation ウィンドウに、VT1.5 回線のプロビジョニングを行うための Circuit Attributes(回線の属性)の入力を求めるプロンプトが表示されます。

    VT を選択して VT1.5 回線をプロビジョニングし、Route Automatically チェックボックスをオフにして、VT1.5 回線の使用するパスを手作業で設定します。 Next をクリックします。

    15454-cross-connect-6.gif

    VT1.5 回線のプロビジョニング
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

  2. Circuit Creation > Circuit Source ウィンドウで、VT1.5 回線が使用する発信元ノード、物理スロット番号、および EC-1 カードのポートを設定します。

    発信元 EC-1 カードの最初のポートに STS-1 回線の最初の VT1.5 をグルーミングするために、slot 4port 1、および VT 1 を選択します。 EC-1 の各ポートは 1 つの発信元 STS-1 にマッピングされるので、STS-1 を選択する必要はありません。Next をクリックします。

    15454-cross-connect-7.gif

    Circuit Creation > Circuit Source ウィンドウ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

  3. Circuit Creation > Circuit Destination ウィンドウで、VT1.5 回線が使用する宛先ノード、物理スロット番号、および EC-1 カードのポートを設定します。

    宛先 EC-1 カードの最初のポートに STS-1 回線の最初の VT1.5 をグルーミングするために、slot 17port 1、および VT 1 を選択します。 EC-1 の各ポートは 1 つの宛先 STS-1 にマッピングされるので、STS-1 を選択する必要はありません。Next をクリックします。

    15454-cross-connect-8.gif

    Circuit Creation > Circuit Destination ウィンドウ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

  4. Circuit Creation 確認ウィンドウで、グルーミング中の回線の設定を確認します。

    次のウィンドウでは、スロット 17 にある EC-1 カードのポート 1 への宛先 STS-1 回線上の VT1.5 に向かう、スロット 4 にある EC-1 カードのポート 1 の発信元 STS-1 回線上の VT1.5 接続のグルーミングを確認しています。Finish をクリックして回線を作成します。

    15454-cross-connect-9.gif

    Circuit Creation 確認ウィンドウ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

  5. 残りの 27 回線の VT1.5 に対してステップ 1 〜 4 を繰り返して、両方の EC-1 カードのポート 1 を接続する発信元と宛先の STS-1 回線に、それらの回線がグルーミングされるようにします。

    この作業は、個別または複数の回線に対して行うことができます。 Circuit Creation > Circuit Attributes の最初の画面のボックスに必要な回線数を入力すれば、複数の回線を作成できます(ステップ 1 を参照)。 このグルーミング プロセスが終わると、28 回線の VT1.5 すべてが発信元と宛先の STS-1 回線にプロビジョニングされます。

    次に示す Circuit Creation > Circuit Destination ウィンドウは、プロビジョニングされている最後の回線宛先パネルを示しています。 28 回線の VT1.5 すべてが、物理スロット 4 にある EC-1 カードのポート 1 に接続された 1 つの宛先 STS-1 にマッピングされています。これら 28 回線の VT1.5 を正しくグルーミングすることにより、スロット 17 にある宛先 EC-1 カードのポート 1 に接続された宛先 STS -1 の 100 % のキャパシティに到達しています。

    15454-cross-connect-10.gif

    Circuit Creation > Circuit Destination ウィンドウ
    ※ 画像をクリックすると、大きく表示されます。

    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

    次に示す Circuit Creation > Circuit Destination ウィンドウは、プロビジョニングされている最後の回線宛先パネルを示しています。 28 回線の VT1.5 すべてが、物理スロット 4 にある EC-1 カードのポート 1 に接続された 1 つの宛先 STS-1 にマッピングされています。これら 28 回線の VT1.5 を正しくグルーミングすることにより、スロット 17 にある宛先 EC-1 カードのポート 1 に接続された宛先 STS -1 の 100 % のキャパシティに到達しています。

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    Circuit Creation > Circuit Destination ウィンドウ
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    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

誤ったプロビジョニング: 複数の STS-1 回線上の VT1.5 接続による VTX 帯域幅の超過

この例では、物理スロット 4 と 17 に 2 枚の EC-1 カードがインストールされ、DS-3 カードが物理スロット 14 にインストールされています。各 EC-1 カードには STS-1 ポートが 12 あり、1 回線の VT1.5 が伝送されるように STS-1 回線をプロビジョニングすれば、各カードを相互に接続できます。STS-1 接続で伝送される VT1.5 をスイッチングするには、各 STS-1 接続に対して XC-VT または XC10G の VTX ASIC 上に 2 ポートが必要になります。 これらの接続を行えば、VTX ASIC 上の 24 の STS-1 ポートすべてが使用され、1 回線の VT1.5 を伝送する STS-1 を DS-3 カードからさらにプロビジョニングしようとすると、VTX ASIC の制限を超過して、エラー メッセージが表示されます。

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複数の STS-1 回線上の VT1.5 接続による VTX 帯域幅の超過
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次のステップは、プロビジョニングが正しくない場合に、どのように使用可能な帯域幅を超過してエラーが発生するかを示しています。

  1. Circuit Creation ウィンドウに、VT1.5 回線のプロビジョニングを行うための Circuit Attributes(回線の属性)の入力を求めるプロンプトが表示されます。

    VT を選択して VT1.5 回線をプロビジョニングし、Route Automatically チェックボックスをオフにして、VT1.5 回線の使用するパスを手作業で設定します。 Next をクリックします。

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    Circuit Creation ウィンドウ
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    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

  2. Circuit Creation > Circuit Source ウィンドウで、作成中の VT1.5 回線の発信元情報を設定します。

    発信元 EC-1 カードの 12 のポートそれぞれは、1 つの STS-1 回線にマッピングされています。 物理スロット 4 にある発信元 EC-1 カードの最初のポートを選択し、STS-1 回線内を伝送される発信元ポートの使用可能な 28 回線の VT1.5 接続から VT 1 を選択します。 Next をクリックします。

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    Circuit Creation > Circuit Source ウィンドウ
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    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

  3. Circuit Creation > Circuit Destination ウィンドウで、作成中の VT1.5 回線の宛先情報を設定します。

    宛先 EC-1 カードの 12 のポートそれぞれは、1 つの STS-1 回線にマッピングされています。 物理スロット 17 にある宛先 EC-1 カードの最初のポートを選択し、STS-1 回線内を伝送される宛先ポートの使用可能な 28 回線の VT1.5 接続から VT 1 を選択します。 Next をクリックします。

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    Circuit Creation > Circuit Destination ウィンドウ
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    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

  4. Circuit Creation 確認ウィンドウで、プロビジョニング中の回線の設定を確認します。

    次のウィンドウでは、スロット 4 にある EC-1 カードのポート 1 からスロット 17 にある EC-1 カードのポート 1 への、最初の STS-1 回線のグルーミングを確認しています。Finish をクリックして回線を作成します。

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    Circuit Creation 確認ウィンドウ
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    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

  5. 発信元と宛先の EC-1 カードの 12 のポートそれぞれに対して、ステップ 1 〜 4 を繰り返します。

    プロビジョニングされる各 STS-1 回線には、XC-VT または XC10G の VTX ASIC 上の STS-1 ポートが 2 つ使用されます。 12 ポートすべてがグルーミングされると、VTX ASIC 上で使用可能な 24 の STS-1 ポートすべてが使用されて、VTX ASIC 上で使用可能な STS-1 の帯域幅がすべて使用されることになります。 ただし、VTX ASIC のマトリクスを使用して作成される VT1.5 は 12 回線だけです。

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    VTX ASIC で使用される STS-1 ポート
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    次の Circuit Creation ウィンドウが、スロット 4 にある EC-1 カードのポート 12 からスロット 17 にある EC-1 カードのポート 12 への最後の STS-1 回線がグルーミングされる直前に表示されます。表示されているように、VTX ASIC 上の 24 の STS-1 ポートがすべて使用されています。

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    Circuit Creation ウィンドウ
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    注:このダイアグラムの拡大版については、『XC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』という PDF 版のウォールチャートを参照してください。

    ここで、ユーザが、物理スロット 14 にある DS-3 カードから物理スロット 17 にある EC-1 カードのポート 1 の 2 番目の VT1.5 に 13 回線目の VT1.5 をプロビジョニングしようとした場合を考えてみます。(最初の VT1.5 はすでに使用されていることに注意してください。) ユーザが 13 番目の STS-1 回線をグルーミングできるようになる直前に、次の確認パネルが表示されます。

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    確認パネル
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    VTX ASIC に使用可能な STS-1 ポートがないために、処理に失敗したことを示す次の Circuit Creation 確認ウィンドウが表示されます。

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    Circuit Creation 確認ウィンドウ

クロス コネクト ウォールチャート

クロス コネクトの詳細については、次の PDF 版ウォールチャートを参照してください。

pdf_opt.gifXC および XC-VT の STS-1 と VT 1.5 とのクロス コネクト マトリクスについて』ウォールチャート。


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