ワイヤレス : Cisco Wireless Control System(WCS)

Wireless Control System のトラブルシューティング

2006 年 8 月 4 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2008 年 1 月 21 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
トラブルシューティング
      WCS をインストールできない
      WCS のステータスの確認
      WLC への WCS の追加
      WCS とコントローラ間または WCS と WCS ユーザ インターフェイスの間のファイアウォール
      WCS を使用した、コントローラの工場出荷時デフォルトへのリセット
      WCS ソフトウェアのライセンスが適切であるかどうかの確認
      トラブルシューティングのための Security Summary ページ
      不正なアクセス ポイントの検出と場所の特定
      WCS のアクセス ポイント(AP)偽装機能の使用
      クライアントの場所の特定
      WLAN ネットワークのカバレッジ ホール
      マップのインポートが困難な場合
      Cisco WLC からネットワーク デバイスへの ping
      現在の Cisco WLC のステータス、設定、および統計の表示
      最新バージョンの WCS へのアップグレード
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントでは、Cisco Wireless Control System(WCS)における基本的な問題のトラブルシューティング手順をについて説明します。

前提条件

要件

次の項目に関する知識があることを推奨しています。

  • Cisco WCS の設定方法に関する知識

  • WLAN Controller(WLC)と Lightweight アクセス ポイント(LAP)を使用した無線 LAN(WLAN)の設定方法に関する知識

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアおよびハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

表記法

ドキュメントの表記法の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

トラブルシューティング

WCS をインストールできない

WCS のインストール時に問題が発生した場合は、まず WCS のインストール先システムが最低限のシステム要件を満たしているかどうかを確認します。

Cisco WCS をインストールする前に使用する、前提条件のチェックリストを次に示します。

  1. Cisco WCS のインストール先システムが、Cisco WCS の必要なハードウェアおよびソフトウェア要件を満たしているかどうかを確認する。 WCS をインストールするためのソフトウェアおよびハードウェアの最低要件については、『Cisco WCS 設定ガイド、リリース 4.0』の「システム要件」セクションを参照してください。

  2. 必要とされる重要なアップデートとサービス パックでシステムをアップデートしてあるか確認する。 最新のリリース ノートを参照し、WCS の正しい稼働に必要なサービス パックとパッチに関する情報を入手します。

  3. 既存の WCS データベースをバックアップする。 「WCS データベースのバックアップ」を参照し、Windows バックアップの実行方法に関する情報を入手します。

  4. 旧バージョンの WCS をアンインストールする。 「Cisco WCS のアンインストール」を参照し、アンインストール方法に関する情報を入手します。

前提条件を満たしていることが確認されたら、WCS をインストールできます。 Cisco WCS for Windows のインストール方法については、「Windows での WCS のインストール」を参照してください。

WCS を Linux にインストールする方法については、「Linux での WCS のインストール」を参照してください。

WCS のステータスの確認

WCS が期待通りに動作しない場合は、まず WCS のステータスを確認します。 WCS が Windows アプリケーションまたは Windows サービスとしてインストールされている場合、WCS のステータスを確認するには次の手順を実行します。 ステータスは任意の時点で確認できます。

  1. システムに管理者としてログインします。

  2. 次のいずれかのアクションを実行します。

    • Windows Start メニューへ移動し、Programs > Wireless Control System > WCSStatus の順に選択します。

    • コマンド プロンプトで、WCS のインストール ディレクトリ(C:\Program Files\WCS32\bin)へ移動し、WCSAdmin status と入力します。

      WCSAdmin ウィンドウが表示され、WCS のステータスを示すメッセージが表示されます。

      troubleshoot-wcs-14.gif

  3. Close をクリックして、WCSAdmin ウィンドウを閉じます。

WCS が Linux システムにインストールされている場合、WCS のステータスを確認するには次の手順を実行します。

  1. システムにルートでログインします。

  2. Linux の CLI を使用して、次のタスクのいずれかを実行します。

    • /opt/WCS32 ディレクトリ(またはインストール時に選択したディレクトリ)へ移動し、./WCSStatus と入力する。

    • /opt/WCS32/bin ディレクトリへ移動し、WCSAdmin status と入力する。

      CLI に WCS のステータスを示すメッセージが表示されます。

WLC への WCS の追加

新しい WLC を WCS に追加する場合は、コントローラに設定されている SNMP バージョンが WCS の SNMP バージョンと一致することを確認してください。 バージョンが異なると、WCS でコントローラが検出されず、WCS に次のエラーが表示されます。

  No response from device, check SNMP.
  

また、コントローラで SNMP の書き込みアクセス権限が有効になっていることも確認してください。 読み取り専用アクセス パラメータを入力すると、コントローラは WCS に追加されますが、WCS でコントローラの設定の修正ができません。

要約すると、コントローラを WCS に追加するときに問題が発生した場合は、次の項目を確認します。

  • コントローラ サービス ポートの IP アドレスが間違って設定されていないか。 コントローラ上のサービス ポートの設定をチェックします。

  • WCS がコントローラに連絡できないのではないか。 WCS サーバからコントローラへ ping が行えることを確認します。

  • コントローラ上の SNMP 設定が、WCS に入力した SNMP 設定と一致しないのではないか。 コントローラに設定された SNMP 設定が、WCS に入力した設定と一致することを確認します。

WCS とコントローラ間または WCS と WCS ユーザ インターフェイスの間のファイアウォール

WCS サーバと WCS ユーザ インターフェイスがファイアウォールをはさんでいる場合、双方向トラフィック用にファイアウォールのポートがオープンされていなければ、それらは通信できません。

  • 80(初期 http)

  • 69(tftp)

  • 162(トラップ ポート)

  • 443(https)

WCS サーバと WCS ユーザ インターフェイスが通信できるようにファイアウォールを設定するには、これらのポートをオープンする必要があります。

WCS を使用した、コントローラの工場出荷時デフォルトへのリセット

WCS を使用して、コントローラを工場出荷時のデフォルトにリセットするには、次の手順を実行します。

  1. Configure > Controllers の順に選択して、All Controllers ページを表示します。 このページには、WCS が検出するすべてのコントローラがリストアップされます。

    troubleshoot-wcs-3.gif

  2. 工場出荷時のデフォルトにリセットするコントローラの IP アドレスをクリックします。 Controller Properties ウィンドウが表示されます。

  3. 左側のメニューで、System > Commands の順に選択します。

    Controller Commands ウィンドウが表示されます。

    troubleshoot-wcs-4.gif

  4. Administrative Commands で Reset to factory default を選択し、Go をクリックします。

  5. Administrative Commands メニューから Reboot を選択し、コントローラの設定を保存せずにコントローラをリブートします。 これでコントローラは工場出荷時のデフォルトにリセットされます。

    注:コントローラが工場出荷時のデフォルトにリセットされると、コントローラが管理 IP アドレスで設定されない限り、WCS はそのコントローラを検出できません。 検出できるようにするには、コントローラ上でスタートアップ コンフィギュレーション ウィザードを使用して、コントローラを設定する必要があります。

WCS ソフトウェアのライセンスが適切であるかどうかの確認

Cisco Unified Wireless Network ソフトウェア リリース 4.0 は、ソフトウェア ベースのライセンス形式をとります。 新しいすべての Cisco WCS SKU ファミリ(Cisco WCS デモンストレーション ライセンスを除く)では、お客様はライセンス証明を入力することが求められます。 現在のお客様がリリース 4.0 へ移行する場合も、ライセンス条件が適用されます。 Cisco WCS ライセンスの適用は、次のパラメータに密接に関連付けられています。

  • Host name - Cisco WCS サーバのホスト名が登録プロセスに必要になりました。 発行されるライセンスは、登録プロセスで指定された元のホスト名で割り当てられます。 (ホスト名を変更するには、「PAK 証明書のホスト名の変更」を参照してください。)

  • Feature option - 購入した Cisco WCS 機能オプション、Base または Location が Cisco WCS ライセンス システムによって追跡されるようになりました。

  • Access points - 50、100、500、1000、または 2500 のセットとしてサポートされるアクセス ポイント数が Cisco WCS ライセンス システムによって追跡されるようになりました。

  • Demonstration license - Location 対応の Cisco WCS デモンストレーション ライセンスは、最大 30 日間、10 アクセス ポイントを無料でサポートします。

Cisco WCS のライセンスと、利用可能なライセンスのタイプの詳細については、『Cisco WCS ライセンスと発注ガイド』を参照してください。

展開の状況、サポートされるアクセス ポイント数、および Cisco WCS のオプション(Base または Location)によって、適切なライセンスを選択してください。 SKU ファミリのすべての SKU は、Base と Base、Location と Location など同等のオプション レベルどうしで組み合わせることができます。 異なるオプション レベル(Base と Location)を混合することはできません。 WCS では、同時に 1 つのタイプのライセンスだけを使用できます。

たとえば、コンピュータに Location ライセンスがある場合は、Base ライセンスを追加できません。 ライセンスを購入して現在のライセンスに追加することで、アクセス ポイントを増やすことができます。 たとえば、アクセス ポイント数 50 の Location ライセンスを持っていて、1 年以内にアクセス ポイントがさらに必要になった場合、アクセス ポイント数 100 の Location ライセンスをもう 1 つ購入し、WCS に適用することで、アクセス ポイント数 150 の WCS Location ライセンスにすることができます。 ライセンスを追加することで増やすことのできるアクセス ポイント数は、50、100、500、1000、2500、または無制限です。

Base ライセンスを持っていて、Location ライセンスへアップグレードしたい場合は、Location アップグレード ライセンスを購入する必要があります。 Base ライセンスと同じ合計アクセス ポイント数の Location アップグレード ライセンスを購入する必要があります。 たとえば、50、100、および 200 のアクセス ポイント(合計 350 アクセス ポイント)をサポートする 3 つの Base ライセンスを持っている場合は、350 のアクセス ポイントをサポートする Location アップグレード ライセンスを 1 つ購入します。

Cisco WCS ライセンスを登録するには、すべての Cisco WCS SKU に PAK 証明書が必要です。 PAK は、Cisco WCS ライセンスの購入時にシスコシステムズから郵送される書面による証明書です。 お客様は PAK 証明書によって、Cisco WCS のライセンスを受け取ります。 この証明書は、Cisco WCS の登録とライセンス ファイルの生成に使用されます。 すべてのお客様は、PAK 証明書に記載されている PAK 登録サイトへアクセスし、Cisco WCS の登録を完了させる必要があります。 PAK 証明書には、Cisco WCS のライセンス プロセスの完了方法が明確に記載されています。

Cisco.com からのダウンロードまたは CD で Cisco WCS を購入されたお客様はすべて、PAK サイトでの登録により Cisco WCS のライセンスをアクティベートする必要があります。 お客様は郵送で PAK を受け取ります。PAK の登録プロセスが完了するまで、Cisco WCS はアクティベートされません。 WCS のライセンスのインストールと管理の方法については、「WCS のライセンス」を参照してください。

トラブルシューティングのための Security Summary ページ

Security Summary ページは、あらゆるセキュリティ関連のイベント情報をユーザに提供します。 このページには、不正なアクセス ポイントに関する情報、シグニチャの攻撃に関する情報、アクセス ポイントへの攻撃に関する情報、およびクライアントのセキュリティに関する情報が含まれています。

このページは、とりわけセキュリティの脅威に関連した問題への効果的なトラブルシューティング ツールになります。 また、このページは最新のセキュリティの警告に関する情報も提供します。

Security Summary ページの例を次に示します。

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不正なアクセス ポイントの検出と場所の特定

Cisco LAP がアップし、Cisco WLC に関連付けられると、オペレーティング システムに組み込まれている Cisco WCS はすぐに不正なアクセス ポイントのリッスンを開始します。 Cisco WLC は不正なアクセス ポイントを検出すると、それをすぐに Cisco WCS へ知らせ、Cisco WCS は不正アクセス ポイントのアラームを作成します。 WCS は、無線ネットワークの一部ではないアクセス ポイントをすべて不正なアクセス ポイントと見なします。

Cisco WCS が不正なアクセス ポイントのメッセージを Cisco WLC から受け取ると、Cisco WCS はアラームを生成し、すべての Cisco WCS ユーザ インターフェイスのページの左下にインジケータが表示されます。 次の例は、Cisco WCS による不正なアクセス ポイントのアラームが 72 件表示されています。

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不正なアクセス ポイントを検出し、その場所を特定するには、次の手順を実行します。

  1. Rogues インジケータをクリックして、Rogue AP Alarms ページを表示します。 このページには、アラームの重大度、不正なアクセス ポイントの MAC アドレス、不正なアクセス ポイントのタイプ、不正なアクセス ポイントが初めて検出された日時、および、それらの SSID が表示されます。

    troubleshoot-wcs-6.gif

  2. Rogue MAC Address のリンクをクリックして、関連付けられている Alarms > Rogue - AP MAC Address ページを表示します。 次のページは、不正なアクセス ポイントのアラームの詳細を示しています。

    troubleshoot-wcs-7.gif

  3. Select a Command メニューからコマンドを 1 つ選択し、GO をクリックしてアラームを修正します。

    • Assign to me - 選択したアラームを現在のユーザに割り当てます。

    • Unassign - 選択したアラームの割り当てを解除します。

    • Delete - 選択したアラームを削除します。

    • Clear - 選択したアラームをクリアします。

    • Event History - 不正アラームのイベントを表示できます。

    • Detecting APs(無線帯域、ロケーション、SSID、チャネル番号、Wired Equivalent Privacy(WEP)状態、短いまたは長いプレアンブル、Receive Signal Strength Indicator(RSSI)、および SNR) - 現在不正なアクセスポイントを検出しているアクセス ポイントを表示できます。

    • Rogue Clients - 不正なアクセス ポイントに関連付けられているクライアントを表示できます。

    • Set State to `Unknown - Alert' - 不正なアクセス ポイントに最も低い脅威のタグを付け、その不正なアクセス ポイントの監視を続け、封じ込めをオフにします。

    • Set State to `Known - Internal' - 不正なアクセス ポイントに Internal のタグを付け、それを既知の不正なアクセス ポイントのリストに追加し、封じ込めをオフにします。

    • Set State to `Known - External' - 不正なアクセス ポイントに External のタグを付け、それを既知の不正なアクセス ポイントのリストに追加し、封じ込めをオフにします。

    • 1 AP Containment through 4 AP Containment - レベル 1 の封じ込めを選択すると、不正な装置の付近にあるアクセス ポイントの 1 つが、不正な装置に関連付けられているクライアント デバイスへ認証解除と関連付け解除のメッセージを送信します。 レベル 2 の封じ込めを選択すると、不正な装置の付近にあるアクセス ポイントのうち 2 つが、不正な装置のクライアントへ認証解除と関連付け解除のメッセージを送信します。これはレベル 4 まで、同様にルールが適用されます。したがって、封じ込めに選択されたアクセス ポイントは、クライアントが不正なアクセス ポイントと通信するのを防ぎます。 これにより、不正なアクセス ポイントの機能が効果的に無力化されます。

  4. Select a Command ドロップダウン メニューへ移動し、Map (High Resolution) を選択して GO をクリックすると、Maps > Building Name > Floor Name ページに、現在の計算上の不正なアクセス ポイントの場所が示されます。

WCS Location を使用する場合、WCS は 2 つ以上のアクセス ポイントからの RSSI 信号強度を比較することで、不正なアクセス ポイントである可能性が最も高い場所を見つけ出し、小さなどくろマークをその場所に付けます。 1 つのアクセス ポイントと 1 つの全方向性アンテナだけを備えた場所での小規模なネットワークの場合、最も可能性の高い場所はアクセス ポイントを囲むリングのどこかですが、最も疑いが強いのは、そのアクセス ポイントです。

地図上に不正なアクセス ポイントを表示した例を示します。

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WCS Base を使用する場合、WCS は不正なアクセス ポイントからの RSSI 信号強度によって、不正な装置から最も強い RSSI 信号を受信しているアクセス ポイントの隣に、小さなどくろマークを付けます。

WCS のアクセス ポイント(AP)偽装機能の使用

AP の偽装機能により、有効な Cisco 1000 Series LAP への偽装を試みる不正な AP の検出が改善されます。 この機能は無線周波数(RF)のネットワーク グループを作成するもので、同じグループにある Cisco 1000 Series LAP どうしが、互いに Radio Resource Management(RRM)のネイバー パケットを配信し合います。 Cisco 1000 シリーズ LAP が、別の Cisco 1000 シリーズ LAP からパケットを受信したにもかかわらず、同じ LAP から RRM ネイバー パケットを受信していない場合、新しい AP が Cisco 1000 シリーズ LAP に偽装していると想定できるため、それは不正な AP として報告されます。

WCS が WLAN 内の別の AP に偽装している AP を見つけると、次のアラートが WCS サーバに表示されます。

  AP Impersonation with MAC '00:14:1b:62:4e:42' is detected by authenticated
  AP '00:14:1b:62:4e:40' on '802.11b/g' radio and Slot ID '0'
  

コントローラでは、次のトラップ ログ メッセージに問題の発生元の MAC アドレスが表示されます。

  Apr 10 11:21:16 <SomeIPAddress> [WARNING] apf_rogue.c 1890: Possible AP 
  impersonation of 00:14:1b:62:4e:42, using source 
  address of 00:90:4b:8a:de:c3, detected by 00:14:1b:62:4e:40 on slot 0.
  

AP の偽装に関連する WCS エラーログの詳細は、Cisco Bug ID CSCsb90622登録ユーザ専用)を参照してください。

AP の偽装は、Lightweight Access Point Protocol(LWAPP)や Wireless LAN Context Control Protocol (WLCCP) で通信を行わない Cisco MAC アドレスをアドバタイズする AP が見つかった場合に、IDS によってレポートされます。 LWAPP モデルでは、WCS はコントローラによるすべての AP 示数の解釈から、不正な AP のおおよその場所を特定できます。

クライアントの場所の特定

Cisco WCS では、システム オペレータは企業内のクライアントの場所を特定できます。次の手順を実行します。

  1. Monitor > Devices > Clients の順に選択して、Clients Summary ページへ移動します。

    troubleshoot-wcs-9.gif

  2. Clients Summary ページの左側のサイドバーで All Clients を検索し、Cisco WCS の Clients ページを表示します。

    troubleshoot-wcs-10.gif

  3. Clients ページから、場所を確認するクライアントの User Name をクリックします。 Cisco WCS に対応する Clients <client name> ページが表示されます。

    troubleshoot-wcs-11.gif

  4. Clients <client name> ページでは、クライアントの位置を特定するための選択肢が 2 つあります。

    • ドロップダウン メニューで Recent Map (high/low resolution) を選択し、クライアントの関連付けを解除せずにクライアントの場所を特定する。

    • ドロップダウン メニューで Present Map(high/low resolution)を選択し、クライアントの関連付けを解除して、再度関連付けた後にクライアントの場所を特定する。 これを選択した場合、Cisco WCS の警告メッセージが表示され、続行するかどうかが確認されます。次に例を示します。

      troubleshoot-wcs-12.gif

次の図で、クライアントの位置を示す Heat Map を参照してください。

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注:Cisco WCS Location は、2 つ以上の Cisco 1000 シリーズ LAP からの RSSI 信号強度を比較することで、最も可能性の高いクライアントの場所を特定し、その場所に小さなラップトップのアイコンを付けます。 Cisco WCS Base はクライアントからの RSSI 信号強度を比較し、クライアントから最も強い RSSI 信号を受信している Cisco 1000 シリーズ LAP の隣に小さなラップトップのアイコンを付けます。

WLAN ネットワークのカバレッジ ホール

カバレッジ ホールとは、クライアントが無線ネットワークからの信号を受信できない領域です。 Operating System Radio Resource Management(RRM)は、このようなカバレッジ ホールの領域を見つけ出し、Cisco WCS へ報告します。 これにより、IT 管理者はユーザの要求に応じてホールを埋めることができます。

Cisco WCS に Top 5 Coverage Holes が表示されたら、Cisco WCS User Interface ページの左下にある Coverage インジケータをクリックし(または Monitor >Alarms の順に選択してから、Alarm Category - Coverage を検索し)、Cisco WCS の Coverage Hole Alarms ページを表示します。 Coverage Hole Alarms ページで Monitor > Maps の順に選択し、Cisco 1000 Series LAPs Name でアクセス ポイントを検索します(この検索ツールは大文字と小文字を区別します)。 Cisco WCS の Maps > Search Results ページが表示され、そこに Cisco 1000 シリーズ LAP のある Floor Area または Outdoor Area が表示されます。 リンクをクリックすると、関連する Maps > <building name> > <floorname> ページが表示されます。

Maps > <building name> > <floor name> ページで、カバレッジ ホールを報告した Cisco 1000 シリーズ LAP の近くにある信号強度の弱い領域を探します。 これらが、カバレッジ ホールである可能性が最も高い場所です。 信号強度の弱い領域がなさそうならば、フロア プランのマップが正しいことを確認します。 また、Floor Plan Editor を使用して .FPE ファイルを作成した場合は、金属製の物、たとえば壁、エレベーターシャフト、階段室、本棚などがないかどうかを確認します。 もしある場合はそれらを .FPE フロア プラン ファイルに追加し、古いフロア プランを新しいフロア プランに替えます。

マップのインポートが困難な場合

Cisco WCS では、ユーザは管理対象の WLAN ネットワークを、臨場感のあるキャンパス、建物、およびフロア プラン マップ上に表示できます。 フロア、キャンパス、または建物のプランをイメージ ファイルとして Cisco WCS にインポートし、適切な場所にデバイスを追加できます。 Cisco WCS では、次のタイプのイメージをサポートしています。

  • .PNG 形式

  • .JPG 形式

  • .JPEG 形式

  • .GIF 形式

マップを Cisco WCS にインポートする際に問題が発生する場合は、サポート外のイメージ形式が原因である可能性があります。 この問題を解決するには、Microsoft Paint でイメージを開き、ファイルを <filename>.GIF として保存します。 その後、もう一度イメージをインポートしてみます。

Cisco WCS へのマップの追加についての詳細は、『マップの追加および使用』を参照してください。

Cisco WLC からネットワーク デバイスへの ping

Cisco WLC から他のデバイスへ ping を行うには、次の手順を実行します。

  1. Configure > Controllers の順に選択し、IP Address カラムで IP アドレスをクリックすると、Cisco WCS で <IPaddress> > Controller Properties ページが表示されます。

  2. <IPaddress> > Controller Properties ページで、左側のサイドバーへ移動し、System > Commands の順に選択すると、Cisco WCS で <IPaddress> > Controller Commands ページが表示されます。

  3. <IPaddress> > Controller Commands ページで、Switch から Administrative Commands > Ping の順に選択し、GO をクリックします。

  4. Enter an IP Address (x.x.x.x) to Ping ウィンドウで、Cisco WLC が ping を行うネットワーク デバイスの IP アドレスを入力し、OK をクリックします。

  5. Cisco WCS の Ping Results ウィンドウに、送受信されたパケットが表示されます。 Restart をクリックして、もう一度ネットワーク デバイスに ping を行うか、または Close をクリックして、ネットワーク デバイスへの ping を終了し、Ping Results ウィンドウを閉じます。

現在の Cisco WLC のステータス、設定、および統計の表示

Cisco WLC および Cisco 1000 シリーズの IEEE 802.11a/b/g LAP を Cisco WCS データベースに追加した後、Cisco WLAN Solution のステータスを表示できます。

Cisco WCS User Interface で、Monitor > Network の順に選択して、Monitor Network Summary を表示します。次に例を示します。

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Cisco WCS は、RSSI、SNR、プロファイルの障害、クライアント数、不正なアクセス ポイントの傾向、使用中クライアントなどの統計情報を定期的に収集し、それらをレポートにまとめます。 これらのレポートを表示するには、Monitor > Reports ウィンドウを使用します。

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802.11a/b/g クライアントの最近 7 日間のクライアント数のレポートの例を、次に示します。

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これらのレポートは、効果的なトラブルシューティング ツールとしても使用できます。

最新バージョンの WCS へのアップグレード

Cisco WCS には、常に最新バージョンのファームウェアを使用してください。 最新バージョンを使用すれば、利用可能な新機能が WCS ですべてサポートされます。 Cisco WCS を最新バージョンにアップグレードする方法については、「WCS のアップグレード」を参照してください。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


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