ワイヤレス : Cisco Aironet 340 シリーズ

Cisco Aironet ブリッジのトラブルシューティング

2004 年 8 月 9 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2004 年 8 月 9 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
ブリッジのトラブルシューティング
      ブリッジのハードウェアのトラブルシューティング
      RF のトラブルシューティング
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントは、Cisco Aironet BR340 および BR350 シリーズ ブリッジの基本的なトラブルシューティングを扱っています。 セキュリティまたは Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)に関連する問題は扱っていません。

前提条件

要件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

  • Cisco Aironet BR340 および BR350 シリーズ ブリッジ

  • VxWorks BR340 および BR350 のすべてのソフトウェア バージョン

さらに次の前提条件があります。

  • 塔や屋根にブリッジを設置する前に、テスト ラボでブリッジの設定を行い、両方を十分に近距離に置くこと。

  • 新しいブリッジの開梱時設定は、デフォルトとしてルート ブリッジになっています。 このドキュメントの「ルート ブリッジ」という用語は、スパニングツリーのルートではなく、「802.11b のルート」を指します。 802.11b ネットワークでは、ルート ブリッジを 1 つしか使用できません。 ポイントツーポイントのブリッジ接続がある場合は、一方のブリッジをルートに設定し、もう一方は非ルートにする必要があります。 ルート ブリッジは、別のルート ブリッジと通信を行えません。 DHCP を通じて、またはスタティックに IP アドレスをブリッジに割り当てることができます。 必ず両方のブリッジを同じチャネル(周波数)に設定するようにします。 ブリッジのペアが複数設置されている場合は、隣接するペアどうしでオーバーラップしないチャネルを使用してください。 802.11b では、オーバーラップしないチャネルは 3 つあります。 1、6、および 11 です。対象の Radio Frequency(RF; 無線周波数)環境で、最も負荷の低いチャネルを探すには、搬送波テストを実行する必要があります。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

ブリッジのトラブルシューティング

ブリッジのハードウェアのトラブルシューティング

次の手順を実行します。

  1. ブリッジ上で LED のステータスを確認します。

    中間の LED には Status というラベルがあります。 ステータス LED が点滅していたら、ブリッジ同士は互いにロックされていません。 2 つのブリッジがお互いを検出し、RF リンクが確立されると(ブリッジが対応付けられると)、ステータス LED は緑色に点灯します。 ポイントツーマルチポイント設定で 3 つ以上のブリッジがある場合は、ルートブリッジ以外のブリッジのうち一方が対応付けられ、もう一方が対応付けられていなくても、ルート ブリッジのステータス LED は点灯します。

    一番下の LED には Ethernet というラベルがあります。 イーサネット LED が赤く点滅してる場合、ブリッジの有線側にリンクが確立されていません。 通常、ブリッジからハブやスイッチへはストレート型ケーブルが使用され、ブリッジからブリッジ、またはブリッジから直接有線クライアントへはクロスケーブルが使用されます。

  2. Telnet またはコンソール接続でブリッジにアクセスします。

    両方のブリッジに同じサービスセット ID(SSID)が設定されていることを確認します。 SSID では大文字と小文字は区別されます。 各ブリッジの役割を確認します。一方はルートで、もう一方は非ルートです。 関連付けテーブルをチェックし、リモート ブリッジが含まれているか確認します。 反対側のブリッジの IP アドレスに ping を行い、リンクの接続性を確認します。

  3. 問題が残っていてリンクが確立されない場合は、ブリッジをデフォルトにリセットし、基本設定でブリッジを再設定してリンクが確立されるか確認します。

RF のトラブルシューティング

ルート ブリッジと非ルート ブリッジが対応付けられない場合は、RF のトラブルシューティングを行います。

  1. Line of Sight(LoS; ライン オブ サイト)

    ルート ブリッジと非ルート ブリッジの間に目視上の LoS と無線の LoS があることを確認します。 フレネル ゾーンに障害物がないことを確認します。 場合によっては、フレネル ゾーンをクリアにするためにアンテナを高くする必要があります。ブリッジどうしが 6 マイル(約 9654 m)よりも離れている場合は、地球の湾曲がフレネル ゾーンに入り込みます。 補足情報については、『屋外でのブリッジ範囲計算に関するガイド』を参照してください。

  2. アンテナ

    適切なアンテナが使用され、アンテナの設置方法と位置合わせが正しいことを確認します。

  3. アンテナの選択

    アンテナは、ブリッジの設置において重要な部分です。 シスコでは、さまざまな用途に対応したさまざまな種類のブリッジ アンテナを提供しています。 各アンテナのモデルに関する追加情報と詳細については、『Cisco Aironet アンテナおよびアクセサリのデータ シート』を参照してください。

    アンテナには 2 つの種類があります。

    • 全方向性アンテナ(360 度のカバレッジを提供)

    • 指向性アンテナ(限定された角度のカバレッジを提供)

  4. アンテナのゲイン

    アンテナのゲインは、dBi および dBd(0 dBd = 2.14 dBi)で測定されます。 アンテナのゲインが上がると、アンテナが提供するカバレッジ エリアの幅は狭くなります。 カバレッジ エリアや放射パターンは角度で測定されます。 これらの角度はビーム幅と呼ばれ、水平および垂直の測定方法があります。 角度が広いとカバレッジ幅は広くなり、角度が狭いと(通常ゲインが高く)カバレッジ幅は狭くなります。 ほとんどの場合、アンテナは垂直偏波で(アンテナを地面に垂直に)設置します。

    無線技術で関係する電力、電圧、および電流の範囲は非常に幅広く、線形の尺度で表現できません。 そのため、デシベル(dB、ベルの 10 分の 1)を基準にした対数の尺度を使用します。 デシベルでは、電力、電圧、または電流の大きさではなく、2 つの値の比を指定されます。 単位 dBm は、1 ミリワット(mW)に対する電力レベルです。 次の関係を覚えておく必要があります。

     0 dBm = 1 mW Power (dBm) = 10 log (power in mW/1 mW)
     

    たとえば、増幅器の出力が 20 W の場合、その出力を dBm に換算すると 43 dBm になります。

     Power (dBm) = 10 Log (20000/1) = + 43 dBm
     

    ゲインの高い全方向性アンテナを使用する場合は、アンテナが正しい高さに取り付けられていることを確認してください。 全方向性アンテナでは、信号がアンテナの先端を中心にドーナツ型に放射されます。 アンテナが正しく取り付けられていないと、信号が相手先の受信アンテナを通り越してしまう場合があります。

    このトピックに関する詳細は、 『RF 電力値』を参照してください。

  5. アンテナの設置方法

    アンテナの設置方法が不適切だと(金属製の物にテープでダクトを留めるなど)、多くの問題が発生する可能性があります。 アンテナを支える構造が強固であることを確認してください。 たとえば、風で前後に揺れるポールにアンテナを取り付けるなどは、アンテナを支える構造が良くない例です。 天候に強いアンテナの取り付け方にしてください。 Cisco Aironet ブリッジは、天候の影響を受けるようには設計されておらず、エンクロージャ内に設置する必要があります。 アンテナ ケーブルの中および外側に水が入らないように、またアンテナ ケーブルにアースをとるようにしてください。 アンテナ ケーブルは、同軸伝送回線を伝わる静電気や雷サージからネットワーク デバイスを保護するようには設計されていません。

  6. アンテナ位置合わせツールと搬送波テスト

    アンテナを正しい方向に向けることは非常に重要です。 シスコには、アンテナを正しい方向へ向けるのに役立つ軽負荷のツール、アンテナ位置あわせツールがあり、ブリッジのオペレーティング システムに組み込まれています。 キャリア ビジー テストも、RF 干渉を回避し、負荷の低いチャネルを探すのに役立ちます。

  7. 送信回線

    長い同軸アンテナケーブルの使用は避けてください。 ケーブルが長いほど、そのケーブルでの信号損失が高くなります。 アンテナと無線装置の間の RF エネルギーの搬送には同軸ケーブルが使用されます。 損失の実際のデシベル数は選択したケーブルのタイプによりますが、シスコの低損失ケーブルの場合、ケーブル 100 フィート(約 30.48 m)あたり約 6 dB です。 損失は、送信信号と受信信号の両方で起こります。 ケーブルの直径が長いほど、損失は少なくなりますが、太いケーブルほど価格は高くなります。 どんな場合もケーブルを押さえつけないようにしてください。 最後に、送信周波数(チャネル)が上がると、信号損失も高くなります。

  8. 信号がガラスを通過する場合、ガラス面の金属性着色材によって信号品質が低下する場合があります。

  9. 雨、霧、その他の環境条件は、信号品質を低下させます。

  10. Federal Communications Commission(FCC; 連邦通信委員会)Part 15.204 は、認証を受けていない増幅器のシステムへの使用を禁止しています。


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