音声 : ゲートウェイ プロトコル

デフォルト H.323 セッション アプリケーションへの MGCP ゲートウェイ フォールバックの移行

2005 年 9 月 14 日 - ライター翻訳版
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目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
設定
      ネットワーク ダイアグラム
      設定例
確認
トラブルシューティング
      トラブルシューティングのためのコマンド
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントでは、プライマリ Cisco CallManager サーバへの WAN Transmission Control Protocol(TCP)接続が失われ、使用可能なバックアップ Cisco CallManager サーバがない場合に、Media Gateway Control Protocol(MGCP)ゲートウェイを H323 セッション アプリケーションにフォールバックできるようにする方法について説明します。

前提条件

要件

このドキュメントに適用される特定の前提条件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

  • Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 12.3(4)T1

  • Cisco 3700 シリーズ ルータ

  • Cisco CallManager 3.3

注:MGCP フォールバックおよび Survivable Remote Site Telephony(SRST)を同じ装置上で実行する場合、最低でも Cisco IOS ソフトウェア バージョン 12.2(11)T が必要になります。

このドキュメントで紹介する情報は、特定のラボ環境にあるデバイスを使用して作成されています。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。実稼働中のネットワークで作業する場合は、コマンドの実行によって生じる影響について、事前に理解しておいてください。

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

設定

アクティブの MGCP アナログ コールおよび T1 Channel-Associated Signaling(CAS; チャネル対応シグナリング)コールはすべて、フォールバック移行中も維持されます。 フォールバック移行は通話者に気付かれることはなく、アクティブ MGCP コールがクリアされるのは、通話者が電話を切ったときだけです。 アクティブ MGCP PRI バックホール コールは、フォールバック中に解放されます。

過渡的な MGCP コール(まだ接続状態になっていないコール)は、フォールバック移行の開始時にクリアされるため、後で掛け直しが必要になります。

この設定は、ゲートウェイを通過する IP テレフォニー トラフィックに基本的な接続サービスを提供します。 ローカル MGCP ゲートウェイがフォールバック モードに移るとき、デフォルトの H.323 セッション アプリケーションに新規コールの処理責任が発生します。 フォールバック期間中サポートされるのは、2 者間の基本的なボイス コールだけです。

ISDN T1 コールおよび E1 PRI コールを除き、フォールバック時にアクティブであった MGCP コールはすべて維持され、過渡的なコールは解放されます。 ユーザがアクティブ MGCP コールを終了する(切る)と、MGCP アプリケーションはオンフック イベントを処理し、すべてのコール リソースをクリアします。

注:このドキュメントで使用されているコマンドの詳細を調べるには、Command Lookup Tool登録ユーザ専用)を使用してください。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

ネットワーク ダイアグラム

このドキュメントでは次の図に示すネットワーク構成を使用しています。

mgcpfallback1.gif

設定例

このドキュメントでは、次に示す設定を使用しています。 次の 3 つの設定により、ユーザは次のことが可能になります。

  1. Cisco IOS ゲートウェイでフォールバックをイネーブルにする。

  2. フォールバック時に H.323 で発信コールを処理するように、MGCP 制御の POTS ダイヤル ピアを「destination-patterns」で設定する。

  3. (IP Phone への)着信コールを、IP Phone 用のバックアップになるローカル ルータ(フォールバック Cisco CallManager サーバ)にルーティングするよう、Voice over IP(VoIP)ダイヤル ピアを設定する。

IOS ゲートウェイ
 interface FastEthernet0/0
  ip address 192.168.1.12 255.255.255.0
 ccm-manager fallback-mgcp 
 call application alternate DEFAULT
 
 !----H.323 はデフォルトのシグナリング プロトコルです。
  
 
 
 !--- FXS に接続された電話は、MGCP 経由で行うように
 !--- Cisco CallManager から指示される代わりに
 !--- ルータからダイヤルトーンを受けます。
 
 

POTS ダイヤル ピア
 dial-peer voice X pots 
 application mgcpapp 
 destination-pattern 0T 
 
 !---- MGCP フォールバックの発生に備えて、
H.323 用に destination-pattern コマンドが必要であることに注意してください。 H.323 when the MGCP fallback happens.
port 2/0:15 forward-digits all dial-peer voice X pots
application mgcpapp destination-pattern 2000 !---- MGCP フォールバックの発生に備えて、
H.323 用に destination-pattern コマンドが必要であることに注意してください。 H.323 when the MGCP fallback happens.
!-- port 1/0/0

次に示す SRST 設定は、Cisco IP Phone をサポートするために必要です。

SRST 設定
  call-manager-fallback
 
 !--- SRST サポートをイネーブルにして、Cisco CallManager フォールバック モードに入ります。
 
  max-conferences 8
  ip source-address 192.168.1.12 port 2000
 
 
 !--- 192.168.1.12 は Cisco IOS ゲートウェイの IP アドレスです。このアドレスを通して、
 !--- Cisco IP Phone と通信します。
 
 
 !--- ここで、Cisco IOS ゲートウェイが Cisco CallManager フォールバック サーバとしても設定されます。
 
 max-ephones 10
  max-dn 10
 

次に示す VoIP ダイヤル ピア設定は、Cisco IOS ゲートウェイに接続されているローカル ルータが他にあり、フォールバック Cisco CallManager サーバとして機能している場合に必要です。 稼働中の SRST により、ゲートウェイ自体がフォールバック Cisco Callmanager サーバとして機能する場合は、次の VoIP ダイヤル ピア設定は不要です。 MGCP フォールバックおよび SRST を同じ装置上で実行する場合、最低でも Cisco IOS ソフトウェア バージョン 12.2(11)T が必要になります。

VoIP ダイヤル ピア
 dial-peer voice 5000 voip 
 destination-pattern 5...  
 !---  IP Phone の電話番号。
  
 session target ipv4: x.x.x.x  
 
 !--- x.x.x.x. はフォールバック Cisco CallManager サーバの
 !--- IP アドレスを表します。
 
 

確認

このセクションでは、設定が正しく動作していることを確認するために使用できる情報を提供します。

特定の show コマンドは、アウトプットインタープリタ登録ユーザ専用)でサポートされています。このツールを使用すると、show コマンドの出力を分析できます。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

次のコマンドは、MGCP フォールバック設定の確認に使用できます。

  • show call-manager-fallback all - Cisco CallManager のフォールバック時の、ネットワーク内のすべての Cisco IP Phone、ボイス ポート、およびダイヤル ピアの詳細な設定を表示します。

  • show call-manager-fallback dial-peer - Cisco CallManager のフォールバック時のダイヤル ピアの出力を表示します。

  • show ccm-manager fallback-mgcp - Cisco CallManager サーバのリストおよびそれらのサーバの現在のステータスとアベイラビリティを表示します。

注:次に示す show ccm-manager fallback-mgcp コマンドの出力は、MGCP フォールバックの発生前に取得したものです。

 mgcp-gateway# show ccm-manager fallback-mgcp
 Current active Call Manager:    192.168.1.2
 MGCP Fallback mode:             Enabled/OFF
 Last MGCP Fallback start time:  None
 Last MGCP Fallback end time:    None
 

Cisco CallManager への接続が失われると、MGCP フォールバックが発生し、出力は次のようになります。

 mgcp-gateway# show ccm-manager fallback-mgcp
 Current active Call Manager:    None
 MGCP Fallback mode:             Enabled/ON
 Last MGCP Fallback start time:  05:58:48 UTC Oct 6 2004
 Last MGCP Fallback end time:    05:56:30 UTC Oct 6 2004
 

次のコンソール メッセージは、MGCP フォールバック動作の確認に役立ちます。

 Sep 23 16:35:34.707: %CALL_CONTROL-6-APP_NOT_FOUND: Application mgcpapp in dial-peer 1 not found.
 Handing callid 98 to the alternate app default
 

トラブルシューティング

トラブルシューティングのためのコマンド

特定の show コマンドは、アウトプットインタープリタ登録ユーザ専用)でサポートされています。このツールを使用すると、show コマンドの出力を分析できます。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

注:debug コマンドを使用する前に、『デバッグ コマンドの重要な情報』を参照してください。


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