音声とユニファイド コミュニケーション : Cisco ATA 180 シリーズ アナログ電話アダプタ

SCCP を使用して Cisco CallManager で ATA 186 を認識するための設定方法

2006 年 1 月 10 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2009 年 4 月 6 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      ネットワーク ダイアグラム
      表記法
Cisco ATA 186 に Cisco CallManager の IP アドレスを設定
Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、または 3.3 で、自動登録を使用して ATA 186 を認識するように設定
      Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、または 3.3 で ATA 186 デバイスが認識されていることの確認
Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、または 3.3 で ATA 186 が認識されるように手作業で設定する方法
      Cisco ATA 186 が Cisco CallManager に登録されていることの確認
確認
トラブルシューティング
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関連情報

概要

このドキュメントでは、「Skinny」とも呼ばれる Skinny Client Control Protocol(SCCP)を使用して、Cisco CallManager と Cisco Analog Telephone Adapter(ATA)186 とが相互運用できるよう設定する方法について説明します。 Cisco ATA 186 は 2 ポートのアナログ電話アダプタであり、session initiation protocol(SIP; セッション開始プロトコル)、H.323、Media Gateway Control Protocol(MGCP; メディア ゲートウェイ コントロール プロトコル)、または SCCP を使用して、他の VoIP デバイスと接続できます。 ATA 186 の詳細については、『データ シート - Cisco ATA 186 アナログ電話アダプタ』を参照してください。

Cisco CallManager の環境では、H.323、または SCCP は、Cisco CallManager と ATA 186 との間の通信に使用されるプロトコルです。しかし、このドキュメントでは、SCCP を使用した ATA 186 と Cisco CallManager との間の接続だけについて説明します。

このドキュメントでは、ATA 186 に Cisco CallManager の IP アドレスを設定する方法と、SCCP プロトコルを使用して、Cisco CallManager に ATA 186 を登録する 2 つの方法(自動登録と、手作業による登録)について説明します。

前提条件

要件

この設定を開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。

  • Cisco ATA 186 に Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバから、IP アドレスとデフォルト ゲートウェイ アドレスが割り当てられていることと、Cisco ATA 186 と Cisco CallManager との間にネットワーク接続が行われていることを確認してください。

    DHCP をディセーブルにして、次のように固定 IP アドレスを設定することもできます。

    1. ポート 1 に取り付けられている電話機で受話器を取り上げ、ATA 186 の menu ボタンを押します(ポートがオフ フックのときには、装置の最上部にある clear ボタンが赤く光ります)。

    2. 20# を押し、0# と押して DHCP をディセーブルにします。

    3. 1# を押して、IP アドレスを入力します(たとえば、10*10*10*2#)。

    4. 10# を押して、ネットワーク マスクを入力します(たとえば、255*255*255*0#)。

    5. 2# を押して、デフォルト ルータの IP アドレスを入力します(たとえば、10*10*10*1#)。

    6. IP アドレスを確認するには、21# を押します。

    7. ネットワーク マスクを確認するには、23# を押します。

    8. デフォルト ルータの IP アドレスを確認するには、22# を押します。

    9. ATA 186 を参照してください(<http://[ip_address_of_ATA]/dev>)。

    注:この操作の詳細については、『Cisco ATA 186 基本設定』を参照してください。

  • ATA 186 に SCCP ソフトウェア バージョンがロードされていることを確認してください。

    ATA 186 の工場出荷時に H.323/SIP イメージがインストールされている場合は、SCCP の zip ファイルで提供されている SCCP イメージを使用してロードする必要があります。 これを実行するには、ATA 186 にネットワーク接続されている PC で、実行可能アップグレード プログラム(ata186us.exe)を使用します。この件の詳細については、『Cisco ATA 186 基本設定』を参照してください。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。

  • Cisco CallManager バージョン 3.0(10) 以降

  • Cisco ATA 186 バージョン 2.12.ms ata186(Build 020124a)

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスを使用して作成されたものです。このドキュメント内で使用されているデバイスではすべて、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼動中である場合には、すべてのコマンドによる潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

ネットワーク ダイアグラム

このドキュメントでは、次のネットワーク構成を使用しています。

ata_sccp-1.gif

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

Cisco ATA 186 に Cisco CallManager の IP アドレスを設定

次の手順を実行して、Cisco ATA 186 に Cisco CallManager の IP アドレスを設定します。

  1. Cisco ATA 186 の IP アドレスを確認します。

    1. ATA 186 に接続されている電話をオフ フック状態にします。

    2. ATA 186 の上面にある赤いボタンを押します。

    3. 設定メニューを再生する interactive voice response(IVR; 対話式音声自動応答)が聞こえてきます。

    4. 電話のボタンから、80# を押します。

    5. IVR から ATA 186 の IP アドレスが再生されるのが聞こえてきます。

  2. Cisco ATA 186 の IP アドレスがわかれば、http://ATA 186 の IP アドレス/dev(たとえば http//172.16.1.2/dev)と入力して Web ブラウザでアクセスできます。

    ata_sccp-2.gif

  3. CA0orCM0 フィールドに、プライマリ Cisco CallManager の IP アドレスを入力します(この例では 172.16.1.3)。

    • CA0orCM0 フィールド:このフィールドでは、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。 必要な Cisco CallManager の IP アドレスとポート番号を TFTP サーバから取得できない場合は、CA0orCM0 に、ATA 186 が起動するときに登録される(SCCP クライアントとして)プライマリの Cisco CallManager の IP アドレスとポート番号を指定します。

      注:ポート番号を指定しないと、ATA 186 では Cisco CallManager とのコンタクトにデフォルト ポートである 2000 を想定します。 別のポート番号を指定する必要がある場合は、ATA 186 の「IP アドレス:ポート番号」として入力します。IP アドレスとポート番号の間はコロン(:)で区切ります。

    • CA1orCM1 フィールド:セカンダリの Cisco CallManager の IP アドレスとポート番号を指定します。 必要に応じて、プライマリの Cisco CallManager で説明したのと同じ方法でセカンダリの Cisco CallManager の IP アドレスを入力します。

  4. Apply をクリックします。

    注:CA0UID フィールドと CA1UID フィールドは、SCCP モードには関係ありません。

    この操作の詳細については、『Cisco ATA 186 インストールと設定ガイド』を参照してください。

Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、または 3.3 で、自動登録を使用して ATA 186 を認識するように設定

次の手順に従って、Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、または 3.3 を、自動登録を使用して ATA 186 を認識するように設定します。

  1. CallManager Administration 画面を起動して、Cisco CallManager にログインし、System > Cisco CallManager の順に選択します。

    ata_sccp-3.gif

  2. Cisco CallManager の設定画面が表示されます。 次の情報を入力します。

    • Cisco CallManagers の下で、Cisco CallManager の IP アドレスをクリックして設定します(この例では、172.16.1.3)。

    • Starting Directory Number と Ending Directory Number を入力します。 この例では、Starting Directory Number は 1000、Ending Directory Number は 2000 です。

    • デフォルトでは、Auto Registration はディセーブルになっています。 これをイネーブルにするには、Auto-Registration Disabled on this Cisco CallManager チェック ボックスをクリックします。

    • 設定が終了したら、Server Information の上にある Update をクリックします。

    ata_sccp-4.gif

Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、または 3.3 で ATA 186 デバイスが認識されていることの確認

次の手順に従って、Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、または 3.3 で ATA 186 デバイスが認識されていることを確認します。

  1. Cisco CallManager Administration のメニュー バーから、Device > Phone の順に選択して、Find をクリックし、Cisco CallManager に接続されているすべての項目を一覧した Find and List 画面を開きます。

    注:必要に応じて、検索対象の MAC アドレスを指定することで、特定の電話を検索する範囲を狭めることができます。

    ata_sccp-5.gif

  2. ATA 186 が Cisco CallManager に登録されていることを確認します。 ATA 186 の場合、フィールドは次のようになります。

    • Device Name フィールドと Description フィールドの下に、Cisco ATA 186 の MAC アドレスが表示されています。

    • Cisco CallManager の IP アドレスは Status の下にあります。

    • Cisco ATA 186 の IP アドレスは、IP Address の下にあります。

Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、または 3.3 で ATA 186 が認識されるように手作業で設定する方法

Cisco CallManager を ATA 186 を認識するよう設定した場合、3.0、3.1、および 3.2 の間でいくつかの違いがあります。 この例では、これらの違いを斜体で示します。 スクリーン ショットは主にバージョン 3.2 から取得したものです。 ただし、スクリーン ショット間で大きな違いがある場合は、両方のバージョンを掲載します。

  1. CallManager Administration 画面を起動して、Cisco CallManager にログインし、System > Cisco CallManager の順に選択します。

    ata_sccp-6.gif

  2. Cisco CallManager の設定画面が表示されたら、次の情報を入力します。

    • Cisco CallManagers の下で、Cisco CallManager の IP アドレスをクリックします(この例では、172.16.1.3)。

    • Starting Directory Number と Ending Directory Number を同じにします。 この例では、Starting Directory Number は 1000、Ending Directory Number は 1000 です。

    • Auto-registration Disabled on this Cisco CallManager がチェックされて、無効になっていることを確認します。

    • 設定が終了したら、Server Information の上にある Update をクリックします。

    ata_sccp-7.gif

  3. Cisco CallManager Administration のメニュー バーから、Device > Phone の順に選択して、Find and List Phones 画面を開きます。

    ata_sccp-8.gif

  4. Add a New Phone をクリックして、Add a New Phone 画面を開きます。

    これらは、Cisco CallManager 3.0、3.1、3.2、および 3.3 との間でわずかに異なります。 双方の画面を表示します。 ドロップダウン メニューから電話の種類を選択します。

    Cisco CallManager のバージョン 3.0 と 3.1 では、ATA 186 が Cisco 7960 という電話タイプで登録されています。 Cisco CallManager のバージョン 3.2 と 3.3 では、ATA 186 が Cisco ATA 186 という電話タイプで登録されています。

  5. Next をクリックして、Phone Configuration 画面を開きます。

    Cisco CallManager バージョン 3.0 および 3.1

    ata_sccp-9.gif

    Cisco CallManager バージョン 3.2 または 3.3

    ata_sccp-10.gif

  6. このステップでは、Cisco CallManager のバージョン 3.0 と 3.1 のスクリーン キャプチャを最初に示し、次に Cisco CallManager の 3.2 と 3.3 のスクリーン キャプチャを示します。

    1. ATA 186 の MAC アドレスを、MAC Address フィールドに入力します(たとえば、00070ea26032)。

    2. ドロップダウン メニューから Device Pool* を選択します。 これが Default に設定されますが、特別な設定の場合は他のデバイス プールに設定することもできます。

    3. ドロップダウン メニューから Phone Button Template を選択します。 Cisco CallManager バージョン 3.0 と 3.1 では、Default 7960 を使用します。 Cisco CallManager バージョン 3.2 と 3.3 では、Default ATA 186 を使用します。

    4. Insert(Cisco CallManager バージョン 3.2 と 3.3 の場合は Update)をクリックします。

    5. 「The phone has been added to the database. Would you like to add a directory number for line 1 of this phone now?」と確認するウィンドウが表示されます。OK をクリックします。

    6. デバイスに電話番号を追加します。

      Cisco CallManager バージョン 3.0 および 3.1

      ata_sccp-11.gif

      Cisco CallManager バージョン 3.2 または 3.3

      ata_sccp-12.gif

      注:上のスクリーン ショットは、Cisco CallManager 3.2 のものです。 Cisco CallManager 3.3 では、この他に AAR Calling Search Space というフィールドがありますが、このドキュメントには関連がありません。 AAR Calling Search Space の詳細については、『自動代替ルーティング グループの設定 - Cisco CallManager - シスコシステムズ』を参照してください。

  7. Cisco ATA 186 のセカンド ポートを Cisco CallManager に追加するには、次の手順を使用してください。

    1. MAC アドレスの最初の 2 つの二ブルを削除して、MAC アドレスを左に詰めます。その後、MAC アドレスの右端に 01 を追加します。 たとえば、00070EA26032 がポート 1 の場合、ポート 2 は 070EA2603201 になります。

    2. この新しい MAC を使用して、ステップ 4 から開始します。

Cisco ATA 186 が Cisco CallManager に登録されていることの確認

Cisco ATA 186 が Cisco CallManager に登録されていることを確認するには、次の手順を使用してください。

  1. Cisco CallManager Administration のメニュー バーから、Device > Phone の順に選択して、Find をクリックし、Cisco CallManager に接続されているすべての項目を一覧した Find and List 画面を開きます。

    注:必要に応じて、検索対象の MAC アドレスを指定することで、特定の電話を検索する範囲を狭めることができます。

    ata_sccp-13.gif

  2. ATA 186 が Cisco CallManager に登録されていることを確認します。

    ATA 186 の場合、フィールドは次のようになります。

    • MAC アドレスは、Device Name and Description フィールドの下にあります。

    • Cisco CallManager の IP アドレスは Status 列の下にあります。

    • Cisco ATA 186 の IP アドレスは IP Address 列の下にあります。

確認

現在のところ、この設定を検証する手順はありません。

トラブルシューティング

現在のところ、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

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関連情報


Document ID: 21507