スイッチ : Cisco Catalyst 8500 シリーズ マルチサービス スイッチ ルータ

LS1010 および Catalyst 8500 スイッチでの破損または消失した Cisco IOS イメージの回復

2005 年 6 月 5 日 - ライター翻訳版
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目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
回復方法
クラス A ファイル システムのコマンド
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この文書では、ATM スイッチの LS1010 および Catalyst 8500 シリーズにおいて、破損した、または消失した Cisco IOS(R) ソフトウェア イメージを修復する方法について説明します。

Cisco IOS のコンフィギュレーション ガイドの「システム イメージのロードと保守」の章では、Cisco IOS を実行している全プラットフォームを対象として、ファイル システム管理について手順を追って説明しています。

前提条件

要件

この文書に関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

この文書は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

表記法

文書表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

回復方法

通常、ATM スイッチが ROMMON モードで起動した場合には、boot コマンドを使用して、ロードするイメージをスイッチに指示できます。 ROMMON の command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)には dnld コマンドが含まれていますが、LS1010 では xmodem のダウンロードはサポートされていません。 dnld コマンドは、この機能が移植された IOS ブランチから残されているものです。

rommon 10 > ? 
 alias               set and display aliases command 
 boot                boot up an external process 
 break               set/show/clear the breakpoint 
 confreg             configuration register utility 
 cont                continue executing a downloaded image 
 context             display the context of a loaded image 
 dev                 list the device table 
 dir                 list files in file system 
 dis                 disassemble instruction stream 
 dnld                serial download a program module 
 frame               print out a selected stack frame 
 help                monitor builtin command help 
 [output omitted]

ブートフラッシュにあるイメージが破損して、ATM スイッチが ROMMON モードになった場合には、手作業でネットワークファイルからブートできます。 これには boot <file path> <tftp server ip address> などのコマンドを使用します。

他の唯一の回復方法は、PCMCIA カードを使用することです。 シスコのプラットフォームでは、クラス A、クラス B、クラス C という名前の 3 つのフラッシュ メモリ ファイル システムのタイプがサポートされています。LS1010 および Catalyst 8500 シリーズでは、クラス A のファイル システムを使用しています。 ATM スイッチに PCMCIA カードが装着されていない場合は、次に示すプラットフォームのいずれかのカードを使用できます。これらのプラットフォームでもクラス A のファイル システムとフォーマットを使用しています。

  • Catalyst 5000 の Route Switch Module(RSM; ルート スイッチ モジュール)

  • GSR Route Processor(GRP)

  • Cisco 7500 シリーズ ルート スイッチ プロセッサ(RSP)2、4、8

  • RSP7000

同じファイル システムを使用するプラットフォームの PC カードを使用していることを確認するには、『PCMCIA ファイル システムの互換性マトリクスとファイル システム情報』を使用してください。

ATM スイッチ用の PCMCIA カードは、他の RSP ベースのシステムまたは稼働中の ATM スイッチでフォーマットすることもできます。 稼働中のシステムで PCMCIA カードをフォーマットし、copy tftp slot0: などのコマンドを使用して、適切なイメージをそのカードにコピーします。 その後、PC カードを ATM スイッチの PC カード スロットに戻します。

以下の手順に従って、PCMCIA カード スロットからイメージをブートします。

  1. dev コマンドを実行して、PCMCIA スロットのデバイス名を確認します。

    rommon 18 > dev 
     Devices in device table: 
             id  name 
     bootflash:  boot flash 
         slot0:  PCMCIA slot 0 
         slot1:  PCMCIA slot 1 
         eprom:  eprom
  2. dir コマンドを実行して、PCMCIA カード上のファイルを表示します。

    rommon 19 > dir 
     usage: dir <device> 
     rommon 20 > dir slot0: 
              File size         Checksum   File name 
        401756 bytes (0x80335c) 0x2a290d95 cat8540m-wp-mz_120-10_W5_18c.bin
  3. boot コマンドを実行して、PC カードの番号と Cisco IOS イメージの名前を指定します。

    rommon 21 > boot slot0:cat8540m-wp-mz_120-10_W5_18c.bin 
     Self decompressing the image : ######################
     ##################################################### 
     ##################################################### 
     ##################################################### 
     ################################################ 
        PRIMARY CPU: 
     Booting on Mar 23 2001 13:10:06 
      Cat8540 Diagnostics V1.4, Dated Aug 19 2000 00:54:12 
      Model ACTIVE CPU-Card, Serial# MIC025006YD, H/W V5.5 
      Copyright (c) Cisco Systems Inc.  1999 
     ...................................... 
     Power-on Diagnostics Passed. 
     Reading cubi version..Done

    まれに、次のエラー メッセージが表示されることがあります。

    rommon 20 > dir slot0: 
     PCMCIA slot0 device is not initialized 
     open: read error...requested 0x4 bytes, got 0x0 
     trouble reading device magic number 
     dir: cannot open device "slot0:"

これらのメッセージは、directory コマンドを実行したときに、ROMMON によって不正または予期しないチェックサムが検出されたことを意味しています。 この問題を修正するには、次のようにします。

  • PC カードを他のシステムで読み込みます。

  • PC カードを、他のシステムで稼働することがが分かっているカードと交換します。

  • 必要に応じて、稼働中のシステムでカードを再フォーマットし、copy tftp slot0: などのコマンドを使用して、適切なイメージをそのカードにコピーします。 その後、PC カードを ATM スイッチの PC カード スロットに戻します。

クラス A ファイル システムのコマンド

ファイルの消去、削除、および回復に使用する方法は、ファイル システムのクラスによって異なります。 クラス A ファイル システムでは、次のファイル管理コマンドがサポートされています。

  • delete - ファイルに削除「マーク」が付けられますが、ファイルは引き続きフラッシュ メモリのスペースを占有しています。undelete コマンドを使用すると、後でそれらのファイルを回復できます。

  • squeeze - 「削除」マークが付いたすべてのファイルを、指定したフラッシュ メモリ デバイスから完全に削除します。それらのファイルは、回復できません。PCMCIA カード上のフラッシュ メモリ領域の大部分を消去して書き換える必要がある場合は、スクイーズ処理に数分かかる場合があります。

  • format - フラッシュ デバイス上のすべてのファイルを消去します。

  • verify - フラッシュ メモリ内のファイルのチェックサムを再計算して検証します。


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