スイッチ : Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ

Cisco IOS システム ソフトウェアが稼動する Catalyst 6500/6000 での WS-X6348 モジュールのポート接続のトラブルシューティング

2005 年 3 月 24 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2005 年 9 月 1 日) | フィードバック

目次


概要

この文書では、Cisco IOS(R) が稼動する Catalyst 6500/6000 での WS-X6348 モジュールの詳細なトラブルシューティングと、TAC への問い合せの際に収集するコマンド出力について説明します。

表記法

詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

使用するコンポーネント

この文書は、次のバージョンのソフトウェアとハードウェアを使用して開発、テストされています。

  • Catalyst 6500、Multilayer Switch Feature Card 2(MSFC2; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード 2)付きのスーパーバイザ II を搭載
  • WS-X6348 モジュール
  • Cisco IOS バージョン 12.1(11b)E4

この文書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されています。 この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。 実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。

はじめに

WS-X6348 モジュールのアーキテクチャ

WS-X6348 カードはそれぞれ、単一の Application-Specific Integrated Circuit(ASIC; 特定用途集積回路)によって制御されます。この ASIC により、スイッチの 32 GB データ バス バックプレーンと、12 の 10/100 ポートのグループを制御する他の 4 つの ASIC 群のセットの両方にモジュールが接続されます。

このアーキテクチャはインターフェイスに関する問題のトラブルシューティングに役立つため、理解しておく必要があります。 たとえば、12 の 10/100 インターフェイスのグループに対するオンライン診断で問題が検出された場合(show diagnostic module <mod#> コマンドの詳細についてはこの文書の手順 18 を参照)、通常は上記の ASIC のうちの 1 つに障害が発生していることが示されています。

既知の問題

syslog、または show log コマンドの出力で、次のようなメッセージが 1 つ以上表示されることがあります。

  • Coil Pinnacle Header Checksum
  • Coil Mdtif State Machine Error
  • Coil Mdtif Packet CRC Error
  • Coil Pb Rx Underflow Error
  • Coil Pb Rx Parity Error

これらのメッセージが 1 つ以上表示され、12 ポートのグループが停止してトラフィックが通過しない場合は、次の手順を実行します。

  1. インターフェイスをいったん無効にしてから有効にします。

  2. hw-module module <module#> reset コマンドを発行してモジュールをソフトリセットします。
  3. カードを物理的に装着しなおすか、または no power enable module <module#> および power enable module <module#> のグローバル設定コマンドを発行して、モジュールをハードリセットします。

手順 b または c あるいはその両方を実行した後に次の現象が 1 つ以上見られる場合は、Technical Assistance Center(TAC)に上記の情報を連絡してください。

  • モジュールがオンラインにならない。
  • モジュールはオンラインになるが、12 インターフェイスのグループの診断で問題が検出される(show diagnostic module <mod#> コマンドからの出力で確認)。
  • モジュールがブート時に other 状態のまま停止する。
  • モジュールのすべてのポート LED がオレンジになる。
  • すべてのインターフェイスが err-disabled 状態になる(show interfaces status module <module#> コマンドを発行して確認)。

Catalyst 6500/6000 WS-X6348 モジュールのポート接続のトラブルシューティング

Catalyst 6500/6000 WS-X6348 モジュールでポート接続のトラブルシューティングを実行するには、次の手順に従います。

手順説明

  1. 使用しているソフトウェアのバージョンをチェックし、そのコードについて WS-X6348 に関する既知の問題がないことを確認します。
  2. e-6509-a#show version
     Cisco Internetwork Operating System Software
     IOS (tm) c6sup2_rp Software (c6sup2_rp-DSV-M), Version 12.1(11b)E4, EARLY DEPLOY
     MENT RELEASE SOFTWARE (fc1)
     TAC Support: http://www.cisco.com/tac
     Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
     Compiled Thu 30-May-02 23:12 by hqluong
     Image text-base: 0x40008980, data-base: 0x415CA000
     ROM: System Bootstrap, Version 12.1(4r)E, RELEASE SOFTWARE (fc1)
     BOOTLDR: c6sup2_rp Software (c6sup2_rp-DSV-M), Version 12.1(11b)E4, EARLY DEPLOY
     MENT RELEASE SOFTWARE (fc1)
     e-6509-a uptime is 3 weeks, 2 days, 23 hours, 29 minutes
     System returned to ROM by power-on (SP by power-on)
     System restarted at 20:50:55 UTC Wed Oct 23 2002
     System image file is "bootflash:c6sup22-dsv-mz.121-11b.E4"
     cisco Catalyst 6000 (R7000) processor with 112640K/18432K bytes of memory.
     Processor board ID SAD054305CT
     R7000 CPU at 300Mhz, Implementation 39, Rev 2.1, 256KB L2, 1024KB L3 Cache
     Last reset from power-on
     Bridging software.
     X.25 software, Version 3.0.0.
     24 Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
     2 Virtual Ethernet/IEEE 802.3  interface(s)
     120 FastEthernet/IEEE 802.3 interface(s)
     10 Gigabit Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
     381K bytes of non-volatile configuration memory.
     16384K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 512K).
     Configuration register is 0x2102
  3. モジュールが WS-X6348 であり、そのステータスが Ok であることを確認します。
  4. e-6509-a#show module 4
     Mod Ports Card Type                              Model              Serial No.
     --- ----- -------------------------------------- ------------------ -----------
       4   48  48 port 10/100 mb RJ45                 WS-X6348-RJ-45     SAL05187Q59
     Mod MAC addresses                       Hw    Fw           Sw           Status
     --- ---------------------------------- ------ ------------ ------------ -------
       4  0005.3130.6bc8 to 0005.3130.6bf7   5.0   5.4(2)       7.2(0.35)    Ok
     Mod Sub-Module                  Model           Serial           Hw     Status
     --- --------------------------- --------------- --------------- ------- -------
       4 Inline Power Module         WS-F6K-PWR                       1.0    Ok
     e-6509-a#

    上のコマンド出力で、モジュールのステータスをチェックします。 状態は次のいずれかになります。

    • Ok - すべて良好です。
    • power-deny - モジュールに十分な電力が供給されていません。
    • other - 最も可能性が高いのは、Serial Communication Protocol(SCP; シリアル通信プロトコル)通信が動作していないことです。
    • faulty/unknown - モジュールまたはスロットの不良の可能性が高いことを示しています。
    • err-disabled - show log コマンドによる出力を確認し(手順 4 を参照)、モジュールが err-disabled 状態になっている原因を示すメッセージがないかどうかを確かめます。
  5. 特定のインターフェイスの設定と、インターフェイスに影響を与えるすべてのグローバル設定が正しいことを確認します。 spanning-tree portfast などのオプションが必要に応じて設定されていることを確認します。
  6. e-6509-a#show running-config interface fastethernet 4/1
     Building configuration...
     Current configuration : 134 bytes
     !
     interface FastEthernet4/1
      no ip address
      switchport
      switchport access vlan 2
      switchport mode access
      spanning-tree portfast
     end
     e-6509-a#show running-config interface vlan 2
     Building configuration...
     Current configuration : 61 bytes
     !
     interface Vlan2
      ip address 192.168.2.2 255.255.255.0
     end
     e-6509-a#show running-config                
     Building configuration...                         
     Current configuration : 9390 bytes
     !
     ! Last configuration change at 20:23:32 UTC Sat Nov 16 2002
     ! NVRAM config last updated at 20:54:58 UTC Wed Oct 23 2002
     !
     version 12.1
     service timestamps debug datetime
     service timestamps log datetime
     no service password-encryption
     !
     hostname e-6509-a
     !
     !
     redundancy
      main-cpu
       auto-sync standard
     !
     vlan 2
     vtp mode transparent
     ip subnet-zero
     !
     !
      --More?<output truncated>
  7. show log コマンドを発行し、インターフェイス関連のメッセージがログに記録されていないかをチェックします。 統合 Cisco IOS(ネイティブ モード)では、Switch Processor(SP; スイッチ プロセッサ)(SP = Supervisor/Policy Feature Card(PFC))と Route Processor(RP; ルート プロセッサ)(RP = MSFC)の両方からのメッセージをログに表示できます。
  8. e-6509-a#show log
     Syslog logging: enabled (2 messages dropped, 0 flushes, 0 overruns)
         Console logging: level debugging, 333 messages logged
         Monitor logging: level debugging, 0 messages logged
         Buffer logging: level debugging, 333 messages logged
         Trap logging: level informational, 132 message lines logged
     Log Buffer (8192 bytes):
     Nov 10 17:04:44: %C6KPWR-SP-4-ENABLED: power to module in slot 4 set on
     Nov 10 17:05:33: %DIAG-SP-6-RUN_MINIMUM: Module 4: Running Minimum Online Diagnostics...
     Nov 10 17:05:38: %DIAG-SP-6-DIAG_OK: Module 4: Passed Online Diagnostics
     Nov 10 17:05:38: %OIR-SP-6-INSCARD: Card inserted in slot 4, interfaces are now Online
     etc?E/itascomment>
  9. 次のコマンドを使用すると、インターフェイスのステータスと、インターフェイスがレイヤ 3(L3)ルーテッド インターフェイス(デフォルト)、トランク、またはレイヤ 2(L2)スイッチポートのいずれとして設定されているかを調べることができます。
    e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/1 status 
     Port    Name               Status       Vlan       Duplex  Speed Type
     Fa4/1                      connected    2          a-full  a-100 10/100BaseTX
     e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/2 status 
     Port    Name               Status       Vlan       Duplex  Speed Type
     Fa4/2                      connected    trunk      a-full  a-100 10/100BaseTX
     e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/3 status
     Port    Name               Status       Vlan       Duplex  Speed Type
     Fa4/3                      connected    routed     a-full  a-100 10/100BaseTX
    • Status フィールドには次のいずれかの状態が表示されます。
      • connected
      • notconnect
      • connecting
      • faulty
      • inactive
      • shutdown
      • disabled
      • err-disabled
      • monitor
      • active
      • dot1p
      • untagged
      • inactive
      • onhook

      インターフェイスが notconnect 状態の場合は、配線をチェックし、もう一方の端に接続されているデバイスをチェックします。 インターフェイスが faulty 状態の場合は、ハードウェアに問題があることを示しています。show diagnostic module <mod> コマンドを発行してモジュール診断の結果を調べます。 インターフェイスが L2 インターフェイスで、inactive 状態を示している場合は、show vlan コマンドを発行して所属する VLAN が存在していることを確認してから、インターフェイスの shut/no shut を試みます。 VLAN Trunk Protocol(VTP; VLAN トランク プロトコル)の問題によって VLAN が削除されることがあり、これが起こると、その VLAN に関連するインターフェイスが非アクティブになります。

    • インターフェイスが L3 ルーテッド インターフェイスとして設定されている場合は、Vlan フィールドには routed と表示されます。 インターフェイスがトランク インターフェイスとして設定されている場合、あるいは、インターフェイスがメンバとなっている VLAN 番号が L2 アクセス スイッチポートとして設定されている場合は、trunk と表示されます。
    • 自動ネゴシエーションを通じて取得された値である場合、Duplex および Speed フィールドでは、その値の前に a を付けて表示されます(a-full など)。 インターフェイスがハードコードされている場合、それらのフィールドでは a は付きません。 connected 状態でない場合、自動ネゴシエーションが有効なインターフェイスでは、これらのフィールドに auto と表示されます。 このインターフェイスと、このインターフェイスに接続しているデバイスとの間で、速度とデュプレックスの設定(ハード設定されているか、または自動ネゴシエートされるか)が同じであることを確認します。

    ポートがルーテッド ポートの場合は手順 10 に進みます。 それ以外の場合は以降の手順を続けます。

    インターフェイスが err-disabled 状態の場合は、次のコマンド オプションを発行してその理由を調べます。

    e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/1 status err-disabled 
     Port    Name               Status       Reason
     Fa4/1                      connected    none
    • インターフェイスが err-disabled 状態になる理由(Reason フィールドに表示される)には、次のものが考えられます。
      • bpduguard
      • dtp-flap
      • link-flap
      • pagp-flap
      • root-guard</li>

      • udld

      error-disabled 状態は、link down 状態に類似した動作状態です。 エラーの原因を修正した後、shutdown および no shutdown コマンドを発行して、インターフェイスを err-disable から手動で回復する必要があります。 インターフェイスで Reason = none と表示されている場合は、インターフェイスが現在 err-disabled 状態でないことを示しています。

  10. インターフェイスがトランクとして設定されている場合は、インターフェイスが正しいステータスにあることと、該当する VLAN がスパニングツリーのフォワーディング状態にあり、VTP によってプルーニングされていないことを確認します。 dot1q トランクの場合は、ネイティブの VLAN がトランクの相手側デバイスの VLAN と一致していることを確認します。
  11. e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/2 trunk 
     Port      Mode         Encapsulation  Status        Native vlan
     Fa4/2     on           802.1q         trunking      1
     Port      Vlans allowed on trunk
     Fa4/2     1-1005
     Port      Vlans allowed and active in management domain
     Fa4/2     1-2,1002-1005
     Port      Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
     Fa4/2     1,1002-1005
    • 上の出力では、ファースト イーサネット インターフェイス 4/2 が trunkingStatus 状態にあり、Native vlan = 1 の dot1q トランクであることがわかります。 トランキング モードは on にハード設定されています。
    • 注:VLAN 2 は Vlans allowed and active in management domain (管理ドメイン内で許可されているアクティブな VLAN)リストには存在しますが、Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned(スパニングツリーのフォワーディング状態にありプルーニングされていない VLAN)リストには存在しません。これは、ファースト イーサネット インターフェイス 4/2 が実際には VLAN 2 に対してスパニングツリーのブロッキング状態にあるためです。
    e-6509-a#show spanning-tree interface fastethernet 4/2 state 
     VLAN1                  forwarding
     VLAN2                  blocking
     VLAN1002               forwarding
     VLAN1003               forwarding
     VLAN1004               forwarding
     VLAN1005               forwarding
  12. 次のコマンドを使用すると、トランクまたは L2 アクセス スイッチポートとして設定されているインターフェイスについて、その設定とステータスをチェックできます。
  13. L2 アクセス スイッチポートの例を次に示します。

    e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/1 switchport 
     Name: Fa4/1
     Switchport: Enabled
     Administrative Mode: static access
     Operational Mode: static access
     !--- これは L2 スタティック アクセス インターフェイスです。
     Administrative Trunking Encapsulation: negotiate
     Operational Trunking Encapsulation: native
     Negotiation of Trunking: Off
     Access Mode VLAN: 2 (VLAN0002)
     !--- このインターフェイスは VLAN 2 のメンバです。
     Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
     Administrative private-vlan host-association: none 
     Administrative private-vlan mapping: none 
     Operational private-vlan: none 
     Trunking VLANs Enabled: ALL
     Pruning VLANs Enabled: 2-1001
     e-6509-a#show running-config interface fastethernet 4/1
     Building configuration...
     Current configuration : 134 bytes
     !
     interface FastEthernet4/1
      no ip address
      switchport
      switchport access vlan 2
      switchport mode access
      spanning-tree portfast
     end

    L2 トランク スイッチポートの例を次に示します。

    e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/2 switchport 
     Name: Fa4/2
     Switchport: Enabled
     Administrative Mode: trunk
     Operational Mode: trunk
     !--- このインターフェイスはトランクです。
     Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
     Operational Trunking Encapsulation: dot1q
     !--- このインターフェイスは dot1q トランクです。
     Negotiation of Trunking: On
     !--- このインターフェイスはリンク パートナーとのネゴシエーションを通じて !--- dot1q トランクになりました。
     
     Access Mode VLAN: 1 (default)
     Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
     !--- ネイティブ VLAN = 1 です。
     Administrative private-vlan host-association: none 
     Administrative private-vlan mapping: none 
     Operational private-vlan: none 
     Trunking VLANs Enabled: ALL 
     !--- このトランクからクリアされた VLAN はありません。
     Pruning VLANs Enabled: 2-1001
     !--- この範囲内の VLAN は VTP による !--- プルーニングが可能です。
     
     e-6509-a#show running-config interface fastethernet 4/2
     Building configuration...
     Current configuration : 121 bytes
     !
     interface FastEthernet4/2
      no ip address
      switchport
      switchport trunk encapsulation dot1q
      switchport mode trunk
     end
  14. トラブルシューティング中の L2 スイッチポートまたはトランク インターフェイスに流入するすべてのトラフィックに対して、ダイナミック Content Addressable Memory(CAM)エントリが作成されていることを確認します。 CAM エントリが正しい VLAN に関連付けられていることを確認します。
  15. e-6509-a#show mac-address-table interface fastethernet 4/1
     Codes: * - primary entry
       vlan   mac address     type    qos            ports
     ------+----------------+--------+---+--------------------------------
     *    2  00d0.0145.bbfc   dynamic  --  Fa4/1
  16. L2 スイッチポートまたはトランク インターフェイスが、正しい VLAN 上でスパニングツリーのフォワーディング状態にあることを確認します。 PortFast が必要に応じて有効または無効になっていることを確認します。
  17. e-6509-a#show spanning-tree interface fastethernet 4/1
      Port 193 (FastEthernet4/1) of VLAN2 is forwarding
        Port path cost 19, Port priority 128, Port Identifier 128.193.
        Designated root has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated bridge has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated port id is 129.1, designated path cost 0
        Timers: message age 2, forward delay 0, hold 0
        Number of transitions to forwarding state: 8483
        BPDU: sent 115, received 4368
        The port is in the portfast mode
     e-6509-a#show spanning-tree interface fastethernet 4/1 state 
     VLAN2                  forwarding
     e-6509-a#show spanning-tree vlan 2
      VLAN2 is executing the ieee compatible Spanning Tree protocol
       Bridge Identifier has priority 32768, address 0008.20f2.a002
       Configured hello time 2, max age 20, forward delay 15
       Current root has priority 8192, address 00d0.0145.b801
       Root port is 193 (FastEthernet4/1), cost of root path is 19
       Topology change flag not set, detected flag not set
       Number of topology changes 6 last change occurred 02:18:47 ago
       Times:  hold 1, topology change 35, notification 2
               hello 2, max age 20, forward delay 15 
       Timers: hello 0, topology change 0, notification 0, aging 300
      Port 193 (FastEthernet4/1) of VLAN2 is forwarding
        Port path cost 19, Port priority 128, Port Identifier 128.193.
        Designated root has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated bridge has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated port id is 129.1, designated path cost 0
        Timers: message age 1, forward delay 0, hold 0
        Number of transitions to forwarding state: 8543
        BPDU: sent 115, received 4398
        The port is in the portfast mode
      Port 194 (FastEthernet4/2) of VLAN2 is blocking
        Port path cost 19, Port priority 128, Port Identifier 128.194.
        Designated root has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated bridge has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated port id is 129.2, designated path cost 0
        Timers: message age 2, forward delay 0, hold 0
        Number of transitions to forwarding state: 1
        BPDU: sent 230, received 4159

    ポートが L2 スイッチポートまたはトランクの場合は手順 11 に進みます。

  18. L3 ルーテッド インターフェイスの場合は、IP ルートと Address Resolution Protocol(ARP)エントリを学習していることを確認します。 ルーティング プロトコルの近接デバイスが、対象となるインターフェイスを通じて正しく形成されていることを確認します。
  19. e-6509-a#show ip route
     Codes: C - connected, S - static, I - IGRP, R - RIP, M - mobile, B - BGP
            D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area 
            N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2
            E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2, E - EGP
            i - IS-IS, L1 - ISIS level-1, L2 - IS-IS level-2, ia - IS-IS inter area
            * - candidate default, U - per-user static route, o - ODR
            P - periodic downloaded static route
     Gateway of last resort is not set
     C    200.200.200.0/24 is directly connected, Loopback1
          160.10.0.0/24 is subnetted, 1 subnets
     C       160.10.10.0 is directly connected, Vlan1
          130.130.0.0/16 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks
     D       130.130.0.0/16 is a summary, 01:24:53, Null0
     C       130.130.130.0/24 is directly connected, FastEthernet4/3
     C    192.168.2.0/24 is directly connected, Vlan2
     D    120.0.0.0/8 [90/130816] via 192.168.2.1, 01:14:39, Vlan2
     D    150.150.0.0/16 [90/130816] via 192.168.2.1, 01:14:39, Vlan2
     e-6509-a#show ip arp
     Protocol  Address          Age (min)  Hardware Addr   Type   Interface
     Internet  192.168.2.2             -   0008.20f2.a00a  ARPA   Vlan2
     Internet  192.168.2.1            85   00d0.0145.bbfc  ARPA   Vlan2
     Internet  130.130.130.2          74   00d0.0145.bbfc  ARPA   FastEthernet4/3
     Internet  130.130.130.1           -   0008.20f2.a00a  ARPA   FastEthernet4/3
     Internet  160.10.10.1             -   0008.20f2.a00a  ARPA   Vlan1
     e-6509-a#show ip arp 130.130.130.2
     Protocol  Address          Age (min)  Hardware Addr   Type   Interface
     Internet  130.130.130.2          86   00d0.0145.bbfc  ARPA   FastEthernet4/3
     e-6509-a#show ip eigrp neighbors
     IP-EIGRP neighbors for process 1
     H   Address                 Interface   Hold Uptime   SRTT   RTO  Q  Seq Type
                                             (sec)         (ms)       Cnt Num
     1   130.130.130.2           Fa4/3         14 01:14:54    1  3000  0  2   
     0   192.168.2.1             Vl2           13 01:25:10    1   200  0  1
  20. インターフェイスが別の Cisco デバイスに接続している場合は、Cisco Discovery Protocol(CDP)を使用して、このインターフェイスがそのデバイスを認識できるかどうかをチェックします。
  21. 注:CDP はこのスイッチともう一方の Cisco デバイスの両方で有効にする必要があります。 CDP はシスコ独自の機能であり、シスコ以外のデバイスでは動作しない点にも注意してください。

    次のコマンドを発行し、CDP がこのスイッチでグローバルに有効になっていることを確認します。

    e-6509-a#show cdp
     Global CDP information:
             Sending CDP packets every 60 seconds
             Sending a holdtime value of 180 seconds
             Sending CDPv2 advertisements is enabled

    次のコマンドを発行し、CDP がインターフェイスで有効になっていることを確認します。 CDP がインターフェイスで無効になっている場合は、次のコマンドを実行しても何も出力されません。 また、show running-config interface fastethernet <mod/port> コマンドを発行して、no cdp enable コマンドがインターフェイスに存在しないことを確かめることもできます。

    e-6509-a#show cdp interface fastethernet 4/1
     FastEthernet4/1 is up, line protocol is up
       Encapsulation ARPA
       Sending CDP packets every 60 seconds
       Holdtime is 180 seconds

    次の例では、Catalyst 6509 スイッチのファースト イーサネット インターフェイス 4/1 が、別の Catalyst 6509 のファースト イーサネット インターフェイス 5/1 に直接接続しています。 隣接した Catalyst 6500 ではハイブリッド CatOS 6.3(9)が稼動しており、「e-6509-b」という名前と、192.168.2.3 の IP アドレスが付けられています。 この情報は CDP バージョン 2 アドバタイズメントを通じて学習されました。

    e-6509-a#show cdp neighbors fastethernet 4/1 detail
     -------------------------
     Device ID: SCA041601ZB(e-6509-b)
     Entry address(es): 
       IP address: 192.168.2.3 
     Platform: WS-C6509,  Capabilities: Trans-Bridge Switch IGMP 
     Interface: FastEthernet4/1,  Port ID (outgoing port): 5/1
     Holdtime : 174 sec
     Version :
     WS-C6509 Software, Version McpSW: 6.3(9) NmpSW: 6.3(9)
     Copyright (c) 1995-2002 by Cisco Systems
     advertisement version: 2
     VTP Management Domain: 'test'
     Native VLAN: 2
     Duplex: full

    次のコマンドを使用すると、インターフェイスが CDP バージョン 1 またはバージョン 2 のパケットを送受信しているかどうか、およびなんらかのエラーが発生していないかどうかをチェックできます。

    e-6509-a#show cdp traffic
     CDP counters :
             Total packets output: 30781, Input: 30682
             Hdr syntax: 0, Chksum error: 0, Encaps failed: 0
             No memory: 0, Invalid packet: 0, Fragmented: 0
             CDP version 1 advertisements output: 0, Input: 0
             CDP version 2 advertisements output: 30781, Input: 30682
    • シスコ以外のほとんどのデバイスでは、CDP が無効の Cisco デバイスと同様に、CDP パケットを通過させることができます。 このため、Cisco CDP が有効な 2 台のデバイス同士が、実際には直接接続していないのに、直接接続しているように思われることがあります。 CDP ではマルチキャスト宛先アドレス 01-00-0C-CC-CC-CC を使用します。通常このアドレスは、CDP が有効でないスイッチ、または CDP をサポートしていないスイッチでは、その VLAN 全体にわたってフラッディングされます。
    • 注:clear cdp table および clear cdp counters コマンドを使用することで、必要に応じて CDP のテーブルとカウンタをクリアできます。

  22. 問題を起こしているインターフェイスの状態と健全性をチェックし、トラフィックがインターフェイスを通過しているかどうかをチェックします。
  23. e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/1
     FastEthernet4/1 is up, line protocol is up 
       Hardware is C6k 100Mb 802.3, address is 0005.3130.6bc8 (bia 0005.3130.6bc8)
       MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec, 
          reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
       Encapsulation ARPA, loopback not set
       Full-duplex, 100Mb/s
       input flow-control is off, output flow-control is off
       ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
       Last input 00:00:01, output 00:00:02, output hang never
       Last clearing of "show interface" counters never
       Input queue: 0/2000/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
       Queueing strategy: fifo
       Output queue :0/40 (size/max)
       5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
       5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
          7915 packets input, 571304 bytes, 0 no buffer
          Received 7837 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
          0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
          0 input packets with dribble condition detected
          3546 packets output, 332670 bytes, 0 underruns
          0 output errors, 0 collisions, 4 interface resets
          0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
          0 lost carrier, 0 no carrier
          0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
    • FastEthernet4/1 is up - インターフェイス ハードウェアが現在アクティブであることを示しています。 ステータスが administratively down の場合は、管理者が shut インターフェイス コマンドを発行してインターフェイスをダウンさせたことを示しています。
    • line protocol is up - インターフェイスの回線プロトコルを処理するソフトウェア プロセスが、回線を使用可能とみなしているかどうかを示しています。
    • MTU - Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)は、イーサネットの場合デフォルトで 1500 バイトです(標準イーサネット フレームのデータ部分の最大サイズ)。 ジャンボ フレームをサポートするために、MTU <bytes> インターフェイス コマンドを発行して、MTU を最大 9216 バイトにまで増やすことができます。
    • Full-duplex, 100Mb/s - インターフェイスの現在の速度およびデュプレックスの設定。 show interfaces FastEthernet <mod/port> status手順 5 を参照)を発行して、この設定が設定内でハード設定されているか、またはリンク パートナーとの自動ネゴシエーションを通じて取得されているかを調べます。 また、このインターフェイスと、このインターフェイスに接続しているデバイスとの間で、速度とデュプレックスの設定(ハード設定されているか、または自動ネゴシエートされるか)が同じであることを確認します。
    • Last input, output - 最後のパケットがインターフェイスによって正常に送受信されてから経過した時間、分、および秒数。 この値は、応答のないインターフェイスでいつ障害が起こったかを知るのに役立ちます。
    • Last clearing of "show interface" counters - スイッチが最後にリブートされた後で、clear counters コマンドが最後に発行された時間。 clear counters コマンドは、show interfaces FastEthernet <mod/port> コマンドによって表示されるすべての統計情報をリセットするために使用します。
    • 注:カウンタがクリアされる際、ルーティングに影響を与える可能性のある変数(負荷や信頼性など)はクリアされません。

    • Input queue - 入力キューにあるパケットの数。 size/max/drops について、size は、キューにある現在のフレームの数です。max は、フレームの廃棄を開始する前にキューに保持できるフレームの最大数です。drops は、最大キュー サイズを超えたために廃棄された実際のフレームの数です。 入力キューのサイズは hold-queue <queue size> in インターフェイス コマンドを発行することで変更できます。 キューのサイズを増やすときは注意が必要です。これは、フレームが比較的長い時間にわたってキュー内に留まり、その結果トラフィックの遅延を招くことがあるためです。
    • Total output drops - 出力キューがいっぱいになったために廃棄されたパケットの数。 通常この原因としては、高帯域幅リンクからのトラフィックが低帯域幅リンクにスイッチングされたか、あるいは複数の着信リンクからのトラフィックが単一の発信リンクにスイッチングされたことが考えられます。 たとえば、大量のバースト性トラフィックがギガビット インターフェイスに流入し、100 Mbps インターフェイスにスイッチングされて流出した場合、それが原因となって 100 Mbps インターフェイスで出力廃棄が増えることがあります。 これは、着信側の帯域幅と発信側の帯域幅との間で速度のミスマッチがあるため、インターフェイスの出力キューが過度のトラフィックによってあふれるためです。
    • Output queue - 出力キューにあるパケットの数。 size/max について、size は、キューにある現在のフレームの数です。max は、キューがいっぱいになりフレームの廃棄を開始する前にキューに保持できるフレームの最大数です。 出力キューのサイズは hold-queue <queue size> out インターフェイス コマンドを発行することで変更できます。 キューのサイズを増やすときは注意が必要です。これは、フレームが比較的長い時間にわたってキュー内に留まり、その結果トラフィックの遅延を招くことがあるためです。
    • 5 minute input/output rate - 最後の 5 分間においてインターフェイスで認識された入力および出力の平均レート。 たとえばトラフィック バーストを的確に検出するなどの目的で、より短い時間を指定して精度の高い測定値を得るには、load-interval <seconds> インターフェイス コマンドを発行します。
    • packets input/output - インターフェイスで送受信された、エラーのないパケットの合計数。 これらのカウンタの増加を監視することは、トラフィックがインターフェイスを通じて正常に流れているかどうかを調べるために役立ちます。 bytes カウンタには、システムで送受信されたエラーのないパケットのデータと MAC カプセル化が両方とも含まれます。
    • no buffer - バッファ領域がないために廃棄された受信パケットの数。 ignore カウントと比較します。 ブロードキャスト ストームがこれらのイベントの原因であることがよくあります。
    • Received broadcasts - インターフェイスで受信したブロードキャストとマルチキャストの合計数。
    • runts - 受信したフレームのうち、最小の IEEE 802.3 フレーム サイズ(イーサネットでは 64 バイト)よりも小さく、Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)の不正なフレームの数。 この原因としては、デュプレックスのミスマッチや、接続デバイスでのケーブル、ポート、または Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)の不良などの物理的な問題が考えられます。
    • giants - 受信したフレームのうち、最大の IEEE 802.3 フレーム サイズ(非ジャンボ イーサネットでは 1518 バイト)よりも大きく、Frame Check Sequence(FCS; フレーム チェック シーケンス)の不正なフレームの数。 問題のあるデバイスを特定し、そのデバイスをネットワークから排除します。 多くの場合、NIC の不良が原因です。
    • throttles - あるインターフェイスがスイッチ内の別のインターフェイスに対して、情報をインターフェイスに送信する際に速度を落とすように要求した回数。
    • input errors - これには、runtsgiantsno bufferCRCframeoverrun、および ignored counts が含まれます。 その他の入力関連エラーによって入力エラー カウントが増えることもあり、データグラムによってはエラーが複数発生する場合があります。 したがって、この合計数は enumerated input error のカウントの合計数と一致しないことがあります。
    • CRC - このカウンタは、発信元の LAN ステーションまたは遠端のデバイスによって生成された CRC が、受信したデータから計算されたチェックサムと一致しないときに増分されます。 これは通常、LAN インターフェイスまたは LAN 自体にノイズまたは送信の問題があることを示します。 CRC の値が増えるのは通常は衝突の結果ですが、物理的な問題(配線、インターフェイスまたは NIC の不良など)や、デュプレックスのミスマッチを示していることもあります。
    • frame - CRC エラーがあり、オクテット数が整数でないため(アラインメント エラー)、正常に受信されなかったパケットの数。 これは通常は衝突の結果ですが、物理的な問題(配線、ポートまたは NIC の不良など)や、デュプレックスのミスマッチを示していることもあります。
    • overrun - 入力レートがレシーバのデータ処理能力を超えたためにレシーバ ハードウェアが受信データをハードウェア バッファに渡すことができなかった回数。
    • ignore - インターフェイス ハードウェアの内部バッファが足りなくなったためにインターフェイスによって無視された受信パケットの数。 ブロードキャスト ストームやノイズのバーストが ignore カウントを増やす原因であることがあります。
    • Input packets with dribble - ドリブル ビット エラーは、フレームがわずかに長すぎることを示します。 スイッチはこのフレームを受け入れます。そのため、このフレーム エラー カウンタは参考のために増分されます。
    • underruns - トランスミッタがスイッチの処理能力よりも高速に動作した回数。
    • output errors - 最終的にインターフェイスからのデータグラムの送信を妨げたすべてのエラーの合計数。
    • 注:この数は列挙された出力エラー数の合計値と等しくならないことがあります。これは、データグラムによっては、複数のエラーや、個別に集計されるどのカテゴリにも属さないエラーがあるためです。

    • collision - インターフェイスがフレームをメディアに正常に送信する前に衝突が発生した回数。 衝突は、半二重として設定されたインターフェイスでは普通ですが、全二重のインターフェイスでは見られません。 衝突が大幅に増加している場合は、リンクの使用率が高いか、あるいは接続デバイスとデュプレックスのミスマッチの可能性があることを示しています。
    • interface resets - インターフェイスが完全にリセットされた回数。 インターフェイス リセットは、送信のためにキューイングされたパケットが数秒以内に送られない場合に発生することがあります。 また、インターフェイスがループバックまたはシャットダウンされたときにも発生することがあります。
    • babble - 時間切れになった送信ジャバー タイマー。 ジャバーとは、1518 オクテット(フレーミング ビットを除く、ただし FCS オクテットは含む)よりも長いフレームです。ジャバーは偶数のオクテットで終わらないか(アラインメント エラー)、または不正な FCS エラーがあります。
    • late collision - 送信プロセスの遅い段階で、特定のインターフェイスで衝突が検出された回数。 10 Mbit/s ポートの場合、これはパケット送信が始まってから 512 ビット時間後よりも遅くなります。 512 ビット時間は、10 Mbit/s のシステムでは 51.2 マイクロ秒に対応します。 このエラーは、特にデュプレックスのミスマッチを示す可能性があります。 デュプレックスのミスマッチの場合、レイト コリジョンは半二重側で見られます。 半二重側が送信しようとするときに、全二重側が順序が来るのを待たずに同時に送信すると、レイト コリジョンが発生します。 レイト コリジョンは、イーサネット ケーブルまたはセグメントが長すぎることを示す可能性もあります。 全二重として設定されたインターフェイスでは、衝突は発生しません。
    • deferred - メディアがビジー状態のため待機した後に、正常に送信されたフレームの数。 通常、この現象は、フレームを送信しようとするときにキャリアがすでに使用中である半二重の環境で発生します。
    • lost carrier - 送信中にキャリアが失われた回数。
    • No carrier - 送信中にキャリアが消失した回数。
    • Output buffer - 失敗したバッファの数と、スワップアウトされたバッファの数。
  24. トラフィック カウンタがポートの着信側と発信側の双方で増えていないかをチェックします。
  25. e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/1 counters 
     Port            InOctets   InUcastPkts   InMcastPkts   InBcastPkts
     Fa4/1             575990            78          7902             1
     Port           OutOctets  OutUcastPkts  OutMcastPkts  OutBcastPkts
     Fa4/1             335122            76          3456            41
    • 上のコマンドは、インターフェイスで受信(In)および送信(Out)されたユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストの各パケットの合計数を示しています。
    • 注:インターフェイスが Inter-Switch Link Protocol(ISL; スイッチ間リンク)トランクとして設定されている場合、トラフィックはすべてマルチキャストになります(すべての ISL ヘッダーで宛先マルチキャスト アドレス 01-00-0C-CC-CC-CC が使用されます)。

    • これらの統計情報をリセットするには、clear counters [fastethernet <mod/port>] コマンドを発行します。
  26. インターフェイスに関連するエラーがないかをチェックします。
  27. e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/1 counters errors
     Port        Align-Err    FCS-Err   Xmit-Err    Rcv-Err UnderSize OutDiscards
     Fa4/1               0          0          0          0         0           0
     Port      Single-Col Multi-Col  Late-Col Excess-Col Carri-Sen     Runts    Giants
     Fa4/1              0         0         0          0         0         0         0
    • Align-Err - インターフェイスで受信した、アラインメント エラーのあるフレーム(偶数のオクテットで終わらず、CRC の不正なフレーム)の数。 これらは通常は物理的な問題(配線、インターフェイスまたは NIC の不良)を示していますが、デュプレックスのミスマッチを示している可能性もあります。 ケーブルを初めてインターフェイスに接続するときに、このようなエラーが起こることがあります。 また、ハブをインターフェイスに接続している場合に、ハブ上の他のデバイスとの間の衝突が原因でこれらのエラーが起こることもあります。
    • FCS-Err - FCS エラーがあっても、フレーミング エラーはない、有効なサイズのフレームの数。 これは通常は物理的な問題(配線、インターフェイスまたは NIC の不良)を示していますが、デュプレックスのミスマッチを示している可能性もあります。
    • Xmit-Err および Rcv-Err - これらは内部インターフェイスの送信(Tx)バッファおよび受信(Rx)バッファがいっぱいになったことを示します。 通常 Xmit-Err の原因としては、高帯域幅リンクからのトラフィックが低帯域幅リンクにスイッチングされたか、あるいは複数の着信リンクからのトラフィックが単一の発信リンクにスイッチングされたことが考えられます。 たとえば、大量のバースト性トラフィックがギガビット インターフェイスに到着し、これが 100 Mbps インターフェイスにスイッチングされて送出された場合、それが原因となって 100 Mbps インターフェイスで Xmit-Err が増分されることがあります。 これは、着信側の帯域幅と発信側の帯域幅との間で速度のミスマッチがあるため、インターフェイスの出力バッファが過度のトラフィックによってあふれるためです。
    • Undersize - 受信したフレームのうち、最小の IEEE 802.3 フレーム サイズである 64 バイトよりも小さく(フレーミング ビットを除く、ただし FCS オクテットは含む)、それ以外は正常な形式のフレームの数。 これらのフレームを送出しているデバイスをチェックします。
    • Out-Discard - エラーがまったく検出されなかったにもかかわらず、廃棄対象として選択された発信パケットの数。 このようなパケットが廃棄される理由の 1 つとして、バッファ領域の解放が考えられます。
    • Single-coll(単発衝突)- インターフェイスがフレームをメディアに正常に送信する前に 1 回の衝突が発生した回数。 衝突は、半二重として設定されたインターフェイスでは普通ですが、全二重のインターフェイスでは見られません。 衝突が大幅に増加している場合は、リンクの使用率が高いか、あるいは接続デバイスとデュプレックスのミスマッチの可能性があることを示しています。
    • Multi-coll(複数衝突)- インターフェイスがフレームをメディアに正常に送信する前に複数回の衝突が発生した回数。 衝突は、半二重として設定されたインターフェイスでは普通ですが、全二重のインターフェイスでは見られません。 衝突が大幅に増加している場合は、リンクの使用率が高いか、あるいは接続デバイスとデュプレックスのミスマッチの可能性があることを示しています。
    • Late-coll(レイト コリジョン)- 送信プロセスの遅い段階で、特定のインターフェイスで衝突が検出された回数。 10 Mbit/s ポートの場合、これはパケット送信が始まってから 512 ビット時間後よりも遅くなります。 512 ビット時間は、10 Mbit/s のシステムでは 51.2 マイクロ秒に対応します。 このエラーは、特にデュプレックスのミスマッチを示す可能性があります。 デュプレックスのミスマッチの場合、レイト コリジョンは半二重側で見られます。 半二重側が送信しようとするときに、全二重側が順序が来るのを待たずに同時に送信すると、レイト コリジョンが発生します。 レイト コリジョンは、イーサネット ケーブルまたはセグメントが長すぎることを示す可能性もあります。 全二重として設定されたインターフェイスでは、衝突は発生しません。
    • Excess-coll(過剰コリジョン)- 過剰な衝突のために特定のインターフェイスでの送信に失敗したフレームの数。 過度のコリジョンはパケットが 16 回続けて衝突を起こしたときに発生します。 パケットはこの後廃棄されます。 通常、過度のコリジョンは、セグメントの負荷を複数のセグメントにわたって分割する必要があることを示していますが、接続デバイスとのデュプレックスのミスマッチを示している可能性もあります。 全二重として設定されたインターフェイスでは、衝突は発生しません。
    • Carri-Sen(キャリア検知)- イーサネット コントローラが半二重接続でデータを送信しようとするたびに発生します。 コントローラは回線を検知し、ビジー状態でないことをチェックしてから送信を行います。 これは半二重のイーサネット セグメントでは通常の動作です。
    • Runts - 受信したフレームのうち、最小の IEEE 802.3 フレーム サイズ(イーサネットでは 64 バイト)よりも小さく、CRC の不正なフレームの数。 この原因としては、デュプレックスのミスマッチや、接続デバイスでのケーブル、ポート、または NIC の不良などの物理的な問題が考えられます。
    • Giants - 受信したフレームのうち、最大の IEEE 802.3 フレーム サイズ(非ジャンボ イーサネットでは 1518 バイト)よりも大きく、FCS の不正なフレームの数。 問題のあるデバイスを特定し、そのデバイスをネットワークから排除します。 多くの場合、NIC の不良が原因です。
    • これらの統計情報をリセットするには、clear counters [fastethernet <mod/port>] コマンドを発行します。
  28. L2 トランク ポートでは、インターフェイスで送受信されたトランク フレームの合計数をチェックするとともに、トランク カプセル化エラーのあったフレームの数もチェックします。
  29. e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/2 counters trunk
     Port        TrunkFramesTx  TrunkFramesRx  WrongEncap
     Fa4/2               20797          23772           1

    これらの統計情報をリセットするには、clear counters [fastethernet <mod/port>] コマンドを発行します。

  30. ブロードキャスト抑制機能が有効になっている場合は、その機能のために廃棄されたパケットがないかをチェックします。
  31. e-6509-a#show interfaces fastethernet 4/1 counters broadcast 
     Port      BcastSuppDiscards
     Fa4/1                     0

    これらの統計情報をリセットするには、clear counters [fastethernet <mod/port>] コマンドを発行します。

  32. show spanning-tree interface FastEthernet <mod/port> または show spanning-tree vlan <vlan#> コマンドの出力を使用すると、スパニングツリー プロトコルに関して特定のポートがフォワーディングとブロッキングのどちらの状態にあるかを確認できます。 ブロッキング ポートはトラフィックを転送しません。
  33. e-6509-a#show spanning-tree vlan 2 
      VLAN2 is executing the ieee compatible Spanning Tree protocol
       Bridge Identifier has priority 32768, address 0008.20f2.a002
       Configured hello time 2, max age 20, forward delay 15
       Current root has priority 8192, address 00d0.0145.b801
       Root port is 193 (FastEthernet4/1), cost of root path is 19
       Topology change flag not set, detected flag not set
       Number of topology changes 6 last change occurred 04:17:58 ago
       Times:  hold 1, topology change 35, notification 2
               hello 2, max age 20, forward delay 15 
       Timers: hello 0, topology change 0, notification 0, aging 300
      Port 193 (FastEthernet4/1) of VLAN2 is forwarding
        Port path cost 19, Port priority 128, Port Identifier 128.193.
        Designated root has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated bridge has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated port id is 129.1, designated path cost 0
        Timers: message age 2, forward delay 0, hold 0
        Number of transitions to forwarding state: 15695
        BPDU: sent 115, received 7974
        The port is in the portfast mode
      Port 194 (FastEthernet4/2) of VLAN2 is blocking
        Port path cost 19, Port priority 128, Port Identifier 128.194.
        Designated root has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated bridge has priority 8192, address 00d0.0145.b801
        Designated port id is 129.2, designated path cost 0
        Timers: message age 1, forward delay 0, hold 0
        Number of transitions to forwarding state: 1
        BPDU: sent 230, received 7736
  34. show diagnostic module <module#> コマンドを使用すると、スイッチのブート時またはモジュールのリセット時に実行されたオンライン診断テストの結果を確認できます。 これらのテストの結果から、ハードウェア コンポーネントの障害がモジュールで検出されたかどうかがわかります。 診断モードを complete に設定することが重要です。そうしない場合、診断テストの一部または全部が省略されます。 スイッチやモジュールをリセットしてから現在までの間にハードウェア コンポーネントの障害が発生した場合、その障害を検出するために、スイッチやモジュールのリセットを通じてもう一度診断を実行する必要があります。
  35. モジュールの診断テストを実行するためには、次の 3 つの手順に従います。

    1. 診断モードを complete に設定します。
    2. e-6509-a#config t                
       Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
       e-6509-a(config)#diagnostic level complete
       e-6509-a(config)#^Z
       e-6509-a#show diagnostic level
       Current Online Diagnostic Level = Complete
    3. モジュールをリセットします。
    4. e-6509-a#hw-module module 4 reset
       Proceed with reload of module? [confirm]
       % reset issued for module 4
    5. モジュールのインターフェイスに対する診断テストの結果を表示し、なんらかの障害の兆候がないかを調べます。 また、12 インターフェイスのグループ内で、Coil ASIC 障害や Pinnacle インターフェイス障害などの障害が示されていないかを調べます。
    6. e-6509-a#show diagnostic module 4 
       Current Online Diagnostic Level = Complete
       Online Diagnostic Result for Module 4 : PASS
       Online Diagnostic Level when Line Card came up = Complete
       Test Results: (. = Pass, F = Fail, U = Unknown)
       1 . TestLoopback : 
           Port  1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
          ----------------------------------------------------------------------------
                .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  . 
          Port 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48
          ----------------------------------------------------------------------------
                .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  . 
       2 . TestNetflowInlineRewrite : 
          Port  1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
          ----------------------------------------------------------------------------
                .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  . 
          Port 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48
          ----------------------------------------------------------------------------
                .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  .  . 
       e-6509-a#

TAC への問い合せの際に収集するコマンド出力

ここまで、WS-X6348 モジュールの接続の問題に関するトラブルシューティングについて説明してきましたが、その中で使用したコマンドの一覧を次に示します。 TAC にケースをオープンする前に、これらのコマンドを使用して収集したトラブルシューティング出力のログを記録し、分析を担当する TAC エンジニアに提出してください。

  • show version
  • show module <mod#>
  • show running-config
  • show log
  • show interfaces fastethernet <mod/port> status
  • show interfaces fastethernet <mod/port> trunk
  • show interfaces fastethernet <mod/port> switchport
  • show mac-address-table dynamic interfaces fastethernet <mod/port>
  • show spanning-tree interfaces fastethernet <mod#/port>
  • show ip route
  • show ip arp

    show ip [eigrp/ospf] neighbors

  • show cdp neighbors fastethernet <mod/port> detail
  • 次の 5 つのコマンドについては 3 回繰り返して実行し、カウンタの増分を監視します(手順 12〜16 のみ)。

  • show interfaces fastethernet <mod/port>
  • show interfaces fastethernet <mod/port> counters
  • show interfaces fastethernet <mod/port> counters errors
  • show interfaces fastethernet <mod/port> counters trunk
  • show interfaces fastethernet <mod/port> counters broadcast



  • diagnostic level complete(グローバル設定コマンド)

    hw-module module <module#> reset

  • show diagnostic module <mod#>

上記以外に、TAC ケースをオープンする前の情報収集に使用できるコマンドの一覧を次に示します。これらは TAC エンジニアや開発エンジニアによる詳細なトラブルシューティングに役立ちます。 これらのコマンドは隠しコマンドであり、TAC エンジニアによる WS-X6348 モジュール問題のトラブルシューティングに利用するため、必ず示されたとおりに使用してください。 また、サービスリクエストを担当する TAC エンジニアからの要請により、お客様がこれらのコマンドを実行することもあります。

  • remote command switch show asicreg pinnacle slot <slot#> port <port#>
  • remote command switch show asicreg coil slot <slot#> port <port#>
  • show table ltl module <module#> start <LTL index> end <LTL index>
  • remote command switch show table cbl slot <slot#> vlan <vlan#>

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