ダイヤルとアクセス : ダイヤルオンデマンド ルーティング(DDR)

DDR バックアップのインターフェイス、フローティング スタティック ルート、およびダイヤラ ウォッチの評価

2004 年 4 月 21 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2010 年 2 月 4 日) | フィードバック

内容

概要
前提条件
     要件
     使用するコンポーネント
     表記法
設定
バックアップ インターフェイス
     長所
     短所
     設定例
フローティング スタティック ルート
     シーケンス
     長所
     短所
     設定例
ダイヤラ ウォッチ
     ダイヤラ ウォッチの動作
     長所
     短所
     設定例
一覧表
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関連情報

概要

Dial-on-Demand Routing(DDR; ダイヤルオンデマンド ルーティング)バックアップは、プライマリ リンクに障害が発生した場合に代わりのリンクを起動する方法です。 DDR バックアップに設定されたルータは、リモート サイトへの接続が不能になったことを認識し、別の送信メディアを使用してリモート サイトへの DDR 接続を開始します。

前提条件

要件

この文書に適用される特定の前提条件はありません。

使用するコンポーネント

この文書は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

この文書で紹介する情報は、特定のラボ環境にあるデバイスを使用して作成されました。 この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。 実稼動中のネットワークで作業する場合は、コマンドの実行によって生じる影響について、事前に理解しておいてください。

表記法

文書表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

設定

DDR バックアップの設定では、2 つの異なる手順を行います。

  1. DDR を、レガシー DDR とダイヤラ プロファイルのどちらかを使用して設定します。 DDR 接続が正常に機能することを確認してから、バックアップ設定を実装します。 その後、Point-to-Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)ネゴシエーションなど使用するダイヤル方式、認証が正常であることを検証してからバックアップを設定します。 DDR の設定例については(DDR バックアップなし)、『ダイヤラ プロファイルを使用した ISDN DDR の設定』と『DDR ダイヤラ マップを使用する BRI 間ダイヤルアップの設定』を参照してください。

  2. プライマリ リンクに障害が発生したときにバックアップ DDR 接続を開始するようルータを設定します。 この資料では、使用するバックアップ方式を決定する方法を説明します。

ルータは下記に示すように、次の 3 つの方法のいずれかを使用してプライマリ リンクを監視し、必要に応じてバックアップ接続を開始します。

  • バックアップ インターフェイス:このインターフェイスは、プライマリ インターフェイスの回線プロトコルがダウンしていることを検出するまで待機してから、始動するインターフェイスです。

  • フローティング スタティック ルート:このバックアップルートはプライマリ リンクのルートより大きなアドミニストレーティブスタンスを持つため、プライマリインターフェイスがダウンするまではルーティング テーブルに反映されません。

  • ダイヤラ ウォッチ:ダイヤル バックアップをルーティング機能と統合するバックアップ機能です。

この資料では、各方式の機能を説明し、各方式の設定方法を説明する資料の参照先を示します。 設定とトラブルシューティングの詳細については、『DDR バックアップの設定およびトラブルシューティング』を参照してください。

バックアップ インターフェイス

バックアップ インターフェイスは、特定の状況が発生するまではアイドル状態で、その後にアクティブになるインターフェイスです。 Basic Rate Interface(BRI)などの物理インターフェイスや、ダイヤラ プールで使用する指定されたダイヤラ インターフェイスをバックアップ インターフェイスにできます。 プライマリインターフェイスの稼動中、バックアップ インターフェイスは待機モードに置かれます。 待機モードに入ると、有効になるまでバックアップ インターフェイスは事実上シャットダウン状態になります。 バックアップ インターフェイスに関連付けられたあらゆるルートは、ルーティング テーブルには表示されません。

プライマリインターフェイスが停止したという知らせをデバイスが受け取ると、バックアップ インターフェイスが起動します。 デバイスがバックアップ インターフェイスの起動を待つ時間は、backup delay コマンドを使用して調節できます。 また、プライマリ インターフェイスが復旧したらバックアップ インターフェイスを(指定した時間の経過後に)停止するように設定することもできます。

backup interface コマンドはインターフェイスが物理的に停止していることを識別するルータに依存するため、一般には ISDN BRI 接続、非同期回線や専用回線のバックアップに使用されています。 これらの接続のインターフェイスはリンクに障害が発生すると停止するため、バックアップ インターフェイスがこのような障害をすばやく認識できるからです。 バックアップ インターフェイスのアプローチは、ポイントツーポイントのフレームリレー サブインターフェイスでも使用されます。 ただし、フレームリレーを使用すると、メイン インターフェイスまたはマルチポイント インターフェイスは、Permanent Virtual Connection(PVC; 相手先固定接続)が停止したときでもアップ/アップ状態のままになる可能性があります。 このためルータはフレームリレー接続の停止を検出できず、バックアップ リンクの起動に失敗することがあります。

長所

  • ルーティング プロトコルとは無関係です。 つまり、ルーティング プロトコルのコンバージェンス、ルートの安定度などには依存しません。

  • 負荷に基づくことができます(オンデマンド帯域幅; BOD)。 トラフィックの負荷に応じて、新たなリンクを接続に追加できます。

短所

  • 停止するインターフェイスに依存します。 ルータがバックアップ リンクをアクティブにするためには、プライマリ インターフェイス回線プロトコルが停止していることを検出する必要があります。

  • DDR バックアップ コールを起動する対象トラフィックに依存します。 したがって、バックアップ インターフェイスが待機モードではなくなった場合でも、ルータはこのバックアップ インターフェイスの対象トラフィックを受信しない限りバックアップ コールを起動しません。

  • カプセル化が 1 つの要因となります。 たとえば、フレームリレー接続では、特定の PVC/DLCI が停止するときでも回線プロトコルは停止しない場合があります。 ルータは障害を検出できないため、バックアップ回線がアクティブにならないことがあります。

  • プライマリ インターフェイスが稼動中は、バックアップ インターフェイスは待機モードになるため使用できません。 したがって、たとえばインターフェイス bri 0(BRI の場合)やインターフェイス Serial0:23(PRI の場合)などの物理インターフェイスをバックアップ インターフェイスとして設置した場合、これらは使用できません。 これは、バックアップ リンクにダイヤラ プロファイルを使用することで回避できます。 ダイヤラ プロファイルを使用すると、論理インターフェイス(ダイヤラ インターフェイス)だけは待機モードになりますが、物理インターフェイス(BRI)は他のプールのメンバにすることにより別の接続で使用できます。

  • 1 つのルータ上で 1 つのインターフェイスのバックアップを提供します。

設定例

フローティング スタティック ルート

フローティング スタティック ルートは、アドミニストレーティブディスタンスがダイナミックルートよりも大きいスタティックルートです。 静的ルートよりも動的ルートが優先されるように、静的ルート上にアドミニストレーティブ ディスタンスを設定できます。 こうすれば、ダイナミックルートが使用可能なときはスタティックルートは使用されません。 しかし、ダイナミックルートが接続不能となった場合、トラフィックをこの代替ルート経由で送信できます。 この代替ルートが DDR インターフェイスを使用して提供される場合は、このインターフェイスをバックアップ メカニズムとして使用できます。

シーケンス

フローティング スタティック ルートのシーケンスを次に示します。

  1. プライマリ インターフェイスは、リモート ネットワークへのルートを学習します(スタティックルートまたはルーティング プロトコルを使用)。 この学習されたルートのアドミニストレーティブ ディスタンスはフローティング スタティック ルートより小さいため、この学習されたルートが使用されます。

  2. プライマリインターフェイスが動作不能になります。 ルーティング アップデートがなくなると、学習されたプライマリ ルートはルーティング テーブルから削除されます。

    注:プライマリ ルートが静的ルートの場合、プライマリ インターフェイス回線プロトコルは使用されるフローティング スタティック ルートのために停止する必要があります。 

  3. フローティング スタティック ルートが、現在アドミニストレーティブディスタンスが最も低いルートとなり採用されます。

長所

  • 回線プロトコルの状態とは無関係です。 これはフレーム リレー回線の重要な検討事項であり、DLCI が非アクティブな場合も回線プロトコルが停止しないことがあります。

  • カプセル化に依存しません。

  • 1 つのルータ上で複数のインターフェイス/ネットワークをバックアップできます。

短所

  • ルーティング プロトコルを必要とします。

  • ルーティング プロトコルのコンバージェンス時間に依存します。 フラッピング ルートが原因で、不要なバックアップ インターフェイスがアクティブになることがあります。

  • 通常は 1 つのルータのバックアップだけを提供できます。

  • DDR バックアップ コールを起動する対象トラフィックに依存します。 したがって、ルータでルート テーブルにフローティング スタティック ルートが組み込まれても、ルータで実際にバックアップ コールが起動されるのは、このバックアップ インターフェイスの対象トラフィックが受信された場合だけです。 多くの場合、ルーティング プロトコルを非対象としてマーク付けし、定期的なアップデート/hello によってバックアップ リンクがアップになり続けるのを防ぐ必要があります。

設定例

注:上記の文書ではフローティング スタティック ルートを使用したフレームリレー接続のバックアップを説明していますが、同じ設定概念は他の WAN バックアップ シナリオにも適用されます。 

ダイヤラ ウォッチ

ダイヤラ ウォッチは、ダイヤル バックアップをルーティング機能と統合するバックアップ機能です。 ダイヤラ ウォッチは、中央ルータで発信コールを起動するのに対象トラフィックの定義に全面的に依存することなく、信頼性の高い接続を提供します。 したがって、ダイヤラ ウォッチを、対象トラフィックを必要としない正規の DDR がルートを喪失しているだけと見なすこともできます。 監視ルートのセットを設定することにより、プライマリインターフェイスの状況を監視および管理できます。

ダイヤラ ウォッチの動作

ダイヤラ ウォッチを使用すると、ルータは指定されたルートの存在を監視し、このルートが存在しない場合は、バックアップ リンクのダイヤル呼び出しを開始します。 他のバックアップ方式(バックアップ インターフェイスやフローティング スタティック ルート)と異なり、ダイヤラ ウォッチはダイヤルを起動する対象トラフィックを必要としません。 ダイヤラ ウォッチが使用するプロセスを、次に説明します。

  • ある監視ルートが削除されると、ダイヤラ ウォッチ は監視しているすべての IP アドレスやネットワークへの有効なルートを少なくとも 1 つチェックします。

    • 有効なルートがない場合、プライマリ回線は停止しており使用不可と見なされます。 するとダイヤラ ウォッチはコールを開始し、接続してルーティング情報を交換します。 リモート ネットワークのすべてのトラフィックは、これでバックアップ リンクを使用できるようになります。

    • 定義された監視 IP ネットワークの少なくとも 1 つに有効なルートがあり、そのルートがダイヤラ ウォッチに設定されたバックアップ インターフェイス以外のインターフェイスを経由している場合、プライマリは稼動していると見なされ、ダイヤラ ウォッチ はバックアップ リンクを開始しません。

  • バックアップ リンクの稼動後、プライマリリンクはアイドル タイムアウトが切れた時点で再度チェックされます。 プライマリリンクが停止したままの場合、アイドル タイマーはリセットされます。 ルータは、プライマリリンクが再確立されたかどうかを定期的に調べるため、ダイヤラのアイドルタイムアウトを小さな値を設定する必要があります。 プライマリリンクが再確立されると、ルーティング プロトコルはルーティング テーブルを更新し、すべてのトラフィックはプライマリリンクを再度通過する必要があります。 トラフィックはバックアップ リンクを通過しなくなるので、アイドル タイムアウトは終了し、ルータはバックアップ リンクを非アクティブにします。

    注: 

    1. 対象トラフィック定義の中でコール元ルータのルーティング プロトコルを非対象に設定して、定期的 hello によりアイドル タイムアウトがリセットされないようにします。 ルータは対象トラフィック定義だけを使用してプライマリ リンクがアクティブかどうかを確認するので、コマンド dialer-list number protocol ip deny を使用してすべての IP トラフィックを非対象にすることを検討してください。 対象トラフィックのこの定義により、アイドル タイムアウトはリセットされることがなくなり、ルータではプライマリ リンクの状態が指定された間隔でチェックされます。 コール元ルータでは、ルータがダイヤルアウトを行わない限り、ダイナミック ルーティング プロトコルを非対象トラフィックとして定義する必要はありません。

    2. 使用されるルーティング プロトコルによって、バックアップ リンクがプライマリ リンクよりも優先されないように設定します。 プライマリ リンクが再度使用可能になったときに、ダイナミック ルーティング プロトコルではダイヤルアップよりもプライマリ リンクが優先され、2 つのリンクのロード バランスがとられることはないというのが、この理由です。これにより、バックアップ リンクは際限なくアップ状態のままに置かれます。 次のコマンド bandwidthdelay または distance を適宜使用して、バックアップ リンクの優先度を低く設定できます。

  • プライマリ リンクが再度アクティブ化されると、セカンダリ バックアップ リンクは接続解除されます。 ただし、ディセーブル タイマーを実装すると、プライマリ リンクが回復してから、バックアップ リンクが停止するまでの間に遅延を置くことができます。 この遅延タイマーはアイドル タイマーが終了すると始動し、プライマリルートが稼動するまでの時間を提供します。 この遅延タイマーにより、特にフラッピング インターフェイスやルートが頻繁に変更されるインターフェイスの安定性が確保されます。 この遅延タイマーは、dialer watch-disable seconds インターフェイス コマンドを使用して設定できます。

ダイヤラ ウォッチには、次の考慮事項があります。

  • ルーティング - バックアップを初期化すると、特定のインターフェイスやスタティックルート エントリではなく、ダイナミック ルーティング プロトコルにリンクされます。 そのため、プライマリインターフェイスとバックアップ インターフェイスのタイプをあらゆるインターフェイス タイプにでき、複数のインターフェイスや複数のルータで使用できます。

  • 非パケットのセマンティックス - ダイヤラ ウォッチは、ダイヤル呼び出しを起動するとき対象パケットに依存しません。 プライマリ ルートが停止すると、ダイヤル呼び出しは先送りされることなく、リンクが自動的に起動します。 これはフレーム リレー回線の重要な検討事項であり、DLCI が非アクティブな場合も回線プロトコルが停止しないことがあります。

  • ダイヤル バックアップの信頼性 - ダイヤラ ウォッチのリダイヤル機能は、セカンダリ バックアップ回線が起動しないときは無制限にダイヤルするよう拡張されています。 通常、DDR バックアップのリダイヤル回数は、Enable-Timeouts および Wait-For-Carrier 時間の値の影響を受けます。 メディア障害やフラッピング インターフェイスが断続的に発生すると、従来型の DDR リンクでは障害が発生します。 しかし、ダイヤラ ウォッチではセカンダリ バックアップ回線が ISDN、同期、および非同期シリアル リンク上で自動的に再確立されます。

  • ダイヤラ ウォッチを使用すると、ルータの初期始動が完了して、設定されたタイマー(秒単位)の期限が切れた後、プライマリ ルートがアップしているかどうかがルータでチェックできます。 これは、次のコマンドを使用して実行できます。

    dialer watch-list <group-number> delay route-check initial <seconds>

    このコマンドにより、ルータの初期始動が完了して、タイマー(秒単位)の期限が切れた後、プライマリ ルートがアップしているかどうかがルータでチェックできます。 このコマンドを使用しない場合、ダイヤラ ウォッチはプライマリ ルートがルーティング テーブルから削除されたときにだけ起動されます。 ルータの初期始動中にプライマリ リンクが起動に失敗すると、ルータがルーティング テーブルに追加されることはないため、ウォッチができません。 そのため、ルータの初期始動中にプライマリ リンクが失敗した場合、ダイヤラ ウォッチはこのコマンドを使用してバックアップ リンクのダイヤル呼び出しを行います。

長所

  • 複数ルータのバックアップ シナリオで役に立ちます。 ルータは別の 2 つのルータ間のリンク/ルートを監視して、そのリンクに障害がある場合にバックアップを開始できます。

  • 回線プロトコルの状態に依存しません。

  • ダイナミック ルーティング プロトコルに依存しません。

  • カプセル化に依存しません。

  • プライマリ ルートの喪失が検出されるとただちにダイヤルします。

  • ルーティング - バックアップを初期化すると、特定のインターフェイスやスタティックルート エントリではなく、ダイナミック ルーティング プロトコルにリンクされます。 そのため、プライマリインターフェイスとバックアップ インターフェイスのタイプをあらゆるインターフェイス タイプにでき、複数のインターフェイスや複数のルータで使用できます。 さらに、ダイヤラ ウォッチは、従来型の DDR リンクでは優先されることのあるコンバージェンスにも依存しています。

  • ルーティング プロトコルに依存しない - Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)、Enhanced IGRP(EIGRP)および Open Shortest Path First(OSPF)などのスタティック ルートまたはダイナミック ルーティング プロトコルを使用できます。

  • 非パケットのセマンティックス - ダイヤラ ウォッチは、ダイヤル呼び出しを起動するとき、対象パケットだけに依存しているわけではありません。 プライマリ回線が停止すると、ダイヤル呼び出しは先送りされることなく、リンクが自動的に起動します。

  • ダイヤル バックアップの信頼性 - DDR のリダイヤル機能は、セカンダリ バックアップ回線が起動しないときは無制限にダイヤルするよう拡張されています。 通常、DDR のリダイヤル回数は、Enable-Timeouts および Wait-For-Carrier の時間値に影響されます。 メディア障害やフラッピング インターフェイスが断続的に発生すると、従来型の DDR リンクでは障害が発生します。 しかし、ダイヤラ ウォッチではセカンダリ バックアップ回線が ISDN、同期、および非同期シリアル リンク上で自動的に再確立されます。

短所

  • バックアップ インターフェイスやフローティング スタティック ルート方式より設定が困難です。

  • ルーティング プロトコルを必要とします。

  • ルーティング プロトコルのコンバージェンス時間に依存します。

  • ルータは、ダイヤル バックアップに対応しています。つまり、ルータにはデータ通信機器(DCE)、ターミナル アダプタ、または Network Termination 1 デバイスが接続され、V.25 bis がサポートされています。

  • ルータは、DDR 用に設定されます。 この設定には、dialer map および dialer in-band コマンドなどの従来型のコマンドが含まれます。

  • 現時点では、ダイヤラ ウォッチでは IP だけでサポートされています。

  • ダイヤラ ウォッチは、Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 12.1(7) までは安定性に欠けていました。

注:Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(7) 以上を使用することをお勧めします。この中にはダイヤラ ウォッチに影響を及ぼす IOS の不具合の修正が含まれています。 

設定例

一覧表

次の表は、3 つのバックアップ方式の特性の一覧です。 この表を用いて、各方式を比較および評価して、使用する方式を決めることができます。

注:次の表は Cisco.com のさまざまな文書にリンクしており、それぞれの DDR バックアップ方式を設定する方法の例を見ることができます。 

バックアップ インターフェイス

フローティング スタティック ルート

ダイヤラ ウォッチ

プライマリインターフェイスの回線プロトコルの状態に依存し、プライマリインターフェイスが停止することが必要。

アドミニストレーティブ ディスタンスが高い静的ルートを使用して DDR コールを起動。

ルーティング テーブル内の特定のルートをウォッチし、ルートがない場合にバックアップ リンクを起動。

カプセル化が 1 つの要因となります。 たとえば、フレームリレー バックアップは、バックアップ インターフェイスでは正常に機能しないことがある。

カプセル化に依存しない。

カプセル化に依存しない。

エンドツーエンド接続を考慮しない。 エンドツーエンド接続の問題があると(ルーティング エラーなど)、バックアップ リンクを起動しない。

プライマリ リンクの状態を、ピアへのルートの有無に基づいて評価する。 したがって、プライマリ リンクの状態は、トラフィックをピアへ渡せるかどうかに基づいて考慮される。

プライマリ リンクの状態を、ピアへのルートの有無に基づいて評価する。 したがって、プライマリ リンクの状態は、トラフィックをピアへ渡せるかどうかに基づいて考慮される。

バックアップ リンクのダイヤル呼び出しを起動する対象トラフィックが必要。

ピアへのルートがなくなった後でも、バックアップ リンクのダイヤル呼び出しを起動する対象トラフィックが必要。

ダイヤル呼び出しを起動する対象パケットに依存しない。 バックアップ リンクのダイヤル呼び出しは、プライマリルートが不通になるとすぐに行われる。

ルーティング プロトコルには依存しない。

ルーティング プロトコルのコンバージェンス時間に依存する。

ルーティング プロトコルのコンバージェンス時間に依存する。

ルーティング プロトコルに依存しない。

すべてのダイナミック ルーティング プロトコルがサポートされている。

すべてのダイナミック ルーティング プロトコルがサポートされている。

1 つのルータ、1 つのインターフェイスに制限されている。

通常 1 つのルータに制限されているが、複数のインターフェイス/ネットワークを使用。

複数ルータ バックアップをサポート。 たとえば 1 つのルータは他の 2 つのルータ間のリンクを監視し、そのリンクに障害がある場合にバックアップを起動する。

オンデマンド帯域幅(BOD)を提供するために使用。 プライマリリンクが指定されたしきい値に達すると、バックアップ インターフェイスがアクティブになるよう設定できる。

プライマリ リンクの負荷にかかわらずピアへのルートが存在するため、オンデマンド帯域幅(BOD)は不可能。

プライマリ リンクの負荷にかかわらずピアへのルートが存在するため、オンデマンド帯域幅(BOD)は不可能。


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Document ID: 10213