ルータ : Cisco 7200 シリーズ ルータ

PCMCIA ファイル システムの互換性マトリクスとファイル システム情報

2004 年 1 月 19 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 9 月 13 日) | 英語版 (2009 年 2 月 17 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
     表記法
     前提条件
     使用するコンポーネント
PCMCIA ファイル システムの互換性マトリクス
PCMCIA ファイル システムの使用
     クラス A ファイル システム
     出力例
     クラス B ファイル システム
     クラス C ファイル システム
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この文書では、PCMCIA ファイル システムの互換性マトリクス、使用可能な各種のファイル システム、およびそれらのファイル システムの使用方法について説明します。

このマトリクスは、各種のプラットフォーム間での PCMCIA フラッシュ カードのファイル システムの互換性を示しています。 これは、ルータまたはスイッチ(ソース)の PCMCIA フラッシュ カード上のソフトウェア イメージを、異なるプラットフォームの他のルータまたはスイッチ(ターゲット)で使用するためにコピーする際に役立つ場合があります。

次の表は、各種のシスコ ハードウェア プラットフォームが属するファイルシステムを分類したものです。 同じファイル システム クラスの下に列挙されているプラットフォームは、同じファイル システム構造を共有します。

注:PCMCIA フラッシュ カード上の Cisco IOS(R) ソフトウェアのファイルでルータまたはスイッチをブートするには、フラッシュ カードはターゲット プラットフォームでフォーマットされたものであることが必要です。  一部の状況では、ソースプラット フォームでフォーマットされた PCMCIA カードを使用しても動作することもありますが、ファイル システムに互換性があっても、こうしてフォーマットされたカードはターゲット ルータのブートストラップ バージョンではサポートされない場合が多くあります。 したがって、あらゆる状況でこのページに示したファイルシステムの互換性を保証するわけではありません。

はじめに

表記法

文書表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

前提条件

この文書に適用される特定の前提条件はありません。

使用するコンポーネント

この文書は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

この文書で紹介する情報は、特定のラボ環境にあるデバイスを使用して作成されました。 この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。 実稼動中のネットワークで作業する場合は、コマンドの実行によって生じる影響について、事前に理解しておいてください。

PCMCIA ファイル システムの互換性マトリクス

ファイルシステム クラス「A」

  • LightStream 1010 および Catalyst 5000/5500 の ATM スイッチ/プロセッサ

  • LightStream 1010 のマルチ サービス ルート プロセッサ

  • Catalyst 5000/5500 Route Switch Module(RSM; ルート スイッチ モジュール)

  • Catalyst 8500 Switch Route Processor(SRP; スイッチ ルート プロセッサ)

  • Cisco 6400 ユニバーサル アクセス コンセントレータ

  • Cisco 7000 Route Switch Processor(RSP; ルート スイッチ プロセッサ)

  • Cisco 7500 シリーズ ルート スイッチ プロセッサ(RSP 2、RSP 4、RSP 8)

  • Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータ

ファイルシステム クラス「B」

  • Cisco 1000 シリーズ ルータ

  • Cisco 1600 シリーズ ルータ 1

  • Cisco 3600 シリーズ ルータ 2

ファイルシステム クラス「C」

  • AS5800 ダイヤル シェルフ コントローラ

  • Catalyst 5000/5500 スーパーバイザ III モジュール

  • Catalyst 6000/6500 スーパーバイザ エンジン I

  • Catalyst 6000/6500 スーパーバイザ エンジン II

  • Cisco 7000 ルート プロセッサ

  • Cisco 7100 シリーズ ルータ

  • Cisco uBR7100 シリーズ ルータ

  • Cisco 7200 シリーズ ネットワーク処理エンジン

  • Cisco uBR7200 シリーズ ルータ

  • Cisco 7200VXR シリーズ ネットワーク サービス エンジン 1

  • Cisco 7600 シリーズ インターネット ルータ

  • Cisco 10000 シリーズ ルータ(ESR)

  • Cisco uBR10000 シリーズ ルータ

1 1600 シリーズ ルータには、フラッシュ メモリが搭載された PC カードが 1 枚付属しています。 1601 〜 1604 は、フラッシュから稼動されます。 ルータの稼動中に PC カードを取り外すと、ルータが停止します。 1601R 〜 1605R は、RAM から稼動されます。 PC カードを取り外すと、ルータでは次回のブートアップ時に Cisco IOS ソフトウェア イメージがロードされません。 1600 シリーズでは、実行中のイメージ ファイルまたはその他のすべてのファイルは、別のパーティションに存在する場合以外には削除できません。

2 3600 では、従来からクラス B ファイル システムが使用されていますが、Cisco IOS ソフトウェア バージョン 12.2(4)T で Crashinfo ファイルがサポートされたのに伴い、3600 では個々のファイルを削除する機能が必要となっています。 その結果、Cisco IOS ソフトウェア バージョン 12.2T 以降がインストールされた 3600 シリーズ ルータでは、クラス B ファイル システムのコマンドに加えて、さらにクラス C ファイル システムのコマンドも使用できます。 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2T がインストールされた 3600 で、クラス C ファイル システム コマンドを有効にするには、まず erase コマンドを使用してフラッシュ ファイル システムからすべてのファイルを完全に削除する必要があります。 これでフラッシュが空になったら、squeeze コマンドを実行し、スクイーズ ログを作成します。 この時点で、3600 フラッシュ システムではクラス C ファイル システムと同様に deletesqueeze コマンドが使用されます。

PCMCIA ファイル システムの使用

フラッシュ ディスクは、PC カード(以前の PCMCIA)標準に準拠したフラッシュ メモリ ベースのデバイスで、システムに対しては AT Attachment(ATA)インターフェイスが備わっています。 このインターフェイスは、「ANSI ATA Interface Document X3T13.1153 D Rev. 9」の仕様に準拠しています。

このフラッシュ ディスクには、ハード ディスクのエミュレートを可能にし、不良ブロックを自動的にマップして自動ブロック消去を実行するコントローラ回路があるため、リニア フラッシュ メモリより柔軟性があります。 さらに、フラッシュ ディスクには連続しないセクターを割り当てる機能があるため、squeeze コマンドが不要になりました(以前のリニア フラッシュ メモリ カードではこれが必要でした)。

ルータのメインボードに直接取り付けられたフラッシュ メモリ モジュールとは異なり、複数の PCMCIA フラッシュ デバイスをメモリの 1 つの連続ブロックに結合することはできません。 そのため、大きなファイルを PCMCIA フラッシュにロードする際、そのようなファイルが複数のデバイスにまたがることができない点に注意してください。

システム コンフィギュレーション ファイル、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および他のタイプのシステム関連ファイルを格納するために、フラッシュ ディスクのフラッシュ ベース メモリ領域は、48 MB から 128 MB に拡張されました。

フラッシュ メモリ ATA ディスクとフラッシュ メモリ カードでは、類似したコマンドが使用されます。 構文の主な違いは、disk0: または disk1: がフラッシュ メモリ ATA ディスクを参照する一方で、slot0: または slot1: がフラッシュ メモリ カードを参照する点です。 通常、20 MB 未満のフラッシュ メモリ カードには構文 slot0: を使用し、20 MB 以上のフラッシュ ディスクには disk0: を使用します。 32 MB のリニア PCMCIA フラッシュ カードには slot0: を使用する点に注意してください。

ルータで使用されているフラッシュ カードを確認するには、show version コマンドを使用して出力の下部を参照してください。

7200# show version
 IOS (tm) 7200 Software (C7200-JS-M), Version 12.0(22), RELEASE SOFTWARE (fc1)
 Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
 Compiled Mon 01-Apr-02 19:44 by srani
 Image text-base: 0x60008900, data-base: 0x610E0000
 ROM: System Bootstrap, Version 12.1(20000914:181332) [bwhatley-npe200 102], 
 DEVELOPMENT SOFTWARE
 BOOTFLASH: 7200 Software (C7200-BOOT-M), Version 12.0(5), RELEASE SOFTWARE (fc1)
 cisco 7206 (NPE150) processor with 43008K/6144K bytes of memory.
 R4700 processor, Implementation 33, Revision 1.0 (512KB Level 2 Cache)
 Last reset from power-on
 Bridging software.
 X.25 software, Version 3.0.0.
 SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
 TN3270 Emulation software.
 1 FastEthernet/IEEE 802.3 interface(s)
 125K bytes of non-volatile configuration memory.
 1024K bytes of packet SRAM memory.
 46976K bytes of ATA PCMCIA card at slot 0 (Sector size 512 bytes). 
 
 !-- これは、ATA PCMCIA フラッシュ ディスクを示しています
  
 20480K bytes of Flash PCMCIA card at slot 1 (Sector size 128K).
 
 !-- これは、リニア PCMCIA フラッシュ カードを示しています
 
 4096K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
 Configuration register is 0x2102

クラス A ファイル システム

前述のファイル システム クラス A の表は、各種の Cisco ハードウェア プラットフォームで採用されているファイル システムを示しています。 同じファイル システム クラスの下に列挙されているプラットフォームは、同じファイル システム構造を共有します。 ファイルの消去、削除、および回復に使用される方法は、ファイル システムのクラスによって異なります。 クラス A ファイル システムでは、次のファイル管理コマンドがサポートされています。

  • delete - ファイルに削除「マーク」が付けられますが、ファイルは引き続きフラッシュ メモリのスペースを占有しています。 undelete コマンドを使用すると、後でそれらのファイルを回復できます。

  • squeeze - 「削除」マークまたは「エラー」マークが付いたすべてのファイルを、指定したフラッシュ メモリ デバイスから完全に削除します。 それらのファイルは、回復できません。 PCMCIA カード上のフラッシュ メモリ領域の大部分を消去して書き換える必要がある場合は、スクイーズ処理に数分かかる場合があります。

  • format - フラッシュ デバイス上のすべてのファイルを消去し、そのプラットフォームで使用できるようにフラッシュ デバイスの準備を行います。

  • verify - フラッシュ メモリ内のファイルのチェックサムを再計算して検証します。 ファイルはフラッシュ デバイスに正しく書き込まれているものと想定しています。 ファイルがデバイスに書き込まれる時点で破損していた場合、verify コマンドではエラーのフラグは設定されません。 verify コマンドは、PCMCIA フラッシュ カードだけで有効です。これは、チェックサムをファイルに格納する機能がそれらのカードにあるためです。 ATA フラッシュ ディスクにはチェックサムを格納する機能がないため、従来 verify コマンドはサポートされていませんでした。 ただし、Cisco IOS ソフトウェア バージョン 12.2T 以降では、verify コマンドが更新されて MD5 オプションが追加されたため、ATA フラッシュ ディスクに格納されたイメージ上の MD5 ハッシュを取得して、そのハッシュを Download Software Area登録ユーザのみ)に記載されているハッシュと比較できるようになりました。

    一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

注:この文書に記載されているトラブルシューティング ツールを使用するには、登録ユーザであり、ログインしている必要があります。 

一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

出力例

以下の出力例の Cisco IOS ソフトウェアのファイル名は、使用しているプラットフォームのタイプにより異なる場合があります。

注:次のコマンドを使用する前に、dir{device:} コマンドを使用してフラッシュ メモリ上のファイルのリストを表示してください。  さらに、PCMCIA フラッシュ カードには show{device:} コマンドも使用でき、削除マークが付けられたが、まだスクイーズされていないファイルが表示されます。

  • delete - ファイルに削除「マーク」が付けられますが、ファイルは引き続きフラッシュ メモリのスペースを占有しています。 dir{device:} コマンドまたは show{device:} コマンドを使用して、フラッシュ メモリ カード内に十分な領域があることを確認します。 領域が十分でない場合は、ファイルをいくつか削除および squeeze して、十分な領域を作ります。

    C7513#delete slot0:rsp-jsv-mz.112-26.bin
     Delete filename [rsp-jsv-mz.112-26.bin]? y
     Delete slot0:rsp-jsv-mz.112-26.bin? [confirm]y
     
  • undelete - クラス A フラッシュ システムで、「削除」マークが付いたファイルを回復します。 クラス A フラッシュ ファイル システムでは、ファイルを削除すると Cisco IOS ソフトウェアにより削除マークが付けられるだけで、リニア PCMCIA フラッシュ カード上のファイルは消去されません。

    ファイルがリニア PCMCIA フラッシュ カード上にある限り、このコマンドにより指定したフラッシュ メモリ デバイス上の「削除された」ファイルを回復できます。 ファイルを undelete する際は、show{device:} コマンドの出力でリストされたインデックスを使用する必要があります。

    C7513#undelete 1 slot0:
     

    この例では、インデックスが 1 のファイルが slot0 で undelete されます。 このインデックス番号は、次に示すように show{device:} コマンドの出力から取得されています。 最初のフィールド(-#-)がインデックス フィールドです。

    C7513#show slot0:
     -#- ED --type-- --crc--- -seek-- nlen -length- -----date/time------ name
     1   .D image    9CAA2A55  83C50C   19  8504460 Jan 13 2000 20:03:02 rsp-pv-mz.120-10.S5
     7879412 bytes available (8504588 bytes used)
  • squeeze - PCMCIA フラッシュ カード上のクラス A フラッシュ ファイル システムをスクイーズすることにより、フラッシュ ファイルを完全に削除します。 このコマンドは、ATA PCMCIA フラッシュ ディスクには使用されません。 フラッシュ メモリがいっぱいの場合、ファイルを再配置すると、「削除」マークが付けられたファイルにより使用されていた領域を再利用できます。 squeeze コマンドを発行すると、ルータにより、有効なすべてのファイルがフラッシュ メモリの先頭にコピーされ、「削除」または「エラー」マークが付いているすべてのファイルが消去されます。 この時点で、「削除された」ファイルを回復することはできなくなり、再利用されるフラッシュ メモリ領域への書き込みができるようになります。

    注:squeeze コマンドは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.1 以降で使用できます。  使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースが 11.1 より前の場合、format コマンドを使用してフラッシュ全体を消去して、それ以前にルータに存在していたイメージをコピーする必要があります。

    C7513#squeeze slot0:
     All deleted files will be removed. Continue? [confirm]y 
     Squeeze operation may take a while. Continue? [confirm]y
     Squeezing...
     Squeeze of slot0 complete
     
  • format - クラス A フラッシュ ファイル システムをフォーマットします。 状況によっては、新しい PCMCIA フラッシュ メモリ カードを挿入して、イメージをロードしたり、そのメモリ上にコンフィギュレーション ファイルをバックアップしたりする必要があります。 新しいフラッシュ メモリ カードを使用する前に、フォーマットする必要があります。 あるプラットフォームがリニア PCMCIA フラッシュ カードからブート可能なことを確認するには、そのプラットフォームでカードをフォーマットする必要がありますが、ATA フラッシュ ディスクからブート可能かどうかは、多くの場合プラットフォームによって決まります。

    C7513#format slot0:
     Format operation may take a while. Continue? [confirm]y
     Format operation will destroy all data in "slot0:".  Continue? [confirm]y
     Formatting sector 160.....
     Format of slot0: complete
     

クラス B ファイル システム

前述のファイル システム クラス B の表は、各種の Cisco ハードウェア プラットフォームで採用されているファイル システムを示しています。 同じファイル システム クラスの下に列挙されているプラットフォームは、同じファイル システム構造を共有します。 ファイルの消去、分割、削除、および回復に使用される方法は、ファイル システムのクラスによって異なります。 クラス B ファイル システムでは、次のファイル管理コマンドがサポートされます。

  • delete - ファイルに削除「マーク」が付けられますが、ファイルは引き続きフラッシュ メモリのスペースを占有しています。

  • erase - フラッシュ デバイス上のすべてのファイルを消去します。

  • partition - フラッシュ メモリを、クラス B ファイル システム プラットフォーム上でパーティションに分割します。 分割を元に戻して、フラッシュ メモリを 1 つのパーティションに復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。

出力例の Cisco IOS ソフトウェアのファイル名は、使用しているプラットフォームのタイプにより異なる場合があります。

注:次のコマンドを使用する前に、dir{device:} コマンドまたは show{device:} コマンドを使用してフラッシュ メモリ上のファイルのリストを表示してください。 

  • Delete - ファイルに削除「マーク」が付けられますが、ファイルは引き続きフラッシュ メモリのスペースを占有しています。 dir{device:} コマンドを使用して、フラッシュ メモリ カード内に十分な領域があることを確認します。 領域が十分でない場合は、フラッシュを消去して、空き領域を作る必要があります。 削除されたファイルを回復する唯一の方法は、フラッシュを消去して、Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)または File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)サーバからもう一度ファイルをダウンロードする方法です。

    3640#delete slot1:c3640-i-mz.113-11c.bin
     Delete filename [c3640-i-mz.113-11c.bin]? y
     
     Delete slot1:c3640-i-mz.113-11c.bin? [confirm]y
     

    注:delete コマンドを使用してファイルを削除した後に、クラス B フラッシュ ファイル システムの領域を開放するには、erase コマンドを使用する必要があります。  erase コマンドを実行すると、フラッシュ ファイル システム上のすべてのファイルが消去される点に注意してください。

  • erase - このコマンドを実行すると、フラッシュ ファイル システム上のすべてのファイルが消去され、ファイル システムのどのファイルも回復できなくなります。

    次の例は、3640 ルータでの erase コマンドを示しています。 erase コマンドは、slot1 のファイルを消去するために使用されています。

    3640#erase slot1:
     Erasing the slot1 filesystem will remove all files! Continue? [confirm]y
     Erasing device... eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee ...erased
     Erase of slot1 complete
  • partition - フラッシュ メモリを、クラス B ファイル システム プラットフォーム上でパーティションに分割するには、partition グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 分割を元に戻して、フラッシュ メモリを 1 つのパーティションに復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。

    注:partition コマンドを使用する前に、個々のフラッシュ メモリを消去する必要があります。 

Cisco 1600 シリーズおよび Cisco 3600 シリーズの場合

partition flash-filesystem: [number-of-partitions][partition-size]

no partition flash-filesystem:

他のすべてのクラス B プラットフォームの場合

partition flash partitions [size1 size2]

no partition flash

次の例では、slot0 のフラッシュ メモリ カードを 3 つのパーティションに分割します。Cisco 3600 でのサイズは、2 つは 8 MB で、1 つは 4 MB です。

3640# configure terminal
 Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
 3640(config)# partition slot0: 3 8 8 4
 

show slot0 コマンドを使用して、パーティションを確認します。 次の例から、3 つのパーティション(2 つは 8 MB で、1 つは 4 MB)があることがわかります。 パーティションが作成されると、最初のパーティションには Cisco IOS ソフトウェア イメージがロードされます。

3640#show slot0:
 PCMCIA Slot0 flash directory, partition 1:
 File  Length   Name/status
   1   2779832  c3640-i-mz.113-11c.bin
 [2779896 bytes used, 5608712 available, 8388608 total]
 8192K bytes of processor board PCMCIA Slot0 flash (Read/Write)
 PCMCIA Slot0 flash directory, partition 2:
 No files in PCMCIA Slot0 flash
 [0 bytes used, 8388608 available, 8388608 total]
 8192K bytes of processor board PCMCIA Slot0 flash (Read/Write)
 PCMCIA Slot0 flash directory, partition 3:
 No files in PCMCIA Slot0 flash
 [0 bytes used, 3932160 available, 3932160 total]
 4096K bytes of processor board PCMCIA Slot0 flash (Read/Write)
 

このパーティションを削除するには、no partition コマンドを使用します。

3640# configure terminal
 3640(config)#no partition flash 3 8 8 4
 3640(config)#

クラス C ファイル システム

前述のファイル システム クラス C の表は、各種の Cisco ハードウェア プラットフォームで採用されているファイル システムを示しています。 同じファイル システム クラスの下に列挙されているプラットフォームは、同じファイル システム構造を共有します。 ファイルの消去、削除、および回復に使用される方法は、ファイル システムのクラスによって異なります。 クラス C ファイル システムでは、次のファイル管理コマンドがサポートされます。

  • delete - ファイルに削除「マーク」が付けられますが、ファイルは引き続きフラッシュ メモリのスペースを占有しています。 undelete コマンドを使用すると、後でそれらのファイルを回復できます。

  • squeeze - 「削除」マークまたは「エラー」マークが付いたすべてのファイルを、指定したフラッシュ メモリ デバイスから完全に削除します。 それらのファイルは、回復できません。 PCMCIA カード上のフラッシュ メモリ領域の大部分を消去して書き換える必要がある場合は、スクイーズ処理に数分かかる場合があります。

  • format - フラッシュ デバイス上のすべてのファイルを消去します。

  • mkdir - クラス C フラッシュ ファイル システムで新しいディレクトリを作成します。

  • rmdir - クラス C フラッシュ ファイル システムの既存のディレクトリを削除します。

  • rename - クラス C フラッシュ ファイル システムのファイルの名前を変更します。

出力例

次の出力例の Cisco IOS ソフトウェアのファイル名は、使用しているプラットフォームのタイプにより異なる場合があります。

注:次のコマンドを使用する前に、dir{device:} コマンドまたは show{device:} コマンドを使用してフラッシュ ファイルシステム上のファイルのリストを表示してください。 

  • Delete - ファイルに削除「マーク」が付けられますが、ファイルは引き続きフラッシュ メモリのスペースを占有しています。 dir{device:} コマンドを使用して、フラッシュ メモリ カード内に十分な領域があることを確認します。 領域が十分でない場合は、ファイルをいくつか削除およびスクイーズして、十分な領域を作ります。

    7206#delete slot1:
     Delete filename []? c7200-js-mz.120-22.bin
     Delete slot1:c7200-js-mz.120-22.bin? [confirm]y
     

    上のファイルを削除してから、squeeze コマンドを使用してファイル システムをスクイーズできます。

    7206#squeeze slot1:
     All deleted files will be removed. Continue? [confirm]y
     Squeeze operation may take a while. Continue? [confirm]y
     Squeeze of slot1 complete

    注:squeeze コマンドは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.1 以降で使用できます。  使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースが 11.1 より前の場合、format コマンドを使用してフラッシュ全体を消去して、それ以前にルータに存在していたイメージをコピーする必要があります。

  • Format - クラス C フラッシュ ファイル システムをフォーマットします。 状況によっては、新しい PCMCIA フラッシュ メモリ カードを挿入して、イメージをロードしたり、そのメモリ上にコンフィギュレーション ファイルをバックアップしたりする必要があります。 新しいフラッシュ メモリ カードを使用する前に、フォーマットする必要があります。

    例 1: フラッシュ ディスクを使用

    7206#format disk0:
     Format operation may take a while. Continue? [confirm]y
     Format operation will destroy all data in "disk0:".  Continue? [confirm]y
     Format: Drive communication & 1st Sector Write OK...
     Writing Monlib sectors..........................................................
     .........................................................
     Monlib write complete
     Format: All system sectors written. OK...
     Format: Total sectors in formatted partition: 93792
     Format: Total bytes in formatted partition: 48021504
     Format: Operation completed successfully.
     Format of disk0: complete
     7206#

    例 2: リニア フラッシュ カードを使用

    7206#format slot1:
     Format operation may take a while. Continue? [confirm]y
     Format operation will destroy all data in "slot1:".  Continue? [confirm]y
     Enter volume ID (up to 64 chars)[default slot1]:
     Formatting sector 1
     Format of slot1 complete
     7206#
     

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Document ID: 6145