ルータ : Cisco 7500 シリーズ ルータ

プロセスによって CPU 使用率が高くなる場合のトラブルシューティング

2004 年 9 月 14 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2008 年 9 月 29 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
ARP Input
IPX Input
TCP Timer
TTY Background
Virtual Template Background
その他のプロセス
TAC のサービス リクエストをオープンする場合の情報の収集
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この文書では、さまざまなプロセスによって CPU 使用率が高くなる場合のトラブルシューティングの方法について説明します。

前提条件

要件

この文書を読む前に、「Cisco ルータの CPU 使用率が高い場合のトラブルシューティング」を読むことをお勧めします。

使用するコンポーネント

この文書は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

この文書で紹介する情報は、特定のラボ環境にあるデバイスを使用して作成されました。この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。実稼動中のネットワークで作業する場合は、コマンドの実行によって生じる影響について、事前に理解しておいてください。

表記法

文書の表記法の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

ARP Input

過度に多数の ARP 要求をルータから発信する必要がある場合には、Address Resolution Protocol(ARP)Input プロセスで CPU 使用率が高くなります。 同じ IP アドレスに対する ARP 要求は、2 秒ごとに 1 つに制限されています。そのため、過度に多数の ARP 要求が発信されるのは、異なる IP アドレスに対してです。 この現象は、ブロードキャスト インターフェイスをポイントするように IP ルートを設定した場合に発生する可能性があります。 最も明白な例は、次のようなデフォルト ルートです。

ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 Fastethernet0/0

この場合、より具体的なルートで到達できない各 IP アドレスに対する ARP 要求がルータで生成されます。つまり、実際には、インターネット上のほとんどすべてのアドレスに対する ARP 要求がルータで生成されることになります。 スタティック ルーティング用のネクストホップ アドレスの設定の詳細については、「スタティック ルートのためのネクスト ホップ IP アドレス指定」を参照してください。

別の可能性としては、ローカルに接続されたサブネットをスキャンする悪意のあるトラフィック ストリームが、過度に多数の ARP 要求を発生させる場合があります。 非常に多数の不完全な ARP エントリが ARP テーブルにあれば、そのようなストリームが存在する可能性があります。 ARP 要求を引き起こす着信 IP パケットには処理が必要なので、この問題のトラブルシューティングは、基本的に IP Input プロセスで CPU 使用率が高くなる場合のトラブルシューティングと同じです。

IPX Input

IPX Input プロセスは、プロセス スイッチングを行うという意味では IP Input プロセスと同じですが、IPX Input プロセスでは IPX パケットをスイッチングする点が異なります。 SAP In、IPX RIP In などの他の IPX プロセスのキューにつながれる前に、ほとんどすべての IPX パケットが IPX Input によってプロセス レベルで参照されます。 IP とは異なり、IPX では、IPX ファーストスイッチングという 1 つの割り込みスイッチング モードだけがサポートされており、デフォルトでオンになっています。 IPX ファーストスイッチングは、ipx route-cache インターフェイス コマンドを使用して有効にします。

IPX Input プロセスによって CPU の使用率が高くなっている場合は、次の点を確認します。

  • IPX ファーストスイッチングが無効になっている。 IPX ファーストスイッチングが無効になっている場合は、show ipx interface コマンドを使用します。

  • 一部の IPX トラフィックは、IPX ファーストスイッチングでは処理できません。

    • IPX ブロードキャスト - show ipx traffic コマンドを使用して、ルータに過度の IPX ブロードキャストが到達していないかどうかをチェックします。

    • IPX ルーティング アップデート - ネットワークが不安定になっている場合は、ルーティング アップデートの処理が増加します。

注:特に低速のシリアル リンク上のアップデートの量は、IPX RIP の代わりに IPX EIGRP(差分)を使用して削減してください。(詳細は、「低速シリアル回線上の Novell IPX のルーティングと SAP の管理」を参照してください)。

注:さらに IPX 関連の文書を参照するには、「Novell IPX テクノロジーに関するサポート ページ」を参照してください。

TCP Timer

Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制御プロトコル)のタイマー プロセスが多量の CPU リソースを使用している場合は、TCP 接続エンドポイントが多すぎることを示しています。 この現象は、多数のピアが設定された Data-Link Switching(DLSw)環境または多数の TCP セッションがルータで同時に開かれるような他の環境で発生する可能性があります。

TTY Background

TTY Background プロセスは、すべての端末回線(コンソール、補助、非同期など)で使用される一般的なプロセスです。 通常、このプロセスは Cisco IOS ソフトウェアでスケジュールする必要がある他のプロセスに比べるとプライオリティが低いので、パフォーマンスには影響しません。

このプロセスの CPU 使用率が高い場合は、「line con 0」に「logging synchronous」が設定されているかどうかをチェックします。 可能性のある原因の 1 つは、CSCdy01705登録ユーザのみ)です。


一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

Virtual Template Background

新しいユーザがルータまたはアクセス サーバに接続するたびに、新しい仮想アクセス インターフェイス用に仮想テンプレート(vtemplate)の複製が必要になります。 ユーザ数が多い場合は、Vtemplate Backgr プロセスの CPU 使用率が極端に高くなる場合があります。 この現象は、仮想テンプレートの事前複製を指定しておけば回避できます。 詳細については、「セッションのスケーラビリティ改善」を参照してください。

その他のプロセス

その他のプロセスが大量の CPU リソースを使用していても、ログに記録されたメッセージには問題がない場合は、Cisco IOS(R) ソフトウェアの不具合が問題を引き起こしている可能性があります。 Bug Toolkit登録ユーザのみ)を使用して、指定したプロセスに関連する不具合が報告されていないかどうかを検索してください。


一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

TAC のサービス リクエストをオープンする場合の情報の収集

上記のトラブルシューティング方法を実行した後も、依然としてサポートが必要で、Cisco TAC でサービス リクエストをオープンする必要がある場合は、次の情報を必ず収集してください。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 41180