ルータ : Cisco 7500 シリーズ ルータ

Cisco 7200、7300、7400、7500、RSP7000、Catalyst 5500 RSM、uBR7100、uBR7200、uBR10000 および 12000 シリーズ ルータの ROMmon 回復手順

2004 年 9 月 14 日 - ライター翻訳版
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目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
構成レジスタの設定のチェック
Flash: 内の有効なイメージの検索
      ブート イメージと Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)サーバを使ったダウンロード
      別のルータを使った、PCMCIA カードへの有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの取得
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関連情報

概要

このページでは、ROMmon(rommon # > プロンプト)での、Cisco 7200、7300、7400、7500、RSP7000、Catalyst 5500 RSM、uBR7100、uBR7200、uBR10000 または 12000 シリーズ ルータのスタックの回復方法について説明します。

前提条件

要件

この文書に関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

この文書は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

この文書で紹介する情報は、特定のラボ環境にあるデバイスを使用して作成されました。 この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。 実稼動中のネットワークで作業する場合は、コマンドの実行によって生じる影響について、事前に理解しておいてください。

表記法

文書表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

構成レジスタの設定のチェック

ルータを起動またはリロードするたびに、ルータが ROM モニタ モードに移行する場合、最初にチェックする必要がある設定は、構成レジスタの設定値です。

構成レジスタの最初の 4 ビットは、ブート フィールドです。 ブート フィールドの値によって、ルータを実行するために使われるデフォルトの Cisco IOS(R) ソフトウェア イメージのソースが定義されます。 起動時にブート フィールドの値が 0(構成レジスタの値が XXX0)の場合、システムは ROM モニタ モード(rommon>)に移行し、システムを手動ブートするユーザ コマンドが入力されるまで、そのままの状態が保持されます。

ソフトウェア構成レジスタのビットの意味の詳細については、『ソフトウェア構成レジスタの設定』を参照してください。 構成レジスタの設定値を確認するには、次のように confreg コマンドを使用します。

rommon 2 > confreg
      Configuration Summary
  enabled are:
  load rom after netboot fails
  console baud: 9600
  boot: the ROM Monitor
  do you wish to change the configuration? y/n  [n]:  
  

上記の confreg コマンドの出力に示されているように、ルータのリロードか、電源オフ/オンのたびに、ROMmon モードに強制的に移行するように、構成レジスタが設定されています。 デフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージからルータが自動起動するようにするには、構成レジスタの値を次のように変更します。

rommon 2 > confreg
      Configuration Summary
  enabled are:
  load rom after netboot fails
  console baud: 9600
  boot:  the ROM Monitor
  do you wish to change the configuration? y/n  [n]:  y
  enable  "diagnostic mode"? y/n  [n]:
  enable  "use net in IP bcast address"? y/n  [n]:
  disable "load rom after netboot fails"? y/n  [n]:
  enable  "use all zero broadcast"? y/n  [n]:
  disable "break/abort has effect"? y/n  [n]:
  enable  "ignore system config info"? y/n  [n]:
  change console baud rate? y/n  [n]:
  change the boot characteristics? y/n  [n]:  y
  enter to boot:
   0 = ROM Monitor
   1 = the boot helper image
   2-15 = boot system
      [2]:  2
      Configuration Summary
  enabled are:
  load rom after netboot fails
  console baud: 9600
  boot: image specified by the boot system commands
        or default to: cisco2-C7200
  do you wish to change the configuration? y/n  [n]:  n
  You must reset or power cycle for new config to take effect 
  

この操作により、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージが起動時に検索され、そのイメージから起動するように、構成レジスタの値が変更されました。 ここで、ルータを次のようにリセットする必要があります。

rommon 3 > reset
  System Bootstrap, Version 11.1(10) [dschwart 10], RELEASE SOFTWARE (fc1)
  Copyright (c) 1994 by cisco Systems, Inc.
  C7200 processor with 65536 Kbytes of main memory
  CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
  Self decompressing the image : ###########################################
  ################################
  <SNIP>

これで、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを使ってルータがリロードされます。

Flash: 内の有効なイメージの検索

デフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージからシステムが自動起動するように構成レジスタの値が設定されていて、起動中にブレーク信号が送信されない場合、ルータは通常に起動します。 しかし、それでもルータが rommon モードに移行する場合は、ルータが有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを見つけられない可能性が最も高いと考えられます。

この場合、最初に実行することは、それぞれの使用可能なデバイスで有効 Cisco IOS ソフトウェア イメージを検索することです。 ルータで使用可能なデバイスを確認するには、dev コマンドを実行します。

rommon 1 > dev 
       Devices in device table:
               id  name 
       bootflash:  boot flash
           slot0:  PCMCIA slot 0 
           slot1:  PCMCIA slot 1
          eprom:  EPROM 
       rommon 2 > 

次に、使用可能なデバイスごとに dir [device ID] コマンドを実行し、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを検索します(デバイス ID は slot0: か Slot 1:、あるいはその両方で、これは PCMCIA カードが挿入されているスロットに対応します)。

rommon 2 > dir slot0:
           File size           Checksum   File name
    12566060 bytes (0xbfbe2c)   0x38d1c81b    c7200-ik8s-mz.122-10b.bin
  rommon 3 > 
  

ルータが「bad device name」メッセージを返す場合、指定したデバイスが存在しない可能性が高いという点に注意してください。

上記の dir slot0: コマンドの出力は、有効なイメージが Flash: に実際に存在しているということを示しています。 boot コマンドを使用して、そのイメージからの起動を試みてください。

rommon 3> boot slot0:c7200-ik8s-mz.122-10b.bin
  CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
  CCCCCCCCCCCCCCCCCC
  <SNIP>

これで、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを使ってルータが起動されます。 ただし、いずれのデバイスにも、ルータに対する有効なイメージが存在しない場合があります。 これには次の原因が考えられます。

  • すべてのデバイスが空である(システム メッセージ「No files in directory」によって示されます)。

  • 別のファイル システムに属しているルータ上でデバイスがフォーマットされた(システム メッセージ「device does not contain a valid magic number」によって示されます)。

  • デバイスが動作していない(システム メッセージ「trouble reading device magic number」によって示されます)。

  • Cisco IOS ソフトウェア イメージが破損している可能性がある。

このような場合、次に説明するように、有効なイメージを Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)を使ってダウンロードするか、PCMCIA カードを使って別のルータからダウンロードする必要があります。

ブート イメージと Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)サーバを使ったダウンロード

詳細な手順については、『TFTP を使った ROMmon からのブート イメージのアップグレード方法』を参照してください。

メイン イメージとブート イメージの両方が破損しているか削除されている場合、ルータを回復する唯一の方法は、PCMCIA カードを交換することです。

別のルータを使った、PCMCIA カードへの有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの取得

同様のルータをもう 1 台所有しているか、少なくとも別の 1 台のルータが、互換性のある PCMCIA フラッシュ カード ファイル システムを備えている(『PCMCIA ファイル システム互換性マトリクス』参照)場合、そのフラッシュ カードを使ってルータを回復できます。

  • 両方のルータが同じ(同じシリーズの)場合、もう 1 台のルータからフラッシュ カードを使用して、回復させるルータを起動できます。 次に通常の方法で、有効なイメージをダウンロードできます。 7500 ルータはダイナミック RAM(DRAM)から Cisco IOS ソフトウェアを実行するので、ルータの稼動中に PCMCIA カードを取り外すことができます。

  • 両方のルータが異なっていても、互換性のある PCMCIA フラッシュ カード ファイル システムを備えている場合、もう 1 台のルータを使ってフラッシュ カードに Cisco IOS ソフトウェア イメージをロードし、次にそのカードを回復させるルータに移すことができます。

  • 類似のルータ上に別の PCMCIA カードがない場合には、Return Materials Authorization(RMA)が唯一の選択肢になります。


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