ユニバーサル ゲートウェイとアクセス サーバ : Cisco 90 シリーズ宅内装置

トラブルシューティング:ルータのクラッシュ

2011 年 1 月 18 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 11 月 28 日) | フィードバック

対話式:この文書では、個別のユーザに合わせたシスコ デバイスの分析を行います。


概要

「システム クラッシュ」とは、システムが回復不可能なエラーを検出し、自動的に再起動された状況を指します。

クラッシュの原因になったエラーは、一般にプロセッサ ハードウェアによって検出され、これによって自動的に ROM モニタの特別なエラー処理コードに分岐されます。ROM モニタはエラーを識別し、メッセージを出力して、障害に関する情報を保存し、システムを再起動します。



前提条件

要件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。



使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。



表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。



クラッシュに関する情報の取得

ルータがクラッシュしたときは、手動でルータのリロードまたは電源の再投入を行う前に、できるだけ多くの情報を収集することが非常に重要になります。手動でリロードまたは電源の再投入を行うと、クラッシュに関する情報は crashinfo ファイルに正常に保存された情報を除いてすべて失われます。次の出力は、クラッシュに関する状態の表示や情報を示します。

シスコ デバイスからの show versionshow stacksshow contextshow tech support コマンドの出力があれば、 を使用して可能性のある障害や修正を表示できます。 を使用するには、登録ユーザとしてログインし、JavaScript をイネーブルにしている必要があります。

コマンド

説明

show version

このコマンドは、Cisco IOS® ソフトウェア リリース 10.0 で初めて導入されました。show version EXEC コマンドは、システム ハードウェアの構成、ソフトウェア バージョン、コンフィギュレーション ファイルおよびソフトウェア イメージの名前と供給元、ルータの稼働時間、システムの再起動方法に関する情報を表示します。

重要:クラッシュの後に(電源の再投入や reload コマンドの実行などにより)ルータをリロードすると、この情報は失われるため、必ずリロードする前に情報を収集してください。

show stacks

このコマンドは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 10.0 で初めて導入されました。show stacks EXEC コマンドは、プロセスと割り込みルーチンのスタック使用状況を監視します。show stacks の出力は、ルータがクラッシュしたときに収集する情報のうち、最も重要な情報源の 1 つです。

重要:クラッシュの後に(電源の再投入や reload コマンドなどにより)ルータをリロードすると、この情報は失われるため、必ずリロードする前に情報を収集してください。

show context

このコマンドは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 10.3 で初めて導入されました。show context EXEC コマンドを使用すると、例外発生時に Nonvolatile RAM(NVRAM; 不揮発性 RAM)に保存された情報を表示します。コンテキスト情報はプロセッサとアーキテクチャに固有ですが、ソフトウェア バージョンと稼働時間の情報は固有ではありません。そのため、異なるルータ タイプでは、コンテキスト情報も異なります。show context コマンドを実行すると、次のような出力が表示されます。

  • システム リブートの理由

  • スタック トレース

  • ソフトウェア バージョン

  • シグナル番号、コード、ルータの稼働時間の情報

  • クラッシュ時のすべてのレジスタの内容

show tech-support

このコマンドは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2 で初めて導入されました。このコマンドは、問題を報告する際に、ルータに関する全般的な情報を収集するために役立ちます。次のコマンドの出力結果が含まれます。

  • show version

  • show running-config

  • show stacks

  • show interface

  • show controller

  • show process cpu

  • show process memory

  • show buffers

console log

クラッシュ時にルータのコンソールに接続している場合、クラッシュ中に次のような情報が表示されます。

*** System received a Software forced crash *** 
signal= 0x17, code= 0x24, context= 0x619978a0 
PC = 0x602e59dc, Cause = 0x4020, Status Reg = 0x34008002 
DCL Masked Interrupt Register = 0x000000f7 
DCL Interrupt Value Register = 0x00000010 
MEMD Int 6 Status Register = 0x00000000 

事前にこの情報とログを保存します。ルータの再起動後に、必ず show stacks の出力を取得してください。

syslog

ルータが syslog サーバにログを送信するように設定されている場合は、クラッシュの前に発生した内容に関する情報を syslog サーバで確認できます。ただし、ルータがクラッシュしている最中の最も重要な情報は、syslog サーバには送信されていない可能性があります。したがって、ほとんどの場合、syslog の出力は、クラッシュのトラブルシューティングにはそれほど役立ちません。

crashinfo

crashinfo ファイルには、最後に発生したクラッシュに関する有用な情報が記録されており、ブートフラッシュまたはフラッシュ メモリに保存されています。データやスタックの破損が原因でルータがクラッシュした場合、このタイプのクラッシュをデバッグするためには、通常の show stacks コマンドの出力より多くのリロード情報が必要になります。

Cisco 12000 Gigabit Router Processor(GRP; ギガビット ルータ プロセッサ)、Cisco 7000 および 7500 Route Switch Processor(RSP; ルート スイッチ プロセッサ)、Cisco 7200 シリーズ ルータでは、リロード情報はデフォルトで bootflash:crashinfo に書き込まれます。Cisco 7500 Versatile Interface Processor 2(VIP2)では、このファイルはデフォルトで bootflash:vip2_slot_no_crashinfo に保存されます。ここで、slot_no は VIP2 のスロット番号です。Cisco 7000 Route Processor(RP; ルート プロセッサ)では、このファイルはデフォルトで flash:crashinfo に保存されます。

詳細については、『Crashinfo ファイルからの情報の取得』を参照してください。

core dump

コア ダンプは、ルータのメモリ イメージの完全なコピーです。ほとんどのタイプのクラッシュでは、この情報はトラブルシューティングに必要ありませんが、新しい不具合を報告する場合は、この情報も含めることを強く推奨します。デバッグの正常性、スケジューラのヒープチェック プロセス、メモリの check-interval 1 など、より多くの情報をコア ダンプ内に追加するには、いくつかのデバッグをイネーブルにする必要があります。

詳細については、『コア ダンプの作成』を参照してください。

rom monitor

ルータの config-register 設定が 0 で終わっている場合は、クラッシュ後ルータは ROM モニタになります。プロセッサが 68k の場合、プロンプトは「>」になります。k コマンドにより、スタック トレースを取得できます。プロセッサが Reduced Instruction Set Computing(RISC; 縮小命令セット コンピュータ)の場合、プロンプトは「rommon 1>」になります。stack 50 または show context の出力を取得します。



クラッシュのタイプ

show version コマンドや show stacks コマンドの出力には、バス エラーやソフトウェア強制クラッシュなど、発生したクラッシュのタイプが示されています。crashinfo コマンドおよび show context コマンドでも、クラッシュ タイプの情報を得ることができます。最近の一部の Cisco IOS ソフトウェア バージョンでは、クラッシュの理由が明示されません(たとえば、「Signal = x」と表示されます。x は番号です)。この番号が示す意味については、「Versatile Interface Processor のクラッシュ原因コード」を参照してください。たとえば、「Signal = 23」は、ソフトウェアによる強制クラッシュを意味します。ルータで発生した特定のタイプのクラッシュのトラブルシューティングを行うには、次のリンクを使用します。



ルータ モジュールのクラッシュ

ルータ全体ではなく、特定のルータ モジュールだけがクラッシュすることがあります。次のドキュメントでは、一部のルータ モジュールでクラッシュが発生した場合にトラブルシューティングを行う方法を説明しています。



クラッシュを示す出力の例

Router#show version 
Cisco Internetwork Operating System Software 
IOS (tm) RSP Software (RSP-PV-M), Version 12.0(10.6)ST, EARLY DEPLOYMENT
MAINTENANCE INTERIM SOFTWARE 
Copyright (c) 1986-2000 by cisco Systems, Inc. 
Compiled Fri 23-Jun-00 16:02 by richv 
Image text-base: 0x60010908, data-base: 0x60D96000 

ROM: System Bootstrap, Version 12.0(19990806:174725), DEVELOPMENT SOFTWARE 
BOOTFLASH: RSP Software (RSP-BOOT-M), Version 12.0(9)S, EARLY DEPLOYMENT 
RELEASE SOFTWARE (fc1) 

Router uptime is 20 hours, 56 minutes 
System returned to ROM by error - a Software forced crash, PC 0x60287EE8 
System image file is "slot0:rsp-pv-mz.120-10.6.ST" 

cisco RSP8 (R7000) processor with 131072K/8216K bytes of memory. 
R7000 CPU at 250Mhz, Implementation 39, Rev 1.0, 256KB L2, 2048KB L3 Cache 
Last reset from power-on 
G.703/E1 software, Version 1.0. 
G.703/JT2 software, Version 1.0. 
X.25 software, Version 3.0.0. 
Chassis Interface. 
1 EIP controller (6 Ethernet). 
1 VIP2 R5K controller (1 FastEthernet)(2 HSSI). 
6 Ethernet/IEEE 802.3 interface(s) 
1 FastEthernet/IEEE 802.3 interface(s) 
2 HSSI network interface(s) 
2043K bytes of non-volatile configuration memory. 
20480K bytes of Flash PCMCIA card at slot 0 (Sector size 128K). 
16384K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K). 
No slave installed in slot 7. 
Configuration register is 0x2102 

Router#show stacks 
Minimum process stacks: 
Free/Size   Name 
5188/6000   CEF Reloader 
9620/12000  Init 
5296/6000   RADIUS INITCONFIG 
5724/6000   MDFS Reload 
2460/3000   RSP memory size check 
8176/9000   DHCP Client 

Interrupt level stacks: 
Level    Called Unused/Size  Name 
  1         163   8504/9000  Network Interrupt 
  2       14641   8172/9000  Network Status Interrupt 
  3           0   9000/9000  OIR interrupt 
  4           0   9000/9000  PCMCIA Interrupt 
  5        5849   8600/9000  Console Uart 
  6           0   9000/9000  Error Interrupt 
  7      396230   8604/9000  NMI Interrupt Handler 

System was restarted by error - a Software forced crash, PC 0x602DE884 at 05:07:31 
UTC Thu Sep 16 1999 
RSP Software (RSP-JSV-M), Version 12.0(7)T,  RELEASE SOFTWARE (fc2) 
Compiled Mon 06-Dec-99 19:40 by phanguye 
Image text-base: 0x60010908, database: 0x61356000 
Stack trace from system failure: 
FP: 0x61F73C30, RA: 0x602DE884 
FP: 0x61F73C30, RA: 0x6030D29C 
FP: 0x61F73D88, RA: 0x6025E96C 
FP: 0x61F73DD0, RA: 0x6026A954 
FP: 0x61F73E30, RA: 0x602B94BC 
FP: 0x61F73E48, RA: 0x602B94A8

ブートフラッシュに crashinfo が保存されている場合は、show stacks コマンド出力の最後に次のように表示されます。

     
*************************************************** 
******* Information of Last System Crash ********** 
*************************************************** 
    
Using bootflash:crashinfo_20000323-061850. 2000 
CMD: 'sh int fas' 03:23:41 UTC Thu Mar 2 2000 
CMD: 'sh int fastEthernet 6/0/0' 03:23:44 UTC Thu Mar 2 2000 
CMD: 'conf t' 03:23:56 UTC Thu Mar 2 2000 
CMD: 'no ip cef di' 03:23:58 UTC Thu Mar 2 2000 
CMD: 'no ip cef distributed ' 03:23:58 UTC Thu Mar 2 2000 
... 
       
Router#show context 

System was restarted by error - a Software forced crash, PC 0x602DE884 at 
05:07:31 UTC Thu Sep 16 1999 
RSP Software (RSP-JSV-M), Version 12.0(7)T,  RELEASE SOFTWARE (fc2) 
Compiled Mon 06-DEC-99 19:40 by phanguye 
Image text-base: 0x60010908, database: 0x61356000 
       
Stack trace from system failure: 
FP: 0x61F73C30, RA: 0x602DE884 
FP: 0x61F73C30, RA: 0x6030D29C 
FP: 0x61F73D88, RA: 0x6025E96C 
FP: 0x61F73DD0, RA: 0x6026A954 
FP: 0x61F73E30, RA: 0x602B94BC 
FP: 0x61F73E48, RA: 0x602B94A8 

Fault History Buffer: 
RSP Software (RSP-JSV-M), Version 12.0(7)T,  RELEASE SOFTWARE (fc2) 
Compiled Mon 06-DEC-99 19:40 by phanguye 
Signal = 23, Code = 0x24, Uptime 3w0d 
$0 : 00000000, AT : 619A0000, v0 : 61990000, v1 : 00000032 
a0 : 6026A114, a1 : 61A309A4, a2 : 00000000, a3 : 00000000 
t0 : 61F6CD80, t1 : 8000FD88, t2 : 34008700, t3 : FFFF00FF 
t4 : 00000083, t5 : 3E840024, t6 : 00000000, t7 : 00000000 
s0 : 0000003C, s1 : 00000036, s2 : 00000000, s3 : 61F73C48 
s4 : 00000000, s5 : 61993A10, s6 : 61982D00, s7 : 61820000 
t8 : 0000327A, t9 : 00000000, k0 : 61E48C4C, k1 : 602E7748 
gp : 6186F3A0, sp : 61F73C30, s8 : 00000000, ra : 6030D29C 
EPC : 602DE884, SREG : 3400E703, Cause : 00000024 
Error EPC : BFC00000, BadVaddr : 40231FFE 


TAC のサービス要求をオープンする場合に収集する情報

ここまで説明したトラブルシューティングの手順を実行しても、なおサポートが必要で、Cisco TAC でサービス要求をオープンする場合には、ルータ クラッシュのトラブルシューティングに必要な次の情報をご提供ください。

  • サービス要求をオープンする前に実施したトラブルシューティング

  • (可能な場合はイネーブル モードの)show technical-support の出力

  • (可能であれば)show log 出力またはコンソールのキャプチャ

  • crashinfo ファイル(ファイルがあり、show technical-support の出力に含まれていない場合)

  • show region 出力(show technical-support 出力に含まれていない場合)

収集したデータは、圧縮しないプレーン テキスト形式(.txt)でサービス要求に添付してください。情報をサービス要求に添付するには、TAC Service Request Tool登録ユーザ専用)を使用してアップロードします。Service Request Tool にアクセスできない場合は、メッセージの件名の行にお客様のサービス要求番号を記入し、attach@cisco.com にメッセージを送信することにより、お客様のサービス要求に関連情報を添付できます。

注:ルータ クラッシュのトラブルシューティングに必要でない限り、上記の情報を収集する前にルータを手作業でリロードしたり、電源を再投入したりしないようにしてください。これを行うと、問題の根本原因の判別に必要な、重要な情報が失われる可能性があります。




関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 7900