ネットワーク管理 : システム アベイラビリティ

Cisco IOS を稼働している Cisco ルータとスイッチでの Cisco Discovery Protocol の設定

2003 年 7 月 31 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 11 月 21 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
     表記法
     前提条件
     使用するコンポーネント
Cisco Discovery Protocol の設定
     Cisco IOS デバイスでの CDP のイネーブル/ディセーブル
     インターフェイスでの CDP のイネーブル/ディセーブル
CDP に関する既知の問題
     CDP がルータの全メモリを消費する
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この文書では、Cisco IOS を稼働している Cisco ルータおよびスイッチでの、Cisco Discovery Protocol(CDP)の設定方法について説明します。 特に、Cisco デバイスでの CDP のイネーブル、確認、およびディセーブルと、CDP に関連する既知の問題について説明します。

CDP とは、メディアやプロトコルに依存しない、シスコ独自のレイヤ 2 プロトコルであり、次の装置を含む、シスコが製造した全装置で動作します。

  • ルータ

  • ブリッジ

  • アクセス サーバ

  • スイッチ

CDP をイネーブルにした Cisco デバイスは、近隣装置に自分を認識させるため、マルチキャスト アドレスにインターフェイス アップデートを定期的に送信します。 CDP はレイヤ 2 プロトコルであるため、これらのパケット(フレーム)はルーティングされません。 CDP MIB を使用する SNMP を使用すると、ネットワーク アプリケーションは、隣接デバイスのデバイス タイプと SNMP エージェント アドレスを学習し、SNMP クエリをこれらのデバイスに送信できます。 CDP は CISCO-CDP-MIB を使用します。

はじめに

表記法

文書表記の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。

前提条件

この文書に適用される特定の前提条件はありません。

使用するコンポーネント

この文書は、特定のソフトウェアまたはハードウェアに限定されるものではありません。 この文書は、Cisco IOS を稼働しているすべての Cisco ルータとスイッチ、および WS-X4232-L3、RSM、MSFC などのルータ モジュールに適用します。

Cisco Discovery Protocol の設定

Cisco IOS デバイスでの CDP のイネーブル/ディセーブル

CDP は、Cisco ルータ上ではデフォルトでイネーブルになっています。 CDP 機能を使用しない場合は、no cdp run コマンドを使って、この機能をディセーブルにします。 もう一度 CDP をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで、cdp run コマンドを使用します。

show cdp neighbors コマンドを使って、使用している Cisco デバイスで CDP がイネーブルになっているか、ディセーブルになっているかを確認できます。

Router#show cdp neighbors
    % CDP is not enabled           
   !-- このメッセージは、このデバイスでは CDP がディセーブルになっていることを意味します。
   
   Router#
   

次のコマンド出力は、デバイス上で CDP がイネーブルになっているけれど、隣接デバイスが検出されないか、隣接デバイスがこのデバイスに接続されていないことを意味します。

Router#show cdp neighbors
   Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                     S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater
   Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
   Router# 
   Router#show cdp
   Global CDP information:
           Sending CDP packets every 60 seconds
           Sending a holdtime value of 180 seconds
           Sending CDPv2 advertisements is  enabled
   Router#
   

次のコマンド出力は、CDP がイネーブルになっていて、CDP プロトコルによって複数のデバイスが検出されたことを意味します。

Router#show cdp neighbors 
   Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                     S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater
   Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
   R2-AGS           Ser 1              129          R        2500      Ser 0
   R6-2500          Eth 0              144          R        4000      Eth 0
   Router#
   

show cdp neighbors コマンドは、次の情報を表示します。

  • 検出されたデバイス タイプ

  • デバイス名

  • ローカル インターフェイス(ポート)の数とタイプ

  • そのポートに対して CDP アドバタイズメントが有効な秒数

  • デバイス タイプ

  • デバイス製品番号 device product number

  • ポート ID

インターフェイスでの CDP のイネーブル/ディセーブル

cdp run コマンドを使って、CDP をグローバルにイネーブルにすると、すべてのサポート対象インターフェイス(フレームリレー マルチポイント サブインターフェイスを除く)で CDP がデフォルトでイネーブルになり、CDP 情報の送受信が行われます。 no cdp enable コマンドにより、CDP をサポートするインターフェイスで CDP をディセーブルすることができます。

Router#show cdp neighbors 
   Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                     S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater
   Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
   R2-AGS           Ser 1              129          R        2500      Ser 0
   R6-2500          Eth 0              144          R        4000      Eth 0
   Router#
   

このルータでは、シリアル 1 とイーサネット 0 インターフェイスで CDP がイネーブルになります。 シリアル 1 インターフェイスで CDP をディセーブルし、シリアル 1 インターフェイスで隣接デバイスが検出されたかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

Router#conf t
   Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
   Router(config)#interface s1
   Router(config-if)#no cdp enable
   Router(config-if)#^Z
   Router#4w5d: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
   

保持時間が満了しない限り、CDP をディセーブルにしたインターフェイス上で、隣接デバイス用エントリがルータによって削除されることはありません。 次の出力は、ルータがイーサネット 0 インターフェイス上だけで隣接デバイスを検出したことを意味します。

Router#show cdp neighbors
   Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                     S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater
   Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
   R6-2500          Eth 0              149          R        4000      Eth 0
   Router#
   

show running-config コマンドを使って、使用デバイスの特定のインターフェイスで CDP がイネーブルになっているか、ディセーブルになっているかを確認します。

Router#show running-config int s1
   Building configuration...
   Current configuration : 94 bytes
   !
   interface Serial1 ip address 40.40.40.1 255.255.255.0 
   ip router isis  
   no cdp enable                   
   !-- このコマンドは、シリアル 1 インターフェイスでは CDP がディセーブルになっていることを意味します。
   
   end
   Router#
   

注: CDP をインターフェイス上でイネーブル/ディセーブルにすることはできませんが、cdp run コマンドを使って、CDP をグローバルにイネーブルにした場合はこの限りではありません。

CDP に関する既知の問題

CDP がルータの全メモリを消費する

大量の CDP 隣接通知を送信することによって、利用可能なデバイスの全メモリを消費することがあり、クラッシュや他の異常動作を引き起こすことがあります。 詳細については、次の文書を参照してください。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

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関連情報


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