Cisco IOS と NX-OS ソフトウェア : Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2 メインライン

コンフィギュレーション ファイルのバックアップと復元

2010 年 8 月 31 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 8 月 3 日) | フィードバック

目次

概要
前提条件
      要件
      使用するコンポーネント
      表記法
コンフィギュレーションのバックアップの作成
      TFTP サーバを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元
      FTP サーバを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元
      ターミナル エミュレータ プログラムを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元
      Kron 方式を使用したコンフィギュレーションの自動バックアップ
      TFTP サーバへのコンフィギュレーションのバックアップ
確認
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関連情報

概要

多くの理由により、ルータは頻繁にアップグレードまたは交換されます。 このドキュメントでは、既存のルータから新しいルータへコンフィギュレーションを移行するための基本的な手順について説明します。



前提条件

要件

このドキュメントに記載された情報を適用する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。

  • Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)サーバまたは File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)サーバへのアクセス権。

  • 接続:ルータは FTP または TFTP サーバにアクセスできる必要があります。接続を確認するには、ping コマンドを使用します。



使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼動中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。



表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。



コンフィギュレーションのバックアップの作成

コンフィギュレーションをバックアップおよび復元するには、いくつかの方法があります。



TFTP サーバを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元

ルータから TFTP サーバにコンフィギュレーションをコピーし、さらに別のルータに復元するには、次の手順を段階的に実行します。この方法を進める前に、ネットワーク上に TFTP サーバが存在しており、そのサーバへの IP 接続が可能であることを確認します。

  1. Router> プロンプトで enable コマンドを発行し、プロンプトが表示されたら必要なパスワードを入力します。

    プロンプトが Router# に変化し、ルータが現在は特権モードであることを示します。

  2. 次の手順で、実行コンフィギュレーション ファイルを TFTP サーバにコピーします。

    CE_2#copy running-config tftp:
    Address or name of remote host []? 64.104.207.171
    Destination filename [ce_2-confg]? backup_cfg_for_my_router
    !!
    1030 bytes copied in 2.489 secs (395 bytes/sec)
    CE_2#
  3. テキスト エディタを使用してコンフィギュレーション ファイルを開きます。「AAA」で始まる行をすべて検索し、削除します。

    注:この手順は、ユーザをルータから締め出す可能性のあるすべてのセキュリティ コマンドを削除します。

  4. コンフィギュレーション ファイルを、TFTP サーバから、特権(enable)モードの新しいルータ(基本のコンフィギュレーションが設定されている)にコピーします。

    Router#copy tftp: running-config
    Address or name of remote host []? 64.104.207.171
    Source filename []? backup_cfg_for_my_router
    Destination filename [running-config]?
    Accessing tftp://10.66.64.10/backup_cfg_for_my_router...
    Loading backup_cfg_for_router from 64.104.207.171 (via FastEthernet0/0): !
    [OK - 1030 bytes]
    
    1030 bytes copied in 9.612 secs (107 bytes/sec)
    CE_2#


FTP サーバを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元

この手順では、TFTP サーバの代わりに FTP サーバを使用できます。

  1. Router> プロンプトで enable コマンドを発行し、プロンプトが表示されたら必要なパスワードを入力します。

    プロンプトが Router# に変化し、ルータが現在は特権モードであることを示します。

  2. FTP のユーザ名とパスワードを設定します。

    CE_2#config terminal
    CE_2(config)#ip ftp username cisco
    CE_2(config)#ip ftp password cisco123
    CE_2(config)#end
    CE_2#
  3. コンフィギュレーションを FTP サーバにコピーします。

    CE_2#copy running-config ftp:
    Address or name of remote host []? 10.66.64.10
    Destination filename [ce_2-confg]? backup_cfg_for_router
    Writing backup_cfg_for_router !
    1030 bytes copied in 3.341 secs (308 bytes/sec)
    CE_2#
  4. テキスト エディタを使用してコンフィギュレーション ファイルを開きます。「AAA」で始まる行をすべて検索し、削除します。

    注:この手順は、ユーザをルータから締め出す可能性のあるすべてのセキュリティ コマンドを削除します。

  5. コンフィギュレーション ファイルを、FTP サーバから、特権(enable)モードの新しいルータ(基本のコンフィギュレーションが設定されている)にコピーします。

    Router#copy ftp: running-config
    Address or name of remote host [10.66.64.10]? 
    Source filename [backup_cfg_for_router]? 
    Destination filename [running-config]? 
    Accessing ftp://10.66.64.10/backup_cfg_for_router...
    Loading backup_cfg_for_router !
    [OK - 1030/4096 bytes]
    1030 bytes copied in 13.213 secs (78 bytes/sec)
    CE_2#


ターミナル エミュレータ プログラムを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元

ターミナル エミュレータ プログラムを使用して、コンフィギュレーションのバックアップと復元を実行できます。Microsoft Hyperterminal Terminal Emulation ソフトウェアを使用した手順を次に示します。

  1. 別のルータからコンフィギュレーションをコピーする必要がある場合には、コンソールまたは Telnet を介してそのルータに接続します。

  2. Router> プロンプトで enable コマンドを発行し、プロンプトが表示されたら必要なパスワードを入力します。

    プロンプトが Router# に変化し、ルータが現在は特権モードであることを示します。

  3. terminal length 0 コマンドを発行して、一度に 1 画面分ではなく、応答全体を返すようルータに指定します。

    これにより、ルータが一度に 1 画面分応答する場合に生成される余分な --more-- プロンプトを表示させずに、コンフィギュレーションをキャプチャできます。

  4. [HyperTerminal] メニューで、[Transfer] > [Capture Text] を選択します。

    [Capture Text] ウィンドウが表示されます。

  5. このファイルを「config.txt」で保存します。

  6. [Start] をクリックして、[Capture Text] ウィンドウを消去し、キャプチャを開始します。

  7. show running-config コマンドを発行し、ルータが応答を完了するまで待機します。コンフィギュレーションに続いて、

    Building configuration...

    と表示されます。

  8. HyperTerminal メニューで、[Transfer] > [Capture Text] > [Stop] を選択し、スクリーン キャプチャを終了します。

  9. Notepad や Wordpad などのテキスト エディタで、作成した config.txt ファイルを開きます。

  10. 「AAA」で始まる行をすべて検索し、削除します。

    注:この手順は、ユーザをルータから締め出す可能性のあるすべてのセキュリティ コマンドを削除します。

  11. ファイルを保存します。

  12. そのコンフィギュレーションが必要なルータに接続します。

  13. config.txt ファイルを開きます。

  14. config.txt ファイルの内容全体を選択して強調表示します。

    それには、マウスの左ボタンをクリックしたまま、ファイルの最初の文字の前から最後の文字の後まで、カーソルをドラッグします。また、Notepad を使用している場合は、メニューから [Edit] > [Select All] を選択する方法もあります。

  15. 選択したテキストを Windows のクリップボードにコピーします。

    コピー操作を行うには、テキスト エディタのメニューから [Edit] > [Copy] を選択するか、Ctrl キーを押したまま同時に C キーを押します。

  16. HyperTerminal ウィンドウに切り替え、Router# プロンプトで configure terminal コマンドを発行します。続いて、Enter キーを押します。

  17. HyperTerminal メニューで [Edit] > [Paste to Host] を選択して、コンフィギュレーション ファイルをルータに貼り付けます。

  18. コンフィギュレーションの貼り付けを完了し、ルータがコンフィギュレーション プロンプトに戻った後で、copy running-config startup-config コマンドを発行して、コンフィギュレーションをメモリに書き込みます。

  19. exit コマンドを発行して、Router# プロンプトに戻ります。



Kron 方式を使用したコンフィギュレーションの自動バックアップ

たとえば、毎週土曜日の 23:00 の時点で running-config を startup-config にコピーするようにルータを設定するには、次の手順を実行します。

  1. kron ポリシー リストの作成:スケジュールされた時間にルータが実行するコマンドのリストを記述したスクリプトです。

    Router(config)#kron policy-list SaveConfig
    
            Router(config-kron-policy)#cli write
            Router(config-kron-policy)#exit
    
    • cli:Command Scheduler ポリシー リスト内に EXEC CLI コマンドを指定します。

    • Policy-list:Command Scheduler オカレンスに関連するポリシー リストを指定します。

    注:ここで copy running-config startup-config ではなく write を使用する理由は、kron ではインタラクティブなプロンプトがサポートされていないにもかかわらず、copy running-config startup-config コマンドではインタラクティブな操作が求められるためです。コマンドを作成する際には、そのことに留意しておくことが重要です。また、kron ではコンフィギュレーション コマンドがサポートされていないことにも注意してください。

  2. kron オカレンスの作成:ルータにポリシーが実行される時間と頻度を設定します。

    Router(config)#kron occurrence SaveConfigSchedule
     at 23:00 Sun recurring
            Router(config-kron-occurrence)#policy-list SaveConfig
    
    
    • SaveConfigSchedule:オカレンスの名前を指定します。オカレンス名の長さは 1 〜 31 文字です。オカレンス名が新しいものであれば、オカレンス構造が作成されます。新しい名前でない場合には、既存のオカレンスが編集されます。

    • at:指定した日時にオカレンスが実行されることを示します。

    • recurring:繰り返しオカレンスが実行されることを示します。

  3. show コマンドを使用して、kron の設定を確認します。

    Router#sh kron schedule
             Kron Occurrence Schedule
             SaveConfigSchedule inactive, will run again in 1 days 12:37:47 at 23:00 on Sun
    • inactive:現在、kron によってコマンドが実行されていないことを示します。

    • Active:kron によって現在のコマンドが実行されていることを示します。

    Router#show running-configuration 
              kron occurrence SaveConfigSchedule at 23:00 Sun recurring
                policy-list SaveConfig 
                kron policy-list SaveConfig
                cli write


TFTP サーバへのコンフィギュレーションのバックアップ

この例では、running-config は、毎週日曜日の 23:00 に TFTP サーバ(10.1.1.1)に保存されます。

Router(config)#kron policy-list Backup

          Router(config-kron-policy)#cli show run | redirect 
	tftp://10.1.1.1/test.cfg
          Router(config-kron-policy)#exit
          !
          Router(config)#kron occurrence Backup at 23:00 Sun recurring
          Router(config-kron-occurrence)#policy-list Backup



確認

show running-config コマンドを使用して、コピー先のルータにコンフィギュレーション ファイルがコピーされていることを確認します。




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