IP : IP ルーティング

クラスフル プロトコルとクラスレス プロトコル間の再配送: EIGRP または OSPF から RIP または IGRP へ

2003 年 6 月 18 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2005 年 8 月 10 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
     表記法
     前提条件
     使用するコンポーネント
OSPF が RIP よりも長いマスクを持つ場合
     ソリューション
RIP が OSPF よりも長いマスクを持つ場合
     ソリューション
最後に
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関連情報

概要

この文書は、RIP と OSPF、または IGRP と EIGRP の間で経路を再配送する際に発生する 2 つの共通の問題について説明しています。 RIP および IGRP では、経路が同じメジャー ネットワーク上にあっても、インターフェイスと異なるマスクを持っている場合は、それらの経路をその特定のインターフェイスからアドバタイズすることはありません。 RIP および IGRP のアップデートの詳細については、「アップデート送受信時の RIP および IGRP の動作」を参照してください。

はじめに

表記法

文書の表記法の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。

前提条件

この文書に関する特別な前提条件はありません。

使用するコンポーネント

この文書は特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

この文書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されています。 この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。 コマンドを実行する前に、実稼動中のネットワークに与える影響について理解しておいてください。

OSPF が RIP よりも長いマスクを持つ場合

次のネットワーク ダイアグラムで、ルータ GW-2 は RIP と OSPF との間で再配送を行おうとしています。 OSPF ドメインは RIP ドメインとは異なるマスク(この場合は OSPF ドメインの方が長いマスク)を持っており、それらは同じメジャー ネットワーク上にあります。 したがって、RIP は、OSPF から学習して RIP に再配送された経路をアドバタイズすることはありません。

52a.gif

ソリューション

OSPF ドメインのサブネット マスクを変更することは難しいため、代わりにルータ GW-2 で、OSPF ドメインを指し示し、255.255.255.0 というマスクを持つものの、ネクストホップが null0 のスタティック ルートを追加します。 そして、スタティック ルートを RIP に再配送します。 この方法を次に示します。

ip route 128.103.35.0 255.255.255.0 null0
    router rip 
    redistribute static
    default metric 1

これにより、128.103.35.0 は RIP を通じてルータ GW-2 の E2/0 インターフェイスからアドバタイズされます。ただし、最適なルーティングを決定するために、ルータ GW-2 は OSPF から学習した明細経路を引き続き自身のルーティング テーブルに保持しています。

RIP が OSPF よりも長いマスクを持つ場合

次のネットワーク ダイアグラムで、RIP ドメインの持つマスクは 255.255.255.248 で、OSPF ドメインの持つマスクは 255.255.255.240 です。 RIP は、OSPF から学習して RIP に再配送された経路をアドバタイズすることはありません。

52b.gif

ソリューション

ルータ GW-2 で、OSPF ドメインを指し示し、255.255.255.248 というマスクを持つスタティック ルートを追加できます。 しかし、このマスクは元の OSPF マスクよりも固有性の高いマスクであるため、ネクストホップを実際のネクストホップあるいはインターフェイスにする必要があります。 また、OSPF ドメイン内のすべてのアドレスを網羅するために、複数のスタティック ルートが必要になります。 このようにしてスタティック ルートが RIP に再配送されます。

次のコードでは、最初の 2 つのスタティック ルートは OSPF ドメイン内の 128.103.35.32 255.255.255.240 の範囲を網羅しています。 その次のスタティック ルートは OSPF ドメイン内の 128.103.35.16 255.255.255.240 の範囲を網羅しています。 そして、最後の 4 つのスタティック ルートは 128.130.35.64 255.255.255.240 の範囲を網羅しています。これらのスタティック ルートは OSPF ドメイン内の 2 つのインターフェイスを通じて学習されます。

ip route 128.103.35.32 255.255.255.248 E0/0 
   ip route 128.103.35.40 255.255.255.248 E0/0
   ip route 128.103.35.16 255.255.255.248 E1/0
   ip route 128.103.35.24 255.255.255.248 E1/0
   ip route 128.103.35.64 255.255.255.248 128.103.35.34
   ip route 128.103.35.64 255.255.255.248 128.103.35.18
   ip route 128.103.35.72 255.255.255.248 128.103.35.34
   ip route 128.103.35.72 255.255.255.248 128.103.35.18
   router rip
   redistribute static
   default metric 1

最後に

以上のソリューションは、OSPF の代わりに EIGRP を使用し、RIP の代わりに IGRP を使用するときにも適用されます。 両方のプロトコルのマスクが同じ場合、または使用しているすべてのプロトコルで Variable Length Subnet Mask(VLSM; 可変長サブネット マスク)がサポートされている場合は、この問題は発生しません。 この解決方法は RIP および IGRP(VLSM)の制限を補うためのパッチとしてのみ扱われています。 RIP および IGRP VLSM の制限の詳細については、「RIP および IGRP が VLSM をサポートしない理由」を参照してください。


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