コラボレーション : Cisco Unified Intelligent Contact Management Enterprise

VRU をルーティング クライアントとすると VRU が失敗する

2003 年 5 月 6 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 7 月 20 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
     表記法
     前提条件
     使用するコンポーネント
始める前に
     PG でトレースをオンにする
     ルータでトレースをオンにする
症状
     メッセージ ストリームの違い
     理由
解決方法
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この文書では、Voice Response Unit(VRU; 音声応答装置)をルーティング クライアントとして使用する場合に発生するコール ルーティング障害の解決方法について説明します。 また、この文書では、VRU Peripheral Gateway(PG)が Cisco Intelligent Contact Manager(ICM)バージョン 2.5、3.0、または 4.1.x から 4.5 へアップグレードされた場合の問題の解決方法についても説明します。 ネットワーク VRU がルーティング クライアントとして追加されておらず、この周辺装置の設定が以下で説明するようになされていないと、Cisco ICM 4.5 へのアップグレードを行った後に VRU PG がコールを適切にルーティングできなくなります。

注: ネットワーク VRU のタイプを作成する場合は、使用するコール ルーティングの要件に応じて VRU のタイプを選択してください。

はじめに

表記法

文書の表記法の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。

前提条件

この文書の読者は次の項目に関する知識が必要です。

  • Cisco ICM PG の機能

  • VRU の機能

使用するコンポーネント

この文書の情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。

  • ICM バージョン 4.5

この文書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されています。 この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアーな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。 コマンドを実行する前に、実稼動中のネットワークに与える影響について理解しておいてください。

始める前に

この問題のトラブルシューティングを行う前に、VRU PG と中央制御用ルータでトレースをオンにしておきます。

PG でトレースをオンにする

デュプレックス環境の VRU PG では、アクティブな Peripheral Interface Manager(PIM; 周辺インターフェイス マネージャ)になる PG を識別する必要があります。 アクティブ PIM になる PG を識別するには、opctest ユーティリティを使用します。

  1. いずれかの PG のコマンド ウィンドウで、次のように実行します。

       
       opctest/cust<cust>/node <node>
       

    ここで <cust> はカスタマーのインスタンスで、<node> は PG ノードになります。

    たとえば、次のようになります。 opctest /cust lab4 /node pg1a

  2. opctest プロンプトに対して、status コマンドを入力します。

    vruroute-1.gif

    この例では、PeripheralID 5000 の Side A が Active となっています。 これにより、アクティブな PG であることが分かります。 画面にこのように表示されていない場合は、opctest を終了して、デュプレックス構成の相手側の PG で実行してください。

    opctest プロンプトが表示されたら、次のように入力します。

       debug /cstacer /cstaecr /pimmsg /inrcmsg /tpmsg
       
       
  3. opctest を終了します。

ルータでトレースをオンにする

ルータもデュプレックス構成になっていますが、現在アクティブなルータを識別する必要はありません。 ルータでトレースをオンにするには、次の手順を実行してください。

  1. タスクバーから、Start > Run の順にクリックします。

  2. ダイアログボックスに次のように入力します。

    c:\icr\bin\rtrtrace

  3. OK をクリックします。 Router Trace ダイアログボックスが開きます。

    vruroute-2.gif

  4. 初めはすべての Trace Options がグレーで表示されています。 ComputerCustomer の名前が入力されていることを確認してください。 入力されていない場合は、適切な名前を入力してください。

  5. Connect をクリックします。

  6. 次の項目を選択してください。

    • Router Requests

    • Script Selects

    • Network VRU Tracing

    • Call Queuing

  7. Apply をクリックします。

  8. Close をクリックします。

症状

アクティブな PG で、Open Peripheral Controller(OPC)プロセス ウィンドウに次のようなメッセージが表示されます。 このメッセージは、dumplog ユーティリティを使用して OPC ログを表示したときにも見ることができます。 RCID、callID、および XRefID は、構成によって異なります。

08:41:01 pg2A-opc Trace ICR_DIALOG_FAIL:: 
     RCID=5001 callID=89207 XRefID=89 ErrorCode=11

トレースがオンにされているルータでは、ルータ(RTR)プロセス ウィンドウに次のようなメッセージが表示されます。 このメッセージは、dumplog ユーティリティを使用して RTR ログを表示したときにも見ることができます。

   No NetworkVRU configured for peripheral 
     for VRU capable call on dialed number
   1 from PG routing client BOCA_VRU2 (ID 5001).
   11:50:29 ra-rtr Trace: Dialog (186 x 0: 0 0) sending dialog 
     fail reason (11)
   11:50:29 ra-rtr Trace: Router sending dialog fail reason
     (11) for dialog(186).
   11:50:29 ra-rtr Trace: Deleting Dialog (186 x 0 : 0 0).
   

メッセージ ストリームの違い

OPC プロセス用の PG でトレースをオンにすると、コールのコール フローやメッセージ ストリームを見ることができます。 Cisco ICM バージョン 4.5 の場合のメッセージ ストリームでは、次のようなメッセージが表示されます。

08:41:10 pg2A-opc Trace ICR_NEW_CALL_REQ(TRANSFER)::
     PID=5001 RCID=5001
   CallID=41208 XRefID=41 DN=1 ANI=0 CED= RouteDevType=2 Orig=41 
     Pri=0 RtrCallKey=(146346-5565)
   SeqNo=2 Op=BLIND_TRANSFER OpFlags=COOP_NONE NICCalledPartyNumber=
     NICCallID={N/A}
   PGCallID={PCID=5001 CID=5001 Remote=0,0 DlgID=0xa0f8 RemDlgID=0x0
     Grp=5001 Data=41
   RtrData=0 ConnID=} RouteData=(DevNum=32809 DevType=70 DNIS=57666)
     ECCSize=0
   

Cisco ICM バージョン 4.0.3 以前の場合のメッセージ ストリームでは、次のようなメッセージが表示されます。

12:29:19 pg4b-opc Trace: ICR_TRANSFER_CALL_REQ::
     PID=5003 RCID=5003
   RoutedCall=(callID=36548 Device= DevType=Static) XrefID=36 DN=1 ANI=0
     CED= RouteDevType=2
   Orig=36 Pri=0 RtrCallKey=(146337-22888) Seq#=2 RouteData=(DevNum=32804
     DevType=70 DNIS=58809)

注: バージョン 4.5 と 4.0.3 の違いは、4.5 のメッセージ ストリームでは、ICR_NEW_CALL_REQ(TRANSFER) という用語を使用し、4.0.3 のメッセージ ストリーム ICR_TRANSFER_CALL_REQ という用語を使用していることです。

理由

Cisco ICM バージョン 4.5 では、VRU をルーティング クライアントとしてルーティングを完了するためには、VRU の追加設定が必要です。 ConfigICM では、タイプ 6 で(または使用するコール ルーティングの要件に応じて)定義された Network VRU が必要で、さらに周辺装置テーブルがこの新しい Network VRU をポイントしていることが必要です。

解決方法

  1. Network VRU を作成し、周辺装置の記録を修正して、この新しい Network VRU をポイントするようにします。 この作業は、Admin Workstation(AW; Admin ワークステーション)で行う必要があります。

  2. Configure ICM を開きます。 メニュー バーから、TargetsVRU > Network の順に選択します。

    vruroute-3.gif

  3. Network_VRU-All ダイアログボックスが表示されます。

  4. Insert をクリックすると、Network_VRU Configuration ダイアログボックスが表示されます。

    vruroute-4.gif

  5. Enterprise Name に独自の名前を入力します。

  6. Type のボックスの下向き矢印をクリックして、使用するルーティング要件に合った VRU のタイプを選択します。

  7. Apply をクリックします。

  8. Done をクリックします。

  9. メニュー バーから、Peripherals > Peripheral の順に選択します。

    vruroute-5.gif

  10. Peripheral-All ダイアログボックスが表示されます。

  11. VRU PG と関連付けられている周辺機器をダブルクリックします。

    vruroute-6.gif

  12. Network VRU のボックスの下向き矢印をクリックして、新しく作成された Network VRU を選択します。

  13. Apply をクリックします。

  14. Done をクリックします。

  15. Configure ICM を閉じます。

注: これらの変更は透過的であり、いずれの Cisco ICM サービスも再始動やリセットする必要はありません。 これらの変更はルータの設定に影響し、変更が保存されると直ちに有効になります。 一度ルータの設定が変更されると、ダイアログの問題は発生しなくなり、ラベルが返されて、VRU をルーティング クライアントとして使用するコールのルーティングが正しく行われるようになります。


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