非同期転送モード(ATM) : ATM トラフィック管理

Cisco 4000 ルータ シリーズ E3/DS3/OC3 ATM ネットワーク プロセッサ モジュールによるトラフィック シェーピング

2003 年 2 月 14 日 - ライター翻訳版
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目次


概要

この文書では、ATM E3、T3 および OC-3 network processor module(NPM; ネットワーク プロセッサ モジュール)によって、Cisco 4000 ルータ シリーズ上で ATM トラフィックをシェーピングする方法について説明します。Cisco 4000 シリーズ ルータには、次のプラットフォームが含まれます。

  • Cisco 4000
  • Cisco 4000-M
  • Cisco 4500
  • Cisco 4500-M
  • Cisco 4700
  • Cisco 4700-M

また、次の NPM も含まれます。

  • NP-1A-E3
  • NP-1A-DS3
  • NP-1A-SM
  • NP-1A-MM
  • NP-1A-SM-LR  

これらのモジュールが Cisco 4000 ルータ シリーズで動作する背景理論については、「関連トピック」にリストされている文書を参照してください。

前提条件

この文書の読者は、次の項目に関する知識が必要です。

ハードウェアとソフトウェアのバージョン

この文書の情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。

  • ハードウェア: Cisco 4000 ルータ シリーズと NPM NP-1A-MM
  • ソフトウェア: Cisco IOS(R) 12.0(3)T およびサービス プロバイダ機能セット。 イメージ名は c4000-p-mz.120-3.T.bin です。

機能と特長

上記で一覧した NPM には、次の機能があります。
  • IOS「Plus」またはサービス プロバイダ「p」機能セットが必要。
  • 最低限必要な Cisco IOS のサポートはカードによって異なります。登録ユーザであれば、ハードウェアとソフトウェアの互換性一覧を使用して、カードをサポートする IOS バージョンを調べることができます。登録ユーザの方は ここ をクリックして互換性一覧にアクセスしてください。
  • ATM Adaption Layer 5(AAL5; ATM アダプテーション レイヤ 5)の場合、最大 1024 のアクティブ Virtual Circuit(VC; 仮想回線)がモジュールによりサポートされます。
  • non-real time variable bit rate(VBR-nrt; 非リアルタイム可変ビット レート)、unspecified bit rate(UBR; 未指定ビット レート)、および unspecified bit rate plus(UBR+; 未指定ビット レート+)などのサービス クラスに対するハードウェア サポートを提供します。
  • virtual circuit(VC; 仮想回線)ごとのトラフィック シェーピングをサポートしています。
  • NP-1A-SM-LR モジュールでは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.2(9)P 以降が必要です。 完全なトラフィック シェーピングを行うには、Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.1(17)、11.2(12)P、または 11.3(2)T 以降が必要です。
  • 1998年度第1四半期における Cisco IOS 11.1(17)、11.2(12)P、および 11.3(2)T でのトラフィック シェーピング。送信されるセルのピーク レートを制限するために、ユーザ定義可能なピーク レート キューを最大 4 つ使用できる他、各 virtual connection(VC; 仮想接続)に対して平均レートやバースト サイズの制限値もユーザ定義できます。
  • Generic Traffic Shaping(GTS; ジェネリック トラフィック シェーピング)はサポートされていません。 これらの ATM モジュールでは、UBR、UBR+、および VBR-nrt を使用した ATM トラフィック シェーピングがサポートされています。
  • MBS の値は、設定されていない場合はデフォルトで 95 セルになります。

トラフィックのタイプ

でリストされている ATM ネットワーク モジュールでは、次のトラフィック タイプのみをサポートしています。

これらのトラフィック タイプは、permanent virtual connection(PVC; 相手先固定接続)サブモードで command line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して設定できます。 以下のセクションで例を示します。

注:Cisco 2600 および 3600 ルータ シリーズでは、すべてのトラフィック タイプがサポートされています。 詳細は、「Cisco 2600 および 3600 ルータ シリーズの E3/T3/OC3 ATM インターフェイスによるトラフィック シェーピング」を参照してください。

UBR

このトラフィック カテゴリの優先順位は最も低くなっています。 すべての UBR 接続は、ハードウェアによってラウンドロビン方式でスケジュールされます。
router(config)#int atm 0.5 point-to-point
    
    router(config-subif)#ip address 100.100.100.1 255.255.255.0
    
    router(config-subif)#pvc 5/55
    
    router(config-if-atm-vc)#ubr ?
    
      <56-155000>  Peak Cell Rate(PCR) in Kbps
    
    router(config-if-atm-vc)#ubr 15000
    
    router(config-if-atm-vc)#end
注: peak cell rate(PCR; ピーク セル レート)が指定されていない場合は、システムによって PCR がデフォルトで OC-3 ネットワーク モジュールに対して 155 Kbps に設定されます。 E3 および T3 ネットワーク モジュールの場合、T3 および E3 カードのライン レートが基準になります。

VBR-nrt

このトラフィック タイプの優先順位は UBR より高く、VBR-rt より低くなっています。このトラフィック タイプをスケジュールするために、ハードウェアによってデュアル漏出バケット アルゴリズムが使用されます。
router(config-subif)#pvc 5/55 ?
    
    router(config-if-atm-vc)#vbr-nrt ?
    
      <56-155000>  Peak Cell Rate(PCR) in Kbps
    
    
    
    router(config-if-atm-vc)#vbr-nrt 40000 ?
    
      <1-40000>  Sustainable Cell Rate(SCR) in Kbps
    
    
    
    router(config-if-atm-vc)#vbr-nrt 40000 30000 ?
    
      <1-65535>  Maximum Burst Size(MBS) in Cells
    
      <cr>
    
    
    
    router(config-if-atm-vc)#vbr-nrt 40000 30000 500
    
    router(config-if-atm-vc)#end

注: MBS の値が設定されていない場合は、デフォルトで 95 セルになります。

VBR に対して推奨される PCR 値は、次のとおりです。

PCR の値(Kbps)

119999, 117024, 114122, 111291, 108532, 105840, 103216, 100656, 98160, 95726,
93352, 91037, 88779, 86578, 84431, 82337, 80295, 78304, 76362, 74469, 72622, 70821,
69065, 67353, 65683, 64054, 62466, 60917, 59406, 57933, 56497, 55096, 53730, 52397,
51098, 49831, 48596, 47391, 46216, 45070, 43952, 42863, 41800, 40763, 39752, 38767,
37805, 36868, 35954, 35063, 34193, 33345, 32519, 31712, 30926, 30159, 29412, 28682,
27971, 27278, 26601, 25942, 25299, 24672, 24060, 23463, 22882, 22314, 21761, 21222,
20695, 20182, 19682, 19194, 18718, 18254, 17802, 17361, 16930, 16510, 16101, 15702,
15313, 14934, 14563, 14203, 13851, 13507, 13172, 12846, 12527, 12217, 11914, 11619,
11331, 11051, 10777, 10510, 10249,  9995, 9748, 9506, 9270, 9040, 8817,  8598,  8385,
8178, 7975, 7777, 7585, 7397, 7214, 7035, 6861, 6691, 6525, 6364, 6206, 6052,  5902,
5756, 5613, 5474, 5339, 5206, 5077, 4951, 4782, 4619, 4461, 4308, 4161, 4019, 3882,
3749, 3621, 3497, 3378, 3262, 3151, 3043, 2939, 2839, 2742, 2648, 2557, 2470, 2386,
2304, 2226, 2150, 2076, 2005, 1937, 1871, 1807, 1746, 1686, 1629, 1573, 1519, 1467,
1417, 1369, 1322, 1277, 1234, 1192, 1151, 1112, 1074, 1038, 1003, 969, 936, 904, 873,
843, 814, 787, 760, 734, 709, 685, 662, 639, 618, 597, 577, 557, 538, 520, 502, 485, 468,
453, 437, 423, 408, 395, 382, 369 357, 345, 333, 322, 311, 301, 290, 281, 271, 262, 253,
245, 237, 229, 221, 214, 207, 200, 193, 187, 181, 175, 169, 163, 158, 153, 147, 143, 138,
133, 129, 125, 121, 117, 113, 109, 106, 103, 99,  96,  93,  90,  87, 84,  81,  79, 76,  74,  72,
69,  67,  65 or 63 Kbps.

UBR+

輻輳のないトラフィック状態では、UBR+ はデフォルトで UBR と同様に動作します。しかし、トラフィックが大量になると、UBR+ では minimum cell rate(MCR; 最小セルレート)が保証されます。
   router(config-subif)#int atm 0.5 point-to-point
    
       router(config-subif)#pvc 5/55
    
       router(config-if-atm-vc)#ubr+ ?
    
           <56-155000>  Peak Cell Rate(PCR) in Kbps
    
       router(config-if-atm-vc)#ubr+ 3505 ?
    
          <0-3505>  Minimum Guaranteed Cell Rate(MCR) in Kbps
    
       router(config-if-atm-vc)#ubr+ 3505 2300
    
       router(config-if-atm-vc)#end

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