音声 : コール ルーティング / ダイヤル プラン

Cisco - Class of Restrictions(COR)の設定

2003 年 7 月 28 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2007 年 10 月 31 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
     表記法
     前提条件
     使用するコンポーネント
COR 設定例
検証
トラブルシューティング
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

Class of Restrictions(COR)機能により、ダイヤルピアに配布される発着信 COR に基づいて特定のコール試行を拒否できる機能が提供されます。

着信ダイヤルピアで(着信コールに対して)適用される COR が、発信ダイヤルピアで(発信コールに対して)適用される COR のスーパーセットか、あるいは、同一である場合、そのコールは通されます。着信発信とは「音声ポート」に関するものを指します。

たとえば、ルータの Foreign Exchange Station(FXS)ポートの 1 つに電話をフックアップして、その電話からコールしようとする場合、ルータの音声ポートから見ると着信コールとなります。同様に、その FXS 電話にコールすると、それは発信コールとなります。

デフォルトでは、着信コール区間には最高の COR 優先度が与えられ、発信 COR リストには最低の COR 優先度が与えられています。つまり、あるダイヤルピアで着信コール用の COR 設定がされていない場合には、そのダイヤルピアの COR 設定とは無関係に、このダイヤルピア(このダイヤルピアに接続されている電話)から、他のダイヤルピア経由でのコールが可能です。

この文書では COR 設定方法の例を示します。

はじめに

表記法

文書表記の詳細については、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。

前提条件

設定を試行する前に、Cisco IOS(R) Telephony Service ルータの設定に精通していることを確認してください。

使用するコンポーネント

この文書の情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。

  • 最小限の IP Plus(Cisco 1700 シリーズ上の IP/VOX Plus)機能セットを持つ Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(8)T 以降。この文書では、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(8)T 以降での Cisco IOS Telephone Services (ITS) 2.0 サポートを想定しています。

  • 設定例では、IP Plus 機能セット付きの Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(11)T がインストールされた Cisco 3660 Gateway が使われていますが、現在、ほとんどの IAD 2400 と 1700、2600、3600、3700 シリーズのルータが適用できます。現在のバージョンとソフトウェアのサポート情報については Cisco IOS のリリース ノートをお調べください。

この文書の情報は、特定のラボ環境にある装置に基づいて作成されています。また、この文書で使用するデバイスは、すべて初期(デフォルト)の設定で起動しています。実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。

COR 設定例

COR 設定方法の例として次の手順を使います。

  1. まず、「dial-peer cor custom」を設定して、COR をダイヤルピアに適用する有意な名前を割り当てます。たとえば:

    Dial-peer cor custom
       
       name 911
       
       name 1800
       
       name 1900
       
       name local_call
  2. ダイヤルピアに適用する制限の実際のリストを作成します。

    Dial-peer cor list call911
       
       Member 911
       
     
       Dial-peer cor list call1800
       
       Member 1800
       
       Dial-peer cor list call1900
       
       Member 1900
       
       Dial-peer cor list calllocal
       
       Member local_call
         
       Dial-peer cor list Engineering
       
       Member 911
       
       Member local_call
       
       Dial-peer cor list Manager
       
       Member 911
       
       Member 1800
       
       Member 1900
       
       Member local_call
       
       Dial-peer cor list HR
       
       Member 911
       
       Member 1800
       
       Member local_call 
  3. ダイヤルピアを作成して、使用する COR リストを指定します。

    この例では、以下の送信先メンバーのために、次の 5 つのダイヤルピアを作成しました。408….、1800…、1900…、911 および 316…. 各ダイヤルピアに適切な cor-list が適用されます。

    Dial-peer voice 1 voip
       
       Destination pattern 408….
       
       Session target ipv4:1.1.1.1
       
       Cor outgoing calllocal 
       
       Dial-peer voice 2 voip
       
       Destination pattern 1800…
       
       Session target ipv4:1.1.1.1
       
       Cor outgoing call1800
       
       Dial-peer voice 3 pots
       
       Destination pattern 1900…
       
       Port 1/0/0
       
       Cor outgoing call1900
       
       Dial-peer voice 4 pots
       
       Destination pattern 911
       
       Port 1/0/1
       
       Cor outgoing call911
       
       Dial-peer voice 5 pots
       
       Destination pattern 316….
       
       Port 1/1/0 

    注: ダイヤルピア 5 POTS に適用される COR はありません。

  4. 個々の phone/Ephone-dn に COR リストを適用します。

    Ephone-dn 1
       
       Number 1001
       
       Cor incoming Engineering  
       
       Ephone-dn 2
       
       Number 1002
       
       Cor incoming HR 
       
       Ephone-dn 3
       
       Number 1003
       
       Cor incoming Manager 
       
       Ephone-dn 4
       
       Number 1004

    注: Ephone-dn 4 に適用される COR はありません。

上記の設定により:

  • Ephone-dn 1(1001)は 408….、911 と 316…. のメンバーにコール可能。

  • Ephone-dn 2(1002)は 408….、1800...、 911 と 316…. のメンバーにコール可能。

  • Ephone-dn 3(1003)はルータから可能なすべてのメンバーにコール可能。

  • Ephone-dn 4(1004)はルータから可能なすべてのメンバーにコール可能。

注: すべての Ephone-dns は 316…. のメンバーにコール可能。.

さまざまな組合せの COR リストとその結果が次の表に示されています。

着信ダイヤルピア上の COR リスト

発信ダイヤルピア上の COR リスト

結果

理由

COR なし

COR なし

コール成功

COR がないため。

COR なし

発信コールに適用される COR リスト。

コール成功

COR が適用されないと、着信ダイヤルピアはデフォルトで最高の COR 優先度を持ちます。したがって、あるダイヤルピアへの着信コール区間で COR を適用しない場合、このダイヤルピアは、発信ダイヤルピアの COR 設定にかかわらず、他のダイヤルピア経由でのコールが可能です。

着信コールに適用される COR リスト。

COR なし

コール成功

発信ダイヤルピアは、デフォルトでは最低の優先度を持ちます。着信/生成側ダイヤルピア上で着信コールのための何らかの COR 設定があるので、それは発信/終端側ダイヤルピア上での発信コール COR 設定のスーパーセットになります。

着信コールに適用される COR リスト(発信ダイヤルピア上で発信コールに適用される COR リストのスーパーセット)。

発信コールに適用される COR リスト(着信ダイヤルピア上で着信コールに適用される COR リストのサブセット)。

コール成功

着信ダイヤルピア上での着信コール用の COR リストは、発信ダイヤルピア上での発信コール用の COR リストのスーパーセットです。

着信コールに適用される COR リスト(発信ダイヤルピア上で発信コールに適用される COR リストのサブセット)。

発信コールに適用される COR リスト(着信ダイヤルピア上で着信コールに適用される COR リストのスーパーセット)。

コール成功

着信ダイヤルピア上での着信コール用の COR リストは、発信ダイヤルピア上での発信コール用の COR リストのスーパーセットではありません。

検証

この項では、設定が正常に動作しているかどうかを確認する際に役立つ情報を示します。

特定の show コマンドは、Output Interpreter ツール登録ユーザのみ)でサポートされています。このツールを使用すると、show コマンドの出力を分析できます。

トラブルシューティング

この項では、設定のトラブルシューティングに役立つ情報を説明します。

トラブルシューティングについての追加情報は、Cisco IOS Telephony Service(ITS)の設定とトラブルシューティング の指示を参照してください。

注: debug コマンドを使用する前に、「debug コマンドに関する重要な情報」を参照してください。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


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