ブロードバンド ケーブル : ケーブル モデム終端システム(CMTS)

uBR7200 -音声および FAX コールの QoS/MAC 拡張: DOCSIS 1.0+

2003 年 1 月 30 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 9 月 3 日) | フィードバック

目次


概要

この文書では、音声および FAX トラフィックをサポートする Cisco universal Broadband Router(uBR; ユニバーサル ブロードバンド ルータ)7200 上の Quality of Service(QoS)の拡張機能の設定方法とトラブルシューティング方法について説明します。 この機能を実装するには、Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 12.0.7XR2、あるいはブランチ 12.1.1T、12.1(1a)T1 以降のリリースが必要です。

概論要約

Data-over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS)1.0+ インプリメンテーションは、Local Access Network(LAN)上のリアルタイムの音声、FAX、およびビデオをサポートするように、DOCSIS 1.0 の Quality of Service(QoS)を拡張したものです。

DOCSIS 1.0+ は、ケーブル ラボによる新規、あるいは中継的な仕様ではありません。 DOCSIS 1.0+ アーキテクチャ全体は、DOCSIS 1.1 の仕様と開発が広く使用可能になるまで、Cisco と特定の Cable Modem(CM; ケーブル モデム)ベンダーによって提供されるソリューションです。

DOCSIS 1.0+ は、Integrated Telephony Cable Modem(ITCM)からのリアルタイム音声、FAX および データ パケット用に、QoS の追加機能を提供します。 DOCSIS 1.0+ で、DOCSIS 1.0 に追加された独自の拡張機能を次に示します。

  • 2 種類の新しい CM 起動によるダイナミック MAC メッセージ、 Dynamic Service Addition (DSA) と Dynamic Service Deletion (DSD)。 これらのメッセージにより、ダイナミックな Service ID(SID)の作成や削除を、ランタイム時にコール単位に実行することができます。
  • アップストリーム上の任意の許可サービス(Constant Bit Rate[CBR; 固定ビット レート] スケジューリング)。 この機能を使うと、ITCM からアップストリームの CBR 音声および FAX パケットに対して、高品質の QoS チャネルが提供されます。
  • 特定の ITCM に対し、パケット内の IP 優先順位値に基づいてダウンストリーム レートを個別に提供する機能。 この機能は、レート シェーピングのために、同一の ITCM に着信する音声/信号/データ トラフィックを分離する場合に役に立ちます。

ITCM による CMTS への登録時の動作

Cable Modem Termination System(CMTS)で登録要求を受信すると、ITCM 用のローカル データベース エントリが作成されます。 スタティック SID は、データ サービス用に ITCM に即座に割り当てられます。 電話回線サービスの場合、CMTS は ITCM のデータベース エントリに、(以降のアクティブ化のための)遅延サービス フローを生成します。 登録中は、電話回線サービスに対して SID は割り当てられません。

: 登録時、ITCM 用に CMTS によって生成される遅延フローの数は、ケーブル モデム用に提供される Number of Phone Lines パラメータの値によって決まります。 この値は、0 以降の任意の数値となります(0、1、2、3 など)

音声コール発信時の動作

  1. ITCM では新しい音声コールまたは FAX コールを受信すると、高位のレイヤ音声コール信号プロトコルから受信した CODEC タイプ G711/G729 を使って、そのコールに対する QoS パラメータを決定します。
  2. 新しいダイナミック SID を要求している uBR に対して、ITCM から DSA 要求(DSA-REQ)が送信されます。
  3. CMTS が ITCM のデータベース情報に(DSA-REQ メッセージ内の MAC アドレスを使って)アクセスし、この ITCM に非アクティブ、または許可されていない(遅延している)サービス フローがないかどうかチェックします。 ITCM に未使用の遅延フローがあり、Upstream(US; アップストリーム)チャネル(ITCM の接続先)に DSA-REQ 内で要求されている新しい定期 CBR スロットを許可する容量がある場合は、新しいダイナミック SID が CMTS によって作成されます。
  4. CMTS は、ITCM 要求 DSA 応答(DSA-RSP)に応答します。
  5. ITCM は DSA-RSP を確認応答します (CMTS では、DSA 応答を送信するたびに、ITCM からの DSA 確認応答(DSA-ACK)が期待されます)。

  1. 音声/FAX コールがクリアされると、削除するダイナミック SID を指定する DSD-REQ MAC メッセージが、ITCM から CMTS に送信されます。
  2. CMTS によりダイナミック SID が削除され、ITCM に DSD-RSP が送信されます。 DOCSIS 1.0+ の詳細は、「DOCSIS 1.0+ に関する FAQ」を参照してください。

コンフィギュレーション: さまざまな手順

Cisco IOS リリース 12.1(1a)T1 は、ケーブル モデム、および Cisco uBR7246 上で動作します。

CMTS 内のプロファイル

QoS プロファイル

CMTS では、2 種類の特殊な(音声関連と FAX 関連)QoS プロファイルがダイナミックに設定され、いつでも CMTS QoS コードで使用できます。 これらの QoS プロファイル(「G711」と「G729」)は、G.711/G.729 タイプの Coder-Decoder(Codec; コーデック)用の特殊なスケジューリング パラメータを使って設定されます。 CMTS では、この特殊なスケジューリング処理を要求する DSA-REQ メッセージの内容から、許可サイズ、許可間隔などの特定パラメータを取得できます。 それぞれのコーデック パラメータの組み合わせごとに、CMTS 上で QoS プロファイル テンプレートを設定する必要があります。

: ケーブル モデム(デフォルトの許可間隔が 20 ミリ秒で、G729 用の許可サイズが 31.22 KBps で、G711 用の許可サイズが 87.2 KBps)の設定ファイル内で電話回線を設定後即座に、コーデック G711 と G729 用の QoS プロファイルがダイナミックに作成されます。

少なくとも 1 回線の電話回線がケーブル モデムの設定ファイル内で設定された場合の show cable qos profile コマンドの出力を次に示します。

#show cable qos profile

 
ID
Prio
Max upstream
bandwidth
Guar upstream
bandwidth
Max
downstream
bandwidth
Max transmit
burst
TOS mask
TOS value
Created
by
Privacy
B enabled
IP prec.
rate enabled
3
7
31200
31200
0
0
0x0
0x0
cmts
yes
no
4
7
87200
87200
0
0
0x0
0x0
cmts
yes
no

ITCM ベンダーが、上記例で使用されている G.711/G.729 コーデックと異なるバージョンを使用している場合、それぞれのコーデック パラメータの組み合わせ(任意の許可サイズと許可間隔)ごとに、QoS プロファイル テンプレートを CMTS 上で静的に設定する必要があります。

次の表は、(G711 と G729 のコーデック用の)任意の許可サイズと許可間隔の計算方法を示しています。

G729 コーデック用の QoS プロファイル G711 コーデック用の QoS プロファイル
G.729 codec output per interval = 20 bytes 
RTP header = 12 bytes

 UDP header = 8 bytes

 IP header = 20 bytes

 Ethernet Frame header/CRC = 18 bytes

 DOCSIS Cable MAC header = 11 bytes

 (assuming 5 byte privacy extended header

  compulsory)

 ---------------------------------------------

 Total DOCSIS Cable MAC Frame size = 89 bytes
The grant interval of 20 msecs directly follows

 from the framing/packetization delay of the

 G.729 codec. 
The upstream reserved rate is obtained by only

 considering the Ethernet level bandwidth usage

 of each G.729 codec output. This works out to a

 78 byte Ethernet frame every 20 msecs = 31.2 kbps. 
 
The corresponding numbers for a G711 QoS profile would be:
Unsolicited grant size: 229 bytes
Unsolicited grant interval: 20 msecs
Reserved/peak rate: 87.2 kBps
 

 

トラブルシューティングとヒント」のセクションには、使用されるコーデックに対する許可サイズまたは許可間隔が適切に指定されていない場合のデバッグ動作を示す例が掲載されています。

show cable qos profile x verbose コマンドを使って、変調プロファイルをチェックできます。

変調プロファイル

アップストリーム チャネルごとに取得可能な音声コールの数を最大化するため、変調プロファイルを変更できます。 使用可能な変調プロファイルを次に示します。

cable modulation-profile 5

 cable modulation-profile 5 short 2 52 35 8 qpsk scrambler 152 diff 72 shortened uw8

 interface Cable3/0

 cable upstream 5 minislot-size 4

 cable upstream 5 modulation-profile 5

 
CMTS の設定
cable modulation-profile 5 request 0 16 1 8 qpsk scrambler 152 no-diff 64 fixed uw16 
cable modulation-profile 5 initial 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
cable modulation-profile 5 station 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
cable modulation-profile 5 short 6 75 6 8 16qam scrambler 152 no-diff 144 fixed uw8
cable modulation-profile 5 long 8 220 0 8 16qam scrambler 152 no-diff 160 fixed uw8
cable qos profile 5 ip-precedence 5 max-downstream 128 -> (This command was created automatically during CM
registration: no cable qos permission create 2 phone lines with IP precedence 5 and 128K for max downstream
were specified in CM configuration file)
no cable qos permission update
cable qos permission modems
cable time-server
!
interface Ethernet2/0
ip address 10.200.68.3 255.255.255.0
!
interface Cable3/0
ip address 10.200.70.17 255.255.255.240 secondary
ip address 10.200.69.1 255.255.255.240
no keepalive
cable downstream annex B
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
cable upstream 0 shutdown
cable upstream 1 shutdown
cable upstream 2 shutdown
cable upstream 3 shutdown
cable upstream 4 shutdown
cable upstream 5 frequency 30000000
cable upstream 5 power-level 0
cable upstream 5 minislot-size 4
cable upstream 5 modulation-profile 5
no cable upstream 5 shutdown
cable dhcp-giaddr policy
cable helper-address 10.200.68.11
!
ip classless

ケーブル モデム内のプロファイル

DOCSIS ケーブル モデム設定ファイル

DOCSIS Customer Premises Equipment(CPE; 顧客宅内装置)コンフィギュレータを使って、ケーブル モデム用の設定ファイルを準備します。必要な電話回線数を指定します。 Cisco uBR924 ケーブル モデムの場合、この値は 0、1、または 2 となります。"0" は、データ専用で音声ポートなし、"1" と "2" は電話の数を表します。 データおよびレート上限から、音声と信号を分離するために使用される IP 優先順位設定を指定します。

次の例では、音声転送の優先順位度(4)は、ダウンストリーム レート上限(128 KBps)に設定されます。

Value = 4; Rate Limit (kps) = 128000

静的な設定を使用している場合のケーブル モデム内のダイヤルピアの設定

ダイヤルピアを設定し、音声および FAX トラフィックに使用する IP 優先順位度を指定します。

ケーブル モデム 1 の 設定 ケーブル モデム 2 の 設定
voice-port 0

 input gain -2

 cptone xx

 !

 voice-port 1

 input gain -2

 cptone xx

 !

 !

 dial-peer voice 1 pots

 destination-pattern 444

 port 0

 !

 dial-peer voice 2 voip

 destination-pattern 555

 session-target ipv4:10.200.69.3 -->

 (IP address of CM2's cable interface)

 ip precedence 5

 voice-port 0
input gain -2
cptone xx
!
voice-port 1
input gain -2
cptone xx
!
!
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 555
port 0
!
dial-peer voice 2 voip
destination-pattern 444
session target ipv4:10.200.69.10 -->
(IP address of CM1's cable interface)
ip precedence 5

トラブルシューティングとヒント

注:debug コマンドを使用する前に、「debug コマンドに関する重要な情報」を参照してください。

デバッグに有効なコマンドをいくつか紹介します。

  • debug cable dynsrv: CMTS で処理されているダイナミックな MAC メッセージ(DSA-REQ、DSA-RSP、DSA-ACK、DSD-REQ、DSD-RSP など)をすべてデバッグします。
  • debug cable scheduler unsolicited-grants: 受信した任意の許可に関する平均遅延と、最大遅延のジッタをデバッグします。
  • Debug cable scheduler admission-control: MAC スケジューラによる、CBR スロットの許可と禁止の試行を表示します。

: 新しい debug コマンドは、インターフェイス単位、または SID 単位で有効にできます。 これにより、デバッグが管理しやすくなります。 必要なデバッグごとに debug cable interface cable x/y または debug cable interface cable x/y SID を有効にしてください。

デバッグに有効なコマンドをいくつか紹介します。

  • show interfaces cable x/y sid
  • show interfaces cable x/y upstream n
  • show cable qos profile
  • show cable qos profile z verbose

CM1 から CM 2 へ電話をかけ、動作を分析します。

big-cmts#debug cable dynsrv

 CMTS dynsrv debugging is on

 big-cmts#debug cable interface cable 3/0



 *May 5 05:15:36.531: DSA-REQ-RECD: OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->52

 *May 5 05:15:36.531: DSx-STATE-CREATED: OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->52

 *May 5 05:15:36.531: DSA-REQ TLV Information:

 *May 5 05:15:36.531: Type Subtype Subtype Length Value

 *May 5 05:15:36.531: 24 10

 *May 5 05:15:36.531: 19 2 89

 *May 5 05:15:36.531: 20 4 20000

 *May 5 05:15:36.531: 80 69

 *May 5 05:15:36.531: DSA-REQ: Requested QoS Parameter Information:

 *May 5 05:15:36.531: Srv Flow Ref: 0 Grant Size: 89 Grant Intvl: 20000

 *May 5 05:15:36.531: Requested QoS parameters match QoS Profile:3 (G729)

 *May 5 05:15:36.531: DSA-REQ-SID-ASSIGNED: CM 0050.734e.b5b1 SID 11

 *May 5 05:15:36.531: DSA-RSP-SEND: OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->52

 *May 5 05:15:36.531: DSA-RSP msg TLVs

 *May 5 05:15:36.531: Type:Length:Value

 *May 5 05:15:36.531: US QoS Encodings 24:8

 *May 5 05:15:36.531: SID 3:2:11

 *May 5 05:15:36.531: Service Flow Reference 1:2:0

 *May 5 05:15:36.531: DSA-RSP hex dump:

 *May 5 05:15:36.531: 0x0000: C2 00 00 26 00 00 00 50 73 4E B5 B1 00 10 0B AF

 *May 5 05:15:36.531: 0x0010: BC 54 00 14 00 00 03 01 10 00 00 34 00 18 08 03

 *May 5 05:15:36.531: 0x0020: 02 00 0B 01 02 00 00 00

 *May 5 05:15:36.535: DSA-RSP-SENT: CM->0050.734e.b5b1 TranscId->52

 *May 5 05:15:36.539: DSA-ACK-RECD: OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->52 ConfCode->0

 *May 5 05:15:36.539: DYN-SRV-STATE-DESTROYED : OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->52

 *May 5 05:15:42.779: DSA-REQ-RECD: OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->51

 *May 5 05:15:42.779: DSx-STATE-CREATED: OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->51

 *May 5 05:15:42.779: DSA-REQ TLV Information:

 *May 5 05:15:42.779: Type Subtype Subtype Length Value

 *May 5 05:15:42.779: 24 10

 *May 5 05:15:42.779: 19 2 89

 *May 5 05:15:42.779: 20 4 20000

 *May 5 05:15:42.779: 80 69

 *May 5 05:15:42.779: DSA-REQ: Requested QoS Parameter Information:

 *May 5 05:15:42.779: Srv Flow Ref: 0 Grant Size: 89 Grant Intvl: 20000

 *May 5 05:15:42.779: Requested QoS parameters match QoS Profile:3 (G729)

 !--- 設定した任意許可サイズまたは任意許可間隔が適切でない場合、

 *May 5 05:15:42.779: DSA-REQ-SID-ASSIGNED: CM 0050.7366.1bdb SID 12

 !---  「Requested QoS doesn't match any profile here」(要求された QoS と一致するプロファイルがありません)というメッセージが表示されます。

 *May 5 05:15:42.779: DSA-RSP-SEND: OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->51 TIP: check the configured Qos Profile with

     the show qos profile x verbose command

 *May 5 05:15:42.779: DSA-RSP MSG TLVs

 *May 5 05:15:42.779: Type:Length:Value

 !--- また: CM 設定ファイルで、必要な電話回線数を指定しなかった場合、

 *May 5 05:15:42.779: US QoS Encodings 24:8

 !---  「QoS profile matched but DSA-REQ is rejected」(QoS プロファイルは一致しましたが、DSA-REQ は拒否されました)というメッセージが表示されます。

 *May 5 05:15:42.779: SID 3:2:12

 *May 5 05:15:42.779: Service Flow Reference 1:2:0

 *May 5 05:15:42.779: DSA-RSP hex dump:

 *May 5 05:15:42.779: 0x0000: C2 00 00 26 00 00 00 50 73 66 1B DB 00 10 0B AF

 *May 5 05:15:42.779: 0x0010: BC 54 00 14 00 00 03 01 10 00 00 33 00 18 08 03

 *May 5 05:15:42.779: 0x0020: 02 00 0C 01 02 00 00 00

 *May 5 05:15:42.779: DSA-RSP-SENT: CM->0050.7366.1bdb TranscId->51

 *May 5 05:15:42.787: DSA-ACK-RECD: OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->51 ConfCode->0

 *May 5 05:15:42.787: DYN-SRV-STATE-DESTROYED : OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->51



 cmts#show interfaces cable 3/0 Sid 
SID Prim SID Type Online State Admin Status QoS Create Time IP Address MAC Address
1
 
stat online
enable
5
04:26:35
10.200.69.3
0050.734e.b5b1
2 
 
stat online
enable
5
04:26:47
10.200.69.10
0050.7366.1bdb
13
1
dyn
enable
3
05:22:20
 
 
14
2
dyn
enable
3
05:22:20
 
 

2 種類のダイナミック SID が音声コールに対して作成されました。 これらの SID では、QoS ID 3(G729 プロファイル)が使用されます。

cmts#show cable qos profile

 
ID Prio Max upstream
bandwidth
Guar upstream
bandwidth
Max
downstream
bandwidth
Max transmit
burst
TOS mask TOS value Created
by
Privacy
B enabled
IP prec.
Rate enabled
1
0
0
0
0
0
0x0
0x0
cmts(r)
no
no
2
0
64000
0
1000000
0
0x0
0x0
cmts(r)
no
no
3*
7
32000
320000
0
0
0x0
0x0
cmts
yes
no
4**
7
87200
87200
0
0
0x0
0x0
cmts
yes
no
5
1
1000000
0
2000000
1600
0x0
0x0
cm
no
yes
*Profile for G729 CODEC; **Profile for G711 CODEC

 

この記述の意味を見てみましょう。 上記の QoS プロファイル(G729 と G711)は、「アップストリーム」上の音声に対して使用されるものです。 このトラフィックでは、音声トラフィックの転送のためのダイナミック SID 上にある任意の許可が使われます。

ダウンストリーム トラフィックの場合でも、プライマリ SID(データ用プロファイル)と対応する QoS プロファイルが使用されます (IP 優先順位のレート上限により、音声とデータ間で一種の差別化が行われます。 IP 優先順位のレート上限は、ダウンストーリム QoS プロファイル番号 5 に対して有効です)。

DOCSIS 1.0+ 内で、IP 優先順位設定は、データから音声と信号を分離するために使用されます。 一方のエンドポイントがケーブル ネットワークの外部にあるコールの場合、音声パケットを CMTS へ転送する前にすべての音声パケットを適切にカラーリングするのは、外部ネットワークの処理です。 両方のエンドポイントがケーブル ネットワーク上に存在するコールの場合、音声パケットのカラーリングは音声パケットをネットワークへ送信する前に、トラフィックを発信しているエンドポイント(カスタマー)によって処理されます。

IP ToS overwrite コマンド(初期 uBR7200 リリース以降使用可能)を使って、デフォルト値以外の Type of Service(ToS; サービス タイプ)値を、CBR プロファイルに属している SIDS 上で受信するアップストリーム パケットに設定することができます。 この操作により、オペレータは、ダイナミック CBR SIDS 上で受信するパケットを uBR7200 を経由して(これにより、ITCM が不適切なカラーリングを実行するのを防ぐことができます)WAN リンクに転送する前に、そのパケットが適切なパターンを持つように設定することができます。

次に例を示します。

cmts(config)#cable qos profile 3 tos-overwrite 0xE0 0xA0

 value : 0xA0 (First 3 bits of TOS field : 101 - this is an IP precedence of 5)

 mask : 0xE0 
(Remember that IP precedence uses the first 3 bits of the ToS field from the IPv4header).
big-cmts#show interfaces cable 3/0 upstream 5

 Cable3/0: Upstream 5 is up

 Received 254 broadcasts, 0 multicasts, 20229 unicasts

 0 discards, 66907 errors, 0 unknown protocol

 20483 packets input, 1 uncorrectable

 101 noise, 0 microreflections

 Total Modems On This Upstream Channel : 2 (2 active)

 Default MAC scheduler

 Queue[Rng Polls] 0/20, fifo queueing, 0 drops

 Queue[Cont Mslots] 0/104, FIFO queueing, 1 drop

 Queue[CIR Grants] 0/20, fair queueing, 0 drops

 Queue[BE Grants] 0/30, fair queueing, 0 drops

 Queue[Grant Shpr] 0/30, calendar queueing, 0 drops

 Reserved slot table currently has 2 CBR entries

 Req IEs 3645087, Req/Data IEs 0

 Init Mtn IEs 56729, Stn Mtn IEs 3196

 Long Grant IEs 80084, Short Grant IEs 202

 Avg upstream channel utilization : 4%

 Avg percent contention slots : 92%

 Avg percent initial ranging slots : 4%

 Avg percent minislots lost on late MAPs : 0%

 Total channel bw reserved 64000 bps

 CIR admission control not enforced

 Current minislot count : 3101850 Flag: 0

 Scheduled minislot count : 3102029 Flag: 0 
cmts#debug cable scheduler

 CMTS scheduler debugging is on

 big-cmts#

 *May 5 05:24:41.991: SID:13 max-jitter:2 msecs, avg-jitter:0 msecs

 *May 5 05:24:51.995: SID:14 max-jitter:2 msecs, avg-jitter:1 msecs

 *May 5 05:25:02.015: SID:13 max-jitter:2 msecs, avg-jitter:0 msecs

 *May 5 05:25:12.035: SID:13 max-jitter:2 msecs, avg-jitter:1 msecs

 *May 5 05:25:22.055: SID:13 max-jitter:2 msecs, avg-jitter:0 msecs

 *May 5 05:25:32.075: SID:13 max-jitter:2 msecs, avg-jitter:0 msecs

 *May 5 05:25:42.091: SID:13 max-jitter:2 msecs, avg-jitter:0 msecs

 *May 5 05:25:52.095: SID:13 max-jitter:2 msecs, avg-jitter:0 msecs 
cmts#show cable qos profile 3 verbose

 Profile Index 3

 Name G729

 Upstream Traffic Priority 7

 Upstream Maximum Rate (BPS) 32000

 Upstream Guaranteed Rate (BPS) 32000

 Unsolicited Grant Size (bytes) 89

 Unsolicited Grant Interval (usecs) 20000

 Upstream Maximum Transmit Burst (bytes) 0

 IP Type of Service Overwrite Mask 0x0

 IP Type of Service Overwrite Value 0x0

 Downstream Maximum Rate (BPS) 0

 Created By cmts

 Baseline Privacy Enabled yes 
big-cmts#show cable qos profile 4 verbose

 Profile Index 4

 Name G711

 Upstream Traffic Priority 7

 Upstream Maximum Rate (BPS) 87200

 Upstream Guaranteed Rate (BPS) 87200

 Unsolicited Grant Size (bytes) 229

 Unsolicited Grant Interval (usecs) 20000

 Upstream Maximum Transmit Burst (bytes) 0

 IP Type of Service Overwrite Mask 0x0

 IP Type of Service Overwrite Value 0x0

 Downstream Maximum Rate (BPS) 0

 Created By cmts

 Baseline Privacy Enabled yes 
Line is released:
The phone line is released: a user hangs up.
big-cmts#show debug

 CMTS:

 CMTS dynsrv debugging is on

 CMTS specific:

 Debugging is on for Cable3/0

 big-cmts#

 *May 5 05:29:45.659: DSD-REQ-RECD: I/F Cable3/0/U5: OrgMac->0050.734e.b5b1

 *May 5 05:29:45.659: OrgId->54 sfid 13

 *May 5 05:29:45.659: DYN-SID-DELETED: SID:13 Inpkts:5047 InOctets:393749 Bwreqs:12  Grants:22270

 *May 5 05:29:45.659: DSD-RSP Message Hex Dump:

 *May 5 05:29:45.659: 0x0000: C2 00 00 20 00 00 00 50 73 4E B5 B1 00 10 0B AF

 *May 5 05:29:45.659: 0x0010: BC 54 00 0E 00 00 03 01 16 00 00 36 00 00 00 00

 *May 5 05:29:45.659: 0x0020: 00 0D

 *May 5 05:29:45.659: DSD-RSP-SENT: To CM->0050.734e.b5b1 TranscId->54

 *May 5 05:29:48.023: DSD-REQ-RECD: I/F Cable3/0/U5: OrgMac->0050.7366.1bdb

 *May 5 05:29:48.023: OrgId->53 sfid 14

 *May 5 05:29:48.023: DYN-SID-DELETED: SID:14 Inpkts:6512 InOctets:508085 Bwreqs:2  Grants:22378

 !---  ダイナミック SIDS が削除されます。 

 *May 5 05:29:48.023: DSD-RSP Message Hex Dump:

 *May 5 05:29:48.023: 0x0000: C2 00 00 20 00 00 00 50 73 66 1B dB 00 10 0B AF

 *May 5 05:29:48.023: 0x0010: BC 54 00 0E 00 00 03 01 16 00 00 35 00 00 00 00

 *May 5 05:29:48.023: 0x0020: 00 0E

 *May 5 05:29:48.023: DSD-RSP-SENT: To CM->0050.7366.1bdb TranscId->53 

上記パラメータのいずれか(使用するコーデックに対する許可サイズまたは許可間隔)の設定が適切ではなかった場合の動作を次に示します。 この例では、コーデック G729 に対する許可サイズが 89 から 80 に変更されています。

cmts(config)#cable qos profile 3 grant-size 80 
cmts#show cable qos profile 3 verbose

 Profile Index 3

 Name G729

 Upstream Traffic Priority 7

 Upstream Maximum Rate (BPS) 31200

 Upstream Guaranteed Rate (BPS) 31200

 Unsolicited Grant Size (bytes) 80

 Unsolicited Grant Interval (usecs) 20000

 Upstream Maximum Transmit Burst (bytes) 0

 IP Type of Service Overwrite Mask 0x0

 IP Type of Service Overwrite Value 0x0

 Downstream Maximum Rate (BPS) 0

 Created By cmts

 Baseline Privacy Enabled yes 
big-cmts#

 *May 10 04:20:57.885: DSA-REQ-RECD: OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->59

 *May 10 04:20:57.885: DSx-STATE-CREATED: OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->59

 *May 10 04:20:57.885: DSA-REQ TLV Information:

 *May 10 04:20:57.885: Type Subtype Subtype Length Value

 *May 10 04:20:57.885: 24 10

 *May 10 04:20:57.885: 19 2 89

 *May 10 04:20:57.885: 20 4 20000

 *May 10 04:20:57.885: 80 69

 *May 10 04:20:57.885: DSA-REQ: Requested QoS Parameter Information:

 *May 10 04:20:57.885: Srv Flow Ref: 0 Grant Size: 89 Grant Intvl: 20000

 *May 10 04:20:57.885: DSA-REQ-REJECT OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->59:

 *May 10 04:20:57.885: No CMTS QoS profile matching requested parameters

 *May 10 04:20:57.885: DSA-RSP-SENT: CM->0050.734e.b5b1 TranscId->59

 *May 10 04:20:57.889: DSA-ACK-RECD: OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->59 ConfCode->0

 *May 10 04:20:57.889: DYN-SRV-STATE-DESTROYED : OrgMac->0050.734e.b5b1 OrgId->59

 *May 10 04:20:57.905: DSA-REQ-RECD: OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->58

 *May 10 04:20:57.905: DSx-STATE-CREATED: OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->58

 *May 10 04:20:57.905: DSA-REQ TLV Information:

 *May 10 04:20:57.905: Type Subtype Subtype Length Value

 *May 10 04:20:57.905: 24 10

 *May 10 04:20:57.905: 19 2 89

 *May 10 04:20:57.905: 20 4 20000

 *May 10 04:20:57.905: 80 69

 *May 10 04:20:57.905: DSA-REQ: Requested QoS Parameter Information:

 *May 10 04:20:57.905: Srv Flow Ref: 0 Grant Size: 89 Grant Intvl: 20000

 *May 10 04:20:57.905: DSA-REQ-REJECT OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->58:

 *May 10 04:20:57.905: No CMTS QoS profile matching requested parameters

 *May 10 04:20:57.909: DSA-RSP-SENT: CM->0050.7366.1bdb TranscId->58

 *May 10 04:20:57.913: DSA-ACK-RECD: OrgMac->0050.7366.1bdb OrgId->58 ConfCode->0

 *May 10 04:20:57.913: DYN-SRV-STATE-DESTROYED : OrgMac->0050.7366.1bdb Org 
big-cmts#show interfaces cable 3/0 upstream 5

 Cable3/0: Upstream 5 is up

 .......

 Reserved slot table currently has 0 CBR entries

 ....... 

関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 12215