アプリケーション ネットワーキング サービス : Cisco LocalDirector 400 シリーズ

LocalDirector での標準およびステートフルのフェールオーバーの設定

2003 年 4 月 22 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 1 月 31 日) | フィードバック

目次


概要

このテクニカル ノートの情報は、フェールオーバー設定における、Cisco LocalDirector のすべてハードウェアとソフトウェアのバージョンに適用されます。

LocalDirector では、標準フェールオーバーとステートフル フェールオーバーの、2 種類のフェールオーバーを実装できます。標準(非ステートフル)フェールオーバーでは、フェールオーバー時にすべての既存の接続情報が失われますが、ステートフル フェールオーバーでは、セッション情報だけでなくスティッキ セッション情報も維持されます。

フェールオーバーのコマンド

  • failover ip address ip_address:フェールオーバー IP アドレスを設定します。ip_address 引数は、アクティブ ユニットと通信するためにスタンバイ ユニットにより使用される IP アドレスを表します。この IP アドレスと ping コマンドを使用して、スタンバイ ユニットのステータスをチェックします。このアドレスは、システム IP アドレスと同一のネットワーク上に存在する必要があります。たとえば、システム IP アドレスが 192.168.1.1 である場合は、フェールオーバー IP アドレスを 192.168.1.2 に設定します。

  • failover [active] :オプションのフェールオーバー機能へのアクセスを有効にします。オプションの active 引数を使用すると、LocalDirector がアクティブ ユニットになります。

  • replicate interface interface_number:ステートフル フェールオーバーを有効にして、複製データ送信用のインターフェイスを指定します。interface_number 引数は、アクティブな LocalDirector ユニットがスタンバイ ユニットに接続複製データを送信する、インターフェイス番号を示します。デフォルトは、インターフェイス 0 です。

  • failover alias ip address ip_address :フェールオーバー エイリアス IP アドレスを割り当てます。IP アドレスは、アクティブ ユニットと通信するためにスタンバイ ユニットにより使用されます。

  • failover reset:ユニットを障害状態から解放します。

  • show failover:LocalDirector のフェールオーバー ステータス、ケーブル ステータス、プライマリおよびセカンダリのホスト ステータス、およびインターフェイスの説明を表示します。

  • shutdown ethernet | fddi interface_number:インターフェイスを無効にします。

詳細は、LocalDirector コマンド リファレンス を参照してください。

設定

標準フェールオーバーの LocalDirector の基本設定を次に示します。

標準フェールオーバーの LocalDirector
: Saved 
 
 : LocalDirector 420 Version 4.1.2 
 
 syslog output 20.3 
 
 no syslog console 
 
 enable password 000000000000000000000000000000 encrypted 
 
 hostname localdirector 
 
 no shutdown ethernet 0 
 
 no shutdown ethernet 1 
 
 shutdown ethernet 2 
 
 shutdown ethernet 3 
 
 interface ethernet 0 100full 
 
 interface ethernet 1 100full 
 
 interface ethernet 2 auto 
 
 interface ethernet 3 auto 
 
 mtu 0 1500 
 
 mtu 1 1500 
 
 mtu 2 1500 
 
 mtu 3 1500 
 
 multiring all 
 
 no secure  0 
 
 no secure  1 
 
 no secure  2 
 
 no secure  3 
 
 ping-allow 0 
 
 ping-allow 1 
 
 no ping-allow 2 
 
 no ping-allow 3 
 
 ip address 10.1.1.1 255.0.0.0 
 
 arp timeout 30 
 
 no rip passive 
 
 rip version 1 
 
 failover ip address 10.1.1.2 
 
 failover 
 
 failover hellotime 30 
 
 password cisco 
 
 snmp-server enable traps 
 
 snmp-server community public 
 
 no snmp-server contact 
 
 no snmp-server location 
 
 no dns-boomerang enable 
 
 virtual 10.1.1.5:0:0:tcp is 
 
 real 10.1.1.4:0:0:tcp is 
 
 real 10.1.1.3:0:0:tcp is 
 
 bind 10.1.1.5:0:0:tcp 10.1.1.3:0:0:tcp 
 
 bind 10.1.1.5:0:0:tcp 10.1.1.4:0:0:tcp 
 
 : end 
 
 [OK] 
 
 localdirector(config)# 
 
 

ステートフル フェールオーバーの LocalDirector の設定例を次に示します。ステートフル フェールオーバー ユニットは、アクティブな接続の接続情報を共有し、また仮想回線ごとに設定可能です。Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制御プロトコル)接続の状態が変わるたびに、LocalDirector ステートフル プロトコルによって、スタンバイ LocalDirector にデータが送信されます。これにより、すべての TCP セッションの現在の状態が、スタンバイ LocalDirector にミラーリングできるようになります。

LocalDirector ステートフル プロトコルは、User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)パケットを使用して、イーサネット インターフェイスでスタンバイ LocalDirector に状態変更を送信します。ステートフル フェールオーバーのメッセージを送信するには、別のイーサネット インターフェイスを使用します。ステートフル フェールオーバーを使用すると、クライアントに対するサービスの中断は発生しません。ミッションクリティカルなアプリケーションに最適で、高度な可用性を実現できます。

注:この例ではインターフェイス イーサネット 2 を使用し、このイーサネットは状態情報を転送するために 2 つの LocalDirector 間でクロスオーバを確保しています。また、この例では次の replicate コマンドを使用しています。

replicate interface 2 
 
 replicate 10.1.1.5:0:0:tcp
 
 

これらのコマンドにより、イーサネット 2 を経由してアクティブ ユニットからスタンバイ ユニットに接続情報を複製し、また仮想アドレス 10.1.1.5 からスタンバイ ユニットにすべての状態情報を複製するよう、LocalDirector に通知されます。

ステートフル フェールオーバーの LocalDirector
: Saved 
 
 : LocalDirector 420 Version 4.1.2 
 
 syslog output 20.3 
 
 no syslog console 
 
 enable password 000000000000000000000000000000 encrypted 
 
 hostname localdirector 
 
 no shutdown ethernet 0 
 
 no shutdown ethernet 1 
 
 no shutdown ethernet 2 
 
 shutdown ethernet 3 
 
 interface ethernet 0 100full 
 
 interface ethernet 1 100full 
 
 interface ethernet 2 100full 
 
 interface ethernet 3 auto 
 
 mtu 0 1500 
 
 mtu 1 1500 
 
 mtu 2 1500 
 
 mtu 3 1500 
 
 multiring all 
 
 no secure  0 
 
 no secure  1 
 
 no secure  2 
 
 no secure  3 
 
 ping-allow 0 
 
 ping-allow 1 
 
 no ping-allow 2 
 
 no ping-allow 3 
 
 ip address 10.1.1.1 255.0.0.0 
 
 arp timeout 30 
 
 no rip passive 
 
 rip version 1 
 
 failover ip address 10.1.1.2 
 
 failover 
 
 failover hellotime 30 
 
 password cisco 
 
 snmp-server enable traps 
 
 snmp-server community public 
 
 no snmp-server contact 
 
 no snmp-server location 
 
 no dns-boomerang enable 
 
 virtual 10.1.1.5:0:0:tcp is 
 
 real 10.1.1.4:0:0:tcp is 
 
 real 10.1.1.3:0:0:tcp is 
 
 replicate interface 2 
 
 replicate 10.1.1.5:0:0:tcp 
 
 bind 10.1.1.5:0:0:tcp 10.1.1.3:0:0:tcp 
 
 bind 10.1.1.5:0:0:tcp 10.1.1.4:0:0:tcp 
 
 

:最初は、すべてのインターフェイスが waiting モードであるため、ネットワーク監視が開始していないことを意味します。ネットワーク インターフェイスが normal モードになった後、ネットワーク監視が始まります。これは、LocalDirector-HELLO メッセージの、5 秒間隔での送信が始まった時点です。

LocalDirector-HELLO メッセージが受信されずに 30 秒の間隔が経過した場合は、どのユニットに障害が発生したかを判定するため、ユニットは testing モードになります。シリアル ケーブルが抜かれている場合、ユニットは現在の役割を維持します。ユニットがテストにパスしない場合、ユニットは failed 状態になり、他のユニットは active になります。TCP 接続の ?state? が変わるたびに、LocalDirector ステートフル プロトコルを介して、スタンバイ LocalDirector にデータが送信されます。すべての TCP セッションの状態は、スタンバイ LocalDirector にミラーリングされます。ステートフル フェールオーバーをサポートするように仮想回線が変更された場合は、新しい接続のみに関する状態情報がスタンバイ LocalDirector に送信されます。LocalDirector ステートフル プロトコルは、既存の TCP セッションの状態はコピーしません。

フェールオーバー ステータスの確認

show failover コマンドを使用すると、次の例に示すように、ユニットとそのインターフェイスの現在のフェールオーバー ステータスを表示することができます。

Failover Off 
 
 Cable status: My side not connected 
 
         This host: Secondary - Active 
 
                 Active time: 1 weeks, 3 days, 1 hours, 2 minutes, 5 seconds 
 
                 Interface 5 (10.86.16.225): Normal (Waiting) 
 
                 Interface 4 (10.86.16.225): Normal (Waiting) 
 
                 Interface 3 (10.86.16.225): Normal (Administratively down) 
 
                 Interface 2 (10.86.16.225): Normal (Administratively down) 
 
                 Interface 1 (10.86.16.225): Normal (Waiting) 
 
                 Interface 0 (10.86.16.225): Normal (Waiting) 
 
         Other host: Secondary - Standby 
 
                 Interface 5 (0.0.0.0): Normal (Waiting) 
 
                 Interface 4 (0.0.0.0): Normal (Waiting) 
 
                 Interface 3 (0.0.0.0): Normal (Administratively down) 
 
                 Interface 2 (0.0.0.0): Normal (Administratively down) 
 
                 Interface 1 (0.0.0.0): Normal (Waiting) 
 
                 Interface 0 (0.0.0.0): Normal (Waiting) 

上記は、hello パケットが 2 つのユニットの間で送受信され、LocalDirector のインターフェイスのうち 2 つがシャットダウンされていることを示します。


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