音声とユニファイド コミュニケーション : Cisco Unified Communications Manager(CallManager)

Cisco CallManager 3.2 を使用した番号非通知デバイス ゲートキーパの設定

2003 年 5 月 9 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 1 月 20 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
     表記法
     前提条件
     使用するコンポーネント
     背景理論
     ネットワーク ダイアグラム
Cisco CallManager ゲートキーパ パラメータの設定
     手順説明
ルート パターンの変更による Cisco CallManager ゲートキーパの使用
     手順説明
ゲートキーパ パラメータの設定
ゲートウェイ パラメータの設定
確認
     show gatekeeper endpoints コマンドの使用
     IOS ゲートウェイで show gateway コマンドを使用した登録ステータスの確認
     両方向のコールによる接続の確認
     show gatekeeper calls コマンドを使用した CAC の動作の確認
     zone bandwidth パラメータを小さくして、すべてのコールをブロックする
トラブルシューティング
     ゲートキーパ設定のトラブルシューティング
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この文書では、Cisco CallManager 3.2 サーバを使用した番号非通知デバイス ゲートキーパをセットアップする方法について説明します。これには、ゲートキーパとして動作する Cisco IOS(R) ソフトウェア ルータと、H.323 ゲートウェイとして動作する Cisco IOS ルータを使用する必要があります。この文書では主に、ゲートキーパを使用するように Cisco CallManager 3.2 サーバを設定する方法を取り上げています。この設定を完了すれば、Cisco CallManager 3.2 サーバに登録された IP Phone と、Cisco IOS ゲートウェイに接続されたアナログ電話の間で Call Admission Control(CAC; 接続アドミッション制御)を使用し、どちらの方向でもコールを行うことができます。

はじめに

表記法

文書の表記法の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。

前提条件

設定を開始する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。

  • Cisco CallManager サーバを使用したサンプル ネットワークがある。

  • IP Phone(モデル 7910、7940、または 7960)がある。

  • FXS ポートを装備した Cisco IOS ゲートウェイがある。

  • Cisco IOS ゲートウェイの FXS ポートに接続されたアナログ電話がある。

  • H.323 ゲートキーパ機能をサポートするイメージを搭載した Cisco IOS ルータがある。

  • すべてのデバイスが相互に ping を実行できる。

  • IP Phone は、双方向の音声機能を使用して、アナログ電話にコールできる。

  • アナログ電話は、双方向の音声機能を使用して、IP Phone にコールできる。

注: 詳細については、次のネットワーク ダイアグラムを参照してください。

使用するコンポーネント

この文書の情報は、次のソフトウェアおよびハードウェアのバージョンに基づいています。

  • 12.2(8)YM を実行する H.323 VoIP ゲートウェイとして動作する Cisco IOS ルータ。

  • 12.2(15)T を実行する H.323 VoIP ゲートキーパとして動作する Cisco IOS ルータ。

  • 3.2(2c) を実行する Cisco CallManager。

  • 7960 IP Phone。

  • 通常のアナログ電話。

  • 2900XL スイッチ。

この資料の情報は、特定の実験環境内のデバイスから作成されました。また、この文書で使用するデバイスは、すべて初期(デフォルト)の設定で起動しています。実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。

背景理論

番号非通知デバイス ゲートキーパは、このゲートキーパに登録されている Cisco IOS ゲートウェイおよび Cisco CallManager ゲートウェイに関するコール ルーティングの決定を処理します。このことは、クラスタ内の Cisco CallManager サーバは、ネットワーク内の他のすべてのゲートウェイに関する情報が不要であることを意味します。その代わりに、Cisco CallManager サーバのルート パターンまたは VoIP ダイヤルピアは、番号非通知デバイス ゲートキーパをポイントするように設定されます。番号非通知デバイス ゲートキーパは、ネットワークのダイヤル プランを追跡します。この問題の詳細については、Cisco IOS H.323 ゲートキーパ コール ルーティングの理解という文書を参照してください。

この文書で説明する設定は、通常、インターネットワーキング スキルの学習用のネットワークで使用されます。概念とコマンドは、実稼働環境で使用するものと同じです。主な違いは、このシナリオでは、CAC のメリットを受ける VoIP トラフィック用の WAN 接続が存在しない点です。この場合、CAC 用に割り当てられている帯域幅は、スイッチのバックプレーンから得られるものです。つまり、この設定は LAN 上で CAC を行う方法を示しています。これにより、CAC が Cisco CallManager サーバとどのように連携するかを示すための、第三の Cisco IOS ゲートウェイについての説明が不要となり、不必要なレベルの複雑さが省略できます。

注: Cisco CallManager 3.3 におけるゲートキーパの設定は、まったく異なります。この文書を使用して、Cisco CallManager 3.3 サーバで CAC を設定することはできません。

CAC を正しく実装するには、綿密なネットワーク設計と、対応する CAC オーバーレイが必要になります。(Cisco IOS ゲートウェイおよびゲートキーパでの CAC の実装に使用できるすべてのオプションを含む)CAC ソリューションの設計と実装の完全な説明は、この文書の範囲外です。cisco.com では、Cisco IOS ベースのゲートウェイとゲートキーパを使用した CAC の理解と実装の手助けになる、非常に優れたリソースがいくつか利用できます。cisco.com で「ゲートキーパ」を検索してください。「トラブルシューティング」、「理解」などの単語を追加して、検索を絞り込むこともできます。また、検索の範囲を、製品およびサービス/テクニカル サポート(TAC 作成のコンテンツのみ)に制限することもできます。

ネットワーク ダイアグラム

この文書では次の図に示すネットワーク設定を使用しています。

ccma_with_gk0.gif

Cisco CallManager ゲートキーパ パラメータの設定

この項では、Cisco CallManager で番号非通知デバイス ゲートキーパのインスタンスを作成する方法について説明します。

手順説明

  1. Device > GateKeeper を選択します。

    注: この項で特に説明されていないすべてのパラメータにデフォルト値を使用して開始するためには、既存のゲートキーパが存在する場合、それを削除して初めからやり直してください。

    注: ゲートキーパ パラメータの設定は、表の後にある画面で示されている設定と一致する必要があります。

    パラメータを次のように入力します。

    パラメータ

    設定値

    GateKeeper Name

    Cisco IOS ゲートキーパ ルータの DNS 名または IP アドレスを使用します。この場合は、10.21.9.175 です。

    Terminal Type

    Gateway

    Device Pool

    Default

    Technology Prefix

    1#

    注: ゲートキーパ設定 [1#*] で使用されている "*" は、ここには含まれません。

    Zone

    tacweb

    注: これは、ゲートキーパとゲートウェイで使用されているゾーン名と同じです。

    Enable Device

    このフィールドをチェックします。

    Allow Anonymous Calls

    このフィールドをチェックします。

    Device Protocol

    H.225 を選択します。

    Calling Party Selection

    Originator

    Presentation Bit

    Allowed

    パラメータのページは次のように表示されます。

    ccma_with_gk1.gif

  2. 表示された Insert または Update をクリックします。

ルート パターンの変更による Cisco CallManager ゲートキーパの使用

この項では、ゲートウェイまたはルート リストではなく、ゲートキーパ(この場合は番号非通知デバイス ゲートキーパ)でルート パターンをポイントする方法について説明します。

手順説明

  1. Route Plan > Route Pattern を選択します。

  2. Find をクリックします。

  3. アナログ電話へのコールをルーティングするように設定した Route Pattern をクリックします(この場合は内線番号 3000 用のルート パターン)。

  4. AnonymousDevice という名前のエントリをポイントするように Gateway/Route List パラメータを変更します。(これは、直前に作成したゲートキーパです。)

    注: 以前の設定で IP Phone からアナログ電話へのコールが使用できる場合は(この文書の前提条件に記載されているように)、これ以上の変更は必要ありません。次に示されているルート パターンのパラメータの残り部分は、この文書で使用されているシナリオに対して機能する値に設定されています。

    ccma_with_gk2.gif

  5. Update をクリックします。

ゲートキーパ パラメータの設定

この項では、CAC に必要な Cisco IOS ゲートキーパ パラメータの設定方法について説明します。

Cisco ゲートキーパには次の設定を使用します。

!
 !
 gatekeeper
 zone local tacweb cisco.com 10.21.9.175
 zone prefix tacweb 2*
 zone prefix tacweb 2* gw-priority 10 10.21.9.62
 zone prefix tacweb 2* gw-priority 0 10.21.9.61
 zone prefix tacweb 3*
 zone prefix tacweb 3* gw-priority 10 10.21.9.61
 zone prefix tacweb 3* gw-priority 0 10.21.9.62
 gw-type-prefix 1#* default-technology
 bandwidth total zone tacweb 256
 no shutdown
 !
 !

この設定に関する注意:

  1. ゲートキーパは tacweb という名前のゾーンを制御しています。このゾーンがローカル ゾーンとして設定されているのはこのためです。IP アドレスは、ゲートキーパからの CAC IP パケットの発信元アドレスとして使用される、ローカル アドレスです。

  2. tacweb ゾーンに対する zone prefix コマンドは、このゾーンに関するダイヤル プランになります。このようにして、ゲートキーパはダイヤル番号を正しいゾーンに関連付けます。

    優先度が 1 以上であれば、ゲートウェイは、設定されたプレフィクスへコールをルーティングする実行可能なパスであることを示します。優先度が 0 であれば、ゲートウェイは、設定されたプレフィクスへコールをルーティングする実行可能なパスではないことを示します。

    ゲートキーパがルーティングを決定する方法についての完全な説明は、この文書の適用範囲外です。ゲートキーパがルーティングを決定する方法の詳細については、Cisco IOS H.323 ゲートキーパ コール ルーティングの理解という文書を参照してください。

  3. このシナリオでは、コールがゲートキーパにルーティングされる時に、ダイヤルされたディジットに Technology Prefix が含まれていません。このことは、gw-type-prefix 1#* default-technology コマンドがゲートキーパで必要であり、h323-gateway voip tech-prefix 1# コマンドが Cisco IOS ゲートウェイで必要であるだけでなく、Technology Prefix 1# パラメータが Cisco CallManager ゲートキーパ設定で必要である理由です。この設定を怠ると、コールは正しく行われません。

    注: Cisco IOS ゲートウェイの設定または Cisco CallManager サーバの設定では、最後に「*」を追加しないでください。これは、ゲートキーパでのみ必要です。

  4. このゾーンには、合計 256 kbps の帯域幅容量があります。

    注: ゲートキーパで動作している Cisco IOS のバージョンに応じて、ゾーンの帯域幅を設定するコマンドには 2 つのバージョンがあります。その 2 つのバージョンは、bandwidth total zonezone bw です。

ゲートウェイ パラメータの設定

この項では、CAC に必要な Cisco IOS ゲートウェイ パラメータの設定方法について説明します。

Cisco ゲートウェイには次の設定を使用します。

!
 interface FastEthernet0/0
 ip address 10.21.9.61 255.255.255.0
 h323-gateway voip interface
 h323-gateway voip id tacweb ipaddr 10.21.9.175 1719
 h323-gateway voip h323-id tacweb-gw
 h323-gateway voip tech-prefix 1# 
 !
 voice-port 1/0
 !
 voice-port 1/1
 !
 dial-peer voice 1 pots
 destination-pattern 3000
 port 1/0
 !
 dial-peer voice 2 voip
 destination-pattern 2000
 session target ras
 !
 gateway 
 !
 !

この設定に関する注意:

  1. このシナリオでは、コールがゲートキーパにルーティングされる場合は、ダイヤルされたディジットに Technology Prefix をプリペンドしないでください。このことは、h323-gateway voip tech-prefix 1# コマンドが Cisco IOS ゲートウェイで必要であり、gw-type-prefix 1#* default-technology コマンドがゲートキーパで必要であるだけでなく、Technology Prefix 1# パラメータが Cisco CallManager ゲートキーパ設定で必要である理由です。この設定を怠ると、コールは正しく行われません。

    注: Cisco IOS ゲートウェイの設定または Cisco CallManager サーバの設定では、最後に「*」を追加しないでください。これは、ゲートキーパでのみ必要です。

  2. gateway コマンドを含める必要があります。gateway コマンドの下で適用可能なその他のパラメータはオプションです。

  3. ゲートウェイで session target ras コマンドを使用すると、ゲートウェイは、2000(IP Phone の Directory Number(DN; ディレクトリ番号))へのコールをゲートキーパにルーティングします。これは、非常に単純化された例です。通常、最初のディジットが 2 であるすべての DN に関して別々のダイヤルピアをセットアップする手間を避けるため、「2....」のようなワイルド カードを使用します。

  4. ゲートキーパの show gatekeeper endpoints コマンドに表示されるこのゲートウェイに一意の識別子を提供するため、h323-gateway voip h323-id コマンドを使用します。

  5. Cisco IOS ゲートウェイの音声ポート 1/0 と 1/1 は、FXS ポートです。そのうちの一方のみ(ポート 1/0)が使用されています。POTS ダイヤルピアの宛先パターン(3000)は、ゲートキーパで E164-ID として登録されます。このことは、ゲートキーパの show gatekeeper endpoints コマンドの出力で確認できます。

確認

この項では、ゲートキーパ設定が正常に機能しているかを確認するための、いくつかの基本コマンドについて説明します。cisco.com には、ゲートキーパ設定の確認とトラブルシューティングについて、さらに詳しく説明しているその他の文書がいくつかあります。最後の関連情報を参照してください。

show gatekeeper endpoints コマンドの使用

2 つのゲートウェイ(Cisco CallManager サーバおよび Cisco IOS ゲートウェイ ルータ)が登録されていることを確認するには、show gatekeeper endpoints コマンドを使用します。

GateKeeper#show gatekeeper endpoints
    GATEKEEPER ENDPOINT REGISTRATION
    ================================
    CallSignalAddr  Port  RASSignalAddr   Port  Zone Name Type    Flags
    --------------- ----- --------------- ----- --------- ------- -----
    10.21.9.61      1720  10.21.9.61      54492 tacweb    VOIP-GW
    E164-ID: 3000
    H323-ID: tacweb-gw
    10.21.9.62      1720  10.21.9.62      1710  tacweb    VOIP-GW
    H323-ID: 10.21.9.62
    Total number of active registrations = 2

パラメータ

説明

E164-ID: 3000

Cisco IOS ゲートウェイ ルータの POTS ダイヤルピア 1 の宛先パターン

注: この場合、これは FXS ポートであるため、エンド ステーション(この場合は、ネットワーク ダイアグラムに示されているアナログ電話)に接続されます。

dial-peer voice 1 pots
    destination-pattern 3000
    port 1/0

H323-ID: tacweb-gw

Cisco IOS ゲートウェイ ルータのファースト イーサネット インターフェイスの h.323-id パラメータ。

h323-gateway voip h323-id tacweb-gw
 

H323-ID: 10.21.9.62

これが Cisco CallManager サーバの IP アドレスです。

IOS ゲートウェイで show gateway コマンドを使用した登録ステータスの確認

ゲートキーパにゲートウェイが登録されていることを確認するには、Cisco IOS ゲートウェイで show gateway コマンドを使用します。

GateWay>show gateway
 H.323 ITU-T Version: 4.0   H323 Stack Version: 0.1
  Gateway  tacweb-gw  is registered to Gatekeeper tacweb
 
 Alias list (CLI configured)
  E164-ID 3000
  H323-ID tacweb-gw
 Alias list (last RCF)
  E164-ID 3000
  H323-ID tacweb-gw
  H323 resource thresholding is Disabled
 GateWay>

この出力は、ゲートキーパに Cisco IOS ゲートウェイが登録されていることを示します。

両方向のコールによる接続の確認

ダイヤル プランが正しく、しかも IP フォン とアナログ電話の両方からのコールに対してゲートキーパが正しく機能することを確認するには、両方向でコールを行ってみる必要があります。

  1. アナログ電話から IP Phone をコールします。コールが確立し、双方向の音声通信が行えるはずです。

    コールに失敗した場合であっても、ステップ 2 に進みます。

  2. IP Phone からアナログ電話をコールします。コールが確立し、双方向の音声通信が行えるはずです。

    両方向でコールを行うことができた場合は、次の項show gatekeeper calls コマンドを使用した CAC の動作の確認に進み、実行中のコールが CAC を使用していることを確認します。

    単方向でしか音声通信を行うことができなかった場合は、単方向音声問題のトラブルシューティングに関する文書へのリンクがある、最後の関連情報の項を参照します。単方向音声問題を修正した場合は、次の項に進みます。

    どちらかの方向、または両方向でコールの発信の問題が発生した場合、次のトラブルシューティングの項を参照してください。

show gatekeeper calls コマンドを使用した CAC の動作の確認

この項では、実行中のコールが CAC を使用していることを確認できるようにします。

  1. アナログ電話(3000)から IP Phone(2000)にコールを行い、両方の電話をオフフック状態にしておきます。次に show gatekeeper calls コマンドを使用してアクティブ コールを表示します。

    GateKeeper#show gatekeeper calls
     Total number of active calls = 1.
                              GATEKEEPER CALL INFO
                              ====================
     LocalCallID                        Age(secs)   BW
     10-38197                           27          128(Kbps)
      Endpt(s): Alias                 E.164Addr
        src EP: tacweb-gw             3000
                CallSignalAddr  Port  RASSignalAddr   Port
                10.21.9.61      1720  10.21.9.61      54492
      Endpt(s): Alias                 E.164Addr
        dst EP: 10.21.9.62            2000
                CallSignalAddr  Port  RASSignalAddr   Port
                10.21.9.62      1720  10.21.9.62      1710
     
     GateKeeper#

    上記の出力は、このコールに関して CAC がアクティブであることを示しています。送信元と宛先の DN(3000 と 2000)は、太字で示されています。

  2. IP Phone(2000)からアナログ電話(3000)にコールを行い、両方の電話をオフフック状態にしておきます。次に show gatekeeper calls コマンドを使用してアクティブ コールを表示します。

    GateKeeper#show gatekeeper calls
     Total number of active calls = 1.
                              GATEKEEPER CALL INFO
                              ====================
     LocalCallID                        Age(secs)   BW
     9-32825                            45          128(Kbps)
      Endpt(s): Alias                 E.164Addr
        src EP: 10.21.9.62            2000
                CallSignalAddr  Port  RASSignalAddr   Port
                10.21.9.62      1720  10.21.9.62      1710
      Endpt(s): Alias                 E.164Addr
        dst EP: tacweb-gw             3000
                CallSignalAddr  Port  RASSignalAddr   Port
                10.21.9.61      1720  10.21.9.61      54492
     
     GateKeeper#
     

    上記の出力は、このコールに関して CAC がアクティブであることを示しています。送信元と宛先の DN(3000 と 2000)は、太字で示されています。

zone bandwidth パラメータを小さくして、すべてのコールをブロックする

CAC が正常に動作していることを最終的に確定するテストを実行したい場合は、Zone Bandwidth パラメータを 128 未満の値に小さくします。128 は、上記の show gatekeeper calls コマンドからの出力に基づいて、コールが使用している帯域幅です。

  1. まずゲートキーパをシャットダウンします。

    Gatekeeper(config-gk)#shutdown
     
  2. ゾーンの帯域幅を小さくするため、次のコマンドを発行します。

    Gatekeeper(config-gk)#bandwidth total zone tacweb 64
     
  3. ゲートキーパをオンラインに戻します。

    Gatekeeper(config-gk)#no shut
     

    いずれかの DN の 4 番目のディジットをダイヤルした後、すぐにリオーダ音が聞こえるはずです。リオーダ音が聞こえず、コールが成立した場合は、Cisco CallManager サーバのルート パターンを AnonymousDevice(ゲートキーパ)をポイントするように変更していない可能性があります。この設定を確認します。また、zone bandwidth パラメータに対して変更を加えたことを確認する必要もあります。

  4. zone bandwidth を、コールが使用できる量に戻しておくことを忘れないでください。

トラブルシューティング

この項では、設定のトラブルシューティングに使用できる情報を説明します。

ゲートキーパ設定のトラブルシューティング

設定のトラブルシューティングを行うには、次の説明に従ってください。

  1. ゲートウェイがゲートキーパに登録されておらず、またすべての設定コマンドが正しいことが確認されている場合、ゲートキーパ登録問題のトラブルシューティングを参照してください。

  2. ゲートウェイがゲートキーパに登録され、単方向または両方向でコールを発信できない場合は、次の手順を実行します。

    • ゲートキーパの DN に対する zone prefix コマンドを行ったことを確認します。

    • zone bandwidth が 128 未満に設定されていないことを確認します。

    • サーバで、Cisco CallManager サービスを停止し、再起動してみます。

    • ゲートキーパをシャットダウンし、再起動してみます。

    • CAC を使用せずに両方向でコールを発信できることを確認するため、Cisco CallManager のルート パターンを、この文書の前提条件の確認に使用したゲートウェイに戻してみます。元のゲートウェイを使用してコールを発信できない場合は、CAC を正しくテストするには、問題を解決する必要があります。

    cisco.com には、ゲートキーパ設定の確認とトラブルシューティングについてさらに詳しく説明している、その他の文書がいくつかあります。これらの場所については、次の関連情報を参照してください。


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Document ID: 42063