LAN スイッチング : Fiber Distributed/Copper Distributed Data Interface(FDDI/CDDI)

Catalyst スイッチベースおよびワークグループ コンセントレータベースの FDDI ネットワークの管理

2002 年 11 月 20 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2005 年 11 月 14 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
     表記法
     前提条件
     使用するコンポーネント
     背景説明
FDDI をサポートするワークグループ デバイス
     モジュラ FDDI コンセントレータ
     10BaseT スイッチ
     モジュラ スイッチ
一般的なトポロジ(接続関係)
光バイパス スイッチの接続
一般的なタイプの FDDI および CDDI インターフェイス コネクタ
     MIC - デュプレックス
     RJ45 - デュプレックス
     ST - シンプレックス
     RJ45 - CDDI のピン配置
一般的なタイプの FDDI および CDDI ケーブル
     光ファイバ ケーブルのタイプ
     CDDI Catalyst 5000 UTP RJ45 ケーブル
CDDI-FDDI トランスレータの使用
WS-C1201 と WS-C1100 の A & B ポートを使用した単純な FDDI リングの作成
     背景説明
     WS-C1100
     WS-C1201
WS-C2820 SAS と WS-C1100 の接続
     背景説明
     WS-C2820 の設定
Catalyst 5505、WS-C1100、および WS-C1400 を使用したデュアル ホーミング シナリオの作成
     背景説明
     WS-C5000
設定が機能していることを確認するために使用するコマンド
設定のトラブルシューティングに使用するコマンド
コマンドの要約
付録 A:FDDI インターフェイスにおける show port コマンドの各フィールドの説明
     WS-C1100 / WS-C1201
     WS-C1400
     WS-C5500
付録 B:FDDI インターフェイスにおける show mac コマンドの各フィールドの説明
付録 C:FDDI および CDDI モジュールの LED
     WS-C1100/WS-C1400/WS-C1201/WS-C5500
付録 D:FDDI ネットワーク トポロジのリバース エンジニアリングの演習
     作業
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この文書は、Catalyst スイッチおよびワークグループ コンセントレータの Fiber Distributed Data Interface(FDDI; ファイバ分散データ インターフェイス)ネットワークへの接続に関わる、いくつかの一般的な問題について説明しています。サポートされるトポロジ(接続関係)のほか、一般的なインターフェイスおよびケーブルのタイプに関する情報も提供します。また、FDDI ポートを有効および無効にする方法と、FDDI リングが稼働していることを確認する方法も示します。

はじめに

表記法

文書表記の詳細については、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。

前提条件

この文書には前提条件は特にありません。

使用するコンポーネント

この文書のシナリオを作成するため、ラボ環境で次の機器を使用しました。

  • 端末 x 1

  • 各デバイスに適合するコンソール ケーブル x 1

  • WS-C1100* FDDI コンセントレータ x 1

    • WS-C1531 A/B MM カード x 1

    • WS-C1143 8 M ポート MM MIC カード x 1

  • WS-C1201 イーサネット スイッチ x 1

    • WS-C1511 A/B MM カード x 1

  • WS-C1400 FDDI コンセントレータ x 1

    • WS-X5101 A/B MM MIC モジュール x 1

  • Catalyst WS-C5505 x 1

    • WS-X1441 A/B & 6 M ポート MM MIC カード x 1

  • Catalyst WS-C2820 x 1

    • WS-X2842 B MM MIC SAS モジュール x 1

  • Catalyst WS-C5505 x 1

    • WS-X5101 A/B MM MIC モジュール x 1

* WS-C1400 は WS-C1100 の後継製品です。WS-C1100 に関する製品カタログ情報はすでに入手できません。

この文書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されています。この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアーな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。

背景説明

この文書のトポロジ情報のほとんどは、ルータ、サーバ、およびその他の FDDI 対応デバイスにも適用されます。

付録 D に、スイッチおよびコンセントレータで利用可能なコマンドのみを使用した、FDDI ネットワーク トポロジのリバース エンジニアリングの演習があります。この演習では、スイッチおよびコンセントレータから構成される FDDI ネットワークの管理に必要な、基本的なコマンドの例を示します。

この文書は、ネットワーク内のトポロジが変更された場合の FDDI の動作に焦点を合わせています。FDDI ネットワーキングの仕様に関するチュートリアルではありません。ANSI FDDI 規格について理解しておくと FDDI ネットワークの管理に役立ちますが、一般的な問題の多くはこの規格について理解していなくても解決できます。

この文書には、VLAN、FDDI からイーサネットへのフレーム変換、FDDI からトークン リングへのフレーム変換、トランスペアレント ブリッジング(802.1d STD)などの、レイヤ 2 以上の問題に関する情報は含まれません。

この文書の最後にある「関連情報」のセクションに、FDDI に関するその他の情報源へのリンクがあります。

この文書では、次のシナリオについて説明します。

  • イーサネット コンセントレータの A & B FDDI アップリンク ポート、および FDDI コンセントレータの A & B ポートを使用して、単純なデュアルアタッチメント FDDI リングを作成する。

  • Single Attachment Station(SAS; シングル アタッチメント ステーション)リンクを、(デュアルアタッチメント FDDI リングの一部である)FDDI コンセントレータに接続する。

  • Catalyst 5505、WS-C1100、および WS-C1400 を使用してデュアルホーム シナリオを作成する。

  • FDDI ネットワーク トポロジのリバース エンジニアリングを行う。

FDDI をサポートするワークグループ デバイス

FDDI/CDDI インターフェイスをサポートする Cisco Catalyst 製品は次のとおりです。

モジュラ FDDI コンセントレータ

シャーシ

  • *WS-C1100 eos

  • *WS-C1400 eos

* これらの製品の販売はすでに終了しています。ここでは単に履歴を示すために掲載しています。

注:WS-C1400 は WS-C1100 の後継製品です。

10BaseT スイッチ

シャーシ

  • *WS-C1201 eos

この製品の販売はすでに終了しています。ここでは単に履歴を示すために掲載しています。

モジュラ スイッチ

シャーシ

  • WS-C2820

  • WS-C5000

一般的なトポロジ(接続関係)

このセクションでは、FDDI デバイスの接続に関わる FDDI の用語と技術について簡単に説明します。また、一般的な FDDI トポロジおよび機器についても説明します。最後に、最も一般的なデバイス間接続のタイプをまとめた表を示します。

FDDI の仕様では、デュアル リングの使用が規定されています。デュアル リングのトラフィックは、互いに逆方向に流れます。デュアル リングは、物理的には、隣接ステーション間の 2 つ以上のポイントツーポイント接続から成ります。2 つの FDDI リングの一方はプライマリ リングと呼ばれ、もう一方はセカンダリ リングと呼ばれます。プライマリ リングはデータ伝送に使用され、セカンダリ リングは一般的にバックアップとして使用されます。クラス B、つまり SAS は一方のリングに接続し、クラス A、つまり Dual Attachment Station(DAS; デュアルアタッチメント ステーション)は両方のリングに接続します。SAS はコンセントレータを経由してプライマリ リングに接続されます。コンセントレータは複数の SAS への接続を提供します。SAS が接続するコンセントレータ上のポートは、Master(M; マスター)ポートと呼ばれます。コンセントレータを使用すると、SAS で障害が発生したり、SAS の電源をオフにしたりしても、リングは中断されません。これは、リングに PC や頻繁に電源がオン/オフされる同様の機器を接続する場合に、特に役立ちます。クラス B ステーションがネットワークに接続されて稼働しているとき、ネットワークは SAS 上の NIC を経由するように拡張されます。次の図の矢印は、この概念を説明しています。

次の図は、DAS と SAS の両方を使用する典型的な FDDI 構成を示します。

23a.gif

ある SAS の電源がオフになると、コンセントレータの M ポートはこのステーションのポートで折り返され、リングは稼働し続けます。これを次の図に示します。

23b.gif

FDDI ネットワークへの接続には 2 通りの方法があることを理解することが重要です。すなわち、ネットワークに直接接続してネットワークの一部になる方法(クラス A ステーション、DAS)と、コンセントレータ ポートに接続する方法(クラス B ステーション、SAS)です。クラス A ステーションは常にオンである必要があります(バイパス ユニットがインストールされている場合を除く)。オンになっていない場合、ネットワークはこのデバイスで折り返します。前の図のように、デバイスがコンセントレータ ポート(M ポート)経由で接続されている場合は、このデバイスをネットワークに接続したり、ネットワークから取りはずしたりしても、ネットワークは折り返さずに済みます。

次の図は、4 台のクラス A DAS を使用した FDDI ネットワークを示します。

23c.gif

1 台のステーションで障害が発生すると、その両側のステーションでリングが折り返します。こうなると、二重リングではなく単一のリングによって残りのデバイスが接続されます。これを次の図に示します。

23d.gif

残りの 3 台のステーションは、まだ通信可能です。右側のステーションで障害が発生すると、残りのステーションは通信できません。これを次の図に示します。

23e.gif

光バイパス スイッチを使用すると、障害が発生したステーションをリングから除去し、リングのセグメント化を防止できます。これを次の図に示します。

23f.gif

光バイパス スイッチは、DAS のステータスを追跡します。DAS がオンラインになっていない場合、リングは隣接 DAS で折り返されるのではなく、このデバイスを迂回して転送されます。ネットワーク内のすべての DAS にバイパス スイッチを追加すると、FDDI ネットワークの展開と管理に関わるコストと複雑さが大幅に増大します。そのため、FDDI ネットワークには信頼性の高いデバイスのみを接続することが求められます。

ルータやメインフレーム ホストなどの重要なデバイスには、確実に動作することを保証するために、デュアルホーミングと呼ばれる耐障害技術を利用して冗長性を追加できます。デュアルホーミングでは、重要なデバイスを 2 台のコンセントレータに接続します。次の図に、ファイル サーバやルータなどのデバイスのデュアルホーム構成を示します。A ポートからのパッシブな(スタンバイの)接続はプライマリ リングの一部でないことに注意してください。このシナリオについては、この文書の最後のセクションで説明します。

23g.gif

デュアルホームのシナリオでは、コンセントレータ リンクの一方(通常は B から M)がアクティブ リンクとして宣言され、もう一方(A から M)がパッシブとして宣言されます。パッシブ リンクは、プライマリ リンク(またはプライマリ リンクが接続されているコンセントレータ)で障害が発生したと判断されるまで、スタンバイ モードで待機します。障害が発生すると、パッシブ リンクは自動的にアクティブ リンクになります。

これまでの説明で、FDDI デバイスの各種ポート タイプに文字を対応させる概念を示しました。ポートのタイプには、A、B、S、M の 4 種類があります。次の表に、FDDI ステーション間の最も一般的な配線方法と、どのように組み合せるとリングが稼働するかを示します。

ポート

A

B

S

M

A

有効、望ましくない

有効

有効、望ましくない

有効。THRU を防止

B

有効

有効、望ましくない

有効、望ましくない

有効。THRU を防止

S

有効、望ましくない

有効、望ましくない

有効

有効

M

有効

有効

有効

無効、望ましくない

ツリーなどのさらに複雑な FDDI トポロジを作成することも可能です。これらのトポロジについては、この文書の適用範囲外です。

光バイパス スイッチの接続

光バイパス スイッチを取り付けることにより、DAS デバイスに障害が発生した場合、または DAS デバイスをメンテナンスのためにサービスから除いた場合にも、リングの完全性を維持できます。コンセントレータに障害が発生した場合、コンセントレータの電源が落とされた場合、またはコンセントレータがリブートされた場合は、リングはその光バイパス スイッチの箇所で折り返されます。

次の図に、光バイパス スイッチをリングおよび典型的な FDDI デバイスに接続する方法を示します。光バイパス スイッチ内の点線は使用時の機能を示します。必ず A から B、および B から A の関係を守ってください。

23h.gif

一般的なタイプの FDDI および CDDI インターフェイス コネクタ

MIC - デュプレックス

23i.gif

* MIC コネクタで 2 本のファイバが終端されます。MIC ターミネータを持つパッチ ケーブル 2 本のみで、1 つのリングを作成できます。これを行うには、2 台の DAS で A から B、および B から A に接続します。

RJ45 - デュプレックス

23k.gif

* MIC コネクタで 2 本のファイバが終端されます。MIC ターミネータを持つパッチ ケーブル 2 本のみで、1 つのリングを作成できます。これを行うには、2 台の DAS で A から B、および B から A に接続します。

ST - シンプレックス

23i.gif

** このコネクタの場合、各パッチ ケーブルで 1 本のファイバのみが終端されます。AB 間の接続ごとに、これらのパッチ ケーブルが 2 本必要です。A から B、および B から A に接続して DAS 間で完全なリングを作成するためには、これらのパッチ ケーブルが 4 本必要です。

RJ45 - CDDI のピン配置

23l.gif

一般的なタイプの FDDI および CDDI ケーブル

マルチモード ファイバは、通常は 62.5/125 ミクロンまたは 50/125 ミクロンのどちらかです。シングルモード ファイバは、通常は 8.7 〜 10/125 ミクロンです。どちらのタイプのファイバでも、任意のタイプのコネクタを使用できます。また、同じケーブルに異なるタイプのコネクタを使用することもできます。よく見られる例として、一方の端に 1 つの MIC コネクタ、もう一方の端に 2 つの ST または SC コネクタ(各ファイバに 1 つずつ)が付いたマルチモード ケーブルがあります。

ファイバ コンバータを使用することにより、マルチモード デバイスをシングルモード デバイスに接続できます。

光ファイバケーブルのタイプ

23m.gif

次の表に、MM および SM ファイバの距離制限を示します。

トランシーバのタイプ

ステーション間の最大距離

シングルモード

8.6 マイル(最大 30 km)

マルチモード

1.2 マイル(最大 2 km)

CDDI Catalyst 5000 UTP RJ45 ケーブル

次の表に、CDDI/MLT-3 の送信と受信のペアに使用されるピン配置を示します。

CDDI/MLT-3 のピン配置

ピン

信号

ピン

信号

1

TX+

5

-

2

TX-

6

-

3

-

7

RX+

4

-

8

RX-

既存のケーブルすべてについて、CDDI/MLT-3 の距離要件に準拠しているかどうかをチェックしてください。次の表に、ケーブルおよび距離の仕様を示します。

データグレード Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイストペア線)

CDDI のインストールには、Electronic Industries Association(EIA; 米国電子工業会)/Telecommunications Industries Association(TIA; 通信工業会)-568 カテゴリ 5 のデータグレード モジュラ ケーブルが必要です。スイッチから別のスイッチ、ステーション、または CDDI コンセントレータまでのデータ グレード UTP ケーブルの長さは、パッチコードおよび相互接続ジャンパを含めて、合計 330 フィート(100.6 m)以下である必要があります。

Shielded Twisted-Pair(STP; シールド付きツイストペア線)

CDDI のインストールには、IBM タイプ 1 STP 配線を使用する必要があります。STP ケーブルの長さは、アダプタまたは Media Access Unit(MAU; メディア アクセス ユニット)からスイッチまでの合計が 330 フィート(100.6 m)以下である必要があります。

CDDI-FDDI トランスレータの使用

混合構成(CDDI/FDDI)の場合は、モジュラ UTP(カテゴリ 5)または STP と光ファイバの 2 つのメディアを接続するために、CDDI-FDDI トランスレータ(型番 WS-C703)を使用します。

次の図では、スイッチの CDDI ポートと CDDI-FDDI トランスレータを接続するために、相互接続モジュラ ケーブルが使用されています。トランスレータのもう一方の側とコンセントレータの FDDI ポートの接続には、MIC が使用されています。

23n.gif

WS-C1201 と WS-C1100 の A & B ポートを使用した単純な FDDI リングの作成

背景説明

概要

このセクションでは、2 台のデバイスを使用した単純な FDDI リングの作成方法を示します。この文書の目的に関する限り、このセクションでは FDDI DAS 接続をサポートするほぼすべての Catalyst デバイスを使用できます。また、ポートを有効および無効にするための情報と、両コンセントレータのポートのステータスから FDDI リングのステータスをチェックするための情報も記載されています。

リング内のコンセントレータのポートを無効にした場合の FDDI リングへの影響を示すため、このセクションは 2 つのサブセクションに分かれています。最初のサブセクションでは、「WS-C1100」と名付けられた FDDI コンセントレータのポートを無効にした場合に、FDDI リングで何が起こるかを示します。リングのステータスはコンセントレータの観点から表示されます。2 番目のサブセクションでは、「WS-C1201」と名付けられたイーサネット コンセントレータのポートを無効にした場合に、FDDI リングで何が起こるかを示します。ここでも、リングのステータスはコンセントレータの観点から表示されます。

FDDI ポートはデバイス内のポート番号によって管理されますが、FDDI ポートの FDDI リング内での役割はポートのタイプ(A、B、S、M)によって決定されるため、混乱するおそれがあります。以後この文書では、ポートが有効である時、無効であるとき、またはそのステータスが表示されている時には、ポート番号を使用します。ポートのタイプは、ポートが FDDI リング内で果たす役割について論じる場合に使用します。

注意:2 台の FDDI デバイス間で A ポートと B ポートをリンクすることにより、完全に機能する FDDI リングが作成されます。リングに新規デバイスを追加する場合は、「A から B へ」の規則に従います。最初のデバイスの A ポートを次のデバイスの B ポートに接続します。最後のデバイスの A ポートを 最初のデバイスの B ポートに接続します。これを次の図に示します。

23c.gif

WS-C1100

このデバイスは FDDI コンセントレータです。このデバイスには A およびB ポートと M ポートがあります。この A および B ポートは、MIC タイプのマルチモード ファイバ ケーブルを使用して Catalyst WS-C1201 コンセントレータの A および B ポートに接続され、FDDI リングを形成します。

このサブセクションでは、WS-C1100 のポートを 1 つずつ無効にします。これが FDDI リングのステータスにどのように影響するかを、WS-C1100 と WS-C1201 の両方の観点から示します。

次の図にこのセクションで使用するトポロジを示します。

23o.gif

作業

次の手順に従い、WS-C1100 の A & B ポートを使用して単純な FDDI リングを作成します。

  1. バージョン情報を表示する

    WS-C1100> (enable) sh version
      WS-C1100 Software, Version: 3.3
      Copyright (c) 1995 by Cisco Systems
      Compiled on Nov  1 1995, 18:42:43.
      System Bootstrap Version: 2.1
      Hardware Version: 2.0  Model: WS-C1100  Serial #: 061002510
      18 FDDI interfaces
      Uptime is 2 day, 13 hour, 58 minutes
      WS-C1100> (enable)
      
      
  2. A および B ポートを(1 つずつ)有効にする

    リングを完全に機能させるには、A と B の両方のポートを有効にする必要があります。

    次の出力では、WS-C1100 の A および B ポート(ポート 1 および 2)を有効にしています。

    WS-C1100> (enable) set port 1 enable
      Port 1 enabled
      WS-C1100> (enable) set port 2 enable
      Port 2 enabled
      WS-C1100> (enable)
      
      

    注:WS-C1201 のポートはすでに有効になっています。

  3. A および B ポートのステータスを表示する

    両スイッチからの次の出力は、FDDI リングが正常に機能していることを示しています。ポートのステータスはすべて connected で、Cur-Path は thru になっています。タイプと近接ポートも正常です(A から B および B から A)。

    WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           
      connected
         secondary  thru        A     B
      2                           
      connected
         primary    thru        B     A
      
      WS-C1201> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Curr-Path  Type  Neigh  Media
      ----  --------------------  ----------  ---------  ----  -----  --------
      1A                          
      connected
         thru        A     B     fiber
      2B                          
      connected
         thru        B     A     fiber
      

    注:この例を含め、この文書における show port コマンドの用例では、このコマンドで通常表示される他の情報を省略しています。

    付録 A」に、このコマンドで表示される各フィールドの取り得る値が示されています。

  4. A および B ポートを(1 つずつ)無効にして新しいステータスを表示する

    次の出力では、WS-C1100 のポート 1 を無効にしてから、新しいポート ステータスを表示しています。ポート 1 を無効にしたことにより、このポートの Cur-Path ステータスが isolated になります。ステータスは disabled です。ポート 2 のステータスは connected です。ポート 2 の Curr-Path のステータスは concat になりました。この理由については後述します。

    WS-C1100> (enable) set port 1 disable
      Port 1 disabled
      
      WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           
      disabled
          secondary  isolated    A     U
      2                           
      connected
         primary    concat      B     A
      

    次の WS-C1201 からの出力で、ポート 1 の Curr-Path のステータスも concat であることに注目してください。現在これらのスイッチは、concatenated 状態の FDDI リングによって接続されています。ポート 1 のステータスは connected です。ポート 2 のステータスは notconnect、Curr-path は isolated です。

    WS-C1201> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Curr-Path  Type  Neigh  Media
      ----  --------------------  ----------  ---------  ----  -----  --------
      1A                          connected   
      concat
            A     B     fiber
      2B                          
      notconnect
        
      isolated
          B     A     fiber
      

    注:各 FDDI パッチ ケーブルには 2 つのパスがあります。ファイバ接続では、各パスは 1 本のファイバです。CDDI では、各パスは 2 本の銅線です(CDDI パッチ ケーブルあたり 2 パス * 2 線 = 4 線)。

    次の図は、WS-C1100 のポート 1 を無効にした結果、WS-C1100 のポート 2(B)と WS-C1201 のポート 1(A)を接続する残りのファイバ(パス)2 本を経由して、送信-受信および受信-送信接続が作成されたことを示しています。どちらのポートも、連結ラップ構成のプライマリ パスとセカンダリ パスの両方に挿入されます。

    23p.gif

    次の出力では、WS-C1100 のポート 2 を無効にしてから、両スイッチの新しいポート ステータスを表示しています。WS-C1100 のポートが両方とも無効になります。どのケースでも、Curr-Path のステータスは isolated です。FDDI リングはダウンしています。

    WS-C1100> (enable) set port 2 disable
      Port 2 disabled
      
      WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           
      disabled
          secondary  
      isolated
          A     U
      2                           
      disabled
          primary    
      isolated
         B     U
      
      WS-C1201> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Curr-Path  Type  Neigh  Media
      ----  --------------------  ----------  ---------  ----  -----  --------
      1A                          
      notconnect
        
      isolated
          A     B     fiber
      2B                          
      notconnect
        
      isolated
          B     A     fiber
      

WS-C1201

このデバイスはイーサネット コンセントレータです。このデバイスには、A および B ポートを持つ、オプションの FDDI インターフェイスがあります。この FDDI インターフェイスを取り付けると、このデバイスはトランスレーショナル ブリッジになります。この A および B ポートは、MIC タイプのマルチモード ファイバ パッチ ケーブルを使用して WSC-1100 Catalyst スイッチの A および B ポートに接続され、FDDI リングを形成します。

このセクションでは、前のセクションのステップを繰り返します。ここでは WS-C1201 のポートを無効にします。WS-C1201 のポートを無効にした場合の、WS-C1100 のポートへの影響を示します。

注:

このサブセクションで使用するトポロジは、前のサブセクションと同じです。これを次の図に示します。

/japanese/warp/public/3/jp/service/tac/90/23o.gif

作業

次の手順に従い、WS-C1201 の A & B ポートを使用して単純な FDDI リングを作成します。

  1. バージョン情報を表示する

    WS-C1201> (enable) sh version
      WS-C1201 Software, Version DmpSW: 4.29 NmpSW: 4.29
      Copyright (c) 1994,1995 by Cisco Systems
      DMP S/W compiled on Oct 14 1997 11:00:16
      NMP S/W compiled on Oct 14 1997 10:41:55
      
      System Bootstrap Version: 1.1
      
      Hardware Version: 4.0  Model: WS-C1201  Serial #: 062020429
      1 FDDI interface
      8 10BaseT interfaces
      
      4096K bytes of DRAM memory.
      1024K bytes of NMP FLASH memory.
      32K bytes of non-volatile configuration memory.
      
      
      Uptime is 0 day, 1 hour, 22 minutes
      WS-C1201> (enable)
  2. A および B ポートを有効にする

    リングを完全に機能させるには、A と B の両方のポートを有効にする必要があります。

    次の出力では、WS-C1201 の A および B ポートを有効にしています。

    WS-C1201> (enable) set port 1 enable
      Bridge port 1 enabled.
      WS-C1201> (enable)
      

    注:WS-C1201 では、ポート 1 を有効にするとポート 2 も有効になります。これは、WS-C1100 での動作とは異なります。WS-C1100 では、各ポートを個別に有効または無効にできます。

  3. A および B ポートのステータスを表示する

    両スイッチからの次の出力は、FDDI リングが正常に機能していることを示しています。ポートのステータスはすべて connected で、Cur-Path は thru になっています。タイプと近接ポートも正常です(A から B および B から A)。

    WS-C1201> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Curr-Path  Type  Neigh  Media
      ----  --------------------  ----------  ---------  ----  -----  --------
      1A                          
      connected
         
      thru        A     B
           fiber
      2B                          
      connected
         
      thru        B     A
           fiber
      
      WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           
      connected
         
      secondary  thru        A     B
      
      2                           
      connected
         
      primary    thru        B     A
      
      
  4. A および B ポートを無効にして新しいステータスを表示する

    次の出力では、WS-C1201 の A および B ポートを無効にしてから、両スイッチの新しいポート ステータスを表示しています。どのケースでも、Curr-Path は isolated です。FDDI リングはダウンしています。

    WS-C1201> (enable) set port 1 disable
      
      Bridge port 1 disabled.
      
      WS-C1201> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Curr-Path  Type  Neigh  Media
      ----  --------------------  ----------  ---------  ----  -----  --------
      1A                          disabled    
      isolated
          A     B     fiber
      2B                          disabled    
      isolated
          B     A     fiber
      
      WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           notconnect  secondary  
      isolated
          A     U
      2                           notconnect  primary    
      isolated
          B     U
      

WS-C2820 SAS と WS-C1100 の接続

背景説明

概要

このセクションでは、SAS(WS-C2820)を WS-C1100 に接続します。それによって作成される S から M への接続を、両スイッチの観点から示します。

注:WS-C1100 のポートはすでに有効になっています。

注意:SAS の S ポートをコンセントレータの M ポートにリンクすることにより、FDDI リングが SAS を経由するように拡張されます。これでプライマリ パスは、コンセントレータを通過する際に各 SAS を経由するようになります。FDDI リングにアクセスするためにコンセントレータがフォールバックしてセカンダリ パスを使用する必要が生じても、SAS は影響を受けません。

23a.gif

WS-C2820 の設定

次の図にこのセクションで使用するトポロジを示します。

23q.gif

Catalyst 2820 は、モジュラ イーサネット 10/100 スイッチです。このデバイスは、サーバおよびネットワーク バックボーンへのファースト イーサネット、FDDI、または Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)接続をサポートします。

作業

次の手順に従い、WS-C2820 SAS を WS-C1100 に接続します。

  1. コマンドライン インターフェイスからバージョン情報を表示する

    コマンドライン インターフェイスで show version コマンドを使用し、バージョン情報を表示します。

    WS-C2820> sh version
      Cisco Catalyst 1900/2820 Enterprise Edition Software
      Version V8.01.05     written from 204.103.106.008
      Copyright (c) Cisco Systems, Inc.  1993-1998
      WS-2820 uptime is 2day(s) 18hour(s) 09minute(s) 24second(s)
      cisco Catalyst 2820 (486sxl) processor with 2048K/1024K bytes of memory
      Hardware board revision is 1
      Upgrade Status: No upgrade currently in progress.
      Config File Status: No configuration upload/download is in progress
      25 Fixed Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
      SLOT A:
       100Base-FX(1 Port Fiber Model), Version 1
      SLOT B:
       FDDI (Fiber SAS Model), Version 00
        v1.13 written from 192.168.022.050: valid
      Base Ethernet Address: 00-50-F0-53-C8-C0
      WS-C2820>
      
      
  2. メニュー インターフェイスから S ポートを有効にする

    次のメニュー画面では、WS-C2820 の S ポートを有効にしています。

    The module status indicates whether the module as a whole is
      participating in the frame forwarding process with the other switch
      ports. If set to enabled, the module is forwarding frames to or from
      the other switch ports.  Any other status means the module is not
      forwarding frames, even though the individual module ports may have
      the status of enabled.
      
      Module status may be [E]nabled or [D]isabled:
      
      Current setting ===> Enabled
      
          New setting ===> Enabled
      
      

    注:WS-C1201 のポートはすでに有効になっています。

  3. メニュー インターフェイスから S ポートのステータスを表示してから、M ポートのステータスを表示する

    次のメニュー画面は、WS-C2820 の(B1)S ポートのステータスを示しています。リングのステータスは現在 operational です。

    Catalyst 2820 - Port 
      B1
       Configuration (Right Slot)
      Module Name:  FDDI (Fiber SAS Model), Version 00
      Description:  Single Attach Station   Ring Status:  Operational
      802.1d STP State:  Forwarding     Forward Transitions:  1
      
      ----------------------- Settings -----------------------------------
      [D] Description/name of port
      ----------------------- Module Settings ----------------------------
      [M] Module status                               Enabled
      [I] Port priority (spanning tree)               128 (80 hex)
      [C] Path cost (spanning tree)                   10
      [H] Port fast mode (spanning tree)              Disabled
      [L] Novell SNAP frame translation               Automatic
      [U] Unmatched SNAP frame destination            All
      ----------------------- Actions ------------------------------------
      [R] Reset module              [F] Reset module with factory defaults
      ----------------------- Related Menus ------------------------------
      [1] Basic FDDI settings       [2] Secondary FDDI settings
      [A] Port addressing           [V] View port statistics
      [N] Next port                 [G] Goto port
      [P] Previous port             [X] Exit to Main Menu
      
      
      Enter Selection:
      
      

    WS-C1100 からの次の出力は、SAS(ここでは WS-C2820)がポート 5 に接続されていることを示しています。近接ポート フィールドの S に注意してください。ポートのタイプは M です。ステータスは connected です。Curr-Path は primary です。プライマリ パスは WS-C2820 を経由しています。

    WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        A     B
      2                           connected   primary    thru        B     A
      3                           notconnect  primary    isolated    M     U
      4                           notconnect  primary    isolated    M     U
      5                           
      connected   primary    primary     M     S
      
      

    現在 WS-C2820 は、この文書の最初のセクションで作成した FDDI リングと同じ FDDI リングの一部です。WS-C1100 には、最初のセクションで作成した、WS-C1400 に対する A から B および B から A の接続があります。上記の出力は、ポート 1 および 2(A および B)が connected であることを示しています。次の図に当てはめると、DAS が WS-1201 で、コンセントレータが WS-C1100 になります。WS-C2820 は SAS のいずれかです。

    23a.gif
  4. メニュー インターフェイスから S ポートのフォワーディングを無効にする

    次のメニュー画面では、WS-C2820 の S ポート(B1)を無効にしています。

    The module status indicates whether the module as a whole is participating
      in the frame forwarding process with the other switch ports.
      If set to enabled, the module is forwarding frames to or from
      the other switch ports.  Any other status means the module is not
      forwarding frames, even though the individual module ports may have
      the status of enabled.
      
      Module status may be [E]nabled or [D]isabled:
      
      Current setting ===> Enabled
      
          New setting ===> Disabled-management
      
      
    WS-C1201> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Curr-Path  Type  Neigh  Media
      ----  --------------------  ----------  ---------  ----  -----  --------
      1A                          connected   
      concat
            A     B     fiber
      2B                          
      notconnect
        
      isolated
          B     A     fiber
      
  5. メニュー インターフェイスから S ポートの新しいステータスを表示する

    WS-C2820 からの次のメニューは、Disabled-management オプションを使用することにより、対象のモジュールの 802.1d スパニングツリー フォワーディングがオフになったことを示しています。この場合は、実際にインターフェイスがシャットダウンされるわけではありません。次の出力で、リングのステータスが operational のままであることに注意してください。802.1d STP State は disabled です。このインターフェイスは物理的にはアップした状態ですが、スパニングツリー フォワーディング テーブル内では論理的にダウンしています。

    Catalyst 2820 - Port 
      B1
       Configuration (Right Slot)
      Module Name:  FDDI (Fiber SAS Model), Version 00
      Description:  Single Attach Station   Ring Status:  Operational
      802.1d STP State:  
      Disabled
           Forward Transitions:  10
      ----------------------- Settings -----------------------------------
      [D] Description/name of port
      ----------------------- Module Settings ----------------------------
      [M] Module status                               Enabled
      [I] Port priority (spanning tree)               128 (80 hex)
      [C] Path cost (spanning tree)                   10
      [H] Port fast mode (spanning tree)              Disabled
      [L] Novell SNAP frame translation               Automatic
      [U] Unmatched SNAP frame destination            All
      ----------------------- Actions ------------------------------------
      [R] Reset module              [F] Reset module with factory defaults
      ----------------------- Related Menus ------------------------------
      [1] Basic FDDI settings       [2] Secondary FDDI settings
      [A] Port addressing           [V] View port statistics
      [N] Next port                 [G] Goto port
      [P] Previous port             [X] Exit to Main Menu
      
      
      Enter Selection:
      
      

    WS-C1100 からの次の出力は、SAS(ここでは WS-C2820)が依然としてポート 5 に接続されていることを示しています。近接ポート フィールドの S に注意してください。ポートのタイプは M です。ステータスは connected です。Curr-Path は primary です。primary パスはまだ WS-C2820 を経由しています。

      WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        A     B
      2                           connected   primary    thru        B     A
      3                           notconnect  primary    isolated    M     U
      4                           notconnect  primary    isolated    M     U
      5                           
      connected
         primary    primary     M     S
      
      
  6. WS-C1100 で M ポートを無効にしてから、S & M ポートの新しいステータスを表示する

    次の出力では、WS-C1100 のポート 5 を無効にしてから、両デバイスでの影響を示しています。

    WS-C1100> (enable) set port 5 disable
      Port 5 disabled.
      

    次の出力は、WS-C1100 のポート 5 のステータスが disabled になったことを示しています。Curr-Path は isolated になっています。

      WS-C1100> (enable) show port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        A     B
      2                           connected   primary    thru        B     A
      3                           notconnect  primary    isolated    M     U
      4                           notconnect  primary    isolated    M     U
      5                           
      disabled
          primary    isolated    M     U
      

    WS-C2820 からの次のメニューは、FDDI リングが現在稼働していない(Not Operational)ことを示しています。WS-C2820 では、WS-C1100 の M ポートが無効になったことが認識されています。

    Catalyst 2820 - Port B1 Configuration (Right Slot)
      Module Name:  FDDI (Fiber SAS Model), Version 00
      Description:  Single Attach Station   Ring Status:  Not operational
      802.1d STP State:  Blocking     Forward Transitions:  0
      ----------------------- Settings ---------------------------------------
      [D] Description/name of port
      ----------------------- Module Settings --------------------------------
      [M] Module status                               Suspended-ring-down
      [I] Port priority (spanning tree)               128 (80 hex)
      [C] Path cost (spanning tree)                   10
      [H] Port fast mode (spanning tree)              Disabled
      [L] Novell SNAP frame translation               Automatic
      [U] Unmatched SNAP frame destination            All
      ----------------------- Actions ----------------------------------------
      [R] Reset module              [F] Reset module with factory defaults
      ----------------------- Related Menus ----------------------------------
      [1] Basic FDDI settings       [2] Secondary FDDI settings
      [A] Port addressing           [V] View port statistics
      [N] Next port                 [G] Goto port
      [P] Previous port             [X] Exit to Main Menu
      
      Enter Selection:
      
      

    前の例では、WS-C2820 の S ポートを無効にしても FDDI リング接続はダウンしないのに、WS-C1100 の M ポートを無効にすると FDDI リング接続はダウンすることがわかりました。

    現在 FDDI リングは次の図のようになっています。ここで WS-C2820 は、すでに FDDI リングに参加していない SAS です。このような状態になった理由は、コンセントレータの M ポートが無効にされたことです。これにより、対象の SAS が実質的にプライマリ パスから除外されます。

    23b.gif

Catalyst 5505、WS-C1100、および WS-C1400 を使用したデュアルホーム シナリオの作成

背景説明

概要

このセクションでは、デュアルホーム シナリオを作成します。1 台の Catalyst 5505 を、2 台の Catalyst コンセントレータにデュアルホーミングします。Catalyst 5505 の名前は WS-C5500 です。WS-C1400 の名前は WS-C1400 です。このセクションの最初のパートでは、WS-C5500 の A および B ポートを有効にする方法を示します。また、2 台のコンセントレータのポートのステータスと、デュアルホーム接続の通常の状態も示します。

次のパートでは、WS-C5500 の FDDI A および B ポートを無効にする方法を示します。また、これによる 2 台のコンセントレータのポートへの影響も示します。

このセクションでは最後に、デュアルホーム接続のアクティブ リンクのみを無効にした場合に何が起こるかを示します。この場合、バックアップ(スタンバイ)リンクがアクティブ リンクになります。

注意:2 台の FDDI デバイス間で A ポートと B ポートをリンクすることにより、完全に機能する FDDI リングが作成されます。リングに新規デバイスを追加する場合は、「A から B へ」の規則に従います。最初のデバイスの A ポートを次のデバイスの B ポートに接続します。最後のデバイスの A ポートを 最初のデバイスの B ポートに接続します。

23g.gif

次の図は、1 台のコンセントレータを別の 2 台のコンセントレータにデュアルホーミングする方法を示しています。

23r.gif

WS-C5000

次の図にこのセクションで使用するトポロジを示します。

23s.gif

Catalyst 5000 ファミリには、2、5、9、および 13 スロット バージョンの 4 つのモジュラ シャーシがあります。ATM(LANE のみ)を含む一般的な LAN メディア タイプがすべてサポートされます。

Catalyst WS-C1400 は、WS-C1100 の後継製品です。

注:WS-5500 はまだ出荷段階にあるため、この製品のシステム文書および製品概要へのリンクは提供できません。ただし、次の CCO リンクで最新情報を検索できます。

作業

次の手順に従い、Catalyst 5505 によるデュアル ホーム シナリオを作成します。

  1. バージョン情報とモジュール情報を表示する

      WS-C5500> (enable) sh version
      WS-C5505 Software, Version McpSW: 4.2(1) NmpSW: 4.2(1)
      Copyright (c) 1995-1998 by Cisco Systems
      NMP S/W compiled on Sep  8 1998, 10:30:21
      MCP S/W compiled on Sep 08 1998, 10:26:29
      
      System Bootstrap Version: 5.1(2)
      
      Hardware Version: 1.0  Model: WS-C5505  Serial #: 066509927
      
      Mod Port Model      Serial #  Versions
      --- ---- ---------- --------- ----------------------------------------
      1   0    WS-X5530   008676033 Hw : 2.3
                                    Fw : 5.1(2)
                                    Fw1: 4.4(1)
                                    Sw : 4.2(1)
      
      [ouput for modules 2-4 deleted]
      
      5   2    WS-X5101   002723166 Hw : 1.0
                                    Fw : 1.1
                                    Fw1: 1.3
                                    Sw : 1.5
      
             DRAM                    FLASH                   NVRAM
      Module Total   Used    Free    Total   Used    Free    Total Used  Free
      ------ ------- ------- ------- ------- ------- ------- ----- ----- -----
      1       32640K  13545K  19095K   8192K   3951K   4241K  512K  114K  398K
      
      Uptime is 7 days, 1 hour, 22 minutes
      Console> (enable)
      
      WS-C5500> (enable) show module 5
      Mod Module-Name         Ports Module-Type           Model    Serial-Num Status
      --- ------------------- ----- --------------------- --------- --------- -------
      5                       2     MM MIC FDDI           WS-X5101  002723166 ok
      
      Mod MAC-Address(es)                        Hw     Fw         Sw
      --- -------------------------------------- ------ ---------- -----------------
      5   00-60-3e-8c-bf-31                      1.0    1.1        1.5
      
      Mod SMT User-Data              T-Notify CF-St    ECM-St    Bypass
      --- -------------------------- -------- -------- --------- -------
      5   WorkGroup Stack            30       primary     in        absent
      WS-C5500> (enable)
      

    上記の出力では、最後の行に FDDI Station Management(SMT; ステーション管理)情報が表示されています。CF-St のステータスが primary であることに注意してください。これは、次の show port コマンドの CE-State フィールドと同じです。この文書では、残りの SMT 情報について説明します。また、モジュール ステータスが ok であることにも注意してください。これは、モジュール自体がスイッチによって認識されており、モジュールがパワーオン診断テストに合格したことを示します。

  2. A および B ポートを有効にする

    このシナリオでは、ポート 5/1(A ポート)を WS-C1100 のポート 4(M ポート)に接続します。また、ポート 5/2(B ポート)を WS-C1400 のポート 1/3(M ポート)に接続します。

    リングを完全に機能させるには、A と B の両方のポートを有効にする必要があります。

    次の出力では、WS-C5500 の A および B ポートを有効にしています。

    WS-C5500> (enable) set port enable 5/1
      Port 5/1 enabled
      
      WS-C5500> (enable) set port enable 5/2
      Port 5/2 enabled
      
      WS-C5500> (enable)
  3. A および B ポートのステータスを表示する

    WS-C5500 からの次の出力は、このポートが A ポートであることを示しています。近接ポートは M ポートです。ステータスは connecting です。CE-State は isolated、Com-State は standby です。これは、デュアルホーム ステーションのバックアップ ポートの正常な動作です。

    WS-C5500> (enable) show port 5/1
      Port  Name               Status     Vlan       Level  Duplex Speed Type
      ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------
       5/1                     
      connecting
       1          normal   half   100 FDDI
      
      Port   Trap      IfIndex
      -----  --------  -------
       5/1   disabled  276
      
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/1  
      isolated standby    A    M 
         no    9   8   7          0          0 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500> (enable)
      

    WS-C5500 の ポート 5/1 は WS-C1100 のポート 4 に接続されています。WS-C1100 からの次の出力は、このリンクの WS-C1100 側がどのように動作しているかを示しています。ポート 4 の状態が connecting であることに注意してください。これは WS-C5500 のポート 5/1 と同じ状態です。ポート 4 は自身が M ポートであり、近接ポートが A ポートであることも認識しています。

    WS-C1100> (enable) sh port
      
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        A     B
      2                           connected   primary    thru        B     A
      3                           notconnect  primary    isolated    M     U
      4                           
      connecting
        primary    isolated    
      M     A
      
      

    デュアルホーム ステーションで接続状態になることができるのは、常に 1 つのポートのみです。WS-C5500 と WS-C1400 の間のリンクがダウンした場合は、WS-C5500 のポート 5/1 がアクティブになります。

    次の出力は、これが B ポートであることを示しています。近接ポートは M ポートです。ステータスは connected です。CE-State は concate、Conn-State は active です。これは、DAS のアクティブ ポートの正常な動作です。これは、この文書の最初の例で FDDI リングのポートの 1 つを無効にしたときに、接続が concatenated 状態になったのとよく似ています。

    WS-C5500> (enable) show port 5/2
      Port  Name               Status     Vlan       Level  Duplex Speed Type
      ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------
       5/2                     
      connected
        1          normal   half   100 FDDI
      
      Port   Trap      IfIndex
      -----  --------  -------
       5/2   disabled  277
                                          Ler
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/2  
      concat   active     B    M
          no   11   8   7        138          2 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500> (enable)

    WS-C1400 の ポート 1/3 は WS-C5500 のポート 5/2 に接続されています。WS-C1400 からの次の出力は、ポート 1/3 のステータスが ok であることを示しています。これは primary パスで、状態は active です。これは M ポートであり、近接ポートは B ポートです。

    WS-C1400> (enable) sh port
      
      Port  Name                  Status  Req-Path  Cur-Path  Conn-State  Type Neigh
      ----  --------------------  ------  --------  --------  ----------  ---- -----
      1/1                         ok      secondary thru      active       A    B
      1/2                         ok      primary   thru      active       B    A
      1/3                         
      ok
            primary   
      primary
         active       M    B
      

    このセクションでは、正常なデュアルホーム構成に接続された 3 台のデバイスから見た、ポート レベルの状態を示しました。ここでは、各ポートが有効でリングの完全性の維持に参加しています。デュアルホーム シナリオは、次の図のようになります。DAS(WS-C5500)の B ポートは active であり、A ポートは passive です。

    23g.gif
  4. A および B ポートを無効にして新しいステータスを表示する

    次の出力では、WS-C5500 の A および B ポートを無効にしてから、両ポートの新しいステータスを表示しています。

    WS-C5500> (enable) set port dis 5/1-2
      Ports 5/1-2 disabled.
      WS-C5500> (enable)
      

    ポート 5/1 のステータスは disabled になりました。CE-State は isolated、Conn-State は disabled です。

    WS-C5500> (enable) show port 5/1
      Port  Name               Status     Vlan       Level  Duplex Speed Type
      ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------
       5/1                     
      disabled
         1          normal   half   100 FDDI
      
      Port   Trap      IfIndex
      -----  --------  -------
       5/1   disabled  276
      
      
                                          Ler
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/1  
      isolated disabled
         A    M    no    9   8   7          0          0 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500> (enable)
      

    ポート 5/2 のステータスは disabled になりました。CE-State は isolated、Conn-State は disabled です。

    WS-C5500> (enable) show port 5/2
      Port  Name               Status     Vlan       Level  Duplex Speed Type
      ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------
       5/2                     
      disabled
         1          normal   half   100 FDDI
      
      Port   Trap      IfIndex
      -----  --------  -------
       5/2   disabled  277
      
      
                                          Ler
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/2  
      isolated disabled
         B    M    no   11   8   7        138          2 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500> (enable)
      

    WS-C1100 からの次の出力は、WS-C1100 のポート 4 のステータスが notconnect、Cur-Path が isolated であることを示しています。デュアルホーム ステーションは完全にダウンしました。

    WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        A     B
      2                           connected   primary    thru        B     A
      3                           notconnect  primary    isolated    M     U
      4                           
      notconnect
        primary    isolated    M     U
      

    WS-C1400 からの次の出力は、WS-C1400 のポート 1/3 の Conn-State が connecting、Cur-Path が isolated であることを示しています。

    WS-C1400> (enable) sh port
      Port  Name                  Status  Req-Path  Cur-Path  Conn-State  Type Neigh
      ----  --------------------  ------  --------  --------  ----------  ---- -----
      1/1                         ok      secondary thru      active       A    B
      1/2                         ok      primary   thru      active       B    A
      1/3                         other   primary   
      isolated
        connecting   M    U
      

    注:WS-C5500 の A および B ポートが無効になったときの、WS-C1100 と WS-C1400 の反応は異なります。WS-C1100 のポート ステータスが notconnect になるのに対して、WS-C1400 は connecting になります。いずれの場合も、これらのデバイスはリンクの状態を監視し、相手側デバイス(WS-C5500)のポートが再び有効になるのを待ちます。

  5. コンセントレータのアクティブ ポートを無効にして新しいステータスを表示する

    リンクを正常な構成に復旧するため、ポート 5/1 と 5/2 を再び有効にしました。WS-C1400 のポート 1/3 と WS-C5500 のポート 5/2 の間のリンクがアクティブ リンクになります。

    このセクションでは、WS-C1400 のポート 1/3 を無効にします。これにより、WS-C5500 のポート 5/1 と WS-C1100 のポート 4 の間のリンクがアクティブ リンクになります。

    次の出力では、WS-C1400 のポート 1/3 を無効にしています。

    注:WS-C1400 では、WS-C5500 と同様、ポートを設定するために mod_num/port_num を指定する必要があります。

    WS-C1400> (enable) set port 1/3 disable
      Port 1/3 disabled.
      WS-C1400> (enable)
      

    WS-C1400 からの次の出力は、WS-C1400 のポート 1/3 の Conn-State が現在 disabled であることを示しています。Curr-path は isolated です。これにより、WS-C5500 ではスタンバイ リンクがアクティブ状態になります。

    WS-C1400> (enable) sh port
      Port  Name                  Status  Req-Path  Cur-Path  Conn-State  Type Neigh
      ----  --------------------  ------  --------  --------  ----------  ---- -----
      1/1                         ok      secondary thru      active       A    B
      1/2                         ok      primary   thru      active       B    A
      1/3                         other   primary   isolated  
      disabled
           M    U
      

    WS-C5500 からの次の出力は、ポート 5/2 のステータスが現在 notconnect であることを示しています。CE-State は isolated、Conn-State は connecting です。

    WS-C5500> (enable) show port 5/2
      Port  Name               Status     Vlan       Level  Duplex Speed Type
      ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------
       5/2                     
      notconnect
       1          normal   half   100 FDDI
      
      Port   Trap      IfIndex
      -----  --------  -------
       5/2   disabled  277
                                    Ler
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/2  
      isolated connecting
       B    M    no   11   8   7        138          2 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500> (enable)
      

    WS-C5500 からの次の出力は、ポート 5/1 のステータスが現在 connected であることを示しています。CE-State は concat、Conn-State は active です。スタンバイ パスがアクティブ パスになっています。

    WS-C5500> (enable) sh port 5/1
      Port  Name               Status     Vlan       Level  Duplex Speed Type
      ----- ------------------ ---------- ---------- ------ ------ ----- ------------
       5/1                     
      connected
        1          normal   half   100 FDDI
      
      Port   Trap      IfIndex
      -----  --------  -------
       5/1   disabled  276
      
                                          Ler
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/1  
      concat   active     A    M 
         no   10   8   7          0          0 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500> (enable)
      

    次の図は、この例で起きた変化を示しています。それまでは DAS の B ポートがアクティブ ポートでした。現在では A ポートがアクティブ ポートです。

    23t.gif

    次の出力は、WS-C1100 のポート 4 のステータスが現在 connected であることを示しています。Curr-Path は primary です。このポートは以前はスタンバイ リンクでした。現在ではアクティブ リンクです。これは M ポートであり、近接ポートは現在 WS-C5500 の A ポートです。

    WS-C1100> (enable) sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        A     B
      2                           connected   primary    thru        B     A
      3                           notconnect  primary    isolated    M     U
      4                           
      connected   primary    primary     M     A
      
      

    このセクションでは、デュアルホーム DAS のデフォルト設定での動作を説明しました。また、コンセントレータの M ポートのステータスが変化したことで、デュアルホーム DAS のスタンバイ ポートがアクティブ ポートになる必要が生じたときに、何が起こるかについても説明しました。

設定が機能していることを検証するために使用するコマンド

  • show port - スイッチのポートのステータスを表示します。FDDI リングに参加しているポートのステータスを表示します。

  • show version - ソフトウェアのバージョン、マイクロコード、およびモジュール タイプやシリアル番号を含むその他のシステム情報を表示します。

  • show mac - MAC アドレスと、その他の MAC 関連情報を表示します。また、FDDI の上流および下流近接デバイスも表示します。

  • show module - システムに搭載されたモジュールとそれらのステータスを表示します。また、FDDI SMT 情報も表示します。

設定のトラブルシューティングに使用するコマンド

  • show port - スイッチのポートのステータスを表示します。FDDI リングに参加しているポートのステータスを表示します。

  • show mac - MAC アドレスと、その他の MAC 関連情報を表示します。また、FDDI の上流および下流近接デバイスも表示します。

  • show module - システムに搭載されたモジュールとそれらのステータスを表示します。また、FDDI SMT 情報も表示します。

  • set port {{port_num} {enable | disable }} - ポートが不正な状態のままになる場合があります。この状況は、ポートをいったん無効にしてから再び有効にすることで解決する場合があります。

  • set port {{enable | disable } {mod_num/port_num}} - ポートが不正な状態のままになる場合があります。この状況は、ポートをいったん無効にしてから再び有効にすることで解決する場合があります。

コマンドの概要

構文:

show version

この文書を参照

show version

構文:

show module

この文章を参照

show module

構文:

show mac

この文章を参照

show mac

構文:

show mac [mod_num]*

この文章を参照

showmac 5

* 付録 D で使用

構文:

show port

この文章を参照

show port

構文:

show port [mod_num/port_num]

この文章を参照

show port 5/1-2

構文:

set port {{port_num} { enable | disable }}

この文章を参照

set port 1 enable

set port 1 disable

構文:

set port {{mod_num/port_num} { enable | disable }}

この文章を参照

set port enable 5/1 **

set port disable 5/1 **

set port 5/1 enable ***

set port 5/1disable ***

** WS-C5500

*** WS-C1400

付録 A:FDDI インターフェイスにおける show port コマンドの各フィールドの説明

WS-C1100 / WS-C1201

フィールド

説明

Status

connected

ポートが近接デバイスのポートに接続されています。

Status

connecting

ポートが近接デバイスのポートへの接続を試みています。これは通常、近接デバイスのポートに物理的に接続しているものの、リンクのステータスが connected にならないことを意味します。これは、近接デバイスがデュアルホーム DAS であり、かつポートがスタンバイ モードになっている場合に起こります。DAS では、常に 1 つのリンクのみがアクティブになります。スタンバイ モードになっている DAS のポートに接続されたデバイスは、connecting または notconnect 状態のままになります。

Status

notconnect

ポートの接続が解除されています。この状態は、多くの場合、近接デバイスのポートが無効になったときに起こります。また、近接デバイスがデュアルホーム DAS であり、かつポートがスタンバイ モードになっている場合にも起こります。DAS では、常に 1 つのリンクのみがアクティブになります。スタンバイ モードになっている DAS のポートに接続されたデバイスは、connecting または notconnect 状態のままになります。

Status

disabled

ポートが管理者によって無効にされています。

Curr-Path

isolated

ポートが接続されていません。これは、ローカル ポートが無効になっている場合、または近接デバイスのポートが無効になっている場合には正常です。また、どちらかのポートにハードウェア障害が発生した場合にも起こります。

Curr-Path

primary

ポートがプライマリ パスに挿入されています。これは、FDDI リングのプライマリ パスが、ポートの 1 本のファイバ(または CDDI の銅線 ペア)に入り、同じポートのもう 1 本のファイバ(または CDDI の銅線のもう一方のペア)に出ることを意味します。これは、デュアルホーム DAS のアクティブ ポートまたは SAS の S ポートに接続されている場合の、M ポートの正常な動作です。

Curr-Path

concatenated

ポートが、連結ラップ構成のプライマリ パスとセカンダリ パスの両方に挿入されています。これは、デュアルホーム DAS のアクティブ ポート(通常は B ポート)では正常な動作です。DAS のアクティブ ポートでは concatenated と表示されますが、このポートが接続されている M ポートでは primary と表示されることに注意してください。これもまた、もう一方のポートが無効になっている場合、またはハードウェア障害が発生している場合の、DAS の A または B ポートの正常な動作です。

Curr-Path

thru

ポートが、thru 構成のプライマリ パス(リング)とセカンダリ パス(リング)の両方に挿入されています。プライマリ リングが 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線の一方のペア)から入り、セカンダリ リングが同じポートのもう 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線のもう一方のペア)から出ます。プライマリ リングがポート A から入る場合は、ポート B からプライマリ リングが出ます。そして、セカンダリ リングはポート B から入り、ポート A から出ます。

Req-Path

primary

これは、このポートで要求されるパスです。WS-C1531 A/B カードでは、デフォルトで A ポートがセカンダリ、B ポートがプライマリになっています。これは、set path port_num {primary|secondary} コマンドで設定できます。

Req-Path

secondary

上記の Req-Path を参照してください。

Type

A

このスイッチのこのポートは A ポートです。

Type

B

このスイッチのこのポートは B ポートです。

Type

M

このスイッチのこのポートは Master(M; マスター)ポートです。

Type

S

このスイッチのこのポートは Slave(S; スレーブ)ポートです。

Type

U

このスイッチのこのポートは不明です。スイッチがポートのタイプを検出できません。

Neighbor

A

近接デバイスのポートが A ポートです。

Neighbor

B

近接デバイスのポートが B ポートです。

Neighbor

M

近接デバイスのポートが Master(M; マスター)ポートです。

Neighbor

S

近接デバイスのポートが Slave(S; スレーブ)ポートです。

Neighbor

U

近接ポートのタイプが不明です。

注:この文書にリンクが示された WS-C1201 および WS-C1100/WS-C1400 に関するシスコの文書では、show port コマンドのコマンド リファレンスのセクションに、Status フィールドと Conn-State フィールドがあります。このシナリオで使用している WS-C1100 および WS-C1201 コンセントレータでは、Status フィールドのみを持つ古いソフトウェアが動作しています。これら 2 台のコンセントレータでは、この文書で説明されているように、この例における Status フィールドは Conn-State フィールドとほぼ等しくなります。

この文書の最後のセクションで、デュアルホーム シナリオを作成するために使用されている WS-C1400 では、Status フィールドと Conn-State フィールドの両方を表示するソフトウェアが動作しています。これを次の表で示します。

WS-C1400

フィールド

説明

Status

ok

ポートが接続されています。リンク ステータス LED は緑色です。

Status

minor

信号は検出されていますが、ポートは接続されていません。リンク ステータス LED はオレンジ色です。

Status

other

ポートが接続されていません。

Req-Path

primary

これは、このポートで要求されるパスです。WS-C1531 A/B カードでは、デフォルトで A ポートがセカンダリ、B ポートがプライマリになっています。これは、set path port_num {primary|secondary} コマンドで設定できます。

Req-Path

secondary

上記の Req-Path を参照してください。

Curr-Path

isolated

ポートが接続されていません。これは、ローカル ポートが無効になっている場合、または近接デバイスのポートが無効になっている場合には正常です。また、どちらかのポートにハードウェア障害が発生した場合にも起こります。

Curr-Path

primary

ポートがプライマリ パスに挿入されています。これは、FDDI リングのプライマリ パスが、ポートの 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線の一方のペア)から入り、同じポートのもう 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線のもう一方のペア)から出ることを意味します。これは、デュアルホーム DAS のアクティブ ポートまたは SAS の S ポートに接続されている場合の、M ポートの正常な動作です。

Curr-Path

concatenated

ポートが、連結ラップ構成のプライマリ パスとセカンダリ パスの両方に挿入されています。これは、デュアルホーム DAS のアクティブ ポート(通常は B ポート)では正常な動作です。DAS のアクティブ ポートでは concatenated と表示されますが、このポートが接続されている M ポートでは primary と表示されることに注意してください。これもまた、もう一方のポートが無効になっている場合、またはハードウェア障害が発生している場合の、DAS の A または B ポートの正常な状態です。

Curr-Path

thru

ポートが、thru 構成のプライマリ パス(リング)とセカンダリ パス(リング)の両方に挿入されています。プライマリ リングが 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線の一方のペア)から入り、セカンダリ リングが同じポートのもう 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線のもう一方のペア)から出ます。プライマリ リングがポート A から入る場合は、ポート B からプライマリ リングが出ます。そして、セカンダリ リングはポート B から入り、ポート A から出ます。

Conn-State

connected

ポートが近接デバイスのポートに接続されています。

Conn-State

connecting

ポートが近接デバイスのポートへの接続を試みています。これは通常、近接デバイスのポートに物理的に接続しているものの、リンクのステータスが connected にならないことを意味します。これは、近接デバイスがデュアルホーム DAS であり、かつポートがスタンバイ モードになっている場合に起こります。DAS では、常に 1 つのリンクのみがアクティブになります。スタンバイ モードになっている DAS のポートに接続されたデバイスは、connecting または notconnect 状態のままになります。

Conn-State

active

ポートが、デュアルホーム DAS のアクティブ ポートです。

Conn-State

standby

ポートが、デュアルホーム DAS のスタンバイ ポートです。

Conn-State

notconnect

ポートの接続が解除されています。この状態は、多くの場合、近接デバイスのポートが無効になったときに起こります。また、近接デバイスがデュアルホーム DAS であり、かつポートがスタンバイ モードになっている場合にも起こります。DAS では、常に 1 つのリンクのみがアクティブになります。スタンバイ モードになっている DAS のポートに接続されたデバイスは、connecting または notconnect 状態のままになります。

Conn-State

disabled

ポートが管理者によって無効にされています。

Type

A

このスイッチのこのポートは A ポートです。

Type

B

このスイッチのこのポートは B ポートです。

Type

M

このスイッチのこのポートは Master(M; マスター)ポートです。

Type

S

このスイッチのこのポートは Slave(S; スレーブ)ポートです。

Type

U

このスイッチのこのポートは不明です。スイッチがポートのタイプを検出できません。

Neighbor

A

近接デバイスのポートが A ポートです。

Neighbor

B

近接デバイスのポートが B ポートです。

Neighbor

M

近接デバイスのポートが Master(M; マスター)ポートです。

Neighbor

S

近接デバイスのポートが Slave(S; スレーブ)ポートです。

Neighbor

U

近接ポートのタイプが不明です。

WS-C5500 では、show port コマンド出力の一部のフィールドでコンセントレータとは異なる名前が使用されます。次の表に、これらの新しいフィールドについて説明します。また、同じ値が別のフィールドで使用される場合があります。たとえば、値 disabled は Status フィールドと Conn-State フィールドの両方で使用されます。

WS-C5500

フィールド

説明

Status

disabled

ポートが管理者によって無効にされています。

Status

connecting

ポートが近接デバイスのポートへの接続を試みています。これは通常、近接デバイスのポートに物理的に接続しているものの、リンクのステータスが connected にならないことを意味します。これは、近接デバイスがデュアルホーム DAS であり、かつポートがスタンバイ モードになっている場合に起こります。DAS では、常に 1 つのリンクのみがアクティブになります。スタンバイ モードになっている DAS のポートに接続されたデバイスは、connecting または notconnect 状態のままになります。

Status

connected

ポートが近接デバイスのポートに接続されています。

Status

notconnect

ポートの接続が解除されています。この状態は、多くの場合、近接デバイスのポートが無効になったときに起こります。また、近接デバイスがデュアルホーム DAS であり、かつポートがスタンバイ モードになっている場合にも起こります。DAS では、常に 1 つのリンクのみがアクティブになります。デュアルホーム DAS のスタンバイ ポートに接続された M ポートは、connecting 状態または notconnect 状態のままです。

CE-State

isolated

ポートが接続されていません。これは、ローカル ポートが無効になっている場合、または近接デバイスのポートが無効になっている場合には正常です。また、どちらかのポートにハードウェア障害が発生した場合にも起こります。

CE-State

primary

ポートがプライマリ パスに挿入されています。これは、FDDI リングのプライマリ パスが、ポートの 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線の一方のペア)から入り、同じポートのもう 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線のもう一方のペア)から出ることを意味します。これは、デュアルホーム DAS のアクティブ ポートまたは SAS の S ポートに接続されている場合の、M ポートの正常な動作です。

CE-State

concatenated

ポートが、連結ラップ構成のプライマリ パスとセカンダリ パスの両方に挿入されています。これは、デュアルホーム DAS のアクティブ ポート(通常は B ポート)では正常な動作です。DAS のアクティブ ポートでは concatenated と表示されますが、このポートが接続されている M ポートでは primary と表示されることに注意してください。これもまた、もう一方のポートが無効になっている場合、またはハードウェア障害が発生している場合の、DAS の A または B ポートの正常な状態です。

CE-State

thru

ポートが、thru 構成のプライマリ パス(リング)とセカンダリ パス(リング)の両方に挿入されています。プライマリ リングが 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線の一方のペア)から入り、セカンダリ リングが同じポートのもう 1 本のファイバ(CDDI の場合は銅線のもう一方のペア)から出ます。プライマリ リングがポート A から入る場合は、ポート B からプライマリ リングが出ます。そして、セカンダリ リングはポート B から入り、ポート A から出ます。

Conn-State

connected

ポートが近接デバイスのポートに接続されています。

Conn-State

connecting

ポートが近接デバイスのポートへの接続を試みています。これは通常、近接デバイスのポートに物理的に接続しているものの、リンクのステータスが connected にならないことを意味します。これは、近接デバイスがデュアルホーム DAS であり、かつポートがスタンバイ モードになっている場合に起こります。DAS では、常に 1 つのリンクのみがアクティブになります。スタンバイ モードになっている DAS のポートに接続されたデバイスは、connecting または notconnect 状態のままになります。

Conn-State

active

ポートが、デュアルホーム DAS のアクティブ ポートです。

Conn-State

standby

ポートが、デュアルホーム DAS のスタンバイ ポートです。

Conn-State

notconnect

ポートの接続が解除されています。この状態は、多くの場合、近接デバイスのポートが無効になったときに起こります。また、近接デバイスがデュアルホーム DAS であり、かつポートがスタンバイ モードになっている場合にも起こります。DAS では、常に 1 つのリンクのみがアクティブになります。スタンバイ モードになっている DAS のポートに接続されたデバイスは、connecting または notconnect 状態のままになります。

Conn-State

disabled

ポートが管理者によって無効にされています。

Type

A

このスイッチのこのポートは A ポートです。

Type

B

このスイッチのこのポートは B ポートです。

Type

M

このスイッチのこのポートは Master(M; マスター)ポートです。

Type

S

このスイッチのこのポートは Slave(S; スレーブ)ポートです。

Type

U

このスイッチのこのポートは不明です。スイッチがポートのタイプを検出できません。

Neighbor

A

近接デバイスのポートが A ポートです。

Neighbor

B

近接デバイスのポートが B ポートです。

Neighbor

M

近接デバイスのポートが Master(M; マスター)ポートです。

Neighbor

S

近接デバイスのポートが Slave(S; スレーブ)ポートです。

Neighbor

U

近接ポートのタイプが不明です。

付録 B:FDDI インターフェイスにおける show mac コマンドの各フィールドの説明

フィールド

説明

SMT-Address

48 ビット MAC アドレスを正規のフォーマット(00:40:0b:a0:03:cf など)で表示します。

Curr-Path

この MAC によって処理されている現在のパスを示します。次のいずれか 1 つの値をとります。

Primary

この MAC はプライマリ パス上にあります。

Isolated

この MAC はどのパス上にもなく、隔離されています。

Unknown

スイッチがパスを特定できません。

TReq

この MAC が要求する時間(マイクロ秒)を平均トークン ローテーション時間で示します。、このパラメータは、admin. の interface set treq コマンドで設定できます。

TNeg

リング内のすべての MAC によって合意された TReq 値が入ります。

TMax

この MAC が送信する最大時間(マイクロ秒)を TReq 値として保持します。

TVX

この MAC の有効な送信タイマーの時間(マイクロ秒)が入ります。

Upstream-Nbr

最近認識された、この MAC の上流近接デバイスのアドレスが入ります。

Downstream-Nbr

最近認識された、この MAC の下流近接デバイス、つまり、この MAC からフレームを受信する次の MAC のアドレスが入ります。

Old-Upstream-Nbr

前の上流近接デバイスの MAC アドレスが入ります。

Old-Downstream-Nbr

前の下流近接デバイスの MAC アドレスが入ります。

Rcv-Smt

この MAC が受信した SMT フレームの合計数を示します。

Xmit-llc

この MAC が送信した LLC フレームの合計数を示します。

Tvx-Exp-Ct

この MAC がカウントした有効な送信タイマー(TVX)のタイムアウトの回数を表示します。

RingOp-Ct

リングが切断して再開された回数を示します。

Last-Time-Cleared

この MAC のカウンタが最後にクリアされた日付と時刻を表示します。

付録 C:FDDI および CDDI モジュールの LED

WS-C1100/WS-C1400/WS-C1201/WS-C5500

LED

説明

RING OP

緑色またはオフ

リングが稼働しているかどうかを示します。リングが稼働している場合は、LED が緑色になります。リングが稼働していない場合は、LED はオフになります。

THRU

緑色またはオフ

モジュールのポート A および B がプライマリおよびセカンダリ リングに接続されている場合は、LED が緑色になります。それ以外の場合はオフになります。

WRAP A

緑色またはオフ

ポート A がリングに接続され、ポート B が接続されていない場合は、LED が緑色になります。それ以外の場合はオフになります。

WRAP B

緑色またはオフ

ポート B がリングに接続され、ポート A が接続されていない場合は、LED が緑色になります。それ以外の場合はオフになります。

Port A のステータス

緑色、オレンジ色、またはオフ

ポート A がリングに接続されている場合は、LED が緑色になります。ポート A が信号を受信していても接続に成功していない場合、またはデュアルホーミング条件が存在する場合は、LED はオレンジ色になります。信号が検出されていない場合、LED はオフになります。

Port B のステータス

緑色、オレンジ色、またはオフ

ポート B がリングに接続されている場合は、LED が緑色になります。ポート B が信号を受信していても接続に成功していない場合、またはデュアルホーミング条件が存在する場合は、LED はオレンジ色になります。信号が検出されていない場合、LED はオフになります。

Port M のステータス

緑色、オレンジ色、またはオフ

M が SAS の S ポートに接続されている場合は、LED が緑色になります。ポート M が信号を受信していても接続に成功していない場合、またはデュアルホーミング条件が存在する場合は、LED はオレンジ色になります。信号が検出されていない場合、LED はオフになります。

IN

オンまたはオフ

光バイパス スイッチの LED は、ライン モジュールに接続されたデバイスのステータスを示します。LED がオンの場合は、バイパス スイッチはアクティブで、thru モードにあります(ライン モジュールがデュアル リングに接続されています)。

注:これらのデバイスでは、A が A に、B が B に配線されたツイスト接続や、A および B ポートを使用したその他の無効な配線はチェックされません。LED が緑色であってもトラフィックがリングを通過できない場合は、有効なポート同士が接続されているかどうかを確認してください。

WS-C1100、WS-C1400、および WS-C5500 からの次の出力は、FDDI リングが正しく配線されていない場合を示します。

次の出力では、WS-C1100 のポート 2 に B-B の関係があります。それでもリングの cur-paththru として表示されています。

WS-C1100> (enable) sh port
  
  Port  Name                  Status      Req-Path   
  Cur-Path   Type  Neigh
  
  ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
  1                           connected   secondary  
  thru
          A     B
  2                           connected   primary    
  thru        B     B
  
  
  

次の出力では、WS-C1400 のポート 1/1 に A-A の関係があります。それでもリングの cur-paththru として表示されています。

WS-C1400> sh port
  Port  Name                  Status  Req-Path  
  Cur-Path  Conn-State  Type Neigh
  
  ----  --------------------  ------  --------  --------  ----------  ---- -----
  1/1                         ok      secondary 
  thru
        active       
  A    A
  
  1/2                         ok      primary   
  thru
        active       B    A
  
  

次の出力では、WS-C5500 のポート 5/1 に A-A の関係があります。それでもリングの CE-Statethru として表示されています。

WS-C5500> (enable) sh port 5
  
  Port  
  CE-State
   Conn-State 
  Type Neig
   Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
  ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
   5/1  
  thru
       active     
  A    A
      no   12   8   7          0          0 40
   5/2  
  thru
       active     B    B    no   12   8   7        345          5 40
  
  

これらのポートの LED はリングが稼働していることを示しますが、実際にはリングは稼働していません。これはサポートされていない構成です。

付録 D:FDDI ネットワーク トポロジのリバース エンジニアリングの演習

この付録の演習では、単純な FDDI ネットワーク トポロジのリバース エンジニアリングを一通り行います。これにより、スイッチおよびコンセントレータで使用できる、FDDI ネットワークの管理用の基本コマンドを把握できます。

この演習で使用する機器は、すでにこの文書で使用したものです。ただし、配線を変更して新しいトポロジを形成しています。

この演習の目的は、実際のトラブルシューティング シナリオを再現することではありません。説明が複雑になり過ぎるのを防ぐため、使用するネットワークは意図的に単純化してあります。実際のネットワークでは、この演習で学習したスキルを応用してください。

作業

次の手順に従い、FDDI ネットワーク トポロジのリバース エンジニアリングを行います。

  1. ネットワーク内にあるデバイスのタイプを特定する

    各デバイスにアクセスして show version コマンドを入力することにより、最終的に次の表を完成させます。

    デバイス モデル(タイプ)

    WS-C1100

    WS-C1400

    WS-C5505

    WS-C1201

    WS-C2828-EN*

    * 最初のプロンプトに表示される。

  2. デバイスの FDDI ポートのタイプを特定する

    WS-C1100、WS-C1400、および WS-C1201 では show port コマンドを使用します。WS-C5505 では show port mod_num コマンドを使用します。WS-C2828 では Port Configuration/Basic FDDI 設定メニューを使用します。

    WS-C1100 からの次の出力は、このデバイスに A/B および M ポートの組み合せが存在することを示しています。

    WS-C1100> sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   
      Type
        Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        
      A
           B
      2                           connected   primary    thru        
      B
           A
      3                           connecting  primary    isolated    
      M
           A
      4                           notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      5                           notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      6                           notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      7                           notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      8                           notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      9                           notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      10                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      11                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      12                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      13                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      14                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      15                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      16                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      17                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      18                          notconnect  primary    isolated    
      M
           U
      
      

    WS-C1400 からの次の出力は、このデバイスに A/B および M ポートの組み合せが存在することを示しています。

    WS-C1400> sh port
      Port  Name                  Status  Req-Path  Cur-Path  Conn-State  
      Type
       Neigh
      ----  --------------------  ------  --------  --------  ----------  ---- -----
      1/1                         ok      secondary thru      active       
      A
          B
      1/2                         ok      primary   thru      active       
      M
          A
      1/3                         ok      primary   primary   active       
      M
          B
      1/4                         ok      primary   primary   active       
      M
          S
      1/5                         other   primary   isolated  connecting   
      M
          U
      1/6                         other   primary   isolated  connecting   
      M
          U
      1/7                         other   primary   isolated  connecting   
      M
          U
      1/8                         other   primary   isolated  connecting   
      M
          U
      
      

    WS-C5500 からの次の出力は、このデバイスに A/B ポートが存在することを示しています。

    WS-C5500> sh port 5/1
      
      [output deleted]
      
      Port  CE-State Conn-State 
      Type
       Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/1  thru     active     
      A
          B    no   11   8   7          0          0 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500>
      
      WS-C5500> sh port 5/2
      
      Port  CE-State Conn-State 
      Type
       Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/2  thru     active     
      B
          A    no   11   8   7        483          7 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500>
      

    WS-C1201 からの次の出力は、このデバイスに A/B ポートが存在することを示しています(イーサネット ポートは省略されています)。

    WS-C1201> sh port
      Port  Name                  Status      Curr-Path  
      Type
        Neigh  Media
      ----  --------------------  ----------  ---------  ----  -----  --------
      1A                          connecting  isolated    
      A
           M     fiber
      2B                          connected   concat      
      B
           M     fiber
      

    WS-2822 からの次の出力は、このデバイスに S ポートが存在することを示しています(その他の非 FDDI ポートは省略されています)。

    Catalyst 2820 - Port B1 (Right Slot) Basic FDDI Settings
      
      ----------------------- MAC and SMT Information  -----------------------
      SMT version              2    Upstream neighbor     00-40-0B-3B-85-E8
      MIB version              1    Station address       00-00-00-50-F0-53-C8-DF
      Number of MACs           1    Downstream neighbor   00-40-0B-E0-5C-79
      Non master ports         1    Optical bypass        Not present
      ECM state               In    Attachment state      
      Wrap S
      
      
      

    ここまでの情報から、次のように表を埋めることができます。

    デバイス

    ポートのタイプ

    WS-C1100(コンセントレータ)

    A、B および M

    WS-C1400(コンセントレータ)

    A、B および M

    WS-C5505

    A および B*

    WS-C1201

    A および B FDDI、イーサネット

    WS-C2828-EN*

    S ポート**

    * FDDI ポートの詳細なリストを取得するには、show port コマンドで表示される mod_num を使用します(例:show port 5)。

    ** C2828 は、スロット A またはスロット B でのみ FDDI インターフェイスをサポートします。両方のスロットをチェックし、FDDI モジュールが搭載されているスロットと、FDDI モジュールのタイプを確認してください。

  3. デバイスの MAC アドレスを特定する

    MAC アドレスは、Station Management(SMT; ステーション管理)アドレスの場合と、ポートの実際の MAC アドレスの場合があります。どちらのタイプのアドレスが必要になるか、またはどちらがどちらなのかがわからないため、ここでは見つかったすべての MAC アドレスを記録します。

    注:SMT は FDDI 規格を構成する要素の 1 つです。この演習では、SMT がどのようなものであるか、または FDDI ネットワークにおける SMT の役割を理解する必要はありません。

    WS-C1100、WS-C1400、および WS-C1201 では show mac コマンドを使用します。WS-C5505 では show mac mod_num コマンドを使用します。WS-C2820 では Port Configuration/Basic FDDI 設定メニューを使用します。

    WS-C1100> sh mac
      MAC SMT-Address        Curr-Path TReq     TNeg     TMax     TVX
      --- -----------------  --------- -------- -------- -------- --------
      1      cisco:03:31:34  primary    15000    15000   165004     2509
         (00:40:0b:c0:8c:2c)
      2      cisco:03:31:35  secondary  15000    15000   165004     2509
         (00:40:0b:c0:8c:ac)
      
      WS-C1100>
      
      WS-C1400> sh mac
      MAC SMT-Address        Curr-Path     TReq     TNeg     TMax      TVX
      --- -----------------  --------- -------- -------- -------- --------
      1      cisco:07:3a:9e  primary      15000    15000   165004     2509
         (00:40:0b:e0:5c:79)
      2      cisco:07:3a:9f  secondary   165000    15000   165004     2509
         (00:40:0b:e0:5c:f9)
      
      WS-C1400>
      
      WS-C5500> sh mac 5
      
      [output deleted]
      
      MAC     SMT-Address       Curr-Path  TReq     TNeg     TMax     TVX
      ------- ----------------- ---------- -------- -------- -------- --------
       5/1-2  00:06:7c:31:fd:8c primary      165000    15000   165004     2509
              00-60-3e-8c-bf-31
      
      WS-C5500>
      
      WS-C1201> sh mac
      MAC  SMT-Address        Curr-Path     TReq     TNeg     TMax      TVX
      ---  -----------------  --------- -------- -------- -------- --------
      1    00-40-0b-3b-85-e8  primary     165000    15000   165004     2509
      
      WS-C1201>
      
      Catalyst 2820 - Port B1 (Right Slot) Basic FDDI Settings
      
      ----------------------- MAC and SMT Information  -----------------------
      SMT version              2    Upstream neighbor     00-40-0B-3B-85-E8
      MIB version              1    Station address       00-50-F0-53-C8-DF
      
      

    デバイス

    ポートのタイプ

    MAC アドレス

    WS-C1100

    A、B および M

    cisco:03:31:34

    00:40:0b:c0:8c:2c

    cisco:03:31:35

    00:40:0b:c0:8c:ac

    WS-C1400

    A、B および M

    cisco:07:3a:9e

    00:40:0b:e0:5c:79

    cisco:07:3a:9f

    00:40:0b:e0:5c:f9

    WS-C5505

    A および B

    00:06:7c:31:fd:8c

    00-60-3e-8c-bf-31

    WS-C1201

    A および B FDDI、イーサネット

    00-40-0b-3b-85-e8

    WS-C2828-EN

    S ポート

    00-50-F0-53-C8-DF

    これで、各デバイスが FDDI リングで自身を識別するために使用するアドレスのリストが完成しました。

  4. ポート間の関係(A-B、S-M)を判別する

    WS-C1100、WS-C1400、および WS-C1201 では show port コマンドを使用します。WS-C5505 では show port mod_num コマンドを使用します。WS-C2828 では Port Configuration/Basic FDDI 設定メニューを使用します。

    WS-C1100 からの次の出力は、ポート 1 が A-B、ポート 2 が B-A、ポート 3 が M-A の接続関係にあることを示しています。残りのポートは使用されていないため、このセクションでは省略します。

    WS-C1100> sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        A     B
      2                           connected   primary    thru        B     A
      3                           connecting  primary    isolated    M     A
      
      

    WS-C1100 からの次の出力は、ポート 1 が A-B、ポート 2 が B-A、ポート 3 が M-B、ポート 4 が M-S の接続関係にあることを示しています。残りのポートは使用されていないため、このセクションでは省略します。

    WS-C1400> sh port
      Port  Name                  Status  Req-Path  Cur-Path  Conn-State  Type Neigh
      ----  --------------------  ------  --------  --------  ----------  ---- -----
      1/1                         ok      secondary thru      active       A    B
      1/2                         ok      primary   thru      active       B    A
      1/3                         ok      primary   primary   active       M    B
      1/4                         ok      primary   primary   active       M    S
      
      

    WS-C5500 からの次の出力は、ポート 5/1 が A-B、ポート 5/2 が B-A の接続関係にあることを示しています。

    WS-C5500> sh port 5/1
      
      [output deleted]
      
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/1  thru     active     A    B    no   11   8   7          0          0 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500>
      
      WS-C5500> sh port 5/2
      
      
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/2  thru     active     B    A    no   11   8   7        483          7 40
      
      Last-Time-Cleared
      --------------------------
      Thu Dec 30 1999, 15:54:37
      WS-C5500>
      

    WS-C1201 からの次の出力は、ポート 1 が A-M、ポート 2 が B-M の接続関係にあることを示しています。

    WS-C1201> sh port
      
      Port  Name                  Status      Curr-Path  Type  Neigh  Media
      ----  --------------------  ----------  ---------  ----  -----  --------
      1A                          connecting  isolated    A     M     fiber
      2B                          connected   concat      B     M     fiber
      

    WS-2822 からの次の出力は、このデバイスが S ポート接続を持つことを示しています。近接ポートが M ポートであることは示されていません。このシナリオでは S-M が想定されています。

    Catalyst 2820 - Port B1 (Right Slot) Basic FDDI Settings
      
      ----------------------- MAC and SMT Information  -----------------------
      SMT version              2    Upstream neighbor     00-40-0B-3B-85-E8
      MIB version              1    Station address       00-00-00-50-F0-53-C8-DF
      Number of MACs           1    Downstream neighbor   00-40-0B-E0-5C-79
      Non master ports         1    Optical bypass        Not present
      ECM state               In    Attachment state      Wrap S
      

    ここまでの情報から、次のように表を埋めることができます。

    注:MAC アドレスでは「:」を使用するデバイスと「-」を使用するデバイスがあります。読みやすくするため、次の表ではすべてのアドレスで「-」を使用しています。

    デバイス

    ポートのタイプ

    MAC アドレス

    ポートの接続関係

    WS-C1100

    A、B および M

    cisco:03:31:34

    1- A-B(thru)

    00:40:0b:c0:8c:2c

    2- B-A(thru)

    cisco:03:31:35

    3- M-A(isolated)

    00:40:0b:c0:8c:ac

     

    WS-C1400

    A、B および M

    cisco:07:3a:9e

    1- A-B(thru)

    00:40:0b:e0:5c:79

    2- B-A(thru)

    cisco:07:3a:9f

    3- M-B(primary)

    00:40:0b:e0:5c:f9

    4- M-S(primary)

    WS-C5505

    A および B

    00:06:7c:31:fd:8c

    1- A-B(thru)

    00-60-3e-8c-bf-31

    2- B-A(thru)

    WS-C1201

    A および B FDDI、イーサネット

    00-40-0b-3b-85-e8

    1- A-M(isolated)

    2- B-M(concat)

    WS-C2828

    S ポート

    00-50-F0-53-C8-DF

    B1- ラップ S

    上記の表から、これらのデバイスの接続関係をある程度推測できます。3 台のデバイス(WS-C1100、WS-C1400、および WS-C5500)が A-B、B-A thru の接続関係になっています。ここから、これら 3 台のデバイスが完全な DAS リングで相互接続されていると考えられます。さらに、これらのデバイスが接続されている順序を推測する必要があります。これは次のセクション D5 で行います。

    WS-C1201 には A-M および B-M 接続があり、それぞれ isolated および concatenated になっています。これは、正常に稼働しているデュアルホーム DAS を示します(前述のセクション 9 の結果に基づきます)。WS-C1201 に接続されているデバイスは、M-A isolated および M-B primary 接続になっていると考えられます。デュアルホーム DAS は 2 台のデバイスに接続されるので、このようなタイプの接続になっているデバイス 2 台を表から探します。WS-C1100 はポート 3 が isolated M-A 接続になっており、WS-C1400 はポート 1/3 が primary M-B 接続になっています。これにより、WS-C1201 は、WS-C1100 および WS-C1400 にデュアルホーミングされていると判断できます。デュアルホーム DAS に関するセクション 9 で、アクティブな接続が B(ポート 2)、スタンバイ接続が A(ポート 1)であることを確認しました。したがって次のように判断できます。

    • WS-C1201 のポート 1(A)は WS-C1100 のポート 3(M)に接続されています。

    • WS-C1201 のポート 2(B)は WS-C1400 のポート 1/3(M)に接続されています。

    WS-C2820 は、M-S 接続を持つデバイスに接続されています。WS-C1400 は、ポート 1/4 で M-S のポート関係を示しています。したがって次のように判断できます。

    • WS-C2820 の B1(S)は WS-C1400 のポート 1/4(M)に接続されています。

    次の 2 つの図は、このネットワークについて考えられる 2 つの接続関係を示しています。

    オプション A

    23u.gif

    オプション B

    23v.gif

    ここで、トポロジについて次の 2 つの点を解決する必要があります。

    1. WS-C1100、WS-C1400、および WS-C5500 の間の、A-B 接続と B-A 接続の順序。この点は次のセクション D5 で解決します。

    2. デバイス同士を接続するために使用されている、実際のポート番号。この点は次のセクション D6 で解決します。

  5. ネットワーク トポロジを特定する

    FDDI には、上流近接デバイスと下流近接デバイスという概念があります。近接デバイスは、MAC アドレスまたは SMT アドレス(もしくはその両方)によってリストされます。ここでは両者を区別する必要はありません。このセクションで得られた上流および下流近接デバイス情報と、前のセクションで完成した表を組み合せることにより、トポロジの特定に必要な情報をすべて入手できます。

    WS-C1100、WS-C1400、および WS-C1201 では show port コマンドを使用します。WS-C5505 では show port mod_num コマンドを使用します。WS-C2828 では Port Configuration/Basic FDDI 設定メニューを使用します。

    WS-C1100 からの次の出力には近接デバイスが示されています。このデバイスは、両方のリング(プライマリ(1)およびセカンダリ(2))でアクティブであるため、両方のリングに関する情報をレポートしています。

    注:FDDI 規格では、デバイスを同時に両方のリングでアクティブにできます。この機能を持つデバイスは、200 MB(各リング 100 MB ずつ)での伝送が可能です。WS-C1100 と WS-C1400 は両方のリングでアクティブですが、1 つのリングでのみ伝送しています。このシナリオにおける残りのデバイスは、常に 1 つのリングでのみアクティブです。これについては、このセクションの最後に詳しく説明します。

    WS-C1100> sh mac
      
      [output deleted]
      
      MAC Upstream-Nbr       Downstream-Nbr     Old-Upstream-Nbr   Old-Downstream-Nbr
      --- -----------------  -----------------  -----------------  ------------------
      1   00:06:7c:31:fd:8c     cisco:dc:a1:17     cisco:dc:a1:17     cisco:07:3a:9e
         (00:60:3e:8c:bf:31)(00:40:0b:3b:85:e8)(00:40:0b:3b:85:e8)(00:40:0b:e0:5c:79)
      2      cisco:07:3a:9f     cisco:07:3a:9f     cisco:03:31:34  00:06:7c:31:fd:8c
         (00:40:0b:e0:5c:f9)(00:40:0b:e0:5c:f9)(00:40:0b:c0:8c:2c)(00:60:3e:8c:bf:31)
      
      

    WS-C1100 からの上記出力は、プライマリ リング(1)では上流近接デバイスと下流近接デバイスが異なるのに対し、セカンダリ リンク(2)では上流近接デバイスと下流近接デバイスが同じデバイスであることを示しています。

    WS-C1400 からの次の出力には近接デバイスが示されています。このデバイスは、両リング(プライマリ(1)およびセカンダリ(2))に関する情報をレポートしています。

    WS-C1400> sh mac
      
      [output deleted]
      
      MAC Upstream-Nbr       Downstream-Nbr     Old-Upstream-Nbr   Old-Downstream-Nbr
      --- -----------------  -----------------  -----------------  ------------------
      1   00:0a:0f:ca:13:fb  00:06:7c:31:fd:8c     cisco:dc:a1:17  00:06:7c:31:fd:8c
         (00:50:f0:53:c8:df)(00:60:3e:8c:bf:31)(00:40:0b:3b:85:e8)(00:60:3e:8c:bf:31)
      2      cisco:03:31:35     cisco:03:31:35     cisco:03:31:35     cisco:07:3a:9e
         (00:40:0b:c0:8c:ac)(00:40:0b:c0:8c:ac)(00:40:0b:c0:8c:ac)(00:40:0b:e0:5c:79)
      
      

    WS-C1400 からの上記出力は、プライマリ リング(1)では上流近接デバイスと下流近接デバイスが異なるのに対し、セカンダリ リンク(2)では上流近接デバイスと下流近接デバイスが同じデバイスであることを示しています。これについては、このセクションの後半で説明します。

    WS-C5500 からの次の出力には近接デバイスが示されています。このデバイスは、プライマリ リングに関する情報をレポートしています。

    WS-C5500> sh mac 5
      
      [output deleted]
      
      MAC     Upstream-Nbr      Downstream-Nbr    Old-Upstrm-Nbr    Old-Downstrm-Nbr
      ------- ----------------- ----------------- ----------------- -----------------
       5/1-2  00:02:d0:07:3a:9e 00:02:d0:03:31:34 00:02:d0:03:31:35 00:02:d0:dc:a1:17
              00-40-0b-e0-5c-79 00-40-0b-c0-8c-2c 00-40-0b-c0-8c-ac 00-40-0b-3b-85-e8
      

    WS-C1201 からの次の出力には近接デバイスが示されています。このデバイスは、プライマリ リングに関する情報をレポートしています。

    WS-C1201> sh mac
      
      [output deleted]
      
      MAC  SMT-Address        Curr-Path     TReq     TNeg     TMax      TVX
      ---  -----------------  --------- -------- -------- -------- --------
      1    00-40-0b-3b-85-e8  primary     165000    15000   165004     2509
      
      MAC Upstream-Nbr      Downstream-Nbr    Old-Upstream-Nbr  Old-Downstream-Nbr
      --- ----------------- ----------------- ----------------- ------------------
      1   00-40-0b-c0-8c-2c 00-50-f0-53-c8-df 00-60-3e-8c-bf-31 00-40-0b-e0-5c-79
      

    WS-C2820 からの次の出力には近接デバイスが示されています。このデバイスは、プライマリ リングに関する情報をレポートしています。

    Catalyst 2820 - Port B1 (Right Slot) Basic FDDI Settings
      
      ----------------------- MAC and SMT Information  -----------------------
      SMT version              2    Upstream neighbor     00-40-0B-3B-85-E8
      MIB version              1    Station address       00-00-00-50-F0-53-C8-DF
      Number of MACs           1    Downstream neighbor   00-40-0B-E0-5C-79
      Non master ports         1    Optical bypass        Not present
      ECM state               In    Attachment state      Wrap S
      
      

    ここまでの情報から、次のように表を埋めることができます。この時点では、表の中でデバイスがどのような順序になっているかは重要ではありません。ランダムな順序で事足ります。

    注:MAC アドレスでは「:」を使用するデバイスと「-」を使用するデバイスがあります。読みやすくするため、次の表ではすべてのアドレスで「-」を使用しています。

    注:両方のリングで同時にすべてのデバイスがアクティブになることはありません。このシナリオでは、WS-C1100 と WS-C1400 のみが両方のリングにアクティブに参加します。

    リング

    ポート

    下流

    WS-C1100 のアドレス

    上流

    P

    1

    cisco-dc-a1-17 00-40-0b-3b-85-e8

    cisco-03-31-34 00-40-0b-c0-8c-2c

    00-06-7c-31-fd-8c 00-60-3e-8c-bf-31

    S

    2

    cisco-07-3a-9f 00-40-0b-e0-5c-f9

    cisco-03-31-35 00-40-0b-c0-8c-ac

    cisco-07-3a-9f 00-40-0b-e0-5c-f9

    リング

    ポート

    下流

    WS-C1100 のアドレス

    上流

    P

    1

    00-06-7c-31-fd-8c 00-60-3e-8c-bf-31

    cisco-07-3a-9e 00-40-0b-e0-5c-79

    00-0a-0f-ca-13-fb 00-50-f0-53-c8-df

    S

    2

    cisco-03-31-35 00-40-0b-c0-8c-ac

    cisco-07-3a-9f 00-40-0b-e0-5c-f9

    cisco-03-31-35 00-40-0b-c0-8c-ac

    リング

    ポート

    下流

    WS-C1100 のアドレス

    上流

    P

    1

    00-02-d0-03-31-34 00-40-0b-c0-8c-2c

    00-06-7c-31-fd-8c 00-60-3e-8c-bf-31

    00-02-d0-07-3a-9e 00-40-0b-e0-5c-79

    リング

    ポート

    下流

    WS-C1100 のアドレス

    上流

    P

    1

    00-50-f0-53-c8-df

    00-40-0b-3b-85-e8

    00-40-0b-c0-8c-2c

    リング

    ポート

    下流

    WS-C1100 のアドレス

    上流

    P

    B1

    00-40-0B-E0-5C-79

    00-50-F0-53-C8-DF

    00-40-0B-3B-85-E8

    上記の表を基に、MAC アドレスの代わりにシステム名を使用することで、次の表を作成できます。2 つのリングはそれぞれ別の表に分けられています。

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C1201

    WS-C1100

    WS-C5500

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C5500

    WS-C1400

    WS-C2820

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C1100

    WS-C5500

    WS-C1400

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C2820

    WS-C1201

    WS-C1100

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C1400

    WS-C2820

    WS-C1201

    注:プライマリ リングは反時計回りに流れます。

    どのデバイスから開始しても、正しい順序で表にデバイスを並べることができます。ここでは WS-C1100 から開始します。表に上流および下流近接デバイスを正しい順序で書き込むことにより、次の結論が得られます。

    プライマリ リングは次のように流れていると考えられます。

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C1201

    WS-C1100

    WS-C5500

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C1100

    WS-C5500

    WS-C1400

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C5500

    WS-C1400

    WS-C2820

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C1400

    WS-C2820

    WS-C1201

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C2820

    WS-C1201

    WS-C1100

    これを図示すると次のようになります。

    23w.gif

    各デバイスはパスの中で 1 回だけカウントされます。プライマリ パスが WS-C1400 から WS-C2820 を経由し、再び WS-C1400 に戻ってから WS-C1201 に至る場合も、WS-C1400 を通過する 2 回目のホップは無視されます。

    これは WS-C1201 へのパスについても同様です。WS-C1201 と WS-C2820 の間に、WS-C1400 の M ポートが 2 つ存在する事実は無視されます。WS-C2820 は WS-C1201 を上流近接デバイスと見なし、WS-C1201 は WS-C2820 を下流近接デバイスと見なします。

    WS-C1201 が WS-C1400 ではなく WS-C1100 を上流近接デバイスと見なすのも、同じ論理です。

    セカンダリ リングは次のように流れます。

    注:セカンダリ リングは時計回りに流れます。

    注:このセクションでは、MAC アドレスをデバイス名に置き換えるステップと、表を並べ替えるステップを 1 つにまとめています。

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C1400

    WS-C1100

    WS-C1400

    下流

    このデバイス

    上流

    WS-C1100

    WS-C1400

    WS-C1100

    これを図示すると次のようになります。セカンダリ リングは WS-C1100 と WS-C1400 の間でのみ流れます。

    23x.gif
  6. デバイス間で物理的に接続されているポートを判別する

    ネットワークのトポロジを特定する最後のステップでは、デバイス間でどのポート同士が接続されているかを判別します。

    セクション D4 で次のことを確認しました。

    • WS-C1201 のポート 1(A)は WS-C1100 のポート 3(M)に接続されています。

    • WS-C1201 のポート 2(B)は WS-C1400 のポート 1/3(M)に接続されています。

    • WS-C2820 の B1(S)は WS-C1400 のポート 1/4(M)に接続されています。

    これらの関係は、入手されている情報から正しいと判断されます。このように判断できたのは、これがデュアルホーム DAS が 1 台、SAS が 1 台のみの単純なネットワークであるためです。これらのデバイスのどちらか一方でも複数存在していれば、実際に目で見て調べることが必要でした。

    目で見て調べることが不可能な場合、ネットワーク管理者は、1 台のデバイスのポートを無効にしてから、別のデバイスでどのポートの状態が変化したかを調べることにより、接続の相手側を探す必要があります。

    セクション D5 で、プライマリ パスでデバイスが次の順序で並んでいることを確認しました。

    1. WS-C1100

    2. WS-C5500

    3. WS-C1400

    4. WS-C2820

    5. WS-C1201

    セクション D5 で、セカンダリ パスでデバイスが次の順序で並んでいることを確認しました。

    1. WS-C1100

    2. WS-C1400

    上記のセクション D4 および D5 で確認したことをまとめると、次の図のようになります。

    23y.gif

    ここで、この図に適切なポート番号を書き込むため、WS-C1100、WS-C1400、および WS-C5500 の間の A-B および B-A 関係を確定する必要があります。理想的には、これを目で見て調べます。ここでは物理的な確認が不可能であると仮定し、WS-C1100 のポート 1 つを無効にして、WS-C5500 と WS-C1400 のどちらでポートの状態が変化するかを調べます。

    最初に A および B ポートの現在の状態を控えておきます。

    WS-C1100> sh port
      Port  Name                  Status      Req-Path   Cur-Path   Type  Neigh
      ----  --------------------  ----------  ---------  ---------  ----  -----
      1                           connected   secondary  thru        A     B
      2                           connected   primary    thru        B     A
      
      WS-C1400> sh port
      Port  Name                  Status  Req-Path  Cur-Path  Conn-State  Type Neigh
      ----  --------------------  ------  --------  --------  ----------  ---- -----
      1/1                         ok      secondary thru      active       A    B
      1/2                         ok      primary   thru      active       B    A
      
      WS-C5500> sh port 5/1
      
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/1  thru     active     A    B    no   11   8   7          0          0 40
      
      WS-C5500> sh port 5/2
      
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/2  thru     active     B    A    no   11   8   7        483          7 40
      
      
      

    次に WS-C1100 のポート 1 を無効にします。

    WS-C1100> (enable) set port 1 disable
      Port 1 disabled.
      WS-C1100> (enable)
      

    WS-C1400 のポートの状態が変化したかどうかを調べます。

    WS-C1400> sh port
      
      Port  Name                  Status  Req-Path  Cur-Path  Conn-State  Type Neigh
      ----  --------------------  ------  --------  --------  ----------  ---- -----
      1/1                         ok      secondary thru      active       A    B
      1/2                         ok      primary   thru      active       B    A
      

    これらのポートの状態は変化していません。前に作成したネットワーク ダイアグラムが正しければ、WS-C5500 のいずれかのポートの状態が変化しているはずです。

    WS-C5500> sh port 5/1
      
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/1  concat   active     A    B    no   12   8   7          0          0 40
      

    ポート 5/1 の状態が thru から concat に変化しています。デュアルホーム DAS に関する前の演習から、このポートはリングで折り返したことがわかります。これで、WS-C1100 のポート 1(A)が WS-C5500 のポート 5/2(B)に接続されていることがわかりました。これは、WS-C5500 からの次の出力で確認できます。

    WS-C5500> sh port 5/2
      
      Port  CE-State Conn-State Type Neig Con Est Alm Cut Lem-Ct     Lem-Rej-Ct Tl-Min
      ----- -------- ---------- ---- ---- --------------- ---------- ---------- ------
       5/2  isolated connecting B    A    no   12   8   7        483          7 40
      

    すべての接続は A-B か B-A のどちらかなので、これで残りの関係も特定できます。

    WS-C1100 のポート 1(A)が WS-C5500 のポート 5/2(B)に接続されており、かつこのネットワーク ダイアグラムの他の部分が正しい場合は、次のように結論付けられます。

    • WS-C5500 のポート 5/1(A)は WS-C1400 のポート 1/2(B)に接続されています。

    • WS-C1400 のポート 1/1(A)は WS-C1100 のポート 2(B)に接続されています。

    これを次の図に示します。

    23z.gif

    最後のテストとして、WS-C1100 のポート 1 を無効にしてもリングが稼働していることを確認するため、WS-C5500 から 5 台のデバイスすべてに PING を送ります。次の図に IP アドレスを示します。プライマリ パスは矢印のとおりです。すでにセカンダリ パスはプライマリ パスにマージされているため、セカンダリ パスは存在しません。

    23aa.gif
    WS-C5500> (enable) ping 220.0.0.1 220.0.0.1 is alive 
      WS-C5500> (enable) ping 220.0.0.2 220.0.0.2 is alive
      WS-C5500> (enable) ping 220.0.0.3 220.0.0.3 is alive
      WS-C5500> (enable) ping 220.0.0.4 220.0.0.4 is alive
      WS-C5500> (enable) ping 220.0.0.5 220.0.0.5 is alive
      WS-C5500> (enable)
      

    これで FDDI ネットワーク トポロジのリバース エンジニアリングの演習は完了です。


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