音声とユニファイド コミュニケーション : Cisco Unity

Cisco Unity 3.x 以降における Exchange サーバのオフライン問題の診断

2002 年 12 月 13 日 - ライター翻訳版
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目次


概要

Cisco Unity によって Exchange サーバのオフラインが報告されるときには、さまざまな状況があります。通常、これは、該当する Exchange サーバの停止によって起こります。しかし、Exchange サーバがオンラインであってもオフライン状態が報告される場合があります。この文書では、これらの状況に関する診断および解決方法を説明します。

この文書の読者には、次に関する十分な知識が必要です。

  • Exchange 2000
  • Exchange 5.5
  • Services アプレットを使用した、Windows サービスの管理

問題

Exchange サーバのオフラインが Cisco Unity によって検出された場合、次に示すイベント ログ エントリが表示されることがあります。

注: これらのイベント ログ エラーは Cisco Unity 3.1(5) 以前のバージョンに限定されます。Cisco Unity 4.0(1) については、イベント ソースが CiscoUnity_MalEx と CiscoUnity_AvWm に変わります。イベント ID も同様に変わる場合があります。

Cisco Unity 3.1(5) 以前のバージョン に固有のイベント ログ エラー
  
    Event Type: Error
  
    Event Source: AvWm
  
    Event Category: Warning
  
    Event ID: 2903
  
    Date: 4/3/2002
  
    Time: 11:44:34 AM
  
    User: N/A
  
    Computer: CPRYELLOWUTY1
  
    Description: <Exchange server name> has gone offline (AvCsMgr:3982)

注:<Exchange server name> は、ダウン状態であると検出された Exchange サーバ名を示します。上記の例にある AvCsMgr:3982 は、サーバのオフラインを検出した Cisco Unity サービスの名前と、このサービスのプロセス ID を示しています。

上記のイベント ログ エントリに加えて、MalEx、Doh、および Conversations のエントリで、メッセージング アクティビティに関連するエラーがエラー コード 8004aa00 として報告される場合があります。次にこの例を示します。つまり、イベント ログにエラー コード 8004aa00 が見られる場合は常に、オフラインになっている Exchange サーバが AvWm コンポーネントによって検出されています。

エラー コード 8004aa00 のメッセージング アクティビティ
  
    Event Type: Error
  
    Event Source: MALEx_MC
  
    Event Category: Error
  
    Event ID: 30002
  
    Date: 4/11/2002
  
    Time: 7:41:45 AM
  
    User: N/A
  
    Computer: CPRYELLOWUTY1
  
    Description: Last Category An attempt to access Exchange Private Store
  
    has failed: 8004aa00.

解決方法

Cisco Unity 内の AvWm コンポーネントは、Exchange サーバへの対話を実行し、その状態を確認します。AvWm コンポーネントは、Cisco Unity によって監視されている各 Exchange サーバを、15 秒間隔で定期的にテストします。AVWm コンポーネントのテスト手順には、2 つのステップがあります。

  1. 各 Exchange サーバの Service Control Manager を開きます。
  2. MSExchange サービス(Exchange 5.5 の場合は MSExchangeIS サービスと MSExchangeDS サービス、Exchange 2000 の場合は MSExchangeIS サービス)の状態を問い合せ、各サービスが稼動状態になっているかどうかを確認します。

このテストでは、Exchange サーバの完全な状態は示されませんが、Exchange サーバへのネットワーク接続と Exchange サーバの状態については確認できます。

Exchange サーバのオフライン問題の診断

Exchange サーバのダウンに関して Cisco Unity からの誤った報告がある場合、次のステップに従って原因を診断してください。

  1. ネットワークの配線、Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)の設定、スイッチなどを調べて、該当する Cisco Unity サーバと Exchange サーバが適切に接続されていることを確認します。
  2. 上に示した AvWm のイベント ログ メッセージで報告されたサーバへ、実際に名前を指定して接続できることを確認します。ネーム解決の診断には、PING、IPCONFIG、NSLOOKUP などのユーティリティが役立ちます。
  3. イベント ログでの AvWm トレースを有効にします。HKLM > Software > Active Voice > AvWm > 1.00 の順に選択します。
  4. Diag Level 値を 1 に変更します。

次のサーバ PING の間に、アプリケーション イベント ログに現れるエラー原因に関連する追加情報が、AvWm によって生成されます。エラー コードは各イベント ログ エントリで表示されます。イベント ログに表示されたエラー コードは、Exchange サーバのオフラインが Cisco Unity 上で報告される理由の診断に役立ちます。

注:イベント ログでは、エラー コードが 8 桁の 16 進数の値(80040005 や 80070005 など)で表示されます。簡潔にするため、次のエラー コードの説明では、16 進数のエラー コードを下 4 桁で示します。たとえば、16 進数値 80040005 を 0005 と表します。

エラー コード 説明 コメント
0424 The specified service does not exist as an installed service.
(このサービスは、サービスとしてインストールされていません。)
PING 先のサーバに Exchange がインストールされていることを確認してください。また、Cisco Unity から Exchange 2000 サーバへの対話を実行する場合、HKLM>Software Active Voice>AvWm>1.00>Exchange 2000 値を 1 に設定する必要があります。1 でない場合、Cisco Unity から MSExchangeDS への PING が実行されます。Exchange 2000 サーバには MSExchangeDS がありません。
06ba The Remove Procedure Cal (RPC) server is unavailable.(この RPC サーバは使用できません。) 指摘された Exchange サーバの接続に問題があります。サーバが有効であること、ネーム解決が可能であること、および Cisco Unity とサーバ間のネットワーク接続が有効であることを再度確認してください。
06be The remote procedure call failed.(リモート プロシージャ コールが失敗しました。) Exchange サーバへの接続に問題があるか、Exchange Service が実行されていない可能性があります。Exchange サーバ上で Service Control Manager と イベント ログを調べて、Exchange Service に問題がないかどうかを確認します。
0005 Access is denied.(アクセスが拒否されました。) Cisco Unity Service を実行しているアカウントに、Service Control Manager への問い合せを行う権限がありません。これは、Cisco Unity が Exchange 2000 クラスタと対話し、Cisco Unity Message Store に対するサービス(AvCsMgr、AvUmrSyncSvr、AvMsgStoreMonitorSvr)がローカル システム アカウントとして設定されている場合に起こります。Exchange 2000 クラスタでは、ローカル システム アカウントによる Service Control Manager への問い合せは許可されないため、AvWm はクラスタがダウンしていると判断します。これを解決するには、これらのサービスをドメイン アカウント上で実行するように切り換え、ローカル ポリシーまたはドメイン ポリシーによって Service Control Manager からそのアカウントへのアクセスがブロックされていないことを確認します。

サーバの接続問題の解決

この項では、Exchange サーバの接続の問題を解決するためのヒントをいくつか説明します。

注意: 誤ったレジストリ キーの変更や入力値の誤りは、サーバの誤動作の原因になります。レジストリを編集する前に、問題が起きたときに復元する方法を確認してください。「Registry Editor」のヘルプにある「Restoring」のトピックを参照してください。

注: 通常、Cisco Unity サーバのバックアップでは、レジストリのバックアップは実行されません。また、Cisco Unity のフェールオーバーに関して、1 台の Cisco Unity サーバ上でレジストリを変更した場合は、他の Cisco Unity サーバにも手動で変更を加える必要があります。レジストリの変更が複製されないためです。レジストリ キー設定の変更について不明な点がある場合、Cisco Technical Assistance Center に連絡してください。

サーバを常時強制的にアップにする

次に示すレジストリ値を追加し、その値を 1 に設定すると、サーバへの PING 確認が無効になります。

HKLM > Software > Active Voice > AvWm > 1.00 > Disable Server Status Check (DWORD)

これによって、AvWm はすべての Exchange サーバが常時アップになっていると想定します。これは、Cisco Unity が Exchange 2000 クラスタと対話している場合や、権限の問題が原因でクラスタ上にある Service Control Manager に AvWm からの問い合せを実行できない場合に有用です。このレジストリ値を設定することで、当面、Cisco Unity を起動できます。後で権限の問題を解決することができます。

注意: この方法は短期的な回避策として理解してください。ネットワークやクラスタに障害があると Cisco Unity のパフォーマンスが著しく低下します。

サーバを常時強制的にダウンにする

次に示すレジストリ値を追加し、その値を 1 に設定すると、サーバへの PING 確認が無効になります。

HKLM > Software > Active Voice > AvWm > 1.00 > All Servers Down (DWORD)

これによって、AvWm はすべての Exchange サーバがオフラインになっていると想定します。これは、Cisco Unity Message Repository(UMR)機能の診断に有用です。

サーバの PING 間隔の変更

次のレジストリ値を追加することで、デフォルトのサーバ PING の間隔を変更できます。

HKLM > Software > Active Voice > AvWm > 1.00 > Server Ping Period in msecs (DWORD)

注: これを有効にするには、メッセージに対するすべてのサービスを再起動する必要があります。ミリ秒単位(デフォルトは 15000、つまり 15 秒)で指定してください。

Remote Service Control Manager の権限問題の確認

次の手順で Cisco Unity の範囲外に権限の問題があることを確認できます。この問題は、Cisco Unity メッセージ保管に対するサービス(AvCsGateway、AvCsMgr、AvMsgStoreMonitor、AvTTSSvr など)がすでにドメイン アカウントで稼動しているときに、リモート Exchange サーバ 上の Service Control Manager がアクセスされた場合に見られます。

  1. Start メニューから Run を選択し、cmd.exe と入力します。
  2. コマンド プロンプトで、run as /profile /user:<svcacct> cmd.exe と入力します。<svcacct> には、メッセージ保管に対する Cisco Unity サービスを実行している Domain\Account を指定します。サービス アカウントを使用して実行される、新しいコマンド ウィンドウが表示されます。
  3. この新しいコマンド ウィンドウから MMC と入力します。
  4. MMC コンソールから、Console > Add/Remove Snap-in を選択します。
  5. Add/Remove Snap-in プロパティ ウィンドウで、Add をクリックして Services を選択します。
  6. Add をクリックします。Services ダイアログ ボックスで、Another Computer のラジオ ボタンを有効にし、サーバの名前を入力するか、またはドロップ リストを開いて該当する Exchange サーバを選択します。
  7. FinishClose、次に OK をクリックします。ツリー ビューで、追加されたサービスを選択します。

「Unable to open service control manager on <server name>, Error 5 Access is denied(server name にある service control manager を開くことができません。エラー 5、アクセスが拒否されました。)」というダイアログ ボックスが表示される場合、Exchange サーバ Service Control Manager へのアクセスを実行するサービス アカウントに特権の問題があることを示しています。AvWm を正常に機能させるには、これを解決する必要があります。

権限の問題が見つかった場合、メッセージ保管に対するアカウントに影響しているセキュリティ ポリシーが存在する可能性があります。インストールのタイプによっては、ドメイン コントローラ、ドメイン、およびローカル セキュリティ ポリシーを削除して、Service Control Manager が使用可能であるかを問い合せる権限を確認する必要があります。


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