LAN スイッチング : バーチャル LAN/VLAN トランキング プロトコル(VLAN/VTP)

Catalyst 1900 と 任意の CatOS スイッチ間でのトランキングの設定

2003 年 3 月 3 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2007 年 11 月 16 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
     表記法
     前提条件
     使用するコンポーネント
     背景理論
     CLI による Catalyst 1900 の設定
設定
     ネットワーク ダイアグラム
     設定
確認
     Catalyst 1900
     Catalyst 6000
トラブルシューティング
     トラブルシューティング手順
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

この文書では、Catalyst 1900 と CatOS イメージが実行されている Catalyst 6500 スイッチ間での InterSwitch トランキング(ISL トランキング)の設定例について説明します。設定方法は、Catalyst 5500 シリーズ スイッチなどの他の CatOS スイッチと同様です。関連するコマンドは設定用に強調表示されています。また、ISL トランクが機能しているかどうかの判断に使用する show コマンドも強調表示されています。

設定例の詳細については、次の文書を参照してください。

はじめに

表記法

文書表記の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。

前提条件

設定を開始する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。

  • VLAN の概念を理解していること

  • VLAN トランク プロトコル (VTP) の概念を理解していること

使用するコンポーネント

この文書の情報は、次のソフトウェアのバージョンに基づいています。

  • Catalyst 1924-EN、ソフトウェア バージョン(Enterprise)V9.00.05

  • Catalyst 6509、CatOS ソフトウェア バージョン 7.3(2)

この文書の情報は、特定のラボ環境にある装置に基づいて作成されています。また、この文書で使用するデバイスは、すべて初期(デフォルト)の設定で起動しています。実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。

背景理論

Catalyst 1900 では、Standard エディションと Enterprise エディションという 2 つのバージョンのイメージを実行します。トランキングは Enterprise イメージでのみサポートされています。また、Enterprise イメージは ISL カプセル化のみサポートしており、802.1q はサポートしていません。これにより、Catalyst 1900 の機能は、ISL トランキングをサポートする他の Catalyst スイッチとのトランクを形成することに限られます。さらに、トランキングは Catalyst 1900 の 2 つの 100 Mbps アップリンク ポート上でしか設定できません。これらは、スイッチ上に通常 Ax および Bx と記されている最後の 2 つのポートです。Catalyst 1900 Enterprise イメージでは、最大 1005 の VLAN を設定できます。Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)(Cisco IOS(R) CLI と同じ)は、Catalyst 1900 の Enterprise イメージでのみ使用可能です。

注: スーパーバイザ I および II を搭載した Catalyst 4000 シリーズ スイッチ、および Catalyst 2950 シリーズ スイッチでは、ISL トランキングはサポートされておらず、Catalyst 1900 とは接続できません。Catalyst 5500 スイッチは、一部のモジュールで ISL をサポートしています。使用しているモジュールやポートで ISL トランキングがサポートされているかどうかを調べるには、show port capabilities <mod/port> コマンドを実行します。

CLI による Catalyst 1900 の設定

関連する設定情報は、『製品に関する文書』の「デフォルト設定と構成」の項を参照してください。

トランキングの設定には 2 つの方法があり、メニューか CLI のいずれかを使用します。次の例では、CLI モードから使用できる設定コマンドをリストしています。

Catalyst 1900 Management Console
 Copyright (c) Cisco Systems, Inc. 1993-1999
 All rights reserved.
 Enterprise Edition Software
 Ethernet Address: 00-E0-1E-87-36-C0
 
 PCA Number: 73-2239-01
 PCA Serial Number: 6510304
 Model Number: WS-C1924-EN
 System Serial Number: FAA0135Y00N
 -------------------------------------------------
 1 user(s) now active on Management Console.
 
 	User Interface Menu
 
 	[M] Menus
 	[K] Command Line
 
 Enter Selection: K
 
 CLI session with the switch is open.
 To end the CLI session, enter [Exit].
 Cat1924-EN>
 

設定

この項では、この文書に記載されている機能を設定するための情報を示します。

注: この文書で使用するコマンドの詳細は、「Command Lookup ツール」(登録ユーザのみ)を参照してください。

ネットワーク ダイアグラム

この文書では次の図に示すネットワーク設定を使用しています。

174a.gif

設定

この設定の基本的な手順は次のとおりです。

  1. VTP ドメイン名とモードを設定します(2 台のスイッチのうち片方が VTP サーバ モードで、もう一方が VTP クライアント モードで動作するようにします)。この文書の場合、VTP ドメイン名を「DOC」とします。

  2. トランキング ポートを設定します(インターフェイスの設定に進み、トランキングのパラメータを設定します)。

  3. VTP サーバとして動作するスイッチ上で、適当な VLAN を定義します。

  4. 対応する show コマンドを実行して、トランキングの動作を確認します。

ドメインには少なくとも 1 台の VTP サーバがあることが必要です。VTP サーバは、Catalyst 6000 スイッチまたは Catalyst 1900 スイッチに設定できます。この例では、Catalyst 6000 が VTP サーバとして、Catalyst 1900 が VTP クライアントとして設定されています。これは、Catalyst 6500 の方が Catalyst 1900 よりも性能が高く、サーバ機能の処理に適しているためです。

この文書では次に示す設定を使用しています。

  • Catalyst 6000

  • Catalyst 1924-EN

Catalyst 6000

Cat6000 (enable) show config
 This command shows non-default configurations only.
 Use 'show config all' to show both default and non-default configurations.
 ...............
 
 ..
 
 begin
 !
 # ***** NON-DEFAULT CONFIGURATION *****
 !
 !
 #time: Mon Nov 25 2002, 02:53:50
 !
 #version 7.3(2)
 !
 set prompt Cat6000
 !
 #!
 #vtp
 set vtp domain DOC
 set vlan 1 name default type ethernet mtu 1500 said 100001 state active
 set vlan 1002 name fddi-default type fddi mtu 1500 said 101002 state active
 set vlan 1004 name fddinet-default type fddinet mtu 1500 said 101004 state active
 stp ieee
 set vlan 1005 name trnet-default type trbrf mtu 1500 said 101005 state active stp
 ibm
 set vlan 2
 set vlan 1003 name token-ring-default type trcrf mtu 1500 said 101003 state active
 mode srb aremaxhop 7 stemaxhop 7 backupcrf off
 !
 
 !-- 以降の出力を省略しました
 
 #module 6 : 48-port 10/100BaseTX Ethernet
 set trunk 6/1  desirable isl 1-1005,1025-4094
 
 !-- 以降の出力を省略しました
 
 end
 

注: トランク モードは 802.1q または ISL です。ISL モードは Catalyst 6000 のトランク ポート用に使用されます。これは、Catalyst 1900 では ISL しかサポートされていないためです。

Catalyst 1924-EN

Cat1924-EN#configure terminal
 
 !--- VTP ドメイン名を設定します。これは大文字小文字が区別されるので、
 !--- VTP サーバ(Catalyst 6000)で設定されているドメイン名と
 !--- 同一であることが必要です。
 
 Cat1924-EN(config)#vtp domain DOC
 
 !--- VTP モードをクライアントに変更します。サーバ、トランスペアレント、およびクライアントの
 !--- 3 つの VTP モードがサポートされています。
 
 Cat1924-EN(config)#vtp client
 
 !--- インターフェイスをトランク ポートとしてアップ状態にします(これはインターフェイス Bx)。
 
 Cat1924-EN(config)#int fast0/27
 Cat1924-EN(config-if)#trunk desirable
 
 Cat1924-EN#show run
 Building configuration...
 Current configuration:
 !
 vtp domain "DOC"
 !
 vtp client
 !
 vlan 2 name "VLAN0002" sde 100002 state Operational mtu 1500
 !
 !
 hostname "Cat1924-EN"
 !
 interface Ethernet 0/27
  trunk Desirable
 
 
 line console
 end
 

確認

この項では、設定が正しく動作していることを確認する方法について説明します。

一部の show コマンドは、show コマンド出力の分析を表示する Output Interpreter ツール登録ユーザのみ)でサポートされています。

Catalyst 1900

  • show vtp - このコマンドは、VTP の設定を確認します。次のように出力されます。

    Cat1924-EN#show vtp 
     VTP version: 1
     Configuration revision: 0
     Maximum VLANs supported locally: 1005
     Number of existing VLANs: 5
     VTP domain name : DOC
     VTP password :
     VTP operating mode : Client
     VTP pruning mode : Disabled
     VTP traps generation : Enabled
     Configuration last modified by: 0.0.0.0 at 11-24-2002 19:41:22
     
  • show vtp statistics - このコマンドは、VTP アドバタイズメントを確認します。次のように出力されます。

    Cat1924-EN#show vtp statistics
     
     
     Receive Statistics Transmit Statistics
     ----------------------------------- -----------------------------------
     Summary Adverts 4 Summary Adverts 1
     Subset Adverts 3 Subset Adverts 0
     Advert Requests 0 Advert Requests 3
     
     Configuration Errors:
     Revision Errors 0  !non zero values indicates non-propagation of vlan changes (ie add/delete)
     Digest Errors 0    !non zero values indicates mismatch in vtp password
     
     
     VTP Pruning Statistics:
     
     Port Join Received Join Transmitted Summary Adverts received
     with no pruning support
     ---- ------------- ---------------- ------------------------
     A 0 0 0
     B 0 0 0
     Cat1924-EN#
     

Catalyst 6000

  • show trunk 6/1 - このコマンドは、トランクの設定を確認します。次のように出力されます。

    Cat6000 (enable) show trunk 6/1
     * - indicates vtp domain mismatch
     Port      Mode         Encapsulation  Status        Native vlan
     --------  -----------  -------------  ------------  -----------
     6/1       nonegotiate  isl  trunking      1
     
     Port      Vlans allowed on trunk
     --------  ---------------------------------------------------------------------
     6/1       1-1005,1025-4094
     
     Port      Vlans allowed and active in management domain
     --------  ---------------------------------------------------------------------
     6/1       1-3
     
     Port      Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
     --------  ---------------------------------------------------------------------
     6/1       1-3
     
  • show vtp domain - このコマンドは、VTP の設定を確認します。次のように出力されます。

    Cat6000 (enable) show vtp domain
     
     Domain Name  Domain Index VTP Version Local Mode  Password
     -------------------------------- ------------ ----------- ----------- ----------
     DOC1  2 server      -
     
     Vlan-count Max-vlan-storage Config Revision Notifications
     ---------- ---------------- --------------- -------------
     81023   2     disabled
     
     Last Updater    V2 Mode  Pruning  PruneEligible on Vlans
     --------------- -------- -------- -------------------------
     192.168.1.2     disabled disabled 2-1000
     
  • show vtp statistics - このコマンドは、VTP 統計情報を確認します。次のように出力されます。

    Cat6000 (enable) show vtp statistics 
     VTP statistics:
     summary advts received 1
     subset advts received 0
     request advts received 1
     summary advts transmitted 89
     subset advts transmitted 5
     request advts transmitted 0
     No of config revision errors 0
     No of config digest errors 0
     
     VTP pruning statistics:
     
     Trunk    Join Transmitted Join Received Summary advts received from GVRP PDU
     non-pruning-capable device  Received
     -------- ---------------- ------------- --------------------------- ----------
     15/1     0      0   0       0
     

トラブルシューティング

この項では、設定に対してトラブルシューティングを行う方法について説明します。

トラブルシューティング手順

次に示すトラブルシューティング情報は、この設定に関係するものです。スイッチ間のトランキングについてトラブルシューティングするには、次の説明に従ってください。

  1. VTP ドメイン名が同一である(VTP ドメイン名は大文字と小文字が区別されます)。

  2. VTP パスワードが同一である。

  3. VTP ドメイン内で少なくとも 1 台のスイッチが VTP サーバとして設定されている。

  4. VTP ドメイン内に 1 台以上の VTP クライアントがある。

    注: ステップ 1 とステップ 2 は、show vtp domain コマンドを実行すると確認できます。これらのステップのいずれかの結果にミスマッチがあると、VTP トランキングは動作しません。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 24066