ブロードバンド ケーブル : データオーバーケーブル サービス インターフェイス仕様(DOCSIS)

単純なデータ オーバー ケーブル サービスから DOCSIS 1.1 への移行

2004 年 9 月 1 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 1 月 11 日) | フィードバック

目次

概要
ハードウェアとソフトウェアのバージョン
DOCSIS 1.1 で実現された新機能
      サービス フロー
      ダイナミック サービスの確立と拡張アップストリーム スケジューリング サービス
      分類子
      断片化
      ペイロード ヘッダーの抑制
      ベースライン プライバシ プラス
uBR CMTS から DOCSIS 1.1 ソフトウェアへの移行
      DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS リリース トレイン
      DOCSIS 1.1 対応 CMTS ハードウェア
      DOCSIS 1.0 の Maximum Upstream Transmit Burst Size(最大アップストリーム伝送バースト サイズ)パラメータ
      DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアへのアップグレード
      CMTS で BPI+ を実行するための準備
      アップグレード後の CMTS のモニタリング
DOCSIS 1.1 CMTS で動作する DOCSIS 1.0 ケーブル モデム
      DOCSIS 1.0 のサービス クラスから、同等の DOCSIS 1.1 QoS パラメータへの変換方法
      DOCSIS 1.0 ケーブル モデムに割り当てられた DOCSIS 1.0 QoS プロファイルの表示
      DOCSIS 1.0 ケーブル モデムに割り当てられた DOCSIS 1.1 QoS パラメータ セットの表示
DOCSIS 1.0 ケーブル モデムの DOCSIS 1.1 への移行
      ケーブル モデムのファームウェアの DOCSIS 1.1 へのアップグレード方法
      接続されたケーブル モデムの機能の判別
ベスト エフォート サービス用の簡単な DOCSIS 1.1 コンフィギュレーション ファイルの作成
      ダウンストリーム サービス フロー
      アップストリーム サービス フロー
      顧客宅内機器
      ベースライン プライバシ プラス(BPI+)
DOCSIS 1.0 と DOCSIS 1.1 間のコマンド ライン インターフェイスの変更点
      show cable modem
      show interface cable <slot>/<port>
結論
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

The Data-over-Cable Service Interface Specifications (DOCSIS) 1.1 規格によって、高度なマルチメディアおよびリアルタイム サービスの斬新な組合せを展開するチャンスが、ケーブル サービス プロバイダーにもたらされます。 このようなサービスを展開するには、現在のデータ サービスを、DOCSIS 1.0 動作環境から DOCSIS 1.1 動作環境へ移行できることが重要です。

この文書では、稼動中の DOCSIS 1.0 システムから DOCSIS 1.1 と DOCSIS 1.0 のハイブリッド システムへの変換を行い、最終的には DOCSIS 1.1 ベースのシステムに完全に移行する方法について説明します。 また、一般的に使用されている Cisco IOS(R) ソフトウェア コマンドで、DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェアで変更、拡張または置き換えられたものについても説明します。

この文書では、既存のベスト エフォート データ サービスの、DOCSIS 1.0 環境から DOCSIS 1.1 環境への移行を中心に説明しています。

ハードウェアとソフトウェアのバージョン

この文書の情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。

  • この文書の作成に使用した DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアは、12.1(10)EC1 です。 この文書内でキャプチャされている Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)セッションは、12.1(10)EC1 を動作させている Cable Modem Termination System(CMTS)上で稼働しており、そのルータ プロンプトは uBR7246VXR_1.0 です。

  • この文書の作成に使用した DOCSIS 1.1 ベースの Cisco IOS ソフトウェアは、12.2(4)BC1a です。 この文書内でキャプチャされている CLI セッションは、12.2(4)BC1a を動作させている CMTS 上で稼働しており、そのルータ プロンプトは uBR7246VXR_1.1 です。

  • この文書の作成のために使用したハードウェアは uBR7246VXR です。ただし、すべての Cisco CMTS プラットフォームは DOCSIS 1.1 Cisco IOS ソフトウェアを実行できますが、関連するプラットフォームのリリース ノートで指定されているように、メモリ要件とケーブル ラインカードのハードウェア リビジョンによって異なります。

DOCSIS 1.1 で実現された新機能

この文書では、DOCSIS 1.1 で使用できる新機能の展開について詳細までは説明しませんが、DOCSIS 1.1 で Data-over-Cable 環境にもたらされた新しい概念と機能の一部について簡単に説明します。

サービス フロー

DOCSIS 1.0 環境では、ケーブル モデルは Service Identifier(SID)に関連付けられています。 DOCSIS コンフィギュレーション ファイルに適切なパラメータを設定すると、Quality of Service (QoS) プロファイルに SID を関連付けることができます。このプロファイルは、ケーブル モデムと CMTS 間のアップストリームとダウンストリーム両方のトラフィックに適用されます。

DOCSIS 1.1 では、サービス フローと Service Flow Identifier(SFID; サービス フロー ID)の概念が導入されました。 サービス フローは、アップストリームまたはダウンストリームいずれかのデータ フローを表していて、SFID によって一意に識別できます。 各サービス フローには、QoS パラメータ セットと呼ばれる QoS パラメータの割り当てが可能です。 これによる主要な影響は、DOCSIS 1.1 では、アップストリームとダウンストリームの Class of Service(CoS; サービス クラス)パラメータが分離された、つまり相互に独立したという点です。 SID という用語は DOCSIS 1.1 でも継続して使用されていて、DOCSIS 1.1 環境ではアップストリームのサービス フローに対応しています。

最も基本的な設定では、ケーブル モデムにはプライマリのダウンストリーム SFID とプライマリのアップストリーム SFID が割り当てられます。各 SFID にはそれぞれ独自の QoS パラメータ セットが割り当てられています。 QoS パラメータ セットは、割り当てられた SFID の CoS 属性を定義します。 プライマリのアップストリーム SFID には、対応するプライマリ SID も割り当てられています。 これらのサービス フローは主として、ケーブル モデムと CMTS 間での MAC 管理トラフィックとキープアライブ トラフィックの受け渡しを処理します。

ケーブル モデムごとに、アップストリームとダウンストリームのいずれかの方向に、複数のサービス フローを割り当てられます。また、これらのサービス フローはそれぞれ、異なる特性を備えた異なる QoS パラメータ セットに対応させることができます。 これにより、ケーブル モデムは、標準のインターネット トラフィックや Voice over IP(VoIP)トラフィックなど、複数の種類のデータ トラフィックを同時に処理できるようになります。

ダイナミック サービスの確立と拡張アップストリーム スケジューリング サービス

DOCSIS 1.0 システムでは、ケーブル モデムは、送信を行うための許可を求めて競合し、他のケーブル モデムと帯域幅の確保で競合する必要がありました。 この動作モードはベスト エフォート サービスと呼ばれています。 このモードは、E メール、Web ブラウジングなど、遅延、ジッタ、または(多くの場合)スループットに関する特定の要件を必要としない従来型のインターネット アプリケーションには適しています。

VoIP、MPEG VoIP などの現代の IP 対応サービスでは、保証されたスループット速度が必要です。 また、遅延とジッタに関する厳密な要件も必要で、このような要件はベスト エフォート環境では提供できませんでした。 そのうえ、この種のサービスは通常常にアクティブではないため、これらのサービスを処理するためのリソースは、サービスが必要とされた場合にだけ割り当てる必要があります。 このような理由から、DOCSIS 1.1 ではケーブル モデム データ転送用に多様なモードが用意されていて、こうした先進的な IP サービスを処理するために、ダイナミックに開始と終了ができるようになっています。 これらの各モードは、サービス フローの特性を定義する、DOCSIS 1.1 QoS パラメータ セットに適用できます。 そのモードは次のとおりです。

  • Unsolicited Grant Service(UGS) - ケーブル モデムが固定サイズのデータ バーストを保証された速度で送信できる、サービス フローが作成されます。 このサービス フローでは、固定サイズのフレームに関して、定期的な送信チャンスがケーブル モデムに与えられるため、ジッタ レベルが保証されます。 このタイプのサービス フローは、特に VoIP アプリケーションに適しています。

  • Real-Time Polling Service (RTPS) - すべてのモデムではなく、帯域幅を要求に関して 1 台のケーブル モデムをポーリングすることにより、ケーブル モデムにデータ転送の許可を求めるチャンスが定期的に与えられるサービス フローが作成されます。 このサービスは、リアルタイムのデータ送信が必要なアプリケーションに適しており、ケーブル モデムが可変長のデータ バーストを送信できます。 このタイプのサービス フローは、特に MPEG VoIP に適しています。

  • Unsolicited Grant Service with Activity Detection (UGS-AD) - このタイプのサービス フローは、UGS と RTPS を組み合わせたものです。 UGS スタイルの固定サイズと固定速度の転送チャンスを必要とする一方で、データが送信されていない期間が長いサービスには、このサービス フローが有効です。 このサービス フローの 1 例が VoIP 電話コールで、この場合、コールの 50 % 以上が無音で、データ送信が不要です。 通話が行われ、パケット化した音声を送信する必要がある場合、ケーブル モデムは UGS スタイルの許可を CMTS から受け取ります。 音声が途切れていると、CMTS はデータがないことを検出し、RTPS スタイルのモードに切り替わります。このモードでは、アップストリームの帯域幅が一時的に解放されます。 会話が再開され、ケーブル モデムがパケット化された音声をさらに送信する必要が生じると、ケーブル モデムは、RTPS で許可されたチャンスを使用して、CMTS に追加要求を送信し、UGS スタイルの許可が再開されます。

  • Non-Real-Time Polling Service - このタイプのサービス フローは RTPS に似ていますが、ポーリングは通常はるかに低頻度で実行され、必ずしも定期的に実行されるわけではありません。 このサービス フローは、リアルタイム サービスを必要とせず、保証された高いレベルの帯域幅を必要とするアプリケーションに適用されます。 一例として、バルク データ転送やインターネット ゲームのアプリケーションがあります。

上記の各サービス フローは、リアルタイムと非リアルタイムの両方のアプリケーションがシームレスに共存できることを同時に保証するために、ケーブル モデムに対してアクティブになっていることがあります。

分類子

DOCSIS 1.1 は、ケーブル モデムと CMTS がさまざまな種類の IP トラフィックを異なるサービス フローに送信する、つまり異なるレベルのサービスを異なる種類のトラフィックに提供するためのメカニズムを提供します。分類子は、次の値に基づいて定義できます。

  • 送信元または送信先の MAC アドレス

  • 802.1Q VLAN ID

  • 802.1P プライオリティ

  • EtherType

  • 送信元または送信先の IP アドレスまたはネットワーク

  • IP プロトコル タイプ

  • 送信元または送信先のポート番号

  • IP Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)ビット

  • 上記値の任意の組み合わせ

たとえば分類子を使用して、特定の送信元 IP アドレスや UDP ポートからの VoIP トラフィックを特定し、そのトラフィックを、UGS モードのデータ転送を提供する QoS パラメータ セットが割り当てられ、ダイナミックに作成された サービス フローに送ることができます。

断片化

DOCSIS 1.0 環境では、ケーブル モデムは大きなイーサネット フレームを複数の断片に分割し、時間をずらして送信することはできませんでした。 これは、アップストリーム チャネル幅が狭く、シンボル レートが遅い場合、他のケーブル モデムは送信が開始できるようになるまで、大きなフレームの送信のために長時間待たされる可能性が高いということを意味しています。 大きなフレームが連続することが原因で発生するこの種の遅延は、ジッタと遅延が増加するので、リアルタイム アプリケーションでは受け入れられません。

DOCSIS 1.1 では、大きなフレーム データを小さな断片に分割する機能がケーブル モデムに導入されたので、リアルタイム サービスのデータを非リアルタイム サービスの大きなデータ断片の間に挿入できるようになりました。 これにより、シンボル速度が遅かったり、輻輳が激しいチャネル上でも、リアルタイム サービスのジッタと遅延に関する要件が保証されます。

ペイロード ヘッダーの抑制

VoIP などさまざまな種類のリアル タイム アプリケーションは、セッションまたはトランザクションの間、パケット ヘッダー フィールドで固定値を使用することができます。 DOCSIS 1.1 では、Payload Header Suppression(PHS: ペイロード ヘッダー抑制)が導入されました。PHS では、固定値のパケット ヘッダー フィールドを抑制するために、送信エンティティが使用できます。 こうしたフィールドは受信エンティティが復元するため、送信中の帯域幅が節約されます。

この機能は通常、イーサネット、IP、またはパケット化されたリアルタイム データの UDP カプセル化に関連するオーバーヘッドを削減するため、前述した UGS スタイルのサービスのいずれかと組み合わせて使用されます。

ベースライン プライバシ プラス

DOCSIS 1.0 では、基本的なデータ セキュリティとデータ整合性のチェック サービスの提供に、Baseline Privacy Interface(BPI; ベースライン プライバシ インターフェイス)と呼ばれる簡単なトラフィック暗号化スキームが使用できます。

DOCSIS 1.1 では、このスキームが大幅に改善され、BPI+ となりました。 BPI+ のアーキテクチャ上の大きな改善点は、X.509 デジタル証明と、Public-Key Infrastructure(PKI; 公開鍵インフラストラクチャ)の使用です。 (モデムの製造元が、各ケーブル モデム内に恒久的に保存した)一意のデジタル証明を使用することにより、エンド ユーザはケーブル モデムの ID を偽ったり、サービスの盗用や中断を行うことができなくなります。

BPI+ のもう 1 つの大きな利点は、暗号化マルチキャスト セッションがサポートされている点です。 BPI+ では、ケーブル セグメントの全ユーザがマルチキャスト トラフィックを受信できるようにするのではなく、ケーブル サービス プロバイダーが、認証されたモデムでマルチキャスト ストリームの復号方法に関する詳細情報を共有できるようにします。 これにより、プロバイダーは、ケーブル モデム毎にマルチキャスト ストリームへのアクセスを制御できます。

uBR CMTS から DOCSIS 1.1 ソフトウェアへの移行

このセクションでは、稼動中の DOCSIS 1.0 ベースの CMTS から DOCSIS 1.1 ソフトウェアへ移行するために実行する必要のあるステップと、遵守すべき注意事項について説明します。 この段階では、CMTS のアップグレード前後のどちらでも、すべてのケーブル モデムが DOCSIS 1.0 モードで動作していると想定します。 これは必ずしも、この段階でケーブル モデムが DOCSIS 1.1 対応のファームウェアを実行していてはならないということを意味しているわけではありません。 これは、アップグレード前後のどちらでも、ケーブル モデムが DOCSIS 1.0 スタイルの DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードするように指示されていて、DOCSIS 1.0 モデムとして動作していると想定しているという意味です。

DOCSIS 1.1 ソフトウェアへの移行は些細な変更ではありません。 ケーブル サービス プロバイダーは慎重に作業を進め、ラボ環境、または実稼働ネットワークの安全な場所で、移行予定の DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアのリリースをテストした上で、実際に展開するように、シスコではお勧めしています。 これにより、ケーブル サービス プロバイダーのスタッフは、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアの従来とは少々異なるルック アンド フィールを効果的に修得することができます。 また、このようにすることで、実稼働ネットワークのアップグレードを実行した場合に、予期しない障害や問題が表面化する可能性が減少します。

ケーブル サービス プロバイダーでは、uBR 10000 シリーズで使用できる Cisco IOS ソフトウェアの全バージョンが DOCSIS 1.1 対応なので、このセクションのすべてが uBR 10000 シリーズに関連しているわけではないということにも注意してください。

DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS リリース トレイン

CMTS の uBR シリーズ用には、数多くの DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS トレインがあります。 この文書の発行時で、最新かつ最も安定している DOCSIS 1.1 対応のリリース トレインは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2BC です。

DOCSIS 1.1 対応で、これより前の Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインは、12.1CX と 12.2XF です。 ただし、Cisco IOS ソフトウェア トレイン 12.2BC はこれらのリリースを元に作成され、さらに膨大な数の追加機能と安定性のための改善が取り込まれているので、DOCSIS 1.1 への移行を望まれるお客様は uBR CMTS に Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2BC を展開されることを、シスコではお勧めしています。

また、移行予定の Cisco IOS ソフトウェア リリースで、必要なソフトウェア機能がすべてサポートされていることを確認するため、Cisco IOS ソフトウェアをアップグレードする前に、関連する Cisco uBR7200 シリーズ ソフトウェア リリース ノートCisco uBR7100 シリーズ ソフトウェア リリース ノート、または Cisco uBR10000 シリーズ ソフトウェア リリース ノートを読まれることを強くお勧めします。

DOCSIS 1.1 対応 CMTS ハードウェア

Cisco の CMTS 製品のスイートすべてで、DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェアを実行できますが、関連するリリース ノートの「サポート対象のハードウェア」のセクションに制限事項が掲載されています。 これは、ハードウェア サポートに関連する最も重要な情報です。

  • uBR7200 シリーズ用の MC11-FPGA ケーブル モデム ラインカードは、DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェア リリースではサポートされていません。

  • uBR7200 シリーズ用の MC16B ケーブル モデム ラインカードは、DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェア リリースではサポートされていません。 

DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェアは、uBR7246 および uBR7223 の CMTS プラットフォームで動作します。 しかし、DOCSIS 1.1 の展開を計画しているケーブル サービス プロバイダーは、CMTS 製品の uBR7200VXR シリーズ、uBR7100 シリーズ、または uBR10000 シリーズのいずれかを検討されることを、シスコではお勧めしています。

シスコの推奨の理由は、DOCSIS 1.1 では、ダイナミック サービス フロー、拡張アップストリーム スケジューリング、BPI+ などにより、データ オーバー ケーブル ネットワークにおいて新しい次元の洗練性と機能を提供しているためです。 このように複雑さの度合いが増すため、DOCSIS 1.1 が提供可能なサービスを完全に利用するためには、ご使用の CMTS で提供される処理能力が大きいと有利になります。

繰り返しになりますが、アップグレード対象の Cisco IOS ソフトウェア リリースに対応するリリース ノートを必ずチェックして、現在ご使用のケーブル モデム ハードウェアとインターフェイス カードがすべてサポートされていることを確認してください。

DOCSIS 1.0 の Maximum Upstream Transmit Burst Size(最大アップストリーム伝送バースト サイズ)パラメータ

DOCSIS 1.1 の仕様では、DOCSIS 1.0 モードで動作するケーブル モデムは、DOCSIS 1.1 CMTS と適切に相互運用できなければならないと規定されています。 DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアに関するシスコの実装は、この要件に準拠しています。

ただし、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアを実行している Cisco CMTS が、DOCSIS 1.0 のケーブル モデムをオンラインにできない状況が 1 つあります。同じ場面で、以前、CMTS で DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアを実行していた場合は、ケーブル モデムをオンラインにできていました。 この問題は、イーサネットの大きなフレームを複数連結して、中断されない大きなデータ バーストとして送信するという DOCSIS 1.0 のモデムの機能が原因で発生します。

DOCSIS 1.0 ケーブル モデムがイーサネットの大きなフレームを複数連結し、最大サイズ(通常 4000 バイト台になります)のトラフィック バーストを送信すると、DOCSIS 1.1 モードで動作している他のケーブル モデムによって生成されたリアルタイム トラフィックの遅延に悪影響を与えることがあります。

このため、DOCSIS 1.0 モデムが無制限または 2000 バイトを超える Maximum Upstream Burst Size(最大アップストリーム バースト サイズ)を使用するようにプログラミングされていると、DOCSIS 1.1 ソフトウェアを実行している Cisco CMTS は、そのモデムがオンラインになることを許可しませんが、連結は関連するアップストリーム ポートでイネーブルにされています。

DOCSIS 1.0 モードで動作していて、この規則に違反しようとするケーブル モデムに対し、次の出力例と同じようなメッセージが記録されます。

 %UBR7200-4-OUT_OF_RANGE_MAX_UPSTREAM_BURST: <133>CMTS[DOCSIS]:<73011601>
 Bad Max US CH Transmit Burst Configuration setting - Out of Range.
 CM Mac Addr <0005.43a6.381f> 
 %UBR7200-4-SERVICE_PERMANENTLY_UNAVAILABLE: <133>CMTS[DOCSIS]:<73000403>
 Failed, Service unavailable - Permanent.
 CM Mac Addr <0005.43a6.381f>

DOCSIS 1.0 モードで動作しているすべてのケーブル モデムがオンラインになることを確認するには、関連する DOCSIS コンフィギュレーション ファイルで、2000 バイトを超えるか、または 0(0 はバースト サイズが無制限であることを意味します)に設定された Maximum Upstream Transmit Burst Size を使用するように指定されているケーブル モデムがないことを確認します。 通常、ケーブル サービス プロバイダーが、DOCSIS 1.0 サービス クラスの Maximum Upstream Transmit Burst Size を 1600 に設定して、最大のフルサイズ イーサネット フレームと関連するフレーム オーバーヘッドに対応することを、シスコではお勧めしています。

DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアを実行している CMTS 上でケーブル モデムが現在オンラインになっている場合、いずれかのケーブル モデムが互換性のない Maximum Upstream Transmit Burst Size で動作していないかを確認できます。 それには、show cable qos profile コマンドを実行して、Create by 列が cm または mgmt に設定されている各行の Max tx burst 列をチェックします。

uBR7246VXR# show cable qos profile
 ID  Prio Max       Guarantee Max        Max   TOS  TOS   Create  B     IP prec
          upstream  upstream  downstream tx    mask value by      priv  rate
          bandwidth bandwidth bandwidth  burst                    enab  enab
 1   0    0         0         0          0     0x0  0x0   cmts(r) no    no
 2   0    64000     0         1000000    0     0x0  0x0   cmts(r) no    no
 3   7    31200     31200     0          0     0x0  0x0   cmts    yes   no
 4   7    87200     87200     0          0     0x0  0x0   cmts    yes   no
 5   0    200000    0         1500000    1600  0x0  0x0   mgmt    no    no
 6   0    200000    40000     1500000    0     0x0  0x0   cm      no    no
 7   0    400000    0         3000000    2500  0x0  0x0   cm      no    no

この例では、Max tx burst が 0 に設定されているか、2000 より大きな値が設定されている行が多数あります。Create by 列に cm または mgmt と記載されていない行は無視できます。

行 5 は Max tx burst 列が 1600 に設定されており、これは 2000 よりも小さな値なので、許容できます。

行 6 は Max tx burst 列が 0 に設定されており、これはアップストリーム転送バースト サイズが無制限であることを意味するので、許容できません。

行 7 は Max tx burst 列が 2500 に設定されており、これは 2000 よりも大きな値なので、許容できません。

この例では、show cable qos profile コマンドの上記行に対応する DOCSIS コンフィギュレーション ファイルの Maximum Upstream Transmit Burst Size フィールドを変更して、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアが許容するパラメータの範囲内に収める必要があります。

Maximum Upstream Transmit Burst Size を変更できない場合の選択肢は、DOCSIS 1.0 モードのケーブル モデムが接続されているアップストリーム ポートで、アップストリームの連結を無効にすることです。 該当する各アップストリーム ポートに対して、no cable upstream upstream-port-number concatenation ケーブル インターフェイス コマンドを実行してください。

シスコの推奨は、連結をディセーブルにするのではなく、DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルで Maximum Upstream Transmit Burst Size を変更することです。これは、この操作では、DOCSIS 1.0 ケーブル モデムへの悪影響はないためです。 さらに、連結をディセーブルすると、DOCSIS 1.0 と DOCSIS 1.1 ケーブル モデムでは、小さなイーサネット フレームの連結ができなくなります。 小さなイーサネット フレームの連結は、DOCSIS ケーブル モデムのパフォーマンス向上につながる主要な機能です。

Maximum Upstream Transmit Burst Size と、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアとのインタラクションの詳細については、『Maximum Upstream Burst パラメータの履歴』を参照してください。

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアへのアップグレード

関連するリリース ノートに目を通し、現在使用している CMTS ハードウェアがすべて移行対象の DOCSIS 1.1 対応 IOS ソフトウェアでサポートされていることを確認できた後は、CMTS のアップグレード手順は、他の Cisco IOS ソフトウェアのアップグレードと同じです。 CMTS 上での Cisco IOS ソフトウェアのアップグレード手順については、『uBR71XX、uBR72XX と uBR10000 のソフトウェアのインストールおよびアップグレード手順』を参照してください。

次の出力例は、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェア イメージを、TFTP サーバから CMTS 上のフラッシュ メディアにコピーする方法を示すセッション例です。 この出力例では、Cisco IOS ソフトウェアの新しいリリースをロードするように CMTS を設定する方法も示します。 この例では、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェア イメージは Cisco.com Downloads からダウンロードされ、 TFTP サーバに保存されています。 お客様が実行される場合は、Cisco IOS ソフトウェア イメージ名と TFTP サーバ IP アドレスが異なっている場合が多い点に注意してください。

 
 !--- まず、CMTS に装着されているフラッシュ メディアの種類を判別します。
 !--- PCMCIA フラッシュ ディスクの場合、このメディアを参照する場合に「disk」
 !--- という用語を使用します。
 !--- PCMCIA フラッシュ メモリの場合、このメディアを参照する場合に「slot」
 !--- という用語を使用します。 
 !--- 誤った用語を使用すると、「Device not ready」や「No device available」などの
 !--- エラー メッセージが表示されます。
 !--- デバイス上のファイルのディレクトリを参照して、適切なメディア タイプを
 !--- 使用していること、および Cisco IOS ソフトウェア イメージを保存するために、
 !--- 十分な容量があることを確認してください。
 
 uBR7246VXR_1.0# dir disk0:
 Directory of disk0:/ 
     1  -rw-     8644616   Jan 09 2002 07:55:12  ubr7200-k1p-mz.121-10.EC.bin 
 47890432 bytes total (39239680 bytes free) 
 
 !--- この場合、PCMCIA フラッシュ ディスク上には現在、Cisco IOS ソフトウェア 
 !--- イメージ ファイルが 1 つありますが、ディスクの空き容量は 39 MB 以上あります。 これは、
 !--- フラッシュ ディスク上にもう 1 つ Cisco IOS ソフトウェア イメージを
 !---  格納するのに十分な空き容量です。十分な空き容量がない場合は、
 !--- delete disk0:<filename> または delete slot0:<filename> コマンドを使用して、
 !--- メディアからファイルを削除する必要がある場合があります。
 !--- PCMCIA フラッシュ メモリを装着している場合は、ファイル削除後、
 !--- squeeze slot0: コマンドを実行して、空き領域を開放する
 !--- 必要があります。
 !--- この段階で、TFTP サーバから CMTS へ、新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージの
 !--- コピーを開始できます。
 
 uBR7246VXR_1.0# copy tftp disk0:
 Address or name of remote host []? 172.17.110.131
 
 !--- お客様の TFTP サーバの IP アドレスを使用します。
 
 Source filename []? ubr7200-k8p-mz.122-4.BC1a.bin
 
 !--- お客様の新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージの名前を使用します。
 
 Destination filename [ubr7200-k8p-mz.122-4.BC1a.bin]?
 
 !-- Enter キーを押します。
 
 Accessing tftp://172.17.110.131/ubr7200-k8p-mz.122-4.BC1a.bin...
 Loading ubr7200-k8p-mz.122-4.BC1.bin from 172.17.110.131 (via FastEthernet0/0):
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 !---出力を省略
 
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 [OK - 9422548/18844672 bytes]
 9422548 bytes copied in 214.264 secs (44030 bytes/sec)
 
 !--- メディアのディレクトリ リストを参照して、新しいイメージがあること、および
 !--- 新しいイメージのファイル サイズがソース ファイルと同じであることを確認します。
 
 uBR7246VXR_1.0# dir disk0:
 Directory of disk0:/
     2  -rw-     9422548   Feb 21 2002 12:54:42  ubr7200-k8p-mz.122-4.BC1.bin
     1  -rw-     9477892   Feb 13 2002 22:17:20  ubr7200-ik1s-mz.121-10.EC1
 47890432 bytes total (28983296 bytes free)
 
 !--- 新しいイメージを PCMCIA フラッシュ ディスクまたはフラッシュ メモリに
 !--- 転送した後は、このイメージをロードするように、ルータを設定する必要が
 !--- あります。 設定から古いブート システム コマンドを削除して、
 !--- boot system flash <disko:|slot0:><image-name>コマンドに置き換えます。
 !--- さらに、 最初のイメージのロードに失敗した場合は、その代わりに
 !--- 元の Cisco IOS ソフトウェア イメージをロードするように指定します。
 
 uBR7246VXR_1.0# show run | include boot_system
 boot system flash disk0:ubr7200-ik1s-mz.121-10.EC1  
 
 !--- 現在の Cisco IOS ソフトウェア イメージ名
 
 uBR7246VXR_1.0# conf t
 Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
 uBR7246VXR_1.0(config)# no boot system flash disk0:ubr7200-ik1s-mz.121-10.EC1
 uBR7246VXR_1.0(config)# boot system flash disk0:ubr7200-k8p-mz.122-4.BC1.bin
 uBR7246VXR_1.0(config)# boot system flash disk0:ubr7200-ik1s-mz.121-10.EC1
 uBR7246VXR_1.0(config)# end
 
 !--- 設定の変更が正しく反映されたこと、および新しい Cisco IOS ソフトウェア
 !--- イメージが最初にロードされること、およびロードに失敗した場合は、元の
 !--- Cisco IOS ソフトウェア イメージがロードされることを確認します。
 !--- 最後に、ルータのリロードを実行した場合に、 新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがロードされるように、
 !--- 設定を保存します。
 
 uBR7246VXR_1.0# show run | include boot_system
 boot system flash disk0:ubr7200-k8p-mz.122-4.BC1.bin 
 boot system flash disk0:ubr7200-ik1s-mz.121-10.EC1 
 uBR7246VXR_1.0# write memory
 Building configuration... 
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!![OK]

この段階で、reload コマンドまたは電源のオフ/オンによって CMTS がリブートされた場合、新しい DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアがロードされ、アクティブになります。

CMTS で BPI+ を実行するための準備

ケーブル モデムと CMTS 間でシンプルなトラフィック暗号化を提供する BPI を使用して動作するように DOCSIS 1.0 ケーブル モデムをプロビジョニングできます。 このように BPI を動作させるには、Cisco IOS ソフトウェア イメージ名に「k1」または「k8」という文字が付いた Cisco IOS ソフトウェア機能セットを、CMTS で使用する必要があるという点を除けば、CMTS で特殊な設定は必要ありません。

DOCSIS 1.1 モードで動作するケーブル モデムは、ケーブル モデムと CMTS 間で、拡張暗号化スキームを使用します。このスキームを BPI+ と呼びます。 このスキームは X.509 認証を利用するという点で、DOCSIS 1.0 ベースの BPI よりもより高度なものになっています。 これにより、ケーブル モデムがスプーフィングされたり、別のケーブル モデムのトラフィックを乗っ取ったりするのを阻止する手段が提供されます。

このため、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアの現在のリリースで BPI+ を実行するには、DOCSIS ルート CA 証明書を CMTS ブートフラッシュにロードする必要があります。 Verisign leavingcisco.com の Web ページから、証明書をダウンロードしてください。 次に、この証明書を TFTP サーバ上に保存し、CMTS ブートフラッシュ メディアにコピーします。 ブートフラッシュにコピーした後、このファイルを CMTS が認識できるように「root-cert」という名前に変更する必要があります。

ルート証明書を追加した後、CMTS が証明書をロードするように、test cable generate-certificate コマンドを実行してください。 BPI+ モードで動作しようとするモデムを接続することもできます。

uBR7246VXR_1.1# test cable generate-certificate ?
 cablemodem                Generate CM Test certificate
 manufacturer              Generate Manufacturer Test certificate
 root                      Generate Root Test certificate
 self-signed-manufacturer  Generate Self-signed Manufacturer Test certificate
 uBR7246VXR_1.1# test cable generate-certificate root
 Generating DOCSIS root test certificate.
 Building Root certificate.
 Building Root certificate done.
 Generating DOCSIS root test certificate.
 Building Root certificate.
 Building Root certificate done.

必要があれば、ルート証明書ファイルを slot0: または slot1: のメディアに保存できます。 disk0: または disk1: のメディアにルート証明書ファイルを保存するには、12.2(4)BC1a よりも新しい Cisco IOS ソフトウェアのリリースが必要です。

注:以前の test コマンドは単なるテスト用である点に注意してください。  このコマンドは、実際の製造元の証明書の検証ではなく、テスト用に作成された証明書だけの検証を行います。 test コマンドによって生成されたルート証明書では、996 バイトではなく、958 バイト長のルート証明書を生成します。 実稼働環境に BPI+ を実装する場合、必ず既存のプラントで実際に動作しているケーブル モデムを使用している 996 バイト長のルート証明書を使用してください。 ルート証明書を検索する順番は、ブートフラッシュ、slot0、slot1、disk0、disk1 の順です。 いったんルート証明書が見つかったら、誤ったルート証明書が読み込まれ、ケーブル モデムが拒否された場合でも、再検索されることはありません。 したがって、996 バイトのファイル サイズのルート証明書が、希望する場所(slot0、disk0 など)だけに存在し、その他の場所にはないということを確認してください。 ただし、操作上とセキュリティ上の両方の理由から、ルート証明書をブートフラッシュ上に保存しておくことをお勧めします。

Cisco CMTS に DOCSIS ルート CA 証明書をどのように読み込ませるかを示すセッション例を次に示します。 Verisign の Web サイトから証明書がダウンロード可能で、ご使用の TFTP サーバに DOCSIS 証明書が保存が可能であることを前提としています。 デフォルトでは、この証明書ファイルには「CableLabs_DOCSIS.509」という名前が付けられています。 この手順は、CMTS を DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアにアップグレードする前後のどちらでも実行できます。 ただし、ケーブル モデムで BPI+ を利用する前には必ず実行してください。この手順を実行しないと、ケーブル モデムはオンラインになりません。

 
 !--- 最初に、ブートフラッシュに何も保存されておらず、DOCSIS ルート CA 証明書を
 !--- 保存するために、十分な空き容量があることを確認します。 ブートフラッシュに
 !--- 証明書を保存するには、1000 バイトの空き容量で十分ですが、いずれにしても
 !--- ブートフラッシュに何も保存されていないことを確認することをお勧めします。
 !--- ブートフラッシュからファイルを削除する場合は、squeeze bootflash: コマンドを
 !--- 実行して、空き領域を使用可能にする 必要があります。
 
 uBR7246VXR_1.1# dir bootflash:
 Directory of bootflash:/
     1  -rw-     3156920   Mar 06 2002 15:53:23  ubr7200-boot-mz.120-16.SC3.bin
 3407872 bytes total (250824 bytes free)
 
 !--- 次に、TFTP サーバからブートフラッシュに、DOCSIS ルート CA 証明書ファイルをコピーします。
 !---ファイルをコピーする場合、 コピー先ファイルに「root-cert.」という名前を付けます。
 
 uBR7246VXR_1.1# copy tftp bootflash:
 Address or name of remote host []? 172.17.110.131
 
 !--- お客様の TFTP サーバの IP アドレスに置き換えてください。
 
 Source filename []? CableLabs_DOCSIS.509
 
 !--- Verisign からダウンロードした証明書ファイルの名前。
 
 Destination filename [CableLabs_DOCSIS.509]? root-cert
 
 !--- ファイル名は「root-cert」に設定する必要があります。
 
 Loading CableLabs_DOCSIS.509 from 172.17.110.131 (via FastEthernet0/0): !
 [OK - 996/1024 bytes]
 996 bytes copied in 4.104 secs (249 bytes/sec)
 
 !--- 最後にルート証明書ファイルが CMTS のブートフラッシュ上に存在していることを
 !--- 確認します。 現在の DOCSIS ルート CA 証明書のファイル サイズは、
 !--- 996 バイトです。
 
 uBR7246VXR_1.1# dir bootflash:
 Directory of bootflash:/
     1  -rw-     3156920   Mar 06 2002 15:53:23  ubr7200-boot-mz.120-16.SC3.bin
     2  -rw-         996   Mar 06 2002 16:03:46  root-cert
 3407872 bytes total (249700 bytes free)

アップグレード後の CMTS のモニタリング

テクノロジー インフラストラクチャのいずれかの部分に主要なアップグレードを適用した場合のように、アップグレード実行直後の一定期間、システムを厳重に監視できることが重要です。 また、予期しない問題が発生した場合や準備が不適切だった場合に備えて、元のソフトウェア リビジョンに戻すことができるように用意しておくことも重要です。

こうした理由から、ケーブル サービス プロバイダーは、アップグレードした CMTS システムにコンソール アクセスできることを確認してから、システムのリロードと、Cisco IOS ソフトウェアの新しいリリースのアクティブ化を行うことをシスコは推奨します。 また、CMTS リロード中、ルータのコンソールに表示されるすべてのメッセージを、コンソール ログに保存することもお勧めします。 アップグレード関連で問題が発生した場合、このコンソール ログはトラブルシューティングに大いに役立ちます。

CMTS のリロードが終了したら、次の項目を厳重に監視してください。

  • ケーブル モデムがオンラインになり、CMTS とネットワーク管理ステーションから ping が実行できることを確認します。

  • エンド ユーザの Customer Premises Equipment(CPE; 顧客宅内機器)デバイスが、DHCP リースを取得でき、インターネットの接続を確認するために、リモート インターネット ホストから ping が実行できることを確認します。

  • CMTS コンソール上に表示される異常なログ メッセージを監視します。 Telnet セッションで terminal monitor コマンドを実行して、コンソール ログ メッセージを確認し、show log コマンドを実行して、バッファリングされているログ メッセージを確認します。 異常なメッセージまたは予期しないメッセージが表示された場合、後から分析できるように、そのメッセージをキャプチャすることが非常に重要です。

  • CMTS のすべてのインターフェイスとポートが認識され、適切に初期化されるか確認します。 show ip interface brief コマンドの出力に、認識されてアクティブ化されているインターフェイスが表示されます。

DOCSIS 1.1 CMTS で動作する DOCSIS 1.0 ケーブル モデム

DOCSIS 1.1 では、DOCSIS 1.0 モードで動作しているケーブル モデムは、DOCSIS 1.1 対応 CMTS でシームレスに動作できる必要があると規定されています。 これには、DOCSIS 1.0 の動作にしか対応していないケーブル モデムや、DOCSIS 1.0 スタイルのコンフィギュレーション ファイルでプロビジョニングされた DOCSIS 1.1 対応ケーブル モデムも含まれています。

CMTS を DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアにアップグレードした後でも、ケーブル モデムが DOCSIS 1.0 モードでオンラインになるようにプロビジョニングされていることがよくあります。 これは、アップグレードの直前までは、ケーブル モデムは DOCSIS 1.0 モードでプロビジョニングされている必要があるためです。そうでなければ、古い DOCSIS 1.0 CMTS ソフトウェアに対してケーブル モデムはオンラインにはなっていませんでした。 すでに DOCSIS 1.1 対応のファームウェアを稼動させているケーブル モデムをネットワークに組み込んでいる場合でも、DOCSIS 1.1 の機能を組み込むように CMTS をアップグレードするまでは、DOCSIS 1.1 で動作するようにケーブル モデムをプロビジョニングすることはできません。 これは、DOCSIS 1.1 モードでプロビジョニングされたケーブル モデムは、DOCSIS 1.0 だけを実行している CMTS では動作できないためです。

DOCSIS 1.0 のサービス クラスから、同等の DOCSIS 1.1 QoS パラメータへの変換方法

DOCSIS 1.1 対応の CMTS で DOCSIS 1.0 モデムを運用する場合に、理解しておく必要がある重要な概念は、DOCSIS 1.1 QoS レジームのフレームワーク内で、CMTS がどのように DOCSIS 1.0 スタイルの QoS パラメータを管理するかということです。

DOCSIS 1.0 QoS は、双方向のサービス クラス プロファイルをベースにしています。このプロファイル内では、アップストリームとダウンストリームのスループット特性が DOCSIS コンフィギュレーション ファイルで指定されています。またアップストリームとダウンストリームの特性は、SID に関連付けられています。 DOCSIS 1.1 QoS は、単方向のサービス フローをベースにしています。これは、アップストリームとダウンストリームの QoS の定義と管理を別々に行う必要があるということを意味しています。

DOCSIS 1.1 CMTS では、DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイルは、双方向の DOCSIS 1.0 QoS プロファイルから、同等のアップストリームおよびダウンストリームの DOCSIS 1.1 QoS パラメータ セットに変換されます。 次に、この 2 つのパラメータ セットは、アップストリームとダウンストリームのサービス フローにそれぞれ適用されます。

このようにして、DOCSIS 1.0 サービス クラスは、同等の DOCSIS 1.1 アップストリームとダウンストリームの QoS パラメータに分割されます。

図 1

migrating_to_docsis11_22030_1a.gif

DOCSIS 1.0 ケーブル モデムに割り当てられた DOCSIS 1.0 QoS プロファイルの表示

複数のケーブル モデムが、DOCSIS 1.1 対応の CMTS に接続されていると仮定します。 一部のケーブル モデムは DOCSIS 1.0 ケーブル モデムであり、他は DOCSIS 1.0 モードでプロビジョニングされた DOCSIS 1.1 対応ケーブル モデムです。残りは、DOCSIS 1.1 モードで動作している DOCSIS 1.1 ケーブル モデムです。 次の出力例は、上記ケーブル モデムの show cable modem コマンドの出力です。 show cable modem コマンドの出力形式は、Cisco IOS ソフトウェアの DOCSIS 1.0 リリースの出力形式と異なっている点に注意してください。 DOCSIS 1.0 と DOCSIS 1.1 の CLI の相違点については、「DOCSIS 1.0 と DOCSIS 1.1 間で変更されたコマンド ライン インターフェイス」のセクションで詳細に説明します。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem
 MAC Address    IP Address    I/F       MAC         Prim RxPwr  Timing  Num BPI
                                        State       Sid  (db)   Offset  CPE Enb
 0090.9607.3831 10.1.1.18     C3/0/U1   online(pt)  1     0.00   3820   0    Y
 0090.9607.3830 10.1.1.16     C3/0/U1   online(pt)  2     0.25   3820   0    Y
 0002.fdfa.0a35 10.1.1.26     C3/0/U1   online(pt)  3     0.25   3820   1    Y
 0001.9659.4461 10.1.1.21     C3/0/U1   online(pt)  4     -0.50  3828   0    Y
 0001.9659.4447 10.1.1.30     C3/0/U1   online(pt)  5     -0.25  3828   0    Y
 0001.64ff.e459 10.1.1.29     C3/0/U1   online      6     -0.25  3820   0    N
 0001.9659.4477 10.1.1.13     C3/0/U1   online(pt)  7     0.00   3828   0    Y
 0001.9659.43fd 10.1.1.32     C3/0/U1   online(pt)  8     -0.50  3828   0    Y
 0001.64ff.e4ad 10.1.1.28     C3/0/U1   online      9     0.25   3840   0    N

上の例からわかるように、DOCSIS 1.1 の show cable modem コマンド出力では、特定のケーブル モデムに関連付けられている DOCSIS 1.0 QoS プロファイルが表示されません。 このコマンドの新しい出力形式の詳細については、新しい show cable modem コマンドが説明されているセクションを参照してください。

特定のケーブル モデムに関連付けられている DOCSIS 1.0 QoS プロファイルを表示するには、show cable modem registered コマンドが使用できます。 次の出力例からわかるように、このコマンドの出力形式は、show cable modem コマンドの DOCSIS 1.0 形式とよく似ています。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem registered
 Interface Prim Online      Timing Rec   QoS CPE  IP address   MAC address
           Sid  State       Offset Power
 C3/0/U1   1    online(pt)  3820   0.25   5   0   10.1.1.18    0090.9607.3831
 C3/0/U1   2    online(pt)  3816   0.25   6   0   10.1.1.16    0090.9607.3830
 C3/0/U1   3    online(pt)  3820   0.25   5   0   10.1.1.26    0002.fdfa.0a35
 C3/0/U1   4    online(pt)  3832   0.00   5   0   10.1.1.21    0001.9659.4461
 C3/0/U1   5    online(pt)  3828   0.00   5   0   10.1.1.30    0001.9659.4447
 C3/0/U1   6    online      3820   -0.25  2   0   10.1.1.29    0001.64ff.e459
 C3/0/U1   7    online(pt)  3828   0.00   6   0   10.1.1.13    0001.9659.4477
 C3/0/U1   8    online(pt)  3832   -0.50  5   0   10.1.1.32    0001.9659.43fd
 C3/0/U1   9    online      3840   0.25   2   0   10.1.1.28    0001.64ff.e4ad

上の例からわかるように、モデムには 2、5、6 の QoS プロファイルが割り当てられています。 DOCSIS 1.0 の QoS プロファイルに精通している読者であれば、QoS プロファイル 2 が、オフライン状態の DOCSIS 1.0 ケーブル モデムか、CMTS に適切に登録されていないケーブル モデムに割り当てられていることを思い出すかもしれません。 DOCSIS 1.1 CMTS 上の show cable modem registered 出力から、ケーブル モデムにこの QoS プロファイルが割り当てられていることが判明した場合、そのケーブル モデムには、関連する DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイルが割り当てられていない(モデムは DOCSIS 1.1 モードでプロビジョニングされている)ことを意味します。

2 以外の QoS プロファイルで表示されたケーブル モデムは、DOCSIS 1.0 スタイルの有効な QoS プロファイルが関連付けられています。 この場合、QoS プロファイルの 5 と 6 は、多数のケーブル モデムに割り当てられています。

show cable qos profile profile-index-number verbose コマンドを実行して、個々の QoS プロファイルに属しているサービス クラス パラメータを表示します。 次の出力例は、QoS プロファイル 5 が、1.5 Mbps の最大ダウンストリーム速度、200 Kbps の最大アップストリーム速度、40 Kbps の保証アップストリーム速度、アップストリーム トラフィック プライオリティ 3、および 1600 バイトの最大アップストリーム伝送バーストの DOCSIS 1.0 サービス クラスに対応していることを示しています。

uBR7246VXR_1.1# show cable qos profile 5 verbose
 Profile Index                           5
 Name
 Upstream Traffic Priority               3
 Upstream Maximum Rate (bps)             200000
 Upstream Guaranteed Rate (bps)          40000
 Unsolicited Grant Size (bytes)          0
 Unsolicited Grant Interval (usecs)      0
 Upstream Maximum Transmit Burst (bytes) 1600
 IP Type of Service Overwrite Mask       0x0
 IP Type of Service Overwrite Value      0x0
 Downstream Maximum Rate (bps)           1500000
 Created By                              cm
 Baseline Privacy Enabled                no

DOCSIS 1.0 ケーブル モデムに割り当てられた DOCSIS 1.1 QoS パラメータ セットの表示

DOCSIS 1.1 サービス フローとは、QoS パラメータ セットによって提供されるサービス クラス属性です。 DOCSIS 1.1 ケーブル モデムには最低でも、ダウンストリーム サービス フローに対応する ダウンストリーム QoS パラメータ セットが 1 つと、アップストリーム サービス フローに対応する アップストリーム QoS パラメータ セットが 1 つ設定されています。

DOCSIS 1.0 モードで動作しているケーブル モデムには、双方向の DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイルが、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルによって割り当てられていますが、DOCSIS CMTS は、この DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイルを、同等の単方向 DOCSIS 1.1 QoS パラメータ セットに変換します。 さらに、DOCSIS 1.1 対応の CMTS は、DOCSIS 1.0 CMTS で行われていたのと同じように、DOCSIS 1.1 スタイルのアップストリーム サービス フローとダウンストリーム サービス フローを、双方向の SID に対してではなく、ケーブル モデムに対して割り当てます。 こうすることにより、CMTS は DOCSIS 1.0 と DOCSIS 1.1 のケーブル モデムの QoS 機能を、同じように処理できます。 さらに、DOCSIS 1.0 ケーブル モデムに関しては、この動作は透過的に実行されます。

特定のケーブル モデムに関連付けられている DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータを見つけるには、show cable modem {mac-address | ip-address} qos verbose コマンドを実行します。 0001.9659.4461 など、DOCSIS 1.0 QoS プロファイルに関連付けられているケーブル モデムを検討している場合、show cable qos profile コマンドと show cable modem {mac-address | ip-address} qos verbose コマンドを実行して、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルによってモデムに割り当てられた DOCSIS 1.0 QoS プロファイルが、そのケーブル モデムに割り当てられた DOCSIS 1.1 QoS パラメータ セットに対応していることを確認できます。

  1. このケーブル モデムには、DOCSIS 1.0 QoS プロファイル 5 が割り当てられていることを確認してください。

    uBR7246VXR_1.1# show cable modem 0001.9659.4461 registered
     Interface Prim Online      Timing Rec   QoS CPE  IP address   MAC address
               Sid  State       Offset Power
     C3/0/U1   4    online(pt)  3832   0.00   5   0   10.1.1.21    0001.9659.4461
  2. QoS プロファイル 5 は、1.5 Mbps のダウンストリーム、200 Kbps のアップストリーム、40 Kbps の保証アップストリーム、アップストリーム プライオリティ 3、および 1600 バイトの最大アップストリーム伝送バーストに対応しています。

    uBR7246VXR_1.1# show cable qos profile 5
     ID  Prio Max       Guarantee Max        Max   TOS  TOS   Create  B     IP prec
              upstream  upstream  downstream tx    mask value by      priv  rate
              bandwidth bandwidth bandwidth  burst                    enab  enab
     5   3    200000    40000     1500000    1600  0x0  0x0   cm      no    no
  3. DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータ セットが、同じケーブル モデムに割り当てられていることを確認します。

    注:SFID 9 は、変換されたアップストリーム パラメータに対応し、SFID 10 は、変換されたダウンストリーム パラメータに対応しています。 

    uBR7246VXR_1.1# show cable modem 0001.9659.4461 qos verbose
     Sfid                                    : 9
     Current State                           : Active
     Sid                                     : 4
     Traffic Priority                        : 3
     Maximum Sustained rate                  : 200000 bits/sec
     Maximum Burst                           : 1600 bytes
     Mimimum Reserved rate                   : 40000 bits/sec
     Minimum Packet Size                     : 64 bytes
     Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
     Active QoS Timeout                      : 0 seconds
     Maximum Concatenated Burst              : 1600 bytes
     Scheduling Type                         : Best Effort
     Request/Transmission policy             : 0x0
     IP ToS Overwrite[AND-mask, OR-mask]     : 0xFF, 0x0
     Current Throughput                      : 0 bits/sec, 0 packets/sec
     Sfid                                    : 10
     Current State                           : Active
     Sid                                     : N/A
     Traffic Priority                        : 0
     Maximum Sustained rate                  : 1500000 bits/sec
     Maximum Burst                           : 1522 bytes
     Mimimum Reserved rate                   : 0 bits/sec
     Minimum Packet Size                     : 64 bytes
     Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
     Active QoS Timeout                      : 0 seconds
     Maximum Latency                         : 0 usecs
     Current Throughput                      : 0 bits/sec, 0 packets/sec

show cable modem {mac-address | ip-address} qos verbose コマンドを実行すると、DOCSIS 1.0 ケーブル モデムに割り当てられた DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータが、元の DOCSIS 1.0 QoS プロファイルと同等であることが確認できます。

ダウンストリーム方向では、DOCSIS 1.0 QoS プロファイルの Maximum Downstream Bandwidth(1.5 Mbps)は、SFID 10 の Maximum Sustained Rate パラメータに変換されています。

アップストリーム方向では、DOCSIS 1.0 QoS プロファイルの Maximum Upstream Bandwidth(200 Kbps)は、SFID9 の Maximum Sustained Rate パラメータに変換されています。さらに、Guaranteed Upstream Bandwidth(40 kbps)は、SFID 9 の Minimum Reserved Rate に変換され、Upstream Traffic Priority(3)は SFID 9 の Traffic Priority に変換され、Upstream Maximum Transmit Burst Size(1600)は SFID 9 の Maximum Concatenated Burst に変換されています。

これらのサービス フロー内にあり、DOCSIS 1.0 に対応する値がないその他の DOCSIS 1.1 パラメータは、DOCSIS 1.0 サービス クラスが DOCSIS 1.1 パラメータ セットに変換された場合、デフォルト値のままになります。

DOCSIS 1.0 ケーブル モデムの DOCSIS 1.1 への移行

CMTS を DOCSIS 1.1 IOS ソフトウェアにアップグレードし、すべてのケーブル モデムが DOCSIS 1.0 モードでオンライン状態にできるようになったら、次のステップでは、ケーブル モデムを DOCSIS 1.1 ファームウェアに移行し、さらに、これらのケーブル モデムを DOCSIS 1.1 モードでプロビジョニングします。

注:ケーブル モデムを DOCSIS 1.1 ファームウェアにアップグレードしてから、CMTS を DOCSIS 1.1 IOS ソフトウェアにアップグレードすることもできます。  ただしこの場合、CMTS ではまだ DOCSIS 1.0 対応の IOS ソフトウェアを稼動しているでの、ケーブル モデムを DOCSIS 1.0 モードでプロビジョニングする必要があります。

ケーブル モデムのハードウェアの制限、DOCSIS 1.1 対応のファームウェアがないなどの理由により、すべてのケーブル モデムがファームウェアを DOCSIS 1.1 にアップグレードできるわけではないという点にも注意してください。 このような場合、これらのモデムを、DOCSIS 1.0 モードのままプロビジョニングする必要があります。 このようなケーブル モデムは、従来型のインターネット接続ではこれまでと同様に有用ですが、DOCSIS 1.1 で追加された QoS 機能とセキュリティ機能は利用できません。

シスコのケーブル モデムを DOCSIS 1.1 環境で DOCSIS 1.1 ソフトウェアにアップグレードする場合は、イメージ 12.2(15)CZ をダウンロードしてください(uBR905、uBR925、および CVA122 用のイメージは、Cisco Downloads で公開されています)。 このイメージは、CableLabs によって認証され、そのイメージの機能すべてとさらに追加機能を収納した 12.2(8)YI イメージのスーパーセットです。 このイメージをモデムにダウンロードすると、最近のモデムでは、DOCSIS 1.1 コンフィギュレーション ファイルを使用して、DOCSIS 1.1 モードでオンライン状態になります。

旧式のモデムに組み込まれている DOCSIS 証明書は不適切なものである可能性が高いため、CZ イメージのアップグレードに加え、証明書の更新が必要です。 モデムの証明書の更新方法については、『Cisco uBR905/uBR925 ケーブル アクセス ルータと CVA122 ケーブル ボイス アダプタでの DOCSIS 証明書のアップグレード』を参照してください。

さらに、不適切な証明書付きで出荷された uBR905、uBR925、CVA122 製品用の新しい証明書を保存された CD-ROM ディスクが必要です。 シスコのお客様は、このディスクを無料で入手できます(シスコ部品番号 UBR/CVA-CERT-UPG)。

注:このイメージは、uBR905、uBR925 または CVA122 にしか使用できません。  uBR924 および uBR904 製品は、DOCSIS 1.1 をサポートしません。これらの製品には、DOCSIS 1.1 イメージのオーバーヘッドをサポートするために十分なオンボード フラッシュ メモリまたは RAM が装備されていないためです。

またこれらの製品は 65 MHz に調整できないので、EuroDOCSIS 1.1 もサポートしていないことに注意してください。 CVA122E は、EuroDOCSIS をサポートしている唯一の Cisco CPE でした。 シスコは CVA122E 用の EuroDOCSIS 1.1 イメージをリリースする予定はありません。

ケーブル モデムのファームウェアの DOCSIS 1.1 へのアップグレード方法

ケーブル モデムのファームウェアを DOCSIS 1.1 対応ファームウェアにアップグレードする手順は、他のケーブル モデムのファームウェア アップグレードと大きな違いはありません。 当然、DOCSIS 1.1 対応のファームウェアへのアップグレードで特殊な手順に従う必要があるときは、ケーブル モデムのベンダーをチェックすることは重要です。

SNMP 操作

ケーブル モデムのファームウェアをアップグレードするための最初の一般的な方法は、SNMP の操作で行う方法です。 ケーブル モデムの特定のブランドとモデルごとに、TFTP サーバの IP アドレスと、アップグレードする新しいファームウェアのイメージ名を含んだ SNMP 指示セットが送信されます。

次のシーケンスでは、SNMP 管理ツールの NET-SNMP スイートleavingcisco.comを搭載した UNIX ワークステーションの命令により、IP アドレス 10.1.1.30 のケーブル モデムが、IP アドレス 172.17.110.131 の TFTP サーバ上の firmware-1.1.bin という名前のイメージにファームウェアをアップデートします。 実稼働しているネットワークでは、このプロセスはアップグレードが必要なケーブル モデム 1 台ごとに、手動ではなく自動実行されます。 この例で使用されている SNMP の変数名の詳細については、『DOCS-CABLE-DEVICE-MIB』を参照してください。

  1. TFTP サーバの IP アドレスを設定します。

    unix# snmpset 10.1.1.30 private docsDevSwServer.0 a 172.17.110.131
     docsDev.docsDevMIBObjects.docsDevSoftware.docsDevSwServer.0 = IpAddress: 172.17.110.131
  2. アップグレードするケーブル モデム ファームウェア イメージの名前を設定します。

    unix# snmpset 10.1.1.30 private docsDevSwFilename.0 s firmware-1.1.bin
     docsDev.docsDevMIBObjects.docsDevSoftware.docsDevSwFilename.0 = ubr920-k8v6y5-mz.122-6c.bin
  3. ケーブル モデムに次の操作の実行を指示し、特定のイメージへのアップグレードを実行します。 docsDevSwAdminStatus フィールドに 1 を設定します。

    unix# snmpset 10.1.1.30 private docsDevSwAdminStatus.0 i 1
     docsDev.docsDevMIBObjects.docsDevSoftware.docsDevSwAdminStatus.0 = upgradeFromMgt(1)
  4. 数秒後、ケーブル モデムが実際に新しいファームウェア イメージ(inProgress)をダウンロードしていることを確認します。

    unix# snmpget 10.1.1.30 public docsDevSwOperStatus.0
     docsDev.docsDevMIBObjects.docsDevSoftware.docsDevSwOperStatus.0 = inProgress(1)
  5. ファームウェアのダウンロードの終了と、ケーブル モデムがリセットが終わるまで 5 分ほど待ってから、ケーブル モデムの現在のファームウェア バージョンを確認します。

    unix# ping 10.1.1.30
     10.1.1.30 is alive
     unix# snmpget 10.1.1.30 public docsDevSwCurrentVers.0
     docsDev.docsDevMIBObjects.docsDevSoftware.docsDevSwCurrentVers.0 = firmware-1.1.bin

DOCSIS コンフィギュレーション ファイル

次に一般的な方法は、アップグレードする最新のファームウェア イメージの場所と名前を指定する DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを、特定のブランドとモデルのケーブル モデムに送信することです。

この方法を使用する場合、ケーブル モデムの製造元とモデルごとに適切なファームウェア イメージを指定できるように、プロビジョニング システムが、ケーブル モデムのタイプごとに異なる DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを送信できるほど洗練されていれば理想的です。 ケーブル モデムは不適切なファームウェア イメージをダウンロードするように指示された場合、ループに陥る可能性があります。 つまり、ケーブル モデムがオンライン状態になり、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを受信し、特定のイメージをダウンロードします。すると、そのイメージを拒否してリセットがかかり、このサイクルが繰り返されるということです。

次の例は、新しいファームウェア イメージとその場所を指定するための DOCSIS コンフィギュレーション ファイルへの追加点を示しています。 この画面イメージは、『Cisco DOCSIS Configurator を使用した DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルの作成』(登録ユーザのみ)からの抜粋です。 コンフィギュレータのデモ バージョンは、Cisco ブロードバンド コンフィギュレータ バージョン 4.0 デモ登録ユーザのみ)から入手できます。ただし、全てのDOCSIS 準拠のコンフィギュレーション ファイル生成ツールが使用できます。 Cisco ブロードバンド コンフィギュレータ バージョン 4.0 の非デモ バージョンを入手する場合は、販売担当者までお問い合せください。

注:  DOCSIS 1.0 と 1.1 タイプの設定には、Cisco ブロードバンド コンフィギュレータ バージョン 4.0 デモ登録ユーザのみ)を使用できます。

図 2 - Cisco スタンドアローン Java コンフィギュレータで見る Software Upgrade フィールド

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ケーブル モデムの中には、CLI や Web インターフェイスを使用してアップグレードできるものがあります。 ただし、このアップグレード方法は、すべての DOCSIS ケーブル モデムに共通するものではないため、ここでは例は示しません。 その代わり、ご使用のケーブル モデムの製造元の文書を参照してください。

接続されたケーブル モデムの機能の判別

show cable modem mac コマンドを実行して、ケーブル モデムが DOCSIS 1.1 モードで動作するかを確認します。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem mac
 MAC Address    MAC         Prim  Ver     Frag  Concat PHS   Priv  DS    US
                State       Sid                                    Saids Sids
 0090.9607.3830 online(pt)  1     DOC1.0  no    no     no    BPI   0     0
 0090.9607.3831 online(pt)  2     DOC1.0  no    no     no    BPI   0     0
 0002.fdfa.0a35 online(pt)  3     DOC1.1  yes   yes    yes   BPI+  0     4
 0001.9659.4447 online(pt)  4     DOC1.0  no    yes    no    BPI   0     0
 0001.64ff.e4ad online(pt)  5     DOC1.1  yes   yes    yes   BPI+  0     4
 0001.9659.4477 online(pt)  6     DOC1.0  no    yes    no    BPI   0     0
 0001.9659.4461 online(pt)  7     DOC1.0  no    yes    no    BPI   0     0

MAC アドレス 0002.fdfa.0a35 と 0001.64ff.e4ad が割り当てられたモデムが DOCSIS 1.1 の MAC バージョンを割り当てられていることを確認できます。 これらのモデムは、断片化、ペイロード ヘッダー抑制など、DOCSIS 1.1 固有の機能を実行できます。

ケーブル モデムで DOCSIS 1.1 対応のファームウェアが動作するようになると、ケーブル モデムに送信される DOCSIS コンフィギュレーション ファイルのスタイルによって、DOCSIS 1.0 モードまたは DOCSIS 1.1 モードのいずれかでプロビジョニングできます。

show cable modem {mac-address | ip-address} verbose コマンドを実行して、ケーブル モデムが DOCSIS 1.0 モード、または DOCSIS 1.1 モードのどちらのモードで動作しているかを判別します。 このコマンド出力の最初の例では、MAC Version フィールドは、対象のケーブル モデムは DOCSIS 1.1 で動作可能であることを示していますが、Provisioned Mode フィールドは、そのモデムが DOCSIS 1.0 で操作するようにプロビジョニングされていることを示しています。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem 0001.64ff.e4ad verbose
 MAC Address                         : 0001.64ff.e4ad
 IP Address                          : 10.1.1.39
 Prim Sid                            : 1
 QoS Profile Index                   : 11
 Interface                           : C3/0/U1
 Upstream Power                      : 208 dBmV (SNR = 22.85 dBmV)
 Downstream Power                    : 4294967168 dBmV (SNR = 35.02 dBmV)
 Timing Offset                       : 2807
 Received Power                      :  1.00
 MAC Version                         : DOC1.1
 Provisioned Mode                    : DOC1.0
 Capabilities                        : {Frag=Y, Concat=Y, PHS=Y, Priv=BPI+}
 Sid/Said Limit                      : {Max Us Sids=4, Max Ds Saids=0}
 Optional Filtering Support          : {802.1P=N, 802.1Q=N}
 Transmit Equalizer Support          : {Taps/Symbol= 1, Num of Taps= 8}
 Number of CPE IPs                   : 0(Max CPE IPs = 50)
 CFG Max-CPE                         : 50
 Flaps                               : 0()
 Errors                              : 0 CRCs, 0 HCSes
 Stn Mtn Failures                    : 1 aborts, 0 exhausted
 Total US Flows                      : 1(1 active)
 Total DS Flows                      : 1(1 active)
 Total US Data                       : 117 packets, 12112 bytes
 Total US Throughput                 : 0 bits/sec, 0 packets/sec
 Total DS Data                       : 105 packets, 9202 bytes
 Total DS Throughput                 : 0 bits/sec, 0 packets/sec
 Active Classifiers                  : 0 (Max = NO LIMIT)

show cable modem registered コマンドを実行して、DOCSIS 1.0 モードで動作しているケーブル モデムと、DOCSIS 1.1 モードで動作しているケーブル モデムを判別することも簡単にできます。 この場合の大まかなルールは、Null DOCSIS 1.0 QoS プロファイル番号 2 が割り当てられたケーブル モデムは、DOCSIS 1.1 モードで動作しているということです。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem registered
 Interface Prim Online      Timing Rec   QoS CPE  IP address   MAC address
           Sid  State       Offset Power
 C3/0/U1   1    online(pt)  3824   0.25   5   0   10.1.1.37    0090.9607.3830
 C3/0/U1   2    online(pt)  3824   0.25   5   0   10.1.1.35    0090.9607.3831
 C3/0/U1   3    online(pt)  3828   -0.50  5   0   10.1.1.38    0002.fdfa.0a35
 C3/0/U1   4    online(pt)  3828   -0.75  5   0   10.1.1.36    0001.9659.4447
 C3/0/U1   5    online(pt)  3840   -0.25  2   0   10.1.1.39    0001.64ff.e4ad
 C3/0/U1   6    online(pt)  3836   -0.50  5   0   10.1.1.34    0001.9659.4477
 C3/0/U1   7    online(pt)  3836   0.00   5   0   10.1.1.33    0001.9659.4461

上の例では、MAC アドレス 0001.64ff.e4ad のケーブル モデムだけに QoS プロファイル 2 がマークされています。 これは、このケーブル モデムが DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイルを使用しているのではなく、DOCSIS 1.1 モードで動作していることを示しています。 つまり、MAC アドレス 0001.64ff.e4ad のケーブル モデムは、DOCSIS 1.1 スタイルのコンフィギュレーション ファイルでプロビジョニングされているということです。

ベスト エフォート サービス用の簡単な DOCSIS 1.1 コンフィギュレーション ファイルの作成

このセクションでは、簡単なベスト エフォート型 DOCSIS 1.1 スタイルのコンフィギュレーション ファイルの作成方法を説明します。このファイルは、既存の DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルと同じ機能を実行します。

移行元の DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルには、次の情報が含まれます。

  • 1.5 Mbps の最大ダウンストリーム速度を指定するサービス クラス

  • 200 Kbps の最大アップストリーム速度

  • 1600 バイトの最大アップストリーム伝送バースト

  • BPI がイネーブルにされています。

  • ケーブル モデム接続用に、3 台の CPE デバイスが許可されています。

次の例は、DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルに対応する show cable qos profile profile-index-number verbose コマンドの出力例と、このファイルに対する Cisco DOCSIS CPE コンフィギュレータからキャプチャした画面を示しています。

uBR7246VXR_1.1# show cable qos profile 7 verbose
 Profile Index                           7
 Name
 Upstream Traffic Priority               0
 Upstream Maximum Rate (bps)             200000
 Upstream Guaranteed Rate (bps)          0
 Unsolicited Grant Size (bytes)          0
 Unsolicited Grant Interval (usecs)      0
 Upstream Maximum Transmit Burst (bytes) 1600
 IP Type of Service Overwrite Mask       0x0
 IP Type of Service Overwrite Value      0x0
 Downstream Maximum Rate (bps)           1500000
 Created By                              cm
 Baseline Privacy Enabled                yes
 

この QoS プロファイルに対応する DOCSIS コンフィギュレーション ファイル要素を示します。これは、Cisco CPE コンフィギュレータ ツールに表示されたときのものです。 まず、Class of Service タブの内容が表示されます。 このタブで表示されるパラメータは、DOCSIS 1.1 スタイルのコンフィギュレーション ファイルのものではなく、DOCSIS 1.0 スタイルの DOCSIS コンフィギュレーション ファイル専用として入力されます。

図 3 - DOCSIS 1.0 Class of Service タブ。 このタブは、DOCSIS 1.0 スタイルのコンフィギュレーション ファイル専用として入力されます。

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CPE タブにも構成情報が含まれていますが、1 台のモデムごとに 3 台の CPE という制限が指定されています。 Max Number of CPEs フィールドは、DOCSIS 1.0 と DOCSIS 1.1 の両方のスタイルのコンフィギュレーション ファイルに対して入力されます。 このタブの Max Number of CPEs フィールドと CPE Ethernet MAC Address フィールドだけが、DOCSIS 1.0 スタイルのコンフィギュレーション ファイル用に入力できるという点に注意してください。

図 4 - CPE タブ。. このタブの最初の 2 つのフィールドは、DOCSIS 1.0 と DOCSIS 1.1 の両方に対するものです。最後の 3 つのフィールドは、DOCSIS 1.1 専用です。

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同等の設定による DOCSIS 1.1 コンフィギュレーション ファイルを作成するには、Downstream Service Flow の作成、Upstream Service Flow の作成、使用可能な Maximum Number of CPEs の指定、および BPI がアクティブであることの指定を実行する必要があります。 以降のセクションでは、上記コンポーネントのセットアップ方法について説明します。

注:1 つの DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内で、DOCSIS 1.0 固有の属性と、DOCSIS 1.1 固有の属性を混在させないことが非常に重要です。  たとえば、DOCSIS 1.0 のサービス クラス属性を設定したファイルで、DOCSIS 1.1 スタイルのサービス フローを定義しないでください。

ダウンストリーム サービス フロー

空の DOCSIS コンフィギュレーション ファイルから作業を始めます。 Downstream Service Flow タブ内の関連フィールドに値を入力します(図 5 参照)。

注:次の画面イメージでは、この簡単な DOCSIS 1.1 コンフィギュレーション ファイルの設定関連フィールドのスペースを確保するため、この設定に関係しないフィールドをいくつか縮小しています。  これらのフィールドの詳細情報は、Cisco DOCSIS CPE コンフィギュレータのヘルプ ダイアログ、または「DOCSIS 1.1 インターフェイス仕様の要約leavingcisco.comから取得できます。

図 5 - ベスト エフォート サービスの Downstream Service Flow 設定

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Flow Reference

Flow Reference は、DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内のサービス フローに対する一意の識別子です。 拡張コンフィギュレーション ファイル内でこの番号を使用して、サービス フローを分類子や ペイロード ヘッダー抑制ルールにリンクできます。 DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内で作成されるサービス フローごとに、異なるサービス フロー リファレンス番号を指定する必要があります。

この場合、Flow Reference を 1 に設定します。これは DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内に作成する最初のサービス フローとなるからです。

Service Class Name

DOCSIS 1.1 では、CMTS 上で名前付きのサービス クラスを作成できます。この場合、DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内に QoS パラメータを指定するのではなく、ここでサービス フローの QoS パラメータを指定します。 この例では、この機能は使用されていません。

QoS Parameter Set Type

DOCSIS 1.0 では、ケーブル モデムが DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードすると、そのファイル内で指定されたすべてのサービス クラスがただちにアクティブ化されます。 DOCSIS 1.1 では、準備状態とアクティブ化に関して、複数の状態をサービス フローに設定できます。 サービス フローは、次の状態のいずれかの場合もあれば、状態が混在している場合もあり、3 ビットで表されます。 各状態は、QoS Parameter Set Type フィールドの 2 進数に対応しています。

  • Provisioned Set(ビット 0)- このフィールドの最下位ビット(値 1)は、DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内で指定されたサービス フローに対して設定されます。

  • Admitted Set(ビット 1)- このフィールドの下位から 2 番目のビット(値 2)は、CMTS スケジューリング プロセスで許可され、適切なリソースが予約されている QoS 属性を設定する必要があるサービス フローに対して設定されます。 つまり、サービス フローに専用のリソースを割り当てたい場合、このビットを設定する必要があるということです。 通常これは、DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内で作成されたサービス フローに対する場合です。 US SID はこの状態で割り当てられているという点に注意してください。

  • Active Set(ビット 2)- このフィールドの下位から 3 番目のビット(値 4)は、サービス フローを介してトラフィックを送信できるように CMTS を設定する必要があるサービス フローに対して設定されます。 このビットと、Admitted Set ビットの意味のわずかな違いは、Admitted Set ビットを単独で設定しても、CMTS 内のリソースがサービス フロー用に 予約されるだけで、このビットだけでは、トラフィックを実際に送信できないという点です。 Active Set ビットと Admitted Set ビットの両方を設定すると、予約したリソースを介したトラフィックの送信を実際に許可することになります。

上記属性をすべて、この例で作成しているサービス フローに関連付ける(つまり、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでサービス フローを指定し、そのサービス フロー用にリソースを予約して、そのサービス フローを実際にトラフィックが流れるようにする)場合、このフィールドの 3 つのビットをすべて設定する必要があります。 これにより、このフィールドの 10進値は 1 + 2 + 4 で、7 になります。

Traffic Priority

DOCSIS 1.0 サービス クラス設定では、さまざまなアップストリーム トラフィックのプライオリティを指定できます。0 が最低のプライオリティで、7 が最高のプライオリティです。 低いアップストリーム プライオリティを割り当てられたケーブル モデムよりも、高いアップストリーム トラフィック プライオリティを割り当てられたケーブル モデムが常に先に送信を許可されます。

DOCSIS 1.1 にも同じ概念が適用されますが、ダウンストリーム サービス フローでプライオリティを設定するという新機能が追加されています。 ダウンストリーム サービス フローのプライオリティは、0(最低のプライオリティ)〜 7(最高のプライオリティ)にセットされたこのフィールドで設定できます。 このフィールドに何も設定しない場合、デフォルト値はプライオリティ 0 になります。

この場合、このサービス フローに Traffic Priority を設定しないでください。これは、このサービス フローを介して送信されるトラフィックには特別なプライオリティは付けられないということです。

Max Sustained Traffic Rate

このフィールドは、このサービス フローを介して運用可能なトラフィックの最大速度を指定します。 この例の場合、サービス フローのダウンストリーム トラフィックの上限を 1.5 Mbps に設定することを指定します。

Max Traffic Burst

Max Concatenated Burst Size フィールドと混同しないでください。このフィールドは CMTS とケーブル モデムが使用する速度制限アルゴリズムに関連するフィールドで、トラフィックの速度を制限します。 このフィールドの値により、トークン バケット速度制限アルゴリズムが使用する Maximum Burst サイズ(バイト)が設定されます。 トークン バケット速度制限アルゴリズムに対して、特別な変更を加える必要がある場合や、サービス フロー用に調整を行う必要がある場合を除き、通常はこのフィールドには何も設定しません。

Min Reserved Traffic Rate

DOCSIS 1.0 サービス クラス設定では、Guaranteed Minimum Upstream Rate を設定できます。これはフレーム リレーの Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)のようなものです。 このフィールドは、アップストリーム チャネルが輻輳している場合でも、最低でも Guaranteed Minimum Upstream Rate で、ケーブル モデムが常にデータを送信できることを保証します。

DOCSIS 1.1 では、この概念はダウンストリーム サービス フローにも拡張されています。 Min Reserved Traffic Rate フィールドにビット レートを設定すると、この機能を利用できます。 この場合、Guaranteed Downstream Rate は不要なため、このフィールドには何も設定しません。

Assumed Min Reserved Rate Packet Size

サービス フロー内でダウンストリームの Min Reserved Traffic Rate を指定すると、このパラメータが関連してきます。 このサービス フローを介してフレームを送信した場合に、そのフレーム サイズが指定した Assumed Min Reserved Rate Packet Size よりも小さいと、そのフレームは、このパラメータと同じサイズのフレームとして処理されます。

たとえば Assumed Min Reserved Rate Packet Size を 100 バイトに設定し、64 バイトのフレームをこのサービス フローを介して送信した場合、CMTS は、使用されている Min Reserved Traffic Rate の精算と測定のために、そのフレームを 100 バイトのフレームとして処理します。

この例では Min Reserved Traffic Rate を指定しなかったので、このパラメータには何も設定しません。

Timeout for Active QoS Parameters

このフィールドで値を指定し、指定した期間(秒)、サービス フローを介してトラフィックが送信されなかった場合、CMTS はそのサービス フローを非アクティブにします。 これは、VoIP やビデオなどのアプリケーション用にダイナミックにセットアップされるサービス フローに対して有効です。 指定した期間、セッションの非アクティブ状態が続くと、そのセッションは終了したと見なされ、そのセッション専用として割り当てられたリソースを非アクティブにできます。

このフィールドは、ベスト エフォート型のインターネット トラフィックを提供するサービス フローに対して設定することが適切でないことは明白です。 エンド ユーザが数日間インターネットにアクセスしない場合でも、エンド ユーザはサービスが受けられることを期待しています。 このため、現在の例ではこのフィールドには何も設定しません。

Timeout for Admitted QoS Parameters

このフィールドに値を指定し、サービス フローを Admitted(許可)状態でセットアップし、指定した期間(秒)変更または更新を行わずにそのままにしていると、CMTS はサービス フローを Admitted 状態から外し、そのサービス フローに関連付けられたリソースを解放します。 VoIP コールをかける場合に、このシナリオが適用されることがあります。 CMTS はボイス コール用にリソースを予約するように指示されますが、受信ユーザが電話に応答しなかったため、トラフィックの送信が許可されません。 このフィールドで指定した時間が経過しても、サービス フローがアクティブにならないか、リフレッシュされなかった場合、CMTS はサービス フローがアクティブ化されないと想定するので、そのサービス フロー用のリソースは非アクティブ化することができます。

この例のようなベスト エフォート型のデータ サービスの場合、このフィールドは無関係なので、何も設定しません。

Max DS Latency

このフィールドはダウンストリーム サービス フロー専用です。 このフィールドは、サービス プロバイダー ネットワーク側のインターフェイスから、ケーブル インターフェイス上のダウンストリーム チャネルへ CMTS を介して送信され、ダウンストリームの Min Reserved Traffic Rate に準拠しているパケットの最大遅延(マイクロ秒)を定義するサービス契約に関連しています。 このフィールドに値を指定した場合に、遅延要件を満たすことができると CMTS が判断しなければ、サービス フローの確立は許可されません。

この例では、ダウンストリーム サービス フローに Min Reserved Traffic Rate を指定しておらず、特定のダウンストリーム CMTS 遅延要件はありません。 したがって、このフィールドには何も設定しないでください。

Vendor Specific QoS

このフィールドの値は、プロビジョニングされているケーブル モデムの製造元によって異なります。 この場合、Vendor Specific QoS パラメータを設定する必要はありません。 このフィールドを利用できるケーブル モデムを使用している場合は、このフィールドの適切な使用に関しては、ケーブル モデムのベンダーの文書を参照してください。

アップストリーム サービス フロー

ダウンストリーム サービス フローを設定した後、アップストリーム サービス フローを設定できます。 繰り返しますが、この簡単な DOCSIS 1.1 コンフィギュレーション ファイルの設定に関連するフィールドのスペースを確保するため、この設定に関係しないフィールドをいくつか縮小しています。 これらのフィールドの詳細情報は、Cisco DOCSIS CPE コンフィギュレータのヘルプ ダイアログ、または「DOCSIS 1.1 インターフェイス仕様の要約leavingcisco.comから取得できます。

図 6 - Upstream Service Flow 定義の左半分

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Flow Reference

ダウンストリームの Flow Reference と同じように、このフィールドは DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内のサービス フローに対する一意の識別子です。 ダウンストリーム サービス フローの Flow Reference にすでに 1 を割り当てているため、アップストリーム サービス フローに別の Flow Reference を割り当てる必要があります。 この例では、番号 2 を使用します。

Service Class Name

ダウンストリームの Service Class Name を参照してください。

QoS Parameter Set Type

ダウンストリームの QoS Parameter Set Type の場合のように、このサービス フローをプロビジョニング、許可、アクティブにするのであれば、このフィールドの値を 1 + 2 + 4 で 7 に設定してください。

Traffic Priority

ダウンストリームの Traffic Priority を参照してください。 DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルで Upstream Channel Priority が指定されている場合、その値をこのフィールドに指定できます。 ただし、この例では Upstream Channel Priority を指定していないので、このフィールドには何も指定しません。

Maximum Sustained Traffic Rate

ダウンストリームの Maximum Sustained Traffic Rate と同様ですが、最大アップストリーム帯域幅上限(この例では 200 Kbps)を指定する点が異なっています。

Max Traffic Burst

ダウンストリームの Max Traffic Burst を参照してください。

注:このフィールドは、DOCSIS 1.0 サービス クラスにある Maximum Upstream Transmit Burst Size フィールドとは、名前が似ていますが直接の対応関係はありません。  DOCSIS 1.0 Maximum Upstream Transmit Burst に対応している DOCSIS 1.1 アップストリームのサービス フロー フィールドは、Max Concatenated Burst です。

Min Reserved Traffic Rate

ダウンストリームの Min Reserved Traffic Rate を参照してください。 DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルで Guaranteed Minimum Upstream Rate が指定されている場合、その値をこのフィールドに指定できます。 ただし、この例では Guaranteed Minimum Upstream Rate を指定していないため、このフィールドには何も指定しません。

Assumed Min Reserved Pkt Size

ダウンストリームの Assumed Min Reserved Packet Size を参照してください。

Timeout for Active QoS Parameters

ダウンストリームの Timeout for Active QoS Parameters を参照してください。

Timeout for Admitted QoS Parameters

ダウンストリームの Timeout for Admitted QoS Parameters を参照してください。

Max Concatenated Burst

Max Concatenated Burst は、アップストリーム サービス フロー定義特有です。 このフィールドには、アップストリームで送信可能な連結フレームの最大バースト長を入力します。 デフォルトでは、このフィールドは 0 に設定されています。これはアップストリームの連結フレームのバースト サイズには上限がないことを意味しています。 このフィールドは DOCSIS 1.0 の Max Upstream Transmit Burst フィールドに対応しているという点に注意する必要があります。 DOCSIS 1.1 環境では、DOCSIS 1.0 プロビジョニング ケーブル モデムの Max Upstream Transmit Burst フィールドに 0(上限なし)を設定したり、2000 バイトを超える値を設定することはできません。 DOCSIS 1.1 ケーブル モデムの場合、ケーブル モデムの送信能力を超えない限り、DOCSIS 1.1 Upstream Max Concatenated Burst フィールドには任意の値を設定できます。

DOCSIS 1.1 モードで動作しているケーブル モデムの Upstream Max Concatenated Burst サイズには制限がないのは、DOCSIS 1.1 ケーブル モデムは大きなアップストリーム バーストを断片化できるためです。 このため、遅延またはジッタによって大きな影響を受けるアップストリーム トラフィックでも、アップストリーム チャネルで大きなフレームが送信されるのを待つことによる影響を受けなくなります。 DOCSIS 1.0 ケーブル モデムは、アップストリーム トラフィックの大きなバーストを断片化できません。このため、DOCSIS 1.0 モードで動作しているケーブル モデムでは、アップストリーム伝送バースト サイズが制限されます。

この場合、プロビジョニング対象のケーブル モデムは DOCSIS 1.1 モードで動作しているため、このフィールドに 1600 バイトという DOCSIS 1.0 Maximum Upstream Transmit Burst の値を転記する必要はありません。 ケーブル モデムが任意のサイズの連結フレームを送信できるように、このフィールドには何も設定しません。

Service Flow Scheduling Type

DOCSIS 1.0 システムでは、利用できるアップストリームのスケジューリング メカニズムの種類は、ベスト エフォート サービスだけです。 この場合、ケーブル モデムは CMTS からの帯域幅割り当ての要求で、他のケーブル モデムと競合する必要があります。 DOCSIS 1.1 では、アップストリーム サービス フローに適用できるアップストリーム スケジューリング メカニズムは 5 種類あります。 Service Flow Scheduling Type フィールドには、数値を設定できます。この数値は、サービス フローに対して設定するスケジューリング メカニズムの種類に対応しています。

  • Best Effort Service (2)- このサービス タイプは、標準のインターネット トラフィックに適しており、DOCSIS 1.0 のケーブル モデムが享受するのと同じタイプのアップストリーム QoS を提供します。 Service Flow Scheduling Type フィールドに何も指定しないと、このスケジューリング スキームがデフォルトとなります。

  • Non-Real-Time Polling Service (3)- このサービス タイプは、高いスループット要件を必要とする、標準インターネット トラフィックに適しています。

  • Real-Time Polling Service (4)- このサービス タイプは、可変長で不定期のデータを送信するリアルタイム アプリケーションに適しています。 このタイプのトラフィックの例には、ビデオのコンテンツに応じて帯域幅要件が変動し、低い送信遅延を必要とする Video over IP があります。

  • Unsolicited Grant Service with Activity Detection (5)- このサービス タイプは、厳格な遅延条件およびスループット要件を必要とし、不規則な間隔で送信を一時的に停止する可能性があるトラフィックに適しています。 このタイプのトラフィックの例には、Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)または無音抑止をアクティブにした VoIP があります。

  • Unsolicited Grant Service (6)- このサービス タイプは、厳格な遅延条件と安定したスループット要件を必要とするトラフィックに適しています。 このタイプのトラフィックには、VoIP があります。

この例では、ベスト エフォート サービスしか必要でないため、値 2 を指定します。 ただし、ベスト エフォート サービスは、デフォルトのアップストリーム スケジューリング タイプなので、このフィールドには何も指定しなくても構いません。

図 7 - Upstream Service Flow 定義の右半分

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Request Transmission Policy

このフィールドの値は、ビットの組み合わせによって設定します。 各ビットは、このサービス フローが CMTS へのデータ送信を許可される状況、または CMTS に対する帯域幅の要求を許可される状況に関する情報を示しています。 各ビットの位置、値、意味、および適切な用途について、このセクションで説明します。

  • Drop Packets that do not fit in the Unsolicited Grant Size(ビット 8、値 256)- このビットは、Service Flow Scheduling Type に、Unsolicited Grant Service (6)、または Unsolicited Grant Service with Activity Detection (5) を設定した場合にだけ、意味を持ちます。 他のスケジューリング タイプを指定すると、このビットは無視されます。 このビットが設定された場合、このサービス フローを使用するパケットが Unsolicited Grant Size で指定された値よりも大きいと、パケットはドロップされます。 このビットを設定しないと、Unsolicited Grant Size で指定された値よりも大きなパケットは、ケーブル モデムに関連付けられているプライマリ アップストリーム サービス フローに送信されます。このフローは通常、ベスト エフォート サービス フローです。

  • Do not Suppress Payload Headers(ビット 7、値 128)- このビットは、サービス フローにペイロード ヘッダー抑制が許可されているかどうかを規定します。 このビットを設定すると、このサービス フローを使用するパケットでは、ペイロード ヘッダー抑制を行えません。 このビットを設定しないと、このサービス フローを使用するパケットが設定したペイロード ヘッダー抑制ルールに準拠している限り、そのパケットに対して、ペイロード ヘッダー抑制が実行されます。

  • Do not Fragment Data(ビット 6、値 64)- このビットは、サービス フローがアップストリームのトラフィック バーストに対して断片化を実行できるかどうかを規定します。 このビットを設定すると、そのサービス フローを使用する送信フレームでは断片化を実行できません。 このビットを設定しないと、CMTS からの指示により、ケーブル モデムの機能に応じて、断片化が実行されます。

  • Do not Concatenate Data(ビット 5、値 32)- このビットは、サービス フローが複数のフレームを 1 つの大きな連結フレームに連結できるかどうかを規定します。 このビットを設定すると、そのサービス フローの一部として送信されたフレームに対して連結を実行できません。 このビットを設定しないと、ケーブル モデムの機能と、US Max Concatenated Burst フィールドの設定に従って連結が実行されます。

  • Do not Piggyback Requests with Data(ビット 4、値 16)- このビットは、サービス フローが送信データフレーム先頭のデータ要求をピギーバックできるようにするかどうかを規定します。 データ要求をピギーバックするとは、ケーブル モデムがコンテンション ベースの要求メカニズムの使用を回避できるということです。これにより、CMTS が要求を受信する可能性が大きくなります。 このビットを設定すると、サービス フロー内で送信されたフレームに、ピギーバックされたデータ要求を含められません。 このビットを設定しないと、このサービス フロー内で送信されたフレームにピギーバックされたデータ要求を含めることができます。 このビットは、Scheduling Types に UGS と UGS-AD を設定した US サービス フローに対して設定する必要があります。また、このビットは、スケジューリング タイプを RTPS に設定したサービス フローに対しても設定します。

  • Do not use Request/Data opportunities for Data(ビット 3、値 8)- このビットは、サービス フローが要求/データ送信チャンス中にデータ送信できるかどうかを規定します。 ケーブル モデムは、このような要求/データ チャンスによって、最初に帯域幅要求を送信せずにデータを送信できます。 ただし、このような送信チャンス中は、他のケーブル モデムの送信と競合を起こす可能性があります。 このビットを設定すると、要求/データ チャンス中は、サービス フローからフレームを送信できません。 このビットを設定しないと、サービス フローは、要求/データ チャンス中にフレームを送信できます。 このビットは、Scheduling Types に UGS と UGS-AD を設定した US サービス フローに対して設定する必要があります。また、このビットは、スケジューリング タイプを RTPS に設定したサービス フローに対しても設定します。

    注:シスコの CMTS は、要求/データ送信チャンスを生成しません。 

  • Do not use Request/Data opportunities for Requests(ビット 2、値 4)- このビットは、サービス フローが要求/データ送信チャンス中に帯域幅要求を送信できるかどうかを規定します。 このビットを設定すると、要求/データ チャンス中に、このサービス フローに属しているフレームのために、アップストリームの送信チャンスの要求、またはアップストリーム帯域幅の要求を送信できません。 このビットを設定しないと、要求/データ チャンス中に帯域幅要求を送信できます。 このビットは、Scheduling Types に UGS と UGS-AD を設定した US サービス フローに対して設定する必要があります。また、このビットは、スケジューリング タイプを RTPS に設定したサービス フローに対しても設定します。

  • Do not use Priority Request Multicast Request Opportunities(ビット 1、値 2)- このビットは、ある特定のTraffic Priority の値が設定されたサービス フローに対して要求チャンスが利用できる場合、サービス フローが帯域幅要求を送信できるかどうかを規定します。 DOCSIS 1.1 では、特定の Traffic Priority を設定されたサービス フローを持つケーブル モデムだけが、(Priority Request Multicast Request Opportunity という方式を使用して)帯域幅要求を送信できます。 このビットを設定すると、プライオリティ要求マルチキャスト要求チャンス中に、このサービス フローに属しているフレームのために、アップストリームの送信チャンスの要求、またはアップストリーム帯域幅の要求を送信できません。 このビットを設定しないと、プライオリティ要求マルチキャスト要求チャンス中に帯域幅要求を送信できます。 このビットは、Scheduling Types に UGS と UGS-AD を設定した US サービス フローに対して設定する必要があります。また、このビットは、スケジューリング タイプを RTPS に設定したサービス フローに対しても設定します。 スケジューリング タイプを NRTPS または BE サービスに設定したサービス フローに対して、このビットは設定しないでください

  • Do not use Broadcast Request Opportunities (ビット 0、値 1)- このビットは、サービス フローが通常の帯域幅要求チャンス中に帯域幅要求を送信できるかどうかを規定します。 このビットを設定すると、通常のブロードキャスト帯域幅要求チャンス中に、このサービス フローに属しているフレームのためのアップストリームの送信チャンスの要求は送信できません。 このビットを設定しないと、通常のブロードキャスト帯域幅要求チャンス中に帯域幅要求を送信できます。 このビットは、Scheduling Types に UGS と UGS-AD を設定した US サービス フローに対して設定する必要があります。また、このビットは、スケジューリング タイプを RTPS に設定したサービス フローに対しても設定します。 スケジューリング タイプを NRTPS または BE サービスに設定したサービス フローに対して、このビットは設定しないでください

次の表は、Service Flow Scheduling Type と Request Transmission Policy の設定を示します。

スケジューリング タイプ

UGS サイズに適合しないパケットをドロップする

PHS を使用しない

データを断片化しない

データを連結しない

ピギーパック要求を使用しない

データに要求/データを使用しない

要求に要求/データを使用しない

プライオリティ マルチキャスト要求を使用しない

ブロードキャスト要求を使用しない

ビット 8 〜 256

ビット 7 〜 128

ビット 6 〜 64

ビット 5 〜 32

ビット 4 〜 16

ビット 3 〜 8

ビット 2 〜 4

ビット 1 〜 2

ビット 0 〜 1

BE

X

X

X

X

X

X

X

X

X

NRTPS

X

X

X

X

X

X

X

0(推奨)

0(推奨)

RTPS

X

X

X

X

1(推奨)

1(推奨)

1(推奨)

0(推奨)

0(推奨)

UGS-AD

X

X

X

X

1(必須)

1(必須)

1(必須)

1(必須)

1(必須)

UGS

X

X

X

X

1(必須)

1(必須)

1(必須)

1(必須)

1(必須)

  • X - Request Transmission Policy ビットの設定の有無は問われません。

  • (必須)- このビットは設定する必要があります。

  • (推奨)- このビットを設定することを推奨しますが、必須ではありません。

Request Transmission Policy パラメータは、デフォルト値が 0 であるベスト エフォート サービスを除く、すべてのサービス フローのスケジューリング タイプ に対して入力する必要があります。 この例では、スケジューリング タイプにベスト エフォートを使用しているため、デフォルト値が適切です。ですから、このフィールドには何も入力しないでください。

通常、UGS と UGS-AD を設定した場合、すべてのビットを 1 に設定します(つまり、このフィールドに 10 進数で 511 を設定することになります)。

Nominal Polling Interval

このフィールドは、Scheduling Type に RTPS、NRTPS または UGS-AD を設定した US サービス フローに対する、連続する要求チャンス間の間隔(マイクロ秒)を設定します。

このフィールドはベスト エフォート サービス フローに関連しないため、この例では何も入力しません。

Tolerated Poll Jitter

このフィールドは、Nominal Polling Interval フィールドに設定したような、完全に周期的なポーリング間隔に対する最大ジッタまたは最大変動(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値を指定します。 このフィールドは、Scheduling Type に RTPS、NRTPS または UGS-AD を設定した US サービス フローにだけ適用できます。

このフィールドはベスト エフォート サービス フローに関連しないため、この例では何も入力しません。

Unsolicited Grant Size

このフィールドは、Scheduling Type に UGS または UGS-AD を設定した US サービス フローに対して提供される、個々のデータ許可サイズ(バイト)を設定します。 この値は、サービス フロー内で送信される DOCSIS フレーム全体のサイズを考慮する必要があります。

このフィールドはベスト エフォート サービス フローに関連しないため、この例では何も入力しません。

Nominal Grant Interval

このフィールドは、Scheduling Type が UGS または UGS-AD の US サービス フローに対して、このサービス フローに与えられる、連続の任意のデータ許可に必要な間隔(マイクロ秒)を指定します。

このフィールドはベスト エフォート サービス フローに関連しないため、この例では何も入力しません。

Tolerated Grant Jitter

このフィールドは、Nominal Grant Interval フィールドに設定したような、完全に周期的な任意の許可配信に対する最大ジッタまたは最大変動(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値を指定します。 このフィールドは、Scheduling Type に UGS または UGS-AD を設定した US サービス フローにだけ適用できます。

このフィールドはベスト エフォート サービス フローに関連しないため、この例では何も入力しません。

Grants Per Interval

このフィールドは、(Nominal Grant Interval ごとに)Scheduling Type が UGS または UGS-AD の US サービス フローに対し、サービス フローに与えられるデータ許可数を指定します。 たとえば、ケーブル モデムから 1 台の VoIP 電話しか発呼していない場合、このフィールドには 1 が設定されます。 2 台の VoIP 電話が同時に発呼している場合、このフィールドには 2 が設定されます。

このフィールドはベスト エフォート サービス フローに関連しないため、この例では何も入力しません。

IP ToS Overwrite

このフィールドを使用して、アップストリーム サービス フローから受信した IP パケットの IP Type of Service(ToS; サービス タイプ)ヘッダー ビットを変更するように、CMTS に指示できます。 2 バイトの 16 進数の値を指定します。 最初のオクテットは、着信するパケットの IP Type of Service フィールドに対し、CMTS がビット単位で論理積(AND)を実行するためのマスクです。 このフィールドの 2 番目のバイトは、新しい IP Type of Service フィールドを生成するために、AND 操作の結果に 1 ビット単位で論理和(OR)を実行するマスクです。 この新しいフィールドは、対象の IP パケットに適用されます。

この機能は、ケーブル セグメント(Unsolicited Grant Service フローや Real-Time Polling Service フローから受信したパケットなど)上でプライオリティを獲得したデータが、バックホール ネットワーク内で特殊な処理を受けることが可能なことを確認する場合に有効です。 バックホール ネットワークが、IP Type of Service フィールドに基づいて IP パケットにプライオリティを付けるように設定する場合に、この機能を使用します。

このフィールドは、ベスト エフォート サービス フローに使用できます。 ただし、この簡単な例では、この機能は使用されていません。 したがって、このフィールドには何も指定しません。

Vendor Specific QoS

ダウンストリームの Vendor Specific QoS を参照してください。

顧客宅内機器

DOCSIS 1.0 スタイルのコンフィギュレーション ファイルと同様、DOCSIS 1.1 コンフィギュレーション ファイルでも、Maximum Number of CPEs を指定する必要があります。 このフィールドに値を指定しないと、デフォルトでは、このケーブル モデムを介してネットワーク アクセスの取得を許可されるのは、1 台の CPE デバイスだけです。 この例では、Max Number of CPEs を 3 に設定します。

図 8 - DOCSIS 1.1 スタイルのコンフィギュレーション ファイルで Maximum Number of CPEs を設定

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ベースライン プライバシ プラス(BPI+)

DOCSIS 1.0 スタイルのコンフィギュレーション ファイルで、Class of Service タブの下で値を設定し、BPI をイネーブルにします。 BPI は、DOCSIS レイヤで簡単なデータ暗号化サービスを提供します。

DOCSIS 1.1 システムでは、BPI+ と呼ばれる新しいトラフィック暗号化スキームをイネーブルにできます。 DOCSIS 1.1 ケーブル モデムの BPI+ をオンにするには、DOCSIS 1.1 スタイルのコンフィギュレーション ファイル内にある(Miscellaneous タブ上の)Privacy Enable ドロップダウン リストで、1 - Yes を選択する必要があります。 さらに、BPI+ を実行できるように CMTS の準備ができていること、および CMTS に DOCSIS ルート CA 証明書をロードしていることを確認する必要があります。 確認手順については、「BPI+ を実行するための CMTS の準備」のセクションの指示に従ってください。

図 9 - DOCSIS 1.1 スタイルのコンフィギュレーション ファイルでの BPI+ のイネーブル化

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注:DOCSIS 1.0 モードで動作しているケーブル モデムは BPI+ を使用できません。また DOCSIS 1.1 モードで動作しているケーブル モデムは、標準 BPI を使用できません。  モデムが DOCSIS 1.1 モードと 1.0 モードのどちらで動作しているかによって、ケーブル モデムに適切な BPI が設定されていることを確認する必要があります。

一部のベンダーのケーブル モデムは、DOCSIS 1.0 から DOCSIS 1.1 にアップグレードしていても、BPI+ を実行できません。これは組み込みの X.509 デジタル証明書がないか、その証明書に対応する RSA キーがないためです。 ケーブル モデムのベンダーに問い合せて、ご使用のケーブル モデムが BPI+ を実行できるかどうかご確認ください。

(ケーブル モデムで BPI+ を実行できない、「BPI+ を実行するための CMTS の準備」に従って CMTS の準備が十分にできていないなどの理由から)ご使用の DOCSIS 1.1 ケーブル モデムで BPI+ を実行しない場合は、Privacy Enable ドロップダウン リストを No に設定する必要があります。

DOCSIS 1.0 と DOCSIS 1.1 間のコマンド ライン インターフェイスの変更点

ケーブル サービス プロバイダーが DOCSIS 1.0 Cisco IOS ソフトウェアを実行している CMTS の CLI にすでに精通している場合は、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアを実行している CMTS の CLI にはほとんど苦労しないでしょう。

このセクションでは、DOCSIS 1.0 環境で一般的に使用されていて、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアで使用方法や出力が変更されたコマンドについて説明します。 また、DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアから置き換えられた新しいコマンドや拡張されたコマンドについても説明します。

このセクションでは、ペイロード ヘッダー抑制や分類子など、DOCSIS 1.1 に固有の機能を専用に処理するコマンドについては説明しません。

show cable modem

show cable modem コマンドを実行すると、CMTS に接続されているケーブル モデムの状態が表示されます。 DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、このコマンドの出力表示に数多くの変更が加えられました。 また、このコマンドで使用される複数のオプションとパラメータが変更または追加されました。

DOCSIS 1.0 Cisco IOS ソフトウェアでの、このコマンドの基本形式を次に示します。

uBR7246VXR_1.0# show cable modem
 Interface   Prim Online    Timing  Rec   QoS CPE  IP address   MAC address
             Sid  State     Offset  Power
 Cable3/0/U1 1    online(pt) 3832   -0.25  5   0   10.1.1.21    0001.9659.4461
 Cable3/0/U1 2    online     3844    0.50  6   0   10.1.1.28    0001.64ff.e4ad
 Cable3/0/U1 3    online(pt) 3836    0.50  5   0   10.1.1.32    0001.9659.43fd
 Cable3/0/U1 4    online(pt) 3836   -0.25  5   0   10.1.1.30    0001.9659.4447
 Cable3/0/U1 5    online(pt) 3832    0.25  5   0   10.1.1.26    0002.fdfa.0a35
 Cable3/0/U1 6    online     3832    0.00  6   0   10.1.1.29    0001.64ff.e459
 Cable3/0/U1 7    online(pt) 3828    0.00  5   0   10.1.1.16    0090.9607.3830
 Cable3/0/U1 8    online(pt) 3824    0.00  5   0   10.1.1.18    0090.9607.3831
 Cable3/0/U1 9    online(pt) 3836   -0.50  5   0   10.1.1.13    0001.9659.4477

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem のコマンド出力は少し異なっています。

ubr7246VXR_1.1# show cable modem
 MAC Address    IP Address   I/F       MAC         Prim RxPwr  Timing  Num BPI
                                       State       Sid  (db)   Offset  CPE Enb
 0001.64ff.e4ad 10.1.1.28    C3/0/U1   online      1     0.25   3842   0    N
 0001.9659.4461 10.1.1.21    C3/0/U1   online(pt)  2     -0.50  3830   0    Y
 0001.9659.43fd 10.1.1.32    C3/0/U1   online(pt)  3     -1.00  3834   0    Y
 0001.9659.4447 10.1.1.30    C3/0/U1   online(pt)  4     0.25   3830   0    Y
 0001.64ff.e459 10.1.1.29    C3/0/U1   online      5     -0.25  3826   0    N
 0002.fdfa.0a35 10.1.1.26    C3/0/U1   online(pt)  6     -0.75  3826   0    Y
 0090.9607.3830 10.1.1.16    C3/0/U1   online(pt)  7     -0.25  3822   0    Y
 0090.9607.3831 10.1.1.18    C3/0/U1   online(pt)  8     -0.25  3822   0    Y

show cable modem コマンド出力の DOCSIS 1.1 形式は、ケーブル モデムの表示とリスト検索がより簡単に行えるように設計されています。 show cable modem 出力の DOCSIS 1.1 バージョンから削除されたフィールドは、ケーブル モデムが属している DOCSIS 1.0 QoS プロファイルを表示する QoS フィールドです。 DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、ケーブル モデムを DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイルに関連付けることはできないため、このフィールドは削除されました。 その代わり、ケーブル モデムは、DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータ セットに関連付けられています。 CMTS ユーザでケーブル モデムに関連付けられた DOCSIS 1.0 QoS プロファイルを表示することが必要な場合、または show cable modem コマンドの DOCSIS 1.0 スタイル形式を使用しているケーブル モデムを表示することが必要な場合は、show cable modem registered コマンドを実行します。

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

MAC Address

ケーブル モデムの 6 オクテットの MAC アドレスを 16 進数表記したもの。 この MAC アドレスは、ケーブル モデムの一意の識別子です。 したがって、検索と表示の簡便性のために、コマンド出力の左側に表示されます。

IP Address

ケーブル モデムの IP アドレス。 ケーブル モデムの IP アドレスは、CMTS 内で一意です。 したがって、検索と表示の簡便性のために、コマンド出力の左の方に表示されます。

I/F

ケーブル モデムの接続されているダウンストリーム ケーブル インターフェイスとアップストリーム ポート。 この列は、DOCSIS 1.0 形式の show cable modem コマンド出力の Interface と同じ意味を持っています。 ただし、DOCSIS 1.1 コマンド出力形式では、インターフェイスの表現の精度が向上しています。 Cable という言葉は、C という文字で略記されています。

MAC State

ケーブル モデムが CMTS と確立した接続状態。 この列は、DOCSIS 1.0 形式の show cable modem コマンド出力の Online State 列と同じ意味を持っています。 モデムは通常 offlineonline として表示されるか、多数の init または reject 状態のいずれかとして表示されます。

Prim Sid

このケーブル モデムに関連付けられているプライマリ アップストリームの SID 番号。 この列は、DOCSIS 1.0 形式の show cable modem コマンド出力の Prim Sid 列と同じ意味を持っています。

RxPwr(db)

このケーブル モデムから供給されるアップストリーム受信電力(dBmV)。 この列は、DOCSIS 1.0 形式の show cable modem コマンド出力の Rec Power 列と同じ意味を持っています。

Timing Offset

CMTS からケーブル モデムへパケットを送信し、そのパケットが CMTS へ返ってくるまでの往復時間のオフセット。 この列は、DOCSIS 1.0 形式の show cable modem コマンド出力の Timing Offset 列と同じ意味を持っています。

Num CPE

このケーブル モデムの背後にある、アクティブな CPE デバイスの数。 この列は、DOCSIS 1.0 形式の show cable modem コマンド出力の CPE 列と同じ意味を持っています。

BPI Enb

このフィールドは、ケーブル モデムが BPI(DOCSIS 1.0 モードで動作している場合)で動作するようにプロビジョニングされているか、あるいは BPI+(DOCSIS 1.1 モードで動作している場合)で動作するようにプロビジョニングされているかを示します。 このフィールドは必ずしも、ケーブル モデムが実際に BPI を実行していることを示すわけではありません。このフィールドは単にそのようにプロビジョニングされているかどうかを示すだけです。 online(pt) 状態が表示されていれば、ケーブル モデムは BPI または BPI+ を正常に実行しています。 DOCSIS 1.0 形式の show cable modem コマンド出力には、同等のフィールドはありません。

show cable modem [<mac-address> | <ip-address> | <interface>]

ケーブル モデムの MAC アドレス、IP アドレス、接続ケーブル インターフェイスまたはアップストリーム ポートを指定すれば、1 台のケーブル モデムに対しても show cable modem コマンドを実行できます。 このコマンドの出力形式は show cable modem コマンド自体の出力形式に似ています。各列は、show cable modem コマンド出力と同じ意味を持っています。

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでの show cable modem [mac-address | ip-address | interface] コマンドの数々の出力例を次に示します。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem 10.1.1.41
 MAC Address    IP Address   I/F       MAC         Prim RxPwr  Timing  Num BPI
                                       State       Sid  (db)   Offset  CPE Enb
 0006.2854.7319 10.1.1.41    C3/0/U1   online(pt)  3     0.00   3848   1    Y
 uBR7246VXR_1.1# show cable modem 0001.9659.4447
 MAC Address    IP Address   I/F       MAC         Prim RxPwr  Timing  Num BPI
                                       State       Sid  (db)   Offset  CPE Enb
 0001.9659.4447 10.1.1.36    C3/0/U1   online(pt)  3     0.25   2812   0    Y
 uBR7246VXR_1.1# show cable modem cable 4/0
 MAC Address    IP Address   I/F       MAC         Prim RxPwr  Timing  Num BPI
                                       State       Sid  (db)   Offset  CPE Enb
 0090.9607.3830 10.1.1.37    C4/0/U0   online(pt)  1     -0.25  2806   0    Y
 0050.7366.12fb 10.1.1.43    C4/0/U0   online(pt)  2     -0.50  2288   0    Y
 0002.fdfa.0a35 10.1.1.38    C4/0/U0   online(pt)  3     0.25   2807   1    Y
 uBR7246VXR_1.1# show cable modem cable 3/0 upstream 1
 MAC Address    IP Address   I/F       MAC         Prim RxPwr  Timing  Num BPI
                                       State       Sid  (db)   Offset  CPE Enb
 0001.64ff.e4ad 10.1.1.39    C3/0/U1   online      1     0.50   2807   0    N
 0001.9659.4447 10.1.1.36    C3/0/U1   online(pt)  3     0.25   2812   0    Y
 0001.9659.4461 10.1.1.33    C3/0/U1   online(pt)  4     0.00   2814   0    Y
 0001.64ff.e459 10.1.1.42    C3/0/U1   online      5     0.00   2803   0    N
 0020.4089.7ed6 10.1.1.40    C3/0/U1   online      6     0.75   2800   0    Y
 0090.9607.3831 10.1.1.35    C3/0/U1   online(pt)  7     0.50   2805   0    Y
 0006.2854.7319 10.1.1.41    C3/0/U1   online      8     0.00   2808   0    N

show cable modem {<mac-address> | <ip-address>} cnr

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem detail コマンドを実行して、ケーブル モデムごとのアップストリーム Signal to Noise(SNR)推定値を取得できます。

uBR7246VXR_1.0# show cable modem detail
 Interface   SID  MAC address    Max CPE  Concatenation  Rx SNR
 Cable3/0/U1 1    0090.9607.3831 3        no             29.17
 Cable3/0/U1 2    0006.2854.7319 15       yes            29.88
 Cable3/0/U1 3    0001.9659.4461 3        yes            29.26
 Cable3/0/U1 4    0001.9659.4447 3        yes            29.31
 Cable3/0/U1 5    0001.64ff.e459 50       yes            29.47
 Cable3/0/U1 6    0001.64ff.e4ad 50       yes            29.66
 Cable3/0/U1 7    0020.4089.7ed6 3        no             29.58
 Cable3/0/U1 8    0000.f025.1bd9 1        no             29.41

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem detail のコマンドは廃止されました。 その代わり、show cable modem {mac-address | ip-address} cnr コマンドを実行して、ケーブル モデムごとのアップストリーム SNR 測定値を取得します。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem 10.1.1.41 cnr
 MAC Address    IP Address   I/F         MAC         Prim  snr/cnr
                                         State       Sid   (db)
 0006.2854.7319 10.1.1.41    C3/0/U1     online(pt)  3     29.04

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

MAC Address

ケーブル モデムの 6 オクテットの MAC アドレスを 16 進数表記したもの。

IP Address

ケーブル モデムの IP アドレス。

I/F

ケーブル モデムの接続されているダウンストリーム ケーブル インターフェイスとアップストリーム ポート。

MAC State

ケーブル モデムが CMTS と確立した接続状態。 モデムは通常 offlineonline として表示されるか、多数の init または reject 状態のいずれかとして表示されます。

Prim Sid

このケーブル モデムに関連付けられているプライマリ アップストリームの SID 番号。

snr/cnr (db)

このケーブル モデムのアップストリーム SNR。

注:ケーブル モデムが接続されているケーブル ラインカードに内蔵のスペクトラム管理機能が搭載されていない場合、この値はこのケーブル モデムから受信した大きなパケットの受信波形に基づいた推定値となります。  ケーブル モデムが接続されているケーブル ラインカードに内蔵のスペクトラム管理機能が搭載されていない場合(MC16S カードなど)、この値はラインカード上のスペクトラム分析ハードウェアから取得され、より精度の高い値になります。

show cable modem {<mac-address> | <ip-address>} cpe

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、Cisco IOS ソフトウェアの隠しコマンド show interface cable slot/port modem [sid-number] を実行して、特定のデバイスの背後に接続された CPE デバイスの MAC アドレスと IP アドレスを確認します。 このコマンドの sid-number に特定のケーブル モデムの SID を設定できます。また、sid-number に 0 を設定して、ケーブル インターフェイスに接続されているすべてのケーブル モデムを表示することもできます。

uBR7246VXR_1.0# show interface cable 3/0 modem 0
 SID   Priv bits  Type      State     IP address      method    MAC address
 1     11         modem     up        10.1.1.43       dhcp      0050.7366.12fb
 2     11         modem     up        10.1.1.35       dhcp      0090.9607.3831
 3     11         modem     up        10.1.1.37       dhcp      0090.9607.3830
 4     00         modem     up        10.1.1.42       dhcp      0001.64ff.e459
 5     11         modem     up        10.1.1.36       dhcp      0001.9659.4447
 6     00         modem     up        10.1.1.39       dhcp      0001.64ff.e4ad
 7     11         modem     up        10.1.1.33       dhcp      0001.9659.4461
 8     11         host      unknown   192.168.1.10    static    0050.5480.326e
 8     11         modem     up        10.1.1.38       dhcp      0002.fdfa.0a35
 9     00         modem     up        10.1.1.41       dhcp      0006.2854.7319
 12    00         modem     up        10.1.1.40       dhcp      0020.4089.7ed6

このコマンドは DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェアでも使用できますが、show cable modem {mac-address | ip-address} cpe コマンドを実行して、特定のケーブル モデムに接続されている CPE デバイスの詳細を表示することもできます。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem 0006.2854.7319 cpe
 IP address        MAC address
 192.168.1.50      0000.0c02.f4be

次の表は、このコマンドの出力の一部のフィールドについて説明します。

フィールド

説明

IP address

指定したケーブル モデムに接続されている CPE デバイスの IP アドレス。

MAC Address

指定したケーブル モデムに接続されている CPE デバイスの MAC アドレス。

show cable modem {<mac-address> | <ip-address>} qos

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem コマンドを実行すると、各ケーブル モデムに関連付けられている DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイル番号がリスト表示されます。 次に show cable qos profile コマンドを実行して、各 QoS プロファイル番号に対応する QoS パラメータを表示できます。

uBR7246VXR_1.0# show cable modem 10.1.1.35
 Interface   Prim Online    Timing Rec    QoS CPE IP address   MAC address
             Sid  State     Offset Power
 Cable3/0/U1 1    online(pt) 2799  0.75   5   0   10.1.1.35    0090.9607.3831
 uBR7246VXR_1.0# show cable qos profile 5
 ID  Prio Max       Guarantee Max        Max   TOS  TOS   Create  B     IP prec
          upstream  upstream  downstream tx    mask value by      priv  rate
          bandwidth bandwidth bandwidth  burst                    enab  enab
 5   0    200000    0         1500000    1600  0x0  0x0   cm      yes   no

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、ケーブル モデムに関連付けられている DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータを表示する新しい方法が多数あります。 この方法の 1 つが show cable modem {mac-address | ip-address} qos コマンドです。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem 10.1.1.41 qos
 Sfid  Dir Curr  Sid   Sched  Prio MaxSusRate  MaxBrst   MinRsvRate  Throughput
           State       Type
 7     US  act   3     BE     0    200000      1522      0           190968
 8     DS  act   N/A   BE     0    15000000    1522      0           11291458

この例では、IP アドレス 10.1.1.41 のケーブル モデムには、関連付けられているサービス フローが 2 つあります(7 と 8)。 次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sfid

このサービスフローに関連付けられているスケジューリング タイプ。

Dir

アップストリーム サービス フローに対して US を、ダウンストリーム サービス フローに対して DS を設定します。

Curr State

このサービス フローの状態。

  • pro - プロビジョニングされていますが、許可状態でもなければ、アクティブ状態でもありません。

  • adm - 許可状態ですが、アクティブ状態ではありません。

  • act - アクティブ状態です。

Sid

アップストリーム サービス フローの場合、このサービス フローに関連付けられている SID 番号になります。 ダウンストリーム サービス フローは SID を使用しません。

Sched Type

Service Flow Scheduling Type:

  • BE - Best Effort

  • UGS - Unsolicited Grant Service

  • UGS_AD - Unsolicited Grant Service with Activity Detection

  • RTPS - Real-Time Polling Service

  • NRTPS - Non-Real-Time Polling Service Flow

Prio

サービス フローのプライオリティは、このサービス フローに関連付けられている帯域幅要求に与えられるプライオリティを示します。 0 が最低で、7 が最高です。

MaxSusRate

トークン バケット ポリシング アルゴリズムによって実行された、このサービス フローに対する Maximum Allowed Traffic Rate(bps)。

MaxBrst

トークン バケット トラフィック ポリシング アルゴリズムで使用される、このサービス フローに対する Maximum Traffic Burst(バイト)。

MinRsvRate

(最小限のスループットを確保するために)このサービス フローに Minimum Reserved Rate が設定されている場合、このフィールドにその値(bps)が表示されます。

Throughput

直前の 1 秒間で計算した、このサービス フロー上の現在のスループット(bps)。

show cable modem {<mac-address> | <ip-address>} qos verbose

このコマンドは、親コマンドである show cable modem {mac-address | ip-address} qos よりも詳細な情報を表示します。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem 10.1.1.40 qos verbose
 Sfid                                    : 24
 Current State                           : Active
 Sid                                     : 12
 Traffic Priority                        : 0
 Maximum Sustained rate                  : 200000 bits/sec
 Maximum Burst                           : 1600 bytes
 Mimimum Reserved rate                   : 0 bits/sec
 Minimum Packet Size                     : 64 bytes
 Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
 Active QoS Timeout                      : 0 seconds
 Maximum Concatenated Burst              : 1600 bytes
 Scheduling Type                         : Best Effort
 Request/Transmission policy             : 0x0
 IP ToS Overwrite[AND-mask, OR-mask]     : 0xFF, 0x0
 Current Throughput                      : 0 bits/sec, 0 packets/sec
 Sfid                                    : 25
 Current State                           : Active
 Sid                                     : N/A
 Traffic Priority                        : 0
 Maximum Sustained rate                  : 1500000 bits/sec
 Maximum Burst                           : 1522 bytes
 Mimimum Reserved rate                   : 0 bits/sec
 Minimum Packet Size                     : 64 bytes
 Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
 Active QoS Timeout                      : 0 seconds
 Maximum Latency                         : 0 usecs
 Current Throughput                      : 0 bits/sec, 0 packets/sec

このコマンドからのコマンド出力は、ケーブル モデムに関連付けられている各サービス フローに対して show interface cable slot/port service-flow service-flow-index qos verbose コマンドを実行した場合と同じです。 したがって、このコマンド出力の詳細については、「show interface cable slot/port service-flow service-flow-index qos verbose」のセクションを参照してください。

show cable modem [<mac-address> | <ip-address> | <interface>] connectivity

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port sid sid-number connectivity コマンドを実行すると、ケーブル モデムの接続統計情報が取得できます。

uBR7246VXR_1.0# show interface cable 3/0 sid 5 connectivity
 Sid   1st time    Times  %online     Online time            Offline time
       online      Online          min     avg     max     min     avg     max
 5     Mar 05 2002 1      99.99   00:00   1d19h   1d19h   00:08   00:08   00:08

DOCSIS 1.1 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、このコマンドは廃止されました。 このコマンドは show cable modem connectivity コマンドに置き換えられました。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem connectivity
 Prim  1st time    Times  %online     Online time            Offline time
 Sid   online      Online          min     avg     max     min     avg     max
 1     Mar 06 2002 1      99.99   00:00   14h44m  14h44m  00:05   00:05   00:05
 2     Mar 06 2002 1      99.98   00:00   14h44m  14h44m  00:08   00:08   00:08
 3     Mar 06 2002 1      99.98   00:00   14h44m  14h44m  00:08   00:08   00:08
 4     Mar 06 2002 41     98.53   00:59   21:14   3h38m   00:05   00:18   00:20
 5     Mar 06 2002 1      99.99   00:00   14h43m  14h43m  00:05   00:05   00:05
 6     03:26:18    6      99.86   00:42   2h27m   13h23m  00:05   00:12   00:14
 7     Mar 06 2002 1      99.99   00:00   14h43m  14h43m  00:05   00:05   00:05
 8     14:29:59    1      99.99   00:00   14h43m  14h43m  00:05   00:05   00:05

注:CMTS 上で clear counters コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドは 0 にリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Prim Sid

このケーブル モデムに関連付けられているプライマリ アップストリームの SID 番号。

1st time online

ケーブル モデムが最初にオンライン状態になった時の CMTS の時刻。 このコマンドを実行した日とケーブル モデムがオンライン状態になった日が同じ場合、hh:mm:ss の形式で表示されます。それ以外の場合はケーブル モデムがオンライン状態になった日付が表示されます。

Times Online

このケーブル モデムがオンライン状態になった回数。

%online

(アクティブ状態になってから)ケーブル モデムが online 状態であった時間の割合。 

Online Time min

このケーブル モデムがオンライン状態であった最短時間。

Online Time avg

このケーブル モデムがオンライン状態であった平均時間。

Online Time max

このケーブル モデムがオンライン状態であった最長時間。

Offline Time min

このケーブル モデムがオンライン状態になった後オフライン状態であった最短時間。

Offline Time avg

このケーブル モデムがオンライン状態になった後オフライン状態であった平均時間。

Offline Time max

このケーブル モデムがオンライン状態になった後オフライン状態であった最長時間。

show cable modem [<mac-address> | <ip-address> | <interface>] counters

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port sid counters コマンドを実行して、SID ごとのパケット カウンタとオクテット カウンタの値を取得できます。

uBR7246VXR_1.0# show interface cable 3/0 sid counters
 Sid   Inpackets  Inoctets   Outpackets Outoctets  Ratelimit  Ratelimit
                                                   BWReqDrop  DSPktDrop
 1     246        23586      241        21854      0          0
 2     1773       260409     0          0          0          0
 3     491        47796      478        43175      0          0
 4     434        41058      423        38592      0          0
 5     256        24434      244        22125      0          0
 6     299        28445      289        26264      0          0
 7     256        24701      246        22231      0          0
 8     195        18342      186        16212      0          0

このコマンドは、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでも使用できます。 ただし、DOCSIS 1.1 では、SID はアップストリーム専用のエンティティです。 したがって、このコマンドの DOCSIS 1.1 バージョンでは、アップストリーム カウンタしか表示されません。 DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem counters コマンドという新しいコマンドが用意されています。このコマンドは、ケーブル モデムに関連付けられているすべてのサービス フローに関して、アップストリームとダウンストリームのオクテット総数とパケット総数を表示します。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem counters
 MAC Address    US Packets   US Bytes   DS Packets   DS Bytes
 0020.4089.7ed6 3960         372364     3953         363690
 0090.9607.3831 3949         370690     3946         363186
 0090.9607.3830 3949         370690     3946         363186
 0002.fdfa.0a35 5460         549567     9279         895697
 0001.64ff.e4ad 7154         694009     5333         497295
 0006.2854.7319 2208         210217     5430         484154
 0001.64ff.e459 3961         372227     3955         363770
 0001.9659.4461 11826        1062992    4546         424924

注:CMTS 上で clear counters コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドは 0 にリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

MAC Address

ケーブル モデムの MAC アドレス。

US Packets

ケーブル モデムから CMTS が受信したアップストリーム データ パケットの総数。

US Bytes

ケーブル モデムから CMTS が受信したアップストリーム データ バイトの総数。

DS Packets

CMTS からケーブル モデムへ直接送信されたダウンストリーム データ パケットの総数。 ブロードキャスト パケットとマルチキャスト パケットは、この数には含まれません。

DS Bytes

CMTS からケーブル モデムへ直接送信されたダウンストリーム データ バイトの総数。 ブロードキャスト パケットとマルチキャスト パケットのバイト数は、この数には含まれません。

show cable modem [<mac-address> | <ip-address> | <interface>] flap

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable flap-list コマンドを実行して、ケーブル モデムのフラップ統計情報を取得できます。

uBR7246VXR_1.0# show cable flap-list
 MAC Address    Upstream    Ins  Hit   Miss  CRC   P-Adj Flap  Time
 0006.2854.7319 Cable3/0/U1 110  113   551   0     0     220   Mar 16 14:14:26
 0000.f025.1bd9 Cable3/0/U1 0    851   1     0     0     1     Mar 16 13:51:32
 0050.7366.12fb Cable3/0/U0 1    2026  8     0     0     2     Mar 16 14:05:07

このコマンドは、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでも使用できます。 ただし、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem flap コマンドという新しいコマンドを使用できます。 このコマンドを実行すると、フラップ リスト内のケーブル モデムだけでなく、すべてのケーブル モデムのフラップ統計情報を表示できます。

このコマンドの出力例を次に示します。ケーブル モデムの中には、フラップの記録値が 0 になっているものがあることに注意してください。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem flap
 MAC Address    I/F     Ins   Hit   Miss  CRC   P-Adj   Flap  Time
 0000.f025.1bd9 C3/0/U1 67    205   522   0     0       134   Mar 18 15:39:21
 0090.9607.3831 C3/0/U1 0     291   0     0     0       0
 0001.9659.4461 C3/0/U1 0     278   1     0     0       1     Mar 18 15:08:58
 0001.64ff.e4ad C3/0/U1 0     277   0     0     1       1     Mar 18 15:18:09
 0006.2854.7319 C3/0/U1 0     277   0     0     1       1     Mar 18 15:17:44
 0001.64ff.e459 C3/0/U1 0     277   0     0     0       0
 0020.4089.7ed6 C3/0/U1 0     274   0     0     1       1     Mar 18 15:18:14

注:CMTS 上で clear cable flap-list {all | mac-address} コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドは 0 にリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

MAC Address

ケーブル モデムの MAC アドレス。

I/F

ケーブル モデムが接続されているダウンストリーム ケーブル インターフェイスとアップストリーム ポート。

Ins

このケーブル モデムが、フラップリスト挿入時間で指定された期間内にオンライン状態になるように連続的に試行した回数をカウントします。 挿入とは、ケーブル モデムが初期レンジングを介してオンライン状態になることを試行した場合と定義されます。 フラップリスト挿入時間はデフォルトで 180 秒が設定されています。また、cable flap-list insertion-time seconds グローバル設定コマンドを実行して、設定することもできます。 このカウンタが増分するごとに、Flap カウンタも増分します。

Hit

このケーブル モデムが Station Maintenance Keepalive Request に応答した回数をカウントします。

Miss:

このケーブル モデムが Station Maintenance Keepalive Request に応答しなかった回数をカウントします。 ケーブル モデムで、連続ミス回数しきい値よりも多くの連続ミスが発生すると、次に応答があった場合に、Flap カウンタが増分します。 連続ミスしきい値はデフォルトでは 6 に設定されています。また、cable flap-list miss-threshold misses グローバル設定コマンドを実行して、これを設定することもできます。

CRC

このケーブル モデムから受信したフレームで、CRC エラーを含むフレーム数をカウントします。

P-Adj

このケーブル モデムがフラップリスト電力調整しきい値を超えて、アップストリーム出力電力を変更するように指示された回数をカウントします。 フラップリスト電力調整しきい値はデフォルトで 2 dB が設定されています。また、cable flap-list power-adjust threshold dB グローバル設定コマンドを実行して、設定することもできます。 このカウンタが増分するごとに、Flap カウンタも増分します。

Flap

このケーブル モデムがフラップ イベントを登録した回数をカウントします。

Time

このケーブル モデムが Flap カウンタを増分させたフラップ イベントを記録した(システム クロックによる)最後の時刻。

show cable modem [<mac-address> | <ip-address> | <interface>] mac

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem detail コマンドを実行して、ケーブル モデムの機能を表示できます。

uBR7246VXR_1.0# show cable modem detail
 Interface   SID  MAC address    Max CPE  Concatenation  Rx SNR
 Cable3/0/U1 1    0090.9607.3831 3        no             29.17
 Cable3/0/U1 2    0006.2854.7319 15       yes            29.88
 Cable3/0/U1 3    0001.9659.4461 3        yes            29.26
 Cable3/0/U1 4    0001.9659.4447 3        yes            29.31
 Cable3/0/U1 5    0001.64ff.e459 50       yes            29.47
 Cable3/0/U1 6    0001.64ff.e4ad 50       yes            29.66
 Cable3/0/U1 7    0020.4089.7ed6 3        no             29.58
 Cable3/0/U1 8    0000.f025.1bd9 1        no             29.41

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem detail コマンドは廃止されました。 ただし、DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem mac コマンドを実行することで、ケーブル モデムが CMTS に登録された際にそのモデムによってアドバタイズされた、ケーブル モデムの DOCSIS レイヤ機能を表示できます。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem mac
 MAC Address    MAC         Prim  Ver     Frag  Concat PHS   Priv  DS    US
                State       Sid                                    Saids Sids
 0020.4089.7ed6 online      1     DOC1.0  no    no     no    BPI   0     0
 0090.9607.3831 online(pt)  2     DOC1.0  no    no     no    BPI   0     0
 0001.64ff.e459 online      3     DOC1.0  no    yes    no    BPI   0     0
 0001.9659.4461 online(pt)  4     DOC1.0  no    yes    no    BPI   0     0
 0006.2854.7319 online      5     DOC1.1  yes   yes    yes   BPI+  0     4
 0001.64ff.e4ad online      6     DOC1.1  yes   yes    yes   BPI+  0     4
 0000.f025.1bd9 init(rc)    8     DOC1.0  no    no     no    BPI   0     0
 0090.9607.3830 online(pt)  1     DOC1.0  no    no     no    BPI   0     0
 0002.fdfa.0a35 online(pt)  2     DOC1.1  yes   yes    yes   BPI+  0     4

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

MAC Address

ケーブル モデムの MAC アドレス。

MAC State

ケーブル モデムが CMTS と確立した接続状態。 モデムは通常 offlineonline として表示されるか、多数の init または reject 状態のいずれかとして表示されます。

Prim Sid

このケーブル モデムに関連付けられているプライマリ SID 番号。

Ver

このケーブル モデムがサポートしている DOCSIS 仕様のバージョン。 DOCSIS 1.0 機能しか備わっていないケーブル モデムには、DOC1.0 が表示されます。 DOCSIS 1.1 機能が備わっているケーブル モデムには、DOC1.1 が表示されます。

注:このフィールドは必ずしも、ケーブル モデムが動作しているモードを示しているわけではありません。  DOCSIS 1.1 対応ケーブル モデムは、DOCSIS 1.0 モードで動作できます。

Frag

このケーブル モデムが DOCSIS 1.1 スタイルの断片化を実行できる場合、このフィールドは yes に設定されます。 このケーブル モデムが DOCSIS 1.1 スタイルの断片化を実行できない場合、このフィールドは no に設定されます。

Concat

このケーブル モデムが連結を実行できる場合、このフィールドは yes に設定されます。 このケーブル モデムが連結を実行できない場合、このフィールドは no に設定されます。

PHS

こののケーブル モデムが DOCSIS 1.1 スタイルの PHS を実行できる場合、このフィールドは yes に設定されます。 このケーブル モデムが DOCSIS 1.1 スタイルの PHS を実行できない場合、このフィールドは no に設定されます。

Priv

このケーブル モデムが BPI+ 暗号化をサポートできる場合、このフィールドは BPI+ に設定されます。そうでない場合は BPI に設定されます。

DS Saids

このケーブル モデムがサポートできる BPI+ スタイルのダウンストリーム Security Association Identifier(SAID)の数。 DOCSIS 1.1 モードで動作可能なケーブル モデムに対してしか、このフィールドは意味を持ちません。

US Sids

このケーブル モデムがサポートできるアップストリーム SID の数。 DOCSIS 1.1 モードで動作可能なケーブル モデムに対してしか、このフィールドは意味を持ちません。

show cable modem [<mac-address> | <ip-address> | <interface>] phy

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem detail コマンドを実行して、ケーブル モデムごとのアップストリーム SNR 推定値を取得できます。 また、show cable modem remote-query コマンドを実行して、ケーブル モデムごとのダウンストリーム信号統計情報を取得することもできます。

uBR7246VXR_1.0# show cable modem detail
 Interface   SID  MAC address    Max CPE  Concatenation  Rx SNR
 Cable3/0/U1 1    0090.9607.3831 3        no             29.17
 Cable3/0/U1 2    0006.2854.7319 15       yes            29.88
 Cable3/0/U1 3    0001.9659.4461 3        yes            29.26
 Cable3/0/U1 4    0001.9659.4447 3        yes            29.31
 Cable3/0/U1 5    0001.64ff.e459 50       yes            29.47
 Cable3/0/U1 6    0001.64ff.e4ad 50       yes            29.66
 Cable3/0/U1 7    0020.4089.7ed6 3        no             29.58
 Cable3/0/U1 8    0000.f025.1bd9 1        no             29.41
 uBR7246VXR_1.0# show cable modem remote-query
 Remote Query Polling State : Active
 IP address   MAC address     S/N    US     DS    Tx Time Micro (dB) Modem
                              Ratio  Power  Power Offset  Reflection State
 10.1.1.12    0000.f025.1bd9   0.0    0.0    0.0  0       0          online
 10.1.1.35    0090.9607.3831  37.2   27.0    5.9  12421   7          online(pt)
 10.1.1.33    0001.9659.4461  36.6   27.0    0.0  12425   15         online(pt)
 10.1.1.39    0001.64ff.e4ad  35.2   20.8  -12.6  12417   19         online
 10.1.1.36    0001.9659.4447  37.4   27.0    0.0  12424   13         online(pt)
 10.1.1.41    0006.2854.7319   0.0    0.0    0.0  0       0          init(i)
 10.1.1.42    0001.64ff.e459  34.5   21.8  -14.4  12415   15         online
 10.1.1.40    0020.4089.7ed6  38.5   28.0    0.0  12415   40         online

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem detail コマンドは廃止されました。 ただし、show cable modem remote-query コマンドはまだ使用できます。 この 2 つのコマンドの機能は、新規の show cable modem phy コマンドに統合されました。このコマンドは、ダウンストリームとアップストリームの信号特性をケーブル モデムごとに表示します。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem phy
 MAC Address    USPwr  USSNR  Timing MicroReflec DSPwr  DSSNR
                (dBmV) (dBmV) Offset (dBc)       (dBmV) (dBmV)
 0001.64ff.e4ad 19.8   18.99  2807   19          -12.8  35.02
 0000.f025.1bd9 0.0    19.74  2286   0           0      -----
 0001.9659.4447 27.0   21.24  2812   13          0      37.04
 0001.9659.4461 26.0   21.64  2814   15          0      36.06
 0001.64ff.e459 20.8   22.42  2803   15          -14.7  34.05
 0020.4089.7ed6 26.0   24.34  2800   41          0      38.05
 0090.9607.3831 27.0   23.62  2805   7           5.6    37.02
 0090.9607.3830 24.0   17.62  2806   7           5.1    37.05
 0050.7366.12fb 0.0    18.14  2287   0           0      -----
 0002.fdfa.0a35 20.0   18.25  2807   15          -12.8  33.04

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

MAC Address

ケーブル モデムの MAC アドレス。

USPwr(dBmV)

このケーブル モデムが送信しているアップストリーム電力レベル(dBmV)。

注:この値は SNMP を介してケーブル モデムから取得します。またこの値を取得するには、cable modem remote-query 機能が適切に設定されている必要があります。 

USSNR(dBmV)

CMTS アップストリーム ポートで測定される、このケーブル モデムが生成する信号のアップストリーム信号対雑音比の推定値。

注:内蔵スペクトラム管理機能を搭載していないケーブル ラインカードの場合、この値は単なる推定値です。 

Timing Offset

ケーブル モデムのレンジング時間オフセット(単位は 1/10,240,000 秒)。

MicroReflec(dBc)

このインターフェイス上で認識されたインチャネル応答など、マイクロリフレクションの合計(信号レベル未満の dBc 値)。

注:この値は SNMP を介してケーブル モデムから取得します。またこの値を取得するには、cable modem remote-query 機能が適切に設定されている必要があります。 

DSPwr(dBmV)

ケーブル モデムが受信したダウンストリーム電力レベル(dBmV)。 ケーブル モデムがダウンストリーム受信電力レベルの測定をサポートしていない場合、このフィールドは 0 に設定されます。

注:この値は SNMP を介してケーブル モデムから取得します。またこの値を取得するには、cable modem remote-query 機能が適切に設定されている必要があります。 

DSSNR(dBmV)

ケーブル モデムで測定したダウンストリーム信号対雑音比。

注:この値は SNMP を介してケーブル モデムから取得します。またこの値を取得するには、cable modem remote-query 機能が適切に設定されている必要があります。 

show cable modem [<mac-address> | <ip-address> | <interface>] registered

show cable modem registered コマンドの出力は、DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェア リリースと、DOCSIS 1.1 ベースの Cisco IOS ソフトウェアのリリースでは変更されていません。 ただし、このコマンドの出力を使用して、どのケーブル モデムが DOCSIS 1.1 モードで動作しているかすばやく評価できるため、このコマンドには、新しい意味が追加されました。 DOCSIS 1.0 QoS Profile に 2 が表示されたケーブル モデムは、DOCSIS 1.1 モードで動作していると考えられます。

またこのコマンドの出力形式は DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェア リリースの show cable modem コマンドと同じです。 このため、DOCSIS 1.1 スタイルの show cable modem コマンド出力形式に精通していないユーザにとっても、出力の解釈が簡単になります。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem registered
 Interface Prim Online      Timing Rec    QoS CPE IP address   MAC address
           Sid  State       Offset Power
 C3/0/U1   1    online      2807   0.75   11  0   10.1.1.39    0001.64ff.e4ad
 C3/0/U1   3    online(pt)  2812   0.00   5   0   10.1.1.36    0001.9659.4447
 C3/0/U1   4    online(pt)  2814   0.00   5   0   10.1.1.33    0001.9659.4461
 C3/0/U1   5    online      2803   0.00   11  0   10.1.1.42    0001.64ff.e459
 C3/0/U1   6    online      2800   -1.00  5   0   10.1.1.40    0020.4089.7ed6
 C3/0/U1   7    online(pt)  2805   0.50   5   0   10.1.1.35    0090.9607.3831
 C3/0/U1   8    online      2807   -0.50  2   0   10.1.1.41    0006.2854.7319
 

注:上記出力の最後のケーブル モデムには、DOCSIS 1.0 QoS プロファイルに 2 が表示されています。  これはこのケーブル モデムが DOCSIS 1.1 モードで動作していることを示しています。 他のすべてのケーブル モデムは、DOCSIS 1.0 モードで動作していることが示されています。

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Interface

ケーブル モデムが接続されているダウンストリーム ケーブル インターフェイスとアップストリーム ポート。

Prim Sid

このケーブル モデムに関連付けられているプライマリ SID 番号。

Online State

ケーブル モデムが CMTS と確立した接続状態。 このフィールドは、DOCSIS 1.0 形式の show cable modem コマンド出力の Online State 列と同じ意味を持っています。 モデムは通常 offlineonline として表示されるか、多数の init または reject 状態のいずれかとして表示されます。

Timing Offset

ケーブル モデムのレンジング時間オフセット(単位は 1/10,240,000 秒)。

Rec Power

このケーブル モデムに対し、CMTS アップストリーム ポートで測定された、アップストリームの受信電力レベル。

QoS

このケーブル モデムに割り当てられた、DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイル。 QoS プロファイル番号 2 がケーブル モデムに割り当てられている場合、ケーブル モデムは DOCSIS 1.1 モードで動作しています。 そうでない場合、この QoS プロファイルに対応した DOCSIS 1.0 サービス クラス パラメータが表示されます(show cable qos-profile コマンドを実行してください)。

CPE

このケーブル モデムに現在接続されている、アクティブな CPE デバイスの数。

IP address

このケーブル モデムの IP アドレス。

MAC Address

このケーブル モデムの MAC アドレス。

show cable modem [<mac-address> | <ip-address> | <interface>] verbose

show cable modem verbose コマンドは、ケーブル モデムのほどんどすべての側面に関する詳細情報を表示します。 この単一のシンプルなコマンドは、特定のケーブル モデムに関するさまざまな情報を入手するのに有効です。

uBR7246VXR_1.1# show cable modem 0006.2854.7319 verbose
 MAC Address                         : 0006.2854.7319
 IP Address                          : 10.1.1.41
 Prim Sid                            : 3
 Interface                           : C3/0/U1
 Upstream Power                      : 320 dBmV (SNR = 29.01 dBmV)
 Downstream Power                    : 1 dBmV (SNR = 34.05 dBmV)
 Timing Offset                       : 2807
 Received Power                      : 0.50
 MAC Version                         : DOC1.1
 Provisioned Mode                    : DOC1.1
 Capabilities                        : {Frag=Y, Concat=Y, PHS=Y, Priv=BPI+}
 Sid/Said Limit                      : {Max Us Sids=4, Max Ds Saids=0}
 Optional Filtering Support          : {802.1P=N, 802.1Q=N}
 Transmit Equalizer Support          : {Taps/Symbol= 1, Num of Taps= 8}
 Number of CPE IPs                   : 1(Max CPE IPs = 5)
 CFG Max-CPE                         : 15
 Flaps                               : 1(Mar 20 18:03:47)
 Errors                              : 0 CRCs, 0 HCSes
 Stn Mtn Failures                    : 4 aborts, 0 exhausted
 Total US Flows                      : 2(2 active)
 Total DS Flows                      : 1(1 active)
 Total US Data                       : 197 packets, 21149 bytes
 Total US Throughput                 : 0 bits/sec, 0 packets/sec
 Total DS Data                       : 172 packets, 14004 bytes
 Total DS Throughput                 : 0 bits/sec, 0 packets/sec
 Active Classifiers                  : 1 (Max = NO LIMIT)
 CM Upstream Filter Group            : 4
 CM Downstream Filter Group          : 3
 CPE Upstream Filter Group           : 2
 CPE Downstream Filter Group         : 1

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

MAC Address

このケーブル モデムの MAC アドレス。

IP Address

このケーブル モデムの IP アドレス。

Prim Sid

このケーブル モデムに関連付けられているプライマリ SID 番号。

QoS Profile Index

このケーブル モデムに割り当てられた、DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイル。 QoS プロファイル番号 2 がケーブル モデムに割り当てられている場合、ケーブル モデムは DOCSIS 1.1 モードで動作しています。

Interface

ケーブル モデムが接続されているダウンストリーム ケーブル インターフェイスとアップストリーム ポート。

Upstream Power

このケーブル モデムが送信しているアップストリーム電力レベル(dBmV)。

注:この値は SNMP を介してケーブル モデムから取得します。またこの値を取得するには、cable modem remote-query 機能が適切に設定されている必要があります。 

Downstream Power

ケーブル モデムが受信したダウンストリーム電力レベル(dBmV)。 ケーブル モデムがダウンストリーム受信電力レベルの測定をサポートしていない場合、このフィールドは 0 に設定されます。

注:この値は SNMP を介してケーブル モデムから取得します。またこの値を取得するには、cable modem remote-query 機能が適切に設定されている必要があります。 

Timing Offset

ケーブル モデムのレンジング時間オフセット(単位は 1/10,240,000 秒)。

Received Power

このケーブル モデムに対し、CMTS アップストリーム ポートで測定された、アップストリームの受信電力レベル。

MAC Version

このケーブル モデムがサポートしている DOCSIS 仕様のバージョン。 DOCSIS 1.0 機能しか備わっていないケーブル モデムには、DOC1.0 が表示されます。 DOCSIS 1.1 機能が備わっているケーブル モデムには、DOC1.1 が表示されます。

Provisioned Mode

このケーブル モデムが動作するように現在プロビジョニングされている、DOCSIS 仕様のバージョン DOCSIS 1.0 モードで動作するようにプロビジョニングされているケーブル モデムには、DOC1.0 が表示されます。 DOCSIS 1.1 モードで動作するようにプロビジョニングされているケーブル モデムには、DOC1.1 が表示されます。

Capabilities

ケーブル モデムのアドバタイズされた機能。DOCSIS 1.1 スタイルの断片化(Frag=Y/N)、連結 (Concat=Y/N)、およびペイロード ヘッダー抑制(PHS=Y/N)が実行可能であることを示します。 また、サポートされている BPI のバージョンも表示します(Priv=BPI+/BPI)。

Sid/Said Limit

このケーブル モデムがサポートできるアップストリーム SID の数(Max Us Sids)と、このケーブル モデムがサポートできる BPI+ スタイルのダウンストリーム SAID の数(Max Ds Saids)。 DOCSIS 1.1 モードで動作可能なケーブル モデムに対してしか、このフィールドは意味を持ちません。

Optional Filtering Support

802.1P および 802.1Q フィルタリングをサポートするケーブル モデムの機能。 DOCSIS 1.1 モードで動作可能なケーブル モデムに対してしか、このフィールドは意味を持ちません。

Transmit Equalizer Support

このケーブル モデムでサポートされている、Upstream Transmit Pre-Equalizer(アップストリーム伝送プレイコライザ)のタップ数と、シンボルごとのタップ数。 DOCSIS 1.1 モードで動作可能なケーブル モデムに対してしか、このフィールドは意味を持ちません。

Number of CPE IPs

このケーブル モデムの背後で検出された CPE デバイスの数。このケーブル モデムの背後で許可されている CPE IP アドレスの最大許容数がその後に表示されます。

CFG Max-CPE

このケーブル モデムに接続されていて、ネットワークへの同時アクセスを許可されている CPE デバイスの最大数。

Flaps

このケーブル モデムにによって記録されるフラップ数、および最新のフラップが発生した時刻(CMTS クロックに準拠)。

Errors

このケーブル モデムからのアップストリーム送信で記録された、CRC エラーと Header Check Sum(HCS)エラーの数。

Stn Mtn Failures

このケーブル モデムの Ranging Aborts カウンタと、Ranging Exhausted カウンタの数。 ケーブル モデムで受信されたアップストリーム送信が、ステーション メンテナンスのポーリングで 16 回連続して CMTS で受け付けられなかった場合、Ranging Abort がケーブル モデムに送信されます。 ケーブル モデムが、ステーション メンテナンスのポーリングで 16 回連続応答できなかった場合、Ranging Exhausted 状況が発生します。

Total US Flows

このケーブル モデムのプロビジョニングされている、または許可されているアップストリーム サービス フローの総数。その後にアクティブなサービス フローの数が表示されます。

Total DS Flows

このケーブル モデムのプロビジョニングされている、または許可されているダウンストリーム サービス フローの総数。その後にアクティブなサービス フローの数が表示されます。

Total US Data

このケーブル モデムから CMTS が受信したアップストリーム データ パケットとバイトの総数。

Total US Throughput

このケーブル モデムに関連付けられていて、アクティブ状態のすべてのアップストリーム サービス フローをまとめた、現時点におけるアップストリーム スループット。

Total DS Data

このケーブル モデムに CMTS が送信したダウンストリーム データ パケットとバイトの総数。 この値にはブロードキャストまたはマルチキャストのパケットは含まれていません。

Total DS Throughput

このケーブル モデムに関連付けられていて、アクティブ状態のすべてのダウンストリーム サービス フローをまとめた、現時点におけるダウンストリーム スループット。

Active Classifiers

このケーブル モデムのサービス フローにアクティブに関連付けられている分類子の数。このケーブル モデムに関連付けることが可能な分類子の最大数がその後に表示されます。 DOCSIS 1.1 モードで動作可能なケーブル モデムに対してしか、このフィールドは意味を持ちません。 

CM Upstream Filter Group

ケーブル モデム自体から着信するアップストリーム トラフィックに適用される DOCSIS CMTS パケット フィルタ グループ番号。 このフィールドは、DOCSIS 1.1 モードでプロビジョニングされているケーブル モデムに対してしか表示されません。DOCSIS 1.1 では、適切な加入者管理フィルタ グループは DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内で適用されています。

CM Downstream Filter Group

ケーブル モデム自体へ着信するダウンストリーム トラフィックに適用される DOCSIS CMTS パケット フィルタ グループ番号。 このフィールドは、DOCSIS 1.1 モードでプロビジョニングされているケーブル モデムに対してしか表示されません。DOCSIS 1.1 では、適切な加入者管理フィルタ グループは DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内で適用されています。

CPE Upstream Filter Group

ケーブル モデムに接続されている CPE から着信するアップストリーム トラフィックに適用される DOCSIS CMTS パケット フィルタ グループ番号。 このフィールドは、DOCSIS 1.1 モードでプロビジョニングされているケーブル モデムに対してしか表示されません。DOCSIS 1.1 では、適切な加入者管理フィルタ グループは DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内で適用されています。

CPE Downstream Filter Group

ケーブル モデムに接続されている CPE へ着信するダウンストリーム トラフィックに適用される DOCSIS CMTS パケット フィルタ グループ番号。 このフィールドは、DOCSIS 1.1 モードでプロビジョニングされているケーブル モデムに対してしか表示されません。DOCSIS 1.1 では、適切な加入者管理フィルタ グループは DOCSIS コンフィギュレーション ファイル内で適用されています。

show interface cable <slot>/<port>

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアのリリースにより、非常に多くの新機能が show interface cable slot/port コマンド シリーズに組み込まれました。 このセクションでは、DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアから DOCSIS 1.1 ベースの Cisco IOS ソフトウェアへの間で新しく導入されたか、大幅に変更された show interface cable slot/port サブコマンドのうち、一般的に使用されているものについて詳細に説明します。

show interface cable <slot>/<port> downstream

show interface cable slot/port downstream コマンド出力には、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアで、複数の予備フィールドが表示されます。 コマンド出力の最初の 3 行は、DOCSIS 1.0 対応の Cisco IOS ソフトウェアと同じです。 コマンド出力の最後の 4 行は、DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェア独自のものです。 このコマンドの出力例を次に示します。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 downstream
 Cable3/0: Downstream is up
      348 packets output, 27855 bytes, 0 discarded
      0 output errors
      9 total active devices, 8 active modems
         Total downstream bandwidth: 30341646
         Total downstream reserved bandwidth: 50000
         Worst case latency for low latency queue: 0 usecs
         Current Upper limit for worst case latency: 0 usecs

注:clear interface コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのダウンストリーム出力カウンタがリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Packets Output

このケーブル インターフェイスによってダウンストリーム方向に送信されたデータ パケット数。

Bytes

このケーブル インターフェイスによってダウンストリーム方向に送信されたデータ パケットに関連付けられているバイト数。

Discarded

CMTS のメモリ不足、インターフェイス MTU に対して大きすぎるフレームなどのエラーが原因で、ダウンストリームで送信されなかったパケット数。

Output Errors

送信エラーが原因で送信できなかったパケット数。

Total Active Devices

このケーブル インターフェイスに接続されているアクティブなケーブル モデムと CPE の総数。

Active Modems

このケーブル インターフェイスに接続されているアクティブなケーブル モデム数。

Total Downstream Bandwidth

このケーブル インターフェイスに関連付けられているダウンストリーム帯域幅(bps)。

Total Downstream Reserved Bandwidth

ダウンストリームの Min Reserved Traffic Rate パラメータを利用するダウンストリーム サービス フロー用に予約されるダウンストリーム帯域幅の合計。

Worst Case Latency for Low Latency Queue

このケーブル インターフェイスの Max DS Latency パラメータを利用するダウンストリーム サービス フローで発生する可能性がある最悪の遅延。

Current Upper Limit for Worst Case Latency

このケーブル インターフェイス上に存在している任意のダウンストリーム サービス フローに対し、指定された最低の Max DS Latency パラメータ。 Low Latency Queue に対する Worst Case Latency が、Worst Case Latency に対する Current Upper Limit よりも大きくなるダウンストリーム サービス フローが存在し、DS サービス フローの許可が試行された場合、そのサービス フローは許可されません。

show interface cable <slot>/<port> mac-scheduler <upstream-port-number>

DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port upstream upstream-port-number コマンドを実行して、アップストリームのスケジューリングとパフォーマンスに関する統計情報を表示できます。

uBR7246VXR_1.0# show interface cable 3/0 upstream 0
 Cable3/0: Upstream 0 is administratively down
      Received 0 broadcasts, 0 multicasts, 0 unicasts
      0 discards, 0 errors, 0 unknown protocol
      0 packets input, 0 uncorrectable
      0 noise, 0 microreflections
      Total Modems On This Upstream Channel : 0 (0 active)
      Default MAC scheduler
      Queue[Rng Polls]  0/64, fifo queueing, 0 drops
      Queue[Cont Mslots]  0/104, fifo queueing, 0 drops
      Queue[CIR Grants]  0/64, fair queueing, 0 drops
      Queue[BE Grants]  0/64, fair queueing, 0 drops
      Queue[Grant Shpr]   0/64, calendar queueing, 0 drops
      Reserved slot table currently has 0 CBR entries
      Req IEs 0, Req/Data IEs 0
      Init Mtn IEs 0, Stn Mtn IEs 0
      Long Grant IEs 0, Short Grant IEs 0
      Avg upstream channel utilization : 0%
      Avg percent contention slots : 0%
      Avg percent initial ranging slots : 0%
      Avg percent minislots lost on late MAPs : 0%
      Total channel bw reserved 0 bps
      CIR admission control not enforced
      Admission requests rejected 0
      Current minislot count   : 2865362    Flag: 0
      Scheduled minislot count : 2865402    Flag: 0

show interface cable slot/port upstream コマンドは、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでも使用できます。 ただし、DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアのこのコマンドによって表示された複数のフィールドは、(DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアで)show interface cable slot/port mac-scheduler upstream-port-number コマンド出力に移動しました。 また、このコマンドの出力には DOCSIS 1.1 アップストリーム スケジューリング メカニズムの詳細情報が表示されるようになりました。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 mac-scheduler 1
 DOCSIS 1.1 MAC scheduler for Cable3/0/U1
      Queue[Rng Polls] 0/64, 0 drops
      Queue[CIR Grants] 0/64, 0 drops
      Queue[BE(7) Grants] 0/64, 0 drops
      Queue[BE(6) Grants] 0/64, 0 drops
      Queue[BE(5) Grants] 0/64, 0 drops
      Queue[BE(4) Grants] 0/64, 0 drops
      Queue[BE(3) Grants] 0/64, 0 drops
      Queue[BE(2) Grants] 0/64, 0 drops
      Queue[BE(1) Grants] 0/64, 0 drops
      Queue[BE(0) Grants] 0/64, 0 drops
      Req Slots 81256509, Req/Data Slots 0
      Init Mtn Slots 568433, Stn Mtn Slots 68664
      Short Grant Slots 2261, Long Grant Slots 2064698
      Awacs Slots 0
      Fragmentation count 6
      Fragmentation test disabled
      Avg upstream channel utilization : 1%
      Avg percent contention slots : 97%
      Avg percent initial ranging slots : 2%
      Avg percent minislots lost on late MAPs : 0%
      Sched Table Adm-State: Grants 1, Reqpolls 1, Util 20%
      UGS    : 0 SIDs, Reservation-level in bps 0
      UGS-AD : 1 SIDs, Reservation-level in bps 412800
      RTPS   : 0 SIDs, Reservation-level in bps 0
      NRTPS  : Not Supported
      BE     : 8 SIDs, Reservation-level in bps 0

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Queue[Rng Polls]

ステーション メンテナンス許可のキューイング方法に関する統計情報を表示します。 保留中の許可数が表示されます。保留状態のステーション メンテナンス許可の許容最大数がその後に表示され、その後さらにこのアップストリーム ポート上の Grant キューがいっぱいだったためにスケジューラからドロップされたステーション メンテナンス許可数が表示されます。

Queue[CIR Grants]

このアップストリーム ポート上で Min Reserved Traffic Rate パラメータを使用するアップストリーム サービス フローに対する、データ許可のキューイング方法の統計情報を表示します。

Queue[BE(x) Grants]

アップストリームのさまざまな Traffic Priority を割り当てられたアップストリーム サービスに対する、データ許可のキューイング方法の統計情報を表示します。

Req Slots

このアップストリーム ポートのために、アドバタイズされる帯域幅要求送信チャンスの数。

Req/Data Slots

このアップストリーム ポートのために、アドバタイズされる要求/データ送信チャンスの数。

Init Mtn Slots

このアップストリーム ポートのために、アドバタイズされる初期メンテナンス(初期レンジング)チャンスの数。

Stn Mtn Slots

このアップストリーム ポートのために、アドバタイズされるステーション メンテナンス(ユニキャスト レンジング)チャンスの数。

Short Grant Slots

このアップストリーム ポートのために許可されるショート データ許可の数。

Long Grant Slots

このアップストリーム ポートのために許可されるロング データ許可の数。

Awacs Slots

ハードウェア スペクトラム管理機能を促進するために発行される許可数。 ハードウェア スペクトラム管理機能を内蔵していないケーブル ラインカードのアップストリーム ポートでは、このカウンタは増分しません。

Fragmentation Count

DOCSIS 1.1 断片化スキームを使用した、このアップストリーム ポートが受信したフレーム数。

Avg Upstream Channel Utilization

このアップストリーム ポートの、現在の平均チャネル使用率(アップストリーム データ トラフィックと DOCSIS 管理トラフィックが対象)。

Avg Percent Contention Slots

帯域幅要求チャンスの節約専用に割り当てられているアップストリーム チャネル帯域幅の、現在の平均的な割合。 通常この数値は、チャネルの 100 % から、アップストリーム データと管理トラフィックおよび初期レンジング スロットを引いた値とほぼ等しくなります。

Avg Percent Initial Ranging Slots

オンライン状態になろうとしているケーブル モデムの初期レンジング チャンスの節約専用に割り当てられているアップストリーム チャネル帯域幅の、現在の平均的な割合。

Avg Percent Minislots Lost on Late MAPs

帯域幅割り当て MAP メッセージの送信が遅れたために使用されていないミニスロットの現在の平均割り当て。

Sched Table Adm-State

許可された UGS スタイルのアップストリーム サービス フローの数(Grants)、許可された RTPS スタイルのアップストリーム サービス フローの数(Reqpolls)、およびこれらのサービス フローに関連していると予測されるチャネル使用率を記述します。

UGS

UGS スタイルのスケジューリング メカニズムを使用しているアップストリーム SID の数と、このようなアップストリーム SID によって予約されている帯域幅(bps)を表示します。

UGS-AD

UGS-AD スタイルのスケジューリング メカニズムを使用しているアップストリーム SID の数と、このようなアップストリーム SID によって予約されている帯域幅(bps)を表示します。

RTPS

RTPS スタイルのスケジューリング メカニズムを使用しているアップストリーム SID の数と、このようなアップストリーム SID によって予約されている帯域幅(bps)を表示します。

NRTPS

NRTPS スタイルのスケジューリング メカニズムを使用しているアップストリーム SID の数と、このようなアップストリーム SID によって予約されている帯域幅(bps)を表示します。

BE

BE スタイルのスケジューリング メカニズムを使用しているアップストリーム SID の数と、このようなアップストリーム SID によって予約されている帯域幅(bps)を表示します。

show interface cable <slot>/<port> qos paramset

DOCSIS 1.0 対応の Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable qos profile コマンドを実行して、DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイルに関連付けられているパラメータを表示できます。

uBR7246VXR_1.0# show cable qos profile
 ID  Prio Max       Guarantee Max        Max   TOS  TOS   Create  B     IP prec
          upstream  upstream  downstream tx    mask value by      priv  rate
          bandwidth bandwidth bandwidth  burst                    enab  enab
 1   0    0         0         0          0     0x0  0x0   cmts(r) no    no
 2   0    64000     0         1000000    0     0x0  0x0   cmts(r) no    no
 3   7    31200     31200     0          0     0x0  0x0   cmts    yes   no
 4   7    87200     87200     0          0     0x0  0x0   cmts    yes   no
 5   0    200000    0         1500000    1600  0x0  0x0   cm      yes   no
 10  0    128000    0         512000     1600  0x0  0x0   mgmt    no    no
 11  0    128000    0         1000000    1600  0x0  0x0   mgmt    no    no
 12  1    256000    0         2000000    1600  0x0  0x0   mgmt    yes   no
 13  0    20000     0         64000      1600  0x0  0x0   mgmt    no    no

このコマンドは、DOCSIS 1.1 対応の Cisco IOS ソフトウェアにも残っており、DOCSIS 1.0 スタイルの QoS プロファイルを表示します。

DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータ セットを表示するには、show interface cable slot/port qos paramset コマンドを実行します。 show interface cable slot/port service-flow コマンドを使用してサービス フローを表示した時、QoS パラメータ セットのインデックス番号を使用して、このサービス フローに関連付けられているサービス クラスを示します。 show interface cable slot/port qos paramset コマンドを実行して、この QoS パラメータ セット インデックス番号に関連付けられている実際のパラメータを表示します。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 qos paramset
 Index Name             Dir   Sched  Prio MaxSusRate  MaxBurst    MinRsvRate
 1                      US    BE     0    64000       0           0
 2                      DS    BE     0    1000000     0           0
 3                      US    BE     0    200000      1600        0
 4                      DS    BE     0    1500000     1522        0
 5                      US    BE     0    500000      1522        0
 6                      US    UGS_AD
 7                      DS    BE     0    2000000     1522        0
 8                      US    BE     0    128000      1600        0
 9                      DS    BE     0    1000000     1522        0
 10                     DS    BE     0    100000      1522        50000

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Index

この DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータ セットに関連付けられているインデックス番号。

Name

この DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータ セットに関連付けられている名前。

Dir

この QoS パラメータ セットがアップストリーム サービス フロー用のものか、ダウンストリーム サービス フロー用のものかを示します。

Sched

このサービス フローに関連付けられているスケジューリング タイプ。

  • BE - Best Effort

  • UGS - Unsolicited Grant Service

  • UGS_AD - Unsolicited Grant Service with Activity Detection

  • RTPS - Real-Time Polling Service

  • NRTPS - Non-Real-Time Polling Service

Prio

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローに関連付けられているプライオリティ。 範囲は、0(最低)〜7(最高)です。

MaxSusRate

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローに対する最大平均レートまたはスループット(bps)。

MaxBurst

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローに対する Maximum Traffic Burst Size(バイト)(トークン バケット速度制限アルゴリズムが使用しているものと同様)。 DOCSIS 1.0 システムの名前が類似する Maximum Upstream Transmit Burst フィールドと異なる点は、このフィールドの値が、アップストリーム パスで送信可能な最大フレーム サイズを必ずしも示していないという点です。

MinRsvRate

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローに対する Minimum Reserved Throughput Rate または Committed Information Rate(bps)。

show interface cable <slot>/<port> qos paramset <service-template-index> verbose

show interface cable slot/port qos paramset service-template-index verbose コマンドは、DOCSIS 1.1 スタイルの個々の QoS パラメータ セットの詳細情報を表示します。 このコマンドの出力は、個々の QoS パラメータ セットに設定されている属性の種類によって異なります。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 qos paramset 8 verbose
 Index:                                  8
 Name:
 Direction:                              Upstream
 Minimum Packet Size                     64 bytes
 Admitted QoS Timeout                    200 seconds
 Active QoS Timeout                      0 seconds
 Scheduling Type:                        Unsolicited Grant Service(AD)
 Request/Transmission Policy:            0x1FF
 Nominal Polling Interval:               10000 usecs
 Tolerated Poll Jitter:                  2000 usecs
 Unsolicited Grant Size:                 500 bytes
 Nominal Grant Interval:                 10000 usecs
 Tolerated Grant Jitter:                 2000 usecs
 Grants per Interval:                    1
 IP ToS Overwrite [AND-mask,OR-mask]:    0xFF,0x0
 Parameter Presence Bitfield:            {0x0, 0x3FC000}
 uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 qos paramset 10 verbose
 Index:                                  10
 Name:
 Direction:                              Downstream
 Traffic Priority:                       0
 Maximum Sustained Rate:                 100000 bits/sec
 Max Burst:                              1522 bytes
 Minimum Reserved Rate:                  50000 bits/sec
 Minimum Packet Size                     100 bytes
 Admitted QoS Timeout                    200 seconds
 Active QoS Timeout                      0 seconds
 Scheduling Type:                        Reserved
 Max Latency:                            20000 usecs
 Parameter Presence Bitfield:            {0x1340, 0x0}

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Index

この DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータ セットに関連付けられているインデックス番号。

Name

この DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータ セットに関連付けられている名前。

Direction

この QoS パラメータ セットがアップストリーム サービス フロー用のものか、ダウンストリーム サービス フロー用のものかを示します。

Traffic Priority

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローに関連付けられているプライオリティ。 範囲は、0(最低)〜7(最高)です。

Maximum Sustained Rate

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローに対する最大平均レートまたはスループット(bps)。

Max Burst

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローに対する Maximum Traffic Burst Size(バイト)(トークン バケット速度制限アルゴリズムが使用しているものと同様)。 DOCSIS 1.0 システムの名前が類似する Maximum Upstream Transmit Burst フィールドと異なる点は、このフィールドの値が、アップストリーム パスで送信可能な最大フレーム サイズを必ずしも示していないという点です。

Minimum Reserved Rate

この QoS サービス セットを使用しているサービス フローに対する Minimum Reserved Throughput Rate または Committed Information Rate(bps)。

Minimum Packet Size

この QoS サービス セットを使用しているサービス フローに対する最小パケット サイズ(バイト)(Minimum Reserved Rate の計算に使用されているものと同様)。

Admitted QoS Timeout

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローが Admitted 状態で、そのサービス フローでアクティビティが確認されなかった場合、どのくらいの期間(秒)その状態が続けば、サービス フローが Admitted 状態から抜け出すかを示します。 このフィールドを 0 に設定すると、この QoS パラメータ セットに関連付けられているサービス フローの Admitted QoS Timeout は無制限になります。

Active QoS Timeout

この QoS パラメータ セットを使用している Active 状態のサービス フローが、どのくらいの期間(秒)データの送受信がなければ、Active 状態および Admitted 状態から抜け出すかを示します。 このフィールドを 0 に設定すると、この QoS パラメータ セットに関連付けられているサービス フローの Active QoS Timeout は無制限になります。

Maximum Concatenated Burst

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フロー内で送信可能な連結フレームの最大長バースト(バイト)。

Scheduling Type

このサービス フローに関連付けられているスケジューリング タイプ。

Request/Transmission Policy

ビットの組み合わせによって設定される値。各ビットは、この QoS パラメータ セットに関連付けられているサービス フローが CMTS へのデータ送信を許可されている場合、または CMTS から帯域幅を要求できる場合の状況に関する情報を示します。 詳細については、「Request Transmission Policy」のセクションを参照してください。

Nominal Polling Interval

この QoS サービス パラメータ セットを使用している RTPS、NRTPS、または UGS-AD スタイルのサービス フローの連続要求チャンスの間隔(マイクロ秒)。

Tolerated Poll Jitter

この QoS パラメータ セットを使用している RTPS、NRTPS、または UGS-AD スタイルのサービス フローに対し、完全に周期的なポーリング間隔に対する最大ジッタまたは最大変動(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値。

Unsolicited Grant Size

この QoS パラメータ セットを使用している、UGS または UGS-AD スタイルのサービス フローに与えられる個々のデータ許可サイズ(バイト)。

Nominal Grant Interval

この QoS パラメータ セットを使用している UGS または UGS-AD スタイルのサービス フローに対する連続する任意のデータ許可の間隔(マイクロ秒)。

Tolerated Grant Jitter

この QoS パラメータ セットを使用している UGS または UGS-AD スタイルのサービス フローに対し、完全に周期的な任意のデータ許可に対する最大ジッタまたは最大変動(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値。

Grants per Interval

この QoS パラメータ セットを使用している UGS または UGS-AD スタイルのサービス フローに対し、(Nominal Grant Interval ごとに)与えられるデータ許可数。

IP ToS Overwrite

この QoS パラメータ セットを使用しているサービス フローから着信する IP パケットに対し、CMTS がどのように IP Type of Service Header フィールドを変更するかを示します。 最初のオクテットは、着信するパケットの IP Type of Service フィールドに対し、CMTS がビット単位で論理積(AND)を実行するためのマスクです。 2 番目のバイトは、IP パケットに適用する新しい IP Type of Service フィールドを生成するために、AND 操作の結果に 1 ビット単位で論理和(OR)を実行するマスクです。

Max Latency

この QoS パラメータ セット(ダウンストリーム方法のサービス フロー用)が割り当てられたサービスを使用しているパケットに対し、CMTS を介した Maximum Latency(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値。

Parameter Presence Bitfield

この QoS パラメータ セット内にどのサービス フロー パラメータが存在しているかを示す 2 つのビット フィールド。 括弧の最初のセットはアップストリームとダウンストリームの両方のサービス フローに共通のパラメータと、ダウンストリーム サービス フローに固有のパラメータを示します。 括弧の 2 番目のセットは、アップストリーム サービス フローに固有のパラメータを示します。

show interface cable <slot>/<port> service-flow

DOCSIS 1.0 ベースの Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem コマンドを実行して QoS 列を表示し、ケーブル モデムに関連付けられている QoS プロファイルを確認できます。

uBR7246VXR_1.0# show cable modem 10.1.1.35
 Interface   Prim Online    Timing Rec    QoS CPE IP address   MAC address
             Sid  State     Offset Power
 Cable3/0/U1 1    online(pt) 2799  0.75   5   0   10.1.1.35    0090.9607.3831

DOCSIS 1.1 対応 IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port service-flow コマンドを実行して、サービス フローに関連付けられている DOCSIS 1.1 スタイルの QoS パラメータ セットを表示できます (show interface cable slot/port qos paramset コマンドを実行して、QoS ProvParam AdmIndex Act の各フィールドの QoS パラメータ セット インデックスで示されている QoS パラメータを表示できます)。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 service-flow
 Sfid  Sid   Mac Address     QoS Param Index   Type    Dir    Curr   Active
                             Prov  Adm  Act                   State  Time
 4     N/A   0001.9659.4447   4     4    4     prim    DS     act    1d0h39m
 3     1     0001.9659.4447   3     3    3     prim    US     act    1d0h39m
 6     N/A   0001.64ff.e4ad   6     6    6     prim    DS     act    1d0h39m
 14    N/A   0006.2854.7319   9     9    9     prim    DS     act    1d0h2m
 457   N/A   0006.2854.7319   10    10   0     sec(S)  DS     adm    00:00
 13    6     0006.2854.7319   7     7    7     prim    US     act    1d0h2m
 456   155   0006.2854.7319   8     8    8     sec(S)  US     act    21h31m
 458   156   0006.2854.7319   0     11   11    dyn(S)  US     act    00:10
 16    N/A   0050.7366.12fb   4     4    4     prim    DS     act    1d0h39m
 15    7     0050.7366.12fb   3     3    3     prim    US     act    1d0h39m
 24    N/A   0090.9607.3831   4     4    4     prim    DS     act    1d0h39m
 23    10    0090.9607.3831   3     3    3     prim    US     act    1d0h39m

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sfid

この行のデータに対応する SFID 番号。

Sid

アップストリーム サービス フローの場合、このサービス フローに関連付けられている SID 番号になります。

Mac Address

このサービス フロー ID が属しているケーブル モデムの MAC アドレス。

QoS Prov

このサービス フロー ID に対してプロビジョニングされているサービス クラスに対応する QoS パラメータ セット インデックス。 show interface cable slot/port qos paramset コマンドを実行すると、この番号に関連付けられているサービス クラスが表示されます。

Param Adm

このサービス フロー ID に対して許可されているサービス クラスに対応する QoS パラメータ セット インデックス。 show interface cable slot/port qos paramset コマンドを実行すると、この番号に関連付けられているサービス クラスが表示されます。

Index Act

このサービス フロー ID に対してアクティブ化しているサービス クラスに対応する QoS パラメータ セット インデックス。 show interface cable slot/port qos paramset コマンドを実行すると、この番号に関連付けられているサービス クラスが表示されます。

Type

この SFID が対応しているサービス フローのタイプ。

  • prim - プライマリ サービス フロー(DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでプロビジョニングされているものと同じ)

  • sec(S) - セカンダリ サービス フロー(DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでもプロビジョニングされています)

  • dyn(S) - CMTS とケーブル モデムによってダイナミックに作成されたセカンダリ サービス フロー

Dir

このサービス フローが流れる方向。

  • US - アップストリーム。

  • DS - ダウンストリーム

Curr State

サービス フローの現在の状態。

  • pro - プロビジョニング状態

  • adm - 許可状態

  • act - アクティブ状態

Active Time

サービス フローがアクティブ化している時間。 非アクティブなサービス フローには、00:00 を設定します。

show interface cable <slot>/<port> service-flow counters

DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port sid counters コマンドを実行して、SID カウンタごとの値を表示できます。

uBR7246VXR_1.0# show interface cable 3/0 sid counters
 Sid   Inpackets  Inoctets   Outpackets Outoctets  Ratelimit  Ratelimit
                                                   BWReqDrop  DSPktDrop
 1     246        23586      241        21854      0          0
 2     1773       260409     0          0          0          0
 3     491        47796      478        43175      0          0
 4     434        41058      423        38592      0          0
 5     256        24434      244        22125      0          0
 6     299        28445      289        26264      0          0
 7     256        24701      246        22231      0          0
 8     195        18342      186        16212      0          0

このコマンドは、DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでも使用できます。 ただし、DOCSIS 1.1 では、SID はアップストリーム専用のエンティティです。 したがって、このコマンドの DOCSIS 1.1 バージョンでは、アップストリーム カウンタしか表示されません。 show interface cable slot/port service-flow counters コマンドを実行すると、両方向で動作しているサービス フローのカウンタが表示されます。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 service-flow counters
 Sfid  Packets     Bytes       PacketDrops Bits/Sec    Packets/Sec
 14    4826        460427      0           90247       99
 457   0           0           0           0           0
 13    5126        573503      0           0           0
 456   652         326000      0           382406      99

注:clear counters コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドがリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sfid

この行が対応している SFID。

Packets

このサービス フローを介して送受信されたパケット数。

Bytes

このサービス フローを介して送信されたバイト数。

PacketDrops

このサービス フローの速度制限によってドロップされたダウンストリーム パケット、またはアップストリーム データ許可。

Bits/Sec

このサービス フローの現在のスループット(bps)。

Packets/Sec

このサービス フローより送受信される 1 秒当たりの現在のパケット数。

show interface cable <slot>/<port> service-flow <service-flow-index> counters verbose

show interface cable slot/port service-flow service-flow-index counters verbose コマンドは、サービス フローに関連付けられているカウンタ情報を詳細に表示します。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 service-flow 14 counters verbose
 Sfid                   : 14
 Packets                : 1406
 Octets                 : 1373874
 RateLimit Delayed Pkts : 693
 RateLimit Dropped Pkts : 0
 Bits/sec               : 1019840
 Packets/Sec            : 129

注:clear counters コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドがリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sfid

この行が対応している SFID。

Packets

このサービス フローを介して送受信されたパケット数。

Octets

このサービス フローを介して送信されたバイト数。

RateLimit Delayed Pkts

このサービス フローのトラフィック シェーピングによって遅延が発生したダウンストリーム パケット数、またはアップストリーム データ許可数。

RateLimit Dropped Pkts

このサービス フローの速度制限によってドロップされたダウンストリーム パケット数、またはアップストリーム データ許可数。

Bits/sec

このサービス フローの現在のスループット(bps)。

Packets/Sec

このサービス フローより送受信される 1 秒当たりの現在のパケット数。

show interface cable <slot>/<port> service-flow qos

DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem コマンドを実行して、関連する QoS プロファイル番号を取得し、その後 show cable qos profile コマンドを実行して、QoS プロファイル番号に関連付けられているサービス クラス パラメータを表示します。

uBR7246VXR_1.0# show cable modem 10.1.1.35
 Interface   Prim Online    Timing Rec    QoS CPE IP address   MAC address
             Sid  State     Offset Power
 Cable3/0/U1 1    online(pt) 2799  0.75   5   0   10.1.1.35    0090.9607.3831
 uBR7246VXR_1.0# show cable qos profile 5
 ID  Prio Max       Guarantee Max        Max   TOS  TOS   Create  B     IP prec
          upstream  upstream  downstream tx    mask value by      priv  rate
          bandwidth bandwidth bandwidth  burst                    enab  enab
 5   0    200000    0         1500000    1600  0x0  0x0   cm      yes   no

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port service-flow qos コマンドを実行すると、 2 つのコマンドを実行せずに、サービス フローに関連付けられている主要な QoS パラメータを表示できます。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 service-flow qos
 Sfid  Dir Curr  Sid   Sched  Prio MaxSusRate  MaxBrst   MinRsvRate  Throughput
           State       Type
 14    DS  act   N/A   BE     0    2000000     1522      0           8124
 457   DS  adm   N/A   BE     0    100000      1522      50000       0
 13    US  act   6     BE     0    500000      1522      0           0
 456   US  act   155   UGS_A  0    0           1522      0           57643

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sfid

この行が対応している SFID。

Dir

このサービス フローが流れる方向。

  • US - アップストリーム。

  • DS - ダウンストリーム

Curr State

サービス フローの現在の状態。

  • pro - プロビジョニング状態

  • adm - 許可状態

  • act - アクティブ状態

Sid

サービス フローがアップストリーム サービス フローの場合、このフィールドにはこのサービス フローに関連付けられている SID が表示されます。

Sched Type

このサービス フローに関連付けられているスケジューリング タイプ。

Prio

このサービス フローに関連付けられている、0(最低)〜 7(最高)の送信プライオリティ。

MaxSusRate

このサービス フローの最大平均レートまたはスループット(bps)。

MaxBrst

トークン バケット速度制限アルゴリズムが使用しているものと同様の、このサービス フローに対する Maximum Traffic Burst Size(バイト)。 DOCSIS 1.0 システムの名前が類似する Maximum Upstream Transmit Burst フィールドと異なる点は、このフィールドの値が、このサービス フローのアップストリーム パスで、送信可能な最大フレーム サイズを必ずしも示していないという点です。

MinRsvRate

このサービス フローの Minimum Reserved Rate または Committed Information Rate(bps)。

Throughput

このサービス フローの現在のスループット(bps)。

show interface cable <slot>/<port> service-flow <service-flow-index> qos verbose

show interface cable slot/port service-flow qos verbose コマンドは、基本的な show interface cable slot/port service-flow qos コマンドよりも詳細な情報を表示します。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 service-flow 24 qos verbose
 Sfid                                    : 24
 Current State                           : Active
 Sid                                     : 12
 Minimum Packet Size                     : 0 bytes
 Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
 Active QoS Timeout                      : 0 seconds
 Scheduling Type                         : Unsolicited Grant Service
 Unsolicited Grant Size                  : 150 bytes
 Nominal Grant Interval                  : 100000 usecs
 Grants per interval                     : 1
 Tolerated Grant Jitter                  : 100000 usecs
 Request/Transmission policy             : 0x1FF
 IP ToS Overwrite[AND-mask, OR-mask]     : 0xFF, 0x0
 Current Throughput                      : 0 bits/sec, 0 packets/sec
 uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 service-flow 19 qos verbose
 Sfid                                    : 19
 Current State                           : Active
 Sid                                     : N/A
 Traffic Priority                        : 0
 Maximum Sustained rate                  : 100000 bits/sec
 Maximum Burst                           : 1522 bytes
 Mimimum Reserved rate                   : 50000 bits/sec
 Minimum Packet Size                     : 100 bytes
 Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
 Active QoS Timeout                      : 0 seconds
 Maximum Latency                         : 20000 usecs
 Current Throughput                      : 0 bits/sec, 0 packets/sec

注:このコマンドによって表示されるフィールドは、照会されているサービス フローに関連する場合だけ表示されます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sfid

この行が対応している SFID。

Current State

サービス フローの現在の状態。 ProvisionedAdmitted または Active

Sid

サービス フローがアップストリーム サービス フローの場合、SID はそのフローに関連付けられています。 このフィールドは、その SID 番号を表示します。 サービス フローがダウンストリーム サービス フローの場合、N/A が表示されます。

Traffic Priority

このサービス フローに関連付けられている、0(最低)〜 7(最高)のプライオリティ。

Maximum Sustained Rate

このサービス フローの最大平均レートまたはスループット(bps)。

Maximum Burst

トークン バケット速度制限アルゴリズムが使用しているものと同様の、このサービス フローに対する Maximum Traffic Burst Size(バイト)。 DOCSIS 1.0 システムの名前が類似する Maximum Upstream Transmit Burst フィールドと異なる点は、このフィールドの値が、アップストリーム パスで送信可能な最大フレーム サイズを必ずしも示していないという点です。

Minimum Reserved Rate

このサービス フローの Minimum Reserved Throughput Rate または Committed Information Rate(bps)。

Minimum Packet Size

(Minimum Reserved Rate の計算に使用されるものと同様の)このサービス フローに対する最小パケット サイズ(バイト)。

Admitted QoS Timeout

サービス フローが Admitted 状態で、そのサービス フローでアクティビティが確認されなかった場合、どれくらい期間(秒)その状態が続けば、サービス フローが Admitted 状態から抜け出すかを示します。 このフィールドを 0 に設定すると、サービス フローの Admitted QoS Timeout は無制限になります。

Active QoS Timeout

サービス フローが Active 状態で、そのサービス フローでデータの送受信が確認されなかった場合、どれくらい期間(秒)その状態が続けば、サービス フローが Active 状態および Admitted 状態から抜け出すかを示します。 このフィールドを 0 に設定すると、サービス フローの Active QoS Timeout は無制限になります。

Maximum Concatenated Burst

このサービス フローを介して送信できる連結フレームの最大バースト長(バイト)。

Scheduling Type

このサービス フローに関連付けられているスケジューリング タイプ。

Unsolicited Grant Size

このサービス フローに提供されている個々のデータ許可のサイズ(バイト)(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Nominal Grant Interval

このサービス フローで、連続する、任意のデータ許可の間隔(マイクロ秒)(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Grants per Interval

Nominal Grant Interval ごとに、対象となるサービス フローに与えられたデータ許可数(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Tolerated Grant Jitter

このサービス フローが UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合、そのサービス フローに対し、完全に周期的な任意のデータ許可に対して最大ジッタまたは最大変動(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値。

Nominal Polling Interval

このサービス フローで、連続する要求チャンスの間隔(マイクロ秒)(RTPS、NRTPS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Tolerated Polling Jitter

RTPS、NRTPS、または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用しているサービス フローに対し、完全に周期的なポーリング間隔に対して最大ジッタまたは最大変動(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値。

Request/Transmission policy

このフィールドの値は、ビットの組み合わせによって設定します。 各ビットは、このサービス フローが CMTS へのデータ送信を許可される状況、または CMTS からの帯域幅の要求を許可される状況に関する情報を示しています。 詳細については、「Request Transmission Policy」のセクションを参照してください。

IP ToS Overwrite

このフィールドは、このサービス フローから着信する IP パケットに対し、CMTS が IP Type of Service Header フィールドをどのように変更するかを示します。 最初のオクテットは、着信するパケットの IP Type of Service フィールドに対し、CMTS がビット単位で論理積(AND)を実行するためのマスクです。 2 番目のバイトは、IP パケットに適用する新しい IP Type of Service フィールドを生成するために、AND 操作の結果に 1 ビット単位で論理和(OR)を実行するマスクです。

Maximum Latency

サービス フローがダウンストリーム方向の場合、そのサービス フローを使用しているパケットに対し、CMTS を介した Maximum Latency(マイクロ秒)で要求されるサービス保証値。

Current Throughput

このサービス フローの現在のスループット(bps)。

show interface cable <slot>/<port> service-flow <service-flow-index> verbose

show interface cable slot/port service-flow service-flow-index verbose コマンドは、基本的な show interface cable slot/port service-flow コマンドよりも詳細な情報を表示します。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 service-flow 19 verbose
 Sfid                                    : 4
 Mac Address                             : 0090.9607.3831
 Type                                    : Primary
 Direction                               : Downstream
 Current State                           : Active
 Current QoS Indexes [Prov, Adm, Act]    : [4, 4, 4]
 Active Time                             : 21h04m
 Sid                                     : N/A
 Traffic Priority                        : 0
 Maximum Sustained rate                  : 1500000 bits/sec
 Maximum Burst                           : 1522 bytes
 Minimum Reserved Rate                   : 0 bits/sec
 Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
 Active QoS Timeout                      : 0 seconds
 Packets                                 : 130
 Bytes                                   : 123096
 Rate Limit Delayed Grants               : 0
 Rate Limit Dropped Grants               : 0
 Current Throughput                      : 68715 bits/sec, 9 packets/sec
 Classifiers                             : NONE

注:clear counters コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドがリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sfid

この行が対応している SFID。

Mac Address

このサービス フロー ID が属しているケーブル モデムの MAC アドレス。

Type

この SFID が対応しているサービス フローのタイプ。

  • Primary - プライマリ サービス フロー(DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでプロビジョニングされているものと同じ)

  • Secondary(Static) - セカンダリ サービス フロー(DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでもプロビジョニングされています)

  • Secondary(Dynamic) - CMTS とケーブル モデムによってダイナミックに作成されたセカンダリ サービス フロー

Direction

このサービス フローが流れる方向。 Upstream または Downstream

Current State

サービス フローの現在の状態。 ProvisionedAdmitted または Active

Current QoS Indexes

このサービス フローの Provisioned、Admitted、および Active の各サービス クラスに対応する QoS パラメータ セット インデックス。

Active Time

サービス フローがアクティブ化している時間。 非アクティブなサービス フローには、0 を設定します。

Sid

サービス フローがアップストリーム サービス フローの場合、SID はそのフローに関連付けられています。 このフィールドは、その SID 番号を表示します。 サービス フローがダウンストリーム サービス フローの場合、N/A が表示されます。

Traffic Priority

このサービス フローに関連付けられている、0(最低)〜 7(最高)のプライオリティ。

Maximum Sustained Rate

このサービス フローの最大平均レートまたはスループット(bps)。

Maximum Burst

トークン バケット速度制限アルゴリズムが使用しているものと同様の、このサービス フローに対する Maximum Traffic Burst Size(バイト)。 DOCSIS 1.0 システムの名前が類似する Maximum Upstream Transmit Burst フィールドと異なる点は、このフィールドの値が、アップストリーム パスで送信可能な最大フレーム サイズを必ずしも示していないという点です。

Minimum Reserved Rate

このサービス フローの Minimum Reserved Throughput Rate または Committed Information Rate(bps)。

Admitted QoS Timeout

サービス フローが Admitted 状態で、そのサービス フローでアクティビティが確認されなかった場合、どれくらい期間(秒)その状態が続けば、サービス フローが Admitted 状態から抜け出すかを示します。 このフィールドを 0 に設定すると、サービス フローの Admitted QoS Timeout は無制限になります。

Active QoS Timeout

サービス フローが Active 状態で、そのサービス フローでデータの送受信が確認されなかった場合、どれくらい期間(秒)その状態が続けば、サービス フローが Active 状態および Admitted 状態から抜け出すかを示します。 このフィールドを 0 に設定すると、サービス フローの Active QoS Timeout は無制限になります。

Packets

このサービス フローを介して送受信されたパケット数。

Bytes

このサービス フローを介して送信されたバイト数。

Rate Limit Delayed Grants

このサービス フローのトラフィック シェーピングによって遅延が発生したダウンストリーム パケット数、またはアップストリーム データ許可数。

Rate Limit Dropped Grants

このサービス フローの速度制限によってドロップされたダウンストリーム パケット数、またはアップストリーム データ許可数。

Current Throughput

このサービス フローの現在のスループット(bps)。

Classifiers

このフィールドは、このサービス フローに関連付けられているパケット分類子の情報を表示します。 分類子が関連付けられていないサービス フローの場合、このフィールドには NONE が表示されます。 分類子を関連付けられているサービス フローの場合、指定した分類子パラメータが表示されます。

show interface cable <slot>/<port> sid

DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port sid コマンドは、ケーブル インターフェイスの SID に関する詳細情報を表示していました。

uBR7246VXR_1.0# show interface cable 3/0 sid
 Sid  Prim Type Online     Admin   QoS Create      IP Address  MAC Address
      Sid       State      Status      Time
 1         stat online(pt) enable  5   01:29:27    10.1.1.35   0090.9607.3831
 2         stat online     enable  5   01:29:27    10.1.1.12   0000.f025.1bd9
 3         stat online(pt) enable  5   01:29:43    10.1.1.33   0001.9659.4461
 4         stat online(pt) enable  5   01:29:47    10.1.1.36   0001.9659.4447
 5         stat online     enable  11  01:29:49    10.1.1.42   0001.64ff.e459
 6         stat init(i)    enable  2   01:29:51    10.1.1.41   0006.2854.7319
 7         stat online     enable  11  01:29:55    10.1.1.39   0001.64ff.e4ad
 8         stat online     enable  5   01:30:05    10.1.1.40   0020.4089.7ed6
 9         stat online(pt) enable  5   01:30:09    10.1.1.38   0002.fdfa.0a35
 10        stat online(pt) enable  5   01:30:13    10.1.1.43   0050.7366.12fb
 11        stat online(pt) enable  5   01:30:21    10.1.1.37   0090.9607.3830

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、新しい DOCSIS 1.1 固有のフィールドとパラメータも表示するように、このコマンドの出力が変更されました。 ただし、DOCSIS 1.1 では、SID はアップストリーム専用のエンティティです。 したがって、このコマンド出力には、アップストリーム サービス フローに対応した情報だけが表示されます。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 sid
 Sid  Prim  MAC Address    IP Address      Type Age      Admin   Sched  Sfid
                                                         State   Type
 1          0090.9607.3831 10.1.1.35       stat 22h26m   enable  BE     3
 2          0001.9659.4447 10.1.1.36       stat 22h26m   enable  BE     5
 3          0000.f025.1bd9 0.0.0.0         stat 22h26m   enable  BE     7
 4          0001.64ff.e4ad 10.1.1.39       stat 22h26m   enable  BE     9
 5          0006.2854.7319 10.1.1.41       stat 22h26m   enable  BE     11
 6          0001.9659.4461 10.1.1.33       stat 22h26m   enable  BE     13
 7          0001.64ff.e459 10.1.1.42       stat 22h26m   enable  BE     15
 8    5                                    stat 22h26m   enable  UGS_AD 17
 9    5                                    stat 22h26m   enable  BE     18
 10         0050.7366.12fb 10.1.1.43       stat 22h26m   enable  BE     20
 11         0020.4089.7ed6 10.1.1.40       stat 22h26m   enable  BE     22
 12   5                                    dyn  22h26m   enable  UGS    24
 13   5                                    dyn  22h26m   enable  BE     25

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sid

この SID に関連付けられているアップストリーム SID 番号。

Prim

この SID がケーブル モデムに関連付けられているプライマリ SID でない場合は、対象 SID のケーブル モデムに関連付けられているプライマリ SID 番号になります。

MAC Address

この SID が属しているケーブル モデムの MAC アドレス。

IP Address

この SID が属しているケーブル モデムの IP アドレス。

Type

このフィールドは、SID が DOCSIS コンフィギュレーション ファイルによって静的にプロビジョニングされているか(stat)、ケーブル モデムや CMTS によって動的に生成されているか(dyn)を示します。

Age

この SID がアクティブ化している総時間。

Admin State

この SID の管理状態: enabledisable または destroyed

Sched Type

この SID に関連付けられているスケジューリング タイプ。

  • BE - Best Effort

  • UGS - Unsolicited Grant Service

  • UGS_AD - Unsolicited Grant Service with Activity Detection

  • RTPS - Real-Time Polling Service

  • NRTPS - Non-Real-Time Polling Service

Sfid

この SID が関連付けられているアップストリーム SFID インデックス。

show interface cable <slot>/<port> sid counters

DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port sid counters コマンドを実行して、SID カウンタごとの値を表示できます。

uBR7246VXR_1.0# show interface cable 3/0 sid counters
 Sid   Inpackets  Inoctets   Outpackets Outoctets  Ratelimit  Ratelimit
                                                   BWReqDrop  DSPktDrop
 1     31         3758       25         2268       0          0
 2     24         3285       16         1408       0          0
 3     62         6764       50         4499       0          0
 4     54         5826       44         3998       0          0
 5     49         5292       37         3344       0          0
 6     471        74862      0          0          0          0
 7     65         7152       49         4587       0          0
 8     36         4410       26         2276       0          0
 9     59         6481       45         4821       0          0
 10    8          1635       9          780        0          0
 11    26         3300       20         1818       0          0

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、新しい DOCSIS 1.1 固有のフィールドとパラメータも表示するように、このコマンドの出力が変更されました。 ただし、DOCSIS 1.1 では、SID はアップストリーム専用のエンティティです。 したがって、このコマンド出力には、アップストリーム サービス フローに関する情報だけが表示されます。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 sid counters
 Sid  Req-polls  BW-reqs    Grants     Packets    Frag       Concatpkts
      issued     received   issued     received   complete   received
 1    0          70         70         70         0          0
 2    0          126        126        126        0          0
 3    0          278        278        0          0          0
 4    0          127        127        127        0          0
 5    0          70         70         70         0          0
 6    0          146        146        146        0          0
 7    0          84         84         84         0          0
 8    192488     0          0          0          0          0
 9    0          0          0          0          0          0
 10   0          0          0          0          0          0
 11   0          70         70         70         0          0
 12   0          0          19248      0          0          0
 13   0          0          0          0          0          0

注:clear counters コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドがリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sid

この SID に関連付けられているアップストリーム SID 番号。

Req-polls issued

この SID に送信されたユニキャスト帯域幅要求チャンスの数。この場合、この SID は RTPS、NRTPS、または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用しています。

BW-reqs received

この SID から CMTS が受信したアップストリーム帯域幅要求数。

Grants issued

この CMTS が SID に与えたアップストリーム データ許可の数。

Packets received

この SID から CMTS が受信したデータ パケットの数。

Frag complete

この SID から CMTS が完全に受信した断片化フレームの数。

Concatpkts received

この SID から CMTS が正常に受信した、連結パケットを含むフレーム数。

show interface cable <slot>/<port> sid <sid-number> counters verbose

show interface cable slot/port sid sid-number counters verbose コマンドは、基本的な show interface cable slot/port sid counters コマンドよりも詳細な情報を表示します。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 sid 1 counters verbose
 Sid                            : 1
 Request polls issued           : 0
 BWReqs {Cont,Pigg,RPoll,Other} : 64, 6, 0, 0
 No grant buf BW request drops  : 0
 Rate exceeded BW request drops : 0
 Grants issued                  : 70
 Packets received               : 70
 Bytes received                 : 6552
 Fragment reassembly completed  : 0
 Fragment reassembly incomplete : 0
 Concatenated packets received  : 0
 Queue-indicator bit statistics : 0 set, 0 granted

注:clear counters コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドがリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sid

この SID に関連付けられているアップストリーム SID 番号。

Request Polls Issued

この SID に送信されたユニキャスト帯域幅要求チャンスの数。この場合、この SID は RTPS、NRTPS、または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用しています。

BWReqs

この SID から CMTS が受信したアップストリーム帯域幅要求数。

  • Cont - 競合ベースのブロードキャストまたはマルチキャスト帯域幅要求チャンスの一部として受信した要求数。

  • Pigg - アップストリーム データ フレームの要求をピギーバックすることによって受信した要求数。

  • RPoll - ユニキャスト帯域幅要求チャンス中に受信した要求数。

  • Other - その他の状況下で CMTS が受信した帯域幅要求数。

No grant buff BW request drops

スケジューリングまたは競合の問題で、データ許可が与えられない、この SID に対するアップストリーム データ要求数。

Rate exceeded BW request drops

SID に適用されているアップストリーム速度制限を超えたためデータ許可が与えられない、この SID に対するアップストリーム データ要求数。

Grants issued

この CMTS が SID に与えたアップストリーム データ許可の数。

Packets received

この SID から CMTS が受信したデータ パケットの数。

Bytes received

この SID からのデータ トラフィックで、CMTS が受信したデータ パケットの数。

Fragment reassembly completed

この SID から CMTS が完全に受信した断片化フレームの数。

Fragment reassembly incomplete

この SID から CMTS が完全に受信できなかった断片化フレームの数。

Concatenated packets received

この SID から CMTS が正常に受信した、連結パケットを含むフレーム数。

Queue-indicator bit statistics.

この SID によってキュー インジケータ ビットが設定された回数。その後に、CMTS がケーブル モデムに帯域幅増加を許可できた回数が表示されます。 キュー インジケータ ビットは通常、ケーブル モデムが CMTS が許可した回数よりも少しだけ頻繁にデータを送信しようとしたときに、UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを割り当てられた SID によって設定されます。

show interface cable <slot>/<port> sid qos

DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show cable modem コマンドを実行して、関連する QoS プロファイル番号を取得し、その後 show cable qos profile コマンドを実行して、QoS プロファイル番号に関連付けられているサービス クラス パラメータを表示します。

uBR7246VXR_1.0# show cable modem 10.1.1.35
 Interface   Prim Online    Timing Rec    QoS CPE IP address   MAC address
             Sid  State     Offset Power
 Cable3/0/U1 1    online(pt) 2799    0.75 5   0   10.1.1.35    0090.9607.3831
 uBR7246VXR_1.0# show cable qos profile 5
 ID  Prio Max       Guarantee Max        Max   TOS  TOS   Create  B     IP prec
          upstream  upstream  downstream tx    mask value by      priv  rate
          bandwidth bandwidth bandwidth  burst                    enab  enab
 5   0    200000    0         1500000    1600  0x0  0x0   cm      yes   no

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port sid qos コマンドを実行すると、 2 つのコマンドを実行せずに、SID に関連付けられている主要な QoS パラメータを表示できます。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 sid qos
 Sid  Pr MaxSusRate MinRsvRate Sched  Grant Grant  GPI Poll   Thrput
                               Type   Size  Intvl      Intvl
 1    0  200000     0          BE     100   100000 1   100000 848
 2    0  200000     0          BE     100   100000 1   100000 0
 3    0  64000      0          BE     0     0      0   0      0
 4    0  128000     0          BE     100   100000 1   100000 0
 5    0  500000     0          BE     100   100000 1   100000 0
 6    0  200000     0          BE     100   100000 1   100000 848
 7    0  128000     0          BE     100   100000 1   100000 0
 8    0  0          0          UGS_AD 500   10000  1   10000  3468
 9    0  100000     0          BE     100   100000 1   100000 0
 10   0  200000     0          BE     100   100000 1   100000 848
 11   0  200000     0          BE     100   100000 1   100000 848
 12   0  0          0          UGS    150   100000 1   100000 0
 13   0  7000       0          BE     100   100000 1   100000 0

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sid

この SID に関連付けられているアップストリーム SID 番号。

Pr

この SID に関連付けられている、0(最低)〜 7(最高)のプライオリティ。

MaxSusRate

この SID の最大平均レートまたはスループット(bps)。

MinRsvRate

この SID の Minimum Reserved Throughput Rate または Committed Information Rate(bps)。

Sched Type

この SID に関連付けられているスケジューリング タイプ。

Grant Size

この SID に提供されている個々のデータ許可サイズ(バイト)(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Grant Intvl

この SID で、連続する、任意のデータ許可の間隔(マイクロ秒)(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

GPI

Grant Interval ごとに、対象となる SID に与えられたデータ許可数(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Poll Intvl

この SID で、連続する要求チャンスの間隔(マイクロ秒)(RTPS、NRTPS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Thrput

この SID の現在のスループット(bps)。

show interface cable <slot>/<port> sid <sid-number> qos verbose

show interface cable slot/port sid sid-number qos verbose コマンドは、基本的な show interface cable slot/port sid qos コマンドよりも詳細な情報を表示します。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 sid 1 qos verbose
 Sid                                     : 1
 Traffic Priority                        : 0
 Maximum Sustained Rate                  : 200000 bits/sec
 Maximum Burst                           : 1600 bytes
 Minimum Reserved Rate                   : 0 bits/sec
 Minimum Packet Size                     : 64 bytes
 Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
 Active QoS Timeout                      : 0 seconds
 Maximum Concatenated Burst              : 1600 bytes
 Scheduling Type                         : Best Effort
 Nominal Grant Interval                  : 100000 usecs
 Tolerated Grant Jitter                  : 2000 usecs
 Nominal Polling Interval                : 100000 usecs
 Tolerated Polling Jitter                : 2000 usecs
 Unsolicited Grant Size                  : 100 bytes
 Grants per Interval                     : 1
 Request/Transmission Policy             : 0x0
 IP ToS Overwrite [AND-mask, OR-mask]    : 0xFF, 0x0
 Current Throughput                      : 863 bits/sec, 0 packets/sec

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

Sid

この SID に関連付けられているアップストリーム SID 番号。

Traffic Priority

この SID に関連付けられている、0(最低)〜 7(最高)のプライオリティ。

Maximum Sustained Rate

この SID の最大平均レートまたはスループット(bps)。

Maximum Burst

トークン バケット速度制限アルゴリズムが使用しているものと同様の、この SID に対する Maximum Traffic Burst Size(バイト)。 DOCSIS 1.0 システムの名前が類似する Maximum Upstream Transmit Burst フィールドと異なる点は、このフィールドの値が、アップストリーム パスで送信可能な最大フレーム サイズを必ずしも示していないという点です。

Minimum Reserved Rate

この SID の Minimum Reserved Throughput Rate または Committed Information Rate(bps)。

Minimum Packet Size

(Minimum Reserved Rate の計算に使用されるものと同様の)この SID に対する最小パケット サイズ(バイト)。

Admitted QoS Timeout

SID が Admitted 状態で、その SID でアクティビティが確認されなかった場合、どれくらいの期間(秒)その状態が続けば、SID が Admitted 状態から抜け出すかを示します。 このフィールドを 0 に設定すると、SID の Admitted QoS Timeout は無制限になります。

Active QoS timeout

SID が Active 状態で、その SID でデータの送受信が確認されなかった場合、どれくらい期間(秒)その状態が続けば、その SID が Active 状態および Admitted 状態から抜け出すかを示します。 このフィールドを 0 に設定すると、SID の Active QoS Timeout は無制限になります。

Maximum Concatenated Burst

この SID を介して送信できる連結フレームの最大バースト長(バイト)。

Scheduling Type

この SID に関連付けられているスケジューリング タイプ。

Nominal Grant Interval

この SID で、連続する任意のデータ許可の間隔(マイクロ秒)(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Tolerated Grant Jitter

この SID が UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプ を使用している場合、そのサービス フローに対し、完全に周期的な任意のデータ許可に対する最大ジッタまたは最大変動(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値。

Nominal Polling Interval

この SID で、連続する要求チャンスの間隔(マイクロ秒)(RTPS、NRTPS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Tolerated Polling Jitter

RTPS、NRTPS、または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している SID に対し、完全に定期的なポーリング間隔に対する最大ジッタまたは最大変動(マイクロ秒)に要求されるサービス保証値。

Unsolicited Grant Size

この SID に提供されている個々のデータ許可サイズ(バイト)(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Grants per Interval

対象となる SID に与えられたデータ許可数(UGS または UGS-AD スタイルのスケジューリング タイプを使用している場合)。

Request/Transmission Policy

このフィールドの値は、ビットの組み合わせによって設定します。 各ビットは、この SID が CMTS へのデータ送信を許可される状況、または CMTS からの帯域幅の要求を許可される状況に関する情報を示しています。 詳細については、「Request Transmission Policy」のセクションを参照してください。

IP ToS Overwrite

このフィールドは、この SID から着信する IP パケットに対し、CMTS が IP Type of Service Header フィールドをどのように変更するかを示します。 最初のオクテットは、着信するパケットの IP Type of Service フィールドに対し、CMTS がビット単位で論理積(AND)を実行するためのマスクです。 2 番目のバイトは、IP パケットに適用する新しい IP Type of Service フィールドを生成するために、AND 操作の結果に 1 ビット単位で論理和(OR)を実行するマスクです。

Current Throughput

この SID の現在のスループット(bps)。

show interface cable <slot>/<port> sid verbose

この文書作成時では、このコマンドの出力は show interface cable slot/port sid コマンドと同じです。

show interface cable <slot>/<port> upstream <upstream-port-number>

DOCSIS 1.0 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port upstream upstream-port-number コマンドを実行して、アップストリーム ポートで受信したパケットとエラーに関する統計情報を表示します。 またこのコマンドは、アップストリーム スケジューリング、キューイング、および使用率の詳細についても表示します。

uBR7246VXR_1.0# show interface cable 3/0 upstream 0
 Cable3/0: Upstream 0 is administratively down
      Received 0 broadcasts, 0 multicasts, 0 unicasts
      0 discards, 0 errors, 0 unknown protocol
      0 packets input, 0 uncorrectable
      0 noise, 0 microreflections
      Total Modems On This Upstream Channel : 0 (0 active)
      Default MAC scheduler
      Queue[Rng Polls]  0/64, fifo queueing, 0 drops
      Queue[Cont Mslots]  0/104, fifo queueing, 0 drops
      Queue[CIR Grants]  0/64, fair queueing, 0 drops
      Queue[BE Grants]  0/64, fair queueing, 0 drops
      Queue[Grant Shpr]   0/64, calendar queueing, 0 drops
      Reserved slot table currently has 0 CBR entries
      Req IEs 0, Req/Data IEs 0
      Init Mtn IEs 0, Stn Mtn IEs 0
      Long Grant IEs 0, Short Grant IEs 0
      Avg upstream channel utilization : 0%
      Avg percent contention slots : 0%
      Avg percent initial ranging slots : 0%
      Avg percent minislots lost on late MAPs : 0%
      Total channel bw reserved 0 bps
      CIR admission control not enforced
      Admission requests rejected 0
      Current minislot count   : 2865362    Flag: 0
      Scheduled minislot count : 2865402    Flag: 0

DOCSIS 1.1 対応 Cisco IOS ソフトウェアでは、show interface cable slot/port upstream upstream-port-number コマンドは、アップストリーム ポートのパケットとエラーに関する統計情報しか表示しません (show interface cable slot/port mac-scheduler コマンドは、もう一方のアップストリーム統計情報を表示するようになりました)。

uBR7246VXR_1.1# show interface cable 3/0 upstream 1
 Cable3/0: Upstream 1 is up
      Received 1130 broadcasts, 5 multicasts, 163861 unicasts
      0 discards, 112199 errors, 0 unknown protocol
      164996 packets input, 1 uncorrectable
      10 noise, 0 microreflections
      Total Modems On This Upstream Channel : 8 (8 active)

注:clear counters コマンドを実行すると、このコマンドのすべてのフィールドがリセットされます。 

次の表は、このコマンドの出力の各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

broadcasts

このアップストリーム ポートで受信したブロードキャスト パケットの数。

multicasts

このアップストリーム ポートで受信したマルチキャスト パケットの数。

unicasts

このアップストリーム ポートで受信したユニキャスト パケットの数。

discards

このアップストリーム ポートで正常に受信されたにもかかわらず、破棄されたパケットの数。 常に 0 になります。

errors

CMTS アップストリーム ポートで現在異常な信号を受信していることを示します。

注:このカウンタが急速に増分する場合、必ずしも電磁波問題の兆候であるとは限りません。  電磁波干渉の問題をより正確に判定するには、uncorrectable カウンタを使用してください。

unknown protocol

このアップストリーム ポートで受信したパケットで、プロトコル タイプが未知のパケット数。 常に 0 になります。

packets input

このアップストリーム ポートで受信した入力パケットの総数。 この値は、ブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャストの合計と同じになります。

uncorrectable

このアップストリーム ポートで受信した回復不能エラーをともなうパケットの数。

noise

レンジングおよび帯域幅要求期間中に、このアップストリーム ポートで CMTS が受信した雑音量の表示。

microreflections

このアップストリーム ポートで受信したマイクロリフレクションの数。 この文書作成時において、現在の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(4)BC1a では、この値は常に 0 になります。

Total Modems on This Upstream Channel

このアップストリームに関連付けられているケーブル モデムの総数。その後に、そのケーブル モデムの内で現在アクティブ状態のケーブル モデムの数が表示されます。

結論

データ オーバー ケーブルのインフラストラクチャを使用して、先進の IP ベース マルチメディア サービスを首尾良く展開するには、データ オーバー ケーブル ネットワークの基本コンポーネントが安定して動作していることを確認することが重要です。 既存のアプリケーションに対するネットワークの安定性が実証されると、さらに新しく高度なアプリケーションが稼働できます。

この文書では、高度な新機能を実装せずに、DOCSIS 1.0 ベースのシステムから DOCSIS 1.1 ベースのシステムに移行する方法について説明しました。 新しい DOCSIS 1.1 システムが、これまでの DOCSIS 1.0 システムと同じ機能を正常にサポートできるかを確認することにより、ケーブル サービス プロバイダーはこうした安定性の上に立脚して、VoIP や MPEG Video over IP などの先進の IP サービスを展開できます。


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