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BGP: FAQ

2008 年 7 月 23 日 - ライター翻訳版
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質問

概要
BGP を設定するにはどうすればよいのですか。
ループバック アドレスを使用して BGP を設定するにはどうすればよいのですか。
BGP で一部またはすべてのアトリビュートが 1 つのネイバーに適用される場合、アトリビュートの優先順位はどのようになりますか。
show ip bgp コマンドの出力にある 0.0.0.0 のネクストホップには、どんな意味がありますか。
BGP コミュニティ アトリビュートの代表的なコミュニティは何ですか。
BGP コミュニティ アトリビュートを設定するにはどのような形式を使用できますか。
オート サマリーを有効にした場合と無効にした場合では、BGP の動作にどのような違いがありますか。
BGP ルータが BGP ネットワークをアナウンスして、さらにグローバル BGP メッシュに伝搬しているかを検証するには、どのようにすればよいのですか。
BGP セッションのリセットは、いつどのようにして行うべきですか。
PIX を介して BGP の MD5 認証を実行する場合、PIX で何か特別な操作を実行する必要がありますか。
自律システム(AS)番号とは何で、どのようにしたら取得できるのですか。
BGP パス選択基準とは何ですか。
always-compare-meddeterministic-med の違いは何ですか。
内部 BGP(iBGP)セッションでネクストホップは修正されるのですか。
コンフェデレーション間の外部 BGP(eBGP)セッションでネクストホップは修正されるのですか。
外部 BGP(eBGP)セッションでは、どの IP アドレスがネクストホップとして送信されるのですか。
ルート リフレクタでは、反映されたプレフィクスのネクストホップ アトリビュートが変更されるのですか。
一次 ISP へ接続できなくなったとき、プレフィクスを 1 つの ISP だけにアナウンスするという条件で宣言するには、どのようにしたらよいのですか。
ロード シェアリングと冗長性をネットワークに装備するには BGP をどのように設定したらよいのですか。
ISP から BGP ルーティング テーブルを完全に受信するには、ルータ内にどのくらいのメモリ量が必要ですか。
BGP ピア グループを設定することのメリットは何ですか。
同期化とは何ですか。また、それは IP ルーティング テーブルに組み込まれた BGP ルートにどのように影響するのですか。
ある BGP 機能をサポートしている Cisco IOS ソフトウェア リリースは、どのように調べたらよいのですか。
Interior Gateway Protocol(IGP; 内部ゲートウェイ プロトコル)ネクストホップ メトリックと一致させるには、外部 BGP(eBGP)ネイバーにアドバタイズされたプレフィクスの Multi Exit Discriminator(MED)値をどのように設定したらよいのですか。
BGP ConnectRetry タイマーのデフォルトは何ですか。また、BGP ConnectRetry タイマーを調整することはできますか。
show ip bgp コマンドの出力にある r RIB-Failure には、どんな意味がありますか。
内部 BGP(iBGP)によって学習された default-route(0.0.0.0/0)ルートを EIGRP/OSPF/IS-IS に再配布するには、どのようにすればよいのですか。
デフォルト ルート 0.0.0.0/0 を除き、BGP ネイバーにアドバタイズされるすべての IP ルートをフィルタリングするにはどのようにすればよいのですか。
エラー Protocol not in this image を解決するには、どのようにするのですか。
デバッグ出力にある「BGP: timer-wheel running slow by 1 ticks」は、どのような意味ですか。
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントでは、Border Gateway Protocol(BGP; ボーダーゲートウェイ プロトコル)に関する FAQ を記載しています。

Q. BGP を設定するにはどうすればよいのですか。

A. BGP と BGP の機能を設定する方法についての詳細は、次のドキュメントを参照してください。

Q. ループバック アドレスを使用して BGP を設定するにはどうすればよいのですか。

A. ループバック インターフェイスを使用すると、ネイバーはアップ状態が保たれ、誤動作を起こしたハードウェアの影響を受けなくなります。

デフォルトでは、BGP は BGP ピアリング セッションを確立する際、発信元アドレスとして BGP ピアに直接接続された物理インターフェイス上で設定された IP アドレスを使用します。この動作を変更し、ルータとやり取りする BGP を設定して、発信元アドレスとしてループバック アドレスを使用してピアリングを確立するには、neighbor <ip address> update-source <interface> コマンドを発行します。

詳細は、『iBGP および eBGP のコンフィギュレーション例:ループバック アドレスを使用する場合と使用しない場合』を参照してください。

Q. BGP で一部またはすべてのアトリビュートが 1 つのネイバーに適用される場合、アトリビュートの優先順位はどのようになりますか。

A. 優先順位は、アトリビュートが受信アップデートに適用されるか送信アップデートに適用されるかにより異なります。

受信アップデートの場合、優先順位は次のようになります。

  1. ルート マップ
  2. フィルタ リスト
  3. プレフィクス リスト、配布リスト

送信アップデートの場合、優先順位は次のようになります。

  1. プレフィクス リスト、配布リスト
  2. フィルタ リスト
  3. ルート マップ

注:プレフィクス リストおよび配布リストは相互に排他的な属性であり、特定のネイバーの受信方向または送信方向には、1 つのコマンド(neighbor prefix-list または neighbor distribute-list)しか適用できません。

Q. show ip bgp コマンドの出力にある 0.0.0.0 のネクストホップには、どんな意味がありますか。

A. BGP テーブル内のネットワークでネクストホップ アドレスが 0.0.0.0 の場合、そのネットワークが、Interior Gateway Protocol(IGP; 内部ゲートウェイ プロトコル)の BGP への再配布か、BGP 設定内での network コマンドまたは aggregate コマンドにより、ローカルで作成されていることを意味しています。

Q. BGP コミュニティ アトリビュートの代表的なコミュニティは何ですか。

A. コミュニティ アトリビュートは推移的なオプションのアトリビュートで、宛先を特定のコミュニティで分類して特定のポリシー(許容、優先、または再配布など)を適用するためにつくられています。次の表は、代表的な BGP コミュニティを示しています。

コミュニティ 説明
Local-AS パケットがローカルの自律システム(AS)外部へ送信されないようにするために、コンフェデレーション シナリオで使用。
no-export 外部 BGP(eBGP)ピアへアドバタイズしない。このルートは AS 内に維持する。
no-advertise このルートはどのようなピア(内部や外部)へもアドバタイズしない。
none ルートに関連付けられたコミュニティをクリアするときに、コミュニティ アトリビュートなしを適用。
internet このルートをインターネット コミュニティと、そのコミュニティに属するあらゆるルータにアドバタイズする。

コミュニティ設定についての詳細は、『BGP の設定』の「BGP コミュニティ フィルタリングの設定」セクションを参照してください。

Q. BGP コミュニティ アトリビュートを設定するにはどのような形式を使用できますか。

A. Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 12.0 以降では、コミュニティを 10 進数、16 進数、AA:NN の 3 種類の形式で設定できます。デフォルトでは、IOS は従来の 10 進形式を使用します。AA:NN に設定して表示するには(前半部分は AS 番号で、後半部分は 2 バイトの番号)、ip bgp new-format グローバル設定コマンドを発行します。

注:コミュニティ アトリビュートは 10 進数、16 進数、または AA:NN で表すことができますが、32 ビットの数字のままです。たとえば、次の 3 つの設定コマンドはいずれもコミュニティ 30:20(AS 30、番号 20)を指定します。

  • set community 30:20
  • set community 0x1E0014
  • set community 1966100

どのコマンドを使用しても、ルータ設定ファイルと BGP テーブルに表示されるコミュニティは 30:20 です。

詳細は、『BGP ケース スタディ』の「コミュニティ アトリビュート」セクション、および『BGP コミュニティ値を使用した、アップストリーム プロバイダー ネットワークでのルーティング ポリシーの制御』を参照してください。

Q. オート サマリーを有効にした場合と無効にした場合では、BGP の動作にどのような違いがありますか。

A. オート サマリーの動作は、Cisco IOS ソフトウェア リリース間で変更されています。オート サマリーは当初はデフォルトで有効になっていました。ところが、Cisco Bug ID CSCdu81680登録ユーザ専用)に関連して、この動作は変更されています。最新版の Cisco IOS では、オート サマリーがデフォルトで無効になっています。 オート サマリーが有効な場合、ローカルで作られた BGP ネットワークがクラスフルな境界にまとめられます。BGP ではオート サマリーはデフォルトで有効になっています。オート サマリーが無効な場合、BGP テーブルにローカルで挿入されたルートはクラスフルな境界にまとめられません。サブネットがルーティング テーブル内に存在し、次の 3 つの条件が満たされると、ローカル ルーティング テーブル内にあるそのクラスフル ネットワークのあらゆるサブネットが BGP に対して、クラスフル ネットワークを BGP テーブルにインストールするよう促します。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

  • ルーティング テーブル内のネットワークのクラスフル ネットワーク文
  • そのネットワーク文のクラスフル マスク
  • オート サマリーが有効

たとえばルーティング テーブル内のサブネットが 75.75.75.0 マスク 255.255.255.0 で、network 75.0.0.0router bgp コマンドで設定して、オート サマリーが有効な場合、BGP はクラスフル ネットワーク 75.0.0.0 マスク 255.0.0.0 を BGP テーブルに挿入します。

これら 3 つの条件がすべて満たされない場合、BGP がエントリを BGP テーブルにインストールするのは、ローカルのルーティング テーブル内に完全な一致がある場合だけです。

注:BGP を実行する AS に、完全にクラスフルなネットワークがない場合は、no auto-summary コマンドを router bgp で発行してオート サマリーを無効にすることを推奨いたします。

Q. BGP ルータが BGP ネットワークをアナウンスして、さらにグローバル BGP メッシュに伝搬しているかを検証するには、どのようにすればよいのですか。

A. IP ブロックが、直接接続された ISP にアナウンスされているかを確認するには、次のコマンドを使用します。

  • show ip bgp neighbors [address] advertised-routes コマンドにより、どのメッセージが送信されているかが表示されます。
  • show ip bgp neighbors [address] routes コマンドにより、どのメッセージが受信されているかが表示されます。

注:show ip bgp neighbors [address] advertise-routes コマンドでは、ユーザが適用した送信ポリシーは考慮されません。将来の Cisco IOS ソフトウェア リリースでは、コマンド出力結果は送信ポリシーを反映するように変更されます。宛先への代替パスが 2 つある場合、BGP は常に最適なルートを使用してアドバタイズします。

IP ブロックが直接接続された ISP を経由してグローバル BGP メッシュに伝播されているようすを検証するには、インターネットの route server leavingcisco.com にログインして、プレフィクスの BGP エントリをルート サーバ内で探します。

Q. BGP セッションのリセットは、いつどのようにして行うべきですか。

A. BGP セッションの受信/送信ポリシーを変更する場合に、BGP セッションをクリアします。BGP セッションをクリアして送信ポリシーの変更を反映するには、clear ip bgp x.x.x.x soft out コマンドを発行します。BGP セッションをクリアして受信ポリシーの変更を反映するには、clear ip bgp x.x.x.x コマンドを発行します。ネイバーにソフト再設定機能がある場合は、clear ip bgp x.x.x.x soft in コマンドを発行できます。Optimized Edge Routing(OER)を設定してある場合は、BGP セッションを自動的にクリアできます。OER は、着信方向と発信方向の両方の BGP セッションを自動的にクリアします。OER についての詳細は、『OER ネットワーク コンポーネントの設定』を参照してください。

注:Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0 以降では、新しい BGP ソフト リセット拡張機能が導入されています。詳細は、『BGP ソフト リセット機能拡張』を参照してください。

Q. PIX を介して BGP の MD5 認証を実行する場合、PIX で何か特別な操作を実行する必要がありますか。

A. はい。BGP 'neighbor ... password ...' が設定されている場合、TCP 疑似 IP ヘッダー、TCP ヘッダー、およびデータでは MD5 認証が使用されています(RFC 2385 leavingcisco.com を参照)。TCP は、TCP シーケンス番号および ACK 番号が含まれるこのデータと、BGP ネイバーのパスワードを使用して、128 ビットのハッシュ値を作成します。ハッシュ値は、パケット内の TCP ヘッダー オプション フィールドに入っています。デフォルトでは、PIX は TCP フローごとにランダム値でシーケンス番号をオフセットします。送信側 BGP ピアでは、TCP はオリジナルのシーケンス番号を使用して 128 ビットの MD5 ハッシュ値を作成し、このハッシュ値をパケットに入れます。受信側 BGP ピアがこのパケットを受け取ると、TCP は PIX で変更されたシーケンス番号を使用して 128 ビットの MD5 ハッシュ値を作成し、これをパケットに含まれているハッシュ番号と比較します。TCP シーケンス値は PIX によって変更されているため、ハッシュは異なります。BGP ネイバー上の TCP はパケットを廃棄し、次のような MD5 失敗メッセージをログ記録します。

%TCP-6-BADAUTH: Invalid MD5 digest from 10.28.0.9:1778 to 10.156.50.10:179

この問題を解決するには norandomseq キーワードを使用します。また、static (inside,DMZ-ICE) 10.0.0.0 10.0.0.0 netmask 255.0.0.0 norandomseq コマンドを使用して、PIX が TCP シーケンス番号をオフセットしないようにします。

Q. 自律システム(AS)番号とは何で、どのようにしたら取得できるのですか。

A. AS 番号は世界中で唯一の番号で、AS の識別に使用されます。この番号により AS では外部ルーティング情報をネイバー AS 間で交換できるようになります。AS は IP ネットワークの接続グループで、1 つの明確に定義されたルーティング ポリシーに準拠しています。

使用できる AS 番号の数には制限があります。そのため、固有の AS 番号を必要とするサイトと、必要としないサイトを判断することが重要です。固有の AS 番号を必要としないサイトは、専用で使用するために予約された AS 番号を 1 つまたは複数使用する必要があります。この番号の範囲は 64512 〜 65535 です。AS 番号を取得するには、AS Number Registration Servicesleavingcisco.com の Web サイトにアクセスしてください。

Q. BGP パス選択基準とは何ですか。

A. BGP パスの選択基準は、『BGP の最適パス選択アルゴリズム』に記載されています。

Q. always-compare-meddeterministic-med の違いは何ですか。

A. この 2 つのコマンドの違いについての詳細な説明は、『bgp deterministic-med コマンドと bgp always-compare-med コマンドの相違点』に記載されています。

Q. 内部 BGP(iBGP)セッションでネクストホップは修正されるのですか。

A.iBGP セッションは eBGP ピアからラーニングしたネクストホップのアトリビュートを保存します。これがネクストホップへの内部ルートが重要となる理由です。これ以外の方法では、BGP ルートは到達不可能になります。eBGP ネクストホップへ到達できるようにするには、ネクスト ホップが所属するネットワークを IGP 内に含めるか neighbor next-hop-self コマンドを発行して強制的にルータが外部ピアではなく自身を、ネクスト ホップとしてアドバタイズするようにします。詳細は、『BGP ケース スタディ』の「BGP ネクストホップ アトリビュート」セクションを参照してください。

Q. コンフェデレーション間の外部 BGP(eBGP)セッションでネクストホップは修正されるのですか。

A. いいえ、コンフェデレーション サブ AS 間の eBGP セッションでは、ネクストホップのアトリビュートは修正されません。すべての iBGP ルールは、AS 全体が 1 つのエンティティとして振舞うよう適用されます。メトリックおよびローカル プリファレンスの値も、コンフェデレーション eBGP ピアの中で変更されないままになります。コンフェデレーションについての詳細は、『BGP ケース スタディ』の「BGP コンフェデレーション」セクションを参照してください。

Q. 外部 BGP(eBGP)セッションでは、どの IP アドレスがネクストホップとして送信されるのですか。

A. eBGP ピアでは、ネクストホップは、ルートをアナウンスしたネイバーの IP アドレスです。しかしルートがマルチアクセス メディア(イーサネットやフレームリレーなど)でアドバタイズされている場合、通常ネクスト ホップは、そのルートを基点としたメディアに接続された、ルータ インターフェイスの IP アドレスになります。詳細は、『BGP ケース スタディ』の「BGP ネクストホップ アトリビュート」を参照してください。

Q. ルート リフレクタでは、反映されたプレフィクスのネクストホップ アトリビュートが変更されるのですか。

A. デフォルトでは、プレフィクスがルート リフレクタによって反映された際に、ネクストホップのアトリビュートは変更されません。しかし、neighbor next-hop-self コマンドを発行すると、eBGP ピアから反映されたプレフィクスのネクストホップのアトリビュートはあらゆるルート リフレクタ クライアントへ変更できます。

Q. 一次 ISP へ接続できなくなったとき、プレフィクスを 1 つの ISP だけにアナウンスするという条件で宣言するには、どのようにしたらよいのですか。

A. BGP は、デフォルトで BGP テーブルから外部ピアへルートをアドバタイズします。BGP 条件付きアドバタイズメント機能を使用すると、BGP テーブルの中に別のプレフィクスが存在しているかどうかに応じて、ルート アドバタイズメントの新たな制御が可能になります。通常、ルートは異なるパスの有無にはかかわらず伝播されます。BGP 条件付きアドバタイズメント機能は、non-exist-map および advertise-map 設定コマンドを使用して、ルート プレフィクスによりルートを追跡します。ルート プレフィクスが non-exist-map コマンドの中に存在しない場合、advertise-map コマンドによって指定されたルートがアナウンスされます。詳細は、『BGP の設定』の「BGP 設定条件付きアドバタイズメントの設定」セクションを参照してください。

Q. ロード シェアリングと冗長性をネットワークに装備するには BGP をどのように設定したらよいのですか。

A. 設定情報の詳細は、次のドキュメントを参照してください。

Q. ISP から BGP ルーティング テーブルを完全に受信するには、ルータ内にどのくらいのメモリ量が必要ですか。

A. BGP ルートの保存に必要なメモリ量は、ルータ、使用可能な代替パスの数、ルート ダンプニング、コミュニティ、設定された最大パスの数、BGP アトリビュート、および VPN の構成など多数の要素によって決まります。これらのパラメータの情報がない場合は、特定の数の BGP ルートを保存する場合に必要なメモリ量を計算するのは困難です。一般に、1 つの BGP ピアからグローバル BGP ルーティング テーブルを完全に保存する場合は、ルータに少なくとも 512 MB の RAM を推奨いたします。しかし、メモリ使用量を減らし、インターネット ルーティング テーブルをそっくり受信することなく最適なルーティングを実現する方法を理解することが重要です。詳細は、『最適なルーティングの実現と BGP メモリ消費の低減』(登録ユーザ専用)を参照してください。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

Q. BGP ピア グループを設定することのメリットは何ですか。

A. BGP ピア グループを指定することの大きなメリットは、アップデート生成の際に使用されるシステム リソース(CPU およびメモリ)の量が少なくなるということです。また、ルーティング テーブルの確認が一度だけになり、アップデートが他のすべての同期ピア グループ メンバーに複製できるようになるため、BGP 設定も簡単になります。ピア グループ メンバの数、テーブル内のプレフィクスの数、およびアドバタイズされたプレフィクスの数によっては、これにより負荷の量は大きく削減されます。Cisco では、同一の発信アナウンスメント ポリシーのピアをグループ化することを推奨いたします。詳細は、『BGP ピア グループ』を参照してください。

Q. 同期化とは何ですか。また、それは IP ルーティング テーブルに組み込まれた BGP ルートにどのように影響するのですか。

A. AS がトラフィックを別の AS から第 3 の AS へ送っている場合、AS 内のすべてのルータが IGP を介してルートをラーニングするまでは、BGP はルートをアドバタイズしてはいけません。BGP は、IGP がルートを AS 内で伝搬するまで待機した後、そのルートを外部ピアへアドバタイズします。同期化を有効にした BGP ルータは、iBGP で学習されたルートを自身の IGP で検証できない場合、これらのルートをルーティング テーブルにインストールしません。router bgpno synchronization コマンドを発行して、同期化を無効にします。これにより、BGP は iBGP ルートを IGP で検査しなくなります。詳細は、『BGP ケース スタディ:同期化』を参照してください。

Q. ある BGP 機能をサポートしている Cisco IOS ソフトウェア リリースは、どのように調べたらよいのですか。

A. Cisco IOS Software Advisor登録ユーザ専用)を使用すると、お探しの機能がどの Cisco IOS ソフトウェア リリースでサポートされしているかすぐにわかります。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

Q. Interior Gateway Protocol(IGP; 内部ゲートウェイ プロトコル)ネクストホップ メトリックと一致させるには、外部 BGP(eBGP)ネイバーにアドバタイズされたプレフィクスの Multi Exit Discriminator(MED)値をどのように設定したらよいのですか。

A. set metric-type internal route-map 設定コマンドを発行すると、BGP は、ルートのネクストホップに関連付けられた IGP メトリックに対応する MED をアドバタイズします。このコマンドは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 10.3 以降で使用できます。詳細は、『BGP コマンド』を参照してください。

Q. BGP ConnectRetry タイマーのデフォルトは何ですか。また、BGP ConnectRetry タイマーを調整することはできますか。

A.デフォルトの BGP ConnectRetry タイマーは 120 秒です。この時間が経過すると、受動的な TCP セッションが確立されたかどうかが BGP プロセスでチェックされます。受動的な TCP セッションが確立されていなければ、アクティブな新しい TCP が開始され、リモート BGP スピーカへの接続が試行されます。ConnectRetry タイマーがアイドルになっているこの 120 秒の間に、リモート BGP ピアはそれ対して BGP セッションを確立することができます。現時点では、Cisco IOS ConnectRetry タイマーをデフォルトの 120 秒から変更することはできません。

Q. show ip bgp コマンドの出力にある r RIB-Failure には、どんな意味がありますか。

R1> show ip bgp
BGP table version is 5, local router ID is 200.200.200.1
Status codes: s suppressed, d damped, h history, * valid, > best, i - internal,
              r RIB-failure
Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete

   Network          Next Hop            Metric LocPrf Weight Path
r> 6.6.6.0/24       10.10.13.3               0    130      0 30 i
*> 7.7.7.0/24       10.10.13.3               0    125      0 30 i

Routing Information Base(RIB; ルーティング情報ベース)(たとえば IP ルーティング テーブル)に BGP が bestpath プレフィクスをインストールしようとすると、次のいずれかの理由で BGP ルートが RIB で拒否されることがあります。

  • IP ルーティング テーブルにスタティック ルートがすでに存在するというように、より適切なアドミニストレーティブ ディスタンスを持つルートが IGP にすでに存在する。
  • メモリ障害。
  • VPN ルーティング/転送(VRF)におけるルートの数が、VRF インスタンスで設定された制限を超えている。

この場合、前述の理由で拒否されたプレフィクスは、show ip bgp コマンド出力の r RIB Failure により識別され、ピアにはアドバタイズされません。この機能は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(08.05)T で使用できるようになっています。

Q. 内部 BGP(iBGP)によって学習された default-route(0.0.0.0/0)ルートを EIGRP/OSPF/IS-IS に再配布するには、どのようにすればよいのですか。

A. Enhanced Interior Gateway Routing Protocol/Open Shortest Path First/Intermediate System-to-Intermediate System(EIGRP/OSPF/IS-IS)などの Interior Gateway Protocol(IGP; 内部ゲートウェイ プロトコル)に iBGP ルートを再配布すると、自律システム内でルーティング ループが発生する可能性があるため、推奨されません。デフォルトでは、IGP への iBGP の再配布は無効になっています。IGP への iBGP ルートの再配布を有効にするには、bgp redistribute-internal コマンドを発行します。ルート マップを使用して特定のルートを IGP に再配布する場合は、十分に注意してください。次の出力に、iBGP によって学習されたデフォルト ルート 0.0.0.0/0 を EIGRP に再配布するための設定例を示します。OSPF/IS-IS の場合も、同様の設定を行います。

router bgp 65345 
[...]
bgp redistribute-internal
!
router eigrp 10 
[...]
redistribute bgp 65345 route-map check-def
!
ip prefix-list def-route seq 5 permit 0.0.0.0/0 
!
route-map check-def permit 10 
match ip address prefix-list def-route

Q. デフォルト ルート 0.0.0.0/0 を除き、BGP ネイバーにアドバタイズされるすべての IP ルートをフィルタリングするにはどのようにすればよいのですか。

A.同じ BGP ネイバーに同時に、着信フィルタ リスト、配布リスト、プレフィクス リスト、およびルート マップを使用すると、特定のルートをフィルタリングできます。処理の順序を次に示します。

  1. フィルタ リスト
  2. ルート マップ
  3. 配布リスト(または)プレフィクス リスト

Q. エラー Protocol not in this image を解決するには、どのようにするのですか。

A. エラー メッセージ protocol not in this image が表示される原因は、ルータ上で稼働している IOS バージョンで BGP 機能がサポートされていないためです。このエラーを解決するには、IOS を、BGP がサポートされている新しい IOS バージョンにアップグレードします。

Q. デバッグ出力にある「BGP: timer-wheel running slow by 1 ticks」は、どのような意味ですか。

A. このメッセージは、ルータで BGP デバッグがオンになっている場合にのみ表示されます。これは単なる情報提供のメッセージで、エラー メッセージではありません。この情報提供のメッセージは BGP の内部タイマーに関連するものです。このメッセージは、undebug all コマンドを発行することによって無視できます。


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