オプティカル : 同期デジタル階層(SDH)

光ファイバ接続の検査とクリーニングの手順

2016 年 10 月 28 日 - 機械翻訳について
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目次


概要

ファイバ コネクタは、接続する前にすべて検査してクリーニングしておくことが重要です。 このドキュメントでは、光ファイバ接続の検査とクリーニングの手順を説明します。

このドキュメント内の手順では、光ファイバ接続で使用される、光ファイバ ケーブル、バルクヘッド、およびアダプタの基本的な検査テクニックとクリーニング方法について説明します。

このドキュメントは、保守担当者、サービス技術者およびハードウェア設置者が使用するためのものです。

検査とクリーニングの重要性

光ファイバ機器を使用して高品質な接続を実現するためには、汚れのない光ファイバ コンポーネントを使用する必要があります。 光ファイバ システムのメンテナンスの最も基本的かつ重要な手順の 1 つが光ファイバ機器のクリーニングです。

ファイバ接続に何らかの汚れがあると、コンポーネントの障害やシステム全体の障害を引き起こす可能性があります。 光接続では、微細な塵の粒子でさえ、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。 粒子がコアの一部分または全体をブロックすると、強い背面反射が発生して、レーザー システムが不安定になる場合があります。 2 つのファイバの表面の間に塵の粒子が入り込むと、ガラスの表面に傷が付く場合があります。 クラッドや端面の端に粒子があるだけでも、ファイバのコアとコアの間に空気のギャップやずれが生じて、光信号が大幅に劣化する場合があります。

  • 1 マイクロメータの塵の粒子がシングルモードのコア上にあると、光が最大 1 % ブロックされる場合があります(0.05dB の損失)。

  • 9 マイクロメータの微小な汚れは、小さすぎてマイクロスコープなしでは見えませんが、そのような汚れでも、ファイバ コアが完全にブロックされる可能性があります。 これらの汚染物は、塵の粒子よりも取り除くのが難しい可能性があります。

人間の毛髪の直径は 50 〜 75 マイクロメータなので、比較すれば 8 倍も大きいことになります。 ですから、塵は見えない場合があるとはいえ、空中には存在するので、コネクタに付着する可能性があります。 塵に加えて、他の種類の汚染物も端面から除去する必要があります。 たとえば、次のような物質があります。

  • 油分(多くの場合、人間の手が原因)

  • 薄膜残留物(空中の蒸気から凝結)

  • パウダー コーティング(水または他の溶剤が蒸発した後に残る物質)

これらの汚染物は塵の粒子よりも取り除くのが難しい場合がありますが、除去しなければ機器が損傷する可能性もあります。

注意 注意: 注意:現在通信システムで使用されている高出力のレーザーでは、レーザーの照射中に汚染物がコアをブロックすると、その汚染物がファイバの端面に焼き込まれる場合があります。 このような焼き込みが発生すると、光ファイバの表面が損傷して、クリーニングでは対処できなくなる場合があります。

光ファイバ部品をクリーニングする場合は、必ず、慎重に手順を実行してください。 目標は、塵や汚染物を完全に除去して、光ファイバ接続のための汚染のない環境を実現することです。 検査、クリーニング、および再検査は、光ファイバを接続する前に必ず実施する必要がある重要な手順であることを覚えておいてください。

一般的な注意と警告

光ファイバ接続を検査またはクリーニングする前に、次の注意と警告を確認してください。

注意

  • ファイバ コネクタ、光コンポーネント、またはバルクヘッドを検査する前には、常にすべてのレーザー発生源をオフにしてください。

  • ケーブルの両端が接続されていないこと、またはカードまたはプラグイン可能なレシーバがシャーシから外されていることを常に確認してください。

  • 作業場所で着用が求められている場合には、適切な保護メガネを常に着用してください。 使用するレーザー保護メガネが、国や地方自治体の安全基準を満たしたもので、設置環境で使用されているレーザーに適合したものであることを確認してください。

  • クリーニングの前には、必ずコネクタやアダプタを検査してください。

  • 接続の前には、必ずコネクタの検査とクリーニングを行ってください。

  • ファイバの差し込みまたは引き抜きを行う場合は、必ずコネクタ ハウジングで行ってください。

  • 引き抜いたファイバ コネクタには、いつも保護キャップを装着しておいてください。

  • 光ファイバへの塵の付着を防ぐために、未使用の保護キャップを必ず密閉容器に保管してください。 この容器は、簡単に使えるように、コネクタのそばに置いてください。

  • 使用済みの工業用ティッシュや綿棒は、いつも適切に処分してください。

警告

  • 残留物が端面に確実に残らないような方法以外では、アルコールの使用またはウェット クリーニングは絶対に行わないでください。 機器が損傷する可能性があります。

  • システムのレーザーがオンのときには、ファイバを絶対にのぞき込まないでください。

  • バルクヘッドまたはレセプタクル デバイスを検査する方法がない場合には、絶対にクリーニングしないでください。

  • 正しくアースを取ってない状態では、絶対に製品に触れないでください。

  • ファイバ コネクタの検査には、フィルタの付いていない手持ち式のルーペや集光型の光学機器を絶対に使用しないでください。

  • システムのレーザーがオンのときには、ファイバをファイバスコープに絶対接続しないでください。

  • ファイバ コネクタの端面には、絶対に触れないでください。

  • ファイバ ケーブルは、絶対にねじったり無理に引っ張ったりしないでください。

  • 工業用ティッシュ、綿棒、またはクリーニング カセット リールは、絶対に再使用しないでください。

  • 工業用ティッシュ、綿棒、またはクリーニング用の布の未使用の部分には絶対に触れないでください。

  • 工業用ティッシュや綿棒のアルコールを染み込ませた部分には、絶対に触れないでください。

  • アルコール容器の注ぎ口には絶対に触れないでください。

  • 直火や火花の周りでは絶対にアルコールを使用しないでください。 アルコールは簡単に引火します。

ベスト プラクティス

  • すべてのクリーニング ツールは、密閉容器に保管する必要があります(端面の保護キャップは、別の容器に保管してください)。 この容器の内側は極めて清潔に保つ必要があり、蓋はしっかり締めて光ファイバの接続中に内容物が汚染されないようにする必要があります。

  • クラッドとファイバ コアに残留物が残ったままになる可能性があるため、クリーニング用のアルコールがクリーニング後にフェルールからゆっくりと蒸発することがないようにしてください。 このような残留物のクリーニングは、もう一度ウェット クリーニングをしないと除去するのが非常に困難で、通常は、元の汚染物を取り除くよりもさらに難しくなります。 液体アルコールが小さな裂け目や空洞に残っていて、再び表面に出てくる場合もあります。

一般的な検査とクリーニングの手順

ここでは、コネクタのクリーニング手順について説明します。 検査とクリーニングの具体的なテクニックの詳細については、別のセクションでさらに説明します。

クリーニングの一般的な手順

次の手順を実行します。

  1. ファイバ コネクタ、コンポーネント、またはバルクヘッドをファイバスコープを使用して検査します。

  2. コネクタが汚れている場合は、ドライ クリーニングのテクニックを使用してクリーニングします。

  3. コネクタを検査します。

  4. コネクタがまだ汚れている場合は、ドライ クリーニングのテクニックを繰り返します。

  5. コネクタを検査します。

  6. コネクタがまだ汚れている場合は、ウェット クリーニングのテクニックを使用してクリーニングしますが、その直後にドライ クリーニングも行って、端面に残留物が残らないようにします。

    注意:バルクヘッドとレセプタクルには、ウェット クリーニングを行わないことをお勧めします。 機器が損傷する可能性があります。

  7. コネクタを再び検査します。

  8. 汚染物をまだ取り除けない場合は、端面が汚れのない状態になるまで、クリーニング手順を繰り返します。

図 1 は、コネクタのクリーニング手順のフローを示しています。

図 1

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残留物が端面に確実に残らないような方法以外では、アルコールの使用またはウェット クリーニングは絶対に行わないでください。 機器が損傷する可能性があります。

コネクタの検査テクニック

この検査テクニックは、ファイバスコープで端面を確認するために行います。

ファイバスコープとは、光ファイバ部品の検査用にカスタマイズされたマイクロスコープです。 使用するファイバスコープには、少なくとも 200 倍の総合倍率が必要です。 ほとんどのコネクタ タイプ(1.25 mm、2.5 mm、APC コネクタなど)の端面を正しく検査するためには、 固有のアダプタが必要です。

ツール

  • エンドキャップ用の清潔な密閉容器。

  • ファイバスコープ

  • バルクヘッド プローブ

図 2 は、さまざまな種類のファイバスコープを示しています。

図 2

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バルクヘッド プローブは、ハンドヘルド型のファイバスコープで、バルクヘッド、バックプレーン、またはレセプタクル ポート内のコネクタを検査するために使用されます。 バルクヘッド プローブは、少なくとも 200 倍の総合倍率でビデオ モニタに表示できる必要があります。 ハンドヘルド型のポータブル モニタも使用できます。 ほとんどのコネクタ タイプの端面を正しく検査するためには、固有のアダプタが必要です。

図 3 は、プローブが付いたハンドヘルド型のファイバスコープと 1.25 mm コネクタ用のアダプタ ティップを示しています。

図3

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図 4 は、2 種類のハンドヘルド型ファイバスコープを示しています。

図 4

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注意 注意: この手順を始める前に、注意と警告をお読みください。

コネクタを検査するには、次の手順を実行します。

  1. 検査を始める前に、レーザーがオフになっていることを確認します。

    警告 警告: 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。 ビームを見つめたり、光学機器を使用して直接見ることは避けてください。

  2. 保護キャップを外して、清潔な密閉容器にキャップを保存します。

  3. 検査対象のコネクタの様式を確認して、適切な検査用アダプタまたはプローブを機器に装着します。

  4. ファイバスコープのアダプタにファイバ コネクタを挿入して、端面のイメージがはっきり表示されるように、焦点リングを調節します。 図 5 は、シングルモード コネクタの汚れていない端面を示しています。

    図 5

    /image/gif/paws/51834/117072.gif

  5. または、ハンドヘルド型のプローブのティップをバルクヘッド コネクタに差し込んで、焦点を調節します。

    図 6 は、バルクヘッド コネクタに差し込まれたハンドヘルド型のプローブを示しています。

    図 6

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  6. コネクタの端面に汚染物がないことを、ビデオ モニタ上で確認します。

    ヒント: さまざまなタイプの汚染物のイラストについては、付録 B の「汚染状態のサンプル イメージ」の例を参照してください。

  7. 必要に応じて、端面のクリーニングを行って再検査します。 次の中から適切なセクションを参照してください。

  8. 再汚染のリスクを減らすために、汚染のないコネクタをすばやく汚染のない相手のコネクタに差し込んでください。

ピグテールとパッチコードのクリーニング テクニック

ここでは、ピグテールとパッチコードのクリーニング テクニックについて説明します。

100% 有効な既知のクリーニング方法はありません。 そのため、クリーニング プロセスの一部として検査が組み込まれていることが不可欠です。 不適切なクリーニングを行うと、機器が損傷する可能性があります。

ドライ クリーニングのテクニック: カートリッジ型とポケット型のクリーナ

ここでは、カートリッジ型とポケット型のクリーナを使ったドライ クリーニング テクニックについて説明します。

ツール

  • カートリッジ型のクリーニング ツール: OPTIPOP と CLETOP

  • ポケット型のクリーニング ツール: CARDCLEANER

図 7

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注意 注意: この手順を始める前に、注意と警告をお読みください。

  1. 検査を始める前に、レーザーがオフになっていることを確認します。

    警告 警告: 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。 ビームを見つめたり、光学機器を使用して直接見ることは避けてください。

  2. 保護用のエンドキャップを外して、小型の密閉容器に保存します。

  3. コネクタをファイバスコープで検査します。 「コネクタの検査テクニック」の項を参照してください。

  4. コネクタが汚れている場合は、カートリッジ型またはポケット型のクリーナを使用してクリーニングします。

    • カートリッジ型クリーナの場合は、親指レバーを押し下げたままにします。 シャッターが後ろに下がって、新たなクリーニング エリアが現れたら、手順 5 に進みます。

    • ポケット型クリーナの場合は、1 つのクリーニング面の保護フィルムをはがしてから、手順 5 に進みます。

    • 手で前進させるクリーナの場合は、新しい部分がクリーニング ウィンドウに現れるまで装置の下部からクリーニング素材を引っ張ってから、手順 5 に進みます。

  5. ファイバのティップをクリーニング エリアに軽く当てたままにします。

    • シングル非 APC 光ファイバ コネクタの場合は、光ファイバを 1/4 回転(90 °)させます。

    • APC コネクタの端面の場合は、クリーニング エリアを端面と同じ角度に保ちます。

  6. 露出しているクリーニング エリアの矢印の方向または上から下に、ファイバのティップを軽く引き下げます。

    注意 注意: 注意:ファイバを繊維にこすりつけたり、同じ面で複数回クリーニングしたりしないでください。 そのようにすると、コネクタを汚したり損傷したりする可能性があります。

    • ポケット型クリーナを使用する場合は、手順 8 に進みます。

    • A CLETOP タイプのシングル光ファイバ コネクタの場合は、2 つ目の汚れのないスロットでクリーニング手順(手順 5 と手順 6)を繰り返します。

  7. カートリッジ型クリーナを使用している場合は、親指レバーを放して、クリーニング ウィンドウを閉じます。

  8. コネクタをファイバスコープで再び検査します。 「コネクタの検査テクニック」の項を参照してください。

  9. 必要に応じて、検査とクリーニングの手順を繰り返します。

    注意 注意: 使用後は、使用済みのクリーニング素材(カードまたは素材カートリッジ)は廃棄してください。

ドライ クリーニングのテクニック: リントフリー布

ここでは、リントフリー布を使用したドライ クリーニング テクニックについて説明します。

ツール

  • リントフリー布(クリーン ルーム品質のものが望ましい)

図 8

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注意 注意: この手順を始める前に、注意と警告をお読みください。

  1. 検査を始める前に、レーザーがオフになっていることを確認します。

    警告 警告: 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。 ビームを見つめたり、光学機器を使用して直接見ることは避けてください。

  2. 保護用のエンドキャップを外して、小型の密閉容器に保存します。

  3. 布を四角く(4 層から 8 層くらいの厚さに)折りたたみます。図 8 を参照してください。

  4. コネクタをファイバスコープで検査します。 「コネクタの検査テクニック」の項を参照してください。

    コネクタが汚れている場合は、リントフリー布を使用してクリーニングします。

    注意 注意: 注意:折りたたむときには、クリーニングに使用する部分の布を、物の表面や手で汚さないように注意してください。

  5. 図 8 に示す動作で、布の真ん中でフェルールの先端を軽く拭きます。

    注意 注意: 布を光ファイバに擦り付けないでください。 そうした場合は、傷が付いたり、汚れがひどくなったりします。

  6. 布の他のきれいな部分で図 8 の拭く動作を繰り返します。

  7. 布を適切に廃棄します。

  8. コネクタをファイバスコープで再び検査します。

  9. 必要に応じて、この手順を繰り返します。

ドライ クリーニング: リントフリー(糸くずの出ない)綿棒

ここでは、リントフリー綿棒を使用したドライ クリーニング テクニックについて説明します。

ツール

  • リントフリー綿棒(クリーン ルーム品質のものが望ましい)

図 9

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注意 注意: この手順を始める前に、注意と警告をお読みください。

  1. 検査を始める前に、レーザーがオフになっていることを確認します。

    警告 警告: 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。 ビームを見つめたり、光学機器を使用して直接見ることは避けてください。

  2. 保護用のエンドキャップを外して、小型の密閉容器に保存します。

  3. コネクタをファイバスコープで検査します。 「コネクタの検査テクニック」の項を参照してください。

  4. コネクタが汚れている場合は、リントフリー綿棒を使用してクリーニングします。

    図 10

    /image/gif/paws/51834/95146.gif

  5. 綿棒を軽く押し付けて回転させ、フェルールの表面をクリーニングします。

  6. 綿棒を適切に廃棄します。 綿棒は絶対に再利用しないでください。

  7. コネクタをファイバスコープで再び検査します。

  8. 必要に応じて、この手順を繰り返します。

ウェット クリーニングのテクニック: リントフリー布

ドライ クリーニングの手順でも光ファイバの端面から汚れを除去できなかった場合は、ウェット クリーニング方式を試してみてください。

注意 注意: 不適切なクリーニングを行うと、機器が損傷する可能性があります。 イソプロピル アルコールを使用するときには、コネクタやアダプタからアルコールが完全に除去されるように特に気をつけます。 液体アルコールが残っていると、端面上に浮遊している塵を運ぶ原因になります。 クリーニング後にアルコールがフェルールからゆっくりと蒸発すると、クラッドとファイバのコアに残留物が残る場合があります。 このような残留物のクリーニングは、もう一度ウェット クリーニングをしないと除去するのが非常に困難で、通常は、元の汚染物を取り除くよりもさらに難しくなります。 液体アルコールが小さな裂け目や空洞に残っていて、ファイバの接続中に再び表面に出てくる場合もあります。

ツール

  • 99 % の濃度のイソプロピル アルコール

  • リントフリー布

図 11

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注意 注意: 注意:メスのマルチファイバ コネクタを扱う場合は、ガイド ピンの穴にアルコールが入らないようにしてください。 嵌合中にアルコールが染み出て、接続部が汚れる場合があります。

注意 注意: 注意:E-2000 または F-3000 のコネクタの場合は、コネクタにアルコールが滞留してコネクタが再び汚染される可能性があるので、ウェット クリーニングは行わないでください。

注意 注意: この手順を始める前に、注意と警告をお読みください。

  1. 検査を始める前に、レーザーがオフになっていることを確認します。

    警告 警告: 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。 ビームを見つめたり、光学機器を使用して直接見ることは避けてください。

  2. 保護用のエンドキャップを外して、小型の密閉容器に保存します。

  3. コネクタをファイバスコープで検査します。 「コネクタの検査テクニック」の項を参照してください。

  4. 布を四角く(4 層から 8 層くらいの厚さに)折りたたみます。 図 11 を参照してください。

  5. 布の一部を 99 % の濃度のアルコール 1 滴で湿らせます。 布の一部は、必ず乾いたままにしておいてください。

  6. 図 8 に示す動作で、布のアルコールで湿らせた部分でフェルールの先端を軽く拭きます。 その後すぐに、布の乾いた部分で図 8 に示す拭き取る作業を繰り返して、残留アルコールをすべて除去します。 ((注意を参照してください)。

    注意 注意: 注意:ファイバで布をこすらないでください。そのようにすると、傷が付く場合があります。

  7. 布を適切に廃棄します。 布は絶対に再利用しないでください。

  8. コネクタをファイバスコープで再び検査します。

  9. 必要に応じて、この手順を繰り返します。

バルクヘッドとレセプタクルのクリーニング テクニック

レセプタクルとは、光ポートが搭載されたパッケージ型のデバイスのことです。 多くのレセプタクル デバイスは、ファイバよりも汚染に強いレンズ ベースのシステムを使用していますが、正しくクリーニングしないと損傷する場合があります。 レセプタクル デバイスを検査中に端面のクラッドに焦点を合わせられない場合は、レンズ付きデバイスを外してクリーニングしようとしないでください。 端面のコアとクラッドのサンプル イメージは、図 14図 15 を参照してください。

熟練者でも、綿棒を使ったクリーニングではあまりいい結果が得られないことがわかっています。 コアをブロックして信号に影響を与えるような汚染が見られるのでない限りは、光ポートはそのままにしておくことをお勧めします。 綿棒を挿入する過程で汚染物が端面上に押し出される場合があります。

注意 注意: 注意:バルクヘッドとレセプタクルには、ウェット クリーニングを行わないことをお勧めします。 機器が損傷する可能性があります。

レセプタクル側に汚れを広げないために、必ず、差し込む側のコネクタに汚れがないことを確認します。 擦り付けられた汚染物は、浮遊している塵よりもずっと除去が難しくなります。

まず検査をして、必要な場合にだけクリーニングすることを覚えておいてください。

ドライ クリーニング: リントフリー(糸くずの出ない)綿棒

ここでは、リントフリー綿棒を使用したドライ クリーニング テクニックについて説明します。

ツール

  • リントフリー(糸くずの出ない)綿棒

図 12

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注意 注意: バルクヘッドまたはレセプタクルを後で検査する方法がない場合には、絶対にクリーニングしないでください。 クリーニングしたために、端面が以前より悪い状態になる場合があります。

注意 注意: この手順を始める前に、注意と警告をお読みください。

  1. 検査を始める前に、レーザーがオフになっていることを確認します。

    警告 警告: 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。 ビームを見つめたり、光学機器を使用して直接見ることは避けてください。

  2. 保護用のエンドキャップを外して、小型の密閉容器に保存します。

  3. アダプタ内のファイバ コネクタまたはバルクヘッドをファイバスコープのプローブを使用して検査します。 「コネクタの検査テクニック」の項を参照してください。

  4. アダプタが汚れている場合は、コネクタのフェルールの大きさに従って、適切なリントフリー綿棒を選択します。

  5. アダプタ内のコネクタをファイバスコープのプローブを使用して再び検査します。

  6. 清潔なリントフリー綿棒をアダプタに挿入します。 図 13 を参照してください。

    図 13

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  7. 同じ方向に、綿棒を数回完全に回転させます。

  8. 綿棒を適切に廃棄します。 綿棒は絶対に再利用しないでください。

  9. 必要に応じて、このクリーニング手順を繰り返します。

ウェット クリーニング: リントフリー(糸くずの出ない)綿棒

注意 注意: 注意:不適切なクリーニングを行うと、機器が損傷する場合があります。 イソプロピル アルコールを使用するときには、コネクタやアダプタからアルコールが完全に除去されるように特に気をつけます。 液体アルコールが残っていると、端面上に浮遊している塵を運ぶ原因になります。 クリーニング後にアルコールがフェルールからゆっくりと蒸発すると、クラッドとファイバのコアに残留物が残る場合があります。 このような残留物のクリーニングは、もう一度ウェット クリーニングをしないと除去するのが非常に困難で、通常は、元の汚染物を取り除くよりもさらに難しくなります。 液体アルコールが小さな裂け目や空洞に残っていて、ファイバの接続中に再び表面に出てくる場合もあります。

注意 注意: 注意:メスのマルチファイバ コネクタを扱う場合は、ガイド ピンの穴にアルコールが入らないようにしてください。そうしないと、接続時にアルコールが出てきて、接続部分が汚染される可能性があります。

ツール

  • 99 % の濃度のイソプロピル アルコール

  • リントフリー(糸くずの出ない)綿棒

注意 注意: バルクヘッドまたはレセプタクルを後で検査する方法がない場合には、絶対にクリーニングしないでください。 アルコールの残留物は最も除去が難しい汚染物の 1 つなので、実際には、クリーニングしたために端面が以前より悪い状態になる場合があります。

  1. 検査を始める前に、レーザーがオフになっていることを確認します。

    警告 警告: 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。 ビームを見つめたり、光学機器を使用して直接見ることは避けてください。

  2. 保護用のエンドキャップを外して、小型の密閉容器に保存します。

  3. コネクタをファイバスコープで検査します。 「コネクタの検査テクニック」の項を参照してください。

  4. ドライ クリーニングの手順を行っても、ファイバの端面から汚れを除去できない場合は、次に 99 % の濃度のアルコール 1 滴で、新しいリントフリー綿棒を軽く湿らせます。 綿棒を湿らせ過ぎないように注意してください。

    ヒント: クリーニング直後の乾燥に使用可能な乾いたリントフリー綿棒を用意します。 乾燥用の綿棒が汚れないように注意してください。 注意を参照

  5. 湿らせた綿棒を軽く押し付けて回転させ、フェルールの表面をクリーニングします。

  6. クリーニング直後に、2 本目の綿棒(乾いている)を軽く押して付けて回転させながら、フェルール表面に残っているアルコールを乾燥させます。

  7. 湿った綿棒と乾いた綿棒を適切に廃棄します。 綿棒は絶対に再利用しないでください。

  8. コネクタを再び検査します。

ベンダー固有のクリーニング テクニック

クリーニング テクニックの多くは独自のものであり、このドキュメントも広く配布されるので、部品とドキュメントの番号および適用方法だけを列挙します。 詳細は、サプライヤに直接問い合せてください。

3M OGI のバルクヘッド クリーニング テクニック(ドライとウェット)

連絡先は、「ツール」を参照してください。

ツール

3M OGI のバルクヘッド クリーニング キット(3M の部品番号 FCCS-1020)

詳細については、3M Worldwide を参照してください。

付録 A:コネクタ タイプ - 検査とクリーニングの相互参照チャート

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付録 B:汚染状態のサンプル イメージ

次の図に、さまざまな汚染状態を示します。

実例 説明
図 14: 汚れのないコネクタ

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図 14 は、汚れのないシングルモードのセラミック端面を 200 倍の倍率で示しています。

コアが明るく表示されない場合もあります。

図 15: 許容範囲内の影はあるが、汚れのないマルチファイバ コネクタ

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図 15 は、汚れのないマルチモードの MT コネクタを示しています。 クラッドの端に沿って、許容範囲内の少量の影があることに注意してください。

200 倍の倍率で、複数のファイバが見えています。コアが明るく表示されない場合もあります。

図 16: 塵が付いたコネクタ

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図 16 は、塵の粒子が端面の表面全体に広がっていて、クリーニングが必要なコネクタを示しています。
図 17: 液体で汚染されたコネクタ

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図 17 は、クリーニングが必要な、液体で汚染されたコネクタを示しています。
図 18: 液体で汚染されたコネクタ

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図 18 は、クリーニングが必要な、液体で汚染されたコネクタを示しています。
図 19: アルコールの残留物で汚染されたコネクタ

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図 19 は、クリーニングが必要な、アルコールの残留物があるコネクタを示しています。
図 20: 液体で汚染されたコネクタ

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図 20 は、クリーニングが必要な、液体の小さな飛沫で汚染されたコネクタを示しています。
図 21: 乾燥した残留物があるコネクタ

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図 21 は、クリーニングが必要な、乾燥した残留物があるコネクタを示しています。
図 22: 油性の残留物があるコネクタ

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図 22 は、クリーニングが必要な、油性の残留物があるコネクタを示しています。
図 23: 傷が付いたコネクタ

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図 23 は、傷が付いたコネクタを示しています。 このような傷は端面の損傷ではなく、クリーニングでは除去できません。 ただし、光ファイバのコアを横切っているように見える深い傷は、信号を損失させる可能性があります。
図 24: クラッドが欠けて過剰なエポキシがあるコネクタ

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図 24 は、クラッドが損傷したコネクタを示しています。 損傷したクラッドはクリーニングでは除去できません。 クラッドの周りの少量のエポキシは許容できますが、この例では、クラッドの周りにエポキシが過剰にあり、クリーニングでは除去できません。 このコネクタは、取り替える必要があります。
図 25: 損傷したコネクタ

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図 25 は、面取りをしすぎた 1.25 mm のフェルールを示しています。 このコネクタは、取り替える必要があります。

付録 C:コネクタの定義と説明

コネクタの部品またはタイプ 説明
APC(Angled Physical Contact) これは、光ファイバの端面に 8 °の角度を付けた研磨様式です。 通常、このタイプのコネクタは、コネクタ本体が緑になっているか、緑の断線保護ブーツが装着されているので識別できます。
バックプレーン コネクタ これは、PCA の背面からシャーシ内部の背面壁に接続する光ファイバ コネクタです。
バルクヘッド アダプタ これは、2 つの光ファイバ コネクタを嵌合させるためのプラスチック製または金属製のハウジングです。 通常は、PCA の前面パネルかバックプレーンにあります。
コネクタ これは、トランスミッタ、レシーバ、または別のケーブルに接続するために、光ファイバ ケーブルの端にあるプラスチック製または金属製のハウジングです。
クラッド これは、屈折率の低いガラスで作られた、光ファイバの端面の内側の領域です。 この領域は、コアの外側の端から 125 ミクロンの直径の端の部分までを占めています。
コア これは、光の大部分を伝送して導く、光ファイバの端面の最も中心部にある領域です。 直径は、光ファイバの種類によって異なりますが、9 ミクロン、50 ミクロン、62.5 ミクロンのいずれかです。

多くの場合、コアは明るく表示されないため、クラッドと区別できません。

E2000 これは、シングルファイバの 2.5 mm の直径のフェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタです。 この特殊なコネクタには、金属性のフェルールが使用されており、バネ式の保護シャッタが付いています。 このコネクタは Diamond, Inc. が独占提供しています。 図 29 を参照してください。
端面 これは、光ファイバ コネクタの接続面です。 ガラス製のコアとクラッドで構成されており、セラミック製、プラスチック製、または金属製のフェルールが周りを覆う構造になっています。 このエリア全体を損傷から常に保護しておくことが非常に重要です。
F3000 これは、シングルファイバの 1.25 mm の直径のフェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタです。 この特殊なコネクタには、金属性のフェルールが使用されており、バネ式の保護シャッタが付いています。 このコネクタは Diamond, Inc. が独占提供していますが、すべての LC ポートに適合するわけではありません。
FC シングルファイバの 2.5 mm の直径のフェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタ。 コネクタの接続部には、正しい相手だけに適合する、ネジ山が切られたバレルが採用されています。 図 28 を参照してください。
フェルール ガラス製のクラッドとコアを保持して一直線に揃えるために正確に中ぐり加工が施された、光ファイバの端面の外側部分。 通常は、セラミックやプラスチックなどの絶縁性の素材で作られています。 シングルファイバとマルチファイバの両方のタイプがあります。
LC これは、シングルファイバ用の直径のフェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタです。 1.25 mm のコネクタ本体には特有のプラスチック製ラッチが採用されており、接続時には確実に連結されます。 図 26 を参照してください。
MPO(MTP とも呼ばれます) これは、マルチファイバ用のプラスチック製フェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタです。 図 31 を参照してください。
MU これは、シングルファイバの 1.25 mm の直径のフェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタです。 図 30 を参照してください。
マルチモード ファイバ これは、さまざまなモードの光を伝送または放射する光ファイバです。 通常、これらのファイバには、大きなコア(一般的には 50 ミクロンか 62.5 ミクロン)が採用されています。
OGI これは、マルチファイバ用のプラスチック製フェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタです。 このコネクタは 3M, Inc. が独占提供しています。 図 32 を参照してください。
PC(Physical Contact) これは、凸形またはドーム型の端面の光ファイバの研磨様式です。
ピグテール デバイス これは、オス コネクタに一定の長さの光ファイバが取り付けられたパッケージ型の光学部品です。
レセプタクル デバイス これは、通常、前面パネルと同じ平面上に取り付けられるメスのポートが付いたパッケージ型の光学部品です。 設計またはベンダーによっては、光ファイバまたは光学レンズが内部的に使用されている場合があります。 SFP、XFP、GBIC、XenPAK、および SFF が、レセプタクル トランシーバ デバイスのすべての例です。 図 33 を参照してください。
リボン コネクタ これは、マルチファイバ コネクタの別名です。
SC これは、シングルファイバの 2.5 mm の直径のフェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタです。 図 27 を参照してください。
シングルモード光ファイバ これは、光伝搬の 1 つの空間モードをサポートする光ファイバです。 通常、これらのファイバには、9 ミクロンのコアが採用されています。
ST これは、シングルファイバの 2.5 mm の直径のフェルールを使用するタイプの光ファイバ コネクタです。
UPC(Ultra-polished Physical Contact) これは、凸形またはドーム型の端面の光ファイバの研磨様式です。 高度な研磨技術によって、パフォーマンスが改良されています。

付録 D:コネクタとアクセサリのサンプル

Angled Physical Contact(APC; 斜め球面研磨)コネクタには、通常、緑のコネクタまたはブーツが付いています。 青や他の色のコネクタは、平面または凸面の端面になっています。

図 26: LC タイプのコネクタとアクセサリ(1.25 mm フェルール)

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図 27: SC タイプのコネクタとアクセサリ(2.5 mm フェルール)

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図 28: FC タイプのコネクタとアクセサリ(2.5 mm フェルール)

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図 29: E2000 タイプのコネクタとアクセサリ(2.5 mm フェルール)

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図 30: MU タイプのコネクタとアクセサリ(1.25 mm フェルール)

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図 31: MTP/MPO タイプのコネクタ(マルチファイバ フェルール)

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図 32: OGI タイプのコネクタ(マルチファイバ)

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図 33: レセプタクル デバイス

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関連情報


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