Cisco インターフェイスとモジュール : Cisco ATM ポート アダプタ

トラブルシューティング:Cisco 7x00 および Cisco 3600 の ATM インターフェイスで発生する過敏レシーバと減衰

2016 年 10 月 27 日 - 機械翻訳について
その他のバージョン: PDFpdf | ライター翻訳版 (2005 年 6 月 5 日) | 英語版 (2015 年 8 月 22 日) | フィードバック


目次


概要

時折、ATM T3 インターフェイス(たとえば Cisco 7x00 の PA-T3 や Cisco 3600 シリーズ ルータの NM-1A-T3 など)に、接続障害が発生することがあります。 接続障害によって発生する症状には、次のようなものがあります。

  • Line Code Violation(LCV; 回線コード違反)

    • 極性違反

    • 過剰ゼロ

  • 連続インターフェイス フラップ

  • エラー メッセージ

  • ATM インターフェイスの CRC エラー

この文書では、これらの症状を説明し、過敏レシーバまたは減衰の問題に相当する症状例を検討するほか、回避策を提供します。

はじめに

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

前提条件

このドキュメントに関する固有の要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。 対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

問題

過敏レシーバまたは減衰の問題は、ATM インターフェイス上で発生する、「概要」のセクションで挙げた症状によって検知されます。 次のセクションでは、それぞれの症状について説明します。

「show controller」の出力結果に見られる多数の LCV エラー

show controller コマンドの出力に、ATM DS-3 ポート アダプタまたはネットワーク モジュールでの Line Code Violations(LCV)およびその他のファシリティ統計の増加が見られることがあります。 LCV エラー カウンタは、通常、インターフェイス上でライン コーディングのタイプにミスマッチが発生すると増加します。 ただし、まれに、ルータが短いケーブル(15.24 M(50 フィート)以下)を使用してその次のデバイスに接続した場合にも、この障害が発生することがあります。 この問題の根本的な原因は、短いケーブルを使用した場合、これらの PA で使用される Line Interface Unit(LIU; 回線インターフェイス ユニット)が、一部の遠端機器の信号に過度の影響を受けることにあります。 短いケーブルでは LIU レシーバが飽和することがあり、その結果 LCV が起こります。

CLI の出力の例を次に示します(使用している PA/NM によって、実際の表示は多少異なります)。

Router#show controllers atm 1/0/0 
   ATM1/0/0: Port adaptor specific information  
   Hardware is DS3 (45Mbps) port adaptor  
   Framer is PMC PM7345 S/UNI-PDH, SAR is LSI ATMIZER II  
   Framing mode: DS3 C-bit ADM  
   No alarm detected  
   Facility statistics: current interval elapsed 796 seconds  
    lcv         fbe      ezd       pe         ppe     febe     hcse 
    ----------------------------------------------------------------------  
    lcv: Line Code Violation 
    be: Framing Bit Error  
    ezd: Summed Excessive Zeros  
    PE: Parity Error  
    ppe: Path Parity Error  
    febe: Far-end Block Error  
    hcse: Rx Cell HCS Error  

   Router#show controller atm 3/0  
     Interface ATM3/0 is down<  
     Hardware is RS8234 ATM DS3  
     [output omitted]  
     Framer Chip Type PM7345  
          Framer Chip  ID 0x20  
          Framer State  RUNNING  
          Defect FRMR  OOF  
          Defect ADM OOCD  
          Loopback Mode  NONE  
          Clock Source  INTERNAL  
          DS3 Scrambling  ON  
          Framing DS3  C-bit direct mapping  
     TX cells 0  
          Last output  time 00:00:00  
          RX cells 1  
          RX bytes 53  
          Last input time  1w6d  
          Line  Code Violations (LCV) 25558650  
          DS3: F/M-bit  errors 401016  
          DS3: parity  errors 2744053  
          DS3: path parity  errors 1879710  
          DS3/E3: G.832  FEBE errors 3099127  
          T3/E3: excessive  zeros 25689720  
          uncorrectable  HEC errors 554  
          idle/unassigned  cells dropped 0  
          LCV  errored secs 392  
          DS3: F/M-bit  errored secs 392  
          DS3: parity  errored secs 389  
          DS3: path parity  errored secs 389  
          T3/E3: excessive  zeros errored secs 392  
          DS3/E3: G.832  FEBE errored secs 380  
          uncorrectable  HEC errored secs 67  
          LCV error-free  secs 0  
          DS3: F/M-bit  error-free secs 0  
          DS3: parity  error-free secs 3  
          DS3: path parity  error-free secs 3  
          T3/E3: excessive  zeros error-free secs 0  
          DS3/E3: G.832  FEBE error-free secs 12  
          uncorrectable  HEC error-free secs 325  

LCV は、Bipolar Violation(BPV; 極性違反)または Excessive Zeros(EXZ; 過剰ゼロ)エラーの数を示しています。 これらのエラーが増加する条件は、ライン コーディングによって異なります。

極性違反:

  • Alternate Mark Inversion(AMI)- 同じ極性のパルスを 2 回連続して受信した場合

  • Bipolar Three Zero Substitution(B3ZS)または High-Density Bipolar Three(HDB3)- 同じ極性のパルスを 2 回連続して受信したが、これらのパルスがゼロ置換の一部でない場合

過剰ゼロ:

  • AMI - 15 以上の隣接 するゼロの使用。

  • B3ZS - 7 つ以上の隣接 するゼロの使用。

LCV エラーの詳細は、次の文書を参照してください。

トラブルシューティング:DS-3 および E3 ATM インターフェイスでの回線の問題とエラー

連続インターフェイス フラップ

show log コマンドを実行します。 対応するリンクがダウンしていないにもかかわらず、コンソールに一連のリンクがアップしているというメッセージが表示されるでしょうか。 この問題は、Cisco Bug ID CSCdm84527 によって解決されています。 インターフェイスがフラップすると、通常は次のログ メッセージが表示されます。

Aug 11 02:54:46.243 UTC: %LINK-3-UPDOWN: Interface ATM2/0, changed state to  down  
Aug 11 02:54:47.243 UTC: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface  ATM2/0,  
changed state to down  
Aug 11 02:54:57.003 UTC: %LINK-3-UPDOWN: Interface ATM2/0, changed state  to up  
Aug 11 09:59:14.544 UTC: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface  ATM2/0,  
changed state to up  

「debug atm error」を有効にした後のエラー メッセージ

「debug atm error」を有効化すると、次のようなメッセージが表示されます。

Aug 11 10:01:27.940 UTC: pmon_change 0x3E, cppm_change 0x53 

pmon_change 0x3E - Performance    monitoring (pmon) reports line code violations, 
parity errors, path parity problems,    and related errors. 

cppm_change 0x53 - Cell    and PLCP performance monitoring (cppm) reports bit 
interleaved parity (BIP) errors and framing errors. 

ATM インターフェイスの CRC エラー

show interfaces コマンド出力の例を次に示します。

    Router#show interfaces atm 4/0  
    ATM4/0 is up, line protocol is up 
    [output omitted] 
    Last clearing of "show interface" counters never 
    Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops 
    Five minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 
    Five minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 
        144 packets input, 31480 bytes, 0    no buffer 
        Received 0 broadcasts, 0 runts, 0    giants 
        13 input errors, 12 CRC, 0 frame,    0 overrun, 1 ignored, 0 abort 
        154 packets output, 4228 bytes, 0    underruns 
        0 output errors, 0 collisions, 1    interface resets, 0 restarts 

CRC エラーの詳細、およびそのトラブルシューティングの方法については、次の文書を参照してください。

ATM インターフェイスに関する CRC トラブルシューティング ガイド

解決策

減衰が過敏レシーバを引き起こしたことが問題である可能性があります。 まず「トラブルシューティング」のセクションのステップを実行し、次のステップを実行することによって、過敏レシーバの問題を解決します。

解決策

  1. T3 ネットワーク モジュールに接続されたデバイスの送信レベルを下げます。 多くのデバイスには、このための Line Build Out(LBO; 回線ビルドアウト)の設定があります。

  2. ケーブルを長くして、信号強度とエッジ レートを減らします。 必要な長さを厳密に計算することはできませんが、最低でも合計で 30.48 M(100 フィート)が推奨されます。

  3. 75 Ω のインライン 同軸減衰器を使用します。 これによって、LCV エラーは減少するか、まったく起こらなくなります。 シスコは減衰器キット(ATTEN-KIT-PA=)を提供しており、これには標準 BNC コネクタ付きの 3-dB、6-dB、10-dB、15-dB、および 20-dB の減衰器が含まれます。 このキットは、RMA では提供していません。 このキットをご要望のお客様は、弊社担当者または販売代理店にご注文ください。

  4. 最初は 3 dB 減衰器から開始して、それでも LCV エラーが持続するようであれば、この次に高い値の減衰器へと移行してください。 使用する回線の条件や遠端機器によっては、減衰器が通常の要件となることに注意してください。

トラブルシューティング

ルータのインターフェイスがすべての物理層パラメータに対して適切に設定されているにもかかわらず、多数の LCV や CRC エラーが出力される場合は、ATM インターフェイスで過敏レシーバが発生した可能性があります。

過敏レシーバによる問題であると判断する前に、次の手順に従ってください。

  • PA(または NM)および遠端機器が、短いケーブルを使用するように適切に設定されているか、また、クロッキングが正しく設定されているかを確認します。 ネットワークがクロック基準を提供している場合は、両端を「回線」クロックに設定する必要があります。 提供していない場合は、一方の端を内部(またはローカル)クロックに、他方の端を回線クロックに設定する必要があります。

  • CRCエラーが ATM スイッチの ATM セルのトラフィック シェーピング ミスコンフィギュレーションか廃棄によって引き起こされないことを確認して下さい。

推奨されるトラブルシューティングのステップを次に示します。

  1. フレーミングやスクランブリングなど、すべての物理層パラメータ設定を確認します。

  2. ATM接続の両端のクロック コンフィギュレーションをチェックして下さい。

  3. debug atm error を有効にしてから、収集した出力を上記の例と比較します。

  4. loopback diagnostic コマンドを使用して、ATM インターフェイスでの CRC エラーのカウンタをチェックします。

LCV およびその他の物理層にエラーが生じ、CRC エラーと debug atm error に上記の出力結果が表示されているのであれば、最も考えられる原因は過敏レシーバです。


関連情報


Document ID: 27606