insight

Cisco のデジタルビジネス支援サイト

Cisco Insightは、ネットワークを通じて働き方、生活、教育、娯楽、ビジネスを革新する
最新ソリューション情報をお届けするニュースマガジンです。

2015.11  第 1 号 特集記事-1

代表執行役員社長 鈴木みゆき
特集記事 1
2015.11  第 1 号

日本のお客様のデジタルビジネスを支援

シスコシステムズ合同会社 代表執行役員社長 鈴木みゆき


2015年5月の就任以来、日本で求められているものを深掘りして日本のお客様の期待に応えていくことことが重要だと感じています。IT基盤をつくる企業からともにビジネスをイノベーションする企業へ、そしてお客様の真のパートナーへ。Appleとの提携もその一歩です。

メディア、通信、IT、航空業界(LCC)でのキャリアを経て、
シスコシステムズ合同会社のトップに就任しました。

30 年来のキャリアの中で大部分はメディア、通信、IT 業界に関わってきました。最初はロイター(現トムソン・ロイター)に入社し、16 年間で 8 か国に勤務しさまざまな経験をしました。その後、通信、IT 企業のマネジメントを務め、新たな挑戦として新規参入の格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンの社長をお引き受けしました。一から事業の立ち上げに取り組んでいましたが、一区切りつき、 2015 年 5 月にシスコ日本法人の代表執行役員社長に就任しました。

まず始めたのはお客様が「何をシスコに求めているか」を聞くこと。
170 社のお客様とパートナー様にお会いしました。

就任後は真っ先に、お客様とパートナー企業の方にお会いし、多くの方のお話を伺いました。そこで第一に感じたことは、日本のお客様のご要望や市場特性により的確に対応していくことが重要であるという点です。シスコはこれまでも日本企業のニーズに応える努力を絶えず続けてきましたが、グローバル企業であるがゆえに、世界標準の製品やサービス、サポートが中心でした。私の役目は、日本で求められているものを深掘りして日本のお客様の期待に応えていくことであると強く感じています。

「より日本市場に根ざしていく」ために日本向け製品開発をスタートさせました。

日本のお客様は製品やサービスのクオリティに敏感です。手厚いサポートも求められます。例えば製品の使いやすさはもちろん、マニュアルや手順書の日本語対応など細かい部分から見直す必要があります。就任以来日本市場向けに製品を開発することの重要性について本社と議論を進め、9 月には、その第一歩として、日本の中小企業向けの新ブランド Cisco Start と関連製品 を世に送り出しました。日本の成長は 380 万社を超える中小企業の成長なくしてあり得ません。しかし、中小企業のお客様が専任の IT 技術者を置くには大きな負担がかかります。 Cisco Start は、IT 専任者がいない中小企業のお客様にも高速で安全なネットワークを活用いただくためのソリューションです。おかげさまで、引き合いも多く順調に伸びています。今後は、マイナンバーへの対応やサイバーセキュリティ対策、柔軟な働き方を実現するコラボレーションサービスなども視野に入れ、様々なソリューションを提供していく予定です。

IoT、IoE の時代こそ、シスコのグローバルでの豊富な経験を生かしてソリューションを強化し、「One Cisco」でお客様、パートナー企業に対応します。

代表執行役員社長 鈴木みゆき

多くの日本企業が日本から飛び出し、海外での取引の規模を拡大し、海外企業の買収に積極的に取り組んでいます。シスコは、グローバル市場で培ってきた豊かな経験と実績を活かし、日本のお客様のグローバルなビジネス展開を支援できると自負しています。

 業界では IoT が話題になっていますが、シスコでは IoE (Internet of Everything)のビジョンを提唱してきています。今、モノや人はもちろん、データやプロセスが国境を越えてインターネットでつながりつつあります。IoE はお客様のビジネスをデジタル化し、かつてないビジネスモデルやサービスを可能にします。このようななかで、お客様は、個々の製品やサービスよりも、ますます具体的なビジネス課題を解決するソリューションをお求めになっています。シスコは IoE を実現するために必要なインフラ、ソフトウェア、セキュリティなどすべてを持っています。お客様のデジタルビジネスを支援するため、ソリューション事業へのシフトを進め、製品、ソフトウェア、サービスを組み合わせたご提案を強化します。コンサルティングを例にとると、IT のコンサルにとどまらず、新たなビジネスを生み出すパートナーとして、一歩踏み込んだコンサルティングサービスを提供できるようにしていきます。

 また、お客様にとって開かれた分かりやすい会社であることも忘れてはならない要素です。製品やサービスが多岐にわたり、ポートフォリオが広がったために一部のお客様からはシスコは複雑になったというご意見もいただいています。そこで、統合ソリューションビジネスを強化する一環として、従来の縦割り組織を見直し、「One Cisco」としてお客様やパートナー企業に対応できるように製品とサービスの営業の一体化を進めています。

IT 基盤をつくる企業からともにビジネスをイノベーションする企業へ、
そしてお客様の真のパートナーへ。Apple との提携もその一歩です。

代表執行役員社長 鈴木みゆき

シスコは、お客様の IT パートナーから真のビジネスパートナーへと進化していきます。従来とは異なる業種や業態の企業とビジネスを共創する協業も進めています。先に発表した Apple との協業もその一例です。日本の多くの方が使っている Apple のデバイスがシスコの IP 電話とシームレスにつながれば、iPhone の電話帳を見ながら会社の電話をつかって相手を呼び出す必要もありません。iPhone 上で業務アプリケーションを迅速に展開できるようにもなります。その結果、スマートフォンなど個人の端末を仕事で活用する BYOD(Bring Your Own Device)や在宅勤務の就業形態が加速し、女性活躍の促進やグローバルなチームワークなどダイバーシティ&インクルージョンの実現につながります。また、日本企業との連携も加速しています。10 月には、制御事業を担う横河ソリューションサービスとシスコが IT とインダストリアルオートメーション技術を融合することで、新しいソリューションを石油精製業種向けに提供することを発表しました。これにより、プラントの生産管理、品質管理、予実管理などの情報系システムと、リアルタイムで生産工程を監視制御する制御系システムの統合、再構築、改造などが効率的に行えるようにするとともに、より上位の管理層システムなどとの情報連携も容易にし、経営の効率化に貢献します。今後はこの協業の枠組みを他の業種分野にも広げ、本年中には石油化学、製薬業種などに対してもこのソリューションを提供していく予定です。

「デジタル化」の最新事例をCisco Insightを通じ
情報発信していきます。

あらゆるモノ・人・データ・プロセスがネットワークにつながり、国家も社会も企業も急速にデジタル化が進んでいきます。シスコは、日本のお客様がそれぞれの強みを活かし「デジタル化」に取り組む支援を行い、その一端を担っていきます。そのため、先進の製品・サービス・ソリューションの提供はもとより、お客様の将来のビジネスのヒントになる先進事例などの情報提供を積極的に展開します。この度創刊しました Cisco Insight はまさしくその中核となる情報提供メディアと位置付けています。日本により根ざし、日本のお客様のグローバルビジネス、デジタルビジネスを実現するパートナーとしてのシスコの動向にぜひご注目ください。