Cisco Aironet ユニバーサル AP プライミングおよび Cisco AirProvision
Cisco Aironet ユニバーサル アクセス ポイントについて
ユニバーサル AP のプライミングおよび Cisco AirProvision について
手動プライミングのための WLC および Lightweight AP の準備
手動プライミングのための Autonomous AP の準備
Cisco AirProvision のダウンロードとインストール
Apple iPhone での Cisco AirProvision の使用方法
Android スマートフォンでの Cisco AirProvision の使用方法
Windows スマートフォンでの Cisco AirProvision の使用方法
サポートされる Cisco Aironet シリーズ ユニバーサル アクセス ポイント
このマニュアルでは、Cisco Aironet ユニバーサル アクセス ポイント(以後、ユニバーサル AP または単に AP と表記)をプライミングする手順について説明します。
このマニュアルは、次のユーザ ガイドと合わせて読むことを想定しています。
• 『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』
リリース 8.0 のコンフィギュレーション ガイドは次の URL から入手できます。http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/8-0/configuration-guide/b_cg80.html [英語]
• 『Cisco IOS Configuration Guide for Autonomous Aironet Access Points』
Cisco IOS リリース 15.3(3)JAB のコンフィギュレーション ガイドは次の URL から入手できます。http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/access_point/15-3-3/configuration/guide/cg15-3-3.html [英語]
Cisco Aironet ユニバーサル アクセス ポイントは、その規制ドメインと地理的な位置に基づく国別設定を動的に行うことで、AP の世界的規模の規制順守要件に対処します。したがって、ユニバーサル アクセス ポイントでは、必要に応じてユーザが随時規制ドメインを再設定することができます。
Cisco Aironet ユニバーサル アクセス ポイントは、-A、-E などの固定された規制ドメインが存在し、永続的な規制順守があらかじめ設定された状態で出荷される、現行の Cisco Aironet アクセス ポイント モデルとは異なります。固定された規制ドメインがある AP モデルの場合、規制ドメインおよび国の設定を変更できません。
ユニバーサル アクセス ポイント モデルを提供する Cisco Aironet アクセス ポイント シリーズのリストについては、「サポートされる Cisco Aironet シリーズ ユニバーサル アクセス ポイント」を参照してください。
プライミングとは、ユニバーサル アクセス ポイントに対して規制ドメインおよび国の設定を行うプロセスのことです。アクセス ポイントに対する規制ドメインおよび国の設定では、AP が設置されている国での一連の有効なチャネルおよび許容電力レベルを定義します。
ユニバーサル アクセス ポイントは、次の 2 つの方法でプライミングできます。
• 手動プライミング、Cisco AirProvision モバイル アプリケーションを使用
• 自動プライミング、シスコ ネイバー ディスカバリー プロトコル(NDP)メッセージ プロパゲーションを使用
ユニバーサル AP のプライミング作業を開始するには、「ユニバーサル AP プライミングの全体的なワークフロー」を参照してください。
ユニバーサル アクセス ポイントは、Cisco AirProvision モバイル アプリケーションを使用して、手動でプライミングできます。プライミング時に、Cisco AirProvision を実行するスマートフォンとユニバーサル AP は、そのユニバーサル AP の SSID に接続されているスマートフォンと同じ WLAN 上にある必要があります。Cisco AirProvision は、実行しているスマートフォンの地理的な位置を使用して、AP をプライミングするための規制ドメインを判断します。
Cisco AirProvision は、スマートフォンの GPS 装置から送られる GPS 座標と、携帯電話のネットワーク タワーによってアドバタイズされる Mobile Country Code の両方を使用して、スマートフォンの位置を正しく特定します。AirProvision とユニバーサル AP との通信は、安全なチャネルで行われます。
以前に別の国および別の規制ドメインにプライミングされたユニバーサル AP は、手動でプライミングして、その国の設定を修正する必要があります。
ユニバーサル AP を含む新たな設置では、無線周波数(RF)ネイバーフッド内の少なくとも 1 つのユニバーサル AP を手動でプライミングする必要があります。1 つの AP を手動で正しくプライミングした後は、RF ネイバーフッド内のその他のユニバーサル AP を 自動プライミングによりプライミングすることができます。ただし、自動プライミングが失敗した場合は、AP を手動でプライミングする必要があります。
(注) 自動プライミングは、Autonomous モード AP では機能しません。Autonomous モード AP ごとに、手動でプライミングする必要があります。
ユニバーサル AP のプライミング作業を開始するには、「ユニバーサル AP プライミングの全体的なワークフロー」を参照してください。
Cisco AirProvision は、スマートフォン プラットフォームでのみサポートされ、タブレット、PC、デスクトップ コンピュータでは動作しません。Cisco AirProvision は、次のスマートフォン プラットフォームでサポートされます。
• Apple iOS 7.0 以降を実行する Apple iPhone
Cisco AirProvision は、iOS App Store、Google Play Store、および Windows Phone Store から入手してダウンロードできます。
(注) Cisco AirProvision は、ジェイルブレイク、ルート化、または改ざんされているスマートフォンのオペレーティング システムでは実行されません。
(注) 特定の Android プラットフォームは、WPA2-AES(802.1x)セキュリティをサポートしていません。その場合に、シスコは WPA2-AES(PSK)セキュリティの使用を推奨します。
Cisco AirProvision を実行するスマートフォンは、Wi-Fi や携帯電話のデータ接続経由でインターネットにアクセスできる必要があります。スマートフォンの Wi-Fi 機能は、手動プライミング時に必要になります。
GPS 機能を備えたスマートフォンが推奨されます。ただし、Cisco AirProvision は、携帯電話のネットワーク タワーによってアドバタイズされる Mobile Country Code とスマートフォンの GPS 装置から送られる GPS 座標(可能な場合)の両方を使用して、スマートフォンの位置を特定できます。手動プライミング処理の実行時に、スマートフォンは携帯電話の中継塔の範囲内にあり、関連付けられている必要があります。
(注) ユニバーサル AP を含む新たな設置では、RF ネイバーフッド内の少なくとも 1 つのユニバーサル AP を手動でプライミングする必要があります。その後に、RF ネイバーフッド内のその他のユニバーサル AP を自動プライミングによってプライミングできるようになります。ただし、自動プライミングが失敗した場合は、AP を手動でプライミングする必要があります。
(注) 自動プライミングは、Lightweight AP の場合にのみ機能し、Autonomous モード AP では機能しません。
自動プライミングは、シスコ独自のネイバー ディスカバリー メカニズムに依存しています。RF ネイバーフッドでプライミングされたユニバーサル AP は、その 802.11 ビーコン フレームの安全に暗号化されたセグメントで、有効な規制ドメインと国の設定を送出します。プライミングを待機している Lightweight ユニバーサル AP は、RF ネイバーフッドでシスコの安全なユニバーサル AP を識別でき、近隣でプライミングされた AP の 802.11 ビーコン フレームからドメインの設定を取得できます。無効な内容や悪意のある不正行為は除外されます。
新規の設置の場合、プライミング対象となる最初のユニバーサル AP は、Cisco AirProvision を使用して手動でプライミングする必要があります。その最初のユニバーサル AP をプライミングすると、同じネットワーク ネイバーフッドで起動しているプライミングされていないその他のどのユニバーサル AP も、プライミング済み AP から、シスコ NDP(ネイバー ディスカバリー プロトコル)経由で同じプライミング情報を受信します。プライミングされていない新しい AP は、プライミング情報を取得してから、プライミング済み AP として再起動します。このプロセスの概要については、「自動プライミングのプロセス」を参照してください。
自動プライミングが機能しないか、使用できない場合は、Cisco AirProvision を使用して、Lightweight AP を手動でプライミングする必要があります。
(注) 静的な規制ドメインがある AP(つまり、非ユニバーサル アクセス ポイント)からの Cisco NDP 情報は、新しいユニバーサル AP の自動プライミングには使用されません。
(注) AP を以前別の国でプライミングしていた場合、新しい国で再設置する際には、次のワークフローに進む前に、「AP のリセットまたはプライミング解除」 に示す手順でその AP をまずリセットする必要があります。
プライミングを待機しているユニバーサル AP の場合、そのステータス LED は赤、緑、オフを繰り返します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
ユニバーサル AP は、Lightweight AP または Autonomous AP のいずれかのソフトウェア イメージを実行できます。
• Lightweight AP は自動的にプライミングできますが、それが機能しない場合は手動でプライミングする必要があります。詳細については、「自動プライミング」を参照し、次に 「自動プライミングのプロセス」を参照してください。
• Autonomous モード AP は、手動でのみプライミングできます。
手動プライミングを続行するには、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 AP を手動プライミング用に準備します。「手動プライミングの準備」を参照してください。
ステップ 3 Cisco AirProvision アプリをスマートフォンにダウンロードし、インストールします。Cisco AirProvision は、スマートフォンのプラットフォームに応じて、iOS App Store、Google Play Store、または Windows Phone Store からダウンロードできます。
ステップ 4 Cisco AirProvision を使用して、AP を手動でプライミングします。スマートフォンのモデルに応じて、次を参照してください。
• 「Apple iPhone での Cisco AirProvision の使用方法」
• 「Android スマートフォンでの Cisco AirProvision の使用方法」
• 「Windows スマートフォンでの Cisco AirProvision の使用方法」
ステップ 5 AP は自動的に再起動し、オンラインになります。これで十分に機能します。AP が正しくプライミングされたことを確認するには、「AP が正しくプライミングされているかどうかの確認」を参照してください。
(注) 次のプロセスをより確実に理解するには、まず 「自動プライミング」を参照してください。
ユニバーサル AP を Cisco NDP でプライミングするプロセスでは、どの AP シリーズかにより、そのステータス LED は青、白、またはオレンジで点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
1. Lightweight ユニバーサル AP は、起動時に、非ユニバーサル Lightweight AP と同じように、ワイヤレス LAN コントローラ(WLC)に Join します。
2. ユニバーサル AP は、コントローラとの接続を維持しながら、近隣のユニバーサル AP からの NDP メッセージ用の 2.4 GHz および 5 GHz の帯域をスキャンします。
デフォルトでは、NDP メッセージは 60 秒ごとに送信されます。したがって、新しく起動した AP では、コントローラを正しく連結してから、近隣のプライミング済みユニバーサル AP からの NDP メッセージを検出し、使用するまでに、1 分を超える時間が必要になる場合があります。
3. 自動プライミングが使用できる場合、ユニバーサル AP は国情報を受信し、再起動して、プライミング済み AP としてコントローラをに再 Join します。AP が適切にプライミングされたことを確認するには、「AP が正しくプライミングされているかどうかの確認」を参照してください。
自動プライミングが使用できないか機能しない場合、Lightweight AP は手動でプライミングされるまで待機します。手動プライミングを続行するには、 ユニバーサル AP プライミングの全体的なワークフロー の ステップ 2に進みます。
手動プライミングを待機している Lightweight と Autonomous モードのアクセス ポイントでは、どちらも 2.4 GHz 無線と 5 GHz 無線の両方がオンになっています。SSID は、2.4 GHz の帯域のみでブロードキャストしますが、すべての規制ドメインで許容可能な低い電力レベルが前提です。SSID は、AP がプライミングされるまで 5 GHz 無線でブロードキャストしません。5 GHz 無線はスキャナ モードで動作し、AP がプライミングされるまで、他のどのステーション ロールにも変更できません。
ユニバーサル AP がプライミングされていないことを確認する必要がある場合は、「プライミングされていないユニバーサル AP の認識」を参照してください。
WLC および Lightweight ユニバーサル AP を手動プライミング用に準備するには、「手動プライミングのための WLC および Lightweight AP の準備」を参照してください。
Autonomous モード AP を手動プライミング用に準備するには、「手動プライミングのための Autonomous AP の準備」を参照してください。
プライミングされていない Lightweight AP の場合:
• WLC で show ap summary コマンドを実行すると、[Country] に「UX」が表示されています。
• WLC で show ap config general ap-name コマンドを実行すると、[Universal AP Prime Status] は「Unprimed」になっています。
• WLC の GUI で、[Wireless] > [Access Points] > [All APs] に移動し、AP の名前をクリックして詳細を表示します。[Advanced] タブでは、[Country Code] は「UX」、[Universal Prime Status] は「Unprimed」です。
プライミングされていない Autonomous モード AP の場合:
• show controllers d0 コマンドを実行すると、[Carrier Set] は「UX」になっています。この情報は AP GUI からも確認できます。
手動プライミングを正しく行うには、プライミングが必要なユニバーサル AP によってブロードキャストされる SSID に、スマートフォンを接続する必要があります。すでに静的ドメイン アクセス ポイントが WLC に Joinしている場合、別の AP グループでユニバーサル AP を分離する必要があります。これを確実に行うには、次を実行する必要があります。
1. WLC で「Universal」などの名前で新しい WLAN を作成します。この新しい WLAN は、17 以上の WLAN ID を使用します。
Cisco 2500 シリーズ ワイヤレス コントローラの場合、WLAN ID は 16 以下になっている必要があります。したがって、コントローラごとにプロセスは異なります。「手動プライミングのための 2500 シリーズ コントローラの準備」を参照してください。
2. 「UniversalAP-Priming」などの名前で新しいカスタム AP グループを作成します。グループには、WLAN「Universal」の SSID のみが追加されます。
3. この新しい AP グループに、プライミングを待機しているユニバーサル AP のみを追加します。これで、プライミングを待機しているすべてのユニバーサル AP は、WLAN「Universal」の SSID を確実にブロードキャストすることになります。
(注) 以下の手順では、WLC および Lightweight AP の手動プライミング用の準備に固有な必須設定手順のみを示しています。さまざまな設定手順の詳細については、次の URL から入手できる、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』の「WLANs」の章を参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/8-0/configuration-guide/b_cg80/b_cg80_chapter_01000100.html [英語]
ステップ 1 WLC グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)を開きます。
ステップ 2 [WLANs] を選択して、[WLANs] ページを開きます。
ステップ 3 ドロップダウン リストから [Create New] を選択し、[Go] をクリックして新規の WLAN を作成します。
[WLANs] > [New] ページが表示されます。
ステップ 4 [Type] ドロップダウン リストから、[WLAN] を選択して WLAN を作成します。
ステップ 5 [Profile Name] テキスト ボックスに、この WLAN に割り当てるプロファイル名を入力します。プロファイル名は固有である必要があります。たとえば、「Universal」という名前にします。
ステップ 6 [WLAN SSID] テキスト ボックスに、この WLAN に割り当てる SSID を入力します。これは、ユニバーサル AP をプライミングする際に、スマートフォンで後から接続する必要がある同じ SSID です。
ステップ 7 [WLAN ID] ドロップダウン リストから、この WLAN 用の 17 以上の ID 番号を選択します。
ステップ 8 [Apply] をクリックして、変更を確定します。
[WLANs] > [Edit] ページが表示されます。
(注) 編集する WLAN の ID 番号をクリックすることにより、[WLANs] ページから [WLANs > Edit] ページを開くこともできます。
ステップ 9 [Security] タブ > [Layer 2] タブに移動します。
a. [Layer 2 Security] を「WPA+WPA2」として選択します。
b. [WPA+WPA2 Parameters] で、[WPA2-Policy AES] チェック ボックスを選択します。
c. [Authentication Key Management] で、要件に応じて、[802.1x] または [PSK] を有効にします。
ステップ 10 [Advanced] タブに移動します。[Universal AP Admin] チェック ボックスを選択して、[Universal Admin Support] を有効にします。
ステップ 11 [General] タブで、[Status] チェック ボックスを選択してこの WLAN を有効にします。
または、後から WLAN を有効にするには、次を実行します。
a. [WLANs] を選択して、[WLANs] ページを開きます。
b. その WLAN の左側のチェック ボックスを選択して、[WLANs] ページで WLAN を有効または無効にします。
c. ドロップダウン リストから、[Enable Selected] を選択します。
ステップ 12 [Apply] をクリックして、変更を確定します。
ステップ 13 [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。
(注) 以下の手順では、手動プライミングのための AP グループの作成に固有な必須手順のみを示しています。WLC で AP グループを作成する場合のさまざまな詳細については、次の URL から入手できる、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』の「Configuring AP Groups」の項を参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/8-0/configuration-guide/b_cg80/b_cg80_chapter_01011100.html [英語]
ステップ 14 [WLANs] > [Advanced] > [AP Groups] を選択して、[AP Groups] ページを開きます。
ステップ 15 [Add Group] をクリックして、新しいアクセス ポイント グループを作成します。[Add New AP Group] セクションがページの上部に表示されます。
ステップ 16 [AP Group Name] テキスト ボックスに、グループの名前を入力します。たとえば、「UniversalAP-Priming」という名前にします。
ステップ 17 [NAS-ID] テキスト ボックスに、AP グループのネットワーク アクセス サーバの ID を入力します。
ステップ 18 [Add] をクリックします。
新たに作成したアクセス ポイント グループが、[AP Groups] ページのアクセス ポイント グループのリストに表示されます。
ステップ 19 グループの名前をクリックして、この新しいグループを編集します。
[AP Groups] > [Edit (General)] ページが表示されます。
ステップ 20 [WLANs] タブを選択して、[AP Groups] > [Edit (WLANs)] ページを開きます。
ステップ 21 [Add New] をクリックして、このアクセス ポイント グループに以前に作成した WLAN を割り当てます。
[Add New] セクションがページの上部に表示されます。
ステップ 22 [WLAN SSID] ドロップダウン リストから、ステップ 6 で作成した WLAN の SSID を選択します。
ステップ 23 [Add] をクリックして、この WLAN をアクセス ポイント グループに追加します。この AP グループには、その他の WLAN を追加しないでください。
ステップ 24 [APs] タブを選択して、このアクセス ポイント グループに、手動でプライミングするユニバーサル アクセス ポイントを割り当てます。
[AP Groups] > [Edit (APs)] ページには、このグループに現在割り当てられているアクセス ポイントと、グループへの追加が可能なアクセス ポイントがリストされます。アクセス ポイントがグループに現在割り当てられていない場合、そのアクセス ポイントのグループ名は「default-group」として表示されます。
ステップ 25 アクセス ポイント名の左側にあるチェック ボックスを選択し、[Add APs] をクリックして、このアクセス ポイント グループにユニバーサル アクセス ポイントを追加します。このアクセス ポイント グループには、その他の AP を追加しないでください。
ステップ 26 [Save Configuration] をクリックします。
ユニバーサル AP が AP グループに関連付けられると、再起動し、WLC に再 Join します。次に、 ユニバーサル AP プライミングの全体的なワークフロー の ステップ 3 に進みます。
(注) AP が正しくプライミングされた後に、前の手順で作成したカスタム WLAN または AP グループを保持する必要はありません。プライミング済み AP は、要件に応じて、その他のどの AP グループにも移動することができ、どの ID を持つ WLAN にも割り当てることができます。
ステップ 1 WLC グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)を開きます。
ステップ 2 [WLANs] を選択して、[WLANs] ページを開きます。
このページでは、コントローラで現在設定されているすべての WLAN がリストされます。各 WLAN について、WLAN ID、プロファイル名、タイプ、SSID、ステータス、およびセキュリティ ポリシーを表示できます。
ステップ 3 ユニバーサル AP を関連付ける WLAN の WLAN ID をクリックします。この WLAN の SSID は、ユニバーサル AP をプライミングする際に、スマートフォンで後から接続する必要がある同じ SSID です。
ステップ 4 [Security] タブ > [Layer 2] タブに移動します。
a. [Layer 2 Security] を「WPA+WPA2」として選択します。
b. [WPA+WPA2 Parameters] で、[WPA2-Policy AES] チェック ボックスを選択します。
c. [Authentication Key Management] で、要件に応じて、[802.1x] または [PSK] を有効にします。
ステップ 5 [Advanced] タブに移動します。[Universal AP Admin] チェック ボックスを選択して、[Universal Admin Support] を有効にします。
ステップ 6 [General] タブで、[Status] チェック ボックスを選択してこの WLAN を有効にします。
または、後から WLAN を有効にするには、次を実行します。
a. [WLANs] を選択して、[WLANs] ページを開きます。
b. その WLAN の左側のチェック ボックスを選択して、[WLANs] ページで WLAN を有効または無効にします。
c. ドロップダウン リストから、[Enable Selected] を選択します。
ステップ 7 [Apply] をクリックして、変更を確定します。
ステップ 8 [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。
手動プライミング時に、Cisco AirProvision を使用して、この WLAN で非ユニバーサル AP がすべて無効であることを確認します。これで、スマートフォンはプライミングを待機しているユニバーサル AP にのみ確実に接続されます。
設定が確定したら、 ユニバーサル AP プライミングの全体的なワークフロー の ステップ 3 に進みます。
(注) WLAN および WLAN 設定の変更については、次の URL から入手できる、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』の「WLANs」の章を参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/8-0/configuration-guide/b_cg80/b_cg80_chapter_01000100.html [英語]
(注) 以下の手順では、Autonomous モード AP の手動プライミング用の準備に固有な必須設定手順のみを示しています。Autonomous AP を設定する場合のさまざまな詳細については、次の URL から入手できる、『Cisco IOS Configuration Guide for Autonomous Aironet Access Points』の「Configuring the Access Point for the First Time」の章を参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/access_point/15-3-3/configuration/guide/cg15-3-3/cg15-3-3-chap4-first.html [英語]
ステップ 2 ブラウザのアドレス行に、DHCP サーバにより割り当てられた無線デバイスの IP アドレスを入力し、Enter を押します。
[Enter Network Password] 画面が表示されます。
ステップ 3 Tab を押して、[Username] フィールドの次の [Password] フィールドに進みます。
ステップ 4 大文字/小文字を区別して「Cisco」というパスワードを入力し、Enter を押します。
[Summary Status] ページが表示されます。
ステップ 5 [Easy Setup] > [Network Configuration] に移動します。
ここでは、次のネットワーク設定をデフォルト値のままにしておくことができます。
ステップ 6 [Radio Configuration] で、[Radio 2.4 GHz] に対して次の値を設定します。
無線によってブロードキャストされる SSID を入力します。 2.4 GHz 無線に指定する SSID は、Cisco AirProvision を実行しているスマートフォンが、プライミング時に接続するものと同じです。 |
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(注) 5 GHz 無線はスキャナ モードになります。AP がプライミングされるまで、設定できません。
ステップ 7 [Apply] をクリックして設定値を保存します。
ステップ 8 [Network Interfaces] をクリックして [Network Interfaces Summary] ページを表示します。
ステップ 9 [Dot11Radio 0 radio interface] をクリックして、[Network Interfaces: Radio Status] ページを表示します。
ステップ 10 [Settings] タブをクリックして無線インターフェイスの [Settings] ページを表示します。
ステップ 11 [Enable] をクリックして、無線を有効にします。
ステップ 13 [Security] > [SSID Manager] に移動します。
[Security: Global SSID Manager] ページが開きます。
ステップ 14 [Current SSID List] で、2.4 GHz 無線に関連付けられた SSID(ステップ 6 で設定)をクリックします。その SSID に対して、[Universal AP Admin Mode] チェック ボックスを選択します。
ステップ 15 [Apply] をクリックして設定値を保存します。
次に、 ユニバーサル AP プライミングの全体的なワークフロー の ステップ 3 に進みます。
ステップ 1 Android スマートフォンの場合、スマート フォンの設定に移動し、次を選択します。
• Allow installation from unknown sources
ステップ 2 Cisco AirProvision は、スマートフォンのプラットフォームに応じて、iOS App Store、Google Play Store、または Windows Phone Store からダウンロードできます。Cisco AirProvision アプリをスマートフォンにダウンロードし、インストールします。
Cisco AirProvision がインストールされたら、 ユニバーサル AP プライミングの全体的なワークフロー の ステップ 4 に進みます。
ステップ 1 スマート フォンが Wi-Fi 接続または携帯電話のデータ接続経由でインターネットに接続されていることを確認します。また、携帯電話のネットワーク接続および GPS(使用可能な場合)がアクティブであることも確認します。
(注) 携帯電話のネットワーク接続信号が検出されない場合、Cisco AirProvision は「Cannot determine your current location!」のメッセージを表示します。
ステップ 2 Cisco AirProvision アプリケーションを起動します。
iPhone がジェイルブレイクされている場合、次のメッセージが表示され、AirProvision は停止します。
This iPhone is jail-broken.The application cannot run on a jail-broken phone
ステップ 3 Cisco CCO(Cisco Connections Online)のログイン資格情報を使用してログインします。
(注) Cisco CCO のログイン資格情報を取得するには、次のいずれかのタイプのユーザである必要があります。
1. 有効なサポート契約により、このサービスが認定されたシスコの顧客
2. 所定の適切な契約を所有するシスコのパートナー
(注) パスワードを忘れた場合は、[Forgot Password?] リンクをタップして Cisco.com に移動し、パスワードをリセット/取得します。
ステップ 4 AirProvision は、スマート フォンがユニバーサル AP 経由で Wi-Fi ネットワークに接続されているかどうかを確認します。
• 接続されている場合、管理者資格情報を使用してユニバーサル AP にログインするように指示されます。
• 接続されていない場合は、Apple iOS の設定メニューに移動して、[Universal AP Admin Support](「手動プライミングの準備」 を参照)で有効にしていた SSID に接続します。Wi-Fi ネットワーク(WLAN)が安全な場合、事前共有キーまたは資格情報で接続するように指示されます。スマート フォンがワイヤレス クライアントとしてユニバーサル AP に接続されると、AP にログインするように指示されます。
ステップ 5 管理者資格情報を使用してユニバーサル AP にログインします。工場出荷時のデフォルトでは、ユーザ名は「Cisco」、パスワードは「Cisco」であり、大文字と小文字は区別されます。
Cisco AirProvision によりユニバーサル AP に正常にログインすると、AP のステータス LED は、(AP シリーズに応じて)緑または緑がかった青で 15 秒間点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
(注) プライミング後に、工場出荷時のデフォルトの管理者資格情報を変更することをお勧めします。Autonomous モード AP の管理者資格情報は、レベル 15 の特権ユーザ資格情報であり、AP で設定されます。Lightweight AP の管理者資格情報は、AP ユーザ資格情報であり、ワイヤレス LAN コントローラで設定されます。
AP が、スマートフォンの位置に基づき、すでに正常に設定されている場合、[Configure] ボタンと [Audit] ボタンは無効になり、「Universal AP is configured correctly」のメッセージとともに、次の詳細が表示されます。
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AP がこれまで設定されていない場合、次の詳細が表示されます。[Configure] をタップして AP を設定(プライミングなど)します。
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設定コマンドが AP に送信されたら、AP は自動的に再起動し、オンラインの状態になります。ユニバーサル AP を Cisco AirProvision でプライミングするプロセスでは、どの AP シリーズかにより、そのステータス LED は青またはオレンジで点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
AP が再起動し、オンラインの状態になったら、完全に機能します。AP が正しくプライミングされたことを確認するには、「AP が正しくプライミングされているかどうかの確認」を参照してください。
AP を別の国に設定していた場合、[AP Primed] フィールドは「Yes」を表示します。最後に設定した規制ドメインおよび国が、詳細に表示されます。
設定が引き続き正しい場合、[Configure] ボタンは無効になります。[Audit] をタップすることで、設定を再確認できます。
設定が正しくない(不一致など)場合は、[Audit] をタップして AP をもう一度設定します。次のサンプルは、[Audit] タップ後のスクリーンショットです。
監査コマンドが AP に送信されたら、AP は自動的に再起動し、オンラインの状態になります。ユニバーサル AP を Cisco AirProvision でプライミングするプロセスでは、どの AP シリーズかにより、そのステータス LED は青またはオレンジで点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
AP が再起動し、オンラインの状態になったら、完全に機能します。AP が正しくプライミングされたことを確認するには、「AP が正しくプライミングされているかどうかの確認」を参照してください。
ステップ 1 スマート フォンが Wi-Fi 接続または携帯電話のデータ接続経由でインターネットに接続されていることを確認します。また、携帯電話のネットワーク接続および GPS(使用可能な場合)がアクティブであることも確認します。
(注) 携帯電話のネットワーク接続信号が検出されない場合、Cisco AirProvision は「Cannot determine your current location!」のメッセージを表示します。
ステップ 2 Cisco AirProvision アプリケーションを起動します。
Android スマート フォンが破損している場合、次のメッセージが表示され、AirProvision は停止します。
This Android is rooted. The application cannot run on a rooted phone
ステップ 3 Cisco CCO(Cisco Connections Online)のログイン資格情報を使用してログインします。
正しく認証されると、次のスクリーンショットに示すように、使用可能な Wi-Fi ネットワークのリストが表示されます。
(注) Cisco CCO のログイン資格情報を取得するには、次のいずれかのタイプのユーザである必要があります。
1. 有効なサポート契約により、このサービスが認定されたシスコの顧客
2. 所定の適切な契約を所有するシスコのパートナー
(注) パスワードを忘れた場合は、[Forgot Password?] リンクをタップして Cisco.com に移動し、パスワードをリセット/取得します。
ステップ 4 設定対象となるユニバーサル AP の Wi-Fi ネットワーク(SSID など)にタッチして、ワイヤレス クライアントとして接続します。この SSID は、[Universal AP Admin Support](「手動プライミングの準備」 を参照)で有効にしていたものです。
Wi-Fi ネットワーク(WLAN)が安全な場合、事前共有キーまたは資格情報で接続するように指示されます。
(注) 接続した Wi-Fi ネットワークがユニバーサル AP 経由でない場合、AirProvision は「Not a Universal AP. Please connect to a universal AP to use the application」を表示します。
スマート フォンがワイヤレス クライアントとしてユニバーサル AP に接続されると、AP にログインするように指示されます。
ステップ 5 管理者資格情報を使用してユニバーサル AP にログインします。工場出荷時のデフォルトでは、ユーザ名は「Cisco」、パスワードは「Cisco」であり、大文字と小文字は区別されます。
Cisco AirProvision によりユニバーサル AP に正常にログインすると、AP のステータス LED は、(AP シリーズに応じて)緑または緑がかった青で 15 秒間点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
(注) プライミング後に、工場出荷時のデフォルトの管理者資格情報を変更することをお勧めします。Autonomous モード AP の管理者資格情報は、レベル 15 の特権ユーザ資格情報であり、AP で設定されます。Lightweight AP の管理者資格情報は、AP ユーザ資格情報であり、ワイヤレス LAN コントローラで設定されます。
AP が、スマートフォンの位置に基づき、すでに正常に設定されている場合、[Configure] ボタンと [Audit] ボタンは無効になり、「Universal AP is configured correctly」のメッセージとともに、次の詳細が表示されます。
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AP がこれまで設定されていない場合、次の詳細が表示されます。[Configure] をタッチして AP を設定(プロビジョニングなど)します。
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設定コマンドが AP に送信されたら、AP は自動的に再起動し、オンラインの状態になります。ユニバーサル AP を Cisco AirProvision でプライミングするプロセスでは、どの AP シリーズかにより、そのステータス LED は青またはオレンジで点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
AP が再起動し、オンラインの状態になったら、完全に機能します。AP が正しくプライミングされたことを確認するには、「AP が正しくプライミングされているかどうかの確認」を参照してください。
AP を別の国に設定していた場合、[AP Provisioned] フィールドは「Yes」を表示します。最後に設定した規制ドメインおよび国が、詳細に表示されます。
設定が引き続き正しい場合、[Configure] ボタンは無効になります。[Audit] をタップすることで、設定を再確認できます。
設定が正しくない(不一致など)場合は、[Audit] をタップして AP をもう一度設定します。一連の操作を次のスクリーンショットに示します。
監査コマンドが AP に送信されたら、AP は自動的に再起動し、オンラインの状態になります。ユニバーサル AP を Cisco AirProvision でプライミングするプロセスでは、どの AP シリーズかにより、そのステータス LED は青またはオレンジで点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
AP が再起動し、オンラインの状態になったら、完全に機能します。AP が正しくプライミングされたことを確認するには、「AP が正しくプライミングされているかどうかの確認」を参照してください。
ステップ 1 スマート フォンが Wi-Fi 接続または携帯電話のデータ接続経由でインターネットに接続されていることを確認します。また、携帯電話のネットワーク接続および GPS(使用可能な場合)がアクティブであることも確認します。
(注) 携帯電話のネットワーク接続信号が検出されない場合、Cisco AirProvision は「Cannot determine your current location!」のメッセージを表示します。
ステップ 2 Cisco AirProvision アプリケーションを起動します。
ステップ 3 Cisco CCO(Cisco Connections Online)のログイン資格情報を使用してログインします。
(注) Cisco CCO のログイン資格情報を取得するには、次のいずれかのタイプのユーザである必要があります。
1. 有効なサポート契約により、このサービスが認定されたシスコの顧客
2. 所定の適切な契約を所有するシスコのパートナー
(注) パスワードを忘れた場合は、[Forgot Password?] リンクをタップして Cisco.com に移動し、パスワードをリセット/取得します。
ステップ 4 AirProvision は、スマート フォンがユニバーサル AP 経由で Wi-Fi ネットワークに接続されているかどうかを確認します。
• 接続されている場合、管理者資格情報を使用してユニバーサル AP にログインするように指示されます。
• 接続されていない場合は、Windows スマート フォンの設定メニューに移動して、[Universal AP Admin Support](「手動プライミングの準備」 を参照)で有効にしていたユニバーサル AP の SSID に接続します。このため、スマート フォンの背面ボタンを長押しします。これは、AirProvision アプリをバックグラウンドに配置します。次に、[System Settings] で、Wi-Fi 選択に移動し、ユニバーサル AP の Wi-Fi ネットワークを連結します。Wi-Fi ネットワーク(WLAN)が安全な場合、事前共有キーまたは資格情報で接続するように指示されます。接続されたら、背面ボタンを押して AirProvision アプリに戻ります。スマート フォンがワイヤレス クライアントとしてユニバーサル AP 経由で Wi-Fi ネットワークに接続されると、AP にログインするように指示されます。
ステップ 5 管理者資格情報を使用してユニバーサル AP にログインします。工場出荷時のデフォルトでは、ユーザ名は「Cisco」、パスワードは「Cisco」であり、大文字と小文字は区別されます。
Cisco AirProvision によりユニバーサル AP に正常にログインすると、AP のステータス LED は、(AP シリーズに応じて)緑または緑がかった青で 15 秒間点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
(注) Autonomous モード AP の管理者資格情報は、レベル 15 の特権ユーザ資格情報です。Lightweight AP の管理者資格情報は、ワイヤレス LAN コントローラで設定されます。
AP が、スマートフォンの位置に基づき、すでに正常に設定されている場合、[Configure] ボタンと [Audit] ボタンは無効になり、「Universal AP is configured correctly」のメッセージとともに、次の詳細が表示されます。
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AP がこれまで設定されていない場合、次の詳細が表示されます。[Configure] をタップして AP を設定(プライミングなど)します。
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設定コマンドが AP に送信されたら、AP は自動的に再起動し、オンラインの状態になります。ユニバーサル AP を Cisco AirProvision でプライミングするプロセスでは、どの AP シリーズかにより、そのステータス LED は青またはオレンジで点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
AP が再起動し、オンラインの状態になったら、完全に機能します。AP が正しくプライミングされたことを確認するには、「AP が正しくプライミングされているかどうかの確認」を参照してください。
AP を別の国に設定していた場合、[AP Primed] フィールドは「Yes」を表示します。最後に設定した規制ドメインおよび国が、詳細に表示されます。設定が引き続き正しい場合、[Configure] ボタンは無効になります。[Audit] をタップすることで、設定を再確認できます。
設定が正しくない(不一致など)場合は、[Audit] をタップして AP をもう一度設定します。次のサンプルは、[Audit] タップ後のスクリーンショットです。
監査コマンドが AP に送信されたら、AP は自動的に再起動し、オンラインの状態になります。ユニバーサル AP を Cisco AirProvision でプライミングするプロセスでは、どの AP シリーズかにより、そのステータス LED は青またはオレンジで点滅します。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
AP が再起動し、オンラインの状態になったら、完全に機能します。AP が正しくプライミングされたことを確認するには、「AP が正しくプライミングされているかどうかの確認」を参照してください。
ユニバーサル AP が正しくない規制ドメインにプライミングされると、そのステータス LED は赤でチャーピングします。LED の状態の詳細については、「AP のステータス LED の状態」を参照してください。
AP が、スマートフォンの位置に基づき、正しくプライミングされている場合、次のようになります。
• Cisco AirProvision で、[Configure] ボタンと [Audit] ボタンは無効になり、「Universal AP is configured correctly」のメッセージとともに、次の詳細が表示されます。
– [2.4 GHz Reg Domain] および [5 GHz Reg Domain] は、2.4 GHz 無線を設定する際に使用した規制ドメインを表示します。米国を示す「- A」はその一例です。
– [Configured Country] は、規制ドメインを設定する際に基となる国(「US」など)を表示します。
– WLC で show ap summary コマンドを実行すると、[Country] は、規制ドメインを設定する際に基となる国(「US」など)を表示します。[Priming Status] は、プライミングが Cisco AirProvision から行われた場合は「Web App」を、Cisco NDP メカニズムから行われた場合は「NDP」を表示します。
– WLC の GUI で、[Wireless] > [Access Points] > [All APs] に移動し、AP の名前をクリックして詳細を表示します。
[Advanced] タブで、[Country Code] は、規制ドメインを設定する際に基となる国(「US」など)を表示します。[Universal Prime Status] は、プライミングが Cisco AirProvision から行われた場合は「Web App」を、Cisco NDP メカニズムから行われた場合は「NDP」を表示します。
• Autonomous モード AP の場合、show controllers d0 コマンドを実行すると、[Carrier Set] は、設定された国と規制ドメイン(「Americas (US) (-A)」など)を表示します。この情報は AP GUI からも確認できます。
AP を工場出荷時のデフォルト設定にリセットすると、AP の規制ドメインはリセットされ「-UX」に戻ります。つまり、プライミング済みユニバーサル AP を、ソフトウェアまたはハードウェアのいずれかの方法でリセットすると、AP のプライミングは解除されます。
プライミング済みユニバーサル AP は、次の方法でプライミングを解除し、リセットすることができます。
– WLC の GUI で、[Wireless] > [Access Points] > [All APs] を選択し、AP 名をクリックし、続いて [Clear All Config] をクリックします。
– コントローラの CLI で、clear ap config <Cisco-AP-name> コマンドを入力します。
• AP ハードウェアによる方法:ステータス LED がオレンジに変わるまで(約 2 ~ 3 秒間)、[Mode/Reset] ボタンを長押しします。その後、ボタンを離します。
– AP の GUI で、[Summary Status] ページに移動します。[Software] をクリックして [System Software] 画面を表示します。[Reset to Defaults] をクリックします。
– AP の CLI で、特権 EXEC モードで次を開始します。
b. write default-config を入力します。
c. 次の CLI メッセージが表示されたら、Y を入力します。
Erasing the nvram filesystem will remove all configuration files! Continue [confirm].
d. 次の CLI メッセージが表示されたら、reload を入力します。This command reloads the operating system:
Erase of nvram: complete.
e. 次の CLI メッセージが表示されたら、Y を入力します。
Proceed with reload? [confirm].
Cisco Aironet シリーズ ユニバーサル アクセス ポイントには、次のモデル番号の形式があります。
モデル番号での「-UX」は、その AP がユニバーサル アクセス ポイントであることを示しています。
次の表は、ユニバーサル アクセス ポイント モデルを提供する Cisco Aironet アクセス ポイント シリーズのリストです。
Cisco ユニバーサル アクセス ポイントは、Cisco Wireless LAN Controller でサポートされるすべての国でサポートされています。現在のところ、唯一の例外はイスラエル国です。
いいえ。ユニバーサル アクセス ポイントは、8.0.110.0 以降の Wireless LAN Controller ソフトウェアおよび 15.3(3)JA1 以降の Autonomous AP ソフトウェアでサポートされます。
はい。AP を以前別の国でプライミングしていた場合、新しい国で再設置する際には、「ユニバーサル AP プライミングの全体的なワークフロー」 に進む前に、「AP のリセットまたはプライミング解除」 に示す手順でその AP をまずリセットする必要があります。
いいえ。Cisco AirProvision をダウンロードして使用できるのは、スマートフォンのみです。「スマートフォンの要件」を参照してください。
• 『Universal AP Regulatory Domain Deployment Guide』
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/technotes/8-0/AP_Regulatory_Domain_DG/b_universal_AP_regulatory_domain_DG.html [英語]
• 『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide, Release 8.0』
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/8-0/configuration-guide/b_cg80.html [英語]
• 『Cisco IOS Configuration Guide for Autonomous Aironet Access Points Cisco IOS Release 15.3(3)JAB』
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/access_point/15-3-3/configuration/guide/cg15-3-3.html [英語]