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目次
インストールを開始する前にクライアントがサポートする内容を確認します。 ハードウェアおよびソフトウェア要件について説明します。 クライアントに必要なポートおよび使用するプロトコルを確認します。
正常な導入を行うために、クライアント ワーク ステーションがソフトウェア要件を満たしていることを確認します。
(注) |
COP ファイル ciscocm.installcsfdevicetype.cop.sgn をインストールして CSF デバイスを有効にした場合、Cisco Jabber for Windows では Cisco Unified Communications Manager 7.1.3 がサポートされます。 Cisco.com の Cisco Jabber for Windows 管理パッケージ から ciscocm.installcsfdevicetype.cop.sgn をダウンロードします。 |
Cisco Jabber for Windows には、Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony に正常にフォールバックするために、プレゼンス サーバへのアクティブ接続が必要です。
ハイ アベイラビリティとは、インスタント メッセージおよびプレゼンス サービスに対してフェールオーバー機能を提供するために複数のノードがサブクラスタに存在する環境を意味します。 サブクラスタ内の 1 つのノードが利用できなくなった場合、インスタント メッセージおよびプレゼンスがそのノードからサブクラスタ内の別のノードにフェールオーバーします。 このようにして、ハイ アベイラビリティにより、Cisco Jabber for Windows のインスタントメッセージおよびプレゼンス サービスの継続性が確実に保証されます。
このリリースでは、再ログイン パラメータに指定した値に 90 秒を追加する必要があります。
たとえば、[クライアントの再ログインの下限(Client Re-Login Lower Limit)] の値に 170 を設定する予定であるとします。 値は 170 ではなく、260 に設定する必要があります。
OpenLDAP、AD LDS、または ADAM とのディレクトリ統合では、Cisco Jabber for Windows 設定ファイルで特定のパラメータを定義する必要があります。 詳細については、LDAP ディレクトリ サーバを参照してください。
Cisco Jabber for Windows には Microsoft Internet Explorer 7 以降が必要です。 Cisco Jabber for Windows は、HTML コンテンツの表示に Internet Explorer レンダリング エンジンを使用します。
Cisco Jabber for Windows にはインスタント メッセージのレンダリングに Internet Explorer アクティブ スクリプトが必要です。 アクティブ スクリプトを有効にする手順については、次の Microsoft のマニュアルを参照してください。http://windows.microsoft.com/en-US/windows/help/genuine/ie-active-script
Cisco Jabber for Windows では、Microsoft Outlook のローカル連絡先を検索し、追加できます。
クライアントの連絡先リストにローカル Microsoft Outlook 連絡先を追加するには、ローカル連絡先にインスタント メッセージ アドレスが Microsoft Outlook で設定されている必要があります。
クライアント インターフェイスで連絡先写真を表示するには、Microsoft Outlook のローカル連絡先にインスタント メッセージ アドレスが設定されている必要があります。
クライアントを使用して Microsoft Outlook のローカル連絡先と通信するには、ローカル連絡先に該当する詳細が必要です。 連絡先にインスタント メッセージを送信するには、ローカル連絡先にインスタント メッセージ アドレスが必要です。 Microsoft Outlook の連絡先に電話をかけるには、ローカル連絡先に電話番号が必要です。
カレンダー イベントが Cisco Jabber for Windows に表示されるように Microsoft Outlook で設定を適用する必要があります。
ユーザが Microsoft Outlook でカレンダー イベントを作成すると、そのイベントが [ミーティング(Meetings)] タブに表示されます。
Microsoft Outlook との統合を有効にするには、Microsoft Active Directory の proxyAddresses 属性の値として SIP:user@cupdomain を指定します。 ユーザは Microsoft Outlook のアベイラビリティを共有できるようになります。
ADSchemaWizard.exe ユーティリティはCisco Jabber for Windows 管理パッケージで使用できます。 ユーティリティは LDIF ファイルを生成します。このファイルはディレクトリを変更し、SIP:user@cupdomain という値で各ユーザの proxyAddresses 属性を追加します。
ADSchemaWizard.exe ユーティリティは、Microsoft Windows Server 2003 などの Active Directory ユーザとコンピュータ管理ツールの属性編集機能をサポートしないサーバで使用します。 ADSI Edit などのツールを使用して、ADSchemaWizard.exe ユーティリティを使用して適用した変更を確認できます。
ADSchemaWizard.exe ユーティリティの使用には、Microsoft .NET Framework バージョン 3.5 以降が必要です。
Microsoft Outlook でのプレゼンスを有効にするスクリプトの作成については、対応する Microsoft のマニュアルを参照してください。
次の手順を実行し、Active Directory ユーザとコンピュータ管理ツールを使用して Microsoft Outlook で個別ユーザのプレゼンスを有効にします。
(注) |
Microsoft Office 365 では、プラン、サブスクリプション、タイプに基づいてさまざまな構成タイプをサポートします。 Cisco Jabber for Windows は、オンプレミス Active Directory サーバを必要とする Microsoft Office 365 の小規模企業プラン P1 でテストされています。 |
次のソフトウェアを使用して仮想環境に Cisco Jabber for Windows を導入できます。
Cisco Jabber for Windows は、Job Access With Speech(JAWS)のスクリーン リーダーとの互換性があります。 ただし、スクリーン リーダーを使用した場合のユーザ エクスペリエンスは、Cisco Jabber for Windows のバージョンによって、アプリケーションにわたって一貫しない場合があります。 最適なユーザ エクスペリエンスを確保するために、スクリーン リーダーを必要とするユーザは常に最新のバージョンを使用する必要があります。
Cisco Jabber for Windows では、Computer Telephony Integration(CTI)従属(サードパーティ アプリケーションからの Cisco Jabber for Windows の CTI のコントロール)をサポートしています。
CTI 従属の詳細については、Cisco Unified Communications Manager の適切なバージョンの CTI ドキュメントを参照してください。
クライアントがサービスへの接続に使用するポートなどのネットワーク要件を確認します。
Cisco Jabber for Windows は、インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)要求を TFTP サーバに送信します。 これらの要求は、クライアントが Cisco Unified Communications Manager に接続できるかどうかを判別することを可能にします。
クライアントからの ICMP 要求を許可するようにファイアウォールを設定する必要があります。 クライアントは、ファイアウォールが ICMP 要求を許可しない場合は、Cisco Unified Communications Manager への接続を確立できません。
クライアントは、次の表に示すポートとプロトコルを使用します。
ポート | プロトコル | 説明 |
---|---|---|
16384 ~ 32766 | UDP | オーディオおよびビデオ用の Real-Time Transport Protocol(RTP)メディア ストリーム |
ポート | プロトコル | 説明 |
---|---|---|
69 | UDP | 簡易ファイル転送プロトコル(TFTP)サービス |
6970 | HTTP | クライアント設定をダウンロードする TFTP サービス |
443 | TCP (HTTPS) |
オンプレミス会議用の Cisco WebEx Meetings Server ボイスメール用の Cisco Unity Connection クラウドベース導入での Cisco WebEx Messenger サービスへの XMPP トラフィックのフェールバック。 ポート 5222 がブロックされている場合、クライアントは、Cisco WebEx Messenger サービスとの間に Bidirectional-streams Over Synchronous HTTP(BOSH)接続を確立します。 |
7080 | TCP (HTTPS) |
ボイス メッセージの通知用の Cisco Unity Connection |
389 | UDP/TCP | LDAP ディレクトリ サーバ |
636 | LDAPS | LDAP ディレクトリ サーバ(セキュア) |
3268 | TCP | グローバル カタログ サーバ |
3269 | LDAPS | グローバル カタログ サーバ(セキュア) |
2748 | TCP | CTI ゲートウェイ |
5060 | UDP/TCP | Session Initiation Protocol(SIP)コール シグナリング |
5061 | TCP | セキュアな SIP コール シグナリング |
5222 | TCP (XMPP) |
オンプレミス導入の Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications IM and Presence クラウドベース導入の Cisco WebEx Messenger サービス。 クライアントは、ポート 5222 がブロックされている場合、XMPP のフェールバックとしてポート 443 を使用します。 |
8191 | TCP | Simple Object Access Protocol(SOAP)Web サービス |
8443 | HTTPS | Cisco Unified Communications Manager への Web アクセスには、次の接続が含まれます。 |
16384 ~ 32766 | UDP | オーディオおよびビデオ用の RTP メディア ストリーム |
53 | UDP/TCP | ドメイン ネーム システム(DNS)トラフィック |
1080 | SOCKS5 バイトストリーム | ピア ツー ピア ファイル転送 ポート 1080 が使用中の場合、クライアントは 1081 ~ 1089 の範囲で次に使用可能なポートの使用を試みます。 ポート 1080 がブロックされている場合、クライアントは 37200 ~ 37209 のポート範囲を使用します。 オンプレミス導入では、クライアントはこのポートを使用して画面キャプチャを送信します。 |
3804 | TCP | IP フォンのローカルで有効な証明書(LSC) これは、Cisco Unified Communications Manager Certificate Authority Proxy Function(CAPF)登録用のリスニング ポートです。 |
クライアントがサポートする電話機、ヘッドセットとカメラを確認します。
Cisco Jabber for Windows は、Cisco Unified Communications Manager バージョン 8.6(1) と同じ CTI デバイスをサポートします。 「CTI Supported Devices」トピックの「CTI Supported Device Matrix」を参照してください。
Plantronics Blackwire C310 | Plantronics Voyager Pro UC WG200/B |
Plantronics Blackwire C320 | Plantronics Voyager Pro UC B230 |
Plantronics Blackwire C435 | Plantronics Savi 740 |
Plantronics Blackwire C610 | Plantronics Savi 440 |
Plantronics Blackwire C710 | Jabra GN2000 CIPC Mono |
Plantronics Blackwire C720 | Jabra Pro 930 |
Plantronics Calisto P240 シリーズ | Jabra Speak 410 |
Plantronics Calisto P420 | Polycom CX100 Speakerphone |
Plantronics Calisto P800 シリーズ | Jawbone ICON |
Microsoft LifeCam Cinema | Cisco TelePresence PrecisionHD USB |
Logitech C920 | Cisco VTIII(最大解像度 VGA まで) |
場合によっては、COP ファイルを Cisco Unified Communications Manager に適用する必要があります。
COP ファイル | 説明 | Cisco Unified Communications Manager バージョン |
---|---|---|
ciscocm.installcsfdevicetype.cop.sgn | Cisco Unified Communications Manager に CSF デバイス タイプを追加します。 詳細については、ソフトウェア要件を参照してください。 |
7.1.3 |
cmterm-bfcp-e.8-6-2.cop.sgn | CSF デバイスで BFCP ビデオ デスクトップ共有をサポートします。 詳細については、BFCP 機能向けの COP ファイルの適用を参照してください。 |
8.6.2 のみ |
ciscocm.addcsfsupportfield.cop.sgn | グループ設定ファイルの [CSF サポート フィールド(CSF Support Field)] フィールドを追加します。 詳細については、グループ設定の作成を参照してください。 |
8.6.x 以下 |
cmterm-cupc-dialrule-wizard-0.1.cop.sgn | アプリケーション ダイヤル ルールとディレクトリ ルックアップ ルールを Cisco Jabber for Windows に公開します。 詳細については、ダイヤル ルールの発行を参照してください。 |
サポートされるすべてのバージョン |
このトピックでは、[オプション(Options)] ウィンドウの [ステータス(Status)] タブにある [ミーティング中(個人用のカレンダーより)(In a meeting (according to my calendar))] チェックボックスについて説明します。
Cisco Unified Presence と Microsoft Exchange の統合が必要です。 オンプレミス導入に適用されます。
オンプレミスとクラウドベース導入に適用されます。
配備 | [ミーティング中(個人用のカレンダーより)(In a meeting (according to my calendar))] を選択 | [ミーティング中(個人用のカレンダーより)(In a meeting (according to my calendar))] を選択しない |
---|---|---|
Cisco Unified Presence と Microsoft Exchange の統合を有効にする。 |
Cisco Unified Presence がアベイラビリティ ステータスを設定します | アベイラビリティ ステータスは変更されません |
Cisco Unified Presence と Microsoft Exchange の統合を有効にしない。 |
クライアントがアベイラビリティ ステータスを設定します | アベイラビリティ ステータスは変更されません |
クラウドベースの導入 | クライアントがアベイラビリティ ステータスを設定します | アベイラビリティ ステータスは変更されません |
(注) |
[ミーティング中(個人用のカレンダーより)(In a meeting (according to my calendar))] チェックボックスをオンにした場合、クライアントは、Microsoft Outlook、IBM Lotus Notes、Google Calendar などのサポート対象のカレンダーでカレンダー イベントが発生したときに「ミーティング中」アベイラビリティ ステータスだけを表示します。 クライアントはその他のカレンダー ソースからの他のアベイラビリティ ステータスは表示しません。 |
クライアント側の「ミーティング中」アベイラビリティ ステータスが有効 | Cisco Unified Presence と Microsoft Exchange を統合 |
---|---|
「オフライン(ミーティング中)」アベイラビリティ ステータスはサポートされません。 | 「オフライン(ミーティング中)」アベイラビリティ ステータスはサポートされます。 |
「ミーティング中」アベイラビリティ ステータスは、ユーザのカレンダーに表示されないイベントに対してサポートされます。 | 「ミーティング中」アベイラビリティ ステータスは、ユーザのカレンダーに表示されないイベントに対してサポートされません。 |
Cisco Jabber for Windows は、TLS を使用して、クライアントとサーバ間のネットワークで XMPP トラフィックのセキュリティを確保します。 Cisco Jabber for Windows は、ポイント ツー ポイント インスタント メッセージとグループ チャットを暗号化します。
接続 | プロトコル | ネゴシエーション証明書 | 予想される暗号化アルゴリズム |
---|---|---|---|
クライアントからサーバへ | XMPP over TLS | X.509 公開キー インフラストラクチャ証明書 | AES 256 ビット |
サーバとクライアントが TLS 暗号化をネゴシエートした後、クライアントとサーバは両方ともインスタント メッセージ トラフィックを暗号化するためにセッション キーを生成し、交換します。
バージョン | キーの長さ |
---|---|
Cisco Unified Communications IM and Presence バージョン 9.0.1 以降 | 2048 ビット |
Cisco Unified Presence バージョン 8.6.4 以降 | 2048 ビット |
8.6.4 よりも前の Cisco Unified Presence バージョン | 1024 ビット |
Cisco Unified Presence およびCisco Unified Communications IM and Presence は、AES アルゴリズムで暗号化される 256 ビットの長さのセッション キーを使用して、Cisco Jabber for Windows とプレゼンス サーバの間のインスタント メッセージ トラフィックのセキュリティを確保します。
必要に応じて、規制ガイドラインへの準拠のためにインスタント メッセージをログに記録し、アーカイブできます。 インスタント メッセージをログに記録するには、外部データベースを設定するか、またはサードパーティ製のコンプライアンス サーバと統合します。 Cisco Unified Presence と Cisco Unified Communications IM and Presence は、外部データベースまたはサードパーティ製のコンプライアンス サーバに記録するインスタント メッセージを暗号化しません。 ログに記録するインスタント メッセージを保護するために、適宜外部データベースまたはサードパーティ製のコンプライアンス サーバを設定する必要があります。
AES などの対称キー アルゴリズムまたは RSA などの公開キー アルゴリズムを含む、暗号化レベルおよび暗号化アルゴリズムの詳細については、『Next Generation Encryption』を参照してください。
X509 公開キー インフラストラクチャ証明書の詳細については、『Internet X.509 Public Key Infrastructure Certificate and CRL Profile』を参照してください。
接続 | プロトコル | ネゴシエーション証明書 | 予想される暗号化アルゴリズム |
---|---|---|---|
クライアントからサーバへ | TLS 内の XMPP | X.509 公開キー インフラストラクチャ証明書 | AES 128 ビット |
クライアントからクライアントへ | TLS 内の XMPP | X.509 公開キー インフラストラクチャ証明書 | AES 256 ビット |
次のサーバは、X.509 公開キー インフラストラクチャ(PKI)証明書と Cisco WebEx Messenger サービスを使用して、Cisco Jabber for Windows との間で TLS 暗号化をネゴシエートします。
サーバとクライアントが TLS 暗号化をネゴシエートした後、クライアントとサーバは両方ともインスタント メッセージ トラフィックを暗号化するためにセッション キーを生成し、交換します。
Cisco WebEx Messenger サービスは、AES アルゴリズムで暗号化される 128 ビットの長さのセッション キーを使用して、Cisco Jabber for Windows と Cisco WebEx Messenger サービスの間のインスタント メッセージ トラフィックのセキュリティを確保します。
必要に応じて、256 ビット クライアント間 AES 暗号化を有効にして、クライアント間のトラフィックのセキュリティを確保できます。
Cisco WebEx Messenger サービスはインスタント メッセージをログに記録できますが、暗号化された形式でこれらのインスタント メッセージをアーカイブしません。 ただし、Cisco WebEx Messenger サービスは、SAE-16、ISO-27001 監査などの厳重なデータセンター セキュリティを使用して、ログに記録したインスタント メッセージを保護します。
AES 256 ビット クライアント間暗号化を有効にする場合、Cisco WebEx Messenger サービスは、インスタント メッセージをログに記録できません。
AES などの対称キー アルゴリズムまたは RSA などの公開キー アルゴリズムを含む、暗号化レベルおよび暗号化アルゴリズムの詳細については、『Next Generation Encryption』を参照してください。
X509 公開キー インフラストラクチャ証明書の詳細については、『Internet X.509 Public Key Infrastructure Certificate and CRL Profile』を参照してください。
デフォルトでは、クライアントと Cisco WebEx Messenger サービス間のインスタント メッセージ トラフィックは安全です。 必要に応じて、Cisco WebEx 管理ツールでポリシーを指定して、クライアント間のインスタント メッセージ トラフィックのセキュリティを確保できます。
送信側クライアントは AES 256 ビット アルゴリズムでインスタント メッセージを暗号化します。 受信側クライアントはインスタント メッセージを復号化します。
クライアントは暗号化をサポートしない他のクライアントとの間でインスタント メッセージを送受信できます。
ポリシーの組み合わせ | クライアント間の暗号化 | リモート クライアントが AES 暗号化をサポートしている場合 | リモート クライアントが AES 暗号化をサポートしていない場合 |
---|---|---|---|
[IM の AES 符号化をサポートする(Support AES Encoding For IM)] = false [IM の符号化をサポートしない(Support No Encoding For IM)] = true |
No | Cisco Jabber for Windows は暗号化されていないインスタント メッセージを送信します。 Cisco Jabber for Windows はキー交換をネゴシエートしません。 そのため、他のクライアントは Cisco Jabber for Windows の暗号化されたインスタント メッセージを送信しません。 |
Cisco Jabber for Windows は暗号化されていないインスタント メッセージを送受信します。 |
[IM の AES 符号化をサポートする(Support AES Encoding For IM)] = true [IM の符号化をサポートしない(Support No Encoding For IM)] = true |
Yes | Cisco Jabber for Windows は暗号化されたインスタント メッセージを送受信します。 Cisco Jabber for Windows には、インスタント メッセージが暗号化されていることを示すアイコンが表示されます。 |
Cisco Jabber for Windows は暗号化されたインスタント メッセージを送信します。 Cisco Jabber for Windows は暗号化されていないインスタント メッセージを受信します。 Cisco Jabber for Windows には、一部のインスタント メッセージが暗号化されていないことを示すアイコンが表示されます。 |
[IM の AES 符号化をサポートする(Support AES Encoding For IM)] = true [IM の符号化をサポートしない(Support No Encoding For IM)] = false |
Yes | Cisco Jabber for Windows は暗号化されたインスタント メッセージを送受信します。 Cisco Jabber for Windows には、インスタント メッセージが暗号化されていることを示すアイコンが表示されます。 |
Cisco Jabber for Windows は、リモート クライアントに対してインスタント メッセージの送受信を行いません。 ユーザがリモート クライアントにインスタント メッセージを送信しようとすると、Cisco Jabber for Windows にエラー メッセージが表示されます。 |
暗号化および Cisco WebEx ポリシーの詳細については、Cisco WebEx のマニュアルの「About Encryption Levels」トピックを参照してください。
ローカル チャット履歴を有効にすると、Cisco Jabber for Windows は暗号化された形式でインスタント メッセージをアーカイブしません。 チャット履歴へのアクセスを制限するために、Cisco Jabber for Windows はアーカイブをディレクトリ %USERPROFILE%\AppData\Local\Cisco\Unified Communications\Jabber\CSF\History\uri.db に保存します。
Cisco Jabber for Windows の音声およびビデオのパフォーマンスについて説明します。
次のデータは、ラボ環境でのテストに基づいています。 このデータは、帯域幅の使用状況の点で予想できる内容を提供することを目的としています。 このトピックの内容は、完全な内容を示したり、帯域幅の使用状況に影響を与える可能性があるすべてのメディア シナリオを反映したりするものではありません。
コーデック | RTP ペイロード(kbit/秒) | 実際のビットレート(kbit/秒) | (注) |
---|---|---|---|
g.722.1 | 24/32 | 54/62 | 高品質な圧縮 |
g.711 | 64 | 80 | 標準的な非圧縮 |
g.729a | 8 | 38 | 低品質な圧縮 |
解像度 | ピクセル | g.711 音声で測定されたビット レート(kbit/秒) |
---|---|---|
w144p | 256 x 144 | 156 |
w288p これが Cisco Jabber for Windows のビデオ レンダリング ウィンドウのデフォルト サイズです。 |
512 x 288 | 320 |
w448p | 768 x 448 | 570 |
w576p | 1024 x 576 | 890 |
720p | 1280 x 720 | 1300 |
ピクセル | 2 fps でのワイヤ ビット レートの概算値(kbit/秒) | 8 fps でのワイヤ ビット レートの概算値(kbit/秒) |
---|---|---|
720 x 480 | 41 | 164 |
704 x 576 | 47 | 188 |
1024 x 768 | 80 | 320 |
1280 x 720 | 91 | 364 |
1280 x 800 | 100 | 400 |
[領域の設定(Region Configuration)] ウィンドウで Cisco Unified Communications Manager のペイロードの最大ビット レートを指定します。 この最大ペイロード ビット レートには、パケット オーバーヘッドは含まれません。したがって、使用される実際のビット レートは、指定した最大ペイロード ビット レートよりも大きくなります。
デスクトップ共有セッション | オーディオ | 双方向ビデオ(メイン ビデオ) | プレゼンテーション ビデオ(デスクトップ共有ビデオ) |
---|---|---|---|
No | Cisco Jabber for Windows では、音声の最大ビット レートを使用します。 | Cisco Jabber for Windows では、次のように残りのビット レートを割り当てます。 ビデオ コールの最大ビット レートから音声のビット レートを引きます。 |
- |
Yes | Cisco Jabber for Windows では、音声の最大ビット レートを使用します。 | Cisco Jabber for Windows では、音声のビット レートを引いた後に残りの帯域幅の半分を割り当てます。 | Cisco Jabber for Windows では、音声のビット レートを引いた後に残りの帯域幅の半分を割り当てます。 |
アップロード速度 | オーディオ | 音声 + インタラクティブ ビデオ(メイン ビデオ) | 音声 + プレゼンテーション ビデオ(デスクトップ共有ビデオ) | 音声 + インタラクティブ ビデオ + プレゼンテーション ビデオ |
---|---|---|---|---|
125 kbps(VPN) | g.711 の帯域幅のしきい値レベルです。 帯域幅は g.729a および g.722.1 用に十分です。 | 帯域幅はビデオ用に不十分です。 | 帯域幅はビデオ用に不十分です。 | 帯域幅はビデオ用に不十分です。 |
384 kbps(VPN) | 帯域幅は音声コーデック用に十分です。 | w288p(512x288)(30 fps) | 1280 x 800(2 fps 以上) | w144p(256 x 144)(30 fps)+ 1280 x 720(2 fps 以上) |
384 kbps(企業ネットワーク) | 帯域幅は音声コーデック用に十分です。 | w288p(512x288)(30 fps) | 1280 x 800(2 fps 以上) | w144p(256 x 144)(30 fps)+ 1280 x 800(2 fps 以上) |
1000 kbps | 帯域幅は音声コーデック用に十分です。 | w576p(1024x576)(30 fps) | 1280 x 800(8 fps) | w288p(512 x 288)(30 fps)+ 1280 x 800(8 fps) |
2000 kbps | 帯域幅は音声コーデック用に十分です。 | w720p30(1280 x 720)(30 fps) | 1280 x 800(8 fps) | w288p(1024 x 576)(30 fps)+ 1280 x 800(8 fps) |
VPN でペイロードのサイズを大きくすると、帯域幅の消費が増えることに注意してください。
Cisco Jabber for Windows はビデオ レート適合を利用し、最適なビデオ品質を調整します。 ビデオ レート適合は、ビデオのビット レートのスループットを動的に増減して、有効な IP パスの帯域幅でリアルタイムの変動を処理します。
Cisco Jabber for Windows ユーザは、ビデオ コールが低解像度で開始し、短期間に高解像度になることを想定します。 Cisco Jabber for Windows では、履歴を保存して、後続のビデオ コールが最適な解像度で開始するようにします。
Cisco Jabber for Windows の Quality of Service(QoS)を設定するためにサポートされている方法を確認します。
Cisco Media Services Interface では、Cisco Prime Collaboration Manager および Cisco Medianet 対応ルータと連動する Microsoft Windows サービスを提供し、Cisco Jabber for Windows がネットワークで遅延やパケット損失を最小限に抑えて音声メディアとビデオ メディアを送信できるようにします。
(注) |
Cisco Jabber for Windows では、音声コールまたはビデオ コールごとに Cisco Media Services Interface をチェックします。 |
Cisco Media Services Interface は個別にインストールし、ネットワークが Cisco Medianet 対応であることを確認する必要があります。 また、Cisco Prime Collaboration Manager と、Cisco Medianet に対応するルータもインストールする必要があります。
Cisco Unified Communications Manager では、Cisco Jabber for Windows に対して 1 つのポート範囲を定義できます。 Cisco Jabber for Windows では、このポート範囲を均等に分け、下半分をオーディオ ストリーム用に、上半分をビデオ ストリーム用に使用します。 たとえば、Cisco Unified Communications Manager で 1000 から 3000 のポート範囲を定義するとします。 Cisco Jabber for Windows は、オーディオ ストリームに 1000 ~ 2000 のポート範囲とビデオ ストリームに 2000 ~ 3000 のポート範囲を使用します。
ポート範囲は、Cisco Unified Communications Manager の Cisco Jabber for Windows SIP プロファイルの [SIP プロファイルの設定(SIP Profile Configuration)] ウィンドウで設定します。
[SIP プロファイルの設定(SIP Profile Configuration)] ウィンドウを開くには、 を選択します。
[メディア ポートの開始(Start Media Port)] フィールドでは、Cisco Jabber for Windows で使用可能な、一番低いポートを定義します。 [メディア ポートの停止(Stop Media Port)] フィールドでは、使用可能な一番高いポートを定義します。 詳細については、Cisco Unified Communications Manager マニュアルの「SIP Profile Configuration」のトピックを参照してください。
Windows クライアントが、Cisco Jabber for Windows へのメディア ストリームに対して DiffServ コード ポイント(DSCP)値を自動的に適用できるよう、Microsoft Windows にグループ ポリシーを設定できます。
設定するポリシーは、CiscoJabber.exe アプリケーション、UDP プロトコル、およびソース ポート範囲に一致する必要があります。 ほとんどの場合は、オーディオ コールのポート範囲に DSCP 値を適用するポリシーを 1 つと、ビデオ コールのポート範囲に DSCP 値を適用するポリシーを 1 つ設定する必要があります。
詳細については、Microsoft Windows Server 2008 マニュアルの「Policy-based Quality of Service (QoS)」のトピックを参照してください。
href の属性の一部として HTML ページでプロトコル ハンドラを追加できます。 HTML ページに表示されるハイパーリンクをクリックすると、クライアントはプロトコルに対して適切な処理を実行します。
HTML ページの TEL: および IM: プロトコル ハンドラの例:
<html> <body> <a href="TEL:1234">Call 1234</a><br/> <a href="IM:msmith@domain">Send an instant message to Mary Smith</a> </body> </html>
前の例では、ユーザがハイパーリンクをクリックして 1234 に発信すると、クライアントはその電話番号への音声コールを開始します。 ユーザが Mary Smith にインスタント メッセージを送信するハイパーリンクをクリックすると、クライアントは Mary とのチャット ウィンドウを開きます。
HTML ページで XMPP: プロトコル ハンドラを使用したグループ チャットの例:
<html> <body> <a href="XMPP:msmith@domain;amckenzi@domain">Create a group chat with Mary Smith and Adam McKenzie</a> </body> </html>
前の例では、ユーザが Mary Smith および Adam McKenzie とのグループ チャットを作成するハイパーリンクをクリックすると、クライアントは Mary および Adam とのグループ チャット ウィンドウを開きます。
ヒント |
XMPP: および IM: ハンドラに連絡先リストを追加し、グループ チャットを作成します。 連絡先を区切るには、次の例のようにセミコロンを使用します。 XMPP:user_a@domain.com;user_b@domain.com;user_c@domain.com;user_d@domain.com |