この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
ステップ 1 | 最適な音声品質とコール メンテナンスに必要なネットワーク要件など、システム要件を確認します。 この製品のリリース ノートは次の Web サイトで入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps11596/prod_release_notes_list.html |
ステップ 2 | 必要なファイルのリストを確認します。 必要なファイルをあらかじめ用意するか、このマニュアルの手順で必要になるたびに用意してください。 必要なファイルを参照してください。 |
ステップ 3 | システムをセットアップします。 はじめる前にを参照してください。 |
ステップ 4 | テスト デバイスを追加します。 管理を参照してください。 |
ステップ 5 |
次のようにして、必要な機能をセットアップします。
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ステップ 6 | 正常に機能する設定をテンプレートとして使用し、ユーザに合わせてデバイスをセットアップします。 一括設定を参照してください。 |
ステップ 7 | ユーザがクライアントを設定するために必要な情報を電子メールで送信します。 |
Unified CM のデバイス ページで入力した設定が、自動的にデバイス上のアプリケーションに入力されます。 ユーザは、必要に応じてパスワードを入力します。 ユーザ向けのマニュアルは、次の Web サイトで入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps11596/products_user_guide_list.html
ファイル |
このファイルの入手方法の参照先 |
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デバイス COP ファイル |
ソフトウェア ダウンロード サイト http://www.cisco.com/go/jabber_iphone_cop を開きます。 cmterm-iphone-install-130129.cop.sgn を探してダウンロードします。 |
デバイスに対応した Cisco Jabber Voice アプリケーション |
iOS デバイスで iTunes から App Store にアクセスするか、App Store アプリケーションを使用します。 Cisco Jabber Voice を検索する際は、Cisco Jabber Voice と Cisco Jabber IM を区別してください。 |
ファイル |
このファイルの入手方法の参照先 |
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---|---|---|---|
Cisco Jabber Voice でアプリケーション ダイヤル ルールを使用可能にするために必要な Cisco Options Package(COP)ファイル
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Cisco Jabber Voice for iPhone では、アプリケーション ダイヤル ルールを使用可能にするために、Cisco UC Integration for Microsoft Office Lync と同じ COP ファイルを使用します。 Cisco UC Integration for Microsoft Office Communicator の [Software Downloads] ページを開きます。 Administration Toolkit バンドルをダウンロードして解凍します。 このバンドル内で必要なのは、ファイル cmterm-cupc-dialrule-wizard-0.1.cop だけです。 |
クライアントを Unified CM 内でデバイスとして使用できるようにするには、デバイス固有の Cisco Options Package(COP)ファイルをすべての Unified CM サーバにインストールする必要があります。
サービスが中断されないように、この手順は使用率が低い時間帯に行ってください。
COP ファイルのインストールに関する一般情報については、メンテナンス ガイドのリストにある、お使いのリリースに対応した『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』の「Software Upgrades」の章を参照してください。
このリリースのクライアントに対して正しいデバイス COP ファイルを使用していることを確認するには、次の手順を使用します。
ステップ 1 | [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルにサインインします。 |
ステップ 2 | の順に選択します。 |
ステップ 3 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 4 | [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから、[Cisco Dual Mode for iPhone] を選択します。 |
ステップ 5 | [次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 6 |
[プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションまでスクロール ダウンし、[Dial via Office] ドロップダウン リストが表示されることを確認します。 [Dial via Office] ドロップダウン リストが表示された場合、COP ファイルはご使用のシステムにすでにインストールされています。 [Dial via Office] ドロップダウン リストが表示されない場合は、正しい COP ファイルを探してダウンロードします。 詳細については、必要なファイルを参照してください。 |
Unified CM は、Cisco Options Package(COP)ファイルがインストールされたときに、これらのファイルを生成します。
ディレクトリ検索ダイヤル ルールは、Microsoft Active Directory を使用して発信者を識別します。 Cisco Jabber Voice は、Unified CM や Microsoft Active Directory から提供される名前ではなく、iPhone のメインのアドレス帳にある発信者 ID を表示します。
携帯電話とデスクフォンでは、発信時にダイヤルする番号が異なることが一般的であるため、携帯電話ユーザが異なるダイヤル パターンでダイヤルできるよう、Unified CM を設定するようにしてください。
Unified CM では、これらのルールをすべての通話およびデバイスに適用されるように作成することもできれば、後述する方法で XML ファイルを編集して、Cisco Jabber Voice のユーザだけに適用されるようにしたり、国コードまたは市外局番ごとにデバイスに異なるルールが適用されるようにしたりすることもできます。
たとえば、ユーザは次のように番号をダイヤルする場合があります。
アプリケーション ダイヤル ルールを設定すると、これらの例で示したタイプのコールに正常に接続することができます。
アプリケーション ダイヤル ルールの設定の詳細については、Unified CM のオンライン ヘルプを参照してください。
この一連の手順を実行すると、既存のすべてのダイヤル ルールを Cisco Jabber Voice で使用できるようになります。
(注) |
この手順は、Unified CM Release 8.5 以前のリリースにのみ該当する手順です。 Unified CM 8.6 以降では、アプリケーション ダイヤル ルールがアプリケーションに統合されたため、該当のフィールドを表示するために追加の COP ファイルをインストールする必要はありません。 Unified CM 8.6 以降でアプリケーション ダイヤル ルールにアクセスするには、Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』(Unified CM メンテナンス ガイド一覧から入手可能)で関連する章を参照してください。 の順に選択します。 アプリケーション ダイヤル ルールのセットアップについては、ご使用のリリースの『 |
(注) |
ダイヤル ルールで使用する COP ファイルは、このマニュアルの他の箇所で説明しているデバイス COP ファイルとは別のものです。 |
他のシスコ製品のダイヤル ルールにも、この同じ COP ファイルを使用できます。
この一連の手順では、Unified CM TFTP サーバのルート レベルにある CUPC というフォルダに、必要な XML ファイルをインストールします。 Cisco Jabber Voice に必要なルールが、このファイルを使用する他のクライアントに必要なルールとは異なる場合は、オプションの手順によって XML ファイルをコピーして編集し、Cisco Jabber Voice 専用のファイルを作成してください。
他のシスコのテレフォニー クライアントをセットアップして統合している場合、この一連の手順はすでに実行済みである可能性があります。
(注) |
Unified CM でダイヤル ルールを更新するたびに、この一連の手順を繰り返して Cisco Jabber Voice を含む各クライアントに変更を反映させる必要があります。 |
次の手順を順序どおりに実行してください。
ステップ 1 |
Cisco UC Integration for Microsoft Office Communicator の [Software Downloads] ページを開きます。
|
||
ステップ 2 | Administration Toolkit バンドルの横の [ダウンロード(Download)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | 画面に表示される指示に従います。 | ||
ステップ 4 | ダウンロードされたファイルを解凍します。 | ||
ステップ 5 |
CUCM フォルダで、次のダイヤル ルール COP ファイルを探します。cmterm-cupc-dialrule-wizard-0.1.cop.sgn このダウンロードに含まれる他のファイルは必要ありません。 |
||
ステップ 6 | ダイヤル ルールの COP ファイルを、FTP または SFTP でアクセスできるサーバ上に置きます。 |
Unified CM アプリケーションでダイヤル ルールのコピーを作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | Unified CM クラスタ内のパブリッシャ サーバにサインインします。 |
ステップ 2 | [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルの右上で、[Cisco Unified OS の管理(Cisco Unified OS Administration)] を選択し、[移動(Go)] を選択します。 |
ステップ 3 | を選択します。 |
ステップ 4 | [ソフトウェアのインストール/アップグレード(Software Installation/Upgrade)] ウィンドウで、ダイヤル ルール COP ファイルの場所を指定します。 |
ステップ 5 | [次へ(Next)] を選択します。 |
ステップ 6 | [使用可能なソフトウェア(Available Software)] ドロップダウン リストから COP ファイルを選択します。 |
ステップ 7 | [次へ(Next)] を選択します。 |
ステップ 8 | [インストール(Install)] を選択します。 |
ステップ 9 | TFTP サーバが稼働する Unified CM サーバごとに、この手順を繰り返します。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified オペレーティング システムの管理(Cisco Unified Operating System Administration)] ポータルで、 を選択します。 |
ステップ 2 | [TFTP ファイルの管理(TFTP File Management)] ウィンドウで、CUPC から始まるディレクトリを探します。 |
ステップ 3 |
ダイヤル ルールがあることを確認します。 例: DirLookupDialRules.xml |
このオプションの手順は、Cisco Jabber Voice で使用するために、ダイヤル ファイルを修正する場合にのみ使用します。 次に、例を示します。
ステップ 1 | Unified CM TFTP サーバのルート レベルにある CUPC フォルダに移動します。 |
ステップ 2 |
Cisco Jabber Voice 用に修正するルール ファイルをコピーします。 例:PC または Mac 上で組み込みの TFTP クライアントを使用して、次のコマンドを入力します。 tftp server-name get CUPC/AppDialRules.xml |
ステップ 3 |
必要に応じて、ファイルの名前を変更します。 例: AppDialRulesFrance.xml |
ステップ 4 | テキスト エディタでこのファイルを開きます。 |
ステップ 5 | 既存ルールの例に従いながら、必要に応じてルールを修正または追加します。 |
ステップ 6 | 変更を保存します。 |
ステップ 7 |
修正したファイルをアップロードします。
パスとファイル名を記録します。 この情報は、後で必要になります。 |
ステップ 8 | カスタマイズする必要のある他のすべてのルール ファイルについて、この手順を繰り返します。 |
必要なすべてのカスタム ダイヤル ルール ファイルの編集を完了して、ファイルをアップロードし終えたら、この項の次の手順に進みます。
Unified CM Release 8.5 以前を使用していて、Cisco Jabber Voice デバイスにアプリケーション ダイヤル ルールを適用するには、ファイル名を含めてこれらのダイヤル ルール ファイルのパスを指定する必要があります。 これらのファイルを移動または名前変更した場合は、各配置済みデバイスの設定ページの [アプリケーション ダイヤル ルールの URL(Application Dial Rules URL)] フィールドで、このパスを更新するのを忘れないでください。
サービスが中断されないように、この手順は使用率が低い時間帯に行ってください。
詳細については、メンテナンス ガイド一覧から入手できる、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』の「Starting, Stopping, Restarting, and Refreshing Status of Services in Control Center」を参照してください。
ステップ 1 | [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルの右上で [Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] を選択し、[移動(Go)] を選択します。 |
ステップ 2 | の順に選択します。 |
ステップ 3 | サーバを選択し、[移動(Go)] を選択します。 |
ステップ 4 | [Cisco TFTP] を選択します。 |
ステップ 5 | [リスタート(Restart)] を選択します。 |
ステップ 6 | このアプリケーション ダイヤル ルールの COP ファイルを実行したすべてのサーバで、この手順を繰り返します。 |
[SIP デュアル モード アラート タイマー(SIP Dual Mode Alert Timer)] の値を大きくして、Cisco Jabber Voice 内線へのコールがモバイル ネットワーク電話番号に途中でルーティングされないようにします。
仕事の通話を受信するには、クライアントが実行されている必要があります。
ステップ 1 | [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルにサインインします。 | ||
ステップ 2 | の順に選択します。 | ||
ステップ 3 | サーバを選択します。 | ||
ステップ 4 | [Cisco CallManager(アクティブ)(Cisco CallManager (Active))] サービスを選択します。 | ||
ステップ 5 | [クラスタ全体のパラメータ(システム - モビリティ)(Clusterwide Parameters (System - Mobility))] セクションまでスクロールします。 | ||
ステップ 6 | [SIP デュアル モード アラート タイマー(SIP Dual Mode Alert Timer)] の値を 4500 ミリ秒まで増やします。 | ||
ステップ 7 |
[保存(Save)] を選択します。
|
専用の SIP プロファイルを作成すると、Cisco Jabber Voice をバックグラウンドで実行中に、Cisco Jabber Voice を Unified CM に接続したままにすることができます。
Unified CM の特定のバージョンのみがこの機能をサポートします。 次の Web サイトの Cisco Jabber Voice for iPhone のリリース ノートで「System Requirements」の章を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/ps11596/prod_release_notes_list.html
(注) |
このデバイスの設定は、Cisco Jabber 8.0 クライアントには影響しません。 |
ステップ 1 | Unified CM で、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | 新しい SIP プロファイルを「iPhone SIP profile」などの名前で作成するか、または既存の SIP プロファイルをコピーします。 |
ステップ 3 | 新しい SIP プロファイルに次の値を設定します。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] を選択します。 |
Cisco Jabber Voice を実行するすべての Cisco Dual Mode for iPhone デバイスに、この SIP プロファイルを選択します。
Cisco Jabber Voice は、欠陥の検出と製品パフォーマンスの向上のためにシスコが使用する使用状況の集計とエラー追跡データの収集と生成を、サードパーティ サービスの Google Analytics に依存しています。 シスコは、Google Analytics の個人情報の方針に従い、個人を特定できる情報については、これを保存しません。
Google Analytics が保存および収集するすべての情報は、機密情報として扱われます。 この情報にアクセスできるのはシスコのみです。 この機能は現在、管理者用のレポート ツールとしては使用できません。
Unified CM で各 Cisco Jabber Voice デバイスを設定するときに、各ユーザの使用状況レポートを有効または無効にできます。
使用状況とエラーのトラッキング設定 |
収集される情報 |
---|---|
有効(Enabled) |
|
詳細(Detailed) |
[有効(Enabled)] を選択した場合に収集されるのと同じ情報 |
無効(Disabled) |
なし |
ユーザがクライアントを最初に起動したときに、シスコがデータを収集することに対する許諾契約が表示されます。 使用状況トラッキング機能が現在有効になっているかどうかにかかわらず、ユーザがこれに同意しないとアプリケーションを使用できません。
目次
- はじめる前に
- クライアントの導入
- 必要なファイル
- デバイス用の Cisco Options Package ファイルのインストール
- デバイス COP ファイルのバージョンの確認
- ダイヤル ルール
- アプリケーション ダイヤル ルール
- ダイヤル ルールの使用
- ダイヤル ルールの COP ファイルの取得
- ダイヤル ルールのコピー
- ダイヤル ルールのコピーの確認
- ダイヤル ルールの修正
- TFTP サービスの再起動
- [SIP デュアル モード アラート タイマー(SIP Dual Mode Alert Timer)] 値の増加
- 専用 SIP プロファイルの作成
- システム レベルの前提条件
- 使用状況とエラーのトラッキング
クライアントの導入
手順
ステップ 1 最適な音声品質とコール メンテナンスに必要なネットワーク要件など、システム要件を確認します。 この製品のリリース ノートは次の Web サイトで入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps11596/prod_release_notes_list.html ステップ 2 必要なファイルのリストを確認します。 必要なファイルをあらかじめ用意するか、このマニュアルの手順で必要になるたびに用意してください。 必要なファイルを参照してください。 ステップ 3 システムをセットアップします。 はじめる前にを参照してください。 ステップ 4 テスト デバイスを追加します。 管理を参照してください。 ステップ 5 次のようにして、必要な機能をセットアップします。 機能ごとの説明は、機能の設定にリストされています。
- 前提条件をすべて満たしていることを確認します。
- 配置する特性および機能に対するシステム レベルの設定をセットアップします。
- 必要なすべてのユーザ レベルの設定をセットアップします。
- Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)にデバイスをセットアップします。
- 機能ごとに設定をテストします。
ステップ 6 正常に機能する設定をテンプレートとして使用し、ユーザに合わせてデバイスをセットアップします。 一括設定を参照してください。 ステップ 7 ユーザがクライアントを設定するために必要な情報を電子メールで送信します。
Unified CM のデバイス ページで入力した設定が、自動的にデバイス上のアプリケーションに入力されます。 ユーザは、必要に応じてパスワードを入力します。 ユーザ向けのマニュアルは、次の Web サイトで入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps11596/products_user_guide_list.html
必要なファイル
クライアントの設定および使用には、次のファイルが必要です。 あらかじめすべてのファイルを用意するか、必要になるごとに入手してください。
表 1 Cisco Unified Communications Manager のすべてのリリースで必要なファイル ファイル
このファイルの入手方法の参照先
デバイス COP ファイル
ソフトウェア ダウンロード サイト http://www.cisco.com/go/jabber_iphone_cop を開きます。
cmterm-iphone-install-130129.cop.sgn を探してダウンロードします。
デバイスに対応した Cisco Jabber Voice アプリケーション
iOS デバイスで iTunes から App Store にアクセスするか、App Store アプリケーションを使用します。
Cisco Jabber Voice を検索する際は、Cisco Jabber Voice と Cisco Jabber IM を区別してください。
表 2 Cisco Unified Communications Manager Release 8.5 以前で必要な追加のファイル ファイル
このファイルの入手方法の参照先
Cisco Jabber Voice でアプリケーション ダイヤル ルールを使用可能にするために必要な Cisco Options Package(COP)ファイル
(注) このファイルは、Unified CM 8.5 以前に必要です。 Unified CM 8.6 以降では、アプリケーション ダイヤル ルールがアプリケーションに統合されたため、該当のフィールドを表示するために追加の COP ファイルをインストールする必要はありません。
Cisco Jabber Voice for iPhone では、アプリケーション ダイヤル ルールを使用可能にするために、Cisco UC Integration for Microsoft Office Lync と同じ COP ファイルを使用します。
Cisco UC Integration for Microsoft Office Communicator の [Software Downloads] ページを開きます。 Administration Toolkit バンドルをダウンロードして解凍します。 このバンドル内で必要なのは、ファイル cmterm-cupc-dialrule-wizard-0.1.cop だけです。
デバイス用の Cisco Options Package ファイルのインストール
手順クライアントを Unified CM 内でデバイスとして使用できるようにするには、デバイス固有の Cisco Options Package(COP)ファイルをすべての Unified CM サーバにインストールする必要があります。
サービスが中断されないように、この手順は使用率が低い時間帯に行ってください。
COP ファイルのインストールに関する一般情報については、メンテナンス ガイドのリストにある、お使いのリリースに対応した『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』の「Software Upgrades」の章を参照してください。
ステップ 1 デバイスの COP ファイルをダウンロードします。
ステップ 2 Unified CM サーバからアクセスできる FTP または SFTP サーバに COP ファイルを置きます。 ステップ 3 この COP ファイルを Unified CM クラスタ内のパブリッシャ サーバ上にインストールします。
(注) サービスの中断を避けるために、各サーバのサービスがアクティブな状態に戻ったのを確認してから、次のサーバでのこの手順の実行を開始するようにしてください。
ステップ 4 クラスタのサブスクライバ サーバそれぞれに COP ファイルをインストールします。 パブリッシャと同様に、サーバの再起動などの手順を実行します。
デバイス COP ファイルのバージョンの確認
手順
ステップ 1 [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルにサインインします。 ステップ 2 の順に選択します。 ステップ 3 [新規追加(Add New)] をクリックします。 ステップ 4 [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから、[Cisco Dual Mode for iPhone] を選択します。 ステップ 5 [次へ(Next)] をクリックします。 ステップ 6 [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションまでスクロール ダウンし、[Dial via Office] ドロップダウン リストが表示されることを確認します。 [Dial via Office] ドロップダウン リストが表示された場合、COP ファイルはご使用のシステムにすでにインストールされています。
[Dial via Office] ドロップダウン リストが表示されない場合は、正しい COP ファイルを探してダウンロードします。 詳細については、必要なファイルを参照してください。
ダイヤル ルール
Unified CM は、Cisco Options Package(COP)ファイルがインストールされたときに、これらのファイルを生成します。
ディレクトリ検索ダイヤル ルールは、Microsoft Active Directory を使用して発信者を識別します。 Cisco Jabber Voice は、Unified CM や Microsoft Active Directory から提供される名前ではなく、iPhone のメインのアドレス帳にある発信者 ID を表示します。
アプリケーション ダイヤル ルール
携帯電話とデスクフォンでは、発信時にダイヤルする番号が異なることが一般的であるため、携帯電話ユーザが異なるダイヤル パターンでダイヤルできるよう、Unified CM を設定するようにしてください。
Unified CM では、これらのルールをすべての通話およびデバイスに適用されるように作成することもできれば、後述する方法で XML ファイルを編集して、Cisco Jabber Voice のユーザだけに適用されるようにしたり、国コードまたは市外局番ごとにデバイスに異なるルールが適用されるようにしたりすることもできます。
たとえば、ユーザは次のように番号をダイヤルする場合があります。
- モバイル デバイス ユーザは、社外の電話番号をダイヤルする前に、9 をダイヤルする習慣がない。
- モバイル デバイス番号の市外局番が、デスクフォンの番号と異なっている場合、ユーザはモバイル デバイスの使用時は地域コードをダイヤルするが、会社の電話からダイヤルするときは地域コードをダイヤルしない。または、その逆になることがある。
- 国際電話をダイヤルするモバイル デバイス ユーザは、ダイヤルする番号をプラス記号(+)で始める場合がある。
アプリケーション ダイヤル ルールを設定すると、これらの例で示したタイプのコールに正常に接続することができます。
アプリケーション ダイヤル ルールの設定の詳細については、Unified CM のオンライン ヘルプを参照してください。
ダイヤル ルールの使用
この一連の手順を実行すると、既存のすべてのダイヤル ルールを Cisco Jabber Voice で使用できるようになります。
(注)
この手順は、Unified CM Release 8.5 以前のリリースにのみ該当する手順です。 Unified CM 8.6 以降では、アプリケーション ダイヤル ルールがアプリケーションに統合されたため、該当のフィールドを表示するために追加の COP ファイルをインストールする必要はありません。 Unified CM 8.6 以降でアプリケーション ダイヤル ルールにアクセスするには、Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』(Unified CM メンテナンス ガイド一覧から入手可能)で関連する章を参照してください。
の順に選択します。 アプリケーション ダイヤル ルールのセットアップについては、ご使用のリリースの『
(注)
ダイヤル ルールで使用する COP ファイルは、このマニュアルの他の箇所で説明しているデバイス COP ファイルとは別のものです。
他のシスコ製品のダイヤル ルールにも、この同じ COP ファイルを使用できます。
この一連の手順では、Unified CM TFTP サーバのルート レベルにある CUPC というフォルダに、必要な XML ファイルをインストールします。 Cisco Jabber Voice に必要なルールが、このファイルを使用する他のクライアントに必要なルールとは異なる場合は、オプションの手順によって XML ファイルをコピーして編集し、Cisco Jabber Voice 専用のファイルを作成してください。
他のシスコのテレフォニー クライアントをセットアップして統合している場合、この一連の手順はすでに実行済みである可能性があります。
(注)
Unified CM でダイヤル ルールを更新するたびに、この一連の手順を繰り返して Cisco Jabber Voice を含む各クライアントに変更を反映させる必要があります。
ダイヤル ルールの COP ファイルの取得
手順
ステップ 1 Cisco UC Integration for Microsoft Office Communicator の [Software Downloads] ページを開きます。
(注) Cisco Jabber Voice for iPhone では、アプリケーション ダイヤル ルールを使用可能にするために、Cisco UC Integration for Microsoft Office Communicator と同じ COP ファイルを使用します。
ステップ 2 Administration Toolkit バンドルの横の [ダウンロード(Download)] をクリックします。 ステップ 3 画面に表示される指示に従います。 ステップ 4 ダウンロードされたファイルを解凍します。 ステップ 5 CUCM フォルダで、次のダイヤル ルール COP ファイルを探します。cmterm-cupc-dialrule-wizard-0.1.cop.sgn このダウンロードに含まれる他のファイルは必要ありません。
ステップ 6 ダイヤル ルールの COP ファイルを、FTP または SFTP でアクセスできるサーバ上に置きます。
ダイヤル ルールのコピー
手順
ステップ 1 Unified CM クラスタ内のパブリッシャ サーバにサインインします。 ステップ 2 [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルの右上で、[Cisco Unified OS の管理(Cisco Unified OS Administration)] を選択し、[移動(Go)] を選択します。 ステップ 3 を選択します。 ステップ 4 [ソフトウェアのインストール/アップグレード(Software Installation/Upgrade)] ウィンドウで、ダイヤル ルール COP ファイルの場所を指定します。 ステップ 5 [次へ(Next)] を選択します。 ステップ 6 [使用可能なソフトウェア(Available Software)] ドロップダウン リストから COP ファイルを選択します。 ステップ 7 [次へ(Next)] を選択します。 ステップ 8 [インストール(Install)] を選択します。 ステップ 9 TFTP サーバが稼働する Unified CM サーバごとに、この手順を繰り返します。
ダイヤル ルールの修正
はじめる前に手順
- アプリケーション ダイヤル ルールのガイドラインを使用して、必要なアプリケーション ダイヤル ルールを決定します。
- Unified CM で TFTP サーバを使用する方法がわからない場合は、Unified CM メンテナンス ガイド一覧を参照して、ご使用のリリースに対応した次のマニュアルを探してください。
ステップ 1 Unified CM TFTP サーバのルート レベルにある CUPC フォルダに移動します。 ステップ 2 Cisco Jabber Voice 用に修正するルール ファイルをコピーします。
例:PC または Mac 上で組み込みの TFTP クライアントを使用して、次のコマンドを入力します。tftp server-name get CUPC/AppDialRules.xmlステップ 3 必要に応じて、ファイルの名前を変更します。
例: AppDialRulesFrance.xmlステップ 4 テキスト エディタでこのファイルを開きます。 ステップ 5 既存ルールの例に従いながら、必要に応じてルールを修正または追加します。 ステップ 6 変更を保存します。 ステップ 7 修正したファイルをアップロードします。
ステップ 8 カスタマイズする必要のある他のすべてのルール ファイルについて、この手順を繰り返します。
次の作業
必要なすべてのカスタム ダイヤル ルール ファイルの編集を完了して、ファイルをアップロードし終えたら、この項の次の手順に進みます。
Unified CM Release 8.5 以前を使用していて、Cisco Jabber Voice デバイスにアプリケーション ダイヤル ルールを適用するには、ファイル名を含めてこれらのダイヤル ルール ファイルのパスを指定する必要があります。 これらのファイルを移動または名前変更した場合は、各配置済みデバイスの設定ページの [アプリケーション ダイヤル ルールの URL(Application Dial Rules URL)] フィールドで、このパスを更新するのを忘れないでください。
TFTP サービスの再起動
手順サービスが中断されないように、この手順は使用率が低い時間帯に行ってください。
詳細については、メンテナンス ガイド一覧から入手できる、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』の「Starting, Stopping, Restarting, and Refreshing Status of Services in Control Center」を参照してください。
ステップ 1 [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルの右上で [Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] を選択し、[移動(Go)] を選択します。 ステップ 2 の順に選択します。 ステップ 3 サーバを選択し、[移動(Go)] を選択します。 ステップ 4 [Cisco TFTP] を選択します。 ステップ 5 [リスタート(Restart)] を選択します。 ステップ 6 このアプリケーション ダイヤル ルールの COP ファイルを実行したすべてのサーバで、この手順を繰り返します。
[SIP デュアル モード アラート タイマー(SIP Dual Mode Alert Timer)] 値の増加
手順[SIP デュアル モード アラート タイマー(SIP Dual Mode Alert Timer)] の値を大きくして、Cisco Jabber Voice 内線へのコールがモバイル ネットワーク電話番号に途中でルーティングされないようにします。
ステップ 1 [Unified CM の管理(Unified CM Administration)] ポータルにサインインします。 ステップ 2 の順に選択します。 ステップ 3 サーバを選択します。 ステップ 4 [Cisco CallManager(アクティブ)(Cisco CallManager (Active))] サービスを選択します。 ステップ 5 [クラスタ全体のパラメータ(システム - モビリティ)(Clusterwide Parameters (System - Mobility))] セクションまでスクロールします。 ステップ 6 [SIP デュアル モード アラート タイマー(SIP Dual Mode Alert Timer)] の値を 4500 ミリ秒まで増やします。 ステップ 7 [保存(Save)] を選択します。
(注) [SIP デュアル モード アラート タイマー(SIP Dual Mode Alert Timer)] の値を増やしても、Cisco Jabber Voice に到着する着信コールが引き続き切断され、モバイル コネクトを使用して転送される場合は、[SIP デュアル モード アラート タイマー(SIP Dual Mode Alert Timer)] の値を 500 ミリ秒単位でさらに増やします。 推奨される最小値は、4500 ミリ秒です。
専用 SIP プロファイルの作成
手順専用の SIP プロファイルを作成すると、Cisco Jabber Voice をバックグラウンドで実行中に、Cisco Jabber Voice を Unified CM に接続したままにすることができます。
Unified CM の特定のバージョンのみがこの機能をサポートします。 次の Web サイトの Cisco Jabber Voice for iPhone のリリース ノートで「System Requirements」の章を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/ps11596/prod_release_notes_list.html
(注)
このデバイスの設定は、Cisco Jabber 8.0 クライアントには影響しません。
ステップ 1 Unified CM で、 の順に選択します。 ステップ 2 新しい SIP プロファイルを「iPhone SIP profile」などの名前で作成するか、または既存の SIP プロファイルをコピーします。 ステップ 3 新しい SIP プロファイルに次の値を設定します。 ステップ 4 [保存(Save)] を選択します。
次の作業
Cisco Jabber Voice を実行するすべての Cisco Dual Mode for iPhone デバイスに、この SIP プロファイルを選択します。
システム レベルの前提条件
お使いのシステムが次の前提条件を満たしていることを確認してください。
- 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Features and Services Guide』の「Call Park」の章を参照してください。このマニュアルは、http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html から入手できます。
- トランスコーディングが利用可能でない限り、電話会議にはすべての参加エンドポイントに G.711 が必要です。 G.729a だけが Cisco Jabber Voice でサポートされている場合は、電話機の G.729a から会議ブリッジの G.711 にトランスコーディングを許可するように外部トランスコーダを設定する必要があります。
使用状況とエラーのトラッキング
Cisco Jabber Voice は、欠陥の検出と製品パフォーマンスの向上のためにシスコが使用する使用状況の集計とエラー追跡データの収集と生成を、サードパーティ サービスの Google Analytics に依存しています。 シスコは、Google Analytics の個人情報の方針に従い、個人を特定できる情報については、これを保存しません。
Google Analytics が保存および収集するすべての情報は、機密情報として扱われます。 この情報にアクセスできるのはシスコのみです。 この機能は現在、管理者用のレポート ツールとしては使用できません。
Unified CM で各 Cisco Jabber Voice デバイスを設定するときに、各ユーザの使用状況レポートを有効または無効にできます。
ユーザがクライアントを最初に起動したときに、シスコがデータを収集することに対する許諾契約が表示されます。 使用状況トラッキング機能が現在有効になっているかどうかにかかわらず、ユーザがこれに同意しないとアプリケーションを使用できません。