この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
次のリストは、Cisco IP Phone 8841、8851、8861 がサポートするアクセサリを示します。 「X」は特定の電話モデルのサポートを示し、ダッシュ(—)はサポートされていないことを意味します。
アクセサリ |
タイプ |
Cisco IP Phone 8841 |
Cisco IP Phone 8851 |
Cisco IP Phone 8861 |
---|---|---|---|---|
シスコ製アクセサリ |
||||
Cisco IP Phone 8800 キー拡張モジュール |
アドオン モジュール |
- |
X |
X |
サードパーティ製アクセサリ |
||||
ヘッドセット:ヘッドセットを参照してください。 この項では、各ヘッドセット タイプについて説明しています。 |
アナログ |
X |
X |
X |
アナログ ワイドバンド |
X |
X |
X |
|
Bluetooth |
- |
X |
X |
|
USB(有線またはワイヤレス) |
- |
X |
X |
|
マイクロフォン:外部スピーカおよびマイクロフォンを参照してください。 |
外部 PC |
- |
- |
X |
スピーカー:外部スピーカおよびマイクロフォンを参照してください。 |
外部 PC |
- |
- |
X |
(注) |
必要な角度にフットスタンドを調整する場合、思ったより大きな力が必要になる場合があります。 |
ステップ 1 | コネクタを所定のスロットに挿入します。 |
ステップ 2 | コネクタが所定の位置に収まるまでフットスタンドを押し込みます。 |
ラップトップ ケーブル ロックを使用して、電話機をデスクトップに固定できます。 ロックを電話機の背面にある盗難防止用セキュリティ コネクタに接続し、ケーブルをデスクトップに固定できます。
セキュリティ スロットには最大 20 mm の幅のケーブルを挿入できます。 互換性のあるラップトップ ケーブル ロックとして Kensington 製のラップトップ ケーブル ロックの他、電話機の背面にあるセキュリティ スロットに適合するその他のメーカー製ラップトップ ケーブル ロックがあります。
外部スピーカおよびマイクロフォンは、プラグアンドプレイ式のアクセサリです。 Cisco IP Phone では、外部 PC タイプのマイクロフォン、および増幅器で電力が供給されるスピーカーを、ラインイン/アウトのジャックを使用して接続できます。 外部マイクロフォンを接続すると内部マイクロフォンが無効になり、外部スピーカを接続すると電話機の内部スピーカが無効になります。
(注) |
低品質の外部オーディオ デバイスを使用してラウドスピーカーを極端な大音量で再生したり、マイクロフォンをラウドスピーカーのごく近くに設置したりすると、スピーカーフォンの通話相手に不快なエコーが聞こえる場合があります。 |
シスコでは、Cisco IP Phone で使用するサードパーティ製ヘッドセットについて社内でテストを実施していますが、ヘッドセットや受話器のベンダーの製品については動作の保証やサポートは行っていません。
電話機を使用すると、ヘッドセットのマイクロフォンが検出するバックグラウンド ノイズの一部が軽減されますが、さらにこのバックグラウンド ノイズを削減して全体的なオーディオ品質を改善するには、ノイズを遮断するヘッドセットを使用することを推奨します。
シスコでは、不要な無線周波数(RF)および可聴周波数(AF)が遮蔽された高品質のヘッドセットなどの外部デバイスの使用を推奨しています。 ヘッドセットの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音やエコーが入ることもあります。 可聴ハム雑音などのノイズは、相手方だけに聞こえる場合もあれば、Cisco IP Phone のユーザおよび相手方の両方に聞こえる場合もあります。 ハム音やブザーのような雑音は、電灯、電気モーター、大型の PC モニタなど、さまざまな外部ソースが原因となり得ます。
(注) |
場合によっては、ローカル電源キューブやパワー インジェクタを使用することにより、ハム雑音を軽減または除去できることがあります。 |
Cisco IP Phone を実際に展開する場合、環境やハードウェアにより不整合が発生することがあるので、すべての環境に対して最適な唯一のヘッドセットを見出すことは不可能です。
物理的、機械的、および技術的な性能以上に、ヘッドセットの音質がユーザと通話相手の双方にとって良質である必要があります。 音質の判断は主観によるので、シスコが特定のヘッドセットのパフォーマンスを保証することは不可能です。 しかし、大手メーカーのさまざまなヘッドセットについて、Cisco IP Phone で良好に作動することが報告されています。
詳細については、http://www.cisco.com/en/US/partner/prod/voicesw/ucphone_headsets.htmlを参照してください。
アナログのヘッドセットは、Cisco IP Phone 8841、8851、および 8861 でサポートされます。 ただし、アナログのヘッドセットが接続されても、電話機は検出できません。 このため、アナログのヘッドセットは、電話スクリーンの [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウにデフォルトで表示されます。
デフォルトでアナログ ヘッドセットを表示すると、ユーザはアナログ ヘッドセットに対してワイドバンドを有効にすることができます。
電話機ではアナログ ヘッドセットがサポートされていますが、電話機はアナログ ヘッドセットが接続されても検出できません。 このため、アナログのヘッドセットはデフォルトで、電話スクリーンの [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウに表示されます。
デフォルトでアナログ ヘッドセットを表示すると、ユーザはアナログ ヘッドセットに対してワイドバンドを有効にすることができます。
電話機はヘッドセットでワイドバンド コーデックをサポートしているかどうかを検出できませんが、ユーザは次の手順でアナログのヘッドセットでワイドバンドを有効化できます。
ステップ 1 | Cisco IP Phone で、アプリケーション を押します。 |
ステップ 2 | [アクセサリ(Accessories)] を選択します。 |
ステップ 3 | アナログのヘッドセットを強調表示し、[セットアップ(Setup)] を押します。 |
ステップ 4 | [オン/オフ(on/off)] トグルを使用して選択したヘッドセットのワイドバンドをオンまたはオフにします。 |
電話機ではアナログ ヘッドセットがサポートされていますが、電話機はアナログ ヘッドセットが接続されても検出できません。 このため、アナログのヘッドセットはデフォルトで、電話スクリーンの [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウに表示されます。
デフォルトでアナログ ヘッドセットを表示すると、ユーザはアナログ ヘッドセットに対してワイドバンドを有効にすることができます。
ワイドバンドの [オン/オフ(on/off)] トグルが使用できない場合は、次の手順に従ってユーザがアナログのヘッドセットでワイドバンド コーデックを有効にできることを確認してください。
ステップ 1 | Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 を選択します。 |
ステップ 2 | [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウで、アナログのヘッドセットを追加する電話機の検索条件を入力し、[検索(Find)] をクリックします。 |
ステップ 3 | 目的の [デバイス名(Device Name)] をクリックします。 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 4 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] のレイアウト部分で、[ワイドバンド ヘッドセット UI 設定(Wideband Headset UI Control)] というオプションが有効になっていることを確認します。 このオプションは、デフォルトで有効です。 |
ステップ 5 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] レイアウト部分で、[ワイドバンド ヘッドセット(Wideband Headset)] オプションを設定することもできます。 (このオプションもデフォルトで有効です)。 |
有線ヘッドセットでは、音量ボタンやミュート ボタンも含めて、Cisco IP Phone のすべての機能を使用できます。 これらのボタンを使用して、ヘッドセットの音量を調整したり、ヘッドセット マイクからの音声が相手に聞こえないようにしたりすることができます。
ステップ 1 | ヘッドセットを電話機の背面にあるヘッドセット ポートに差し込みます。 |
ステップ 2 | 電話の発信または応答を行うには、電話機のヘッドセット ボタンを押します。 |
ヘッドセットを無効にするには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用します。 ヘッドセットを無効にすると、スピーカーフォンも無効になります。
ステップ 1 | Cisco Unified Communications Manager の管理ページでヘッドセットを無効にするには、 を選択し、変更する電話機を見つけます。 |
ステップ 2 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ([プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] レイアウト部分)で、[スピーカーフォンとヘッドセットの無効化(Disable Speakerphone and Headset)] チェックボックスをオンにします。 |
有線およびワイヤレスの USB ヘッドセットがサポートされています。 背面 USB ポート(ユーザの電話機にこのポートがある場合)または側面 USB ポートに USB ヘッドセット(またはワイヤレス ヘッドセットの場合はベース ステーション)を接続できます
Cisco Unified Communications Manager の管理ページ(表示されるウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] のレイアウト部分)で、使用可能な USB ポート(背面 USB ポートのパラメータまたは側面 USB ポートのパラメータ)を有効にする必要があります。 また、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、USB クラスを有効化/無効化するパラメータとして [オーディオ クラス(Audio Class)] が選択されていることも確認します。
ステップ 1 | 次のいずれかのウィンドウで USB ヘッドセットを有効にします。 |
ステップ 2 | 設定ウィンドウで対応する [共通設定の上書き(Override Common Settings)] パラメータを確認します。 |
USB ヘッドセットを無効化するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで有効化した USB ポート(またはオーディオ クラスのパラメータ)を無効化します。 また、電話機の [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウから別のタイプのヘッドセットを選択することもできます。この選択により、直前に有効にしていたヘッドセットが無効になります。
ステップ 1 | 次のいずれかのウィンドウで USB ヘッドセットを無効にします。 |
ステップ 2 | 設定ウィンドウで対応する [共通設定の上書き(Override Common Settings)] パラメータを確認します。 |
Cisco IP Phone では、ワイヤレス ヘッドセットを使用できます。
シスコの Web サイトではご使用の IP 電話機で動作するワイヤレス ヘッドセットについて説明しています。 次の URL にアクセスします。
http://www.cisco.com/en/US/partner/prod/voicesw/ucphone_headsets.html
ヘッドセットの接続およびこの機能の使用については、ワイヤレス ヘッドセットのマニュアルを参照してください。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で を選択します。 |
ステップ 2 | [ワイヤレス ヘッドセット フックスイッチ コントロール(Wireless Headset Hookswitch Control)] セクションにスクロールします。 |
ステップ 3 | [有効(Enable)] または [無効(Disable)] を選択します。 |
Bluetooth では、30 フィート(10 m)以内の範囲の低帯域幅でワイヤレス接続を行えます。 最大のパフォーマンスが得られるのは、1 ~ 2 m(3 ~ 6 フィート)の範囲内です。 Bluetooth ワイヤレス テクノロジーは、2.4 GHz 帯域で動作します。これは 802.11b/g 帯域と同じです。 これは干渉が発生する可能性があります。 シスコでは次を推奨しています。
Cisco IP Phone は、共有キーによる認証と暗号化方式を利用してヘッドセットと接続します。 Cisco IP Phone は最大 50 のヘッドセットをひとつずつ接続できます。 最後に接続されたヘッドセットがデフォルトとして使用されます。 通常、ペアリングはヘッドセットごとに 1 回実行されます。
デバイスがペア化された後、両方のデバイス(電話機とヘッドセット)が有効化済みで、相互の有効範囲内にある限り、その Bluetooth 接続が維持されます。 この接続は通常、一方のデバイスの電源が切断された後、再び電源が投入されると、自動的に接続を再確立します。 ただし、一部のヘッドセットでは、ユーザによる接続の再確立が必要です。
Bluetooth アイコン は、デバイスが接続されているかどうかに関係なく、Bluetooth がオンかどうかを示します。
干渉が発生する可能性が考えられます。 シスコでは、他の 802.11b/g デバイス、Bluetooth デバイス、電子レンジ、大型の金属製の物体を近くに置かないように推奨しています。 可能であれば、他の 802.11 デバイスで 802.11a チャネルを使用するように設定してください。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットが動作するために、ヘッドセットが電話機の直接の見通し線内にある必要はありませんが、壁やドアなどの障害物、および他の電子デバイスからの干渉が接続に影響を及ぼすことがあります。
ヘッドセットが Cisco IP Phone から 30 フィート(10 m)を超えて離れていると、Bluetooth の接続は 15 ~ 20 秒間のタイムアウト後にドロップされます。 ペア化されたヘッドセットが Cisco IP Phone の範囲内に戻ってきたときに、当該電話機が別の Bluetooth ヘッドセットに接続されていなければ、範囲内にある Bluetooth ヘッドセットと自動的に再接続します。 電力節約モードで動作する一部のタイプの電話機では、再接続を開始するために、ユーザがオペレーション ボタンを押してヘッドセットを「ウェイクアップ」させることができます。
ヘッドセットを有効にしてから、電話アクセサリとして追加します。
電話機はさまざまハンズフリー プロファイル機能をサポートしており、電話機を操作しなくてもハンズフリー デバイス(Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットなど)を使用して特定のタスクを実行できます。 たとえば、電話機で [リダイヤル(Redial)] を押す代わりに、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットからそのメーカーの手順に従って電話番号をリダイヤルできます。
次の各ハンズフリー機能は、Cisco IP Phone 8851 および 8861 で使用する Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットに適用されます。
各種ハンズフリー デバイスは、それぞれ機能のアクティブ化方法が異なります。 デバイスのメーカーが、同じ機能を指すときに異なる用語を使用している可能性もあります。
常に 1 つのヘッドセット タイプしか機能しないため、Bluetooth ヘッドセットとアナログ ヘッドセットの両方を使用しており、アナログ ヘッドセットを電話機に接続している場合は、Bluetooth ヘッドセットを有効にするとアナログ ヘッドセットが無効になります。 アナログ ヘッドセットを有効にする場合は、Bluetooth ヘッドセットを無効にします。 Bluetooth ヘッドセットが有効になっている電話機に USB ヘッドセットを接続すると、Bluetooth とアナログの両方のヘッドセットが無効になります。 USB ヘッドセットの接続を外した場合は、Bluetooth ヘッドセットの有効化またはアナログ ヘッドセットを使用するための Bluetooth ヘッドセットの無効化のいずれかができるようになります。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの使用方法については、次の資料を参照してください。
ステップ 1 | Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 を選択します。 |
ステップ 2 | 変更する電話機を特定し、その電話機の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウに進みます。 |
ステップ 3 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、Bluetooth の設定に [有効(Enable)] を選択し、[Bluetooth のプロファイル(Bluetooth Profiles)] の設定に [ハンズフリー(Handsfree)] を選択します。 |
ステップ 4 | 変更を保存します。 |
目次
- Cisco IP Phone のアクセサリ
- アクセサリ サポート
- フットスタンドの接続
- ケーブル ロックによる電話機の固定
- 外部スピーカおよびマイクロフォン
- ヘッドセット
- 音質
- アナログのヘッドセット
- アナログ ヘッドセットでのワイドバンドの有効化
- アナログ ヘッドセットでのワイドバンド コーデックの有効化
- 有線ヘッドセット
- 有線ヘッドセットへの接続
- 有線ヘッドセットの無効化
- USB ヘッドセット
- USB ヘッドセットの有効化
- USB ヘッドセットの無効化
- ワイヤレス ヘッドセット
- 電子フックスイッチの有効化
- Bluetooth ワイヤレス ヘッドセット
- Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの有効化
アクセサリ サポート
次のリストは、Cisco IP Phone 8841、8851、8861 がサポートするアクセサリを示します。 「X」は特定の電話モデルのサポートを示し、ダッシュ(—)はサポートされていないことを意味します。
表 1 Cisco IP Phone 8841、8851、8861 のアクセサリのサポート アクセサリ
タイプ
Cisco IP Phone 8841
Cisco IP Phone 8851
Cisco IP Phone 8861
シスコ製アクセサリ
Cisco IP Phone 8800 キー拡張モジュール
アドオン モジュール
-
X
X
サードパーティ製アクセサリ
ヘッドセット:ヘッドセットを参照してください。 この項では、各ヘッドセット タイプについて説明しています。
アナログ
X
X
X
アナログ ワイドバンド
X
X
X
Bluetooth
-
X
X
USB(有線またはワイヤレス)
-
X
X
マイクロフォン:外部スピーカおよびマイクロフォンを参照してください。
外部 PC
-
-
X
スピーカー:外部スピーカおよびマイクロフォンを参照してください。
外部 PC
-
-
X
ケーブル ロックによる電話機の固定
手順ラップトップ ケーブル ロックを使用して、電話機をデスクトップに固定できます。 ロックを電話機の背面にある盗難防止用セキュリティ コネクタに接続し、ケーブルをデスクトップに固定できます。
セキュリティ スロットには最大 20 mm の幅のケーブルを挿入できます。 互換性のあるラップトップ ケーブル ロックとして Kensington 製のラップトップ ケーブル ロックの他、電話機の背面にあるセキュリティ スロットに適合するその他のメーカー製ラップトップ ケーブル ロックがあります。
ステップ 1 ケーブル ロックのループの端を折り返し、電話機を固定したい物の周りに巻き付けます。 ステップ 2 ロックをケーブルのループの端まで通します。 ステップ 3 ケーブル ロックのロックを解除します。
(注) ケーブル ロックには、鍵付き錠とダイヤル錠の 2 種類があります。 使用しているロックの種類に従って、鍵または正しいダイアルの組み合わせを使用してロックを解除します。
ステップ 4 ロック ボタンを押したままにして、ロックの歯の位置を合わせます。 ステップ 5 ケーブル ロックを電話機のロック スロットに挿入し、ロック ボタンを放します。 ステップ 6 ケーブル ロックをロックします。
(注) 鍵付き錠の場合、鍵を時計回りに 90 度回転させて、ロックから鍵を抜きます。 ダイヤル錠の場合、ロックを 90 度回して、ダイヤルの組み合わせを乱します。
ヘッドセット
シスコでは、Cisco IP Phone で使用するサードパーティ製ヘッドセットについて社内でテストを実施していますが、ヘッドセットや受話器のベンダーの製品については動作の保証やサポートは行っていません。
電話機を使用すると、ヘッドセットのマイクロフォンが検出するバックグラウンド ノイズの一部が軽減されますが、さらにこのバックグラウンド ノイズを削減して全体的なオーディオ品質を改善するには、ノイズを遮断するヘッドセットを使用することを推奨します。
シスコでは、不要な無線周波数(RF)および可聴周波数(AF)が遮蔽された高品質のヘッドセットなどの外部デバイスの使用を推奨しています。 ヘッドセットの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音やエコーが入ることもあります。 可聴ハム雑音などのノイズは、相手方だけに聞こえる場合もあれば、Cisco IP Phone のユーザおよび相手方の両方に聞こえる場合もあります。 ハム音やブザーのような雑音は、電灯、電気モーター、大型の PC モニタなど、さまざまな外部ソースが原因となり得ます。
(注)
場合によっては、ローカル電源キューブやパワー インジェクタを使用することにより、ハム雑音を軽減または除去できることがあります。
Cisco IP Phone を実際に展開する場合、環境やハードウェアにより不整合が発生することがあるので、すべての環境に対して最適な唯一のヘッドセットを見出すことは不可能です。
関連情報
音質
物理的、機械的、および技術的な性能以上に、ヘッドセットの音質がユーザと通話相手の双方にとって良質である必要があります。 音質の判断は主観によるので、シスコが特定のヘッドセットのパフォーマンスを保証することは不可能です。 しかし、大手メーカーのさまざまなヘッドセットについて、Cisco IP Phone で良好に作動することが報告されています。
詳細については、http://www.cisco.com/en/US/partner/prod/voicesw/ucphone_headsets.htmlを参照してください。
アナログのヘッドセット
アナログのヘッドセットは、Cisco IP Phone 8841、8851、および 8861 でサポートされます。 ただし、アナログのヘッドセットが接続されても、電話機は検出できません。 このため、アナログのヘッドセットは、電話スクリーンの [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウにデフォルトで表示されます。
デフォルトでアナログ ヘッドセットを表示すると、ユーザはアナログ ヘッドセットに対してワイドバンドを有効にすることができます。
アナログ ヘッドセットでのワイドバンドの有効化
手順電話機ではアナログ ヘッドセットがサポートされていますが、電話機はアナログ ヘッドセットが接続されても検出できません。 このため、アナログのヘッドセットはデフォルトで、電話スクリーンの [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウに表示されます。
デフォルトでアナログ ヘッドセットを表示すると、ユーザはアナログ ヘッドセットに対してワイドバンドを有効にすることができます。
電話機はヘッドセットでワイドバンド コーデックをサポートしているかどうかを検出できませんが、ユーザは次の手順でアナログのヘッドセットでワイドバンドを有効化できます。
ステップ 1 Cisco IP Phone で、アプリケーション を押します。 ステップ 2 [アクセサリ(Accessories)] を選択します。 ステップ 3 アナログのヘッドセットを強調表示し、[セットアップ(Setup)] を押します。 ステップ 4 [オン/オフ(on/off)] トグルを使用して選択したヘッドセットのワイドバンドをオンまたはオフにします。
アナログ ヘッドセットでのワイドバンド コーデックの有効化
手順電話機ではアナログ ヘッドセットがサポートされていますが、電話機はアナログ ヘッドセットが接続されても検出できません。 このため、アナログのヘッドセットはデフォルトで、電話スクリーンの [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウに表示されます。
デフォルトでアナログ ヘッドセットを表示すると、ユーザはアナログ ヘッドセットに対してワイドバンドを有効にすることができます。
ワイドバンドの [オン/オフ(on/off)] トグルが使用できない場合は、次の手順に従ってユーザがアナログのヘッドセットでワイドバンド コーデックを有効にできることを確認してください。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 を選択します。 ステップ 2 [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウで、アナログのヘッドセットを追加する電話機の検索条件を入力し、[検索(Find)] をクリックします。 ステップ 3 目的の [デバイス名(Device Name)] をクリックします。 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 4 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] のレイアウト部分で、[ワイドバンド ヘッドセット UI 設定(Wideband Headset UI Control)] というオプションが有効になっていることを確認します。 このオプションは、デフォルトで有効です。 ステップ 5 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] レイアウト部分で、[ワイドバンド ヘッドセット(Wideband Headset)] オプションを設定することもできます。 (このオプションもデフォルトで有効です)。
有線ヘッドセット
有線ヘッドセットでは、音量ボタンやミュート ボタンも含めて、Cisco IP Phone のすべての機能を使用できます。 これらのボタンを使用して、ヘッドセットの音量を調整したり、ヘッドセット マイクからの音声が相手に聞こえないようにしたりすることができます。
USB ヘッドセット
有線およびワイヤレスの USB ヘッドセットがサポートされています。 背面 USB ポート(ユーザの電話機にこのポートがある場合)または側面 USB ポートに USB ヘッドセット(またはワイヤレス ヘッドセットの場合はベース ステーション)を接続できます
USB ヘッドセットの有効化
手順Cisco Unified Communications Manager の管理ページ(表示されるウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] のレイアウト部分)で、使用可能な USB ポート(背面 USB ポートのパラメータまたは側面 USB ポートのパラメータ)を有効にする必要があります。 また、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、USB クラスを有効化/無効化するパラメータとして [オーディオ クラス(Audio Class)] が選択されていることも確認します。
ステップ 1 次のいずれかのウィンドウで USB ヘッドセットを有効にします。 ステップ 2 設定ウィンドウで対応する [共通設定の上書き(Override Common Settings)] パラメータを確認します。
USB ヘッドセットの無効化
手順USB ヘッドセットを無効化するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで有効化した USB ポート(またはオーディオ クラスのパラメータ)を無効化します。 また、電話機の [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウから別のタイプのヘッドセットを選択することもできます。この選択により、直前に有効にしていたヘッドセットが無効になります。
ステップ 1 次のいずれかのウィンドウで USB ヘッドセットを無効にします。 ステップ 2 設定ウィンドウで対応する [共通設定の上書き(Override Common Settings)] パラメータを確認します。
ワイヤレス ヘッドセット
Cisco IP Phone では、ワイヤレス ヘッドセットを使用できます。
シスコの Web サイトではご使用の IP 電話機で動作するワイヤレス ヘッドセットについて説明しています。 次の URL にアクセスします。
http://www.cisco.com/en/US/partner/prod/voicesw/ucphone_headsets.html
ヘッドセットの接続およびこの機能の使用については、ワイヤレス ヘッドセットのマニュアルを参照してください。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセット
Bluetooth では、30 フィート(10 m)以内の範囲の低帯域幅でワイヤレス接続を行えます。 最大のパフォーマンスが得られるのは、1 ~ 2 m(3 ~ 6 フィート)の範囲内です。 Bluetooth ワイヤレス テクノロジーは、2.4 GHz 帯域で動作します。これは 802.11b/g 帯域と同じです。 これは干渉が発生する可能性があります。 シスコでは次を推奨しています。
- 5 GHz 帯域で動作する 802.11a、802.11n または 802.11ac を使用します。
- 他の 802.11b/g デバイス、Bluetooth デバイス、電子レンジ、大型の金属製品との間隔をあけます。
Cisco IP Phone は、共有キーによる認証と暗号化方式を利用してヘッドセットと接続します。 Cisco IP Phone は最大 50 のヘッドセットをひとつずつ接続できます。 最後に接続されたヘッドセットがデフォルトとして使用されます。 通常、ペアリングはヘッドセットごとに 1 回実行されます。
デバイスがペア化された後、両方のデバイス(電話機とヘッドセット)が有効化済みで、相互の有効範囲内にある限り、その Bluetooth 接続が維持されます。 この接続は通常、一方のデバイスの電源が切断された後、再び電源が投入されると、自動的に接続を再確立します。 ただし、一部のヘッドセットでは、ユーザによる接続の再確立が必要です。
Bluetooth アイコン は、デバイスが接続されているかどうかに関係なく、Bluetooth がオンかどうかを示します。
干渉が発生する可能性が考えられます。 シスコでは、他の 802.11b/g デバイス、Bluetooth デバイス、電子レンジ、大型の金属製の物体を近くに置かないように推奨しています。 可能であれば、他の 802.11 デバイスで 802.11a チャネルを使用するように設定してください。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットが動作するために、ヘッドセットが電話機の直接の見通し線内にある必要はありませんが、壁やドアなどの障害物、および他の電子デバイスからの干渉が接続に影響を及ぼすことがあります。
ヘッドセットが Cisco IP Phone から 30 フィート(10 m)を超えて離れていると、Bluetooth の接続は 15 ~ 20 秒間のタイムアウト後にドロップされます。 ペア化されたヘッドセットが Cisco IP Phone の範囲内に戻ってきたときに、当該電話機が別の Bluetooth ヘッドセットに接続されていなければ、範囲内にある Bluetooth ヘッドセットと自動的に再接続します。 電力節約モードで動作する一部のタイプの電話機では、再接続を開始するために、ユーザがオペレーション ボタンを押してヘッドセットを「ウェイクアップ」させることができます。
ヘッドセットを有効にしてから、電話アクセサリとして追加します。
電話機はさまざまハンズフリー プロファイル機能をサポートしており、電話機を操作しなくてもハンズフリー デバイス(Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットなど)を使用して特定のタスクを実行できます。 たとえば、電話機で [リダイヤル(Redial)] を押す代わりに、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットからそのメーカーの手順に従って電話番号をリダイヤルできます。
次の各ハンズフリー機能は、Cisco IP Phone 8851 および 8861 で使用する Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットに適用されます。
各種ハンズフリー デバイスは、それぞれ機能のアクティブ化方法が異なります。 デバイスのメーカーが、同じ機能を指すときに異なる用語を使用している可能性もあります。
重要:常に 1 つのヘッドセット タイプしか機能しないため、Bluetooth ヘッドセットとアナログ ヘッドセットの両方を使用しており、アナログ ヘッドセットを電話機に接続している場合は、Bluetooth ヘッドセットを有効にするとアナログ ヘッドセットが無効になります。 アナログ ヘッドセットを有効にする場合は、Bluetooth ヘッドセットを無効にします。 Bluetooth ヘッドセットが有効になっている電話機に USB ヘッドセットを接続すると、Bluetooth とアナログの両方のヘッドセットが無効になります。 USB ヘッドセットの接続を外した場合は、Bluetooth ヘッドセットの有効化またはアナログ ヘッドセットを使用するための Bluetooth ヘッドセットの無効化のいずれかができるようになります。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの使用方法については、次の資料を参照してください。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットの有効化