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目次
この章では、IP Phone サービスについて説明します。 Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用すると、サポートされている Cisco Unified IP Phone モデルで表示できる IP Phone サービスを定義または保守できます。 IP Phone サービスは、XML アプリケーションまたはシスコの署名が付加された Java MIDlet から構成されています。これにより、一部の Cisco Unified IP Phone モデルに、テキストとグラフィックスを使用した対話式のコンテンツを表示できます。
Cisco Unified Communications Manager には、シスコが提供するデフォルトの IP Phone サービスが用意されており、各サービスは Cisco Unified Communications Manager とともに自動的にインストールされます。 また、サイトに合わせてカスタマイズした Cisco Unified IP Phone サービスを作成することもできます。
IP Phone サービスをプロビジョニングした後、次のタスクを実行できます。
サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合に、サービスを電話機に割り当てる。
サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合に、電話機で IP Phone サービスをスピード ダイヤル(サービス URL ボタン)としてプロビジョニングする。
これらの IP Phone サービスがエンタープライズ登録として分類されていない限り、ユーザは Cisco Unified Communications セルフケア ポータルにログインして、各自の Cisco Unified IP Phone をこれらのサービスに登録できます。
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用すると、サポートされている Cisco Unified IP Phone モデルで表示できる IP Phone サービスを定義または保守できます。 IP Phone サービスは、XML アプリケーションまたはシスコの署名が付加された Java MIDlet から構成されています。これにより、一部の Cisco Unified IP Phone モデルに、テキストとグラフィックスを使用した対話式のコンテンツを表示できます。
Cisco Unified Communications Manager には、シスコが提供するデフォルトの IP Phone サービスが用意されており、各サービスは Cisco Unified Communications Manager とともに自動的にインストールされます。 また、使用中のサイトに合わせてカスタマイズされた Cisco Unified IP Phone アプリケーションを作成することもできます。
IP Phone サービスをプロビジョニングした後、次のタスクを実行できます。
これらの IP Phone サービスがエンタープライズ登録として分類されていない限り、ユーザは Cisco Unified Communications セルフケア ポータルにログオンして、各自の Cisco Unified IP Phone をこれらのサービスに登録できます。
ステップ 1 |
サービスを個別設定するパラメータのリストを含め、
Cisco Unified IP Phone サービスをプロビジョニングします ( )。
Cisco Unified Communications Manager のインストールまたはアップグレードの後、[IP Phoneサービスの検索/一覧表示(Find and List IP Phone Services)] 設定ウィンドウに、シスコが提供するデフォルトのサービスが表示されます。 必要に応じて、これらのサービスを更新できます。 これらのサービスを更新した場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスを更新する必要がある場合があります。 インストールおよびアップグレード時の IP Phone サービスに関する考慮事項 IP Phone サービスのパラメータを決定するには、使用する IP Phone サービスに対応したマニュアルを参照してください。 |
ステップ 2 |
[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスを設定します。 この設定方法は、ネットワーク内にある電話機モデルに応じて異なります。 ネットワーク内のすべての電話機モデルで、電話機の設定ファイルからサービス設定情報を解析できる場合には、[内部(Internal)] を選択できます。 ネットワーク内に、電話機の設定ファイルからサービス設定情報を解析できない電話機モデルがある場合には、[両方(Both)] を選択します。 [両方(Both)] を選択すると、電話機設定ファイルからサービス情報を解析できる電話機と、サービス URL からのサービス情報取得だけが可能な電話機モデルをサポートできます。電話機のモデルの中には、
Cisco Unified IP Phone 7960 のように、サービス URL からのサービス情報取得だけが可能なものがあります。ネットワーク内のすべての電話機モデルをサポートするには、[両方(Both)] を選択します。 このドロップダウン リスト ボックスは、[エンタープライズパラメータ(Enterprise Parameter)] 設定ウィンドウ( )、[共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)] ウィンドウ( )、および [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ( )に表示されます。 |
ステップ 3 | [メッセージ(Messages)]、[ディレクトリ(Directory)]、または [サービス(Service)] ボタン(あるいはオプション)がある電話機では、電話機のどのボタンまたはオプションにサービスを表示するかを指定できます (これは [IP Phoneサービスの設定(IP Phone Services Configuration)] ウィンドウで行います)。電話機のスピード ダイヤル ボタンとしてサービスを表示する場合は、サービス URL ボタンを含む電話ボタン テンプレートを作成およびカスタマイズして、サービス URL ボタンに IP Phone サービスを割り当てます。 サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合にだけ、サービスをスピード ダイヤルとして追加できます。 |
ステップ 4 |
ユーザに
Cisco Unified IP Phone サービスが使用可能なことを通知します。 ユーザが Cisco Unified IP Phone サービスにアクセスするための手順については、電話機のマニュアルを参照してください。 |
Cisco Unified IP Phone サービスは、XML アプリケーションまたはシスコの署名が付加された Java MIDlet から構成されています。これにより、 Cisco Unified IP Phone 上にテキストとグラフィックスを使用した対話式のコンテンツを表示できます。 電話機に提供される一般的なサービスには、気象情報、株価情報、ニュースなどがあります。
IP Phone サービスのプロビジョニングでは、次のタスクを実行できます。
電話機におけるサービスのプロビジョニング方法の設定。
電話機において、電話機の設定ファイルからサービスを取得するか、カスタムのサービス URL からサービスを取得するか、またはこれら両方のオプションをサポートするかを指定できます。
電話機に IP Phone サービスを表示するかどうかの設定。
特定のサービスを有効にするか無効にするかを、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで指定できます。サービスを電話機に表示しない場合も、そのサービスをデータベースから削除する必要はありません。
たとえば、コール履歴の情報を一切電話機に表示しないようにするには、[有効(Enable)] チェックボックスをオフにします。
の順に選択し、各設定ウィンドウで [不在履歴(Missed Calls)]、[着信履歴(Received Calls)]、[発信履歴(Placed Calls)]、および [インターコムコール(Intercom Calls)] の電話機上での IP Phone サービスを表示する場所の設定。
デフォルトでは、[ディレクトリ(Directory)]、[メッセージ(Messages)]、または [サービス(Services)] ボタン(あるいはオプション)がある電話機の場合、電話機のこれらのいずれかのボタンまたはオプションの下に、サービスが表示されます。 必要に応じて、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページでこの割り当てを変更できます。
IP Phone サービスを電話機のスピード ダイヤルとして表示することもできます (Cisco Unified IP Phone サービスの設定を参照)。
特定のサービスを、クラスタ内の電話機のうちそのサービスをサポートするものすべてに表示するか、電話機ユーザがそのサービスを Cisco Unified Communications セルフケア ポータルを使用して登録できるようにするかを設定します。
サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合、管理者またはエンド ユーザは、電話機をサービスに登録できます。たとえば、ロビーにある電話機などの共有デバイスをエンタープライズ登録としてマークされていないサービスに登録できます。
サービスがエンタープライズ登録としてマークされている場合、このサービスは、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [IP Phoneサービスの設定(IP Phone Services Configuration)] ウィンドウで [有効(Enable)] チェックボックスをオフにすることによって無効にしない限り、クラスタ内のすべての電話機に表示されます。
ユーザが [登録(Subscribe)] ボタンをクリックすると、この登録用のカスタム URL が Cisco Unified Communications Manager によって作成され、データベースに保存されます。 その後、このサービスはデバイスのサービス リストに表示されます。
IP Phone サービスのためのパラメータのリストを設定します。 これらのパラメータによって、個々のユーザ用にサービスが個別設定されます。 パラメータの例には、株価表示用の記号、市町村名、郵便番号、ユーザ ID などがあります。 IP Phone サービスのパラメータを決定するには、使用する IP Phone サービスに対応したマニュアルを参照してください。
ヒント |
IP Phone サービスのプロビジョニングでは、シスコの署名が付加された Java MIDlet または XML アプリケーションを電話機にインストールできます。 また、IP Phone サービスのプロビジョニングでは、インストールまたはアップグレードの後に、シスコ提供のデフォルト サービスが提供されます。 |
Cisco Unified Communications Manager をアップグレードする前にサービスをプロビジョニングした場合は、アップグレード後に追加の設定タスクを実行する必要がある場合があります。 たとえば、特定のサービス URL を指すカスタム ディレクトリを使用している場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスを更新する必要がある場合があります。
Cisco Unified Communications Manager をアップグレードした後、電話機にサービスが表示されない場合、またはサービスが動作しない場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] 設定を [両方(Both)] に変更します。
Cisco Unified Communications Manager は、シスコ提供のデフォルト サービスを自動的にプロビジョニングします。 これらのサービスは、[IP Phoneサービスの検索/一覧表示(Find and List IP Phone Services)] ウィンドウ( )に表示されます。 これらのサービスを更新するには、ウィンドウ内のリンクをクリックします。 サービスの名前、電話機でデフォルト サービスが表示される場所、およびサービス URL を変更できます。 デフォルト サービスのサービス URL を変更する場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスで [両方(Both)] を選択します。これにより、ネットワーク内のさまざまな電話機モデルをサポートできます。つまり、電話機の設定ファイルからサービス情報を取得できる電話機モデル、および外部のサービス URL からサービス情報を取得できる電話機モデル( Cisco Unified IP Phone 7960 など)をネットワークでサポートできます。
次に示すプロセスを考慮してください。これは、 Cisco Unified IP Phone がどのように XML サービスとシスコの署名付き Java MIDlet をサポートするかを示しています。
電話機は、リセット、再起動、または起動後に、電話機の設定ファイルを取得し、設定に変更がある場合はローカルのサービス設定を更新します。
設定ファイルのサービスにシスコの署名が付加された Java MIDlet が含まれている場合、電話機では、プロビジョニングされている Java MIDlet サービスとインストールされている Java MIDlet サービスのリストが比較され、サービスをインストール、アンインストール、アップグレード、またはダウングレードする必要があるかどうかが判断されます。 電話機によって、必要な処理が自動的に実行されます。 電話機への Java MIDlet のインストールに失敗した場合は、電話機によって必要な処理が再試行されます。
XML サービスについては、電話機の設定ファイル内の情報が Web スクリプトまたは Web ファイルを指しており、これらのスクリプトやファイルによって XML オブジェクトが返されます。 これらのサービスは電話機にインストールされないため、ユーザが電話機でサービスのオプションを選択した場合にだけ、サービス URL が起動されます。
次の場合には、シスコの署名が付加された Java MIDlet が電話機によって自動的にアンインストールされます。
Cisco Extension Mobility を使用して電話機の現在のアクティブ ユーザが変更されたとき。これは、ログインとログアウトのときに発生します。
電話機ユーザが Cisco Extension Mobility から電話機にログインしていないが、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで [オーナーのユーザID(Owner User ID)] フィールドが更新された場合(これにより、デバイスの現在のアクティブ ユーザが変更されます)。
電話機が、シスコの署名が付加された Java MIDlet をサポートしていない別の Cisco Unified Communications Manager クラスタに登録された場合(または、他のクラスタに、そのデバイスのための別のサービス設定が存在する場合)。
何らかの方法によって電話機の設定がクリアされた場合。たとえば、電話機の [設定(Settings)] メニューを使用して設定をクリアしたり、電話機を工場出荷時の設定にリセットしたりした場合。
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで IP Phone サービスをプロビジョニングする場合は、次のガイドラインとヒントを考慮してください。
パフォーマンスおよびコール処理への影響を最小限に抑えるために、IP Phone サービスは、サイトの Cisco Unified Communications Manager サーバ上、または Cisco Unified Communications Manager に関連付けられているサーバ、たとえば TFTP サーバや Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノード上に設定しないでください。
サービスが電話機に表示されないようにするには、[IP Phoneサービスの設定(IP Phone Services Configuration)] ウィンドウ( )で [有効(Enable)] チェックボックスをオフにします。
デフォルトとして指定されているボタン以外のボタンに IP Phone サービスを表示する場合は、[サービスタイプ(Service Type)] 設定を更新します。
シスコ提供のデフォルト サービスのデフォルトのサービス URL を変更した場合、たとえば社内ディレクトリのサービス URL を Application:Cisco/CorporateDirectory からカスタム URL に変更した場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスで [両方(Both)] を選択します (Cisco Unified IP Phone サービスの設定を参照)。
必要に応じて、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] エンタープライズ パラメータを設定できます。これにより、クラスタ内の IP Phone サービスをサポートするすべての電話機に設定が適用されます ( Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 の順に選択します)。
エンド ユーザまたは管理者が無効化されたサービスに登録した場合、そのサービスは、電話機のボタンまたはメニューに表示されません。
Cisco Unified Communications Manager をアップグレードした後、電話機にサービスが表示されない場合、またはサービスが動作しない場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] 設定を [両方(Both)] に変更します。
特定の Cisco Unified IP Phone サービスが使用しているデバイスを見つけるには、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [IP Phoneサービスの設定(IP Phone Services Configuration)] ウィンドウで、[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。 [依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウに、 Cisco Unified IP Phone サービスを使用しているデバイスに関する情報が表示されます。 デバイスに関するより詳細な情報を見つけるには、デバイスをクリックして [依存関係レコード詳細(Dependency Records Detail)] ウィンドウを表示します。 依存関係レコードがシステムで使用できない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。
目次
この章では、IP Phone サービスについて説明します。 Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用すると、サポートされている Cisco Unified IP Phone モデルで表示できる IP Phone サービスを定義または保守できます。 IP Phone サービスは、XML アプリケーションまたはシスコの署名が付加された Java MIDlet から構成されています。これにより、一部の Cisco Unified IP Phone モデルに、テキストとグラフィックスを使用した対話式のコンテンツを表示できます。
Cisco Unified Communications Manager には、シスコが提供するデフォルトの IP Phone サービスが用意されており、各サービスは Cisco Unified Communications Manager とともに自動的にインストールされます。 また、サイトに合わせてカスタマイズした Cisco Unified IP Phone サービスを作成することもできます。
IP Phone サービスをプロビジョニングした後、次のタスクを実行できます。
サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合に、サービスを電話機に割り当てる。
サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合に、電話機で IP Phone サービスをスピード ダイヤル(サービス URL ボタン)としてプロビジョニングする。
これらの IP Phone サービスがエンタープライズ登録として分類されていない限り、ユーザは Cisco Unified Communications セルフケア ポータルにログインして、各自の Cisco Unified IP Phone をこれらのサービスに登録できます。
- Cisco Unified IP Phone サービスの設定
- Cisco Unified IP Phone サービスの概要
- インストールおよびアップグレード時の IP Phone サービスに関する考慮事項
- IP Phone サービスの電話機サポート
- ガイドラインとヒント
- 依存関係レコード
Cisco Unified IP Phone サービスの設定
手順Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用すると、サポートされている Cisco Unified IP Phone モデルで表示できる IP Phone サービスを定義または保守できます。 IP Phone サービスは、XML アプリケーションまたはシスコの署名が付加された Java MIDlet から構成されています。これにより、一部の Cisco Unified IP Phone モデルに、テキストとグラフィックスを使用した対話式のコンテンツを表示できます。
Cisco Unified Communications Manager には、シスコが提供するデフォルトの IP Phone サービスが用意されており、各サービスは Cisco Unified Communications Manager とともに自動的にインストールされます。 また、使用中のサイトに合わせてカスタマイズされた Cisco Unified IP Phone アプリケーションを作成することもできます。
IP Phone サービスをプロビジョニングした後、次のタスクを実行できます。
- サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合に、サービスを電話機に割り当てる。
- サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合に、電話機で IP Phone サービスをスピード ダイヤル(サービス URL ボタン)としてプロビジョニングする。
これらの IP Phone サービスがエンタープライズ登録として分類されていない限り、ユーザは Cisco Unified Communications セルフケア ポータルにログオンして、各自の Cisco Unified IP Phone をこれらのサービスに登録できます。
ステップ 1 サービスを個別設定するパラメータのリストを含め、 Cisco Unified IP Phone サービスをプロビジョニングします ( )。 Cisco Unified Communications Manager のインストールまたはアップグレードの後、[IP Phoneサービスの検索/一覧表示(Find and List IP Phone Services)] 設定ウィンドウに、シスコが提供するデフォルトのサービスが表示されます。 必要に応じて、これらのサービスを更新できます。 これらのサービスを更新した場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスを更新する必要がある場合があります。 インストールおよびアップグレード時の IP Phone サービスに関する考慮事項
IP Phone サービスのパラメータを決定するには、使用する IP Phone サービスに対応したマニュアルを参照してください。
ステップ 2 [サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスを設定します。 この設定方法は、ネットワーク内にある電話機モデルに応じて異なります。 ネットワーク内のすべての電話機モデルで、電話機の設定ファイルからサービス設定情報を解析できる場合には、[内部(Internal)] を選択できます。 ネットワーク内に、電話機の設定ファイルからサービス設定情報を解析できない電話機モデルがある場合には、[両方(Both)] を選択します。 [両方(Both)] を選択すると、電話機設定ファイルからサービス情報を解析できる電話機と、サービス URL からのサービス情報取得だけが可能な電話機モデルをサポートできます。電話機のモデルの中には、 Cisco Unified IP Phone 7960 のように、サービス URL からのサービス情報取得だけが可能なものがあります。ネットワーク内のすべての電話機モデルをサポートするには、[両方(Both)] を選択します。 このドロップダウン リスト ボックスは、[エンタープライズパラメータ(Enterprise Parameter)] 設定ウィンドウ(
)、[共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)] ウィンドウ( )、および [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ( )に表示されます。ステップ 3 [メッセージ(Messages)]、[ディレクトリ(Directory)]、または [サービス(Service)] ボタン(あるいはオプション)がある電話機では、電話機のどのボタンまたはオプションにサービスを表示するかを指定できます (これは [IP Phoneサービスの設定(IP Phone Services Configuration)] ウィンドウで行います)。電話機のスピード ダイヤル ボタンとしてサービスを表示する場合は、サービス URL ボタンを含む電話ボタン テンプレートを作成およびカスタマイズして、サービス URL ボタンに IP Phone サービスを割り当てます。 サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合にだけ、サービスをスピード ダイヤルとして追加できます。 ステップ 4 ユーザに Cisco Unified IP Phone サービスが使用可能なことを通知します。 ユーザが Cisco Unified IP Phone サービスにアクセスするための手順については、電話機のマニュアルを参照してください。
Cisco Unified IP Phone サービスの概要
Cisco Unified IP Phone サービスは、XML アプリケーションまたはシスコの署名が付加された Java MIDlet から構成されています。これにより、 Cisco Unified IP Phone 上にテキストとグラフィックスを使用した対話式のコンテンツを表示できます。 電話機に提供される一般的なサービスには、気象情報、株価情報、ニュースなどがあります。
IP Phone サービスのプロビジョニングでは、次のタスクを実行できます。
電話機におけるサービスのプロビジョニング方法の設定。
電話機において、電話機の設定ファイルからサービスを取得するか、カスタムのサービス URL からサービスを取得するか、またはこれら両方のオプションをサポートするかを指定できます。
電話機に IP Phone サービスを表示するかどうかの設定。
特定のサービスを有効にするか無効にするかを、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで指定できます。サービスを電話機に表示しない場合も、そのサービスをデータベースから削除する必要はありません。
たとえば、コール履歴の情報を一切電話機に表示しないようにするには、[有効(Enable)] チェックボックスをオフにします。
の順に選択し、各設定ウィンドウで [不在履歴(Missed Calls)]、[着信履歴(Received Calls)]、[発信履歴(Placed Calls)]、および [インターコムコール(Intercom Calls)] の電話機上での IP Phone サービスを表示する場所の設定。
デフォルトでは、[ディレクトリ(Directory)]、[メッセージ(Messages)]、または [サービス(Services)] ボタン(あるいはオプション)がある電話機の場合、電話機のこれらのいずれかのボタンまたはオプションの下に、サービスが表示されます。 必要に応じて、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページでこの割り当てを変更できます。
IP Phone サービスを電話機のスピード ダイヤルとして表示することもできます (Cisco Unified IP Phone サービスの設定を参照)。
特定のサービスを、クラスタ内の電話機のうちそのサービスをサポートするものすべてに表示するか、電話機ユーザがそのサービスを Cisco Unified Communications セルフケア ポータルを使用して登録できるようにするかを設定します。
サービスがエンタープライズ登録としてマークされていない場合、管理者またはエンド ユーザは、電話機をサービスに登録できます。たとえば、ロビーにある電話機などの共有デバイスをエンタープライズ登録としてマークされていないサービスに登録できます。
サービスがエンタープライズ登録としてマークされている場合、このサービスは、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [IP Phoneサービスの設定(IP Phone Services Configuration)] ウィンドウで [有効(Enable)] チェックボックスをオフにすることによって無効にしない限り、クラスタ内のすべての電話機に表示されます。
ユーザが [登録(Subscribe)] ボタンをクリックすると、この登録用のカスタム URL が Cisco Unified Communications Manager によって作成され、データベースに保存されます。 その後、このサービスはデバイスのサービス リストに表示されます。
IP Phone サービスのためのパラメータのリストを設定します。 これらのパラメータによって、個々のユーザ用にサービスが個別設定されます。 パラメータの例には、株価表示用の記号、市町村名、郵便番号、ユーザ ID などがあります。 IP Phone サービスのパラメータを決定するには、使用する IP Phone サービスに対応したマニュアルを参照してください。
ヒント
IP Phone サービスのプロビジョニングでは、シスコの署名が付加された Java MIDlet または XML アプリケーションを電話機にインストールできます。 また、IP Phone サービスのプロビジョニングでは、インストールまたはアップグレードの後に、シスコ提供のデフォルト サービスが提供されます。
インストールおよびアップグレード時の IP Phone サービスに関する考慮事項
Cisco Unified Communications Manager をアップグレードする前にサービスをプロビジョニングした場合は、アップグレード後に追加の設定タスクを実行する必要がある場合があります。 たとえば、特定のサービス URL を指すカスタム ディレクトリを使用している場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスを更新する必要がある場合があります。
Cisco Unified Communications Manager をアップグレードした後、電話機にサービスが表示されない場合、またはサービスが動作しない場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] 設定を [両方(Both)] に変更します。
Cisco Unified Communications Manager は、シスコ提供のデフォルト サービスを自動的にプロビジョニングします。 これらのサービスは、[IP Phoneサービスの検索/一覧表示(Find and List IP Phone Services)] ウィンドウ( )に表示されます。 これらのサービスを更新するには、ウィンドウ内のリンクをクリックします。 サービスの名前、電話機でデフォルト サービスが表示される場所、およびサービス URL を変更できます。 デフォルト サービスのサービス URL を変更する場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスで [両方(Both)] を選択します。これにより、ネットワーク内のさまざまな電話機モデルをサポートできます。つまり、電話機の設定ファイルからサービス情報を取得できる電話機モデル、および外部のサービス URL からサービス情報を取得できる電話機モデル( Cisco Unified IP Phone 7960 など)をネットワークでサポートできます。
IP Phone サービスの電話機サポート
次に示すプロセスを考慮してください。これは、 Cisco Unified IP Phone がどのように XML サービスとシスコの署名付き Java MIDlet をサポートするかを示しています。
電話機は、リセット、再起動、または起動後に、電話機の設定ファイルを取得し、設定に変更がある場合はローカルのサービス設定を更新します。
設定ファイルのサービスにシスコの署名が付加された Java MIDlet が含まれている場合、電話機では、プロビジョニングされている Java MIDlet サービスとインストールされている Java MIDlet サービスのリストが比較され、サービスをインストール、アンインストール、アップグレード、またはダウングレードする必要があるかどうかが判断されます。 電話機によって、必要な処理が自動的に実行されます。 電話機への Java MIDlet のインストールに失敗した場合は、電話機によって必要な処理が再試行されます。
XML サービスについては、電話機の設定ファイル内の情報が Web スクリプトまたは Web ファイルを指しており、これらのスクリプトやファイルによって XML オブジェクトが返されます。 これらのサービスは電話機にインストールされないため、ユーザが電話機でサービスのオプションを選択した場合にだけ、サービス URL が起動されます。
次の場合には、シスコの署名が付加された Java MIDlet が電話機によって自動的にアンインストールされます。
Cisco Extension Mobility を使用して電話機の現在のアクティブ ユーザが変更されたとき。これは、ログインとログアウトのときに発生します。
電話機ユーザが Cisco Extension Mobility から電話機にログインしていないが、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで [オーナーのユーザID(Owner User ID)] フィールドが更新された場合(これにより、デバイスの現在のアクティブ ユーザが変更されます)。
電話機が、シスコの署名が付加された Java MIDlet をサポートしていない別の Cisco Unified Communications Manager クラスタに登録された場合(または、他のクラスタに、そのデバイスのための別のサービス設定が存在する場合)。
何らかの方法によって電話機の設定がクリアされた場合。たとえば、電話機の [設定(Settings)] メニューを使用して設定をクリアしたり、電話機を工場出荷時の設定にリセットしたりした場合。
ガイドラインとヒント
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで IP Phone サービスをプロビジョニングする場合は、次のガイドラインとヒントを考慮してください。
パフォーマンスおよびコール処理への影響を最小限に抑えるために、IP Phone サービスは、サイトの Cisco Unified Communications Manager サーバ上、または Cisco Unified Communications Manager に関連付けられているサーバ、たとえば TFTP サーバや Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノード上に設定しないでください。
サービスが電話機に表示されないようにするには、[IP Phoneサービスの設定(IP Phone Services Configuration)] ウィンドウ( )で [有効(Enable)] チェックボックスをオフにします。
デフォルトとして指定されているボタン以外のボタンに IP Phone サービスを表示する場合は、[サービスタイプ(Service Type)] 設定を更新します。
シスコ提供のデフォルト サービスのデフォルトのサービス URL を変更した場合、たとえば社内ディレクトリのサービス URL を Application:Cisco/CorporateDirectory からカスタム URL に変更した場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] ドロップダウン リスト ボックスで [両方(Both)] を選択します (Cisco Unified IP Phone サービスの設定を参照)。
必要に応じて、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] エンタープライズ パラメータを設定できます。これにより、クラスタ内の IP Phone サービスをサポートするすべての電話機に設定が適用されます ( Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 の順に選択します)。
エンド ユーザまたは管理者が無効化されたサービスに登録した場合、そのサービスは、電話機のボタンまたはメニューに表示されません。
Cisco Unified Communications Manager をアップグレードした後、電話機にサービスが表示されない場合、またはサービスが動作しない場合は、[サービスのプロビジョニング(Services Provisioning)] 設定を [両方(Both)] に変更します。
依存関係レコード
特定の Cisco Unified IP Phone サービスが使用しているデバイスを見つけるには、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [IP Phoneサービスの設定(IP Phone Services Configuration)] ウィンドウで、[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。 [依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウに、 Cisco Unified IP Phone サービスを使用しているデバイスに関する情報が表示されます。 デバイスに関するより詳細な情報を見つけるには、デバイスをクリックして [依存関係レコード詳細(Dependency Records Detail)] ウィンドウを表示します。 依存関係レコードがシステムで使用できない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。