目次
- 概要
- Cisco UCS Director リリース 6.0 へのアップグレードの概要
- Cisco UCS Director リリース 6.0 へのサポート対象のアップグレード パス
- Single Node 設定のリリース 6.0 へのアップグレード
- Multi-Node 設定のリリース 6.0 へのアップグレード
- ベア メタル エージェント のリリース 6.0 へのアップグレード
- Cisco UCS Director PowerShell Agent のダウンロード
- Cisco UCS Director PowerShell Agent のインストール
- Cisco UCS Director REST API からリリース 6.0 へのアップグレード
- トラブルシューティング
- Cisco UCS Director が Flex エラー 1001 で失敗する:ダイジェストの RSL との不一致
- Cisco UCS Director アップグレードが応答しない
First Published: September 16, 2016
概要
Cisco UCS Director リリース 6.0 へのアップグレードの概要
リリース 6.0 へのアップグレード プロセスは、システムにインストールされているソフトウェアの現在のバージョンによって異なります。サポートされているアップグレード パスの詳細については、Cisco UCS Director リリース 6.0 へのサポート対象のアップグレード パスを参照してください。
システムがリリース 5.4 以前のバージョンで動作している場合、最初に 5.4 に移行してから 5.5 にアップグレードする必要があります。Cisco UCS Director リリース 5.4 では、新しいバージョンの Java および CentOS オペレーティング システムを使用します。このため、リリース 5.4 へのアップグレード手順は以前のアップグレード プロセスとは異なります。システムを 5.4 にアップグレードする方法の詳細については、『Cisco UCS Director Upgrade Guide, Release 5.4』を次の URL から参照してください。
Cisco UCS Director リリース 6.0 へのサポート対象のアップグレード パス
次に、Cisco UCS Director リリース 6.0 へのサポート対象のアップグレード パスを示します。
Single Node 設定のリリース 6.0 へのアップグレード
Cisco UCS Director リリース 5.5 からアップグレードするには、次の手順に従ってください。バージョン 5.4 より前のリリースからアップグレードする必要がある場合は、まずリリース 5.4 に移行してから、リリース 5.5 にアップグレードしてください。リリース 5.4 への移行については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/servers-unified-computing/ucs-director/products-installation-guides-list.html にある『Cisco UCS Director Upgrade Guide, Release 5.4』を参照してください。
はじめる前に手順
Cisco UCS Director リリース 6.0 パッチを http://www.cisco.com からダウンロードします。
アップグレードのインストールに使用する FTP または HTTP のサーバにソフトウェアを置きます。
(注)
アップグレードを開始する前に、VM のスナップショットを取得しておくことをお勧めします。取得しておくと、FTP サーバから既存の設定データベースをバックアップする必要はありません。
Multi-Node 設定のリリース 6.0 へのアップグレード
インベントリ データベース ノードやモニタリング データベース ノードを含むプライマリ ノードとすべてのサービス ノードで次の手順を実行します。
Cisco UCS Director リリース 5.5 からアップグレードするには、次の手順に従ってください。バージョン 5.4 より前のリリースからアップグレードする必要がある場合は、まずリリース 5.4 に移行してから、リリース 5.5 にアップグレードしてください。リリース 5.4 への移行については、次の URL にある『Cisco UCS Director Upgrade Guide, Release 5.4』を参照してください。
はじめる前に手順
Cisco UCS Director リリース 6.0 パッチを http://www.cisco.com からダウンロードします。
アップグレードのインストールに使用する FTP または HTTP のサーバにソフトウェアを置きます。
(注)
アップグレードを開始する前に、VM のスナップショットを取得しておくことをお勧めします。取得しておくと、FTP サーバから既存の設定データベースをバックアップする必要はありません。
ステップ 1 ShellAdmin で、[サービスの停止(Stop services)] を選択して、プライマリ ノードおよびサービス ノードのすべてのサービスを停止します。 ステップ 2 プライマリ ノードおよびサービス ノードのすべてのサービスが停止していることを確認するには、[サービスのステータスを表示(Display services status)] を選択します。 ステップ 3 インベントリ データベース ノードとモニタリング データベース ノードの ShellAdmin で [パッチの適用(Apply patch)] を選択して、ノードをリリース 6.0 にアップグレードします。 ステップ 4 プロンプトが表示されたら、リリース 6.0 パッチのロケーションを入力します。 ftp://username:password@hostname|IP_address/software_location_and_name
ステップ 5 ダウンロードとインストールが完了するまで待ちます。 ステップ 6 ShellAdmin を使用して、モニタリング データベース ノードとインベントリ データベース ノードがデータベース インスタンスを実行していることを確認します。 ステップ 7 [パッチの適用(Apply patch)] オプションを使用して、サービス ノードを順番にアップグレードします。 ステップ 8 [パッチの適用(Apply patch)] オプションを使用して、プライマリ ノードをアップグレードします。 ステップ 9 サービス ノードのサービスを順番に開始します。 別のサービス ノードに移動する前に、すべてのサービスが 1 つのサービス ノードで実行されるまで待つ必要があります。
ステップ 10 プライマリ ノードのサービスを開始します。
(注) Cisco UCS Director サービスが開始して、Cisco UCS Director が使用可能になり、ログイン画面が表示され、管理者ユーザが Cisco UCS Director にログインできるまで、パッチ プロセスは完了せず、成功しません。
追加パッチの適用、データベースのバックアップ、バックアップからのデータベースの復元など、すべての Cisco UCS Director サービスは他の ShellAdmin プロシージャを実行する前に開始されている必要があります。
ステップ 11 アップグレードが完了したら、ShellAdmin で [バージョンの表示(Show Version)] を選択して、Cisco UCS Director の現行バージョンを確認します。
ベア メタル エージェント のリリース 6.0 へのアップグレード
はじめる前に手順
Cisco UCS Director をリリース 6.0 アップグレードします。
システムで動作しているバージョンがリリース 5.4 より前である場合は、まずリリース 5.4 に移行してから、リリース 5.5 にアップグレードし、次にリリース 6.0 にアップグレードする必要があります。リリース 5.4 にアップグレードする方法の詳細については、『Cisco UCS Director Release 5.4 Upgrade Guide』を参照してください。これは、次の場所から入手できます。 http://www.cisco.com/c/en/us/support/servers-unified-computing/ucs-director/products-installation-guides-list.html
ステップ 1 既存の ベア メタル エージェント に対する ベア メタル エージェント リリース 6.0 パッチをダウンロードします。 ステップ 2 後述するデフォルトの root クレデンシャルまたはシステム用の root クレデンシャルを使用して PuTTY または他のセキュア シェル(SSH)クライアント経由で ベア メタル エージェント コンソールにログインします。 Username: root Password: pxebootステップ 3 /Opt/infra ディレクトリに移動し、StopInfraAll.sh を実行してサービスを停止します。 ステップ 4 パッチを解凍します。 ステップ 5 解凍したファイルのディレクトリに移動します。 cd ucsd_bma_patch_6_0_0_0ステップ 6 ./applyPatch.sh を実行して、ベア メタル エージェント にパッチを適用します。 ステップ 7 インストールが完了するまで待ちます。 ステップ 8 /opt/infra ディレクトリに移動します。 ステップ 9 ./showBMAVersion.sh を実行して、ベア メタル エージェント の正しいバージョンがインストールされていることを確認します。 ステップ 10 startInfraAll.sh を実行して、BMA サービスを起動します。 ステップ 11 statusInfra.sh を実行して、BMA サーバのステータスを確認します。 ステップ 12 Cisco UCS Director リリース 6.0 にログインして、 の順に選択します。 ステップ 13 アップグレードした ベア メタル エージェント のアカウントを選択します。 システムに複数の ベア メタル エージェント インスタンスが存在する場合は、IP アドレスで正しいアカウントを識別できます。
ステップ 14 ベア メタル エージェント アカウントが Cisco UCS Director から到達可能であることを確認してから、そのアカウントのサービスを停止して開始します。
Cisco UCS Director PowerShell Agent のダウンロード
手順
ステップ 1 Cisco UCS Director で、 を選択します。 ステップ 2 [PowerShell Agent] タブを選択します。 ステップ 3 [インストーラのダウンロード(Download Installer)] ボタンをクリックします。 ステップ 4 [エージェント インストーラのダウンロード(Download Agent Installer)] ダイアログ ボックスのインストール要件のリストを確認し、PoweShell Agent をインストールするターゲット コンピュータで使用できることを確認します。 ステップ 5 [送信(Submit)] をクリックします。 PSASetup.exe ファイルがターゲット コンピュータのデフォルトのダウンロード フォルダにダウンロードされます。
次の作業
ターゲット コンピュータに Cisco UCS Director PowerShell Agent をインストールします。
Cisco UCS Director PowerShell Agent のインストール
手順
(注)
新しいバージョンの PowerShell Agent for Cisco UCS Director リリース 5.5 をインストールしないと、[PowerShell Agents] タブの [PowerShell タスクの実行(Execute Power Shell Task)] オプションおよび [コマンドの実行(Execute Command)] オプションが正しく動作しません。
ステップ 1 必要に応じて、ダウンロードした PSASetup.exe を Cisco UCS Director からターゲット コンピュータにコピーします。 ステップ 2 PSASetup.exe ファイルをダブルクリックします。 ステップ 3 [インストールの準備(Preparing to Install)] 画面で、[次へ(Next)] をクリックします。 ステップ 4 [プログラムをインストールする準備ができました(Ready to install the Program)] 画面で、[インストール(Install)] をクリックします。 インストール中は [Cisco PSA サービスをインストール中(Installing Cisco PSA Service)] 画面が表示されます。インストールが完了すると、[InstallShield ウィザードの完了(InstallShield Wizard Completed)] 画面が表示されます。
ステップ 5 [終了(Finish)] をクリックします。 PowerShell Agent が C:\Program Files (x86)\Cisco Systems\Cisco PSA Service フォルダにインストールされます。残りのドキュメントでは、このフォルダは %AGENT_INSTALL_FOLDER% として参照されます。
ステップ 6 コンピュータで、[スタート(Start)] を選択し、テキスト フィールドに services.msc と入力して Enter キーを押します。 現在のサービスのリストが表示されます。Cisco PSA サービスのリストが表示され、実行中であることを確認します。
Cisco UCS Director REST API からリリース 6.0 へのアップグレード
はじめる前に手順現在インストールされているシステムのバージョンがリリース 5.5 である必要があります。リリース 5.5 へのアップグレードの詳細については、次の URL にある『Cisco UCS Director Release 5.5 Upgrade Guide』を参照してください。
ステップ 1 Cisco UCS Director SDK バンドル リリース 6.0 を Cisco.com からダウンロードします。 ステップ 2 Eclipse にプロジェクトをインポートします。 ステップ 3 REST API の実行を理解するために使用可能な例を実行します。これらの例は、com.cisco.cuic.api.examples にあります。
トラブルシューティング
Cisco UCS Director が Flex エラー 1001 で失敗する:ダイジェストの RSL との不一致
手順問題 — Cisco UCS Director をアップグレードした後、ログイン直後に次のエラーで GUI へのアクセスが失敗する場合がある。
Flex Error #1001: Digest mismatch with RSL http://10.5.40.10/app/cloudmgr/cloupia_common.swf. Redeploy the matching RSL or relink your application with the matching library.考えられる原因 — これは、 Cisco UCS Director アプライアンスの アップグレード後に起きる 可能性があります。正確な条件は、現在不明です。
推奨される解決策 — 推奨される回避策は以下のとおりです。
ステップ 1 ブラウザのキャッシュをクリアします。 ステップ 2 ブラウザを再起動します(または開いている全てのブラウザを再起動)。 ステップ 3 別のブラウザを使用します。 ステップ 4 次のドキュメントの説明に従って、ブラウザをリセットします。これにより、以前に設定されたブラウザの設定が消去されます。
- Firefox の場合は、https://support.mozilla.org/en-US/kb/refresh-firefox-reset-add-ons-and-settings を参照してください。
- Internet Explorer の場合は、http://windows.microsoft.com/en-us/internet-explorer/reset-ie-settings#ie=ie-11 を参照してください。
Cisco UCS Director アップグレードが応答しない
手順問題 — Cisco UCS Director シングルノード/マルチノード導入のノードにパッチ アップグレードを適用すると、アップグレードが応答しない。
考えられる原因 — これはノードが同期されていない場合に発生します。
推奨される解決策 — 各ノードで NTP の時間およびタイム ゾーン情報を再同期します。
ステップ 1 処理中のアップグレードを停止します。 ステップ 2 スタンドアロン(シングル ノード)、プライマリ ノード、サービス ノード、インベントリ ノードおよびモニタリング ノードで Time Sync シェル管理者オプションを使用して、NTTP サーバ設定を手動で再同期します。 ステップ 3 アップグレード プロセスを再開します。
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