この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の内容で構成されています。
診断は、サーバで実行されているオペレーティング システムやアプリケーションから独立して E シリーズ サーバで動作するスタンドアロン ユーティリティです。 E シリーズ サーバで問題が発生した場合、予備的なチェックを実行し、問題を分離するために、診断テストを使用できます。 診断テストは、サーバ CPU、メモリ、およびブロック デバイス上で実行できます。 ブロック デバイスにはハード ドライブ、USB ドライブ、および SD カードが含まれます。
診断テストが成功すれば、サーバ CPU、メモリ、またはブロック デバイスに問題はありません。 問題は他のハードウェア コンポーネントまたはソフトウェアの設定にあると考えられます。 問題を特定するために、http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html で、Cisco Technical Assistance Center(TAC)へのサービス要求を開始してください。
診断テストに失敗したら、Cisco TAC へのサービス要求を開始して、さらにアドバイスを得てください。
注意 |
診断テストは非破壊テストですが、テストの実行中に停電または機器の障害が発生すると、ディスクのデータが破損する可能性があります。 これらのテストを実行する前にデータをバックアップすることを強く推奨します。 |
(注) |
アップデートがすでに処理中であるときにイメージのアップデートを開始すると、どちらのアップデートも失敗します。 |
次に、診断イメージをマッピングする例を示します。
Server# scope remote-install Server /remote-install # download-image ftp 10.20.34.56 pub/diagnostics-image.diag --- Server /remote-install # show detail Host Image Info: Name: DiagnosticsImage.diag Size: 6626848 Last Modified Time: Fri, 12 Aug 2011 21:13:27 GMT Host Image Status: Download Successful!! Server /remote-install # map-diagnostics --- status: ok --- Server /remote-install # show detail Host Image Info: Name: DiagnosticsImage.diag Size: 6626848 Last Modified Time: Fri, 12 Aug 2011 21:13:27 GMT Host Image Status: Image mapped successfully!!
EFI シェルから次の手順に従って診断テストを実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | Shell > dir virtual-media-drive-name: | 指定した仮想メディア ドライブにあるすべてのファイル パッケージが表示されます。 デバイスの名前は fs0 から始まり、fs0、fs1、fs2 のように続きます。
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ステップ 2 | Shell > virtual-media-drive-name: | 診断ファイルが含まれている仮想メディア ドライブを開始します。 |
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ステップ 3 | Virtual Media Drive :\> cp package-file-name dsh.pkg | 診断を実行するパッケージ ファイルを診断シェルのパッケージ ファイルにコピーします。 |
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ステップ 4 | Virtual Media Drive :\> dsh | 診断シェルを開始します。 確認のプロンプトが表示されたら、y で応答します。 |
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ステップ 5 | Server: SRV > run all | 使用可能なすべての診断テストを実行し、テストの進捗およびステータスを表示します。 診断テストは、サーバ CPU、メモリ、およびブロック デバイスに対して実行されます。 ブロック デバイスにはハード ドライブ、USB ドライブ、および SD カードが含まれます。
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ステップ 6 | (任意)Server: SRV > results | Passed または Failed のテスト ステータスとともに、診断テストの要約が表示されます。
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ステップ 7 | (任意)Server: SRV > show | サーバで管理されていたグローバル パラメータおよび診断テスト モジュールのリストが表示されます。 |
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ステップ 8 | Server: SRV > exit | 診断シェルを終了します。 |
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ステップ 9 | Cisco TAC へのサービス要求を開始します。 | 診断テストが成功すれば、サーバ CPU、メモリ、またはブロック デバイスに問題はありません。 問題は他のハードウェア コンポーネントまたはソフトウェアの設定にあると考えられます。 Cisco TAC へのサービス要求を開始して、問題を特定します。 診断テストに失敗したら、Cisco TAC へのサービス要求を開始して、さらにアドバイスを得てください。 |
次に、すべての診断テストを実行する例を示します。
Shell > dir fs1: 06/27/12 07:48p 1,435,424 Dsh.efi 06/27/12 08:03p 10,036 dsh-e140d.pkg 06/25/12 06:00p 10,140 dsh-e140s.pkg 06/27/12 08:04p 10,042 dsh-e160d.pkg 4 File(s) 1,465,642 bytes Shell > fs1: fs1:\> cp dsh-e140d.pkg dsh.pkg copying fs0:\OBD\dsh-e140d.pkg -> fs0:\OBD\dsh.pkg - [ok] fs1:\> dsh Diagnostics is a standalone utility that runs on the server module independent of the operating system or applications running on the module.All tests are non-destructive, but there is a possibility of disk datacorruption during power or equipment failure when the tests are in progress. Therefore, before executing these tests, we highly recommend that you backup the data. For questions or concerns with this utility, please open a Service Request with Cisco TAC at http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html (Y)es to continue test. (N)o to exit(y/n): Y Cisco Diagnostics Shell 1.03(0.3) Thu 06/28/-16:35:08.95-canis-diag@cisco.com UCS-E140D-M1/K9:SRV> Server: SRV > run all Server: SRV > results Test Name : all Test Status : Passed Failed/Run History : 0/17 Start Time : 06/27/12 14:38:19 End Time : 06/27/12 14:43:36 Diag Version : 1.03(0.3) Mon 04/02/-17:07:57.19-canis-diag@cisco.com Board S/N : FOC160724BY Server: SRV > show Server: SRV > exit
仮想メディアのブート順を元の設定にリセットします。