目次
Cisco UCS Configuration Utility
概要
Cisco UCS Configuration Utility は、次のサーバ パラメータを変更するツールです。
このユーティリティは、BIOS および CIMC の現在の設定値を XML ファイルまたはテキスト ファイル形式で表示するオプションを提供します。 これらのパラメータの値を変更するには、現在設定されている値をテキスト ファイルに抽出して、値を変更し、そのテキスト ファイルを適用します。 BIOS と CIMC の変更手順の詳細については、「ユーティリティの使用」を参照してください。
(注)
このユーティリティでは、CIMC でサポートされているパラメータだけを変更できます。
サポートされるオペレーティング システムとサーバ
サポートされるオペレーティング システム
- Red Hat Enterprise Linux 5
- SUSE Linux Enterprise Server 10
- SUSE Linux Enterprise Server 11
- Microsoft Windows 2008 x64
- Microsoft Windows 2008 R2 x64
- Microsoft Windows 2008 x86
- Microsoft Windows 2008 R2 x86
- Microsoft Windows Pre-installation Environment(WinPE)2.0 x64
- Microsoft Windows Pre-installation Environment(WinPE)2.0 x86
- UEFI 2.0
コマンドのリスト
Cisco UCS Configuration Utility には、BIOS および CIMC パラメータの表示と変更に使用できるコマンドのセットが用意されています。
コマンド
説明
ucscfg help
すべてのコマンドのヘルプ ページを表示します。
ucscfg show xml /bios
BIOS パラメータの値を XML ファイルで表示します。 このファイルには、各パラメータの有効なすべての値が示されています。
ucscfg show text /bios
BIOS パラメータの値をテキスト ファイルで表示します。 テキスト ファイルには、各パラメータに現在設定されている値が示されています。
ucscfg show xml /cimc
CIMC パラメータの値を XML ファイルで表示します。 このファイルには、各パラメータの有効な値が示されています。
ucscfg show text /cimc
CIMC パラメータの値をテキスト ファイルで表示されます。 テキスト ファイルには、各パラメータに現在設定されている値が示されています。
ucscfg show text /bios > filename.txt
BIOS パラメータのテキスト出力を、ユーティリティ外部のテキスト ファイルにリダイレクトします。 このファイルには、現在設定されている BIOS パラメータが示されています。 このファイルは、すべての BIOS パラメータの変更に使用されます。
ucscfg show text /cimc > filename.txt
CIMC パラメータのテキスト出力を、ユーティリティ外部のテキスト ファイルにリダイレクトします。 このファイルには、現在設定されている CIMC パラメータが示されています。 このファイルは、すべての CIMC パラメータの変更に使用されます。
ucscfg batch set filename.txt
BIOS および CIMC パラメータに対して行われた変更を適用します。 このコマンドは、テキスト形式のみサポートします。 XML 形式はサポートされていません。
EFI では、テキスト ファイルを UNICODE 形式にエンコードする必要があります。 Windows および Linux オペレーティング システムでは、テキスト ファイルを ANSI 形式にする必要があります。
ucscfg batch -ignore set filename.txt
BIOS および CIMC パラメータに対して行われた変更を適用し、サーバの BIOS バージョンは無視します。
このコマンドは、作成したファイルの BIOS または CIMC パラメータを適用するために使用します。 1 つまたは 2 つのパラメータのみ変更する必要がある場合は、独自のファイルを作成できます。 独自のファイルの作成の詳細については、テキスト ファイルの作成を参照してください。
ucscfg bootorder set <parameters>
サーバの現在の起動順序設定を変更します。
このコマンドは、UCS C-220 および C-240 サーバの Microsoft Windows オペレーティング システムでサポートされています。 Linux オペレーティング システムでは、サポートされるオペレーティング システムとサーバの項に示したすべてのサーバで、このコマンドがサポートされています。
ucscfg get /bios/boot-order
起動デバイス パラメータのリストを表示します。 このコマンドの出力には、起動デバイス パラメータ名と対応する数値が示されます。 このコマンドは、UCS C-220 および C-240 サーバではサポートされていません。
ユーティリティの使用
手順Cisco UCS Configuration Utility を使用すると、サーバの BIOS および CIMC パラメータの値を変更できます。 このユーティリティを使用すると、XML ファイルの現在設定されているパラメータの値を有効な値のリストと共に表示し、テキスト ファイルの値を変更して適用できます。
(注)
このユーティリティを使用するには、IPMI サービスが実行されている必要があります。
テキスト ファイルの作成
手順BIOS および CIMC パラメータの値を変更するには、このユーティリティでユーティリティ外部にファイルを作成し、ユーティリティを使用してその変更を適用できます。 このオプションは、BIOS または CIMC の 1 つまたは 2 つのオプションを変更する必要がある場合に使用できます。 このテキスト ファイルを作成する前に、XML ファイルを生成し、BIOS および CIMC パラメータの現在設定されている値と、許容される値を確認することを推奨します。
その他の情報
Cisco UCS の関連ドキュメント
ドキュメント ロードマップ
すべての B シリーズ マニュアルの一覧については、 http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/b-series-doc で入手できる『Cisco UCS B-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。
すべての C シリーズ ドキュメントの一覧については、 次の URL で入手できる『Cisco UCS C-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc。
その他のドキュメント リソース
B シリーズおよび C シリーズのすべてのドキュメントを含む ISO ファイルは、次の URL から入手できます。http://www.cisco.com/cisco/software/type.html?mdfid=283853163&flowid=25821 このページで、[Unified Computing System (UCS) Documentation Roadmap Bundle] をクリックします。
ISO ファイルは、各メジャー ドキュメント リリース後にアップデートされます。
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マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
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