この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ドメインとは、加入者のグループです。グループごとにシステム ユーザを 1 名以上任命し、そのユーザにドメイン内の加入者に対するサービスの管理を任せることができます。また、ドメインにはルールまたはポリシーを設定できます。これらのルールとポリシーは、そのドメイン内の加入者のサービスに適用されます。ドメイン内の運用に共通のポリシーを適用することも可能です。
1 人のユーザが複数のドメインを管理できます(そのユーザに適切な権限ロールが割り当てられている場合)。ユーザは常に、サービス ドメインと呼ばれるプライマリ ドメインに属します。ユーザのサービスはすべて、サービス ドメインでプロビジョニングされます。
プロビジョニング でドメインを使用するには、次の操作を実行する必要があります。
• ドメインの作成と設定:これには、コール プロセッサとユニファイド メッセージ プロセッサの割り当てが含まれます(ユニファイド メッセージ プロセッサはオプション)。
• サービス エリアの作成と設定:これには、コーリング サーチ スペース、ルート パーティション、およびデバイス プールの選択、サービス エリアにアクセスできるユーザ タイプの指定、ディレクトリ番号ブロックの設定が含まれます。
表 4-1 に、ドメインの作成に必要なフィールドの説明を示します。
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ドメインの名前。使用できる文字は、スペース、英数字(A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9)、および特殊文字 _ - ./ : ; = ?@ ^ ‘ { } [ ] | ~ です。 |
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ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
ステップ 2 [Configure a New Domain] ページで、必要に応じてフィールドに入力します。
[Update Domain] ページが表示されます。ドメインの設定については、「ドメインの設定」を参照してください。
複数のドメインを実装する場合は、実装に必要なデフォルトのビジネス ルールとユーザ タイプに従ってカスタマー ドメイン テンプレートを設定できます。
新しく作成したドメインは、カスタマー ドメイン テンプレートからビジネス ルールとユーザ タイプの標準セットを継承します。これらのビジネス ルールとユーザ タイプは、ドメインの作成後に各ドメインの要件に応じて変更できます。Customer Domain Template に対して加えた変更は、それ以降に新しく作成されるドメインにだけ反映されます。
カスタマー ドメイン テンプレートは、プロビジョニング のインストール時にデフォルトで作成されます。カスタマー ドメイン テンプレートを設定する際は、新規ドメインに対してビジネス ルールや加入者ロールを指定するのと同じように、ビジネス ルールや加入者ロールを指定します。
Provisioning 2.1 からアップグレードする場合、次の製品が新規機能と一緒に追加されますが、カスタマー ドメイン テンプレートに自動的には関連付けられません。
これらの新しい Provisioning 機能を使用するには、カスタマー ドメイン テンプレートを編集する必要があります。
ドメインを作成したら、そのドメイン用のコール プロセッサを 1 つ以上選択する必要があります。また、ユニファイド メッセージ プロセッサを 1 つ以上選択することもできます。ドメインの情報には、サービス エリアや、新規ドメインへのアクセス権を持つ加入者ロールなどがあります。
(注) コール プロセッサまたはユニファイド メッセージ プロセッサをドメインに追加するときは、それらを事前に作成しておく必要があります。コール プロセッサとユニファイド メッセージ プロセッサは、複数のドメイン間で共有できます。
表 4-2 に、ドメインの設定に必要なフィールドの説明を示します。
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ドメインの名前。使用できる文字は、スペース、英数字(A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9)、および特殊文字 _ - ./ : ; = ?@ ^ ‘ { } [ ] | ~ です。 |
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ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
ステップ 2 [Domain Configuration] ページから、[View Domain] をクリックします。
ステップ 4 [View Domain] ページの [Options] ペインで、[Update] をクリックします。
ステップ 5 必要なフィールドの情報を [Update Domain] ページに入力し、[Save] をクリックします。
プロビジョニング での同期化には、インフラストラクチャ、加入者、ドメインの 3 種類があります。インフラストラクチャの同期化では、プロビジョニング によって使用される Cisco Unified Communications Manager のオブジェクトのうち、個々の加入者に固有ではないものがすべて検出されます。加入者の同期化では、個々の加入者に関連するオブジェクトがすべて検出されます。
ドメインの同期化では、加入者の同期化で検出された既存の加入者が、ドメインおよび適切なサービス エリアに追加されます。
インフラストラクチャ同期化と加入者同期化では、情報がデバイスから取得されます。これらは、単方向の同期化です。これらの同期化の実行時に、 プロビジョニング によってデバイスが更新されることはありません。すべてのデバイスについて、インフラストラクチャの同期化と加入者の同期化が完了してから、ドメインの同期化を開始する必要があります。
ドメインの同期化では、プロセッサの同期化からのデータが集約されます。ドメイン同期化の実行中にデバイスがアクセスされることはありません。
ドメインの同期化中、プロビジョニング は次のことを行います。
• ユニファイド メッセージ プロセッサのボイスメール、電子メール、およびユニファイド メッセージングのデータを プロビジョニング のユーザ情報に関連付ける。
• ユニファイド メッセージ プロセッサで割り当てられたボイスメール ディレクトリ番号をコール プロセッサのボイスメール ディレクトリ番号に同期する。
• 加入者とそのオーダー済み製品を プロビジョニング インベントリと同期し、新しい加入者の作成とその加入者レコードの更新を行う。
• ユーザ アカウントを同期し、ユーザがログインできるように プロビジョニング を更新する(ログインが作成されるのはセルフケア ルールが有効な場合だけです。を参照)。
ドメインの同期化に使用される基準は、ビジネス ルールによって決定します(「ドメインの同期化用のビジネス ルール」を参照)。
ドメインを完全に同期するには、次の手順を実行する必要があります。
1. ドメインに設定したコール プロセッサごとに、インフラストラクチャと加入者の同期化を実行します。
2. ドメインに設定したユニファイド メッセージ プロセッサごとに、インフラストラクチャと加入者の同期化を実行します。
(注) ドメインに設定したコール プロセッサまたはユニファイド メッセージ プロセッサが同期されている場合、ドメインの同期化も完了していることが推奨されます。
ドメインの同期化を実行するときは、次のことに注意してください。
• Cisco Unified Communications Manager Express との加入者の同期化によって プロビジョニング に加入者を追加する場合、姓、名、電話番号、および部門データは プロビジョニング に取得されません。[Manage Subscriber] ページのこれらのフィールドには、「Unknown」と表示されます。
加入者情報は プロビジョニング を介してアップデートできますが、この情報は Cisco Unified Communications Manager Express システムに適用され、ephone 記述フィールドのユーザに関する既存の情報をすべて書き換えますので注意してください。
• 同期化は一度に複数実行しないでください(ドメインの同期化またはプロセッサの同期化)。すべての同期化を連続して実行してください。
• ドメインおよびサービス エリアに存在するデバイスが Cisco Unified Communications Manager Express だけであり、その Cisco Unified Communications Manager Express で ephone username コマンドが設定されていない場合、ドメインの同期化中に Provisioning に加入者は作成されません。Cisco Unified Communications Manager Express ですべての加入者について ephone username コマンドが設定されていることを確認してください。
• 電話機、Soft Phone、回線、EM 回線、またはデバイス プロファイルについて一致するサービス エリアが複数見つかった場合、Provisioning では最初に一致したサービス エリアに割り当て、ドメイン同期化ログに警告メッセージを表示します。(「ドメインの削除」 を参照)。
• デバイス プロファイルは、Cisco Unified Communications Manager で Extension Mobility サービスに登録されている場合に限り、加入者のレコードに Extension Mobility Access 製品として追加されます。
• Remote Destination Profile に一致するサービス エリアは、Remote Destination Profile の Device Pool と Calling Search Space に基づきます。
• サービス エリアに追加した Cisco Unified Communications Manager と Cisco Unified Presence を 9.0 バージョンにアップグレードする場合、次の製品は加入者レコードから削除されます。
加入者レコードが、User Services 製品の詳細で更新されます。
サービス エリアに Cisco Unified Communications Manager 8.x と Cisco Unified Presence 8.x がある場合、Enable Presence、Enable Presence Client、および Client User Settings 製品の詳細は、加入者レコードに保持されます。
• Provisioning によって、エンタープライズ レベルでサービスをイネーブルまたはディセーブルにして、デバイス プロファイルをプロビジョニングできます。
デバイス プロファイルにサービスが関連付けられている場合、そのデバイス プロファイルは、一致するサービス URL が見つかった場合にだけ、加入者に関連付けられます。
(注) デバイス プロファイルにサービスが関連付けられていない場合、またはサービスがエンタープライズ レベルでイネーブルになっている場合でも、Extension Mobility サービスは、加入者に関連付けることができます。
表 4-3 に、ドメインの同期化で一致するサービス エリアの検索に使用する属性を示します。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
ステップ 2 [Domain Configuration] ページから、[View Domain] をクリックします。
(注) ドメインがすでに同期されている場合は、[Last Synchronization] セクションに詳細が表示されます。
ステップ 4 [View Domain] ページの [Options] ペインで、[Synchronize] をクリックします。
(注) 同期化ルールが設定されていないと、ドメインの同期化を開始できません。同期化ルールを設定してから、次に進みます。「ドメインの同期化用のビジネス ルール」を参照してください。
同期化が完了したら、[Last Synchronization] セクションに同期化情報が表示されます。
ドメインの同期化が完了したら、ログが作成されます。このログには、割り当てできなかったオブジェクトのリストが含まれます。「ドメインの削除」を参照してください。このログには、ドメインの同期化中にサービス エリアに割り当てできなかった製品が示されます。このログは、ドメインの同期化を実行するたびに上書きされます。
ステップ 7 ログの詳細を表示するには、ページの下部にある [View Detailed Synchronization Log] をクリックします。
ログ メッセージの説明については、「ドメインの同期化ログ メッセージ」を参照してください)。
ビジネス ルールは、ドメインにユーザを追加するための基準を決定します。
(注) ドメインの同期化を実行し、設定されているドメイン ルールを Non-RestrictedDomainSync に変更してから、別のドメインの同期化を実行する場合は、前に同期されていないサービスが Non-RestrictedDomainSync ルールに基づいてサービス エリアに配置されます(を参照)。
ドメインの同期化が適切に機能するには、次の 5 つのルールのうち 1 つ以上が設定されている必要があります。
• AssociateAllUsersInCallProcessor:これを有効にした場合、ドメイン内のすべてのコール プロセッサに設定されているすべてのユーザ アカウントが、同期されるドメインに割り当てられます。このルールは、AssociateUsersByDeptCode ルールよりも優先されます。
• AssociateOnlyExistingUsers:これを有効にした場合、ドメインの同期化によって新しいユーザは作成されません。ドメイン内の既存のユーザのサービスだけが同期されます。
• AssociateUsersByDeptCode:これを有効にした場合は、コール プロセッサ ユーザ アカウントの部門コードがルール設定で指定されたリスト内の部門コードと一致する場合に限り、そのユーザ アカウントがドメインの同期化時に関連付けられます。
• AssociateUsersByLocation:これを有効にした場合は、コール プロセッサ ユーザ アカウントの電話機の場所がルール設定で指定されたリスト内の電話機の場所と一致する場合に限り、そのユーザ アカウントがドメインの同期化時に関連付けられます。
• AssociateUsersByDevicePool:これを有効にした場合は、コール プロセッサ ユーザ アカウントの電話機または Remote Destination Profile に設定されたデバイス プール値が、ルール設定で指定されたリスト内のデバイス プール値と一致する場合に限り、そのユーザ アカウントがドメインの同期化時に関連付けられます。
残りのドメイン同期化ルールは、上記のルールと共存します(優先順位はありません)。
• AssociateAllUsersInUMProcessor:このルールを有効にした場合は、特定のユニファイド メッセージ プロセッサの全ユーザ アカウントが 1 つの Provisioning ドメインに割り当てられます。そうでない場合は、特定のユニファイド メッセージ プロセッサのユーザ アカウントのうち、コール プロセッサに一致するユーザ アカウントがあるものだけが割り当てられます。
• TakePrimaryUserInfoFromUMProcessor:このルールを有効にした場合は、ユーザおよび加入者の情報は関連付けられたユニファイド メッセージ プロセッサ アカウントから更新されます。そうでない場合は、これらの情報はコール プロセッサから更新されます。
• Non-RestrictedDomainSync:このルールを有効にした場合は、一部のドメイン同期操作のルールが削減されるとドメイン同期が実行されます。Non-RestrictedDomainSync ビジネス ルールは、加入者のサービスが追加されるサービス エリアを決定します。詳細については、を参照してください。
(注) 必須のルールを 1 つも有効にせずにドメインの同期化を実行しようとすると、[Synchronize Domain] ページに、いずれかのルールを有効にする必要があることを伝えるメッセージが表示されます。このページの [Configure Synchronization Rules] リンクをクリックすると [Configure Domain Sync Rules] ページが開き、そこで必要なドメイン同期化ルールを設定できます。詳細については、を参照してください。
必須のルールが 2 つ以上有効になっている場合は、その中の 1 つだけが適用されます。
1. AssociateAllUsersInCallProcessor
1 番目のルール(AssociateAllUsersInCallProcessor)が有効な場合、その他すべてのルールの設定は無視されます。2 番目のルール(AssociateOnlyExistingUsers)が有効な場合、最後の 3 つのルールの設定は無視されます。最後の 3 つのルールは加法的です。つまり、このうち 2 つのルールが有効な場合は、その両方の制約を満たすユーザだけが同期されます。
ドメインに 3 つのコール プロセッサ(CCM1、CCM2、CCM3)があり、次のルールが有効であるとします。
• AssociateUsersByDeptCode:設定値は Dept1
• AssociateUsersByDevicePool:設定値は CCM2:DevicePool2、CCM3:DevicePool3
• AssociateUsersByLocation:設定値は CCM3:Location3
• CCM2:部門コードが Dept1 で、なおかつ電話機のデバイス プールが DevicePool2 であるユーザ
• CCM3:部門コードが Dept1、電話機のデバイス プールが DevicePool3 で、なおかつ場所が Location3 であるユーザ
ここでは、[Domain Synchronization Log] レポートに表示される可能性のある一部のメッセージについて説明します。
「The Phone SEP123123123123 could not be added to the customer record because a service area with the following properties could not be found:
Call Processor: TestCCM
Voice Device Group: TestVDG
Call Search Space: TestCSS
Location: Hub_None」
表示されている設定のサービス エリアに、電話機を割り当てることができませんでした。
この問題を解決するには、同じ設定でサービス エリアを作成するか、Cisco Unified Communications Manager で電話機の設定を変更します。
「Duplicate username encountered.So skipping the creation of this user: TestUser from the Call Processor: TestCCM」
同じ ID のユーザが プロビジョニング に存在しますが、ID の大文字と小文字の区別が異なることを示します。このユーザに属するサービスは同期されません。
この問題を解決するには、Cisco Unified Communications Manager から一方のユーザを削除します。
「No matching voice mail info found for directory number 123400000」
同期化で、ディレクトリ番号に対するボイスメールを検出できませんでした。この問題が発生するのは、ユニファイド メッセージ プロセッサで同期化が実行されなかった(したがって、ボイスメールが プロビジョニング に存在しない)場合や、そのディレクトリ番号のコール プロセッサ、ルート パーティション、およびボイスメールのユニファイド メッセージ プロセッサが設定されたサービス エリアが存在しない場合です。
この問題を解決するには、ユニファイド メッセージ プロセッサで加入者の同期化を実行するか、適切な設定でサービス エリアを作成します。
「The device profile line Line 1 - 123400000 could not be added to the customer record because a service area with the following properties could not be determined in the domain Cisco:
Call Processor: TestCCM
Route Partition: null
Call Search Space (Line): TestCSS」
表示されている設定のサービス エリアに、デバイス プロファイルの回線を割り当てることができませんでした。
この問題を解決するには、同じ設定でサービス エリアを作成するか、Cisco Unified Communications Manager で回線の設定を変更します。
ドメイン レベルでプロビジョニング属性を設定できます。ドメイン レベルで設定されたプロビジョニング属性は、他のレベル(サービス エリア、加入者タイプ、詳細オーダー)で設定されたすべてのプロビジョニング属性によって上書きされます。プロビジョニング属性の詳細については、を参照してください。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
ステップ 2 [Domain Configuration] ページで、[View Domain] をクリックします。
ステップ 4 [View Domain] ページの [Options] ペインで、[Edit Provisioning Attributes] をクリックします。
ステップ 5 [Provisioning Attribute Management] ページから、必要に応じて属性を更新し、[Done] をクリックします。(プロビジョニング属性の説明については、を参照してください)。
実際のユーザ名または疑似ユーザ名を使用して、ユーザが関連付けられていない電話機をエクスポートし、バッチ インポートすることができます。これらの電話機は、[Subscriber Dashboard] を使って管理することもできます。プロビジョニング では、ユーザが関連付けられていないすべての電話機を 1 つのファイルにエクスポートすることができます。このアクションはドメイン レベルで実行されます。実行時に、どのコール プロセッサからエクスポートするかを選択できます。
(注) エクスポートできるのは、ハードウェア電話機だけです。SoftPhone や Extension Mobility はエクスポートできません。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
[Domain Configuration] ページが表示されます。
ステップ 2 [View Domain] をクリックします。
ステップ 4 [Options] ペインで、[Export Phones Without Associated Users] をクリックします。
ステップ 5 [Suffix for User IDs] フィールドで、作成する電話機のリストの種類を選択します。
ステップ 6 [Call Processor to Export From] フィールドに、エクスポート元のコール プロセッサを追加します。
ステップ 8 確認のボックスで [OK] をクリックします。レポートが作成されます。
ステップ 9 レポートを表示するには、[View Export Data File] をクリックします。
エクスポートされたファイルでは、1 つの行が 1 つの電話機の所有者変更データを表します。[NewUserID] カラムは、PseudoUserID ルールに基づいて生成されます。[NewLastName] カラムは、電話機の説明を使用して生成されます。説明記述が存在しない場合は、MAC アドレスが使用されます。
Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)サーバの情報を プロビジョニング と同期することができます。プロビジョニング では、この情報を使用して新しい加入者を作成したり、既存の加入者情報を更新したり、加入者を削除したりできます。LDAP サーバの同期化を設定して、どのアクションを実行するかを決定します。
LDAP サーバを使用するように プロビジョニング を設定する方法については、を参照してください。
表 4-4 に、LDAP サーバの同期化の設定に使用するフィールドを示します。
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• Authentication Only:LDAP サーバは、ユーザ認証にのみ使用されます。 • Authentication and Synchronization:LDAP サーバは、ユーザ認証とユーザ情報の取得の両方に使用されます。 |
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• All fields:LDAP サーバでユーザ情報が変更されると、プロビジョニング でも同じ情報が更新されます。 • Do not update:LDAP サーバでユーザ情報が変更された場合でも、プロビジョニング ではユーザ情報は更新されません。 |
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• Do not delete:LDAP サーバでユーザが削除された場合、プロビジョニング では対応するユーザ/加入者は削除されません。 • Delete if user has no services:LDAP サーバでユーザが削除された場合に、そのユーザが プロビジョニング にサービスを所有していないときは、プロビジョニング で対応するユーザ/加入者が削除されます。 • Always delete:LDAP サーバでユーザが削除された場合、プロビジョニング でも対応するユーザ/加入者が削除されます。ユーザが何らかのサービスを所有している場合、ユーザは削除されません。 |
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ユーザの検索ベース。プロビジョニング は、ベース下でユーザを検索します。CN-Users、DC-Cisco、DC-com。 この検索ベースは LDAP の同期化にのみ使用され、認証には使用されません。 Microsoft Active Directory サーバで、dsquery user コマンドを使用して完全なユーザ検索ベースをリストできます。 |
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特定の LDAP ユーザ フィールドに対応する、Cisco Unified Communications Manager 内のユーザ フィールドを一覧表示します。プロビジョニング で設定できるフィールドは、次のフィールドだけです。 • Contact phone number:電話番号または ipPhone を選択します。 • Contact email:メールまたは sAMAccountName を選択します。 Cisco Unified Communications Manager と LDAP 間のすべてのフィールド マッピングのリストについては、 表 4-5 を参照してください。 |
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• Synchronize all users:すべてのユーザが同期されます。 • Simple query:次のフィールドの組み合わせを使用して、クエリーを設定できます。 文字列を部分的に検索するには、アスタリスク(*)を使用します。 • Advanced query:LDAP クエリーは、次の例のように入力できます。 (&(sAMAccountName=johndoe)(department=Cisco*)(mail=john@cisco.com)) |
表 4-5 に、プロビジョニング と LDAP サーバ間のフィールド マッピングを示します。指定した プロビジョニング フィールドのデータは、対応する LDAP フィールドのユーザ データに同期されます。
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User ID1 |
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ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
ステップ 2 [Domain Configuration] ページから、[View Domain] をクリックします。
ステップ 4 [View Domain] ページの [Options] ペインで、[LDAP Services] をクリックします。
ステップ 5 [View LDAP Services Settings] ページで、[Update Services Setting] をクリックします。
[Update LDAP Services Settings] ページが表示されます。
[Update LDAP Services Settings] ページでは、プロビジョニング が LDAP サーバから取得した情報を設定します (このページのフィールドの説明については、 表 4-4 を参照してください)。
ステップ 6 LDAP サーバでのすべての変更を プロビジョニング に同期するには、次の情報を選択します。
• Mode:[Authentication and Synchronization]。
• Update existing user details:[All fields]。
• Delete Users:[Always delete]。
• User Search base:ユーザ検索ベースを入力します。
• Filter query for sync:[Synchronize all users]。
ステップ 8 [View LDAP Services Settings] ページで [Start] をクリックします。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
ステップ 2 [Domain Configuration] ページから、[View Domain] をクリックします。
ステップ 4 [View Domain] ページの [Options] ペインで、[LDAP Services] をクリックします。
ステップ 5 [View LDAP Services Settings] ページで、[Synchronize Server] をクリックします。
ステップ 6 [Synchronize LDAP Server] ページで、[Set Schedule] をクリックします。
ステップ 7 [Set LDAP Synchronization Schedule] ページで、スケジューリング パラメータを設定します。
LDAP の同期化が終わると、レポートが作成されます。このレポートには、同期化中に実行できなかった操作が一覧表示されます。操作の失敗は、LDAP サーバに入力されたデータの誤りや、ユーザ設定の誤りなどが原因となります。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
ステップ 2 [Domain Configuration] ページから、[View Domain] をクリックします。
ステップ 4 [View Domain] ページの [Options] ペインで、[LDAP Services] をクリックします。
ステップ 5 [View LDAP Services Settings] ページで、[View AAA Synchronization Report] をクリックします。
LDAP 同期化レポートが表示されます(レポート内のメッセージの説明については、「LDAP 同期化レポートの説明」を参照してください)。
ここでは、[LDAP Synchronization] レポートに表示される可能性のある一部のメッセージについて説明します。
「The following users were not created because they are already present in another Domain: user1, user2」
表示されているユーザは LDAP サーバに存在しますが、すでに別のドメインに存在しているため、現在のドメイン内の プロビジョニング に作成できませんでした。
この問題を解決するには、他方のドメインからユーザを削除して、LDAP の同期化を再実行します。
「The following users were not deleted because they have services: user1 user2」
このメッセージは、[Delete if user has no services] がイネーブルである場合に表示されます。表示されているユーザは LDAP サーバでは削除されていますが、プロビジョニング にサービスを所有しています。
この問題を解決するには、次のいずれかを実行した後に、LDAP の同期化を実行します。
• Cisco Unified Communications Manager でユーザのサービスがすでに削除されている場合は、Cisco Unified Communications Manager 加入者とドメインの同期化を実行します。
「The following users were not deleted because the delete option was not set: user1 user2」
これらのユーザは LDAP サーバでは削除されていますが、[Do not delete] がイネーブルであるために、LDAP の同期化中に削除されませんでした。
この問題を解決するには、[Delete if user has no services] または [Always Delete] をイネーブルにして、LDAP の同期化を再実行します。
ドメインを削除すると、加入者、ルール、サービス エリア、ディレクトリ番号ブロック、および加入者ルールが削除されます。IM の Unified Presence ユーザ設定の音声端末、ディレクトリ番号、ライセンス機能、およびインスタンスは Global Resources 名前空間に移動します。ドメインを削除するには、次の条件が満たされている必要があります。
• アクティブなリリース済みオーダーがない(回復不能または回復可能なエラーを含む)
• コール プロセッサまたはユニファイド メッセージ プロセッサの同期化の実行中でない
これらの条件が満たされていない場合、ドメインを削除しようとすると、削除操作は開始されないというメッセージがページに表示されます。削除オプションを使用可能にするには、システムをメンテナンス モードにする必要があります。
ドメインの削除の実行中は、ドメインの削除が完了するまでアクティビティは実行されません。
ステップ 1 Provisioning をメンテナンス モードにします(を参照)。
ステップ 2 [Design] > [Set Up Deployment] > [Domains] を選択します。
ステップ 3 [Domain Configuration] ページから、[View Domain] をクリックします。
ステップ 5 [View Domain] ページの [Options] ペインで、[Delete Domain] をクリックします。
確認のダイアログが表示され、ドメインの削除の確認が求められます。
(注) [Options] ペインに [Delete] コマンドを表示するには、システムをメンテナンス モードにする必要があります。
ドメインの削除が始まり、削除の状況を示す経過表示バーが [Options] ペインに表示されます。
サービス エリアは、必要な IP テレフォニーおよびメッセージング サービスを、地域、組織、または技術的な境界を越えて構造化し、管理するために使用します。サービス エリアは、ビジネスの視点から見たサービスを、そのサービスを提供する技術に対応付けます。
たとえば、Cisco Unified Communications Manager に関連付けられたサービス エリアでは、Cisco Unified Communications Manager 内で各製品が使用するデバイス グループ、ルート パーティション、コーリング サーチ スペース、ロケーション、および外線電話番号マスクが定義されます。
この場合、サービス エリアを設定するときに、サービス エリアに対して選択したコール プロセッサに基づいて、サービス エリアに割り当て可能なルート パーティションのリストが提示されます。サービス エリアに関連付けられたルート パーティションがない場合、ディレクトリ番号と回線は Cisco Unified Communications Manager のデフォルト ルート パーティションに作成されます。
Cisco Unity および Cisco Unity Connection ユニファイド メッセージ プロセッサでは、ユニファイド メッセージ プロセッサをサービス エリアに割り当てる場合、加入者テンプレートと加入者 Class of Service(CoS; サービス クラス)を設定できます(加入者テンプレートと加入者 CoS にはそれぞれ、Text-To-Speech(TTS)機能が有効なものと無効なものがあります)。これらのテンプレートは、サービス エリアでの加入者のボイスメール プロビジョニングに使用できます。
(注) コール プロセッサとして Cisco Unified Communications Manager Express を設定したサービス エリアでは、デバイス グループだけが選択に使用できます。コーリング サーチ スペースとルート パーティションは使用できません。
図 4-2 に、サービス エリアを作成および設定する際に、ルート パーティション、デバイス グループ、コーリング サーチ スペース、およびドメインに対してサービス エリアがどのように関連付けられるかを示します。また、主要なボイスメール設定とコール転送動作もサービス エリアによって決定されます。
表 4-6 に、サービス エリアを作成するためのフィールドの説明を示します。
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サービス エリアの名前。有効な値は、英数字(A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)、アスタリスク(*)、およびピリオド(.)です。 |
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ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Service Areas] を選択します。
ステップ 2 [Service Area Configuration] ページで、[New Service Area] をクリックします。
ステップ 3 [Service Area ID] フィールドに、新しいサービス エリアの名前を入力します。
ステップ 4 サービス エリアが属するドメインを選択します。
[Edit Service Area] ページが表示されます。サービス エリアの設定方法については、「サービス エリアの設定」を参照してください。
• コール プロセッサと関連するオブジェクト(Cisco Unified Communications Manager では、コーリング サーチ スペース、ルート パーティション、デバイス プールなど)を指定することにより、サービス エリアを対応するコール プロセッサ オブジェクトに対応付ける。同様に、サービス エリアをユニファイド メッセージ プロセッサとユニファイド プレゼンス プロセッサに対応付ける。
• サービス エリアの加入者タイプを指定する(サービス エリアから製品をオーダーできるのは、サービス エリア内のユーザだけです)。
ドメイン ルールの DefaultUserType に基づくデフォルトの加入者ロールは、Employee(従業員)です。
• サービス エリア ユーザのディレクトリ番号ブロックを作成する。
• サービス エリア内で新しくオーダーされた回線のデフォルトの電話番号マスクとコール転送設定を設定する。
• 選択したコール プロセッサにプレゼンス プロセッサが関連付けられている場合に、ユニファイド プレゼンス プロセッサの設定にプレゼンス プロセッサを表示する。
(注) サービス エリアをドメインに割り当てた後で、そのサービス エリアを変更することはできません。また、コール プロセッサ、ユニファイド メッセージ プロセッサ、またはユニファイド プレゼンス プロセッサをサービス エリアに割り当てた後で、それらを変更することもできません。
表 4-7 に、サービス エリアを設定するためのフィールドの説明を示します。
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電話機がオーダーされたときに設定されるプロトコル。選択した Cisco Unified Communications Manager のバージョンが Session Initiation Protocol(SIP)をサポートする場合、選択肢は SIP と Skinny Client Control Protocol(SCCP)です。それ以外の場合は SCCP が表示されます。 (注) このフィールドが表示されるのは、Cisco Unified Communications Manager 5.0 以降を選択した場合だけです。 |
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Call Search Space(phone) 2 |
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Call Search Space(Line)1 |
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Common Device Config1 |
サービス エリアの共通のデバイス設定。Common Device Configuration では次の設定を制御できます。 • Network Hold MOH Audio Source (注) このフィールドが表示されるのは、Cisco Unified Communications Manager 6.0 を選択した場合だけです。 |
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Location1 |
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Route Partition1 |
サービス エリアのルート パーティション。これは Cisco Unified Communications Manager のパーティションと同じです。 |
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Cisco Unity Connection の場合にだけ使用可能で、Internet Message Access Protocol(IMAP)クライアントのサポートのために外部 Exchange Server と統合されます。 Cisco Unity Connection で IMAP 用の Exchange Server を設定するには、Cisco Unity Connection システムで [System Settings] > [External Services] > [Add New] を選択し、必要なフィールドに入力します。 |
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ユニファイド メッセージ プロセッサの加入者に対してユニファイド メッセージングを無効にするために使用される加入者テンプレート。 |
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Subscriber CoS with TTS Enabled3 |
ユニファイド メッセージ プロセッサの加入者に対してユニファイド メッセージングを有効にするために使用されるサービス クラス テンプレート。これは加入者テンプレートとともに使用されます。 CoS の TTS をイネーブルにするには、Cisco Unity Connection で次の設定を行う必要があります。 • Cisco Unity Connection 2.1 の場合は、次のいずれかを実行します。 – [Allow Users to Access Voice Mail Using an IMAP Client] フィールド([Licensed Features] の下)を選択する。 – [Allow Users to Access Voice Recognition or Text to Speech for E-mail] フィールド([Licensed Features] の下)と、[Allow Users to Use Text to Speech to Read E-mail] フィールド([Features] の下)を選択する。 • Cisco Unity Connection 7.0 の場合は、次のいずれかを実行します。 – [Allow Users to Access Voice Mail Using an IMAP Client] フィールド([Licensed Features] の下)を選択する。 – [Allow Access to Advanced Features] フィールドおよび [Allow Access to Email in Third-Party Message Stores] フィールド([Licensed Features] の下)を選択する。 |
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Subscriber CoS without TTS Enabled2 |
ユニファイド メッセージ プロセッサの加入者に対してユニファイド メッセージングを無効にするために使用されるサービス クラス テンプレート。これは加入者テンプレートとともに使用されます。 |
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サービス エリアの DNB は、サービス エリア バッチ プロビジョニングの拡張機能です。「ディレクトリ番号ブロックの作成」を参照してください。 |
サービス エリアが属するドメインを同期する前に、サービス エリアの次のフィールドを指定することを推奨します。
(注) コール プロセッサ、ユニファイド メッセージ プロセッサ、またはユニファイド プレゼンス プロセッサをサービス エリアに割り当てた後で、それらを削除することはできません。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Service Areas] を選択します。
ステップ 2 [Service Area Configuration] ページで、[View Service Area] をクリックします。
ステップ 3 検索ページで、必要なサービス エリアを選択します。
ステップ 4 [Options] ペインで、[Update] をクリックします。
ステップ 5 初回設定時には、コール プロセッサを選択します (コール プロセッサをサービス エリアに設定した後で、そのコール プロセッサを変更することはできません)。
ステップ 6 必要な情報を更新します。フィールドの説明については、 表 4-7 を参照してください。
サービス エリア レベルでプロビジョニング属性を設定できます。サービス エリア レベルで設定されたプロビジョニング属性は、加入者タイプまたはドメイン レベルで設定されたプロビジョニング属性よりも優先されます。プロビジョニング属性の詳細については、を参照してください。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Service Areas] を選択します。
ステップ 2 [Service Area Configuration] ページで、[View Service Area] をクリックします。
ステップ 3 検索ページで、必要なサービス エリアを選択します。
ステップ 4 [Options] ペインで、[Edit Provisioning Attributes] をクリックします。
ステップ 5 必要に応じて属性を更新し、[Done] をクリックします (プロビジョニング属性の説明については、を参照してください)。
サービス エリアを削除するには、次の条件が満たされている必要があります。
• アクティブなリリース済みオーダーがない(回復不能または回復可能なエラーを含む)
これらの条件が満たされていない場合、サービス エリアを削除しようとすると、削除操作は開始されないというメッセージがページに表示されます。削除オプションを使用可能にするには、システムをメンテナンス モードにする必要があります。
サービス エリアの削除の実行中は、削除が完了するまでアクティビティは実行されません。
ステップ 1 Provisioning をメンテナンス モードにします(を参照)。
ステップ 2 [Design] > [Set Up Deployment] > [Service Areas] を選択します。
ステップ 3 [Service Area Configuration] ページで、[View Service Area] をクリックします。
ステップ 4 検索ページで、必要なサービス エリアを選択します。
ステップ 5 [Options] ペインで、[Delete Service Area] をクリックします。
(注) [Options] ペインに [Delete] コマンドを表示するには、システムをメンテナンス モードにする必要があります。
ステップ 6 確認ダイアログボックスで、[OK] をクリックしてサービス エリアを削除します。
サービス エリアの削除が始まり、削除の状況を示す経過表示バーが [Options] ペインに表示されます。
ディレクトリ番号ブロック内の番号は、それらが作成される Cisco Unified Communications Manager に対して相対的です。したがって、ディレクトリ番号ブロックのプレフィックス部分は、Numbering Plan Area/Network Numbering Exchange(NPA/NXX)に対応する場合も、対応しない場合もあります。特定の Cisco Unified Communications Manager 上のディレクトリ番号がコール セットアップ中にどのように解釈されるかは、最終的に各種ゲートウェイを経由したルーティングによって決まります。
たとえば、Prefix = 408、First Number = 0、Last Number = 100、Minimum Length = 4 の場合、ディレクトリ番号ブロックの範囲は 4080000 ~ 4080100 になります。プロビジョニング では、Cisco Unified Communications Manager と同様にディレクトリ番号が処理されます。
加入者が、ディレクトリ番号ブロックを持たないサービス エリアからサービスをオーダーしようとした場合、そのオーダーはディレクトリ番号ブロックが追加されるまでワークフロー内で一時保留になります。また、Directory Number Inventory インベントリを使用して個々のディレクトリ番号を設定することもできます。詳細については、を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager バージョン 7.x 以降を使用している場合は、Provisioning で国際エスケープ文字 + を設定できます。これにより、電話のユーザが、着信側に関連付けられる国際直接ダイヤル プレフィックス/国際エスケープ コードを記憶し、入力する必要なしに、コールを発信できるようになります。デュアルモード電話などの電話モデルによっては、電話ユーザは電話のキーパッドで + をダイヤルできます。その他の場合、電話ユーザは、+ を含むコール ログ ディレクトリ エントリにアクセスすることによって、コールに返信できます。
国際エスケープ文字 + は、完全な E.164 番号形式の国際アクセス コードを示します。たとえば、NANP 番号には、形式 +1 214 555 1234 で、E.164 国際形式が含まれます。+ は、グローバル ダイヤル プランを実現するために、さまざまな国のサービス プロバイダによって、国際アクセス コードに置き換えられる先頭の文字です。
+ または \+ を入力して、国際エスケープ文字を示すことができます。
E.164 形式のディレクトリ番号を使用する場合は、次の点に注意してください。
• ディレクトリ番号では、番号の先頭(プレフィックス)だけで、国際エスケープ文字を設定できます(\+5678、+0034 など)。
• サポートされているパターンに対して国際エスケープ文字を設定するために、パターンまたはディレクトリ番号フィールドに \+ または + を入力できます。
• [Chosen Line] オプションを使用して、オーダーした回線に対して E.164 形式のディレクトリ番号を割り当てることができます。
• E.164 は、Cisco Unified Communications Manager Express でサポートされていません。
• Cisco Unity Connection 7.x および 8.x バージョンで E.164 形式のディレクトリ番号回線に対してボイスメールをプロビジョニングするときに、Provisioning は、ディレクトリ番号から + 記号を削除することによって、内線番号を自動的に設定します。オーダーの完了後に、ディレクトリ番号は(+ 記号付きで)[Alternate Extension] フィールドに自動的に入力されます。Unity Connection 9.0 以降のバージョンでは、[Alternate Extension] フィールドは自動的に入力されません。
• Enhanced Phone Service、Unified Messaging Service、Messaging Service などのバンドル製品をオーダーするときに、[Auto-assigned Line type] オプションを選択した場合、オーダーの作成中にボイスメール製品に対して [Alternate Extension] フィールドは自動的に入力されません。代替内線番号は、使用可能な位置の末尾に追加され、オーダーの完了時に表示されます。
[Choosen Line type] オプションを選択した場合、オーダーの作成中に、ボイスメールに対する [Alternate extension] は、(最初のインデックスで)自動的に入力されます。
• ミートミー パターン、コールパーク パターン(とダイレクト コール パークなどの関連するコールパーク機能)、および Call Pickup パターンは、国際エスケープ文字 + をサポートしていません。したがって、これらの機能に対して設定するパターン フィールドで、\+ を入力することはできません。
Provisioning は、以下に対する [Directory Number] フィールドで、「+」文字をサポートしています。
• ディレクトリ番号(DN)ブロック(サービス エリアの下)
• EM Access Line および RDP Line 製品
表 4-8 に、ディレクトリ番号ブロックを作成するためのフィールドの説明を示します。
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新しいディレクトリ番号ブロックを追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Service Areas] を選択します。
ステップ 2 [Service Area Configuration] ページで、[View Service Area] をクリックします。
ステップ 3 検索ページで、必要なサービス エリアを選択します。
ステップ 4 [Options] ペインで、[Update] をクリックします。
ステップ 5 [Directory Number Block] フィールドで、[Add] アイコン( )をクリックします。
[Add New Directory Number Block] 画面が表示されます。
ステップ 7 [Add] をクリックします。[Edit Service Area] 画面に、サービス エリアが更新されたことを知らせる確認メッセージが表示されます。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Service Areas] を選択します。
ステップ 2 [Service Area Configuration] ページで、[View Service Area] をクリックします。
ステップ 3 検索ページで、必要なサービス エリアを選択します。
ステップ 4 [Directory Number Block] フィールドで、次のいずれかを行います。
• サービス エリアに割り当てられているディレクトリ番号ブロックを表示するには、次の手順を実行します。
a. [Assigned to this Service Area] ドロップダウン リストをクリックします。
b. ディレクトリ番号ブロックを選択します。ディレクトリ番号ブロックの詳細が表示されます。
• 同じコール プロセッサに割り当てられているディレクトリ番号ブロックを表示するには、次の手順を実行します。
a. [Assigned to the Same Call Processor] ドロップダウン リストをクリックします。
b. ディレクトリ番号ブロックを選択します。ディレクトリ番号ブロックの詳細が表示されます。
Provisioning 管理者は、Quick Site Builder を使用することで、単一のウィンドウで簡単にドメインを作成し、ドメインに複数のサービス エリアを設定できます。これにより、初日の作業に費やす時間を短縮できます。Quick Site Builder を使用して、最大 21 のサービス エリアを持つドメインを作成できます。
Quick Site Builder では、サイトを作成できますが、管理することはできません。ドメインに関連付けられている既存のサービス エリアを修正することはできません。Quick Site Builder で作成したサービス エリアのみ修正できます。
サービス エリアの各画面を使用して、サイトの修正や削除を行うことができます。ディレクトリ番号ブロックの割り当てやプロビジョニング属性の設定など、高度なサービス エリア設定は、サービス エリアを作成した後でのみ可能になります。Quick Site Builder を使用して、サービス エリアのクローンやコピーの作成、マルチ編集、およびフィルタリングを行うことができます。
セッションは、[Quick Site Builder] 画面を閉じるまでアクティブなままになります。
ステップ 1 [Design] > [Set Up Deployment] > [Quick Site Builder] を選択します。
ステップ 2 既存のドメイン名を選択するか、または新しいドメインの名前を入力します。
既存のドメインを選択すると、選択したドメインに関連付けられた値が表示されます。
(注) この画面では、既存のドメインに関連する詳細を修正できません。
ステップ 4 [Configure Servicearea] をクリックします。
[Service Area Configuration] ペインがリフレッシュされ、21 行がリストされます。必須フィールドのみ列名としてリストされます。[Settings] ボタンをクリックして、フィールド名を追加または削除します。
ステップ 6 [Save] をクリックして、サービス エリアをドメインに追加します。
ステップ 7 [Expand] ボタンをクリックして、任意フィールドの詳細を表示および入力します。
ステップ 8 [Save] をクリックして、任意の詳細を追加します。
(注) 必須の詳細を指定せずに、行に任意の詳細を指定することはできません。
ステップ 9 [Edit] をクリックして、既存のサービス エリアの詳細を修正します。
ステップ 10 [Clear] をクリックして、選択したサービス エリアの必須および任意の詳細をクリアします。
[Clear] オプションでは、そのサービス エリアに関連する詳細のみ、行からクリアされます。行は、[Service Area Configuration] ペインから削除されません。
ステップ 11 [Clone] をクリックして、既存のサービス エリアの詳細で、新しいサービス エリアを作成します。
サービス エリアのクローニングの間、最初の空の行に新しいサービス エリアがリストされます。
ステップ 12 マルチ編集を実行するには、複数のサービス エリアを選択して [Edit] をクリックします。
マルチ編集ページのフィールドに設定する値は、次の方法で表示されます。
• 選択した複数行の間で、ある値がある列内に出現する回数が最も多い場合、その値が表示されます。
たとえば、3 行を選択した場合で、そのうち 2 行に同じ値 a が入っており、3 番目の行には値 b が入っている場合、値 a が表示されます。
• 選択した複数行の間で、異なる値が同じ回数だけ列内に出現する場合には、値は表示されず、フィールドは空になります。
たとえば、2 行を選択した場合で、そのうち 1 行に値 a が入っており、他の行には値 b が入っている場合、どちらの値も表示されません。
ステップ 13 複数のサービス エリアの選択をキャンセルする場合には、[Uncheck] を選択します。
ステップ 14 ドメインと複数のサービス エリアを作成する場合、または複数のサービス エリアを既存のドメインに関連付ける場合には、[Create Site] をクリックします。
設定したフィールド値は、[Service Area Configuration] ペインにのみ表示されます。経過表示バーが表示され、設定の進行状況が示されます。設定が完了すると、成功メッセージが表示されます。
Quick Site Builder を使用してドメインを作成すると、ドメインが正常に作成された時点で成功メッセージが表示されます。正常に作成されたサービス エリアに対して、[Complete] チェック マークが表示されます。
正常に設定されたサービス エリアに対して、[DN Block] フィールド名および [Provisioning Attribute] フィールド名がハイパーリンクとして表示されます。[DN Block] および [Provisioning Attribute] に値を指定していない場合、[Exit] をクリックすると、新しく設定したサービス エリアが [Quick Site Builder] 画面に表示されません。
[Design] > [Set Up Deployment] > [Service Areas] を選択して、[DN Block] と [Provisioning Attribute] の詳細を指定する必要があります。
[Quick Site Builder] 画面がリフレッシュされます。
ステップ 15 [Update] リンクをクリックして、サービス エリアに対するディレクトリ番号ブロックを指定します。
[Directory Number Block(s)] 画面が表示されます。
[Assigned Directory Number Block(s)] ペインに、新しく作成したディレクトリ番号ブロックが表示されます。
ステップ 18 [Close] をクリックして、[Directory Number Block(s)] 画面を閉じます。
ステップ 19 [Update] リンクをクリックして、プロビジョニング属性を追加します。
[Provisioning Attribute Management] ページが表示されます。
ステップ 20 サービス エリアのプロビジョニング属性を更新します。
ステップ 21 [Done] をクリックします。(プロビジョニング属性の説明については、を参照してください)。