目次
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface
内容
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の前提条件
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の制約事項
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の機能の概要
の利点
の設定作業
ケーブル インターフェイスの設定およびイネーブル化
例
インターフェイスのシャット ダウン
ケーブル インターフェイス ライン カードのモニタおよびメンテナンスの方法
ダウンストリーム ポートおよび内蔵アップコンバータの確認
例
アップストリーム ポートの確認
例
の設定例
1 枚の を搭載した Cisco uBR10012 ルータの例
詳細な参考資料
関連資料
規格
MIB
RFC
技術サポート
コマンド リファレンス
cable downstream rf-power
cable downstream rf-shutdown
show hardware pxf cable
show interface cable sid
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface
Line Card コンフィギュレーション ノート
OL-3347-03-J
2003 年 8 月
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の機能仕様
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12.2(11)CY |
Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ上で Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card のサポートが導入されます。 |
12.2(15)BC1 |
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card および Cisco uBR10012 ルータ シャーシ内の Cisco RF Switch に対する N+1 冗長性についてのサポートが導入されました。 |
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Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ |
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Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card は、Data-Over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS; データオーバーケーブル サービス インターフェイス仕様)および PacketCable に準拠します。詳細な資料については、「詳細な参考資料」を参照してください。 |
プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報の検索
Cisco Feature Navigator を使用して、プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索します。 http://www.cisco.com/go/fn から Cisco Feature Navigator にアクセスしてください。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、Cisco.com アカウントが必要です。アカウントを持っていないか、またはユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログ ボックスで Cancel をクリックし、表示される説明に従ってください。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の前提条件
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Cardは、次の条件を満たす必要があります。
• Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Cardをサポートするためには、Cisco uBR10012 ルータで12.2(11)CY以降が稼働していること。
• Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Cardをサポートするためには、Cisco uBR10012 ルータで 1 つまたは 2 つの PRE1 プロセッサ モジュールが使用されていること。PRE モジュールはサポートされません。
• Cisco uBR10012 ルータに、少なくとも 1 枚の Timing, Communication, and Control Plus(TCC+)カードが搭載されていて、正常に稼働していること。
• Cisco uBR10012 ルータの基本設定を完了してください。そのためには最低限、次の作業が必要です。
–ルータのホスト名およびパスワードを設定します。
–ルータが Internet Protocol(IP)動作をサポートするよう設定します。
–少なくとも 1 枚の WAN アダプタを搭載し、バックボーン接続を提供するよう設定します。
–Cisco uBR10012 シャーシの適切なスロットに少なくとも 1 枚のCisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Cardを搭載します。これについては、『 Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card for the Cisco uBR10012 Series Router 』に記載されています。
–『 Cisco uBR10012 Universal Broadband Router Software Configuration Guide 』の「 Configuring the Cable Modem Termination System for the First Time 」に記載されているように、ルータを設置します。
• Cisco uBR10012 ルータおよびルータのすべてのケーブル インターフェイスのチャネル プランを決定します。
• DOCSIS およびインターネット接続をサポートするように、ヘッドエンド サイトに DHCP、ToD、およびTFTPサーバを含む必要なサーバがすべて設置されていることを確認します。
Cisco uBR10012 ルータを正常に稼働させてから、次の Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の設定手順を開始してください。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の制約事項
Cisco IOS Release 12.2(11)CY において、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card には次の制約事項があります。
• Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card には、Cisco IOS Release 12.2(11)BC1 以降が稼働する PRE1 モジュールが必要です。冗長プロセッサを使用する場合は、両方のプロセッサが PRE1 モジュールとする必要があります。PRE モジュールを搭載して Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card を使用することはできません。
• Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card 上でシンボル レートを変更しているときに、show controller cable upstream コマンドを使用すると、少しの間 US phy SNR_estimate - Unknown
と表示されることがあります。しばらく待ってから、再度コマンドを実行して正確な SNR 値を入手してください。
• Cisco uBR-MC5X20S Cable Interface Line Card では、load-interval インターフェイス コンフィギュレーション コマンドはサポートされていませんが、CLI(コマンドライン インターフェイス)ではこれらのインターフェイスに対応するコマンドを使用できます。
• 次のソフトウェア機能は、Cisco IOS Release 12.2(11)CY を搭載する Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card ではサポートされません。
–ケーブル モニタ
–Point-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)
–Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card には、オンボードのスペクトル管理ハードウェアが実装されています。ただし、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card 上の高度なスペクトル管理機能に対するカードのサポートは、将来の Cisco IOS リリースで開始される予定です。将来の高度なスペクトル管理のサポートには、現在 uBR-MC16S カードで利用できるすべての機能も含まれます。
• ダウンストリームおよびアップストリーム ポートの設定は、表2 に表示される 5 つのドメインに固定されます。
• Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Lne Card 上の各 ASIC プロセッサは、2 つの MAC ドメインをサポートします。N+1 の冗長構成で Cisco uBR10012 ルータおよび Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card を使用する場合は、共通の ASIC プロセッサを共有する MAC ドメインを同じ状態になるように設定する必要があります(アクティブまたはスタンバイ)。そうすれば、MAC ドメインが互いにフェールオーバーします。
ダウンストリーム MAC ドメインのペアは、ダウンストリーム(DS)ポート 0 と 1、ポート 2 と 3 、ポート 4 です。たとえば、ケーブル 5/0/0 とケーブル 5/0/1 は同じ ASIC プロセッサを共有します。ケーブル 5/0/2 と 5/0/3 は 2 番目の ASIC プロセッサを共有し、5/0/4 は 3 番目の ASIC プロセッサにあり、他と共有されません。
(注) ダウンストリーム ポート 4 は、独自の MAC プロセッサにあります。たとえば、他の設定済みインターフェイスと MAC プロセッサを共有するインターフェイスで HCCP が設定されていない場合、このインターフェイスはフェールオーバーしません。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の機能の概要
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Cardは、Data-over-Cable Service Interface Specification(DOCSIS; データオーバーケーブル サービス インターフェイス仕様)ベースのケーブル モデム ネットワークを経由するダウンストリーム トラフィックおよびアップストリーム トラフィックをサポートします。このカードは、Standard(STD)、Harmonic Related Carrier(HRC)、または Incremental Related Carrier(IRC)周波数プランを使用する 6 MHz の NTSC チャネル動作をサポートします。また、このカードは 54 ~ 860 MHz の範囲でダウンストリーム チャネルを、5 ~ 42 MHz の範囲でアップストリーム チャネルをサポートします。
(注) Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card を 8 MHz の国際ケーブル プラントで使用できますが、カードは DOCSIS 仕様にのみ準拠して動作します。つまり、カードは利用可能な上位 2MHz のチャネル幅を無視して、最大 5.36 メガシンボル/秒のビット レートで動作し、アップストリームの選択範囲を 42 MHz 以下に制限します。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card は、5 つのダウンストリーム ポートおよび 20 のアップストリーム ポートで構成されます。サポートする変調方式は、ダウンストリーム ポートでは 64 QAM および 256 QAM、アップストリーム ポートでは QPSK および 16 QAM です。
各ダウンストリーム ポートには、コンバイナとの接続および同軸ケーブル ネットワーク上での伝送に適した RF 信号を出力するオンボードの内蔵アップコンバータが搭載されているため、外部アップコンバータを設置する必要はありません。そのため外部アップコンバータを購入したり、設置するスペースを考慮する必要はありません。また、ヘッドエンド サイトでの機器の複雑さを軽減します。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card は、DOCSIS 1.1 仕様の Annex B Radio Frequency(RF; 無線周波)データ レート、チャネル幅、および変調方式をすべてサポートします。 表1 に、サポートされる DOCSIS データ レートを示します。
表1 DOCSIS 1.1 データ レート
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3.2 MHz |
16-QAM QPSK |
2.56 M |
10.24 5.12 |
1.6 MHz |
16-QAM QPSK |
1.28 M |
5.12 2.56 |
800 kHz |
16-QAM QPSK |
640 K |
2.56 1.28 |
400 kHz |
16-QAM QPSK |
320 K |
1.28 0.64 |
200 kHz |
16-QAM QPSK |
160 K |
0.64 0.32 |
(注) Cisco IOS ソフトウェアは、自動的に Cisco uBR10-MC5X20S カードの変調プロファイル 21 を作成します。このプロファイルを削除することはできません。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card には、高密度コネクタが利用できます。各カード タイプではダウンストリーム ポートとアップストリーム ポートを識別するのに、色分けされたラベルが使用されています。図1 に、各モデルの前面パネルを示します。
図1 Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card前面パネル(高密度コネクタ)
5 つのダウンストリーム ポートには、DS0 RF ~ DS4 RF のラベルが付いています。RF ラベルは、ポートの内蔵アップコンバータから RF 信号が出力されていることを示します。20 のアップストリーム ポートには、US0~US19のラベルが付いています。
Cisco IOS Release 12.2(11)CY では、各アップストリーム ポートが特定のダウンストリーム ポートに静的に対応しています。 表2 に、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の物理ポート ドメインと各ドメインに対応するアップストリームおよびダウンストリーム ポートの対応を示します。 表2 に CLI(コマンドライン インターフェイス)のコマンドを使用する際、ポートを表すのに使用するインターフェイス ラベルを示します。
表2 ポート マッピングに対するインターフェイス
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ドメイン #1 |
DS0 RF |
CX/Y/0 |
US0 |
CX/Y/0 U0 |
US1 |
CX/Y/0 U1 |
US2 |
CX/Y/0 U2 |
US3 |
CX/Y/0 U3 |
ドメイン #2 |
DS1 RF |
CX/Y/1 |
US4 |
CX/Y/1 U0 |
US5 |
CX/Y/1 U1 |
US6 |
CX/Y/1 U2 |
US7 |
CX/Y/1 U3 |
ドメイン #3 |
DS2 RF |
CX/Y/2 |
US8 |
CX/Y/2 U0 |
US9 |
CX/Y/2 U1 |
US10 |
CX/Y/2 U2 |
US11 |
CX/Y/2 U3 |
ドメイン #4 |
DS3 RF |
CX/Y/3 |
US12 |
CX/Y/3 U0 |
US13 |
CX/Y/3 U1 |
US14 |
CX/Y/3 U2 |
US15 |
CX/Y/3 U3 |
ドメイン #5 |
DS4 RF |
CX/Y/4 |
US16 |
CX/Y/4 U0 |
US17 |
CX/Y/4 U1 |
US18 |
CX/Y/4 U2 |
US19 |
CX/Y/4 U3 |
たとえば、 表2 では、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card がスロット 5/1 に搭載されている場合、インターフェイス C5/1/3 はダウンストリーム ポート DS3 RF、およびアップストリーム ポート US12、US13、US14、および US15 があるドメイン #4 で構成されることを示します。すなわち、アップストリーム US14 を設定するには、ケーブル インターフェイス 5/1/3( インターフェイス c5/1/3 )上のアップストリーム U2 を指定することになります。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の利点
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card は、次のような利点を提供します。
• シスコ製ケーブル インターフェイス ライン カードで利用できる最大のポート密度を提供することによって、Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータのキャパシティを拡張します。
• 各ダウンストリーム ポートに内蔵アップコンバータを搭載することで、外部アップコンバータの必要性を排除します。
• 連結、フラグメンテーション、および Payload Headers Suppression(PHS)といった DOCSIS 1.1 機能をハードウェアベースでサポートします。
• CATV 事業者はさらに柔軟にケーブル プラントを分割できるため、増加する加入者の帯域幅要求に対応できます。これにより、コスト効果の高いサービスおよび加入者の拡張を実現します。
• 活性挿抜(Online Insertion and Removal; OIR)など従来のシスコ製ケーブル インターフェイス ライン カードの機能をサポートすることにより、シャーシの電源を切断せずに主要なシステム コンポーネントを着脱することができます。
• DOCSIS 準拠のケーブル モデムおよびその他の RF Customer Premises Equipment(CPE)装置と相互運用します。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の設定作業
以下の手順は、Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ シャーシで
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card を使用できるように構成するのに必要な作業を示します。
• 「ケーブル インターフェイスの設定およびイネーブル化」
• 「インターフェイスのシャット ダウン」
これらの手順では、ケーブル インターフェイスの初期的および基本的な設定に関してのみが提供されています。詳細設定については、「詳細な参考資料」 を参照してください。
ケーブル インターフェイスの設定およびイネーブル化
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card でダウンストリームおよびアップストリーム ケーブル インターフェイスを設定およびイネーブル化する手順は、次のとおりです。
手順の要約
1. enable
2. configure terminal
3. interface cableslot/subslot/port
4. cable downstream frequency down-freq-hz
5. cable downstream modulation {64qam | 256qam}
6. cable downstream interleave-depth {8 | 16 | 32 | 64 | 128}
7. cable downstream channel-id id
8. cable downstream rf-power power-level
9. no cable downstream rf-shutdown
10. no shutdown
11. cable upstream n frequency up-freq-hz
または
cable upstream n spectrum-group group-number
12. アップストリーム ポートごとに手順 11 を繰り返します。
13. cable upstream n power-level dbmv
14. no cable upstream n shutdown
15. 各ドメインで手順 3 ~ 13 を繰り返します。
16. exit
17. copy running-config startup-config
または
write memory
詳細な手順
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ステップ 1 |
enable
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特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
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グローバル コンフィギュレーション モードにアクセスします。 |
ステップ 3 |
interface cableslot/subslot/port
Router (config)# interface cable8/1/0
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ケーブル インターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。ここでは、 slot/subslot ― 物理カード スロット。 slot の範囲は 5 ~ 8、 subslot は 0 または 1 になります。 port ― ドメインのダウンストリーム ポート。 port パラメータの範囲は 0 ~ 4 で、最初のドメインであるドメイン 1 はダウンストリーム ポート 0 を使用します。
スロット 8、サブスロット 1、ポート 0 のインターフェイス コンフィギュレーション モードを指定します。 |
ステップ 4 |
cable downstream frequency down-freq-hz
Router (config-if)#
cable downstream frequency 96000000
|
内蔵アップコンバータに、このドメインのダウンストリーム RF キャリアの固定中心周波数を Hz で設定します。 down-freq-hz ― Hz で表した、ダウンストリーム キャリアの既知の中心周波数。有効範囲は、以下のとおりです。 • DOCSIS = 88,000,000 ~ 855,000,000 Hz(88 ~ 855 MHz)
(注) デジタル キャリア周波数は、ビデオ キャリア周波数とは異なります。
ケーブル ダウンストリーム周波数を 96 MHz に設定します。 |
ステップ 5 |
cable downstream modulation {64qam | 256qam}
Router(config-if)#
cable downstream modulation
256qam
|
(任意)ダウンストリーム変調レートを設定します。 64qam ― 変調レートが 1 ダウンストリーム シンボルにつき 6 ビット(デフォルト)。 256qam ― 変調レートが 1 ダウンストリーム シンボルにつき 8 ビット。
ダウンストリーム変調方式を 256 QAM に設定します(1 ダウンストリーム シンボルにつき 8 ビット)。 |
ステップ 6 |
cable downstream interleave-depth {8 | 16 | 32 | 64 | 128}
Router(config-if)#
cable downstream interleave-depth
8
|
(任意)ダウンストリーム インターリーブ深度をコードワードの列数で設定します。デフォルトは、 32 列です。
インターリーブ深度を 8 列に設定します。 |
ステップ 7 |
cable downstream channel-id id
Router(config-if)# cable downstream channel-id 128
|
(任意)ダウンストリーム チャネル ID を設定します。 id の有効範囲は、1 ~ 254 で、デフォルトは CMTS によって割り当てられる一意のユニット番号に設定されます。 id ― ダウンストリーム チャネル ID を指定します。有効値は、0 ~ 255 です。
ダウンストリーム チャネル ID 番号を 128 に設定します。 |
ステップ 8 |
cable downstream rf-power power-level
Router(config-if)# cable downstream rf-power 45
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内蔵アップコンバータの RF パワー出力レベルを dBmV で設定します。 power-level ― 所定の RF 出力パワー レベル(dBmV)。許容範囲は 45 ~ 63 dBmV で、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card のデフォルト値は 58 dBmV です。
(注) DOCSIS 仕様で公式に規定されたパワー レベルの許容範囲は 50 ~ 61 dBmV です。シスコのケーブル インターフェイスは DOCSIS 仕様を超過していますが、DOCSIS 仕様の範囲外のパワー レベルはラボおよびテスト環境に限定して使用する必要があります。
RF 出力パワー レベルを 45 dBmV に設定します。 |
ステップ 9 |
no cable downstream rf-shutdown
Router(config-if)# no cable downstream rf-shutdown
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内蔵アップコンバータの RF 出力をイネーブルにします。 |
ステップ 10 |
no shutdown
Router (config-if)# no shutdown
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ケーブル プラントを経由してデジタル データを伝送するために、ケーブル モデム カードのダウンストリーム ポートをアクティブ化します。 |
ステップ 11 |
cable upstream n frequency up-freq-hz
Router (config-int) # cable upstream 3 frequency 5000000
|
アップストリーム ポートのアップストリーム RF キャリアの固定周波数を入力します。アップストリームの中心周波数を Hz で設定します。 n ― アップストリーム周波数を割り当てるケーブル インターフェイス ライン カードのアップストリーム ポート番号を指定します。有効値は、ケーブル インターフェイス ライン カードの最初のアップストリーム ポートを表す 0 から始まります。 port の有効範囲は 0 ~ 3 です。 up-freq-hz ― アップストリームの中心周波数は、固定値に設定されます。アップストリーム周波数の有効範囲は、使用されているケーブル インターフェイス ライン カードに応じて 5 MHz(5000000 Hz)~ 42 MHz(42000000 Hz)、または 5 MHz(5000000 Hz)~ 65 MHz(65000000 Hz)です。Cisco CMTS によって特定のアップストリーム インターフェイスにダイナミックに中心周波数を指定したい場合は、周波数の値を入力しないでください。
ポート 3 に 50 MHz のアップストリーム周波数を割り当てます。 |
または cable upstream n spectrum-group group-number
Router (config-int) # cable upstream 0 spectrum-group 12
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アップストリーム周波数の有効範囲を定義するスペクトル グループに、アップストリームを割り当てます。 n ― アップストリーム ポート番号を指定します。有効値は、ケーブル インターフェイス ライン カードの最初のアップストリーム ポートを表す 0 から始まります。 port の有効範囲は 0 ~ 3 です。 group-number ― パラメータ値を定義するスペクトル グループ、またはルータ設定から削除したいスペクトル グループの番号を指定します。有効範囲は、1 ~ 32 です。
アップストリーム スペクトル グループ 12 にポート 0 を割り当てます。 |
ステップ 12 |
繰り返し |
(注) portパラメータを 0 ~ 3 に変更し、アップストリーム ポートごとにステップ 11を繰り返します。各アップストリームに固定中心周波数を設定するか、スペクトル グループにアップストリームを割り当てる必要があります。
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ステップ 13 |
cable upstream n power-level dbmv
Router (config-int) # cable upstream 0 power-level -5
|
(任意)アップストリームの入力パワー レベルを dBmV で設定します。 任意で、 port パラメータを 0 ~ 3 に変更し、各アップストリーム ポートでこのコマンドを繰り返します。 n ― アップストリーム ポート番号を指定します。有効値は、ケーブル インターフェイス ライン カードの最初のアップストリーム ポートを表す 0 から始まります。 port の有効範囲は 0 ~ 3 です。 dbmv ― アップストリーム信号の入力パワー レベルを指定するデジベル/ミリボルト。有効範囲は、-10 ~ +25 dBmV です。 dbmv の有効範囲は -10 ~ +25 dBmV で、デフォルト値は 0 です。
アップストリーム ポート 0 の入力パワー レベルを -5 dBmV に設定します。 |
ステップ 14 |
no cable upstream n shutdown
Router (config-int) #
no cable upstream
0
shutdown
|
アップストリーム ポートの RF キャリアをアクティブ化します。ネットワークのケーブル モデムから Cisco uBR10012 ルータに伝送されるアップストリーム データをイネーブルにするために、各アップストリーム ポートをアクティブ化する必要があります。 n ― アップストリーム ポート番号を指定します。有効値は、ケーブル インターフェイス ライン カードの最初のアップストリーム ポートを表す 0 から始まります。 port の有効範囲は 0 ~ 3 です。 port パラメータを 0 ~ 3 に変更し、各アップストリーム ポートでこのコマンドを繰り返します。
アップストリーム ポート 0 をイネーブルにします。 |
ステップ 15 |
繰り返し |
ダウンストリーム ポートを 0 ~ 4 に変更し、各ドメインで手順 3 ~ 13 を繰り返します。 |
ステップ 16 |
exit
Router(config-if)# exit |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 17 |
copy running-config startup-config
または
Router# copy running-config startup-config
または
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すべてのドメインを設定したあとに、NVRAM(不揮発性 RAM)に設定値を保存し、電源が再投入されても設定値が維持されるようにします。 |
例
次に、Cisco uBR10012 シャーシのスロット 5/0 に搭載されたカードの最初のドメインの一般的な設定例を示します。
Router(config)# interface cable 5/0/0
Router(config-if)# cable downstream frequency 495000000
Router(config-if)# cable downstream modulation 64qam
Router(config-if)# cable downstream interleave-depth 16
Router(config-if)# cable downstream channel-id 129
Router(config-if)# cable downstream rf-power 55
Router(config-if)# no cable downstream rf-shutdown
Router(config-if)# no shutdown
Router(config-if)# cable upstream 0 frequency 30000000
Router(config-if)# cable upstream 0 power-level 3
Router(config-if)# no cable upstream 0 shutdown
Router(config-if)# cable upstream 1 spectrum-group 3
Router(config-if)# cable upstream 0 power-level 3
Router(config-if)# no cable upstream 1 shutdown
Router(config-if)# no cable upstream 2 shutdown
Router(config-if)# no cable upstream 3 shutdown
(注) 上記のソフトウェア コンフィギュレーション コマンドの詳細については、「詳細な参考資料」に記載されているマニュアルを参照してください。
インターフェイスのシャット ダウン
Cisco uBR10012 シャーシから Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card を取り外す前に、 shutdown コマンドを使用してインターフェイスをシャット ダウンして、ディセーブル化します。インターフェイスをシャット ダウンすると、 show コマンド画面で 管理上のダウン となります。
(注) ケーブル インターフェイス ライン カードの交換時に OIR 機能を使用する場合は、インターフェイスをシャット ダウンする必要はありません。
インターフェイスをシャット ダウンする手順は、次のとおりです。
手順の要約
1. enable
2. configure terminal
3. interface cableslot/subslot/port
4. shutdown
5. cable downstream rf-shutdown
6. 繰り返し
7. exit
8. exit
9. copy running-config startup-config
詳細な手順
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ステップ 1 |
enable
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特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
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グローバル コンフィギュレーション モードにアクセスします。 |
ステップ 3 |
interface cableslot/subslot/port
Router (config)# interface cable8/1/0
|
ダウンストリーム ケーブル インターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。ここでは、 slot/subslot ― 物理カード スロット。 slot の範囲は 5 ~ 8、 subslot は 0 または 1 になります。 port ― ドメインのダウンストリーム ポート。 port パラメータの範囲は 0 ~ 4 で、最初のドメインであるドメイン 1 はダウンストリーム ポート 0 を使用します。
スロット 8、サブスロット 1、ポート 0 のインターフェイス コンフィギュレーション モードを指定します。 |
ステップ 4 |
shutdown
Router(config-if)# shutdown |
ケーブル インターフェイス ライン カードをシャット ダウンします。 |
ステップ 5 |
cable downstream rf-shutdown
Router(config-if)#
cable downstream rf-shutdown
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ダウンストリームの内蔵アップコンバータをシャット ダウンします。 |
ステップ 6 |
繰り返し |
port パラメータを 0 ~ 4 に置き換え、各ダウンストリーム インターフェイスで手順 3 ~ 5 を繰り返します。 |
ステップ 7 |
exit
Router(config-if)# exit |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 |
exit
Router(config)# exit |
グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 9 |
copy running-config startup-config
Router# copy running-config startup-config |
変更を NVRAM の保存用コンフィギュレーション ファイルに保存します。 |
(注) 上記のソフトウェア コンフィギュレーション コマンドの詳細については、「詳細な参考資料」に記載されているマニュアルを参照してください。
ケーブル インターフェイス ライン カードのモニタおよびメンテナンスの方法
次に、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card に関する情報を示す show コマンドについて説明します。
• ダウンストリーム ポートおよび内蔵アップコンバータの確認
• アップストリーム ポートの確認
ダウンストリーム ポートおよび内蔵アップコンバータの確認
ダウンストリーム ポートおよび内蔵アップコンバータの状態を表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードで show controllers コマンドを使用します。
例
次に、アップコンバータがイネーブルで、周波数が 453 MHzに設定されていることを示す一般的な表示例を示します。
Router# show controllers c7/0/0
Cable6/0/0 Upconverter is Enabled Output is Enabled
Model: 74-2094-02 Serial Number: 0WAV05530001 CLEI Code: EAIFBB0BAA
HW Rev: PC2D0108 SW Rev: 007, NVRAM Rev: 006 ECI number 289389
Downstream Frequency 453.0000 MHz
idb 0x60E18D30 MAC regs 0x20000000 SDRAM 0x28000000
mac ring entries 32 bandwidth ring entries 128 tx ring entries 128 MAP tx ring entries 128
MAC ring 0xF24F2A0 shadow 0x60E7A538 head 18 count 203634 full 0
Bandwidth ring 0xF24F360 shadow 0x60E7A628 head 117 count 21237 full 0
PCI low priority ring 0xF24F5A0 shadow 0x60E7A898 head 0 count 0 full 0
High priority Tx ring 0xF24EE60 shadow 0x60E7A0C8 head 112 tail 114 count 1161886450 full 0
Low priority Tx ring 0xF24EA20 shadow 0x60E79C58 head 126 tail 0 count 99648 full 0
Timestamp is from local oscillator
throttled 0 enabled 0 disabled 0
Rx: spurious 0 framing_err 0 hcs_err 0 no_buffer 0 short_pkt 0
no_enqueue 0 no_enp 0 miss_count 0 latency 0
invalid_sid 0 invalid_mac 0 bad_ext_hdr_pdu 0 concat 0 bad-concat 0
Tx: full 0 drop 0 stuck 0 latency 0
MTx: full 0 drop 0 stuck 0 latency 0
Slots 0 NoUWCollNoEngy 0 FECorHCS 2 HCS 0
Req 0 ReqColl 0 ReqNoise 0 ReqNoEnergy 0
ReqData 0 ReqDataColl 0 ReqDataNoise 0 ReqDataNoEnergy 0
Rng 0 RngColl 0 RngNoise 0
FECBlks 0 UnCorFECBlks 0 CorFECBlks 0
MAP FIFO overflow 0, Rx FIFO overflow 0, No rx buf 0
DS FIFO overflow 0, US FIFO overflow 0, US stuck 0
Bandwidth Requests= 0x1DC0
Piggyback Requests= 0x18A9
Ranging Requests= 0x18530
Bad bandwidth Requests= 0x0
Cable6/0/0 Downstream is up
Frequency 453.0000 MHz, Channel Width 6 MHz, 64-QAM, Symbol Rate 5.056941 Msps
FEC ITU-T J.83 Annex B, R/S Interleave I=32, J=4
DSA: 0 REQs 0 RSPs 0 ACKs
0 Successful DSAs 0 DSA Failures
DSC: 0 REQs 0 RSPs 0 ACKs
0 Successful DSCs 0 DSC Failures
0 Successful DSDs 0 DSD Failures
DCC: 0 REQs 0 RSPs 0 ACKs
0 Successful DCCs 0 DCC Failures
アップストリーム ポートの確認
現在のアップストリーム ポートの設定を確認するには、所定のアップストリーム ポートの show controllers cable コマンドを使用します。
show controllers cable { slot/port | slot/subslot/port } [downstream | upstream [ port ]]
シンタックスの説明
slot/port |
Cisco uBR7246VXR ルータ上のケーブル インターフェイスおよびダウンストリーム ポートを識別します。ケーブル インターフェイスに応じて、slot は 3 ~ 6 の範囲に、port は 0 または 1 になります。 |
slot/subslot/port |
Cisco uBR10012 ルータ上のケーブル インターフェイスを識別します。有効範囲は、次のとおりです。 • slot = 5 ~ 8 • subslot = 0 または 1 • port = 0 ~ 4(ケーブル インターフェイスに応じて異なります) |
downstream |
(任意)ダウンストリーム インターフェイスの状態が表示されます。 |
upstream |
(任意)アップストリーム インターフェイスの状態が表示されます。 |
port |
(任意)特定のアップストリーム ポートを指定します。有効値は、ケーブル インターフェイス ライン カードの最初のアップストリーム ポートを表す 0 から始まります。 |
例
次に、アップストリーム ポートが周波数 6.0 Mhz、チャネル幅 1.6 MHz および変調方式 16 QAM に設定されている一般的な表示例を示します。
Router# show controllers cable5/0/0 upstream 0
Cable6/0/0 Upstream 0 is up
Frequency 6.000 MHz, Channel Width 1.600 MHz, 16-QAM Symbol Rate 1.280 Msps
Spectrum Group is overridden
SNR - Unknown - no modems online.
Nominal Input Power Level 0 dBmV, Tx Timing Offset 0
Ranging Backoff automatic (Start 0, End 3)
Ranging Insertion Interval automatic (60 ms)
Tx Backoff Start 0, Tx Backoff End 4
Modulation Profile Group 1
part_id=0x0952, rev_id=0x00, rev2_id=0x00
nb_agc_thr=0x0000, nb_agc_nom=0x0000
Request Load Reg Size=0x0E
Minislot Size in number of Timebase Ticks is = 8
Minislot Size in Symbols = 64
Minislot Size in Bytes = 32
Map Advance (Dynamic) : 2180 usecs
(注) シスコのケーブル インターフェイス ライン カードでは、16 KHz 区切りの周波数を使用するため、show controllers cable コマンド出力で表示されるアップストリーム周波数が cable upstream frequency コマンドで設定される周波数と一致しない場合があります。たとえば、周波数 27 MHz を指定する場合、アップストリームの中心周波数は 27.008 MHz とプログラミングされます。これが 16 KHz 境界に最も近い値になります。
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の設定例
ここでは、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の一般的な設定例を示します。
1 枚の Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card を搭載した Cisco uBR10012 ルータの例
次に、1 枚の Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card を搭載した Cisco uBR10012 ルータのコンフィギュレーション ファイルの一部を示します。
ip address 10.20.71.1 255.255.255.0
cable helper-address 10.20.71.12
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
no cable downstream rf-shutdown
cable upstream 0 frequency 11000000
cable upstream 0 power-level 0
no cable upstream 0 shutdown
cable upstream 1 frequency 32000000
cable upstream 1 power-level 0
no cable upstream 1 shutdown
cable upstream 2 frequency 26006000
cable upstream 2 power-level 0
no cable upstream 2 shutdown
cable upstream 3 frequency 7808000
cable upstream 3 power-level 0
cable upstream 3 channel-width 800000
no cable upstream 3 shutdown
cable helper-address 10.80.93.100
ip address 10.30.71.1 255.255.255.0
ip helper-address 10.20.71.12
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
no cable downstream rf-shutdown
cable upstream 0 frequency 10000000
cable upstream 0 power-level 0
no cable upstream 0 shutdown
cable upstream 1 frequency 30000000
cable upstream 1 power-level 0
no cable upstream 1 shutdown
cable upstream 2 frequency 26000000
cable upstream 2 power-level 0
no cable upstream 2 shutdown
cable upstream 3 frequency 7004000
cable upstream 3 power-level 0
cable upstream 3 channel-width 800000
no cable upstream 3 shutdown
cable helper-address 10.80.93.100
ip address 10.40.71.1 255.255.255.0
ip helper-address 10.20.71.12
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
no cable downstream rf-shutdown
cable upstream 0 frequency 10000000
cable upstream 0 power-level 0
no cable upstream 0 shutdown
cable upstream 1 frequency 30000000
cable upstream 1 power-level 0
no cable upstream 1 shutdown
cable upstream 2 frequency 22000000
cable upstream 2 power-level 0
no cable upstream 2 shutdown
cable upstream 3 frequency 7108000
cable upstream 3 power-level 0
cable upstream 3 channel-width 800000
no cable upstream 3 shutdown
cable helper-address 10.80.93.100
ip address 10.50.71.1 255.255.255.0
ip helper-address 10.20.71.12
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
no cable downstream rf-shutdown
cable upstream 0 frequency 10000000
cable upstream 0 power-level 0
no cable upstream 0 shutdown
cable upstream 1 frequency 30000000
cable upstream 1 power-level 0
no cable upstream 1 shutdown
cable upstream 2 frequency 24000000
cable upstream 2 power-level 0
no cable upstream 2 shutdown
cable upstream 3 frequency 42000000
cable upstream 3 power-level 0
cable upstream 3 channel-width 3200000
no cable upstream 3 shutdown
cable helper-address 10.80.93.100
ip address 10.60.71.1 255.255.255.0
ip helper-address 10.20.71.12
cable downstream modulation 64qam
cable downstream interleave-depth 32
no cable downstream rf-shutdown
cable upstream 0 frequency 10000000
cable upstream 0 power-level 0
no cable upstream 0 shutdown
cable upstream 1 frequency 30000000
cable upstream 1 power-level 0
no cable upstream 1 shutdown
cable upstream 2 frequency 20000000
cable upstream 2 power-level 0
no cable upstream 2 shutdown
cable upstream 3 frequency 7008000
cable upstream 3 power-level 0
cable upstream 3 channel-width 800000
no cable upstream 3 shutdown
cable helper-address 10.80.93.100
詳細な参考資料
詳細情報は、Cisco.com または Documentation CD-ROM にある次の資料を参照してください。
規格
規格
• DOCSIS ITU J.112 規格、および ITU J.83 Annex B
• CableLabs ECR; RFI-R-98036
RFC
この機能でサポートされる新しい RFC または変更された RFC はありません。
cable downstream rf-power
Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータまたは Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の内蔵アップコンバータに RF パワー出力レベルを設定するには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable downstream rf-power コマンドを使用します。RF 出力パワー レベルをデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
cable downstream rf-power power-level
no cable downstream rf-power
シンタックスの説明
power-level |
所定の RF 出力パワー レベル(dBmV)。有効範囲は、45 ~ 63dBmV です。
(注) DOCSIS 仕様で公式に規定されたパワー レベルの許容範囲は 50 ~ 61 dBmV です。シスコのケーブル インターフェイスは DOCSIS 仕様を超過していますが、DOCSIS 仕様の範囲外のパワー レベルはラボおよびテスト環境に限定して使用する必要があります。
|
デフォルト
Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータでは 50 dBmV
Cisco uBR10012 ルータの Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card では 58 dBmV
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション(ケーブル インターフェイスのみ)
コマンド履歴
|
|
12.2(11)CY |
Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ上の Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card のサポートが追加されました。 |
12.1(5)EC1 |
このコマンドは、Cisco uBR7100 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータで内蔵アップコンバータをサポートするために導入されました。 |
例
次に、Cisco uBR10012 ルータの最初の内蔵アップコンバータの RF 出力パワー レベルを 55 dBmV に設定する例を示します。
router(config)# cable interface 5/1/0
router(config-if)# cable downstream rf-power 55
次に、Cisco uBR10012 ルータの最初の内蔵アップコンバータのパワー レベルをデフォルトの 58 dBmV に設定するコマンドを示します。
router(config)# cable interface 5/1/0
router(config-if)# no cable downstream rf-power
関連コマンド
|
|
cable downstream frequency |
内蔵アップコンバータにダウンストリームの中心周波数を設定します。 |
cable downstream rf-shutdown |
内蔵アップコンバータからの RF 出力をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
debug cable upconverter |
内蔵アップコンバータの動作のデバッグ機能をイネーブルにします。 |
show controllers cable |
ケーブル インターフェイスの状態および設定情報を表示します。 |
cable downstream rf-shutdown
Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータまたは Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card 上の内蔵アップコンバータからの RF 出力をディセーブルにするには、ケーブル インターフェイス コンフィギュレーション モードで cable downstream rf-shutdown コマンドを使用します。内蔵アップコンバータの RF 出力をイネーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
cable downstream rf-shutdown
no cable downstream rf-shutdown
シンタックスの説明
このコマンドには、キーワードまたは引数はありません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード(ケーブル インターフェイスのみ)
コマンド履歴
|
|
12.1(5)EC1 |
このコマンドは、Cisco uBR7100 シリーズ ルータで内蔵アップコンバータをサポートするために導入されました。 |
12.2(11)CY |
Cisco uBR10012 ルータの Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card へのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
デフォルトでは、Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータおよび
Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の内蔵アップコンバータはディセーブルに設定され、ダウンストリーム ポートは信号を出力しません。内蔵アップコンバータをイネーブルにし、ダウンストリーム ポートから RF 信号を出力するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ただし、有効な DOCSIS ダウンストリーム信号を出力するには、事前に次の作業を行う必要があります。
• cable downstream frequency ケーブル インターフェイス コマンドを使用して、有効なダウンストリーム RF 周波数を設定します。
• ケーブル インターフェイスで no shutdown コマンドを使用して、ケーブル インターフェイスをイネーブルにします。
(注) このコマンドは、Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ上の DS0 ダウンストリーム ポートからの IF 出力には影響しません。Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card では、ダウンストリーム ポートに IF 出力を行いません。
例
次に、Cisco uBR10012 ルータで 2 つ目の内蔵アップコンバータをイネーブルにする例を示します。
router(config)# cable interface 7/0/1
router(config-if)# no cable downstream rf-shutdown
DS0 RF ポートから有効な RF 信号を送信するには、次のコマンドを使用する必要があります。
router(config-if)# cable downstream frequency center-frequency
router(config-if)# no shutdown
関連コマンド
|
|
cable downstream frequency |
内蔵アップコンバータにダウンストリームの中心周波数を設定します。 |
cable downstream rf-power |
内蔵アップコンバータに所定の RF 出力パワーを設定します。 |
debug cable upconverter |
内蔵アップコンバータの動作のデバッグ機能をイネーブルにします。 |
show controllers cable |
ケーブル インターフェイスの状態および設定情報を表示します。 |
show hardware pxf cable
1 つまたはすべてのケーブル インターフェイスのマルチキャスト エコーおよびパケットの代行受信機能についての詳細を表示するには、特権 EXEC モードで show hardware pxf cable コマンドを使用します。
show hardware pxf cable {feature-table [ cx/y/z ] | multicast-echo ds-group |
multicast-echo mcast-addr }
シンタックスの説明
feature-table [ cx/y/z ] |
PXF プロセッサのマルチキャスト エコーおよびパケットの代行受信状態を表示します。オプションがない場合は、すべてのケーブルのインターフェイスおよびサブインターフェイスの状態が表示されます。オプションのケーブル インターフェイスがある場合は、特定のインターフェイスの状態が表示されます。 |
multicast-echo ds-group |
各ダウンストリーム グループに対応するケーブル インターフェイスを表示します。各ダウンストリーム グループは、一意の DOCSIS MAC ドメインです(インターフェイスが 1 つにバンドルされている場合は、1 つの MAC ドメインとみなされます)。 |
multicast-echo mcast-addr |
特定のマルチキャスト アドレスの Service Flow ID(SFID)を表示します。 |
デフォルト
デフォルトの動作および値は設定されていません。
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
12.2(11)CY |
このコマンドは、Cisco uBR10012 ルータのために導入されました。 |
使用上のガイドライン
ケーブル インターフェイスで、マルチキャスト エコーおよびパケット代行受信がイネーブルかどうかについて表示するには、 show hardware pxf cable コマンドを使用します。このコマンドは、ルータが処理している各マルチキャスト アドレスの SFID を表示するのにも使用します。
例
次に、すべてのケーブル インターフェイスの show hardware pxf cable feature-table コマンドの一般的な表示例を示します。
Router# show hardware pxf cable feature-table
Interface VCCI McastEcho Intercept DSGroup InterceptGroup
Cable5/0/1 4 On Off 255 -
Cable6/0/0 5 On Off 255 -
Cable6/0/1 6 On Off 255 -
次に、特定のケーブル インターフェイスの show hardware pxf cable feature-table オプションの一般的な表示例を示します。
Router# show hardware pxf cable feature-table c5/0/0
Interface VCCI McastEcho Intercept DSGroup InterceptGroup
表3 に、両方の show hardware pxf cable feature-table コマンド形式によって表示されるフィールドを記載します。
表3 show hardware pxf cable feature-table フィールドの説明
|
|
Interface |
ケーブル インターフェイスまたはサブインターフェイスを識別します。 |
VCCI |
このケーブル インターフェイスまたはサブインターフェイスの Virtually Cool Common Index(VCCI)を表示します。VCCI は、PXF プロセッサのすべてのインターフェイスまたはサブインターフェイスを一意に識別し、このインターフェイスを迅速に適切なサービスまたは機能にマッピングするインデックスです。 |
McastEcho |
マルチキャスト エコーが、イネーブル(On)かディセーブル(Off)かを表示します。 |
Intercept |
Communications Assistance of Law Enforcement Act(CALEA)に基づくパケット代行受信が、イネーブル(On)かディセーブル(Off)かを表示します。 |
DSGroup |
このインターフェイスまたはサブインターフェイスに対応するダウンストリーム グループ(一意の MAC ドメイン)を表示します。インターフェイスが 1 つにバンドルされている場合は、1 つの MAC ドメインとみなされます。 |
InterceptGroup |
このケーブル インターフェイスに割り当てられる代行受信のパケット グループを表示します。 |
次に、 show hardware pxf cable multicast-echo ds-group コマンドの一般的な表示例を示し、各ダウンストリームのマルチキャスト グループおよびそれに対応するケーブル インターフェイスを記載します。
Router# show hardware pxf cable multicast-echo ds-group
次に、特定のマルチキャスト アドレスに関する show hardware pxf cable multicast-echo コマンドの一般的な表示例を示します。
Router# show hardware pxf cable multicast-echo 230.1.1.1
Multicast Address SFID DS Jib Header
230.1.1.1 16385 0x0000 0000 1000 0001 1000
表4 に、特定のマルチキャスト アドレスの show hardware pxf cable multicast-echo コマンドで表示されるフィールドを記載します。
表4 show hardware pxf cable multicast-echo フィールドの説明
|
|
Multicast Address |
表示されているマルチキャスト アドレスを識別します。 |
SFID |
特定のマルチキャスト アドレスの SFID を表示します。 |
DS Jib Header |
PRE の MAC レイヤ プロセッサで特定のマルチキャスト アドレスに使用されるビットマスクを示します。ビットマスクは、16 進表記の 10 バイトで構成されます。形式は次のとおりです(左から右に、最上位ビットから最下位ビットを表します)。 • Bytes 9:8 = ダウンストリームのキー インデックスを指定します。 • Bytes 7:6 = パケット ヘッダー抑制(イネーブルの場合)に使用されるルール番号を識別します。 • Byte 5 = 送信パケットのタイプを定義するビットマスク。 –Bit 4 = CRC でデータ パケットをパディングする場合は 1、しない場合は 0 –Bit 3 = PHS 処理に Extended Header(EH)が挿入される場合は、1 –Bit 2 = BPI + 処理に Extended Header(EH)が挿入される場合は、1 –Bits 1:0 = パケット タイプを指定: 00 = データ パケット 01 = 送信パケットの MAC 管理メッセージ 10 = アップストリームの内部 MAP メッセージ 11 = 専用パケット • Byte 4 = パケットのマップ制御およびキー シーケンスのタイプを識別するビットマスク。 –Bits 6:4 = MAP メッセージの宛先アップストリーム –Bits 3:0 = BPI Key Sequence 番号 • Bytes 3:2 = ダウンストリーム モデムの統計情報を取得するインデックス。 • Byte 1 = パケット データ ユニットの推定最小サイズを指定します。実際の最小サイズは、このバイトを 4 倍した値になります。 • Byte 0 = DOCSIS ヘッダー サイズを指定します。最大値は 0xE0 です(10 進数 248)。 |
関連コマンド
|
|
show hardware pxf cpu |
PXF 処理中の CPU プロセッサの動作別の統計情報を表示します。 |
show hardware pxf microcode |
プロセッサ上で使用されるマイクロコードの識別情報を表示します。 |
show hardware pxf timing-wheel |
PXF プロセッサ上のホイール カウンタの内容を表示します。 |
show hardware pxf xcm |
PXF プロセッサ上の External Column Memory(XCM)の Error Checking and Correcting(ECC)の現在の状況を表示します。 |
show interface cable sid
CM の Service Identifier(SID; サービス ID)情報を表示するには、特権 EXEC モードで show interface cable sid コマンドを使用します。
show interface cable { slot/port | slot / subslot / port } sid [association | counters | qos] [verbose]
シンタックスの説明
slot/port |
(Cisco uBR7100 シリーズ ルータのみ)Cisco uBR7100 シリーズ ルータ上のケーブル インターフェイスおよびダウンストリーム ポートを識別します。常に、 1/0 になります。 |
slot/subslot/port |
(Cisco uBR10012 シリーズ ルータのみ)Cisco uBR10012 ルータ上の Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card のケーブル インターフェイスおよびダウンストリーム ポートを識別します。有効範囲は、次のとおりです。 • slot = 5 ~ 8 • subslot = 0 または 1 • port = 0 ~ 4 |
association |
Virtual Interface(VRF)または Interface Descriptor Block(IDB)を表示します。 |
connectivity |
SID ごとの接続統計の値を表示します。このオプションが表示されるのは、DOCSIS 1.0 および 1.0+ のリリースのみです。 |
counters |
SID ごとの使用カウンタの値を表示します。Cisco IOS Release 11.3(5)NA 以前のリリースで表示される stats キーワードと同じです。 |
qos |
各 SID が受信した QoS の特性を表示します。 |
verbose |
詳細情報を表示します。 |
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
|
|
11.3 XA |
このコマンドが導入されました。 |
11.3(6)NA |
stats キーワードが、 counters に変更されました。 |
12.0(4)XI |
プライマリ SID 情報が追加されました。 |
12.0(5)T |
セカンダリ SID を識別するよう、コマンド出力が変更されました。 |
12.0(7)XR および 12.0(7)T |
verbose キーワードが追加されました。 |
12.1(4)CX、12.2(1)XF、および 12.2(4)BC1 |
qos キーワードが追加され、SID が MAC スケジューラから受信した QoS 値について表示されるようになりました。 また、 connectivity オプションは show cable modem コマンドに移されています。 |
12.1(11)EC、12.2(8)BC1 |
association キーワードが追加されました。 |
12.2(11)CY |
詳細カウンタ表示に 3 つのコードワード フィールドが追加され、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card がサポートされるようになりました。これらのフィールドは、他のケーブル インターフェイス ラインカードでは常に 0 です。 |
使用上のガイドライン
RF リンク上のデータ伝送では、イーサネット アドレスではなく登録済み SID アドレスが使用されます。これにより、複数のホストが単一の CM を経由してネットワークにアクセスすることが可能になります。
verbose キーワードは、他のオプションとの併用または単一での使用も可能です。
例
次に、 show interface cable sid コマンドのさまざまな形式での出力例を示します。Cisco uBR7200 シリーズ プラットフォームに関する例も含まれます。ほかの Cisco CMTS プラットフォームでも同様の表示になります。
Router# show interface c4/0 sid
Sid Prim MAC Address IP Address Type Age Admin Sched Sfid
5 0010.7b6b.58c1 10.20.114.34 stat 2d1h36menable BE 1
6 0010.7bed.9dc9 10.20.114.37 stat 2d1h36menable BE 13
7 0010.7bed.9dbb 10.20.114.38 stat 2d1h36menable BE 15
8 0010.7b6b.58bb 10.20.114.112 stat 2d1h34menable BE 17
9 0010.7b6b.58bb 10.20.114.112 dyna 2d1h34menable BE 19
Router# show interface c4/0 sid qos
Sid Pr MaxSusRate MinRsvRate Sched Grant Grant GPI Poll Thrput
Router# show interface c4/0 sid 5 qos
Sid Pr MaxSusRate MinRsvRate Sched Grant Grant GPI Poll Thrput
Router# show interface c4/0 sid 5 qos verbose
Maximum Sustained Rate : 64000
Minimum Reserved Rate : 0
Maximum Concatenated Burst : 1522
Scheduling Type : Best Effort
Nominal Grant Interval : 0
Tolerated Grant Jitter : 0
Nominal Polling Interval : 0
Tolerated Polling Jitter : 0
Unsolicited Grant Size : 0
Request/Transmission Policy : 0x0
IP ToS Overwrite [AND-mask, OR-mask] : 0x0, 0x0
Current Throughput : 0 bits/sec, 0 packets/sec
Router# show interface c5/0 sid counter
00:02:23: %ENVM-3-LASTENV: Cannot save environmental data
Sid Req-polls BW-reqs Grants Packets Frag Concatpkts
issued received issued received complete received
次に、Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card 上の SID カウンタに関する一般的な詳細出力の例を示します。
Router# show interface c4/0 sid 3 counter verbose
No grant buf BW request drops : 0
Rate exceeded BW request drops : 0
Fragment reassembly completed : 0
Fragment reassembly incomplete : 0
Concatenated packets received : 0
Queue-indicator bit statistics : 0 set, 0 granted
Corrected Codewords rx : 0
Uncorrectable Codewords rx : 0
次に、Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ上の Cisco uBR10-MC5X20S Cable Interface Line Card の SID カウンタに関する一般的な詳細出力の例を示します。
Router# show interface cable 6/1/0 sid 3 counters verbose
BWReqs {Cont,Pigg,RPoll,Other} : 0, 1052, 1052, 0
No grant buf BW request drops : 0
Rate exceeded BW request drops : 0
Fragment reassembly completed : 0
Fragment reassembly incomplete : 0
Concatenated packets received : 0
Queue-indicator bit statistics : 0 set, 0 granted
Corrected Codewords rx : 6110
Uncorrectable Codewords rx : 8540896
次に、 association キーワードに関する一般的な出力例を示します。
Router# show interface cable 5/1/0 sid association
Sid Prim Online IP Address MAC Address Interface VRF Name
1 online 195.151.129.20 0003.e38f.e993 Ca5/0.50 green
2 online 195.151.129.17 0003.e38f.e89d Ca5/0.50 green
3 init(t) 195.151.129.12 00d0.baa2.fb93 Ca5/0.50 green
表5 に、 show interface cable sid コマンドで表示されるフィールドについて記載します。
表5 show interface cable sid フィールドの説明
|
|
Sid |
SID 番号 |
Prim Sid |
モデムに割り当てられるプライマリ SID |
Type |
この SID が登録時に作成された静的なものか、または CM および CMTS 間のダイナミック サービス メッセージの交換によるダイナミックなものかを表示します。 |
Online State Offline State |
[Online] とは、この SID を所有するモデムがトラフィック処理中であるという意味です。[Offline] とは、この SID を所有するモデムがトラフィック処理中でないという意味です。 |
Admin Status |
[Disable] とは、SID が切断されていることを意味します。[Enable] が通常の状態です。 |
QoS |
サービス品質 |
Create time |
システムの起動から SID 作成時までの秒数 |
Input octets(Inoctets) |
この SID を使用して受信したオクテット数 |
Input packets(Inpackets) |
この SID を使用して受信したパケット数 |
Output octets(Outoctets) |
この SID による送信オクテット数 |
Output packets(Outpackets) |
この SID による送信パケット数 |
IP address |
この SID を所有するモデムの IP アドレス |
MAC address |
この SID を所有するモデムの MAC アドレス |
BW requests received |
この SID が受信する帯域幅要求の数 |
Grants issued |
この SID が認可する帯域幅要求の数 |
Rate exceeded BW request drops |
この SID が認可しない帯域幅要求の数 |
Rate exceeded DS packet drops |
この SID が喪失したダウンストリーム パケットの数 |
Ratelimit BWReqDrop |
この SID が認可しない帯域幅要求の数 |
Ratelimit DSPktDrop |
この SID が喪失したダウンストリーム パケットの数 |
1st time online |
この SID を搭載するモデムが接続された時刻 |
Times online |
この SID を搭載するモデムが接続された回数 |
% online |
この SID を搭載するモデムが接続している時間の割合 |
Online time |
この SID を搭載するモデムが接続している時間の最小、平均、および最大値
(注) CM が登録プロセスを完了し、DHCP、TFTP、および TOD サーバと交信している場合は、オンラインとみなされます。
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Offline time |
この SID を搭載するモデムが接続してない時間の最小、平均、および最大値
(注) CM が連続して 16 のステーション メンテナンス メッセージを逃した場合は、オフラインとみなされます。
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MaxSusRate |
最大レート(0 ~ 4,294,967,295 bps) |
MinRsvRate |
最小保証レート(0 ~ 4,294,967,295 bps) |
Sched Type |
サービス クラスのスケジュール タイプ 2 ベストエフォート スケジュール タイプ 3 非リアルタイム ポーリング サービス スケジュール タイプ 4 リアルタイム ポーリング サービス スケジュール タイプ 5 アクティビティ検出による非送信請求認可サービス スケジュール タイプ 6 非送信請求認可サービス スケジュール タイプ |
Grant Size |
認可サイズ(0 ~ 65535 バイト) |
Grant Interval |
認可インターバル(0 ~4294967295 マイクロ秒) |
GPI |
インターバルごとの認可数(0 ~127) |
Poll Interval |
ポール インターバル(0 ~4294967295 マイクロ秒) |
Throughput |
この SID に関する全体のスループット |
VRF Name |
Multiprotocol Label Switching(MPLS)Virtual Private Network(VPN;バーチャル プライベート ネットワーク)で設定される仮想インターフェイス名 |
Good Codewords rx |
受信したエラーがない FEC コードワードの数 |
Corrected Codewords rx |
受信した訂正可能なエラーがある FEC コードワードの数 |
Uncorrectable Codewords rx |
受信した訂正できないエラーがある FEC コードワードの数 |
関連コマンド
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show interface cable signal-quality |
ケーブルの信号品質について表示します。 |