内容

概要

このドキュメントでは、Cisco Catalyst 3750 シリーズ スイッチの出力しきい値の意味に関する質問に回答します。

ドロップを回避するためのキューのしきい値計算での出力しきい値の意味について

この設定例の内容は次のとおりです。

Switch(config)#mls qos queue-set output 1 threshold 1
3200 3200 100 3200

3200 は WTD(重み付けテール ドロップ)のしきい値のパーセンテージです。 この数値により、パケットの末尾が廃棄される前に共通プールから使用するバッファ数が決定されます。この設定によって、queue-set 1 の出力キューにあるしきい値 1、2、および 3 が等しく、設定値(3200)まで共通プールを自由に使用できるスイッチについて説明します。 この例では、廃棄しきい値は 3200 で、最大しきい値および予約しきい値は 100% に設定されます。

出力バッファに使用できる合計共通プールはプラットフォームによって異なります。これらは、2960-S でより制限されます(システム全体で 2 MB(ダウンリンク ポート + アップリンク ポート)使用できますが、3750-X では、24 のダウンリンク ポートの各セットに 2 MB、アップリンクに 2 MB 使用できます)。

100 は、そのキューのバッファの予約済みパーセンテージです。たとえば、「mls qos queue-set output 1 buffers 15 45 20 20」を事前に設定したとします。 次に、「mls qos queue-set output 1 threshold 1 3200 3200 100 3200」は、予約済みとして利用可能な合計バッファの 15 % のうち 100 %をキュー 1 に割り当てることを意味します。


2MB の出力バッファは次のように分割されます。

 —
| CPUプール             |
|—|
|共通プール           |
|                         |
|—|
|  |  |  |  |             |
|Q1|Q2|Q3|Q4|など...     |< – 予約済みプール
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